JPH0613023U - 押ボタンスイッチ - Google Patents

押ボタンスイッチ

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JPH0613023U
JPH0613023U JP5119892U JP5119892U JPH0613023U JP H0613023 U JPH0613023 U JP H0613023U JP 5119892 U JP5119892 U JP 5119892U JP 5119892 U JP5119892 U JP 5119892U JP H0613023 U JPH0613023 U JP H0613023U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 可動接点と固定接点との接触時の傾きを小さ
くして、接触不良の低減を図る。 【構成】 押ボタン22を接点分離用ばね23の力に抗
して押し込んだ際に、カム30の係止部35に係止して
押ボタン22を所定量押し込んだ状態に保持し、これに
よって移動部材18を固定接点12側に移動可能にし
て、接点接続用ばね19の力によって可動接点20を固
定接点12に当接させるとともに、この状態からさらに
押ボタン22を押した際に、前記カム30の係止部35
から外れて押ボタン22を接点分離用ばね23の力によ
って元の位置に復帰させ、これによって移動部材18を
反固定接点12側に移動させて、可動接点20を固定接
点12から分離させるピン31とを備えた構成になって
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、押ボタンを1回押すとON状態(またはOFF状態)になり、さ らにもう一度押すとOFF状態(又はON状態)になる押ボタンスイッチに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の押ボタンスイッチとしては、第6図及び第7図に示すように、 押ボタン1に可動接点2が設けられたものが知られている。すなわち、押ボタン 1は、その第1の内周面1aがハウジング3の案内面3aに嵌合して、軸方向に 移動自在になっているとともに、第1のスプリング4によって軸方向の図中上方 に付勢されている。また、可動接点2は、押ボタン1の第2の内周面1bに軸方 向に移動自在に嵌合されたスリーブ(移動部材)5の下端部に設けられている。 また、ハウジング3には、上記可動接点2に対向する位置に、固定接点6が設け られている。
【0003】 スリーブ5は、第2のスプリング7によって図中下方に付勢されており、下方 に移動した際に、可動接点2を固定接点6に当接させるようになっている。ただ し、第2のスプリング7は、押ボタン1を押さない状態すなわちOFF状態では ほぼ伸び切った状態になっており、可動接点2を固定接点6に押し付ける力がほ ぼ零になっている。そして、可動接点2には、その回りを囲むように、円筒状の ラバーコンタクト8が設けられており、このラバーコンタクト8は、第2のスプ リング7の付勢力がほぼ零の場合に、可動接点2が固定接点6に接触しないよう に保持している。さらに、押ボタン1には、図示しないハートカムが設けられて おり、ハウジング3には、このハートカムの外周に沿って作動するピン9が設け られている。
【0004】 ハートカムは、図中の上側に凹部を有する板状のカムで構成されている。ピン 9は、押ボタン1を下方に押し込むことによって、相対的にハートカムの外周に 沿って上方に移動してそのハートカムの凹部に係止し、この押ボタン1を所定量 押し込んだ状態に保持するとともに、さらにもう一度押ボタン1を押し込むこと によって、ハートカムの凹部から外れ、押ボタン1を自由状態にするものである 。
【0005】 上記のように構成された押ボタンスイッチにおいては、OFF状態から押ボタ ン1を押すと、第1のスプリング4及び第2のスプリング7が圧縮し、この第2 のスプリング7の付勢力によってスリーブ5が下方に移動する。そすると、ラバ ーコンタクト8がたわんで可動接点2が固定接点6に接触する。また、この状態 において、ピン9がハートカムの凹部に係止し、押ボタン1を押し込んだ状態に 保持するので、接点はON状態を維持する。
【0006】 次に、再び押ボタン1を押すと、第1のスプリング4及び第2のスプリング7 をさらにわずかにたわませた後、ピン9がハートカムの凹部から外れる。そうす ると、第1のスプリング4及び第2のスプリング7の反発力で押ボタン1が上方 に移動し、この結果、第2のスプリング7がほぼ延びきった状態になって、可動 接点2を下方に付勢する力がなくなり、ラバーコンタクト8の反発力によって、 可動接点2が固定接点6から離れる。すなわち、接点はOFF状態になる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の押ボタンスイッチにおいては、スリーブ5が押ボタン1 に取り付けられ、押ボタン1がハウジング3に取り付けられているから、第1の 内周面1aと案内面3aとの嵌合公差Aと、第2の内周面1bとスリーブ5との 嵌合公差Bとを累積したA+Bの大きさの嵌合公差でスリーブ5が移動すること になる。このため、スリーブ5が大きく傾いて移動する傾向があり、可動接点2 と固定接点6とが大きく傾いて接触することが避けられず、接触不良が生じやす いという問題があった。
【0008】 この考案は上述した問題を解消するためになされたもので、その目的は、可動 接点と固定接点との接触時の傾きを小さくして、接触不良の低減を図ることので きる押ボタンスイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、本体を構成するハウジングと、この ハウジングに設けられた固定接点と、この固定接点に離接するように、前記ハウ ジングに移動自在に設けられた移動部材と、この移動部材の前記固定接点に当接 する位置に設けられた可動接点と、前記ハウジングに移動自在に設けられ、前記 移動部材が前記固定接点側に移動するのを規制する押ボタンと、前記ハウジング と前記移動部材との間に設けられ、移動部材を前記固定接点側に付勢して、前記 可動接点を固定接点に当接させる接点接続用ばねと、前記ハウジングと前記押ボ タンとの間に設けられ、前記接点接続用ばねより大きな力で、押ボタンを反固定 接点側に付勢し、前記移動部材を前記接点接続用ばねの力に抗して反固定接点側 に移動させ、前記可動接点を固定接点から分離させる接点分離用ばねと、前記押 ボタンに設けられた凹状の係止部を有するカムと、前記ハウジングに設けられ、 前記押ボタンを前記接点分離用ばねの力に抗して押し込んだ際に、前記カムの係 止部に係止して押ボタンを所定量押し込んだ状態に保持し、これによって前記移 動部材を固定接点側に移動可能にして、前記接点接続用ばねの力によって可動接 点を固定接点に当接させるとともに、この状態からさらに押ボタンを押した際に 、前記カムの係止部から外れて押ボタンを接点分離用ばねの力によって元の位置 に復帰させ、これによって移動部材を反固定接点側に移動させて、可動接点を固 定接点から分離させるピンとを備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】
上記のように構成された押ボタンスイッチにおいては、接点OFF状態から押 ボタンを押すと、押ボタンが接点分離用ばねの力に抗して固定接点側に移動する 。そうすると、押ボタンが固定接点側に移動した量だけ、移動部材が固定接点側 に移動可能になる。このため、移動部材は、接点接続用ばねの力によって固定接 点側に移動し、可動接点が固定接点に当接する。また同時に、ピンがカムの係止 部に係止して、押ボタンを所定量押し込んだ状態に保持するから、可動接点が固 定接点に当接した状態が継続される。すなわち、接点ON状態が継続する。
【0011】 次に、もう一度押ボタンを押すと、押ボタンが接点分離用ばねの力に抗して固 定接点側に移動するとともに、ピンがカムの係止部から外れる。このため押ボタ ンは、自由状態になり、接点分離用ばねの力によって元の位置まで復帰する。こ の際、接点分離用ばねの力の方が接点接続用ばねの力より大きいので、移動部材 が押ボタンと一緒に反固定接点側に移動する。このため、可動接点が固定接点か ら離れて接点OFF状態になる。
【0012】 また、ハウジングに固定接点を設け、可動接点を有する移動部材をハウジング に移動自在に設けているから、移動部材とハウジングとの嵌合公差によってのみ 、移動部材に傾きが生じる。したがって、複数の嵌合公差の累積によって、移動 部材が大きく傾くことがないから、可動接点と固定接点との接触時の傾きを極め て小さく抑えることができ、接点における接触不良の低減を図ることができる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜図5を参照して説明する。
【0014】 図1及び図2において、11は押ボタンスイッチの本体を構成するハウジング であり、このハウジング11内には固定接点12を有する配線板13が設けられ ている。また、ハウジング11には、固定接点12の図中上方(固定接点12か ら離れる方向)に延在するように、四角筒状の下側案内筒14及び上側案内筒1 5が設けられており、これら下側案内筒14と上側案内筒15との境の部分には 、仕切板16が設けられている。仕切板16の軸心部には貫通孔16aが形成さ れている。さらに、ハウジング11には、下側案内筒14及び上側案内筒15を 囲むようにして外側案内筒17(図4参照)が設けられている。
【0015】 下側案内筒14は、スリーブ(移動部材)18を固定接点12に離接する方向 に移動自在に案内するものであり、その対向する壁面には、仕切板16の下面か ら下方に延在する切欠14a、14aが形成されている。スリーブ18は、下側 案内筒14の内面に精密に嵌合する四角柱状の外周面を有しており、固定接点1 2に対向する位置には、開口部を閉塞するように低壁部18aが形成されている 。この低壁部18aの上面軸心部には、円柱状の突起18bが形成されている。 また、スリーブ18の上端部外周には、下側案内筒14の各切欠14aに対応す る位置に、各切欠14aに嵌合してさらに外側に突出する係止突起18c、18 cが設けられている。
【0016】 係止突起18cは、その先端側の下面が後述する押ボタン22の係止孔28の 下端部28aに係止するようになっている。また、スリーブ18内には、接点接 続用コイルスプリング(接点接続用ばね)19が設けられており、低壁部18a の下面には固定接点12に対応する位置に可動接点20が設けられている。接点 接続用コイルスプリング19は、仕切板16と低壁部18aとによって所定量圧 縮された状態で設けられており、スリーブ18を下方に付勢することによって、 可動接点20を固定接点12に当接させるようになっている。
【0017】 この可動接点20の回りには、下端縁が可動接点20より下方に位置するスカ ート状のラバーコンタクト21が設けられている。このラバーコンタクト21は 、接点接続用コイルスプリング19の付勢力によってたわみ、これにより可動接 点20が固定接点12に接触するように十分柔らかな弾力部材で形成されている 。
【0018】 一方、上側案内筒15の位置には、押ボタン22が接点分離用コイルスプリン グ23とともに設けられている。この押ボタン22は、図1〜図3に示すように 、外部から直接押し操作が行なわれるボタン部24、案内壁部25及び案内円柱 部26を有するものである。案内壁部25は、図4に示すように、上側案内筒1 5及び下側案内筒14と、外側案内筒17とで囲まれる空間に挿入されるように 、断面がコ字状に形成されたものであり、案内円柱部26は、仕切板16の貫通 孔16aに嵌合するようになっている。
【0019】 案内壁部25の互いに対向する壁部27、27には、下側案内筒14の各切欠 14aに対応する位置に、軸方向に長い長方形状に案内孔28(図2参照)が形 成されている。そして、各案内孔28の下端部28aにスリーブ18の係止突起 18cが係止するようになっている。すなわち、押ボタン22は、各案内孔28 の下端部28aによって、スリーブ18を、固定接点12側に移動するのを規制 するようになっており、案内孔28と係止突起18cとによって、押ボタン22 とスリーブ18とを連結する連結機構が構成されている。
【0020】 接点分離用コイルスプリング23は、案内円柱部26の外側を囲むようにして 設けられており、一端が仕切板16の上端面に当接し、他端がボタン部24の内 面に当接することによって、所定量圧縮された状態になっている。そして、この 接点分離用コイルスプリング23は、接点接続用コイルスプリング19より大き な力で、押ボタン22を上方に付勢している。すなわち、接点分離用コイルスプ リング23の力の方が接点接続用コイルスプリング19の力より大きいので、ス リーブ18は、押ボタン22によって上方に引き上げられて、仕切板16に当接 した状態になっている。
【0021】 また、上記案内壁部25には、図3〜図5に示すように、壁部27、27に挟 まれた壁部29の外周面にカム溝(カム)30が形成されており、ハウジング1 1には、カム溝30に係止するピン31が設けられている。ピン31は、ねじり コイルスプリングの先端部をカム溝30の底面に向けて垂直に屈曲させて形成し たものである。このピン31は、先端面がカム溝30の底面に向けて付勢されて いるとともに、カム溝30の第1の基準側面32a側に向けて付勢されている。 以下、ピン31の動作を説明しながらカム溝30の構成を説明する。
【0022】 カム溝30には、図5に示すように、押ボタン22が最も上側にあるときにピ ン31の先端面が当接する第一の底面33aが形成されている。このように押ボ タン22が最も上側に位置する状態すなわち接点OFF状態から押ボタン22を 押すと、ピン31が相対的に第1の基準側面32aに沿って上方に移動し、スト ロークS1だけ移動した時点でピン31が第1の上限規制側面34aに突き当た る。第1の上限規制側面34aは、第1の基準側面32aから連続して形成され たものであり、上に凹状の側面となっている。
【0023】 また、この状態では、ピン31の先端面は、第1の底面33aより一段深く形 成された第2の底面33bに当接するようになっている。次に押ボタン22から 手を離すと、押ボタン22が接点接続用コイルスプリング23の力で上昇して、 ピン31が相対的に第1の基準側面32aに沿って下方に移動し、さらに第1の 底面33aと第2の底面33bとの境の段部として形成された第2の基準側面3 2bに沿って、カム溝30の中央部へ斜めに下降し、ストロークS2だけ下降し た時点で、第2の基準側面32bの最も下方に凹状に湾曲した係止部35に係止 して止まる。この際に、ピン31の先端面は、第2の底面33bよりさらに一段 深く形成された第3の底面33cに当接するようになっている。
【0024】 ピン31は係止部35に係止して安定的に保持され、これにより押ボタン22 は所定量(すなわちS1−S2だけ)押し込まれた状態に安定的に維持される。 この際、押ボタン22が所定量押し込まれた分だけ、スリーブ18も下方に移動 可能になるので、接点接続用コイルスプリング19の付勢力によりスリーブ19 が下方に移動し、さらにこのコイルスプリング19の付勢力によってラバーコン タクト21が配線板13に当接してたわみ、可動接点20が固定接点12に当接 する。すなわち、接点がONの状態になる。
【0025】 このON状態から、もう一度押ボタン22を押すと、ピン31が相対的に上方 に移動する。その際ピン31は、第2の底面33bと第3の底面33cとの境の 段部として形成された第3の基準側面32cに沿って上方に移動し、さらに斜め 上方に傾斜する第4の基準側面32dに沿って斜め上方に移動し、ストロークS 3だけ移動した時点で、第2の上限規制側面34bに当接して止まる。そして、 この状態において、ピン31の先端は、第3の底面33cよりさらに一段深く形 成された第4の底面33dに当接するようになっている。
【0026】 ピン31が第2の上限規制側面34bに当接する位置で、押ボタン22から手 を離すと、ピン31が第3の底面33cと第4の底面33dとの境の段部として 形成された第5の基準側面32eに沿って下方に移動する。そして、ストローク S4だけ移動した時点で、スリーブ18の上端面が仕切板16の下端面に当接し て、ピン31の相対的移動が停止する。この際、ピン31の先端面は第4の底面 33dから第1の底面33aに移動する。第4の底面33dは第2の上限規制側 面34bの位置から下方に向かうにしたがって徐々に浅くなるように形成されて おり、下方位置において第1の底面33aと同一深さになっている。
【0027】 上記係止部35を有する部分は、係止部35を凹部とするハート形のカムにな っている。また、ストロークS1、S2、S3、S4の矢印の向きは、ピン31 がカム溝30に対して相対的に移動する方向を示している。すなわち、押ボタン 22の移動方向とは逆の方向を向いている。
【0028】 上記のように構成された押ボタンスイッチにおいては、接点OFF状態から押 ボタン22を押し込むと、ストロークS1だけ移動した時点で、押ボタン22の 移動が止まり、この時点で押ボタン22から手を離すと、ストロークS2だけ元 の位置まで戻って、その位置で押ボタン22が停止する。
【0029】 この状態において、スリーブ18は、可動接点20が固定接点12に十分当接 可能な位置まで移動自在になっており、接点接続用コイルスプリング19の付勢 力により固定接点12側に移動する。そして、ラバーコンタクト21をたわませ て、可動接点20が固定接点12に当接する。すなわち、接点がONの状態にな る。
【0030】 この接点ON状態から押ボタン22をもう一度押すと、ストロークS3だけ移 動した時点で押ボタン22の移動が止まり、この時点で押ボタン22から手を離 すと、押ボタン22はストロークS4だけ復帰して、OFF状態の元の位置まで 戻る。この際、案内孔28及び係止突起18cを介してスリーブ18も上方に引 き上げられるので、可動接点20が固定接点12から離れ、接点がOFF状態に なる。
【0031】 上記のように構成された押ボタンスイッチによれば、ハウジング11に固定接 点12を設け、可動接点20を有するをスリーブ18をハウジング11の下側案 内筒14に移動自在に設けているから、スリーブ18と下側案内筒14との嵌合 公差のみによって、スリーブ18に傾きが生じる。したがって、複数の嵌合公差 の累積によって、スリーブ18が大きく傾くことがないから、可動接点20と固 定接点12との接触時の傾きを極めて小さく抑えることができ、接点における接 触不良の低減を図ることができる。
【0032】 また、接点分離用コイルスプリング19の付勢力と接点接続用コイルスプリン グ23の付勢力とが互いに打ち消す方向に働いているので、小さな力で押ボタン 22を操作することができるという利点がある。さらに、押ボタン22と、スリ ーブ18とが同軸位置に配置されているから、押ボタン22の力がスリーブ18 の偏心位置に作用することがなく、スリーブ18を軸線方向に滑らかに移動する ことができる。
【0033】
【考案の効果】
この考案によれば、ハウジングに固定接点を設け、可動接点を有する移動部材 をハウジングに移動自在に設けているから、移動部材とハウジングとの嵌合公差 によってのみ、移動部材に傾きが生じる。したがって、複数の嵌合公差の累積に よって、移動部材が大きく傾くことがないから、可動接点と固定接点との接触時 の傾きを極めて小さく抑えることができ、接点における接触不良の低減を図るこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例として示した押ボタンスイ
ッチの断面図。
【図2】同押ボタンスイッチの断面図であって、図1に
直交する方向の断面図。
【図3】同押ボタンスイッチの押ボタンを示す側面図。
【図4】同押ボタンスイッチの断面図であって、図1の
IV−IVに沿う断面図。
【図5】同押ボタンスイッチの押ボタンに形成されたカ
ム溝を示す斜視図。
【図6】従来例として示した押ボタンスイッチの断面
図。
【図7】同押ボタンスイッチのON状態を示す断面図。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 固定接点 18 移動部材(スリーブ) 19 接点接続用ばね(接点接続用コイルスプリング) 20 可動接点 22 押ボタン 23 接点分離用ばね(接点分離用コイルスプリング) 30 カム(カム溝) 31 ピン 35 係止部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を構成するハウジングと、 このハウジングに設けられた固定接点と、 この固定接点に離接するように、前記ハウジングに移動
    自在に設けられた移動部材と、 この移動部材の前記固定接点に当接する位置に設けられ
    た可動接点と、 前記ハウジングに移動自在に設けられ、前記移動部材が
    前記固定接点側に移動するのを規制する押ボタンと、 前記ハウジングと前記移動部材との間に設けられ、移動
    部材を前記固定接点側に付勢して、前記可動接点を固定
    接点に当接させる接点接続用ばねと、 前記ハウジングと前記押ボタンとの間に設けられ、前記
    接点接続用ばねより大きな力で、押ボタンを反固定接点
    側に付勢し、前記移動部材を前記接点接続用ばねの力に
    抗して反固定接点側に移動させ、前記可動接点を固定接
    点から分離させる接点分離用ばねと、 前記押ボタンに設けられた凹状の係止部を有するカム
    と、 前記ハウジングに設けられ、前記押ボタンを前記接点分
    離用ばねの力に抗して押し込んだ際に、前記カムの係止
    部に係止して押ボタンを所定量押し込んだ状態に保持
    し、これによって前記移動部材を固定接点側に移動可能
    にして、前記接点接続用ばねの力によって可動接点を固
    定接点に当接させるとともに、この状態からさらに押ボ
    タンを押した際に、前記カムの係止部から外れて押ボタ
    ンを接点分離用ばねの力によって元の位置に復帰させ、
    これによって移動部材を反固定接点側に移動させて、可
    動接点を固定接点から分離させるピンとを備えたことを
    特徴とする押ボタンスイッチ。
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