JPH0323896Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0323896Y2 JPH0323896Y2 JP11042485U JP11042485U JPH0323896Y2 JP H0323896 Y2 JPH0323896 Y2 JP H0323896Y2 JP 11042485 U JP11042485 U JP 11042485U JP 11042485 U JP11042485 U JP 11042485U JP H0323896 Y2 JPH0323896 Y2 JP H0323896Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- vehicle speed
- time
- pulse signal
- wheel lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、自動車の自動ブレーキ装置等にお
いて用いられる車輪ロツク検出装置に関する。
いて用いられる車輪ロツク検出装置に関する。
[従来の技術]
近年、自動車のイージイドライブ化が進められ
ているが、その一つとして自動車の運転中、例え
ば坂道途中で一時的に停止する場合、信号待ちで
停止する場合または交通渋帯で発進、停止が頻繁
に繰り返えされる場合等において、制動を開始
し、車両が停止した後はブレーキペタルを踏み続
けていなくても、ブレーキ力が得られるようにし
た自動ブレーキ装置が開発されている。この装置
は、車輪の回転が停止したこと、アクセルペダル
が踏み込まれていないこと等を検出して車輪の停
止を検知し、自動的にブレーキをかけるようにな
つている。
ているが、その一つとして自動車の運転中、例え
ば坂道途中で一時的に停止する場合、信号待ちで
停止する場合または交通渋帯で発進、停止が頻繁
に繰り返えされる場合等において、制動を開始
し、車両が停止した後はブレーキペタルを踏み続
けていなくても、ブレーキ力が得られるようにし
た自動ブレーキ装置が開発されている。この装置
は、車輪の回転が停止したこと、アクセルペダル
が踏み込まれていないこと等を検出して車輪の停
止を検知し、自動的にブレーキをかけるようにな
つている。
ところで、自動車の走行中において、運転者が
ブレーキをかけた時車輪がスリツプすると、自動
車が走行しているにもかかわらず、車輪の回転が
停止し、あたかも車輪停止と同じ状態となり、こ
の時にアクセルペタルが踏み込まれていなけれ
ば、自動ブレーキ装置が作動してしまうことにな
る。車輪がロツクしている時に自動ブレーキ装置
が作動すると、スリツプ状態が持続し、極めて危
険である。したがつて、自動ブレーキ装置におい
ては、走行中において車輪が一時的にロツクされ
る状態(車輪ロツクという)を検出し、この検出
時には自動ブレーキを作動させないようにしなく
てはならない。
ブレーキをかけた時車輪がスリツプすると、自動
車が走行しているにもかかわらず、車輪の回転が
停止し、あたかも車輪停止と同じ状態となり、こ
の時にアクセルペタルが踏み込まれていなけれ
ば、自動ブレーキ装置が作動してしまうことにな
る。車輪がロツクしている時に自動ブレーキ装置
が作動すると、スリツプ状態が持続し、極めて危
険である。したがつて、自動ブレーキ装置におい
ては、走行中において車輪が一時的にロツクされ
る状態(車輪ロツクという)を検出し、この検出
時には自動ブレーキを作動させないようにしなく
てはならない。
[考案が解決しようとする問題点]
従来、上述した車輪ロツクを検出する方法ある
いは装置として、例えば特公昭52−196号に記載
されるもの等種々のものが開発されている。しか
しながら、これら従来のものはいずれも、車体速
度、車輪速度および減速度(負の加速度)等を算
出するため複雑な計算を行なう必要があり、ま
た、車速信号の平滑化を充分に行なわなければな
らず、このため構成が複雑になり、また、マイク
ロコンピユータを使用する場合においては、車輪
ロツク検出にマイクロコンピユータの処理時間の
大部分が費やされ、他の制御を行う時間が無くな
つてしまう問題があつた。
いは装置として、例えば特公昭52−196号に記載
されるもの等種々のものが開発されている。しか
しながら、これら従来のものはいずれも、車体速
度、車輪速度および減速度(負の加速度)等を算
出するため複雑な計算を行なう必要があり、ま
た、車速信号の平滑化を充分に行なわなければな
らず、このため構成が複雑になり、また、マイク
ロコンピユータを使用する場合においては、車輪
ロツク検出にマイクロコンピユータの処理時間の
大部分が費やされ、他の制御を行う時間が無くな
つてしまう問題があつた。
この考案は、このような背景の下になされたも
ので、その目的は、極めて簡単かつ短時間の処理
によつて車輪ロツクを検出することができる車輪
ロツク検出装置を提供することにある。
ので、その目的は、極めて簡単かつ短時間の処理
によつて車輪ロツクを検出することができる車輪
ロツク検出装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
この考案は、車輪の回転速度に対応する周期で
パルス信号を発生する車速センサと、前記車速セ
ンサの出力に基づいて車速を検出する第一の手段
と、前記第一の手段によつて検出された車速と、
予め設定されている減速度とから車輪停止時間を
算出する第二の手段と、前記車速センサからパル
ス信号が出力された時点から、前記車輪停止時間
が経過するまでの間に、同パルス信号が再び出力
されたか否かを判断する第三の手段とを具備して
なるものである。
パルス信号を発生する車速センサと、前記車速セ
ンサの出力に基づいて車速を検出する第一の手段
と、前記第一の手段によつて検出された車速と、
予め設定されている減速度とから車輪停止時間を
算出する第二の手段と、前記車速センサからパル
ス信号が出力された時点から、前記車輪停止時間
が経過するまでの間に、同パルス信号が再び出力
されたか否かを判断する第三の手段とを具備して
なるものである。
[実施例]
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。図において、符号1は車輪の回転に伴つ
て回転する回転板、2は回転板1の周縁部に取り
付けられた永久磁石、3は車速センサである。こ
の車速センサ3は、永久磁石2がその直前を通過
した時これを検出してパルス信号Pを出力するも
ので、パルス信号Pの周期は車輪の回転速度に対
応した値となる。コントローラ4は、CPU(中央
処理装置)、メモリ,タイマ,I/Oインターフ
エイス等から構成されるもので、パルス信号Pお
よびタイマに基づいて車輪速度の算出を行い、ま
た、算出された車輪速度およびメモリ内に予め設
定されている車輪減速度に基づいて車輪ロツクの
検出を行い、また、自動ブレーキ機構(図示略)
の制御を行う。5は自動ブレーキ機構を制御する
ための各種の検出スイツチ、例えばアクセルペダ
ルのオン/オフ状態を検出するためのスイツチ、
ハンドブレーキのオン/オフ状態を検出するため
のスイツチ等である。また、6は車輪ロツクが検
出された時鳴動されるブザーである。
明する。図において、符号1は車輪の回転に伴つ
て回転する回転板、2は回転板1の周縁部に取り
付けられた永久磁石、3は車速センサである。こ
の車速センサ3は、永久磁石2がその直前を通過
した時これを検出してパルス信号Pを出力するも
ので、パルス信号Pの周期は車輪の回転速度に対
応した値となる。コントローラ4は、CPU(中央
処理装置)、メモリ,タイマ,I/Oインターフ
エイス等から構成されるもので、パルス信号Pお
よびタイマに基づいて車輪速度の算出を行い、ま
た、算出された車輪速度およびメモリ内に予め設
定されている車輪減速度に基づいて車輪ロツクの
検出を行い、また、自動ブレーキ機構(図示略)
の制御を行う。5は自動ブレーキ機構を制御する
ための各種の検出スイツチ、例えばアクセルペダ
ルのオン/オフ状態を検出するためのスイツチ、
ハンドブレーキのオン/オフ状態を検出するため
のスイツチ等である。また、6は車輪ロツクが検
出された時鳴動されるブザーである。
次に、上述したコントローラ4において行われ
る車輪ロツク検出処理について説明する。
る車輪ロツク検出処理について説明する。
まず、次の等加速度直線運動式が知られてい
る。
る。
v=at+vo…… (1)
但し、Vo:t=0における速度(初速度)
a:加速度
v:t=tにおける速度
この(1)式から、初速度voの物体が一定の制動
力を受けて減速度aで減速する時、完全に停止す
るまでの時間tが、 t=−vo/a…… (2) として求められる。
力を受けて減速度aで減速する時、完全に停止す
るまでの時間tが、 t=−vo/a…… (2) として求められる。
しかして、コントローラ4は、車輪がロツクし
ない場合にはあり得ない車輪減速度a1(例えば、−
5g;g=9.8m/sec2)で制動がかけられた時
の停止に至るまでの時間を上記(2)式から算出し、
この算出した時間内にパルス信号Pが出力されな
い場合には車輪ロツクと判断する。
ない場合にはあり得ない車輪減速度a1(例えば、−
5g;g=9.8m/sec2)で制動がかけられた時
の停止に至るまでの時間を上記(2)式から算出し、
この算出した時間内にパルス信号Pが出力されな
い場合には車輪ロツクと判断する。
すなわち、コントローラ4は、車速センサ3か
らパルス信号が出力される毎に、まず車輪速度v1
を算出し、次に算出された速度v1およびメモリ内
に予め記憶されている減速度a1(−5g)を次式
に代入して時間t1を算出する。
らパルス信号が出力される毎に、まず車輪速度v1
を算出し、次に算出された速度v1およびメモリ内
に予め記憶されている減速度a1(−5g)を次式
に代入して時間t1を算出する。
t1=−v1/a1…… (3)
次いで、タイマにより上記時間t1の計測を行
う。そして、時間t1が経過する間に次のパルス信
号Pが発生しなかつた場合は、車輪ロツクが発生
したと判断し、ブザー6を鳴動させると共に、自
動ブレーキが動作しないよう処置する。一方、上
記時間t1が経過する間に次のパルス信号Pが発生
した場合は、その時点で再び車輪速度v1の算出、
時間t1の算出を行い、次いで上記と同様に時間t1
の計測を行う。
う。そして、時間t1が経過する間に次のパルス信
号Pが発生しなかつた場合は、車輪ロツクが発生
したと判断し、ブザー6を鳴動させると共に、自
動ブレーキが動作しないよう処置する。一方、上
記時間t1が経過する間に次のパルス信号Pが発生
した場合は、その時点で再び車輪速度v1の算出、
時間t1の算出を行い、次いで上記と同様に時間t1
の計測を行う。
ここで、車輪ロツク検出処理を必要としない安
全な低速度にて走行している車両にあつては、正
常な減速度(予め記憶されている減速度a1より小
さな減速度)で減速しても、車輪の径、パルス
数/回転等の関係から前記時間t1内にパルスが発
生されず、車輪がロツクしていると判定されてし
まう可能性があるが、本実施例の車輪ロツク検出
装置は、上記のような低速度領域は想定していな
い(低速度にて走行している車両の車輪ロツク検
出処理をしないことを前提としている)ものであ
る。なお、車輪ロツク検出処理が必要であるか否
かは、例えば、車両の速度を検出してその速度が
低速度領域内であるときにだけ、車輪ロツク検出
処理を行なわないようにすれば良い。
全な低速度にて走行している車両にあつては、正
常な減速度(予め記憶されている減速度a1より小
さな減速度)で減速しても、車輪の径、パルス
数/回転等の関係から前記時間t1内にパルスが発
生されず、車輪がロツクしていると判定されてし
まう可能性があるが、本実施例の車輪ロツク検出
装置は、上記のような低速度領域は想定していな
い(低速度にて走行している車両の車輪ロツク検
出処理をしないことを前提としている)ものであ
る。なお、車輪ロツク検出処理が必要であるか否
かは、例えば、車両の速度を検出してその速度が
低速度領域内であるときにだけ、車輪ロツク検出
処理を行なわないようにすれば良い。
[考案の効果]
以上説明したように、この考案によれば、車輪
ロツクの検出を極めて簡単な構成、簡単な処理に
よつて行うことができる効果が得られる。また、
この考案による装置は、他の制御装置に簡単に組
み込むことができると共に、さらに車輪ロツク判
定のための処理時間を従来よりはるかに少なくで
きる効果も有する。
ロツクの検出を極めて簡単な構成、簡単な処理に
よつて行うことができる効果が得られる。また、
この考案による装置は、他の制御装置に簡単に組
み込むことができると共に、さらに車輪ロツク判
定のための処理時間を従来よりはるかに少なくで
きる効果も有する。
図はこの考案に一実施例の構成を示すブロツク
図である。 3……車速センサ、4……コントローラ。
図である。 3……車速センサ、4……コントローラ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 車輪の回転速度に対応する周期でパルス信号
を発生する車速センサと、 (b) 前記車速センサの出力に基づいて車速を検出
する第一の手段と、 (c) 前記第一の手段によつて検出された車速と、
予め設定されている減速度とから車輪停止時間
t1を算出する第二の手段と、 (d) 前記車速センサからパルス信号が出力された
時点から、前記車輪停止時間t1が経過するまで
の間に、同パルス信号が再び出力されたか否か
を判断する第三の手段と、 を具備してなる車輪ロツク検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11042485U JPH0323896Y2 (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11042485U JPH0323896Y2 (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6217468U JPS6217468U (ja) | 1987-02-02 |
JPH0323896Y2 true JPH0323896Y2 (ja) | 1991-05-24 |
Family
ID=30989411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11042485U Expired JPH0323896Y2 (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0323896Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635217U (ja) * | 1992-10-14 | 1994-05-10 | 大同工業株式会社 | コンベヤチェーン |
-
1985
- 1985-07-18 JP JP11042485U patent/JPH0323896Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6217468U (ja) | 1987-02-02 |
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