JP5891128B2 - エレベータの換気ファンの塵埃除去装置及び塵埃除去方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの換気ファンの表面に堆積した塵埃を除去するエレベータの換気ファンの塵埃除去装置及び塵埃除去方法に関する。
従来のエレベータの乗りかご上に設けられた換気ファンにおいては、例えば秋から冬の間に換気ファンの稼働を停止させることがよく行われている。そのため、換気ファンの表面には昇降路内等に浮遊している塵埃が堆積する場合がある。このような状況に対し、換気ファンを稼働開始させる時期においては、換気ファンの表面に堆積した塵埃を保守員が清掃し除去した後に、保守員が換気ファンを稼働開始させていた。
このような換気ファンを備えたエレベータに関連する従来技術の1つとして、換気ファン等の乗りかご内機器の制御を遠隔で行い、エレベータ設置場所での作業を不要とするエレベータ乗りかご内機器の遠隔制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術のエレベータ乗りかご内機器の遠隔制御装置は、主にエレベータの保守会社の保守拠点より遠隔地に設置されたエレベータの換気ファンを電話回線を介して遠隔操作するものであるが、近年のインターネット等の通信技術の応用により、エレベータを所有する顧客やエレベータの管理を行う管理人が当該遠隔制御装置を利用してエレベータの換気ファンを遠隔操作することが可能となってきている。
また、特許文献1に開示された従来技術のようにエレベータの換気ファンの動作を遠隔制御した場合に、換気ファンが動作を開始した際に乗り合わせた乗客に対して、換気ファンの表面に堆積した塵埃の飛散による不快感を与えることを防止するエレベータ用乗りかご内換気ファンの制御装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−308539号公報 特開2005−255371号公報
特許文献1に開示された従来技術のエレベータ乗りかご内機器の遠隔制御装置では、上述したように換気ファンの遠隔操作機能を顧客や管理人に提供した場合、この換気ファンの遠隔操作機能は随時利用可能であるが、例えば顧客や管理人が長期間停止させていた換気ファンを遠隔操作して稼働を開始させた場合、当該換気ファンは保守員による清掃がなされていないので、換気ファンの表面に堆積した塵埃が換気ファンの稼働により飛散してエレベータの乗りかご内に充満し、エレベータを利用する乗客に不快感を与える虞がある。
特許文献2に開示された従来技術のエレベータ用乗りかご内換気ファンの制御装置では、上述のような状況を防止するために、換気ファンの遠隔操作機能により換気ファンの稼働開始が指示されている場合に、エレベータの休止状態が予め定められた時間以上継続したことを確認すると共に、換気ファンの稼働を開始することにしているが、これにより乗客にかかる塵埃を抑制できたとしても、エレベータの換気ファンに堆積した塵埃が十分に除去されているわけではない。その上、エレベータが休止状態のときには、防犯や防災を目的としてエレベータの乗りかごドアが閉じられているので、換気ファンの表面に堆積した塵埃が稼働により振り落とされた際に乗りかご内に留まることになり、乗りかご内の環境衛生上好ましくない。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、エレベータの換気ファンに堆積した塵埃を定期的かつ十分に除去でき、乗りかご内の環境衛生状態を向上させることができるエレベータの換気ファンの塵埃除去装置及び塵埃除去方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、昇降路内に設けられた乗りかごと、この乗りかごに開閉可能に設けられた乗りかごドアと、前記乗りかごに設けられ、通常運転時に所定の回転速度で回転し、当該乗りかご内に送風して換気する換気ファンとを有するエレベータの換気ファンの塵埃除去装置であって時間を計測する計時部と、前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過するまで前記換気ファンを起動する信号が出力されず、かつ前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過した際に、当該乗りかご内に設けられた照明が消灯されていることを示す信号が出力されている場合に、前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると判定する判定部と、前記判定部によって前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると判定されたとき、前記乗りかごドアを開扉させた状態で前記換気ファンの回転数を前記所定の回転速度よりも大きい回転速度で稼働させる制御部と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、昇降路内に設けられた乗りかごと、この乗りかごに開閉可能に設けられた乗りかごドアと、前記乗りかごに設けられ、通常運転時に所定の回転速度で回転し、当該乗りかご内に送風して換気する換気ファンと、時間を計測する計時部と、前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であるかどうかを判定する判定部と、この判定部判定結果に応じて前記乗りかごのドアの開閉動作及び前記換気ファンの回転速度を制御する制御部とを備えたエレベータの換気ファンの塵埃除去方法であって、前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過するまで前記換気ファンを起動する信号が出力されず、かつ前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過した際に、当該乗りかご内に設けられた照明が消灯されていることを示す信号が出力されている場合に、前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると前記判定部で判定し、前記判定部で前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると判定された後、前記制御部前記乗りかごドアを開扉させ、この状態で前記換気ファンの回転数を前記所定の回転速度よりも大きい回転速度で稼働させることを特徴としている。
本発明のエレベータの換気ファンの塵埃除去装置及び塵埃除去方法によれば、エレベータの換気ファンに堆積した塵埃を定期的かつ十分に除去でき、乗りかご内の環境衛生状態を向上させることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係るエレベータの塵埃除去装置の一実施形態の構成を示す図である。 本実施形態の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態に備えられた換気ファンの回転速度と乗りかごドアの開閉状態との関係を説明する図であり、左図は通常動作のときの図、右図は除塵動作のときの図である。
以下、本発明に係るエレベータの換気ファンの塵埃除去装置及び塵埃除去方法を実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係るエレベータの換気ファンの塵埃除去装置の一実施形態は、例えば建物に設置されたエレベータに設けられる。このエレベータは、例えば図1に示すように昇降路20内に設けられた乗りかご1と、この乗りかご1に開閉可能に設けられた乗りかごドア3と、乗りかご1に設けられ、当該乗りかご1内に送風して換気する換気ファン2とを備えている。
また、エレベータは、例えば乗場に設けられ、乗りかごドア3と連動して開閉するホールドア4と、乗りかご1と主ロープを介して昇降路20内に吊り下げられた釣合い錘(図示せず)と、主ロープが巻き掛けられた巻上機と、昇降路20に設けられ、乗りかご1及び換気ファン2とテールコード5を介して接続されて通信を行う制御盤6とを備えている。なお、換気ファン2は、例えば乗りかご1内に設けられた手動スイッチ(図示せず)を押したり、あるいは遠隔操作により稼働可能になっている。
そして、制御盤6は、通常運転を行う際に、乗りかごドア3及びホールドア4を閉扉して巻上機を駆動することにより、巻上機の回転方向に応じて乗りかご1を昇降させると共に、換気ファン2を所定の回転速度(以下、便宜的に通常動作回転速度と呼ぶ)で回転させて昇降路20内の空気を乗りかご1の室内に送るようにしている。
ここで、例えば秋冬等の換気空調を必要としない時期において、換気ファン2を長期停止させた場合、換気ファン2の羽根上に昇降路20内を浮遊している塵埃が降り積もり付着する場合がある。この塵埃は、エレベータを所有する顧客やエレベータの管理を行う管理人が保守員に換気ファン2の稼働開始を依頼した場合には、保守員が換気ファン2の羽根の清掃を実施してから換気ファン2を稼働開始させるため、問題は生じない。
しかしながら、顧客や管理人が遠隔操作により換気ファン2を稼働開始させた場合には、この換気ファン2の羽根の清掃が行われていないため、換気ファン2に降り積もった塵埃が剥落して昇降路20内から送風された空気と共に乗りかご1内に充満し、エレベータの利用者に不快感を抱かせる場合が発生する可能性があった。
そこで、本実施形態は、換気ファン2に堆積した塵埃を定期的に除去する除塵動作を行う塵埃運転装置7を備えている。この塵埃運転装置7は、例えば外部に配置されると共に、制御盤6に接続され、後述するように制御盤6の動作を制御して除塵動作を行うようにしている。
塵埃運転装置7は、例えば所定の第1時間の間、換気ファン2が停止状態であり、かつ乗りかご1内が無人であるかどうかを判定する判定部72と、この判定部72による判定結果に応じて、乗りかごドア3の開閉動作及び換気ファン2の回転速度を制御する制御部73とを有している。
この制御部73は、乗りかごドア3及びホールドア4を開扉させるドア開扉信号9、及び換気ファン2を起動させる換気ファン起動信号10を制御盤6に対して出力することで、制御盤6及びテールコード5を介して乗りかごドア3とホールドア4の開閉動作及び換気ファン2の起動動作を制御するようにしている。
本実施形態では、塵埃運転装置7は、例えば判定部72に接続され、時間を計測する計時部71を有している。制御盤6は、例えば判定部72に接続され、乗りかご1内が無人であり、使用されていないことを示す無人不使用信号8を検出し、この検出した無人不使用信号8を判定部72に出力するようにしている。なお、この無人不使用信号8は、例えば乗りかご1の利用がなく、所定の第1時間が経過した際に乗りかご1内に設けられた照明(図示せず)を消灯することで出力される信号である。
また、判定部72は、制御盤6から出力された無人不使用信号8を入力すると共に、制御部73から制御盤6へ出力される換気ファン起動信号10を参照するようにしている。従って、判定部72は、計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過しているかどうかを確認し、計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過するまで換気ファン起動信号10が制御盤6へ出力されず、かつ計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過した際に制御盤6から無人不使用信号8が入力されれば、換気ファン2が停止状態であり、かつ乗りかご1内が無人であると判定するようにしている。
一方、判定部72は、計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過していないときに、換気ファン起動信号10が制御盤6へ出力され、あるいは計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過した際に制御盤6から無人不使用信号8が入力されなければ、換気ファン2が停止状態でなく、又は乗りかご1内が無人でないと判定するようにしている。
本実施形態では、塵埃運転装置7の制御部73は、判定部72によって換気ファン2が停止状態であり、かつ乗りかご1内が無人であると判定された場合に、乗りかごドア3を開扉させた状態で換気ファン2の回転数を通常動作回転速度よりも大きい回転速度(以下、便宜的に除塵動作回転速度と呼ぶ)で稼働させるようにしている。また、本実施形態は、換気ファン2の稼働時間よりも乗りかごドア3の開扉時間を長く設定しており、例えば換気ファン2の稼働時間よりも乗りかごドア3の開扉時間を所定の第2時間だけ長く設定している。
制御部73は、例えば判定部72によって換気ファン2が停止状態であり、かつ乗りかご1内が無人であると判定された場合に、ドア開扉信号9と換気ファン起動信号10に加え、換気ファン2の回転速度を上述した除塵動作回転速度で回転させる換気ファン高速回転信号11を制御盤6に対して出力し、ドア開扉信号9を換気ファン起動信号10及び換気ファン高速回転信号11の出力時間よりも所定の第2時間だけ長い時間、出力するようにしている。
そして、制御盤6は、これらのドア開扉信号9、換気ファン起動信号10、及び換気ファン高速回転信号11が入力されると、テールコード5を介して乗りかごドア3及びホールドア4を開扉させると共に、換気ファン2を除塵動作回転速度で回転させる。
このように構成した本実施形態に係るエレベータの換気ファンの塵埃除去装置にあっては例えば以下の手順のようにして換気ファンの除塵動作が行われる。
図2は本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
本発明に係るエレベータの換気ファンの塵埃除去方法の一実施形態は、塵埃運転装置7の判定部72が所定の第1時間の間、換気ファン2が停止状態であり、かつ乗りかご1内が無人であるかどうかを判定する判定手順と、この判定手順において判定部72によって換気ファン2が停止状態であり、かつ乗りかご1内が無人であると判定された後、制御部73が乗りかごドア3を開扉させ、この状態で換気ファン2の回転数を除塵動作回転速度で稼働させる稼働手順とを備えている。
具体的には、図2に示すようにまず除塵除去装置7の判定部72は、除塵動作の基準として参照している計時部71をリセットする(ステップ(以下、Sと記す)1)。このとき、計時手段71はゼロクリアされ、最初から計時を開始する。
次に、判定部72は、制御部73から制御盤6へ出力される換気ファン起動信号10を参照して乗りかご1内の換気ファン2が停止しているかどうかを判定する(S2)。判定部72は、換気ファン2が停止していると判定した場合、計時部71を参照して計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過しているかどうかを判定する(S3)。一方、判定部72は、換気ファン2が停止していないと判定した場合、手順S2の動作に戻る。
次に、手順S3において計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過していると判定されると、判定部72は、無人不使用信号8の入力の有無を確認して乗りかご1内が無人であるかどうかを判定する(S4)。一方、判定部72は、計時部71によって計測された時間が所定の第1時間を経過していないと判定した場合、手順S2の動作に戻る。
次に、手順S4において乗りかご1内が無人であると判定された場合、制御部73は、換気ファン2の除塵動作を行わせる除塵運転を開始する。すなわち、制御部73は、ドア開扉信号9を制御盤6へ出力する。そして、制御盤6は、このドア開扉信号9を入力することにより、乗りかご1の乗りかごドア3及び乗場のホールドア4を開放する(S5)。
次に、制御部73は、換気ファン起動信号10及び換気ファン高速回転信号11を制御盤6へ出力する。制御盤6は、換気ファン起動信号10及び換気ファン高速回転信号11が入力されると、換気ファン2を通常動作回転速度よりも大きい除塵動作回転速度で回転させる指示を換気ファン2に対して行い、換気ファン2は塵埃動作回転速度で回転する(S6)。
ここで、除塵運転の実施中にエレベータの乗場に設けられたホール呼びボタン(図示せず)が押された場合には、制御盤6は乗りかご1の照明を点灯し、乗りかご1の稼働準備を開始する。これにより、無人不使用信号8が制御盤6から判定部72へ出力されなくなるので、判定部72は無人不使用信号8が入力されなくなったことを検出し、すなわち乗りかご1の呼びがあったことを検出し(S7)、制御部73は換気ファン高速回転信号11の出力を停止することにより、制御盤6に換気ファン2の除塵動作回転速度での回転を停止させる(S12)。そして、制御部73は、直後にドア開扉信号9の出力を停止することにより、制御盤6に乗りかごドア3とホールドア4を閉じさせ(S13)、手順S1の動作に戻る。本動作により、除塵動作は速やかに中断されるので、エレベータの乗りかご1は通常運転が可能となる。
一方、除塵運転の実施中にエレベータの乗場に設けられたホール呼びボタンが押されなかった場合には、判定部72は、計時部71によって計測された時間を参照し、換気ファン2が除塵動作回転速度で回転した時間が予め定めた時限を経過しているかどうかを判定する(S8)。
このとき、判定部72によって換気ファン2が除塵動作回転速度で回転した時間が予め定めた時限を経過していないと判定された場合には、手順S7の動作に戻る。一方、手順S8において判定部72によって換気ファン2が除塵動作回転速度で回転した時間が予め定めた時限を経過したと判定された場合には、制御部73は換気ファン高速回転信号11の出力を停止することにより、制御盤6に換気ファン2の除塵動作回転速度での回転を停止させ(S9)、その後所定の第2時間待機する(S10)。
そして、制御部73は、ドア開扉信号9の出力を停止することにより、制御盤6に乗りかごドア3及びホールドア4を閉扉させ(S11)、手順S1の動作に戻る。本動作により、除塵動作は完了し、エレベータの乗りかご1は通常運転が可能となる。
次に、本実施形態に係る除塵運転装置7の除塵動作における換気ファンの回転速度と乗りかごドア3及びホールドア4の動作を、通常動作における換気ファンの回転速度と乗りかごドア3及びホールドア4の動作と対比させて詳細に説明する。
図3は、本実施形態に備えられた換気ファンの回転速度と乗りかごドアの開閉状態との関係を説明する図であり、左図は通常動作のときの図、右図は除塵動作のときの図である。
本実施形態では、図3左図に示すように通常動作が行われる場合には、ホール呼びボタンが押されると、換気ファン2は通常の回転数である通常動作回転速度R1で回転を開始し、同時に乗りかごドア3及びホールドア4が開く(T1)。そして、乗客が降りてエレベータの利用が終わり、乗りかごドア3及びホールドア4が閉じると(T2)、しばらくして換気ファン2が停止する(T3)。
一方、図3右図に示すように除塵動作が行われる場合には、換気ファン2は通常動作回転速度R1よりも大きい除塵動作回転速度R2(R1<R2)で回転を開始し、同時に乗りかごドア3及びホールドア4が開扉する(T4)。そして、換気ファン2が除塵動作回転速度で回転した時間が予め定めた時限を経過した時点で、換気ファン2は回転を停止し(T5)、所定の第2時間経過した後に乗りかごドア3及びホールドア4が閉扉する(T6)。この動作により、本実施形態では換気ファン2の稼働時間より乗りかごドア3及びホールドア4の開扉時間が長くなっている。
このように構成した本実施形態に係る塵埃除去装置及び塵埃除去方法によれば、換気ファン2が長期に渡って停止し、換気ファン2の羽根の表面に塵埃が堆積していても、手順S2〜S4において所定の第1時間、判定部72によって換気ファン2が停止状態であり、かつ乗りかご1内が無人であると判定される度に、制御部73が制御盤6を介して換気ファン2を通常動作回転速度よりも大きい除塵動作回転速度で予め定めた時限の間、回転させることにより、換気ファン2の羽根上の塵埃を振り落とすことができる。
さらに、換気ファン2の除塵動作回転速度での回転は、手順S5に示すように乗りかごドア3及びホールドア4が開扉した状態で行われるので、換気ファン2の羽根上から降り落ちた塵埃を乗りかご1の室外へ導くことができ、塵埃が室内に留まることを抑えることができる。このように、本実施形態は、エレベータの換気ファンに堆積した塵埃を定期的かつ十分に除去でき、乗りかご1内の環境衛生状態を向上させることができる。従って、保守員等による換気ファン2の羽根の清掃を不要とし、例えば遠隔からの換気ファン2の制御手段を持つ顧客に対しては、乗りかご1の換気ファン2を快適な環境条件の下で稼働開始させることができる。
また、本実施形態は、換気ファン2の稼働時間よりも乗りかごドア3の開扉時間を所定の第2時間だけ長く設定している。これは、換気ファン2の動作が停止した直後においても乗りかご1の室内の空気が流れ続けるので、この空気の流れが終息し塵埃を含んだ空気が乗りかご1の室外へ排出完了されるのに必要な時間を所定の第2時間として確保している。
従って、手順S9において換気ファン2の動作が停止した後も、手順S10において乗りかごドア3及びホールドア4が所定の第2時間の間、開放されるので、塵埃を含んだ空気を乗りかご1の室外へより排出することができる。これにより、乗りかご1内の空気を清潔に保つことができる。
なお、上述した本実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
また、本実施形態は、塵埃運転装置7は制御盤6の外部に設けられた場合について説明したが、この場合に限らず、例えば除塵運転装置7を制御盤6内へ設置してもよいし、除塵運転装置7は制御盤6を構成するマイコンソフトウェア等の形態で実現してもよい。
1 乗りかご
2 換気ファン
3 乗りかごドア
4 ホールドア
5 テールコード
6 制御盤
7 除塵運転装置
8 無人不使用信号
9 ドア開扉信号
10 換気ファン起動信号
11 換気ファン高速回転信号
71 計時部
72 判定部
73 制御部

Claims (3)

  1. 昇降路内に設けられた乗りかごと、この乗りかごに開閉可能に設けられた乗りかごドアと、前記乗りかごに設けられ、通常運転時に所定の回転速度で回転し、当該乗りかご内に送風して換気する換気ファンとを有するエレベータの換気ファンの塵埃除去装置であって
    時間を計測する計時部と、
    前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過するまで前記換気ファンを起動する信号が出力されず、かつ前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過した際に、当該乗りかご内に設けられた照明が消灯されていることを示す信号が出力されている場合に、前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると判定する判定部と、
    記判定部によって前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると判定されたとき、前記乗りかごドアを開扉させた状態で前記換気ファンの回転数を前記所定の回転速度よりも大きい回転速度で稼働させる制御部と、
    を備えたエレベータの換気ファンの塵埃除去装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータの換気ファンの塵埃除去装置であって
    前記換気ファンの稼働時間よりも前記乗りかごドアの開扉時間を長く設定したエレベータの換気ファンの塵埃除去装置。
  3. 昇降路内に設けられた乗りかごと、この乗りかごに開閉可能に設けられた乗りかごドアと、前記乗りかごに設けられ、通常運転時に所定の回転速度で回転し、当該乗りかご内に送風して換気する換気ファンと、時間を計測する計時部と、前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であるかどうかを判定する判定部と、この判定部判定結果に応じて前記乗りかごのドアの開閉動作及び前記換気ファンの回転速度を制御する制御部とを備えたエレベータの換気ファンの塵埃除去方法において
    前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過するまで前記換気ファンを起動する信号が出力されず、かつ前記計時部によって計測された時間が前記予め設定された時間を経過した際に、当該乗りかご内に設けられた照明が消灯されていることを示す信号が出力されている場合に、前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると前記判定部で判定し、
    記判定部で前記換気ファンが停止状態であり、かつ前記乗りかご内が無人であると判定された後、前記制御部前記乗りかごドアを開扉させ、この状態で前記換気ファンの回転数を前記所定の回転速度よりも大きい回転速度で稼働させエレベータの換気ファンの塵埃除去方法。

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