JPH0613022Y2 - 自動車の自動減速装置 - Google Patents

自動車の自動減速装置

Info

Publication number
JPH0613022Y2
JPH0613022Y2 JP14625087U JP14625087U JPH0613022Y2 JP H0613022 Y2 JPH0613022 Y2 JP H0613022Y2 JP 14625087 U JP14625087 U JP 14625087U JP 14625087 U JP14625087 U JP 14625087U JP H0613022 Y2 JPH0613022 Y2 JP H0613022Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
automobile
vehicle
deceleration
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14625087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6450157U (ja
Inventor
哲雄 九間
靖久 広島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP14625087U priority Critical patent/JPH0613022Y2/ja
Publication of JPS6450157U publication Critical patent/JPS6450157U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0613022Y2 publication Critical patent/JPH0613022Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Audible And Visible Signals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の自動減速装置に関し、更に詳しく
は、電波を受信して得た道路情報に基づいて安全速度ま
で自動的に自動車を減速させる装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ラジコンカーや一定の軌道を走行する無人運搬車
等では、車速を全面的に遠隔操作で制御することが行わ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
自動車の事故の主要な原因として速度の出し過ぎがあ
る。そこで、遠隔操作により自動車の速度を制限するこ
とが考えられる。
しかし、道路状況の相違,自動車の種類,運転者に与え
る影響等の複雑な条件があるため、人が運転して一般道
路を走行する自動車に対しては単純に従来技術を応用で
きない問題点がある。
従って、本考案の目的とするところは、遠隔から与えら
れる信号に基づいて、人が運転して一般道路を走行する
自動車を好適に安全速度まで減速させることができるよ
うにした自動車の自動減速装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の自動車の自動減速装置は、道路脇等に設置され
たデータ発信装置からの電波を受信しその受信信号に基
づいて上限速度を抽出する上限速度抽出手段と、自動車
の走行速度を検出する走行速度検出手段と、検出した走
行速度が前記上限速度より大ならば減速すべき旨の警報
を発生する警報手段と、警報から所定の猶予期間経過後
に走行速度を検出して減速不十分ならば自動車の制動装
置を作動させて減速させる強制減速手段とを具備したこ
とを構成上の特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の自動車の自動減速装置では、道路側から与えら
れる受信信号に基づいて自動車側で上限速度を抽出す
る。従って、道路状況等の道路側の条件に自動車の種類
等の自動車側の条件を加味して上限速度を導くことがで
きる。そこで、道路状況や自動車の種類等の相違があっ
ても、適切な上限速度を得ることができる。
また、自動車の走行速度が上限速度より大きくても直ち
に強制減速せず、まず警報を与えて運転者の自発的減速
を促す。このため、運転者に悪影響を与えることが防止
される。
更に、所定の猶予期間後は自動車の制動装置を作動させ
て強制的に減速させるから、速度の出し過ぎによる事故
を防止することができる。
〔実施例〕
以下、図に示す実施例に基づいて本考案を更に詳しく説
明する。ここに第1図は本考案の一実施例の自動車の自
動減速装置の要部ブロック図、第2図は第1図に示す実
施例装置の作動のフローチャート、第3図はコーナリン
グ速度を抽出するためのテーブルを示す図表、第4図は
安全減速度を抽出するためのテーブルを示す図表、第5
図は自動車の速度変化を示すグラフ、第6図はデータ発
信装置が道路脇に設置された状態を示す模式的斜視図で
ある。なお、図に示す実施例により本考案が限定される
ものではない。
第1図は、道路脇等に設置されたデータ発信装置からの
電波を受信して道路情報等を得、その道路情報等に基づ
いて自動車を減速する自動減速装置1を示している。
この自動減速装置1は、受信機2と、方位センサ3と、
走行距離センサ4と、車速センサ5と、制御回路6と、
データテーブル7と、報知手段8と、ブレーキコントロ
ーラ9とを具備している。
受信機2は、道路脇に設置されたデータ発信装置(第6
図に示す33,34)からの電波を受信して、道路情報
等のデータを抽出し、制御回路6に入力する。データの
具体例としては、情報を伝える対象となる自動車の走行
方向を示す方位データD,情報の内容が前方にあるコー
ナに関するものとすれば、そのコーナまでの距離L,コ
ーナの半径R、更に、路面が乾燥しているか,濡れて
いるか,積雪しているか,凍結しているか等を示す路面
状態Cが挙げられる。
方位センサ3は、地磁気によって自動車の進行方位dを
検出し、制御回路6に入力する。
走行距離センサ4は、自動車の後輪の回転数により走行
距離xを検出し、制御回路6に入力する。
車速センサ5は、自動車の後輪の回転速度から走行速度
vを検出し、制御回路6に入力する。
制御回路6は、マイクロコンピュータを中枢とするもの
で、第2図を参照して後で詳しく説明する。
データテーブル7は、ある種のメモリであり、道路側の
条件および/または自動車側の条件に応じた安全速度等
を予め記憶している(第3図,第4図参照)。
報知手段8は、音響および/または表示によって警報を
発生するものである。
ブレーキコントローラ9は、自動車の制動装置を作動さ
せるものである。
次に、第2図を参照して、自動減速装置1の具体的な作
動を説明する。
但し、説明の都合上、第6図に示すような状況を想定す
る。すなわち、道路30のコーナに路面センサ31,3
2が設けて有り、それぞれ車線a,bの路面状態を検出
している。コーナより十分手前(例えば300m)に
は、データ発信装置33,34を設置したサインポスト
が設けてある。データ発信装置33及び34の電波の到
達範囲は各々破線で示してある。データ発信装置33
は、車線aを走行する自動車に対しての情報を送出して
おり、方位データDとして例えば135°を送出してい
る。また、コーナまでの距離L,コーナの半径Rを送
出している。更に、路面センサ31で得た路面状態C
を送出している。一方、データ発信装置34は、車線b
を走行する自動車に対しての情報を送出しており、方位
データDとして例えば45°を送出し、また、コーナま
での距離L,コーナの半径R、更に、路面センサ32
で得た路面状態Cを送出している。
さて、第2図に示すように、制御回路6は、受信機2で
受信信号が得られたか否かをチェックしている(S
1)。
受信信号が得られると、方位データDを読み込み(S
2)、また、方位センサ3から進行方位dを読み込む。
(S3)。
次に、方位データDと進行方位dの差を演算し、その差
が90°より小さいか否かをチェックする(S4)。こ
れは、例えば第6図に示すデータ発信装置33の電波
を、車線aを走行する自動車Aのみならず、車線bを走
行する自動車Bも受信するので、いずれに対してその受
信信号が有効かを判定するための処理である。
即ち、データ発信装置33からの信号の含む方位データ
Dは135°であり、自動車Aが検出する進行方位dは
少なくとも90°から180°の範囲に入ると考えられ
るので、その差は90°以下となり、自動車Aでは受信
信号は有効と判定される。
これに対し、自動車Bの進行方位dは270°〜0°と
考えられるから、その差は90°以上となり、受信信号
は無効と判定される。従って、データ発信装置33から
の電波を受信するが、自動車Bはこれを無視するわけで
ある。このように、ステップS4において、無効と判定
された場合は、前記ステップS1に戻る。
一方、有効と判定されれば、受信信号から道路情報を抽
出する。即ち、コーナまでの距離L,コーナの半径R
及び路面状態Cを読み込む(S5)。
次に、制御回路6は、コーナの半径Rと路面状態C
の関数としてデータテーブル7を参照し、コーナを安全
に通過し得る上限速度であるコーナリング速度Vij
求める。また、同時に、スリップさせないで減速できる
安全減速度aを路面状態Cから求める(S6)。
次に、制御回路6は、信号受信時からの走行距離xを検
出し、また、走行速度vを読み込む(S7)。
次に、コーナリング速度Vijと走行速度vとを比較し
(S8)、走行速度vの方が大きければ、減速すべき旨
の警報を行う(S9)。この警報は、ブザー等の音響手
段や、インジケータ,CRT等の視覚的表示手段にて行
う。
走行速度vがコーナリング速度Vijより小さいか等し
ければ、警報は必要でないので、警報しないか又は警報
を出しておれば消去する(S10)。但し、その後に加速
して、v>Vijになると、警報が発生される(S
9)。
さて、走行距離xであれば、コーナまでの距離Sは、S
=L−xとして算出される。そして、この距離Sの間に
減速度aでコーナ速度Vijまで減速するための許容
速度Vを計算あるいはテーブルにより求める(S1
1)。計算例としては、V=(Vij +2aS)1/2
で算出するものが挙げられる。距離Sと許容速度V
関係曲線を第5図に実線で例示している。
次に、走行速度vと許容速度Vとを比較する(S1
2)。なお自動車が極めて高速であり且つ路面が凍結し
ている等で安全減速度aが極めて小さいような最悪条
件下でも、S=Lのときにはv>Vが成立しないよう
に、コーナからデータ発信装置33,34までの距離L
を大きく取っている。そのため、最初は必ずv>V
成立しないことになる。
v>Vでないならば、コーナまでの距離S=0か否か
をチェックし(S13)、S=0でないならば前記ステッ
プS7に戻る。
そこで、最初は警報だけが行われ、自発的な減速を促す
猶予期間が必ず与えられる。この猶予期間の間に運転者
が自発的に減速してv>Vを成立させないようにすれ
ば、強制減速は行われない。猶予期間の長さは、自動車
の走行速度vが小さいほど長くなり、路面状態が良いほ
ど長くなる等の傾向の下に変化する。
さて、v>Vでない猶予期間では、減速は運転者の操
作に委ねられるが、その自発的な減速が行われないか又
は不十分で、v>Vとなると、制御回路6はブレーキ
コントローラ9を介して制御装置を短時間作動させ、ブ
レーキをかける(S14)。短時間のブレーキなので車輪
がロックしてスリップすることはない。そして、この短
時間のブレーキが繰り返されて、v>Vが成立しなく
なるまで強制減速される。
かくして、運転者がブレーキ操作を全く行わない場合で
も、第5図に示す破線のように自動的に減速が行われ、
コーナリング時には安全な速度Vijになる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、道路脇等に設置されたデータ発信装置
からの電波を受信しその受信信号に基づいて上限速度を
抽出する上限速度抽出手段と、自動車の走行速度を検出
する走行速度検出手段と、検出した走行速度が前記上限
速度より大ならば減速すべき旨の警報を発生する警報手
段と、警報から所定の猶予期間経過後に走行速度を検出
して減速不十分ならば自動車の制動装置を作動させて減
速させる強制減速手段とを具備したことを特徴とする自
動車の自動減速装置が提供され、これにより道路側条件
と自動車側条件とに応じた上限速度が求められ、まず自
発的な減速が運転者に求められ、その自発的減速が行わ
れない場合にのみ強制的に減速が行われる。そこで、人
が運転して一般道路を走行する自動車においても、状況
に応じて、且つ、運転者に悪影響を及ぼすことなく、安
全な速度に制限できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の自動車の自動減速装置の要
部ブロック図、第2図は第1図に示す実施例装置の作動
のフローチャート、第3図はコーナリング速度を抽出す
るためのテーブルを示す図表、第4図は安全減速度を抽
出するためのテーブルを示す図表、第5図は自動車の速
度変化を示すグラフ、第6図はデータ発信装置が道路脇
に設置された状態を示す模式的斜視図である。 〔符号の説明〕 1……自動車の自動減速装置 2……受信機 3……方位センサ、4……走行距離センサ 5……車速センサ、6……制御回路 7……データテーブル 8……報知手段 9……ブレーキコントローラ 30……道路、31,32……路面センサ 33,34……データ発信装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路脇等に設置されたデータ発信装置から
    の電波を受信しその受信信号に基づいて上限速度を抽出
    する上限速度抽出手段と、自動車の走行速度を検出する
    走行速度検出手段と、検出した走行速度が前記上限速度
    より大ならば減速すべき旨の警報を発生する警報手段
    と、警報から所定の猶予期間経過後に走行速度を検出し
    て減速不十分ならば自動車の制動装置を作動させて減速
    させる強制減速手段とを具備したことを特徴とする自動
    車の自動減速装置。
JP14625087U 1987-09-24 1987-09-24 自動車の自動減速装置 Expired - Lifetime JPH0613022Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14625087U JPH0613022Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24 自動車の自動減速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14625087U JPH0613022Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24 自動車の自動減速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6450157U JPS6450157U (ja) 1989-03-28
JPH0613022Y2 true JPH0613022Y2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=31415562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14625087U Expired - Lifetime JPH0613022Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24 自動車の自動減速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0613022Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6450157U (ja) 1989-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6459991B1 (en) Collision in right/left turn prevention system
JP3401026B2 (ja) 自動車間通信による走行制御装置
JP3104463B2 (ja) 車両用追突防止装置
JPS5843009A (ja) 自動車速制御装置
JP2000127798A (ja) 車両速度の制限方法および装置
JP3883049B2 (ja) 乗物の安全装置及び乗物の安全運転方法をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム
JPH0613022Y2 (ja) 自動車の自動減速装置
JPH1076922A (ja) 運転操作支援装置
JPH06278584A (ja) 車両用衝突防止自動制動制御方法及び装置
JP3111504B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH0950595A (ja) 速度制御システム
JP3230832B2 (ja) 車両の安全装置
CN210634626U (zh) 汽车防侧翻系统
JP2565112Y2 (ja) 車両の安全装置
JPH0450640B2 (ja)
JPH0526842Y2 (ja)
JP3308292B2 (ja) 車両の安全装置
JP2671741B2 (ja) 車両用警報装置
JPS6251770B2 (ja)
JPH04236700A (ja) 自動車の確認装置
JPS60169768A (ja) 車両の横すべり検出装置
JP2526816Y2 (ja) 車両用後方追突警報装置
JPH0323896Y2 (ja)
JPH03263200A (ja) 車間距離制御装置
JPS5844700U (ja) 車間距離警報装置