JPH06128798A - 縦吊りホロー形材の入槽方法および装置 - Google Patents

縦吊りホロー形材の入槽方法および装置

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JPH06128798A
JPH06128798A JP26797692A JP26797692A JPH06128798A JP H06128798 A JPH06128798 A JP H06128798A JP 26797692 A JP26797692 A JP 26797692A JP 26797692 A JP26797692 A JP 26797692A JP H06128798 A JPH06128798 A JP H06128798A
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tank
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Masayuki Washitsuka
征之 鷲塚
Hiroaki Oke
弘明 桶
Mitsugi Nakano
貢 中野
Masanobu Yamazaki
正信 山崎
Hironobu Katou
裕伸 加藤
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TOYAMA KEIKINZOKU KOGYO KK
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリアバーの下降速度を極度に遅くするこ
となく、表面処理工程プログラムをスムーズに行うこと
ができるアルミサッシホロー形材の処理槽への入槽方法
および装置を提供する。 【構成】 キャリアバー2に取り付けらた形材把持部3
によって把持された複数のホロー形材1を縦吊り状態で
処理槽上に搬送し、処理槽外の槽壁に固定された遅降機
構として油圧式シヨックアブソーバー8を設けておき、
まずクレーンバスケット4でキャリアバー2を180mm/秒
程度の速度で下降させ、該機構のピストンロッド10がキ
ャリアバーを受け止めた時点からキャリアバー2が槽壁
7上にあるキャリアバー受台5に定着するまでを30mm/
秒以下の所定速度で下降させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺アルミサッシホロ
ー形材の縦吊り表面処理工程における処理槽入槽時の入
槽方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長尺アルミサッシ形材の縦吊り表面処理
工程において、前処理後、陽極酸化を施し、続いて電解
着色皮膜を生成させる目的で処理槽に入槽させる際に
は、図3の模式側面図に見られるような処理槽に縦吊り
形材を入槽して行われている。
【0003】すなわち、キャリアバー2に取付けられた
形材把持部3によって複数のアルミサッシ形材1を縦吊
り状態に把持したキャリアバー2を昇降するクレーンバ
スケット4にて処理槽上に搬送し、クレーンバスケット
4を降下して該形材1を液面6下に浸漬しながら該キャ
リアバー2を槽壁7上に設けられたキャリアバー受台5
に定着させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4はキャリアバーの
把持部によって把持され、処理液に浸漬されたホロー形
材の斜視図であるが、アルミサッシのホロー形材1を降
下しながら処理槽に入槽させる場合、電解着色皮膜生成
のための電着液のように粘性のある処理液では、ホロー
内部の液面6が上昇して液が吹き上げ、キャリアバーの
形材把持部3に液が付着し液ダレ不良が発生する。
【0005】上記液の吹きあげをなくそうとすれば、形
材入槽時、キャリアバーの下降スピードを例えば40mm/
秒以下のように極度に遅くする必要があった。
【0006】形材を吊り下げたキャリアバーを、数台の
クレーンにより順次搬送し、あらかじめ定められた時間
で処理工程を進めるプログラム方式の場合、下降スピー
ドを遅くすればクレーンの次工程への走行が遅れ、あら
かじめ定められた処理時間が守れなくなり、また搬送ク
レーンの降下スピードが遅いことは、それだけ生産性を
悪くするという課題があった。
【0007】したがって、本発明の目的は、キャリアバ
ーの下降スピードを極度に遅くすることなく、処理工程
プログラムをスムーズに行うことができる処理槽へのア
ルミサッシホロー形材の入槽方法ならびに入槽装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく研究の結果、槽壁の外側に例えば油圧式のシ
ョックアブソーバーのような遅降装置を固定して設けて
おき、ホロー形材を吊り下げる把持部を有するキャリア
バーを処理槽上に搬送し、まずクレーンバスケットによ
りキャリアバーをゆるやかに、例えば180mm/秒程度の速
度で下降させ、200 〜400mm のストロークを有する上記
遅降装置のピストンロッドでキャリアバーを受け止めた
後、該装置の遅降機構により40mm/秒以下、例えば10〜
30mm/秒程度の下降速度で該キャリアバーをさらに下降
させ、槽壁上に設けられたキャリアバー受台に定着させ
るようにすれば、前記の課題が解決できることを見出し
本発明に到達した。
【0009】しがって本発明は第1に長尺アルミサッシ
のホロー形材に表面処理を施すために、キャリアバーに
取り付けられた形材把持部によって複数のホロー形材を
把持しながら縦吊りの状態で処理槽上に搬送し、昇降す
るクレーンバスケットにて該キャリアバーを下降させて
処理液に浸漬する縦吊りホロー形材の入槽を、クレーン
バスケットおよび処理槽外側の槽壁に固定して設けられ
た遅降機構を用いて2つの異なる下降速度で行うことか
らなり、該遅降機構は所定の短距離区間を昇降するピス
トンを具備しており、まず、処理槽上に搬送されたキャ
リアバーをクレーンバスケットにて、比較的速い第1の
下降速度で下降させ、次いで前記遅降機構の押上げられ
たピストンの頂部がキャリアバーを受け止めた時点から
槽壁上に設けられたキャリアバー受台にキャリアバーが
定着するまでを第1の下降速度に比し極めて小さい第2
の下降速度で下降させることを特徴とする縦吊りホロー
形材の入槽方法;および第2に長尺アルミサッシのホロ
ー形材に表面処理工程において、キャリアバーに取り付
けられた形材把持部によって縦吊り状態に把持されなが
ら処理槽上に搬送された複数の該形材を、昇降するクレ
ーンのバスケットにて該キャリアバーを下降して処理液
に浸漬するための縦吊りホロー形材の入槽装置であっ
て、処理槽外の槽壁側面にキャリアバーに対する遅降機
構が設けられており、該遅降機構は油圧によって所定の
距離を昇降するピストンと油循環および油圧調整システ
ムを具備し、かつ槽壁上に設けられたキャリアバー受台
と押し下げられた状態のピストン頂部とが略同じレベル
になるように固定されており、押上げられたピストン頂
部が下降してきたキャリアバーを受け止めた時点からキ
ャリアバーが該キャリアバー受台に定着するまでを40mm
/秒以下の好ましくは10〜30mm/秒の所定の速度で下降
させ、該形材浸漬後キャリアバーの上昇にともない該ピ
ストンがキャリアバー受け止め時点前の状態に復帰する
機能を有していることを特徴とする縦吊りホロー形材の
入槽装置を提供するものである。
【0010】
【作用】前記衝撃吸収および遅降機構については、従来
より緩衝装置として用いられている油圧式ショックアブ
ソーバー等が有用であり、その大きさ、容量、設置箇所
等の相互関係が当該遅降機構の設計上適合すれば、市販
品をそのまま活用することもできる。
【0011】図5は本発明に用いた油圧式ショックアブ
ソーバーを示す側断面図である。すなわち、キャリアバ
ー2が下降してショックアブソーバー8のピストンロッ
ド10に衝突すると、そのパワーはピストンヘッド11の背
面に有る油12に圧力として変換され、この圧力エネルギ
ーは内側チューブに設けられた複数のオリフィス13から
噴出し、熱エネルギーとなって大気に放散され、かくし
て衝突時のエネルギーはピストン9がストロークエンド
まで移動する間に消費され、この動作によってスムーズ
にキャリアバーを停止させることができる。
【0012】次にキャリアバー2が引き上げられるに従
って、ピストンロッド10は別に設けた油循環システムに
より押し上げられて衝突時前の状態に復し、キャリアバ
ーの次回の下降時を待つ態勢となる。
【0013】
【実施例】図1および図2は、いずれも本実施例におい
てホロー形材入槽時の入槽装置の模式側面図であり、前
者はキャリアバーが遅降機構上に乗った状態、後者はキ
ャリアバーがさらに下降し槽壁上に設けたキャリアバー
受台に定着した状態を示しており、これらを参照して以
下に説明する。
【0014】長尺アルミホロー形材1を吊り下げる形材
把持部3を有するキャリアバー2を昇降するクレーンバ
スケット4にて処理槽上に搬送し、まず、クレーンバス
ケットによるキャリアバーの下降速度を180mm/秒とし、
処理槽の槽壁7の外側に設けられた油圧式シヨッックア
ブソーバー8のピストンロッド10に到達した時点からキ
ャリアバー受台5に定着するまでの該ロッドしたがって
キャリアバーの下降速度を25mm/秒に減少して形材1を
液面6まで浸漬した。
【0015】本実施例のようにすることによって、従来
の液ダレ不良が著しく低減し、搬送用クレーン台車のサ
イクルアップによる生産性が4.3%向上し、また従来キャ
リアバー把持部に塗料が付着し、このため定期的に剥離
作業を行っていたのが不必要となった。
【0016】上記遅降機構設置後の結果を表1に示し
た。なお比較のために遅降機構設置前のデータを併記し
た。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、縦吊りアルミサッシホロー形材を入槽する際、キ
ャリアバーの下降を2段階方式で行い、入槽の最終段階
を遅降装置によって30mm/秒以下の所定速度で降下する
ようにしたので、液ダレ不良が著しく低減するととも
に、搬送用クレーン台車のサイクルアップによる生産性
が向上し、加えてキャリアバー把持部に付着した塗料の
剥離作業を不必要にするなど作業性が著しく改善され
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において、キャリアバーが遅
降機構上に乗った状態を示すアルミサッシホロー形材入
槽装置の模式側面図である。
【図2】図1において、キャリアバーがキャリアバー受
台に定着した状態を示す模式側面図である。
【図3】従来のアルミサッシホロー形材入槽装置の模式
側面図である。
【図4】キャリアバー把持部によって把持され、処理液
に浸漬されたホロー形材の斜視図である。
【図5】本発明の実施例に用いられる遅降機構(ショッ
クアブソーバー)の側断面図である。
【符号の説明】
1 ホロー形材 2 キャリアバー 3 形材把持部 4 クレーンバスケット 5 キャリアバー受台 6 液面 7 槽壁 8 遅降機構 9 ピストン 10 ピストンロッド 11 ピストンヘッド 12 油 13 オリフィス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺アルミサッシのホロー形材に表面処
    理を施すために、キャリアバーに取り付けられた形材把
    持部によって複数のホロー形材を把持しながら縦吊りの
    状態で処理槽上に搬送し、昇降するクレーンバスケット
    にて該キャリアバーを下降させ処理液に浸漬する縦吊り
    ホロー形材の入槽を、クレーンバスケットおよび処理槽
    外側の槽壁に固定して設けられた遅降機構を用いて2つ
    の異なる下降速度で行うことからなり、該遅降機構は所
    定の短距離区間を昇降するピストンを具備しており、ま
    ず、処理槽上に搬送されたキャリアバーをクレーンバス
    ケットにて、比較的速い第1の下降速度で下降させ、次
    いで前記遅降機構の押上げられたピストンの頂部がキャ
    リアバーを受け止めた時点から槽壁上に設けられたキャ
    リアバー受台にキャリアバーが定着するまでを第1の下
    降速度に比し極めて小さい第2の下降速度で下降させる
    ことを特徴とする縦吊りホロー形材の入槽方法。
  2. 【請求項2】 長尺アルミサッシのホロー形材に表面処
    理工程において、キャリアバーに取り付けられた形材把
    持部によって縦吊り状態に把持されながら処理槽上に搬
    送された複数の該形材を、昇降するクレーンバスケット
    にて該キャリアバーを下降して処理液に浸漬するための
    縦吊りホロー形材の入槽装置であって、処理槽外の槽壁
    側面にキャリアバーに対する遅降機構が設けられてお
    り、該遅降機構は油圧によって所定の距離を昇降するピ
    ストンと油循環および油圧調整システムを具備し、かつ
    槽壁上に設けられたキャリアバー受台と押し下げられた
    状態のピストン頂部とが略同じレベルになるように固定
    されており、押上げられたピストン頂部が下降してきた
    キャリアバーを受け止めた時点からキャリアバーが該キ
    ャリアバー受台に定着するまでを40mm/秒以下の所定の
    速度で下降させ、該形材浸漬後、キャリアバーの上昇に
    ともない該ピストンがキャリアバー受け止め時点前の状
    態に復帰する機能を有していることを特徴とする縦吊り
    ホロー形材の入槽装置。
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