JPH0443753Y2 - - Google Patents

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JPH0443753Y2
JPH0443753Y2 JP1987044429U JP4442987U JPH0443753Y2 JP H0443753 Y2 JPH0443753 Y2 JP H0443753Y2 JP 1987044429 U JP1987044429 U JP 1987044429U JP 4442987 U JP4442987 U JP 4442987U JP H0443753 Y2 JPH0443753 Y2 JP H0443753Y2
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JP
Japan
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connecting pipe
brazing
heat exchanger
entrance
pipe
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JP1987044429U
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JPS63154985U (ja
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両用空調装置等に用いられる熱
交換器に関し、特に熱交換器のパイプが接続され
る部分の構造に関するものである。
(従来の技術) 従来の熱交換器とパイプとの接続は、一般に
は、第5図乃至第7図に示されるように、熱交換
器のタンク6に形成された出入口部8に筒状の接
続管10を挿入し、この接続管10と出入口部8
とを双方にクラツドされたろう材11を炉中で溶
融させてろう付し、その後、接続管10にパイプ
9を溶接することにより行なわれている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来においては、接続管10と
出入口部8が共にクラツド材で構成されているの
で、ろうが溶けると接続管10と出入口部8との
間の隙間が大きくなり、ろう付時や、パイプ9を
接続管10に溶接する際にろう材が流れてろう切
れを起こし、このろう切れにより接続管10と出
入口部8との隙間からガス漏れが生じてしまう事
態が多発していた。
そこでこの考案においては、ろう材量の増大と
共にろう付時にろう付の流れを極力抑え、接続管
と出入口部との密着性を良くしてろう切れによる
ガス漏れを防ぐようにした熱交換器を提供するこ
とを課題としている。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、タ
ンクに設けられたクラツド材より成る出入口部
に、該出入口に挿入される小径部と、段部を境と
してパイプが内装される大径部とからなるパイプ
接続用の接続管を一体ろう付で取付けるようにし
た熱交換器において、前記接続管をろう材がクラ
ツドされていないベア材で構成すると共に、ろう
材がクラツドされたクラツド材より成るワツシヤ
を、前記接続管の小径部に外嵌して、前記クラツ
ド材より成る前記出入口部に挿入し、該ワツシヤ
を前記出入口部の先端部と前記接続管の段部との
間に介在させるようにして炉中ろう付したことに
ある。
(作用) したがつて、接続管とベア材で構成したので接
続管と出入口部との隙間を小さくすることがで
き、また接続管の外嵌のクラツド材より成るワツ
シヤが出入口部の先端部に当接されることで、ろ
う付面積の拡大及びろう材量が増加して、ろう付
性が向上し、そのため、上記課題を達成すること
ができるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第4図において熱交換器は、例えば積層型から
成り、チユーブエレメント1をコルゲート状のフ
イン2を介して複数段に積層して構成されてい
る。このチユーブエレメント1は、両端に膨出部
3が形成されると共にこれら膨出部3間に溝部4
が形成された成型プレート5を2枚最中合せに接
合して形成され、両端にタンク6が、その間に熱
冷媒を通す連通路7がそれぞれ構成されている。
隣合うチユーブエレメント1,1のタンク6,6
は、周縁を合せて接合されており、接合部分に形
成された連通孔を介して連通されている。そし
て、両側端のチユーブエレメント1a,1bのタ
ンク6に出入口部8,8が形成され、熱冷媒が一
方の出入口部8を介して流入し、他方の出入口部
8を介して流出するようになつている。
第1図乃至第3図において、出入口部8付近の
構造が具体的に示され、この出入口部8には、熱
冷媒を流通するパイプ9が接続管10を介して取
付けられている。
出入口部8は、タンク6の一端を熱交換器の端
面から突出させ、この突出させた部分に円状に開
口するろう付代部8aを設けて成り、その全体が
クラツド材で構成されて内外面にろう材11がク
ラツドされている。
これに対して接続管10は、筒状に形成され、
一端小径部10bが前記ろう材代部8aの内径と
ほぼ等しい外径に形成され、中程に形成された段
部10aを境として径が拡大され、他端大径部1
0cがパイプ9の外径と等しい内径に形成されて
いる。この接続管10は、ろう材がクラツドされ
ていないベア材で構成されており、そのため、接
続管10の形状は出入口部8の形状に精度よく合
せて形成され、接続管10の一端小径部10bと
ろう付代部8aとの間には、ろう付代部8aの内
面にクラツドされているろう材11の厚み巾を見
込んだ僅かな隙間が形成されるだけとなつてい
る。そして、接続管10の一端小径部10bはワ
ツシヤ12を外嵌して出入口部8に挿入されてい
る。
ワツシヤ12は、円板状に形成され、その両面
にろう材11がクラツドされ、中央に接続管10
を通す挿通管12aが形成されている。この挿通
孔12aは接続管10の一端小径部10bの外径
と等しい径に形成され、したがつて、ワツシヤ1
2は接続管10に圧入されており、その一面が段
部10aに当接され、他面が出入口部8の先端部
に当接されている。そして、接続管10は、出入
口部8に上述のように挿入された状態で、外周面
とろう付代部8aとの間、段部10aとワツシヤ
12との間及びワツシヤ12と出入口部8の端部
との間が、出入口部8とワツシヤ12とにクラツ
ドされたろう材11によりそれぞれろう付されて
おり、ろう付は、熱交換器を炉中ろう付する際に
同時に行なわれるものである。
なお、パイプ9は、炉中ろう付後に溶接にて後
付けされる。この溶接時に生じる熱交換器の一部
はワツシヤ12を介して空気中に放散され、ろう
付部分に熱が集中し、ろう付したろうが再び溶け
て流れ出すことを抑えることができる。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、パイプ
と出入口部との間に介在する接続管をベア材で構
成したので、接続管と出入口部との間の隙間を小
さくすることができる。また、接続管に外嵌のワ
ツシヤが出入口部の先端部に当接されるので、ろ
う付面積が増加すること及びろう量が増大して接
続管と出入口部との間を密着性よくろう付するこ
とができるものである。
また、密着性が向上した分、接続管と出入口部
との接合部分の強度が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例における熱交換器の
要部を示す分解斜視図、第2図は同上における要
部の接合状態を示す断面図、第3図は同上におけ
る要部の接合前の状態を示す一部の拡大断面図、
第4図は熱交換器の全体を示す正面図、第5図は
従来の熱交換器の要部を示す分解斜視図、第6図
は同上における要部の接合状態を示す断面図、第
7図は同上における要部の接合前の状態を示す一
部拡大の断面図である。 6……タンク、8……出入口部、9……パイ
プ、10……接続管、12……ワツシヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タンクに設けられたクラツド材より成る出入口
    部に、該出入口部に挿入される小径部と、段部を
    境としてパイプが内装される大径部とからなるパ
    イプ接続用の接続管を一体ろう付で取付けるよう
    にした熱交換器において、 前記接続管をろう材がクラツドされていないベ
    ア材で構成すると共に、ろう材がクラツドされた
    クラツド材より成るワツシヤを、前記接続管の小
    径部に外嵌して、前記クラツド材より成る出入口
    部に挿入し、該ワツシヤを前記出入口部の先端部
    と前記接続管の段部との間に介在させるようにし
    て炉中ろう付して成る熱交換器。
JP1987044429U 1987-03-26 1987-03-26 Expired JPH0443753Y2 (ja)

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JPS63154985U JPS63154985U (ja) 1988-10-12
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