JPH0612915Y2 - 樹脂パイプ溶接構造 - Google Patents
樹脂パイプ溶接構造Info
- Publication number
- JPH0612915Y2 JPH0612915Y2 JP1990055125U JP5512590U JPH0612915Y2 JP H0612915 Y2 JPH0612915 Y2 JP H0612915Y2 JP 1990055125 U JP1990055125 U JP 1990055125U JP 5512590 U JP5512590 U JP 5512590U JP H0612915 Y2 JPH0612915 Y2 JP H0612915Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- reinforcing
- burr
- welding
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば燃料用樹脂インレットパイプのブロー成
形パイプとインジェクション成形のホース継口パイプ等
の樹脂パイプの内空に液体を通すパイプの接合対応面
に、内空に流れる液体の抵抗となる内面のバリのために
妨害されないパイプ溶接構造とするものである。本考案
において内面のバリとは2個のパイプ端面の圧縮溶接に
より第4図のhのように溶接内面に突出するバリであ
る。
形パイプとインジェクション成形のホース継口パイプ等
の樹脂パイプの内空に液体を通すパイプの接合対応面
に、内空に流れる液体の抵抗となる内面のバリのために
妨害されないパイプ溶接構造とするものである。本考案
において内面のバリとは2個のパイプ端面の圧縮溶接に
より第4図のhのように溶接内面に突出するバリであ
る。
(従来の技術と問題点) 例えば燃料用樹脂インレットパイプのように、ブロー成
形の第1パイプと、ホース継口にされるインジェクショ
ン成形の第2パイプを溶接により継なぐ技術は既に応用
されている。しかしながら前記は第2パイプの内面の一
部に歪形防止の金属性補強パイプを挿入するだけであつ
て、第1パイプと第2パイプとの溶接面の両方に補強パ
イプを挿入できる構造をなしていない。第4図に示す従
来の溶接構造ではブロー成形等の第1パイプaとホース
継口にされるインジェクション成形等の第2パイプbの
各端面を溶接により接続するため、第2パイプの端口d
から内周に金属補強パイプfの圧入孔gを溶接端面eの
近くまで成形又は削成し、それ等両パイプa、bの溶接
端面c、eを適宜の手段により加熱しかつ突き合わせ、
圧縮の下に溶接を施しているもので、その時内面にバリ
hが突出し、両パイプ内面に燃料等の液体を通すとき、
バリhが抵抗になって液体の流動を妨害し、これが問題
点になる。また前記の液体の流れの抵抗になるバリhを
生じさせないため、第5図のように第1パイプaのみを
使用し、端面cから内面に金属補強パイプfの圧入孔i
を削り出すと共に、外周をホース継口にするため鎖線に
示す切削工具lにより削つて鍔jと削径部kの削成とを
施す試みもあるが工数が多く単価が高くて良好な改善策
にはならない。
形の第1パイプと、ホース継口にされるインジェクショ
ン成形の第2パイプを溶接により継なぐ技術は既に応用
されている。しかしながら前記は第2パイプの内面の一
部に歪形防止の金属性補強パイプを挿入するだけであつ
て、第1パイプと第2パイプとの溶接面の両方に補強パ
イプを挿入できる構造をなしていない。第4図に示す従
来の溶接構造ではブロー成形等の第1パイプaとホース
継口にされるインジェクション成形等の第2パイプbの
各端面を溶接により接続するため、第2パイプの端口d
から内周に金属補強パイプfの圧入孔gを溶接端面eの
近くまで成形又は削成し、それ等両パイプa、bの溶接
端面c、eを適宜の手段により加熱しかつ突き合わせ、
圧縮の下に溶接を施しているもので、その時内面にバリ
hが突出し、両パイプ内面に燃料等の液体を通すとき、
バリhが抵抗になって液体の流動を妨害し、これが問題
点になる。また前記の液体の流れの抵抗になるバリhを
生じさせないため、第5図のように第1パイプaのみを
使用し、端面cから内面に金属補強パイプfの圧入孔i
を削り出すと共に、外周をホース継口にするため鎖線に
示す切削工具lにより削つて鍔jと削径部kの削成とを
施す試みもあるが工数が多く単価が高くて良好な改善策
にはならない。
(考案が解決しようとする課題) 前記に鑑み、例えば燃料等の液体を通す用途に使用する
場合でも、本考案は第2パイプを第1パイプに溶接継な
ぎを施す構造に溶接し、内面のバリが液体の流れの抵抗
にならない構造にすることを解決すべき課題とし、しか
もこの課題を解決するために溶接製品の単価を高めない
ようにするものである。
場合でも、本考案は第2パイプを第1パイプに溶接継な
ぎを施す構造に溶接し、内面のバリが液体の流れの抵抗
にならない構造にすることを解決すべき課題とし、しか
もこの課題を解決するために溶接製品の単価を高めない
ようにするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前項の課題解決に合致させたもので、第1樹脂
パイプと第2樹脂パイプと一個の補強パイプとからな
り、前記第1パイプと第2パイプの各内面に補強パイプ
挿入孔と、その各挿入孔の接合端の内周のバリ食み出し
防止拡径孔を各二段に設け、補強パイプを第1パイプと
第2パイプの各補強パイプ挿入孔に圧入し、第1パイプ
と第2パイプの接合面を圧縮して内面のバリを前記バリ
食み出し防止拡径孔と補強パイプ外周の間に突出させて
溶接したことを特徴とする樹脂パイプ溶接構造に係り、
溶接工数を殆んど増加させず従来通りにできる利益があ
る。
パイプと第2樹脂パイプと一個の補強パイプとからな
り、前記第1パイプと第2パイプの各内面に補強パイプ
挿入孔と、その各挿入孔の接合端の内周のバリ食み出し
防止拡径孔を各二段に設け、補強パイプを第1パイプと
第2パイプの各補強パイプ挿入孔に圧入し、第1パイプ
と第2パイプの接合面を圧縮して内面のバリを前記バリ
食み出し防止拡径孔と補強パイプ外周の間に突出させて
溶接したことを特徴とする樹脂パイプ溶接構造に係り、
溶接工数を殆んど増加させず従来通りにできる利益があ
る。
(実施例) 本実施例は第1図のインレツトパイプを第1パイプ1と
し該パイプ1に対してホース継口にされる短い第2パイ
プ2を溶接した構造を例示したものである。
し該パイプ1に対してホース継口にされる短い第2パイ
プ2を溶接した構造を例示したものである。
第3図は第1パイプ1の一部と第2パイプ2と金属補強
パイプ6の分解縦断正面図を示すもので、第2パイプ2
には口部に補強パイプ6のパイプ壁の厚さにほぼ一致さ
せた内向きの鍔3を形成し、第1パイプ1と、第2パイ
プ2の内向きの鍔3より内方から端口までに補強パイプ
6を圧入する補強パイプ挿入孔4、4aを設け、パイプ
1、2の接合端1a、2aの内周に補強パイプ挿入孔
4、4aを少し拡径したバリ食み出し防止拡径孔5、5
aを設け、第2図のように補強パイプ6を前記の補強パ
イプ挿入口4、4aに圧入すると共に、該挿入直前に接
合端1a、2aをヒーターで加熱する等して溶接適温と
し加圧のもとに溶接を施し、その時第2図のように内外
面に生ずるバリ7a、7bの内の内面のバリ7bをバリ
食み出し防止拡径孔5、5aと補強パイプ6の外面の間
に突出させる。
パイプ6の分解縦断正面図を示すもので、第2パイプ2
には口部に補強パイプ6のパイプ壁の厚さにほぼ一致さ
せた内向きの鍔3を形成し、第1パイプ1と、第2パイ
プ2の内向きの鍔3より内方から端口までに補強パイプ
6を圧入する補強パイプ挿入孔4、4aを設け、パイプ
1、2の接合端1a、2aの内周に補強パイプ挿入孔
4、4aを少し拡径したバリ食み出し防止拡径孔5、5
aを設け、第2図のように補強パイプ6を前記の補強パ
イプ挿入口4、4aに圧入すると共に、該挿入直前に接
合端1a、2aをヒーターで加熱する等して溶接適温と
し加圧のもとに溶接を施し、その時第2図のように内外
面に生ずるバリ7a、7bの内の内面のバリ7bをバリ
食み出し防止拡径孔5、5aと補強パイプ6の外面の間
に突出させる。
(作用) 本考案の樹脂パイプ溶接構造は前記した通りであつて、
第1パイプ1と第2パイプ2の各内周に一個の補強パイ
プ6を圧入して接続し、かつ端面を圧縮して溶接するも
のであつて、補強パイプ6及び第2パイプ2の内空を燃
料等の液体流路に使用しても補強パイプ6は補強パイプ
挿入孔4、4aに圧入され、しかも補強パイプ6には継
ぎ目がないからバリ食み出し防止拡径孔5、5aに流れ
出るおそれはなく、かつ内周のバリ7bに液体が触れる
ことなく流れて、流動抵抗になることが全くないから液
体流路を構成するパイプ溶接に適応する。
第1パイプ1と第2パイプ2の各内周に一個の補強パイ
プ6を圧入して接続し、かつ端面を圧縮して溶接するも
のであつて、補強パイプ6及び第2パイプ2の内空を燃
料等の液体流路に使用しても補強パイプ6は補強パイプ
挿入孔4、4aに圧入され、しかも補強パイプ6には継
ぎ目がないからバリ食み出し防止拡径孔5、5aに流れ
出るおそれはなく、かつ内周のバリ7bに液体が触れる
ことなく流れて、流動抵抗になることが全くないから液
体流路を構成するパイプ溶接に適応する。
(効果) 本考案は前記の構成、作用になり、液体の流路に最も適
応させることが出来ると共に、第4図のバリhを溶接パ
イプの内周に突出する従来構造に比して第1パイプ1に
補強パイプ挿入孔4とバリ食み出し防止拡径孔5を設け
る必要はあるが、ほとんどの場合成形金型により解決で
きる問題であり、しかも溶接工数を増加する必要がな
く、単価的には従来と変わらなくできる等の効果があ
る。
応させることが出来ると共に、第4図のバリhを溶接パ
イプの内周に突出する従来構造に比して第1パイプ1に
補強パイプ挿入孔4とバリ食み出し防止拡径孔5を設け
る必要はあるが、ほとんどの場合成形金型により解決で
きる問題であり、しかも溶接工数を増加する必要がな
く、単価的には従来と変わらなくできる等の効果があ
る。
第1図は本考案の適用に適した燃料用樹脂インレットパ
イプの斜視図、第2図は同要部の縦断正面図、第3図は
要部の分解縦断正面図である。第4図は従来の溶接構造
の一部切断正面図、第5図は従来の非溶接構造の一部切
断正面図である。 1……第1パイプ、2……第2パイプ 3……鍔、4、4a……補強パイプ挿入孔 5、5a……バリ食み出し防止拡径孔 6……補強パイプ、7b……バリ
イプの斜視図、第2図は同要部の縦断正面図、第3図は
要部の分解縦断正面図である。第4図は従来の溶接構造
の一部切断正面図、第5図は従来の非溶接構造の一部切
断正面図である。 1……第1パイプ、2……第2パイプ 3……鍔、4、4a……補強パイプ挿入孔 5、5a……バリ食み出し防止拡径孔 6……補強パイプ、7b……バリ
Claims (1)
- 【請求項1】第1樹脂パイプ1と第2樹脂パイプ2と一
個の補強パイプ6とからなり、前記第1パイプ1と第2
パイプ2の各内面に補強パイプ挿入孔4、4aと、その
各挿入孔4、4aの接合端内周のバリ食み出し防止拡径
孔5、5aを各二段に設け、補強パイプ6を第1パイプ
1と第2パイプ2の各補強パイプ挿入孔4、4aに圧入
し、第1パイプ1と第2パイプ2の接合面を圧縮して内
面のバリ7bを前記バリ食み出し防止拡径孔5、5aと
補強パイプ6の外周の間に突出させて溶接したことを特
徴とする樹脂パイプ溶接構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990055125U JPH0612915Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 樹脂パイプ溶接構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990055125U JPH0612915Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 樹脂パイプ溶接構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413331U JPH0413331U (ja) | 1992-02-03 |
JPH0612915Y2 true JPH0612915Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31577801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990055125U Expired - Lifetime JPH0612915Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 樹脂パイプ溶接構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612915Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4118293B2 (ja) * | 2005-10-03 | 2008-07-16 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 体液浄化カセットの成形方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121283A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-13 | 株式会社東芝 | 管路連結装置 |
JPS6354956A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-09 | 日揮株式会社 | オ−バ−フロ−型湿式ボ−ルミル |
JPS63132790A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-04 | Toshiba Corp | 回転軸の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0330178Y2 (ja) * | 1985-05-21 | 1991-06-26 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP1990055125U patent/JPH0612915Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121283A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-13 | 株式会社東芝 | 管路連結装置 |
JPS6354956A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-09 | 日揮株式会社 | オ−バ−フロ−型湿式ボ−ルミル |
JPS63132790A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-04 | Toshiba Corp | 回転軸の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0413331U (ja) | 1992-02-03 |
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