JPH0757694A - 放電管 - Google Patents
放電管Info
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- JPH0757694A JPH0757694A JP22390793A JP22390793A JPH0757694A JP H0757694 A JPH0757694 A JP H0757694A JP 22390793 A JP22390793 A JP 22390793A JP 22390793 A JP22390793 A JP 22390793A JP H0757694 A JPH0757694 A JP H0757694A
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- Japan
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- glass tube
- getter
- electrode
- mercury
- cup
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラス管内の両端部に配置された電極装置部
の周辺部分を省スペース化させ、有効発光領域を拡大さ
せるとともに部品点数，組立工数を削減させる。 【構成】 カップ状電極４2 は、表面にニッケル鍍金が
施された鉄板４2Aの表裏面にそれぞれ水銀ゲッターとし
てのＴｉ3 Ｈｇ材４2Bおよび非蒸発性ゲッターとしての
Ｚｒ−Ａｌ材４2Cが設けられたゲッター板材４2Dをその
長さ方向に丸めてプレス成型加工を施すことにより円錐
状に形成されて構成されており、そしてガラス管１内を
真空封止した後、このカップ状電極４2 にガラス管１の
外部から高周波加熱を行うことによってガラス管１内に
Ｔｉ3 Ｈｇから水銀が供給されるとともにＺｒ−Ａｌ材
４2Cが活性化され、非蒸発性のゲッター機能が付与さ
れ、ガラス管１内の活性不純ガスが吸着され、この水銀
の排出およびゲッター機能付与後の円錐状体で電子放射
物質を捕捉する機能を有するカップ状電極構造が構成さ
れる。
の周辺部分を省スペース化させ、有効発光領域を拡大さ
せるとともに部品点数，組立工数を削減させる。 【構成】 カップ状電極４2 は、表面にニッケル鍍金が
施された鉄板４2Aの表裏面にそれぞれ水銀ゲッターとし
てのＴｉ3 Ｈｇ材４2Bおよび非蒸発性ゲッターとしての
Ｚｒ−Ａｌ材４2Cが設けられたゲッター板材４2Dをその
長さ方向に丸めてプレス成型加工を施すことにより円錐
状に形成されて構成されており、そしてガラス管１内を
真空封止した後、このカップ状電極４2 にガラス管１の
外部から高周波加熱を行うことによってガラス管１内に
Ｔｉ3 Ｈｇから水銀が供給されるとともにＺｒ−Ａｌ材
４2Cが活性化され、非蒸発性のゲッター機能が付与さ
れ、ガラス管１内の活性不純ガスが吸着され、この水銀
の排出およびゲッター機能付与後の円錐状体で電子放射
物質を捕捉する機能を有するカップ状電極構造が構成さ
れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶パネル用バ
ックライトに適用される放電管に係わり、特にガラス管
内に希ガスと水銀とを封入して構成され両端部にインナ
ーリードに接続された焼結電極とこの焼結電極の外周を
取り囲むカップ状電極とで一対の電極装置を構成する放
電管に関し、詳細には金属性カップ電極の電極構造に関
するものである。
ックライトに適用される放電管に係わり、特にガラス管
内に希ガスと水銀とを封入して構成され両端部にインナ
ーリードに接続された焼結電極とこの焼結電極の外周を
取り囲むカップ状電極とで一対の電極装置を構成する放
電管に関し、詳細には金属性カップ電極の電極構造に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年の液晶技術の進歩により、各種表示
装置に液晶表示パネルが多く用いられるようになってき
た。この液晶表示パネルを用いた液晶表示装置は、最
近、特に小型化，軽量化が強く要請され、このような液
晶表示装置に係わる要求を満足するために液晶表示パネ
ルのバックライトとして放電管が広く採用されている。
このため、小型化した液晶表示装置を製作するには、液
晶表示パネルの改善とともにバックライトの小型化が特
に要求されるようになってきた。同時に表示品質を向上
させるために高輝度化を図り、長寿命化が要求されてい
る。
装置に液晶表示パネルが多く用いられるようになってき
た。この液晶表示パネルを用いた液晶表示装置は、最
近、特に小型化，軽量化が強く要請され、このような液
晶表示装置に係わる要求を満足するために液晶表示パネ
ルのバックライトとして放電管が広く採用されている。
このため、小型化した液晶表示装置を製作するには、液
晶表示パネルの改善とともにバックライトの小型化が特
に要求されるようになってきた。同時に表示品質を向上
させるために高輝度化を図り、長寿命化が要求されてい
る。
【０００３】図３は、この種の放電管の構成を説明する
図であり、図３（ａ）は放電管の断面図，図３（ｂ）は
その電極装置部分の斜視図、図３（ｃ）はその電極装置
部分の断面図である。図３（ａ）において、１は放電管
本体を形成する透明なガラス管、２はこのガラス管１の
内壁面に塗布された蛍光面、３はガラス管１の長手方向
端部にこのガラス管１を貫通して保持されたインナーリ
ード、４は各インナーリード３の先端部に互いに対向し
てガラス管１の長手方向の同軸上に配置された一対の電
極装置であり、この一対の電極装置４は熱電子を放出す
る円柱状に成形された焼結金属体から形成されている。
図であり、図３（ａ）は放電管の断面図，図３（ｂ）は
その電極装置部分の斜視図、図３（ｃ）はその電極装置
部分の断面図である。図３（ａ）において、１は放電管
本体を形成する透明なガラス管、２はこのガラス管１の
内壁面に塗布された蛍光面、３はガラス管１の長手方向
端部にこのガラス管１を貫通して保持されたインナーリ
ード、４は各インナーリード３の先端部に互いに対向し
てガラス管１の長手方向の同軸上に配置された一対の電
極装置であり、この一対の電極装置４は熱電子を放出す
る円柱状に成形された焼結金属体から形成されている。
【０００４】また、５は各インナーリード３に固定配置
されガラス管１内に水銀を供給するための表面に所定量
のＴｉ3 Ｈｇ合金が塗布または含有された水銀ディスペ
ンサー、６は同様に各インナーリード３に固定配置され
ガラス管１内の雑ガスを吸着するための非蒸発性Ｚｒ−
Ａｌゲッターである。なお、このガラス管１内には放電
のための例えばアルゴンガスと前述した水銀ディスペン
サー５から放出された水銀との混合ガスが封入されてい
る。
されガラス管１内に水銀を供給するための表面に所定量
のＴｉ3 Ｈｇ合金が塗布または含有された水銀ディスペ
ンサー、６は同様に各インナーリード３に固定配置され
ガラス管１内の雑ガスを吸着するための非蒸発性Ｚｒ−
Ａｌゲッターである。なお、このガラス管１内には放電
のための例えばアルゴンガスと前述した水銀ディスペン
サー５から放出された水銀との混合ガスが封入されてい
る。
【０００５】このように構成された放電管は、これらの
電極装置４が熱電子放射物としてエミッタ材が含有また
は表面に塗布されて形成されているので、アーク放電電
極およびグロー放電電極として働き、両者の相乗効果に
より超高輝度の放電が安定して得られる。
電極装置４が熱電子放射物としてエミッタ材が含有また
は表面に塗布されて形成されているので、アーク放電電
極およびグロー放電電極として働き、両者の相乗効果に
より超高輝度の放電が安定して得られる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される放電管は、図３に示すように水銀ディス
ペンサー５および非蒸発性Ｚｒ−Ａｌゲッター６がガラ
ス管１内における電極装置４が装着されたインナーリー
ド３に挿通されて構成されているため、ガラス管１のイ
ンナーリード封着部から電極装置４までのインナーリー
ド３の長さｌが長くなることから、ガラス管１内におけ
る電極部の省スペース化が困難となり、ガラス管１の有
効発光領域Ｌが短くなるという問題があった。なお、水
銀ディスペンサー５を用いず、直接水銀粒を放電管内に
注入することもあるが、この場合は注入水銀量のコント
ロールが難しく、また、注入作業を行う装置を排気装置
に付属させなければならないことから、装置が複雑にな
る。
うに構成される放電管は、図３に示すように水銀ディス
ペンサー５および非蒸発性Ｚｒ−Ａｌゲッター６がガラ
ス管１内における電極装置４が装着されたインナーリー
ド３に挿通されて構成されているため、ガラス管１のイ
ンナーリード封着部から電極装置４までのインナーリー
ド３の長さｌが長くなることから、ガラス管１内におけ
る電極部の省スペース化が困難となり、ガラス管１の有
効発光領域Ｌが短くなるという問題があった。なお、水
銀ディスペンサー５を用いず、直接水銀粒を放電管内に
注入することもあるが、この場合は注入水銀量のコント
ロールが難しく、また、注入作業を行う装置を排気装置
に付属させなければならないことから、装置が複雑にな
る。
【０００７】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、ガ
ラス管内の両端部に配置された電極装置部の周辺部分を
省スペース化させ、有効発光領域を拡大させるとともに
部品点数，組立工数を削減させることができる放電管を
提供することにある。
を解決するためになされたものであり、その目的は、ガ
ラス管内の両端部に配置された電極装置部の周辺部分を
省スペース化させ、有効発光領域を拡大させるとともに
部品点数，組立工数を削減させることができる放電管を
提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明に係わるカップ状電極は、ニッケル鍍金
された鉄板の表裏面にそれぞれ水銀ゲッターおよび非蒸
発性ゲッターが設けられたゲッター板材を成型加工して
形成された円錐状体で構成したものである。
るために本発明に係わるカップ状電極は、ニッケル鍍金
された鉄板の表裏面にそれぞれ水銀ゲッターおよび非蒸
発性ゲッターが設けられたゲッター板材を成型加工して
形成された円錐状体で構成したものである。
【０００９】
【作用】本発明におけるカップ状電極は、放電空間での
水銀ゲッターのフラッシュによりガラス管内に水銀が供
給されるとともに非蒸発性ゲッターのフラッシュにより
ガラス管内の活性不純ガスを吸着するゲッター機能を付
与させた後の円錐状体で電極構造が構成される。
水銀ゲッターのフラッシュによりガラス管内に水銀が供
給されるとともに非蒸発性ゲッターのフラッシュにより
ガラス管内の活性不純ガスを吸着するゲッター機能を付
与させた後の円錐状体で電極構造が構成される。
【００１０】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は、本発明による放電管の製造方法の一
実施例を説明する図で図１（ａ）は断面図，図１（ｂ）
はその電極装置部分の要部拡大断面図であり、前述の図
と同一部分には同一符号を付してある。同図において、
ガラス管１の両端側に対向配置される一対の電極装置４
Ａは、インナーリード３の先端部に設けられた焼結金属
体からなる柱状電極４1 と、この柱状電極４1 を取り囲
む金属成型体からなるカップ状電極４2 とから構成され
ている。
説明する。図１は、本発明による放電管の製造方法の一
実施例を説明する図で図１（ａ）は断面図，図１（ｂ）
はその電極装置部分の要部拡大断面図であり、前述の図
と同一部分には同一符号を付してある。同図において、
ガラス管１の両端側に対向配置される一対の電極装置４
Ａは、インナーリード３の先端部に設けられた焼結金属
体からなる柱状電極４1 と、この柱状電極４1 を取り囲
む金属成型体からなるカップ状電極４2 とから構成され
ている。
【００１１】また、この柱状電極４1 は、基体金属とな
る耐熱性金属としての例えばタングステン粉末を圧縮し
て柱状に成形し、約１１００℃以上のＮ2 ／Ｈ2 雰囲気
中で焼成することによって焼結金属体が形成され、この
焼結金属体に熱電子放射物質としてのエミッタ材を塗布
または含浸させて形成されている。また、この柱状電極
４1 にはその一端部側に図示しない開口が形成されてお
り、この開口内にインナーリード３の一端側が挿入され
て電気的に接続されるとともに機械的に固定配置され構
造となっている。
る耐熱性金属としての例えばタングステン粉末を圧縮し
て柱状に成形し、約１１００℃以上のＮ2 ／Ｈ2 雰囲気
中で焼成することによって焼結金属体が形成され、この
焼結金属体に熱電子放射物質としてのエミッタ材を塗布
または含浸させて形成されている。また、この柱状電極
４1 にはその一端部側に図示しない開口が形成されてお
り、この開口内にインナーリード３の一端側が挿入され
て電気的に接続されるとともに機械的に固定配置され構
造となっている。
【００１２】また、このカップ状電極４2 は、図２に示
すように表面にニッケル鍍金が施された鉄板４2Aの表裏
面にそれぞれ水銀ゲッターとしてのＴｉ3 Ｈｇ材４2Bお
よび非蒸発性ゲッターとしてのＺｒ−Ａｌ材４2Cが形成
されたゲッター板材４2Dをその長さ方向に丸めてプレス
成型加工を施すことにより円錐状に形成されて構成され
ており、このカップ状電極４2 は、インナーリード３に
挿通されてその根元部分でインナーリード３にかしめ固
定されて同芯軸上に配置される構造となつている。
すように表面にニッケル鍍金が施された鉄板４2Aの表裏
面にそれぞれ水銀ゲッターとしてのＴｉ3 Ｈｇ材４2Bお
よび非蒸発性ゲッターとしてのＺｒ−Ａｌ材４2Cが形成
されたゲッター板材４2Dをその長さ方向に丸めてプレス
成型加工を施すことにより円錐状に形成されて構成され
ており、このカップ状電極４2 は、インナーリード３に
挿通されてその根元部分でインナーリード３にかしめ固
定されて同芯軸上に配置される構造となつている。
【００１３】このように構成された放電管は、ガラス管
１内を真空封止した後、このインナーリード３に固定さ
れたカップ状電極４2 にガラス管１の外側から高周波加
熱にて約８００℃程度の加熱を行うことによってガラス
管１内にＴｉ3 Ｈｇ材４2Bから水銀が供給されるととも
にＺｒ−Ａｌ材４2Cが活性化され、非蒸発性のゲッター
機能が付与され、ガラス管１内の雑ガスが吸着され、こ
の水銀の排出およびゲッター機能付与後の円錐状体で電
子放射物質を捕捉する機能を有するカップ状電極構造が
構成される。
１内を真空封止した後、このインナーリード３に固定さ
れたカップ状電極４2 にガラス管１の外側から高周波加
熱にて約８００℃程度の加熱を行うことによってガラス
管１内にＴｉ3 Ｈｇ材４2Bから水銀が供給されるととも
にＺｒ−Ａｌ材４2Cが活性化され、非蒸発性のゲッター
機能が付与され、ガラス管１内の雑ガスが吸着され、こ
の水銀の排出およびゲッター機能付与後の円錐状体で電
子放射物質を捕捉する機能を有するカップ状電極構造が
構成される。
【００１４】このような構成において、電極装置４Ａ
は、柱状電極４1 がカップ状電極４2内に内包されて構
成されることにより、柱状電極４1 の温度を適度に上昇
させることによって高輝度発光させることができる。さ
らにこの柱状電極４1 を囲うカップ状電極４2 は、柱状
電極４1 からの電子放射物質および電極部材のガラス管
１の管壁への飛散付着を防止させながら、カップ状電極
４2 の内面に付着した電子放射物質を柱状電極４1 の表
面に再付着することを繰り返すことで、長寿命化を達成
することができる。
は、柱状電極４1 がカップ状電極４2内に内包されて構
成されることにより、柱状電極４1 の温度を適度に上昇
させることによって高輝度発光させることができる。さ
らにこの柱状電極４1 を囲うカップ状電極４2 は、柱状
電極４1 からの電子放射物質および電極部材のガラス管
１の管壁への飛散付着を防止させながら、カップ状電極
４2 の内面に付着した電子放射物質を柱状電極４1 の表
面に再付着することを繰り返すことで、長寿命化を達成
することができる。
【００１５】また、このように形成されたカップ状電極
４2 は、ゲッター板材４2DにＴｉ3Ｈｇ材４2Bが設けら
れて構成されているので、ガラス管１の外側からの高周
波加熱により容易に水銀を放出させることができ、図３
に示すようなガラス管１内の端部に水銀ディスペンサー
５を取り付けるためのスペースを設ける必要がなくなる
ので、図１（ａ）に示すようにガラス管１のインナーリ
ード封着部から電極装置４Ａまでのインナーリード３の
長さｌ′を短くすることができる。さらに水銀粒を注入
する場合に比較すれば、Ｔｉ3 Ｈｇ材４2B内のＨｇ含有
量を調節することによって水銀量のコントロールが容易
であり、排気装置に特別な装置を付属させる必要もなく
なる。つまり、ガラス管１内における電極装置４Ａ近傍
の余分な隙間部分がなくなり、省スペース化されるの
で、同様に図１（ａ）に示すようにガラス管１の有効発
光領域Ｌ′を長くすることができる。
４2 は、ゲッター板材４2DにＴｉ3Ｈｇ材４2Bが設けら
れて構成されているので、ガラス管１の外側からの高周
波加熱により容易に水銀を放出させることができ、図３
に示すようなガラス管１内の端部に水銀ディスペンサー
５を取り付けるためのスペースを設ける必要がなくなる
ので、図１（ａ）に示すようにガラス管１のインナーリ
ード封着部から電極装置４Ａまでのインナーリード３の
長さｌ′を短くすることができる。さらに水銀粒を注入
する場合に比較すれば、Ｔｉ3 Ｈｇ材４2B内のＨｇ含有
量を調節することによって水銀量のコントロールが容易
であり、排気装置に特別な装置を付属させる必要もなく
なる。つまり、ガラス管１内における電極装置４Ａ近傍
の余分な隙間部分がなくなり、省スペース化されるの
で、同様に図１（ａ）に示すようにガラス管１の有効発
光領域Ｌ′を長くすることができる。
【００１６】さらにこのように形成された柱状電極４1
は、ゲッター板材４2DにＺｒ−Ａｌ材４2Cが設けられて
構成されているので、ガラス管１の外側からの高周波加
熱により柱状電極４1 にガラス管１内の活性不純ガスを
吸着するゲッター機能を付与させることができるので、
図３に示すように敢えてガラス管１内にＺｒ−Ａｌ非蒸
発性ゲッター６を配設する必要がなくなる。したがって
ガラス管１内における電極装置４Ａ近傍に余分な隙間部
分を設ける必要がなくなり、省スペース化されるので、
図１（ａ）に示すようにガラス管１のインナーリード封
着部から電極装置４Ａまでのインナーリード３の長さ
ｌ′を短くし、ガラス管１の有効発光領域Ｌ′を長くす
ることができる。
は、ゲッター板材４2DにＺｒ−Ａｌ材４2Cが設けられて
構成されているので、ガラス管１の外側からの高周波加
熱により柱状電極４1 にガラス管１内の活性不純ガスを
吸着するゲッター機能を付与させることができるので、
図３に示すように敢えてガラス管１内にＺｒ−Ａｌ非蒸
発性ゲッター６を配設する必要がなくなる。したがって
ガラス管１内における電極装置４Ａ近傍に余分な隙間部
分を設ける必要がなくなり、省スペース化されるので、
図１（ａ）に示すようにガラス管１のインナーリード封
着部から電極装置４Ａまでのインナーリード３の長さ
ｌ′を短くし、ガラス管１の有効発光領域Ｌ′を長くす
ることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
カップ状電極は、ニッケル鍍金された鉄板の表裏面にそ
れぞれ水銀ゲッターおよび非蒸発性ゲッターが設けられ
たゲッター板材を成型加工して形成された円錐状体で構
成したことにより、放電空間での水銀ゲッター材のフラ
ッシュによる水銀供給および非蒸発性ゲッターのフラッ
シュによる雑ガス吸着後の円錐状体で電極構造を構成す
ることができるので、従来電極装置近傍に配設されてい
た水銀デスペンサーおよび非蒸発性ゲッターが不要とな
り、電極装置近傍の隙間部分が省スペース化されるの
で、有効発光領域を拡大させることができるとともに部
品点数，組立工数などを削減でき、低コストで放電管を
提供することができるなどの極めて優れた効果が得られ
る。
カップ状電極は、ニッケル鍍金された鉄板の表裏面にそ
れぞれ水銀ゲッターおよび非蒸発性ゲッターが設けられ
たゲッター板材を成型加工して形成された円錐状体で構
成したことにより、放電空間での水銀ゲッター材のフラ
ッシュによる水銀供給および非蒸発性ゲッターのフラッ
シュによる雑ガス吸着後の円錐状体で電極構造を構成す
ることができるので、従来電極装置近傍に配設されてい
た水銀デスペンサーおよび非蒸発性ゲッターが不要とな
り、電極装置近傍の隙間部分が省スペース化されるの
で、有効発光領域を拡大させることができるとともに部
品点数，組立工数などを削減でき、低コストで放電管を
提供することができるなどの極めて優れた効果が得られ
る。
【図１】本発明による放電管の一実施例による構成を説
明する図である。
明する図である。
【図２】ゲッター板材の構成を説明する斜視図である。
【図３】従来の放電管の構成を説明する図である。
１ ガラス管 ２ 蛍光面 ３ インナーリード ４Ａ 電極装置 ４1 柱状電極 ４2 カップ状電極 ４2A 鉄板 ４2B Ｔｉ3 Ｈｇ材 ４2C Ｚｒ−Ａｌ材 ４2D ゲッター板材
フロントページの続き (72)発明者 大久保 好幸 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目１番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 佐藤 冬季 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目１番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 前岨 剛 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目１番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 下条 徳英 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊勢 電子工業株式会社内 (72)発明者 内山 政男 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊勢 電子工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 両端が気密封止されたガラス管内に少な
くとも希ガスおよび水銀が封入された放電空間内にイン
ナーリードに接続された一対の電極装置が対向配置さ
れ、前記一対の電極装置の少なくとも一方が電子放射物
質を飛散蒸発放出する耐熱性金属からなる焼結電極と、
前記焼結電極を覆いかつこの焼結電極から飛散蒸発放出
する電子放射物質を捕捉するカップ状電極とから構成さ
れ、前記カップ電極は、ニッケル鍍金された鉄板の表裏
面にそれぞれ水銀ゲッターおよび非蒸発性ゲッターが設
けられたゲッター板材を成型加工して形成された円錐状
体で構成したことを特徴とする放電管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22390793A JPH0757694A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 放電管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22390793A JPH0757694A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 放電管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757694A true JPH0757694A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16805584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22390793A Pending JPH0757694A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 放電管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0757694A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006098234A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Neomax Materials Co., Ltd. | 放電電極の溶接方法、その方法によって溶接された放電電極及びその放電電極を備えた蛍光放電管 |
| JP2006302675A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Kataken Seiko Co Ltd | 冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極の製造方法及びその製造方法により作成した冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極 |
| JP2007048527A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Stanley Electric Co Ltd | カップ型電極及びその製造方法並びに当該のカップ型電極を具備する冷陰極蛍光放電管 |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP22390793A patent/JPH0757694A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006098234A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Neomax Materials Co., Ltd. | 放電電極の溶接方法、その方法によって溶接された放電電極及びその放電電極を備えた蛍光放電管 |
| JP2006302675A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Kataken Seiko Co Ltd | 冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極の製造方法及びその製造方法により作成した冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極 |
| JP4565144B2 (ja) * | 2005-04-21 | 2010-10-20 | 型研精工株式会社 | 冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極の製造方法及びその製造方法により作成した冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極 |
| JP2007048527A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Stanley Electric Co Ltd | カップ型電極及びその製造方法並びに当該のカップ型電極を具備する冷陰極蛍光放電管 |
| JP4504280B2 (ja) * | 2005-08-08 | 2010-07-14 | スタンレー電気株式会社 | カップ型電極及びその製造方法並びに当該のカップ型電極を具備する冷陰極蛍光放電管 |
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