JPH06129705A - 昇降式空調用グリル - Google Patents
昇降式空調用グリルInfo
- Publication number
- JPH06129705A JPH06129705A JP29911392A JP29911392A JPH06129705A JP H06129705 A JPH06129705 A JP H06129705A JP 29911392 A JP29911392 A JP 29911392A JP 29911392 A JP29911392 A JP 29911392A JP H06129705 A JPH06129705 A JP H06129705A
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- Japan
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- grill
- air
- ceiling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井に取り付けられた空調用グリルの清掃
を、足場を設けることなく容易にかつ安全に行い得るよ
うにする。 【構成】 天井10に開口した空調ダクト20の開口端
部21に対して嵌脱自在に配置されるグリル本体30
と、制御装置50を介して駆動が制御される巻上機40
から、滑車2〜4を通って繰り出されたワイヤ1で吊支
し、グリル本体30の清掃等の際に、任意の高さまで吊
り降ろすことができるようにする。
を、足場を設けることなく容易にかつ安全に行い得るよ
うにする。 【構成】 天井10に開口した空調ダクト20の開口端
部21に対して嵌脱自在に配置されるグリル本体30
と、制御装置50を介して駆動が制御される巻上機40
から、滑車2〜4を通って繰り出されたワイヤ1で吊支
し、グリル本体30の清掃等の際に、任意の高さまで吊
り降ろすことができるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アトリウムやホール等
の室内の天井に設置され、換気あるいは排気用のダクト
開口端部のグリルに関する。
の室内の天井に設置され、換気あるいは排気用のダクト
開口端部のグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】天井のダクト開口端部には、一般に、格
子状あるいはパンチングメタル状の制気口部材(グリ
ル)が固定的に設置される。このようなグリル、とくに
室内の汚染空気を排出するための吸込口におけるグリル
は、室内の塵埃や煙粒子、厨房からの浮遊油滴等が付着
しやすく、このため短期間で汚れが目立つようになった
り目詰まりが起こるので、頻繁に清掃等の保全作業を行
う必要がある。
子状あるいはパンチングメタル状の制気口部材(グリ
ル)が固定的に設置される。このようなグリル、とくに
室内の汚染空気を排出するための吸込口におけるグリル
は、室内の塵埃や煙粒子、厨房からの浮遊油滴等が付着
しやすく、このため短期間で汚れが目立つようになった
り目詰まりが起こるので、頻繁に清掃等の保全作業を行
う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
グリルは、天井のダクト開口端部に固定的に設置されて
いるので、清掃等の保全作業の際にはその都度脚立等を
準備したり、とくにアトリウムやホール等の高天井に設
置されたものにおいては、仮設足場の組み立てが必要に
なることもあり、しかも作業者は天井側を見ながら体を
反らしての高所作業になるので、作業が困難であるばか
りでなく、非常に危険であった。
グリルは、天井のダクト開口端部に固定的に設置されて
いるので、清掃等の保全作業の際にはその都度脚立等を
準備したり、とくにアトリウムやホール等の高天井に設
置されたものにおいては、仮設足場の組み立てが必要に
なることもあり、しかも作業者は天井側を見ながら体を
反らしての高所作業になるので、作業が困難であるばか
りでなく、非常に危険であった。
【0004】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、高天井に取り付
けられた空調用グリルの清掃を、足場を設けることなく
容易にかつ安全に行い得るようにすることにある。
れたもので、その目的とするところは、高天井に取り付
けられた空調用グリルの清掃を、足場を設けることなく
容易にかつ安全に行い得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題は、本発
明によって有効に解決することができる。すなわち本発
明に係る昇降式空調用グリルは、天井に開口した空調ダ
クトの開口端部に対して嵌脱自在に配置されるグリル本
体と、天井裏空間に設置された巻上機と、この巻上機の
駆動を制御する制御装置と、前記空調ダクトの両側面に
設けられた滑車と、この滑車から下垂された一端が前記
グリル本体に結合され他端が前記巻上機の巻き取りドラ
ムに巻回されたワイヤとからなるものである。この場
合、一層好ましくは、空調ダクトの開口端部には、この
開口端部に対してグリル本体が嵌着状態になったときに
これを検出する位置センサが設けられ、巻上機の巻き上
げ駆動が、この位置センサからの出力によって制御装置
を介して停止されるものである。
明によって有効に解決することができる。すなわち本発
明に係る昇降式空調用グリルは、天井に開口した空調ダ
クトの開口端部に対して嵌脱自在に配置されるグリル本
体と、天井裏空間に設置された巻上機と、この巻上機の
駆動を制御する制御装置と、前記空調ダクトの両側面に
設けられた滑車と、この滑車から下垂された一端が前記
グリル本体に結合され他端が前記巻上機の巻き取りドラ
ムに巻回されたワイヤとからなるものである。この場
合、一層好ましくは、空調ダクトの開口端部には、この
開口端部に対してグリル本体が嵌着状態になったときに
これを検出する位置センサが設けられ、巻上機の巻き上
げ駆動が、この位置センサからの出力によって制御装置
を介して停止されるものである。
【0006】
【作用】空調ダクトの両側面の滑車から下垂したワイヤ
に懸吊されたグリル本体は、通常は天井に開口した空調
ダクトの開口端部に嵌合した状態にある。そして、制御
装置を介して巻上機をワイヤ繰り出し方向に駆動(巻き
下げ駆動)させることによって、前記グリル本体は、空
調ダクトの開口端部から離れて降下する。このため、グ
リル本体を床面上又は床面近くの高さまで吊り降ろした
状態で清掃等の保全作業を行うことができる。
に懸吊されたグリル本体は、通常は天井に開口した空調
ダクトの開口端部に嵌合した状態にある。そして、制御
装置を介して巻上機をワイヤ繰り出し方向に駆動(巻き
下げ駆動)させることによって、前記グリル本体は、空
調ダクトの開口端部から離れて降下する。このため、グ
リル本体を床面上又は床面近くの高さまで吊り降ろした
状態で清掃等の保全作業を行うことができる。
【0007】作業終了後は、制御装置を介して巻上機を
ワイヤ巻き取り方向に駆動(巻き上げ駆動)させること
によってグリル本体を吊り上げ、空調ダクトの開口端部
に嵌合させる。このとき、グリル本体が空調ダクトの開
口端部に嵌合状態になった時点で、位置センサがこれを
検出し、この検出信号によって、制御装置を介して巻上
機のワイヤ巻き取り方向の回転が自動的に停止される。
ワイヤ巻き取り方向に駆動(巻き上げ駆動)させること
によってグリル本体を吊り上げ、空調ダクトの開口端部
に嵌合させる。このとき、グリル本体が空調ダクトの開
口端部に嵌合状態になった時点で、位置センサがこれを
検出し、この検出信号によって、制御装置を介して巻上
機のワイヤ巻き取り方向の回転が自動的に停止される。
【0008】
【実施例】図1ないし図3は、本発明に係る昇降式空調
用グリルの好ましい一実施例を示すもので、図中参照符
号10は天井板、20は開口端部21が天井板10の開
口11に臨んで取り付けられた吸込用の空調ダクト、3
0はこの空調ダクト20の開口端部21に嵌脱自在に配
置されたグリル本体、40は天井裏空間Sに設置され一
対のワイヤ1を介して前記グリル本体30を昇降させる
巻上機、50はこの巻上機40の駆動を制御する制御装
置である。
用グリルの好ましい一実施例を示すもので、図中参照符
号10は天井板、20は開口端部21が天井板10の開
口11に臨んで取り付けられた吸込用の空調ダクト、3
0はこの空調ダクト20の開口端部21に嵌脱自在に配
置されたグリル本体、40は天井裏空間Sに設置され一
対のワイヤ1を介して前記グリル本体30を昇降させる
巻上機、50はこの巻上機40の駆動を制御する制御装
置である。
【0009】空調ダクト20の開口端部21は、下方へ
向けて拡がるホッパ状を呈し、その下端には天井開口1
1の下縁に当接する額縁部22が形成されている。グリ
ル本体30は、前記開口端部21に遊嵌状態に収容可能
なケーシング31と、このケーシング31の内側に配設
されたルーバ32と、ケーシング31の下端に水平に張
り出し形成されて空調ダクト20の額縁部22の下面に
当接可能な額縁部33と、この額縁部33の互いに平行
な辺の上面に立設された一対の吊り金具34とからな
り、この吊り金具34の上端の吊環34aにはそれぞれ
ワイヤ1の一端部1aが結合されている。
向けて拡がるホッパ状を呈し、その下端には天井開口1
1の下縁に当接する額縁部22が形成されている。グリ
ル本体30は、前記開口端部21に遊嵌状態に収容可能
なケーシング31と、このケーシング31の内側に配設
されたルーバ32と、ケーシング31の下端に水平に張
り出し形成されて空調ダクト20の額縁部22の下面に
当接可能な額縁部33と、この額縁部33の互いに平行
な辺の上面に立設された一対の吊り金具34とからな
り、この吊り金具34の上端の吊環34aにはそれぞれ
ワイヤ1の一端部1aが結合されている。
【0010】空調ダクト20の額縁部22の互いに平行
な二辺の長手方向中央部には、グリル本体30の吊り金
具34を挿入可能な一対の切欠部23が形成されてお
り、前記各ワイヤ1の一端部1aは、この切欠部23の
上方に位置して空調ダクト20の両側面24に設けられ
た一対の第一の滑車2から下垂されている。
な二辺の長手方向中央部には、グリル本体30の吊り金
具34を挿入可能な一対の切欠部23が形成されてお
り、前記各ワイヤ1の一端部1aは、この切欠部23の
上方に位置して空調ダクト20の両側面24に設けられ
た一対の第一の滑車2から下垂されている。
【0011】巻上機40は、電動機41と、これにより
駆動される複数の歯車及び電動機41の停止時に停止状
態を保持するセルフロック機構が内蔵された減速機42
と、この減速機42を介して回転される巻き取りドラム
43とからなる。前記第一の滑車2は、この巻き取りド
ラム43の軸心とは直角な方向に延びる軸心の周りに回
転されるものであり、各ワイヤ1の他端部は、この第一
の滑車2から、これと平行な軸心の周りに回転される一
対の第二の滑車3及びこの第二の滑車3とは直角な軸心
の周りに回転される一対の第三の滑車4を介して、前記
巻き取りドラム43にその両側から同方向に巻き付けら
れている。すなわちグリル本体30は、巻き取りドラム
43から滑車4,3,2を通って繰り出されたワイヤ1
に吊支され、巻上機40の駆動によって空調ダクト20
の開口端部21とその下方の床面Fとの間で昇降自在に
なっている。
駆動される複数の歯車及び電動機41の停止時に停止状
態を保持するセルフロック機構が内蔵された減速機42
と、この減速機42を介して回転される巻き取りドラム
43とからなる。前記第一の滑車2は、この巻き取りド
ラム43の軸心とは直角な方向に延びる軸心の周りに回
転されるものであり、各ワイヤ1の他端部は、この第一
の滑車2から、これと平行な軸心の周りに回転される一
対の第二の滑車3及びこの第二の滑車3とは直角な軸心
の周りに回転される一対の第三の滑車4を介して、前記
巻き取りドラム43にその両側から同方向に巻き付けら
れている。すなわちグリル本体30は、巻き取りドラム
43から滑車4,3,2を通って繰り出されたワイヤ1
に吊支され、巻上機40の駆動によって空調ダクト20
の開口端部21とその下方の床面Fとの間で昇降自在に
なっている。
【0012】図4に示すように、制御装置50は入力部
A,Bを有し、例えば入力部A,Bの入力レベルが共に
“0”である場合には巻上機40の駆動を停止させ、入
力部Aが“1”であって入力部Bが“0”である場合に
は巻上機40を巻き下げ駆動させ、入力部Aが“0”で
あって入力部Bが“1”である場合には巻上機40を巻
上駆動させるものである。この制御装置50の入力部
A,Bには、図示しない室内の壁面に設けられて手動操
作されるか又は図3に示すようなリモコン装置5を介し
て遠隔操作される切替スイッチ6と、空調ダクト20の
ホッパ状開口端部21の内側面に固定された位置センサ
としてのリミットスイッチ7が、例えばOR回路51、
AND回路52,54及びNOT回路53を介して接続
される。
A,Bを有し、例えば入力部A,Bの入力レベルが共に
“0”である場合には巻上機40の駆動を停止させ、入
力部Aが“1”であって入力部Bが“0”である場合に
は巻上機40を巻き下げ駆動させ、入力部Aが“0”で
あって入力部Bが“1”である場合には巻上機40を巻
上駆動させるものである。この制御装置50の入力部
A,Bには、図示しない室内の壁面に設けられて手動操
作されるか又は図3に示すようなリモコン装置5を介し
て遠隔操作される切替スイッチ6と、空調ダクト20の
ホッパ状開口端部21の内側面に固定された位置センサ
としてのリミットスイッチ7が、例えばOR回路51、
AND回路52,54及びNOT回路53を介して接続
される。
【0013】すなわち、切替スイッチ6は、入力端子8
から入力されるレベル“1”の信号の出力方向を切り替
える接点6a,6bと、開放用の接点6cを有するもの
で、このうち接点6aからの出力はOR回路51及びA
ND回路52に入力され、OR回路51の出力はAND
回路52に入力され、このAND回路52の出力は制御
装置50の入力部Aに入力される。切替スイッチ6の接
点6bからの出力はAND回路54に入力され、このA
ND回路54の出力は制御装置50の入力部Bに入力さ
れる。
から入力されるレベル“1”の信号の出力方向を切り替
える接点6a,6bと、開放用の接点6cを有するもの
で、このうち接点6aからの出力はOR回路51及びA
ND回路52に入力され、OR回路51の出力はAND
回路52に入力され、このAND回路52の出力は制御
装置50の入力部Aに入力される。切替スイッチ6の接
点6bからの出力はAND回路54に入力され、このA
ND回路54の出力は制御装置50の入力部Bに入力さ
れる。
【0014】リミットスイッチ7は、グリル本体30の
ケーシング31が空調ダクト20の開口端部21に収容
・嵌合されると共に、額縁部33が空調ダクト20の額
縁部22の下面に当接状態となる位置にあるときに、こ
れを検出してその出力レベルが“1”になり、それ以外
では出力レベルが“0”になるもので、このリミットス
イッチ7からの出力は、NOT回路53を介して反転さ
れ、OR回路51及びAND回路54に入力される。
ケーシング31が空調ダクト20の開口端部21に収容
・嵌合されると共に、額縁部33が空調ダクト20の額
縁部22の下面に当接状態となる位置にあるときに、こ
れを検出してその出力レベルが“1”になり、それ以外
では出力レベルが“0”になるもので、このリミットス
イッチ7からの出力は、NOT回路53を介して反転さ
れ、OR回路51及びAND回路54に入力される。
【0015】上述の実施例において、通常は図2に示す
ように、グリル本体30はその移動上限位置にあって、
すなわちそのケーシング31が空調ダクト20の開口端
部21に収容・嵌合されると共に、下端の額縁部33が
空調ダクト20の額縁部22の下面に当接している。し
たがって、室内から天井10を仰ぎ見たときのグリル本
体30の外観は、従来の一般的なグリルと同様である。
そして、この状態では切替スイッチ6は接点6c又は6
bに接続されているので、接点6aからOR回路51及
びAND回路52への入力は“0”であり、また、リミ
ットスイッチ7からNOT回路53を介してのOR回路
51及びAND回路54への入力も“0”であるため、
制御装置50の入力部A,Bはいずれも“0”である。
したがって、巻上機40の電動機41は停止状態にあ
り、その減速機42に内蔵された前記セルフロック機構
によって、ワイヤ1はその移動を確実に制止されてい
る。
ように、グリル本体30はその移動上限位置にあって、
すなわちそのケーシング31が空調ダクト20の開口端
部21に収容・嵌合されると共に、下端の額縁部33が
空調ダクト20の額縁部22の下面に当接している。し
たがって、室内から天井10を仰ぎ見たときのグリル本
体30の外観は、従来の一般的なグリルと同様である。
そして、この状態では切替スイッチ6は接点6c又は6
bに接続されているので、接点6aからOR回路51及
びAND回路52への入力は“0”であり、また、リミ
ットスイッチ7からNOT回路53を介してのOR回路
51及びAND回路54への入力も“0”であるため、
制御装置50の入力部A,Bはいずれも“0”である。
したがって、巻上機40の電動機41は停止状態にあ
り、その減速機42に内蔵された前記セルフロック機構
によって、ワイヤ1はその移動を確実に制止されてい
る。
【0016】この図2の状態から、切替スイッチ6の接
続を接点6aに切り替えると、AND回路52からの出
力は“1”、AND回路54の出力は“0”になるた
め、制御装置50は巻き下げモードとなって、巻上機4
0は巻き下げ駆動される。したがって、ワイヤ1が巻き
取りドラム43から繰り出され、グリル本体30は下降
を開始する。また、これによってグリル本体30が空調
ダクト20の開口端部21から下放れると、リミットス
イッチ7はこれを検出してその出力が“0”になるた
め、NOT回路53からOR回路51及びAND回路5
4への入力は“1”になるが、この場合にも、AND回
路52の出力は“1”、AND回路54の出力は“0”
であり、巻上機40は継続的に巻き下げ駆動される。
続を接点6aに切り替えると、AND回路52からの出
力は“1”、AND回路54の出力は“0”になるた
め、制御装置50は巻き下げモードとなって、巻上機4
0は巻き下げ駆動される。したがって、ワイヤ1が巻き
取りドラム43から繰り出され、グリル本体30は下降
を開始する。また、これによってグリル本体30が空調
ダクト20の開口端部21から下放れると、リミットス
イッチ7はこれを検出してその出力が“0”になるた
め、NOT回路53からOR回路51及びAND回路5
4への入力は“1”になるが、この場合にも、AND回
路52の出力は“1”、AND回路54の出力は“0”
であり、巻上機40は継続的に巻き下げ駆動される。
【0017】グリル本体30が所望の高さまで降下した
時点で、切替スイッチ6の接続を接点6cに切り替える
と、AND回路52,54からの出力は共に“0”とな
るので、制御装置50は停止モードとなり、巻上機40
は直ちに停止される。このため、空調ダクト20へ吸い
込まれる室内の汚染空気中の塵埃や煙粒子及び浮遊油滴
等の付着によって、グリル本体30のケーシング31の
内側面やルーバ32の汚れが目立つようになったり目詰
まりが起こった場合は、切替スイッチ6の操作によって
グリル本体30を適当な高さあるいは床面F上に吊り降
ろし、容易かつ安全に清掃等の保全作業を行うことがで
きる。
時点で、切替スイッチ6の接続を接点6cに切り替える
と、AND回路52,54からの出力は共に“0”とな
るので、制御装置50は停止モードとなり、巻上機40
は直ちに停止される。このため、空調ダクト20へ吸い
込まれる室内の汚染空気中の塵埃や煙粒子及び浮遊油滴
等の付着によって、グリル本体30のケーシング31の
内側面やルーバ32の汚れが目立つようになったり目詰
まりが起こった場合は、切替スイッチ6の操作によって
グリル本体30を適当な高さあるいは床面F上に吊り降
ろし、容易かつ安全に清掃等の保全作業を行うことがで
きる。
【0018】作業完了後は、切替スイッチ6の接続を接
点6bに切り替えることによって、AND回路52から
の出力は“0”になり、AND回路54からの出力は
“1”になるので、制御装置50は巻き上げモードとな
って、巻上機40は巻き上げ駆動を開始する。したがっ
て、ワイヤ1が巻き取りドラム43に巻き取られ、グリ
ル本体30はこのワイヤ1によって吊り上げられる。ま
た、これによってグリル本体30が空調ダクト20の開
口端部21に嵌合状態となる位置に復帰すると、リミッ
トスイッチ7はこれを検出してその出力が“1”にな
り、NOT回路53からAND回路54への入力は
“0”になるため、このAND回路54の出力は“0”
になって制御装置50は停止モードとなり、巻上機40
の巻き上げ駆動が自動的に停止される。
点6bに切り替えることによって、AND回路52から
の出力は“0”になり、AND回路54からの出力は
“1”になるので、制御装置50は巻き上げモードとな
って、巻上機40は巻き上げ駆動を開始する。したがっ
て、ワイヤ1が巻き取りドラム43に巻き取られ、グリ
ル本体30はこのワイヤ1によって吊り上げられる。ま
た、これによってグリル本体30が空調ダクト20の開
口端部21に嵌合状態となる位置に復帰すると、リミッ
トスイッチ7はこれを検出してその出力が“1”にな
り、NOT回路53からAND回路54への入力は
“0”になるため、このAND回路54の出力は“0”
になって制御装置50は停止モードとなり、巻上機40
の巻き上げ駆動が自動的に停止される。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る昇降式空調用グリルによる
と、天井に開口した吸込口空調ダクトの開口端部に取り
付けられるグリル本体をワイヤで吊支して、清掃等の保
全作業の際には巻上機の駆動によって所望の高さまで吊
り降ろすことができ、高天井に取り付けられたものであ
っても、脚立を準備したり仮設足場を組んだりする必要
がなく、作業を容易にかつ安全に行うことができる。
と、天井に開口した吸込口空調ダクトの開口端部に取り
付けられるグリル本体をワイヤで吊支して、清掃等の保
全作業の際には巻上機の駆動によって所望の高さまで吊
り降ろすことができ、高天井に取り付けられたものであ
っても、脚立を準備したり仮設足場を組んだりする必要
がなく、作業を容易にかつ安全に行うことができる。
【図1】本発明に係る昇降式空調用グリルの好ましい一
実施例の概略構成を示す斜視図である。
実施例の概略構成を示す斜視図である。
【図2】上記実施例においてグリル本体を移動上限まで
吊りあげた状態を示すものであって、図1における矢印
II方向から見た一部切断した側面図である。
吊りあげた状態を示すものであって、図1における矢印
II方向から見た一部切断した側面図である。
【図3】上記実施例においてグリル本体を吊り降ろした
状態を示すものであって、図1における矢印III 方向か
ら見た断面図である。
状態を示すものであって、図1における矢印III 方向か
ら見た断面図である。
【図4】上記実施例における巻上機を駆動させるための
回路を示す説明図である。
回路を示す説明図である。
1 ワイヤ 2〜4 滑車 6 切替スイッチ 7 リミットスイッチ(位置センサ) 10 天井 20 空調ダクト 21 開口端部 30 グリル本体 40 巻上機 43 巻き取りドラム 50 制御装置 S 天井裏空間
Claims (2)
- 【請求項1】 天井に開口した空調ダクトの開口端部に
対して嵌脱自在に配置されるグリル本体と、 天井裏空間に設置された巻上機と、 この巻上機の駆動を制御する制御装置と、 前記空調ダクトの両側面に設けられた滑車と、 この滑車から下垂された一端が前記グリル本体に結合さ
れ他端が前記巻上機の巻き取りドラムに巻回されたワイ
ヤと、からなることを特徴とする昇降式空調用グリル。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、空調ダクトの
開口端部には、この開口端部に対してグリル本体が嵌着
状態になったときにこれを検出する位置センサが設けら
れ、巻上機の巻き上げ駆動が、この位置センサからの出
力によって制御装置を介して停止されることを特徴とす
る昇降式空調用グリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29911392A JPH06129705A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 昇降式空調用グリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29911392A JPH06129705A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 昇降式空調用グリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129705A true JPH06129705A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17868296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29911392A Pending JPH06129705A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 昇降式空調用グリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06129705A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1992
- 1992-10-13 JP JP29911392A patent/JPH06129705A/ja active Pending
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