JPH061281A - 船舶の抵抗低減装置 - Google Patents
船舶の抵抗低減装置Info
- Publication number
- JPH061281A JPH061281A JP4181524A JP18152492A JPH061281A JP H061281 A JPH061281 A JP H061281A JP 4181524 A JP4181524 A JP 4181524A JP 18152492 A JP18152492 A JP 18152492A JP H061281 A JPH061281 A JP H061281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- stern
- flow
- propeller
- resistance reducing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
Landscapes
- Hydraulic Turbines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 船尾部に発生する流れの軸流方向への整流効
果を高め、船体抵抗低減効果を増大させる。 【構成】 船体１の船尾部２外板に、水平方向に張り出
す整流板１０と５を上下方向二段に取り付ける。整流板
１０と５の取り付け位置は、プロペラ３の軸芯４と水線
６との間に設定する。下降流８を上段の整流板１０で整
流し、上昇流７を下段の整流板５で整流する。
果を高め、船体抵抗低減効果を増大させる。 【構成】 船体１の船尾部２外板に、水平方向に張り出
す整流板１０と５を上下方向二段に取り付ける。整流板
１０と５の取り付け位置は、プロペラ３の軸芯４と水線
６との間に設定する。下降流８を上段の整流板１０で整
流し、上昇流７を下段の整流板５で整流する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は航行時に船体の船尾部に
作用する粘性圧力抵抗を低減させるようにした船舶の抵
抗低減装置に関するものである。
作用する粘性圧力抵抗を低減させるようにした船舶の抵
抗低減装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】船舶においては、最近、図２に一例を示
す如く、船体１の船尾部２の左右両舷側に、プロペラ３
の軸芯４の近傍上方に位置するように前後方向に延びる
整流板５を水線６とほぼ平行に水平方向に張り出させ、
この整流板５により、船尾ビルジ部２ａからの上昇流７
及び船尾フレア部２ｂからの下降流８を規制して軸流方
向に整流させるようにし、これによってプロペラ軸９上
方の船体１表面から渦中心までの強い上昇流７及び下降
流８に起因する圧力損失を低減させ、船尾船体表面の圧
力を回復させて船体粘性圧力抵抗を効果的に低減させる
ことができるようにしたものが提案されている（特願平
２−８６３９６号）。
す如く、船体１の船尾部２の左右両舷側に、プロペラ３
の軸芯４の近傍上方に位置するように前後方向に延びる
整流板５を水線６とほぼ平行に水平方向に張り出させ、
この整流板５により、船尾ビルジ部２ａからの上昇流７
及び船尾フレア部２ｂからの下降流８を規制して軸流方
向に整流させるようにし、これによってプロペラ軸９上
方の船体１表面から渦中心までの強い上昇流７及び下降
流８に起因する圧力損失を低減させ、船尾船体表面の圧
力を回復させて船体粘性圧力抵抗を効果的に低減させる
ことができるようにしたものが提案されている（特願平
２−８６３９６号）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記最近提
案されている方式の場合には、船尾部２の左右両舷側に
設けた各１枚の整流板５により、同じ位置で上昇流７と
下降流８を規制して軸流方向へ整流するようにしてある
ため、流れの上昇成分、下降成分が未だ大きく、特に、
整流板５を取り付けたプロペラ３の軸芯４の近傍位置で
は、下降成分はかなり大きく、整流効果は不足気味であ
って、なお且つ大きな圧力損失が存在するものである。
案されている方式の場合には、船尾部２の左右両舷側に
設けた各１枚の整流板５により、同じ位置で上昇流７と
下降流８を規制して軸流方向へ整流するようにしてある
ため、流れの上昇成分、下降成分が未だ大きく、特に、
整流板５を取り付けたプロペラ３の軸芯４の近傍位置で
は、下降成分はかなり大きく、整流効果は不足気味であ
って、なお且つ大きな圧力損失が存在するものである。
【０００４】そこで、本発明は、整流板による整流効果
を更に高めることにより船体抵抗をより一層低減させる
ことができるようにしようとするものである。
を更に高めることにより船体抵抗をより一層低減させる
ことができるようにしようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、船体の船尾部の左右両舷側に、水平方向
に張り出す整流板を、プロペラの軸芯と水線との間に位
置するよう上下方向に複数段取り付けた構成とする。
決するために、船体の船尾部の左右両舷側に、水平方向
に張り出す整流板を、プロペラの軸芯と水線との間に位
置するよう上下方向に複数段取り付けた構成とする。
【０００６】
【作用】船尾部に発生する上昇流と下降流がプロペラ軸
芯と水線との間のそれぞれ別の位置で整流板によって塞
き止められるため、流れの上昇成分、下降成分を小さく
する整流効果が高められ、船体抵抗低減効果を増すこと
ができることになる。
芯と水線との間のそれぞれ別の位置で整流板によって塞
き止められるため、流れの上昇成分、下降成分を小さく
する整流効果が高められ、船体抵抗低減効果を増すこと
ができることになる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００８】図１は本発明の一実施例を示すもので、図
２に示すものと同様に、船体１の船尾部２の左右両舷側
に、プロペラ３の軸芯４の近傍位置で且つ軸芯４の上方
に位置するように整流板５を水平に張り出させて取り付
けてある構成において、上記整流板５よりも上方で水線
６よりも下方位置に、整流板５と同形状の整流板１０を
水平に張り出させて取り付け、船尾部２の左右両舷側
に、プロペラ３の軸芯４と水線６との間で上下方向に二
段の整流板１０，５を取り付けた構成とする。なお、図
１において、図２と同一部分には同一符号が付してあ
る。
２に示すものと同様に、船体１の船尾部２の左右両舷側
に、プロペラ３の軸芯４の近傍位置で且つ軸芯４の上方
に位置するように整流板５を水平に張り出させて取り付
けてある構成において、上記整流板５よりも上方で水線
６よりも下方位置に、整流板５と同形状の整流板１０を
水平に張り出させて取り付け、船尾部２の左右両舷側
に、プロペラ３の軸芯４と水線６との間で上下方向に二
段の整流板１０，５を取り付けた構成とする。なお、図
１において、図２と同一部分には同一符号が付してあ
る。
【０００９】船尾部２の外板上に、プロペラ軸芯４と水
線６との間で上下二段の整流板１０と５を設けると、船
尾ビルジ部２ａからの上昇流７を下段の整流板５にて、
又、船尾フレア部２ｂからの下降流８を上段の整流板１
０にてそれぞれ別の位置で受けて流れを後方へと規制す
ることができるため、整流効果を高めることができ、抵
抗低減効果を増大させることができる。この場合、プロ
ペラ軸芯４の近傍で下降成分が非常に大きくなる下降流
８を、下降成分がまだ充分に大きくなる前に上段位置の
整流板１０によって塞き止めることができるので、図２
に示す一段の整流板５だけの場合に比して、軸流方向の
整流効果を増大させることができ、船体粘性圧力抵抗を
より一層低減することができる。一方、船底からの強い
上昇流７は、下段位置の整流板５にて整流させて整流効
果を増すことにより船体によって作られた遅い流れをプ
ロペラ３へ多く導くことができるため、プロペラ３へ流
入する流れが改善され、自航性能が向上する利点があ
り、船体効率を大幅に向上させることができる。
線６との間で上下二段の整流板１０と５を設けると、船
尾ビルジ部２ａからの上昇流７を下段の整流板５にて、
又、船尾フレア部２ｂからの下降流８を上段の整流板１
０にてそれぞれ別の位置で受けて流れを後方へと規制す
ることができるため、整流効果を高めることができ、抵
抗低減効果を増大させることができる。この場合、プロ
ペラ軸芯４の近傍で下降成分が非常に大きくなる下降流
８を、下降成分がまだ充分に大きくなる前に上段位置の
整流板１０によって塞き止めることができるので、図２
に示す一段の整流板５だけの場合に比して、軸流方向の
整流効果を増大させることができ、船体粘性圧力抵抗を
より一層低減することができる。一方、船底からの強い
上昇流７は、下段位置の整流板５にて整流させて整流効
果を増すことにより船体によって作られた遅い流れをプ
ロペラ３へ多く導くことができるため、プロペラ３へ流
入する流れが改善され、自航性能が向上する利点があ
り、船体効率を大幅に向上させることができる。
【００１０】なお、上記実施例では、船尾部２の外板上
に上下二段の整流板を取り付けた場合を示したが、船体
形状等に応じて三段以上取り付けるようにしてもよいこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることができる。
に上下二段の整流板を取り付けた場合を示したが、船体
形状等に応じて三段以上取り付けるようにしてもよいこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることができる。
【００１１】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の船舶の抵抗低
減装置によれば、船体の船尾部外板上のプロペラ軸芯と
水線との間の位置に、整流板を水平に張り出させて上下
方向複数段に取り付けた構成を有するので、船尾部に渦
により発生する強い下降流と船底からの上昇流を上下異
なる位置でそれぞれの整流板によって整流することがで
き、一段の整流板により同じ位置で整流する場合に比し
て整流効果を更に高めることができて、船体抵抗低減効
果をより一層増大することができ、加えて、プロペラへ
流入させる流れを改善できることから、自航性能を向上
させることができる、等の優れた効果を発揮する。
減装置によれば、船体の船尾部外板上のプロペラ軸芯と
水線との間の位置に、整流板を水平に張り出させて上下
方向複数段に取り付けた構成を有するので、船尾部に渦
により発生する強い下降流と船底からの上昇流を上下異
なる位置でそれぞれの整流板によって整流することがで
き、一段の整流板により同じ位置で整流する場合に比し
て整流効果を更に高めることができて、船体抵抗低減効
果をより一層増大することができ、加えて、プロペラへ
流入させる流れを改善できることから、自航性能を向上
させることができる、等の優れた効果を発揮する。
【図１】本発明の船舶の抵抗低減装置の一実施例を示す
概要図である。
概要図である。
【図２】最近提案されている船舶の抵抗低減装置の一例
を示す概要図である。
を示す概要図である。
１ 船体 ２ 船尾部 ３ プロペラ ４ 軸芯 ５ 整流板 ６ 水線 １０ 整流板
Claims (1)
- 【請求項１】 船体の船尾部の左右両舷側に、水平方向
に張り出す整流板を、プロペラの軸芯と水線との間に位
置するよう上下方向に複数段取り付けた構成を有するこ
とを特徴とする船舶の抵抗低減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4181524A JPH061281A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 船舶の抵抗低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4181524A JPH061281A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 船舶の抵抗低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061281A true JPH061281A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16102275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4181524A Pending JPH061281A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 船舶の抵抗低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061281A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100807410B1 (ko) * | 2007-01-10 | 2008-02-25 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 점성저항과 반류를 고려한 냉각수 배출구조 |
| CN101612978A (zh) * | 2008-06-25 | 2009-12-30 | 住友重机械海洋工程株式会社 | 船体结构 |
| ES2485016R1 (es) * | 2005-06-20 | 2014-09-18 | Samsung Heavy Ind. Co., Ltd. | Mecanismo de control de flujo para barco con sistema de refrigeracion. |
| KR20140131725A (ko) * | 2013-05-06 | 2014-11-14 | 현대중공업 주식회사 | 선미 핀이 장착된 선박 |
| KR20150144696A (ko) * | 2014-06-17 | 2015-12-28 | 미쯔이 죠센 가부시키가이샤 | 선미(船尾) 정류판(整流板) 및 선박 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4181524A patent/JPH061281A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2485016R1 (es) * | 2005-06-20 | 2014-09-18 | Samsung Heavy Ind. Co., Ltd. | Mecanismo de control de flujo para barco con sistema de refrigeracion. |
| KR100807410B1 (ko) * | 2007-01-10 | 2008-02-25 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 점성저항과 반류를 고려한 냉각수 배출구조 |
| CN101612978A (zh) * | 2008-06-25 | 2009-12-30 | 住友重机械海洋工程株式会社 | 船体结构 |
| JP2010006175A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Sumitomo Heavy Industries Marine & Engineering Co Ltd | 船体構造 |
| KR20140131725A (ko) * | 2013-05-06 | 2014-11-14 | 현대중공업 주식회사 | 선미 핀이 장착된 선박 |
| KR20150144696A (ko) * | 2014-06-17 | 2015-12-28 | 미쯔이 죠센 가부시키가이샤 | 선미(船尾) 정류판(整流板) 및 선박 |
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