JPH06127737A - 吸着式シート移送装置 - Google Patents

吸着式シート移送装置

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JPH06127737A
JPH06127737A JP4277595A JP27759592A JPH06127737A JP H06127737 A JPH06127737 A JP H06127737A JP 4277595 A JP4277595 A JP 4277595A JP 27759592 A JP27759592 A JP 27759592A JP H06127737 A JPH06127737 A JP H06127737A
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JP
Japan
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sheet
shaft
pulley
rotary
rotation
Prior art date
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JP4277595A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Kawamura
清美 河村
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Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、吸着式シート移送装置に関し、シ
ート吸着ユニットを姿勢制御しつつ円運動させることに
よりシートトレイ間が狭くても確実にシートを移送でき
る小型で低コストの吸着式シート移送装置を実現するこ
とを目的とする。 【構成】 駆動源により回転される回転軸10と、回転軸
10に一端側を回動自在に支持された回動アーム20と、回
動アーム20の他端側に回転自在に支持されたシャフト30
と、シャフト30に支持され、回動アーム20の回動により
シートトレイ上に載置されたシートに当接するシート吸
着ユニット40と、回転軸10の回転を回動アーム20に伝達
するよう回転軸10および回動アーム20の間に介装される
とともに、回転軸10および回動アーム20の相対的回動を
許容する弾性部材と、シャフト30および装置本体の間に
介装され回動アームの回動角度に応じシャフト30を回転
させてシート吸着ユニット40の姿勢を制御する姿勢制御
手段60と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着式シート移送装置
に関し、特に移送する際に発生するシート表面の損傷を
嫌うシートを移送する吸着式シート移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルトやローラ等を用いてシート
を摩擦搬送する装置が知られているが、シート同士の摩
擦抵抗が大きいと分離することが難しく、重送が発生し
たりシート表面を損傷したりしてしまう。このため、シ
ート表面の損傷を嫌うシートの移送にはシートを吸着し
て移送する吸着式シート移送装置が多用されている。
【0003】この種の吸着式シート移送装置では、シー
トトレイ上に載置されたシート束の上方に装置本体が移
動および下降してシート吸着ユニットをシート束の最上
のシートに当接させた後、そのシートを吸着して上昇し
移送先にそのシートを移送するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の吸着式シート移送装置にあっては、上下複数
段のシートトレイからシートを取り出す場合、吸着式シ
ート移送装置が昇降するためのスペースを確保する必要
があることから、シートトレイの上下の間隔を広くした
り、上下複数段のシートトレイをシート面と平行にずら
したりしなければならなかった。このため、吸着式シー
ト移送装置を用いる装置本体が大型化してしまうという
問題があった。また、吸着式シート移送装置を移動レー
ルおよびシリンダ等によりシートトレイ上で平行・上下
移動させるようになっていたため、吸着式シート移送装
置自体も複雑な構成になってしまい大型でコスト高のも
のになっていた。さらに、シートを他の装置に受け渡す
際、シートの受渡し方向を任意に設定することができな
かった。
【0005】そこで、本発明は、シート吸着ユニットを
姿勢制御しつつ円運動させることにより、シートトレイ
間が狭くても確実にシートを移送できる小型で低コスト
の吸着式シート移送装置を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、装置本体に回転自在に嵌挿され駆
動源により回転される回転軸と、該回転軸に一端側を回
動自在に支持された回動アームと、該回動アームの他端
側に回転自在に支持されたシャフトと、該シャフトに支
持され、前記回動アームの回動によりシートトレイ上に
載置されたシートに当接するシート吸着ユニットと、前
記回転軸の回転を回動アームに伝達するよう前記回転軸
および回動アームの間に介装されるとともに、回転軸お
よび回動アームの相対的回動を許容する弾性部材と、前
記シャフトおよび装置本体の間に介装され回動アームの
回動角度に応じ前記シャフトを回転させて前記シート吸
着ユニットの姿勢を制御する姿勢制御手段と、を備える
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、前記姿勢制御手段
が、装置本体に固定され前記回転軸を嵌挿された第1プ
ーリと、前記シャフトに固定された第2プーリと、第1
プーリおよび第2プーリに係合する無端ベルトと、から
なり、前記第1プーリと第2プーリとのプーリ径の比に
応じて前記シャフトが回転することを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、回転軸の回転が弾性
部材を介してアームに伝達され、アームが回動してシー
ト吸着ユニットが移動(円運動)する。このとき、姿勢
制御手段がシート吸着ユニットを姿勢制御し、そのシー
トが好ましい向きで移送される。また、シートトレイ上
のシート高さの変化に対応して弾性部材を弾性変形させ
ることで、シート吸着ユニットを安定した圧力でシート
に当接させることができ、吸着動作が確実になる。
【0009】請求項2記載の発明では、駆動源側の回転
軸の回転が弾性部材を介してアームに伝達され、アーム
が回動すると、シート吸着ユニットに連結する第2プー
リが第1、第2プーリのプーリ比に応じて回転する。し
たがって、第1、第2プーリのプーリ径比を適宜設定す
ることでシート吸着ユニットが好ましい姿勢に制御され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図5は本発明に係る吸着式シート移送装置の第1、
第2実施例を示す図であり、図1はその第1実施例を示
す構成図、図2はその要部を示す構成図、図3はその要
部の動作を説明する説明図、図4はその第2実施例を示
す構成図、図5は第1、第2実施例の吸着式シート移送
装置を備えた自動色校正装置の全体構成図である。
【0011】まず、その自動色校正装置の全体構成につ
いて説明する。図5において、本実施例を用いた自動色
校正装置は、原画の色分解に基づき各色用のポジ(ネガ
でもよい)として作製された4種類(複数種)の網点フ
ィルムとこれらに対応する複数種の色材シートとを用い
て校正刷りを出力するもので、図5に示すフィード装置
110、ラミネート装置120、露光装置130、網点フィルム
収納装置140及び現像装置150と、を備えている。これら
の装置110〜150のそれぞれには、動作指令用の操作入力
部と、その操作入力部への入力および内部センサ情報に
基づいてその装置を独立して動作させることのできる制
御回路とが内蔵されており、各装置110〜150に内蔵され
た制御回路は各装置110〜150の動作を集中管理する図外
のホストコンピュータに接続され、このホストコンピュ
ータからの指令に従って各装置の動作を実行させるよう
になっている。
【0012】フィード装置110は、図示しない複数枚
(例えば50枚)のベースシートを積載して収納する昇
降可能なベースシート収納トレイ111と、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック
(BK)の4種類(複数種)の色材シートをそれぞれ複
数枚(例えば50枚)ずつ収納する上下複数段(複数)
の昇降可能な色材シート収納トレイ112、113、114、115
と、を備えており、ラミネート装置120に近接する部位
1 、A2 に設けられた第1、第2実施例の吸着式シー
ト移送装置により、ベースシート及び各色材シートがそ
れぞれ紙面の上下を一定に保ったままラミネート装置12
0の上下の導入ローラ123a、123bのニップ部に送り込
まれるようになっている。すなわち、フィード装置110
は、ベースシートと複数種のうち何れか1種の色材シー
トとをラミネート装置120側の搬送経路に給送すること
ができるようになっている。
【0013】また、ラミネート装置120は、前記導入ロ
ーラ123a、123bへフィード装置110から各1枚のベー
スシート及び色材シートが給送されたとき、そのベース
シート及び色材シートを所定圧で接触する一対のラミネ
ートローラ127の間に通し、そのベースシート上に色材
シートをラミネートするようになっている。このラミネ
ートされたベースシート及び色材(以下、ラミネートシ
ートSという)は、図示していないラミネートシート載
置テーブルの上に位置決めされて載置され、第1搬送手
段170により露光装置130に搬送されるようになってい
る。
【0014】露光装置130は、その最上部に設けられた
露光ランプユニット131と、露光ランプユニット131の下
方に設けられたガラス板132と、そのガラス板132より下
方に設けられ昇降する露光テーブル135等から構成さ
れ、露光ランプユニット131は予め設定された露光時間
(この露光時間の増減により画像の濃淡が変化する)の
間、搬送手段170によりガラス板132の下面に搬送された
後述する網点フィルム及びラミネートシートSに所定出
力の光(例えば紫外線)を照射する。そのラミネートシ
ートSはその色材シートに対応する色画像情報を有する
網点フィルムを通して露光され色材シートに潜像が形成
されるようになっている。
【0015】網点フィルム収納装置140は、昇降する上
下複数段のトレイ141を有し、この各トレイ141には、前
記複数種の色材シートに対応する前記露光装置130によ
り強い光が通され前記色材シートに潜像を形成する複数
の前記網点フィルム、例えば、原画の色分解から得られ
た4種類(ブラック(BK)、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C))が1組みとして収納されてお
り、各トレイ141の4枚の網点フィルムを使用して露光
及び現像を繰り返すことでその原画に対応する校正刷り
をするようになっている。なお、所定のパスラインに位
置するトレイ141内の網点フィルムが、前記第1搬送手
段170によって順次最上のものから現像装置150側に取り
出されるようになっている。
【0016】現像装置150は、具体的な構成を図示しな
いが、露光装置130による露光が終了して図中下方に下
降され第2搬送手段180により供給されたラミネートシ
ートSに現像液を噴射し、ブラシローラ等により色材シ
ートの未定着部分の色材をベースシート上から除去し
て、そのベースシート上に所定の色画像を現像する。そ
して、色画像が現像されたベースシートを水洗いし、次
いで、熱風及びモルトンロール等により乾燥させ、後露
光して排出するようになっている。ここで、排出される
ベースシートに次の色画像を重ねる必要が無い場合、す
なわち校正刷りができあがっている場合には、このベー
スシートは第3搬送手段190により図外の排紙トレイに
排紙される。一方、そのベースシートに次の色画像を重
ねる必要がある場合、このベースシートは循環シートと
して第3搬送手段190により前記ベースシート給紙高さ
まで持ち上げられ、循環シートをラミネート装置120の
導入ローラ123aに噛み込ませ再給紙するようになって
いる。
【0017】なお、前記ホストコンピュータは、その制
御プログラムに従い、出力枚数等の設定条件や各装置11
0〜150に内蔵された制御回路からの信号、メモリ内に予
め記憶させた各種データ等に基づいて処理を実行するよ
うになっており、1つの原画に対応する前記1組の網点
フィルムを用い、複数種の色材シートの各種に対応する
色画像をベースシート上に重ねて形成することができる
ように、フィード装置110、ラミネート装置120、露光装
置130、網点フィルム収納装置140、現像装置150及び搬
送装置160の動作を集中管理してシステム全体としての
作業の流れを制御するようになっている。
【0018】次に、第1実施例の吸着式シート移送装置
の構成を説明する。図1、図2は、フィード装置110の
前記部位A1に設けられた第1実施例の吸着式シート移
送装置を示す図であり、図1は図5のB−B矢視図、図
2は図1のC−C矢視図である。同図において、10は回
転軸であり、この回転軸10はラミネート装置120に近接
するフィード装置110の部位A1 のフレームの一部を構
成するシャーシ11に図5に対して垂直に回転自在に固定
されており、シャーシ11に固定された駆動モータ12(駆
動源)により正逆回転される。
【0019】具体的には、回転軸10の両端は、シャーシ
11に固定されたボス13a、13bに回転自在に嵌挿され、
一端側(図中右方向)には駆動プーリ14が固定され、他
端側(図中左方向)にはリミットカム17a〜17cが固定
されている。駆動プーリ14は、モータ12の回転軸12aに
固定された駆動プーリ15に無端ベルト16を介して係合
し、モータ12の回転駆動を回転軸10に伝達する。リミッ
トカム17a〜17cは、シャーシ11に固定されたリミット
センサ18a〜18cにより感知され、回転軸10の原点およ
び回転範囲を制限する。リミットセンサ18a〜18cのO
N/OFF信号は前記内蔵の制御回路に取り込まれ、そ
の制御回路がON/OFF信号の組み合せにより回転軸
10の回転角を判定し、モータ12を正逆回転および停止す
るようになっている。
【0020】20は一対の回動アームであり、この回動ア
ーム20の一端側は、回転軸10に固定された支持部材21に
一対の弾性部材50を介して回動自在に支持されている。
また、30はシャフトであり、シャフト30は回転軸10と平
行に回動アーム20の他端側に回転自在に支持されてい
る。ここで、弾性部材50は、所定の弾性力を有する素材
(例えば、スプリング)からなり、回動アーム20と支持
部材21との間に左右対称に介装され、回転軸10の回転を
支持部材21を介して回動アーム20に伝達し、回動アーム
20を一端側を中心に回動させるようになっている。ま
た、弾性部材50は弾性変形することにより回転軸10に対
する回動アーム20の相対的回動を許容するようになって
いる。
【0021】40は複数のシート吸着ユニットであり、シ
ート吸着ユニット40はシャフト30の回動アーム20に支持
されている支持位置より内方に固定されており、回動ア
ーム20の回動により円運動して色材シート収納トレイ11
2〜115上の何れかの色材シートに当接し、その色材シー
トを吸着する。そして、ラミネート装置120の導入ロー
ラ123aにその色材シートを噛み込ませるよう移送す
る。このシート吸着ユニット40は、ゴム等からなる吸着
部41を色材シートに当接して、その吸着部41内部を吸引
ポンプ(図示していない)により負圧にして、その色材
シートを吸着するようになっている。
【0022】60は姿勢制御手段であり、姿勢制御手段60
は第1、第2プーリ61、62および無端ベルト63から構成
され、第1、第2プーリ61、62は同一あるいは互いに異
なる所定のプーリ径を有している。第1プーリ61は回転
軸10を回転自在に嵌挿してシャーシ11に連結されたブラ
ケット11aに固定され、第2プーリ62はシャフト30の一
端側に固定されており、無端ベルト63は第1、第2プー
リ61、62に係合している。この姿勢制御手段60は、回転
軸10の回転が弾性部材50を介して回動アーム20に伝達さ
れ回動アーム20が回動すると、第1プーリ61がブラケッ
ト11aに固定されているので第1プーリ61および第2プ
ーリ62に係合している無端ベルト63によって第2プーリ
62が駆動される。そして、第2プーリ62に固定されてい
るシャフト30が回転し、シート吸着ユニット40が姿勢制
御されるようになっている。
【0023】次に、第1実施例の吸着式シート移送装置
の作用を説明する。色材シート収納トレイ112〜115の何
れかからラミネート装置120の導入ローラ123aにベース
シートを移送するよう前記ホストコンピュータより前記
制御回路に制御信号が送信されると、前記制御回路によ
りモータ12が駆動され、その駆動力により駆動プーリ1
4、15および無端ベルト16を介して回転軸10が回転され
る。その回転が弾性部材50を介し回動アーム20に伝達さ
れて回動アーム20が回動されると、回動アーム20の回動
に伴い第2プーリ62が第1プーリ61と第2プーリのプー
リ比に応じて回転し、シャフト30が回転する。このと
き、シート吸着ユニット40は、図3に示すように、第1
プーリ61と第2プーリのプーリ比に応じて回転しながら
略水平状態を保つように姿勢を制御され、この姿勢で回
動アーム20の回動に伴い円運動する。そして、この運動
により色材シート収納トレイ112〜115の間に入り込み、
その何れかに載置された色材シートの上面に当接する。
【0024】次いで、リミットセンサ18a〜18cのON
/OFF信号に基づきモータ12が停止され、シート吸着
ユニット40が作動して色材シートが吸着される。次い
で、モータ12が逆転駆動され、シート吸着ユニット40に
より吸着されている色材シートが導入ローラ123aのニ
ップ部に移送される。このように本実施例では、回転軸
10が回転され回動アーム20が回動されると、シート吸着
ユニット40が姿勢制御手段60により好ましい姿勢に制御
されて色材シート収納トレイ112〜115の狭いトレイ間に
入り込み、色材シートを確実に吸着する。
【0025】また、色材シート収納トレイ112〜115上に
載置された色材シート枚数が変化しシート高さが変化し
た場合でもその高さの変化に対応して弾性部材50が弾性
変形するため、シート吸着ユニット40が安定した圧力で
色材シートに当接することになり、色材シートの吸着動
作が確実なものとなる。次に、第2実施例の吸着式シー
ト移送装置を説明する。
【0026】図4は、フィード装置110の前記部位A2
に設けられた第2実施例の吸着式シート移送装置であ
る。この第2実施例では、第1実施例と同様の構成に
は、同一の符合を付してその説明を省略する。同図にお
いて、70a、70bは回転軸であり、この回転軸70a、70
bはラミネート装置120に近接するフィード装置110の部
位A2 のフレームの一部を構成するシャーシ11に固定さ
れたボス73a、73bに互いの軸芯を延長したとき同一に
なるよう回転自在に嵌挿されている。この回転軸70a、
70bには、モータ72の駆動力を伝達する伝達プーリ85
a、85bが固定され、回転軸70aを回転させるモータ72
の駆動力を伝達シャフト80を介して回転軸70bに伝達す
るようになっている。この伝達シャフト80は、シャーシ
11に固定されたボス83a、83bに回転自在に嵌挿され、
両端に伝達プーリ84a、84bが固定されており、伝達プ
ーリ84a、84bおよび伝達プーリ85a、85bに係合して
いる無端ベルト86a、86bを介して回転軸70aを回転さ
せるモータ72の駆動力を回転軸70bに伝達するようにな
っている。この回転軸70a、70bは、前記ホストコンピ
ュータからベースシート収納トレイ111の何れかに収納
されているベースシートをラミネート装置120の導入ロ
ーラ123bに移送するよう前記制御回路に制御信号が送
信されたとき、モータ72により回転され、回転軸70a、
70bに連結しているシート吸着ユニット40が弾性部材50
および姿勢制御手段60により円運動して好ましい姿勢に
制御されつつ、そのベースシートに安定した圧力で当接
し吸着するようになっている。そして、そのベースシー
トをベースシート収納トレイ111からラミネート装置120
の導入ローラ123bに好ましい姿勢で噛み込ませるよう
になっている。
【0027】本実施例おいては、第1実施例と同様の効
果が得られることに加え、回転軸70a、70bの間が自由
な空間にされているので、ベースシートの下面を傷つけ
たり、シート吸着ユニット40に吸着されて移送されるシ
ートの進路を妨げてしまうことが防止される。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回転軸の
回転を弾性部材を介して回動アームに伝達し、シート吸
着ユニットを移動させるとき、姿勢制御手段によりシー
ト吸着ユニットの姿勢を制御してそのシートを好ましい
向きで移送することができる。また、シートトレイ上の
シート高さの変化に対応して弾性部材を弾性変形させる
ことで、シート吸着ユニットを安定した圧力でシートに
当接させることができ、吸着動作を確実にすることがで
きる。その結果、シートトレイ間が狭くても確実に損傷
することなくシートを移送できる小型で低コストの吸着
式シート移送装置を実現することができる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、駆動源側の
回転軸の回転を弾性部材を介して回動アームに伝達し、
回動アームが回動するとき、シート吸着ユニットに連結
する第2プーリが第1、第2プーリのプーリ径の比に応
じて回転するようにしているので、第1、第2プーリの
プーリ径の比を適宜設定することでシート吸着ユニット
を最適な姿勢に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸着式シート移送装置の第1実施
例を示す構成図である。
【図2】その要部の構成を示す図1のC−C矢視図であ
る。
【図3】その要部の動作を説明する説明図である。
【図4】その第2実施例を示す構成図である。
【図5】第1、第2実施例を備えた自動色校正装置の全
体構成を示す正面図である。
【符号の説明】
10、70a、70b 回転軸 12、72 モータ(駆動源) 20 回動アーム 30 シャフト 40 シート吸着ユニット 50 弾性部材 60 姿勢制御手段 61 第1プーリ 62 第2プーリ 63 無端ベルト 80 伝達シャフト 84a、84b、85a、85b 伝達プーリ 86a、86b 無端ベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に回転自在に嵌挿され駆動源によ
    り回転される回転軸(10)と、 該回転軸(10)に一端側を回動自在に支持された回動ア
    ーム(20)と、 該回動アーム(20)の他端側に回転自在に支持されたシ
    ャフト(30)と、 該シャフト(30)に支持され、前記回動アーム(20)の
    回動によりシートトレイ上に載置されたシートに当接す
    るシート吸着ユニット(40)と、 前記回転軸(10)の回転を回動アーム(20)に伝達する
    よう前記回転軸(10)および回動アーム(20)の間に介
    装されるとともに、回転軸(10)および回動アーム(2
    0)の相対的回動を許容する弾性部材(50)と、 前記シャフト(30)および装置本体の間に介装され回動
    アームの回動角度に応じ前記シャフト(30)を回転させ
    て前記シート吸着ユニット(40)の姿勢を制御する姿勢
    制御手段(60)と、を備えたことを特徴とする吸着式シ
    ート移送装置。
  2. 【請求項2】前記姿勢制御手段(60)が、 装置本体に固定され前記回転軸(10)を嵌挿された第1
    プーリ(61)と、 前記シャフト(30)に固定された第2プーリ(62)と、 第1プーリ(61)および第2プーリ(62)に係合する無
    端ベルト(63)と、からなり、 前記第1プーリ(61)と第2プーリ(62)とのプーリ径
    の比に応じて前記シャフト(30)が回転することを特徴
    とする請求項1記載の吸着式シート移送装置。
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