JPH06127674A - 荷搬送車 - Google Patents

荷搬送車

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Publication number
JPH06127674A
JPH06127674A JP4279619A JP27961992A JPH06127674A JP H06127674 A JPH06127674 A JP H06127674A JP 4279619 A JP4279619 A JP 4279619A JP 27961992 A JP27961992 A JP 27961992A JP H06127674 A JPH06127674 A JP H06127674A
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JP
Japan
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guide
luggage
load
cargo
width direction
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Application number
JP4279619A
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English (en)
Inventor
Haruhiro Watanabe
治宏 渡邉
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06127674A publication Critical patent/JPH06127674A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な構成で荷物案内用ガイドを位置変更で
きる荷搬送車を提供する。 【構成】 荷載置部Wに出入される荷物を案内する荷物
案内用ガイド30が設けられた荷搬送車において、荷物
案内用ガイド30を荷物の出入方向と交差する荷物幅方
向に沿って位置変更自在に支持する支持手段Uと、荷物
案内用ガイド30を前記荷物幅方向に移動操作するリニ
アモータIと、荷物案内用ガイド30の前記荷物幅方向
での位置を検出する位置検出手段36と、荷物案内用ガ
イド30の移動を阻止するロック手段Fとが設けられ、
リニアモータI及びロック手段Fの作動を制御する制御
手段は、荷物案内用ガイド30の目標位置が指示される
に伴って、ロック手段Fをロック解除状態にして、荷物
案内用ガイド30を目標位置に移動させるように位置検
出手段36の情報に基づいてリニアモータIを作動させ
た後、ロック手段Fをロック作動状態にするように構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷載置部に対して水平
方向に移動されて出入される荷物を案内する荷物案内用
ガイドが、前記荷載置部の側脇に設けられた荷搬送車に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる荷搬送車では、従来、電動モータ
の回転駆動力をカム機構やあるいはウォームギヤ等のギ
ヤ機構を介して伝達して、荷物案内用ガイドを駆動する
ことによって、荷物案内用ガイドが荷載置部に搭載する
荷物の寸法に応じて位置変更可能に構成されていた。こ
れにより、種々の寸法の荷物を扱う場合でも、荷物の寸
法に応じて荷物案内用ガイドの位置調整を行い、適正に
荷物を案内することができるものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の荷搬送車は、荷物案内用ガイドを位置変更駆動する
のにカム機構やギヤ機構を必要とし、その構成が複雑な
ものとなってしまう不利や、電動モータの設置スペース
が大きいことに起因して、荷物案内用ガイドを位置変更
駆動するための設置スペースが大きくなる不利があるた
め、改善が望まれていた。本発明は、上記実情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、簡素でしかもコン
パクトな構成で荷物案内用ガイドを位置変更できる荷搬
送車を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の荷搬送車は、荷
載置部に対して水平方向に移動されて出入される荷物を
案内する荷物案内用ガイドが、前記荷載置部の側脇に設
けられたものであって、その第1特徴構成は、前記荷物
案内用ガイドを荷物の出入方向と交差する荷物幅方向に
沿って位置変更自在に支持する支持手段と、前記荷物案
内用ガイドを前記荷物幅方向に移動操作するリニアモー
タと、前記荷物案内用ガイドの前記荷物幅方向での位置
を検出する位置検出手段と、前記荷物案内用ガイドの前
記荷物幅方向で移動を阻止してロックするロック手段
と、前記リニアモータ及び前記ロック手段の作動を制御
する制御手段とが設けられ、その制御手段は、前記荷物
案内用ガイドの目標位置が指示されるに伴って、前記ロ
ック手段をロック解除状態に作動させたのち、前記荷物
案内用ガイドを目標位置に移動させるように前記位置検
出手段の情報に基づいて前記リニアモータを作動させ、
その作動完了に伴って前記ロック手段をロック作動状態
に作動させるように構成されている点にある。本発明の
第2特徴構成及び第3特徴構成は、上記第1特徴構成の
実施態様を限定するものであって、第2特徴構成は、前
記リニアモータは、前記荷物案内用ガイドに備えさせた
二次導体と、車体側に備えさせた一次コイルとから構成
されている点にあり、又、第3特徴構成は、前記ロック
手段は、前記荷物案内用ガイドの目標位置として予め設
定した複数の目標位置に対応させて車体側に形成した複
数の被係止部と、その被係止部に対して駆動手段により
係脱操作される状態で前記荷物案内用ガイドに備えさせ
た係止部とから構成されている点にある。
【0005】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、例えば扱う荷
が寸法の異なる荷に変更されると、制御手段は荷の寸法
の変化に応じて指示される目標位置に荷物案内用ガイド
を位置させるべく制御する。すなわち、制御手段は、先
ずロック手段をロック解除状態に作動させたのち、リニ
アモータを作動させて、位置検出手段の検出情報に基づ
いて、荷物案内用ガイドを目標位置まで移動させる。荷
物案内用ガイドが目標位置で停止するとロック手段をロ
ック作動状態に作動させて、荷物案内用ガイドを目標位
置にロックする。尚、荷物案内用ガイドは停止時におい
ても又移動時においてもロック手段にロックされること
によって安定してその姿勢を保っている。第2特徴構成
によれば、荷物案内用ガイドを移動させる際において、
制御手段は、荷搬送車の車体側に備えさせたリニアモー
タの一次コイルへの給電を制御して荷物案内用ガイドに
備えさせた二次導体の移動を制御し、これによって、リ
ニアモータは荷物案内用ガイドを移動操作する。第3特
徴構成によれば、制御手段は、荷物案内用ガイドの移動
を阻止するロック手段をロック解除状態とロック作用状
態とに制御するにおいては、荷物案内用ガイドに備えさ
せた係止部と荷搬送車の車体側に形成した複数の被係止
部との係脱を駆動手段の作動を制御して行う。
【0006】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、ウォームギ
ヤ機構等の複雑な機構を必要としない簡素な構成で、し
かも、設置スペースのコンパクト化を図れるリニアモー
タを利用したコンパクトな構成で、荷搬送車の荷物案内
用ガイドの移動と位置決めを適正に行うことができる。
上記第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成による効
果に加え、一次コイルを荷物案内用ガイドに備えさせる
のに較べて、通電のための構成を簡素にできる等、更に
荷搬送車の構成の簡素化を図ることができる。上記第3
特徴構成によれば、上記第1特徴構成による効果又は上
記第2特徴構成による効果に加え、例えば摩擦制動式の
ロック手段を用いるに較べて、荷物案内用ガイドのロッ
クを確実に行え、しかも、係止部を荷物案内用ガイドに
備えさせることで、駆動手段を有する複数の係止部を車
体側に備えさせた場合に較べて構成の簡素化を図ること
ができる。
【0007】
【実施例】本発明を適用した荷搬送車の実施例について
図面に基づいて説明する。図5に示すように、荷搬送車
Aの走行経路に沿って、誘導ラインLがループ状に設け
られ、荷搬送車Aが停止して荷物の積卸し等の作業を行
うための複数のステーションSが誘導ラインLに沿って
設けられ、もって、荷搬送車Aを各ステーションS間に
自動走行させながら荷搬送作業を行う搬送設備が構成さ
れている。
【0008】誘導ラインLは図6に示すように、断面が
矩形で表側がN極、裏側がS極に磁化された磁性体を走
行路面に埋設し、周囲をエポキシ樹脂で固定して路面が
面一になるように構成したものである。
【0009】各ステーションSには、図示しない駆動ベ
ルトに駆動されるローラコンベアR、及び、荷搬送車A
と通信を行うための通信装置CMが設けられており、各
ステーションS近傍の誘導ラインL沿いには、荷搬送車
Aを自動停止させるためのマークMと、停止制御情報を
記憶させたIDタグと呼ばれる記憶媒体Tが設置されて
いる。
【0010】通信装置CMは発光素子、受光素子、及
び、それらの駆動回路によって構成され、例えば、ステ
ーションS側から荷搬送車A側へ上記の高さ検出手段H
の検出情報や次の移動目標ステーションSのアドレス情
報等を伝達したり、荷の移載作業の開始及び終了を知ら
せる信号のやり取りを行う。
【0011】マークMは図6に示すように、磁石片を表
側がS極、裏側がN極になるように走行路面に埋設した
ものである。又、マークMには、停止位置を示すマーク
M2と減速制御と開始するための基準地点を示すマーク
M1とがある。
【0012】IDタグTは、図示を省略するが、書き換
え可能な半導体メモリ、外部機器との通信手段を有する
コントローラ、及び、バッテリーを一体にケーシングし
たものである。その通信手段は電磁誘導による無線式の
双方向通信であって、非接触で外部からその記憶情報を
書き換えたり、読み出すことを可能にしている。そして
その記憶情報はバッテリーによって保持される。IDタ
グTに記憶させる記憶情報は、前述したように、夫々の
ステーションSにおいて荷搬送車Aを自動停止させるた
めの停止制御情報であるが、具体的には下記のような情
報である。 ステーションSの手前であること。 ステーションSのアドレス。 マークM1から停止位置即ちマークM2までの距
離。
【0013】尚、IDタグTへ情報を書き込むには、図
示は省略するが、前記タグリーダ7と同様に電磁誘導式
の通信装置を備えた可搬型のハンディーターミナルを用
いて行う。或いは、IDタグTの書き込み作業をプログ
ラムされた移動車を用いて、誘導ラインLに沿って走行
させながら書き込んでもよい。レイアウト変更等に伴っ
て、ステーションSの位置が変わる場合は、多少の移動
であれば、夫々の手前箇所にに設置したIDタグTの記
憶情報を、上記の書き込み装置を用いて書き換えるだけ
で、マークMやIDタグTの設置位置を変更することな
く対応できることになる。
【0014】荷搬送車Aは、図1の平面図に示すよう
に、図示しない駆動ベルトに駆動され荷載置部Wを形成
するローラコンベア20と、そのローラコンベア20の
両側脇に荷物案内用ガイド30が上面に設けられ、図6
及び図7にその主要部のブロック図及び平面図を示すよ
うに、車体前方側に、走行用モータ1にて走行駆動され
ると共に、操向用モータ2にて操向駆動される操向輪兼
用の走行車輪3が設けられ、車体後方側に、左右一対の
従動輪4が設けられている。そして、走行車輪3の前側
に誘導ラインLを検出して操向制御用の情報を得るため
の磁気センサ5が走行車輪3と一体に向き変更されるよ
うに設けられている。車体右側前方部には前述のマーク
Mを検出するマークセンサ6が設けられている。マーク
センサ6も一種の磁気センサであって、磁石片であるマ
ークMに近接して、それを検知する。
【0015】車体左側前方部には前述のIDタグTの記
憶情報を読み取るための読取手段であるタグリーダ7が
設けられている。このタグリーダ7はIDタグTに近づ
くに伴って、電磁誘導による双方向通信を行って、その
記憶情報を読み取る。
【0016】車体中央部両側には発光素子と受光素子及
びそれらの駆動回路を有する通信装置8が設けられてお
り、荷搬送車AがステーションSに停止した状態で、ス
テーションS側に設けられている通信装置CMと通信が
できるように配置してある。これらを介してステーショ
ンSと荷搬送車Aとの間で通信を行う。あるいはステー
ションSを中継して、設備全体の運行を管理する中央制
御装置Cと荷搬送車Aとの間で通信を行う。
【0017】荷搬送車Aにはその他、上記の各センサ
5,6、タグリーダ7、通信装置8を介して得られた情
報を処理し、荷搬送車Aの走行を制御するための、マイ
クロコンピュータを搭載した制御装置9が設けられてい
る。制御装置9は、更に、荷搬送車Aに設けられた走行
用モータ駆動装置10、操向用モータ駆動装置11、及
び、走行車輪3に制動作用する電磁ブレーキ13の制御
し、並びに、図6では省略しているが、ローラコンベア
20の作動を制御する。
【0018】更に荷搬送車Aには、走行車輪3の回転に
伴ってパルスを発生するロータリーエンコーダREの出
力から荷搬送車Aの走行距離を計測する走行距離計測手
段14,計時機能を有し、単位時間当りの走行距離から
走行速度を算出する速度検出手段15,及び,同様に計
時機能を有し、単位時間当りの走行速度変化から加減速
度を算出する加減速度検出手段16が設けられている。
これらの走行距離情報、走行速度情報、及び、加減速度
情報は制御装置9に入力され、制御装置9は、所定の目
標定常走行速度及び目標加減速度によって、荷搬送車A
の走行速度の制御を行う。
【0019】荷物案内用ガイド30の位置調整のための
構成について詳述すると、図1及び図1のQ−Q’断面
図である図2に示すように、ローラコンベア20の両側
脇に設けられた荷物案内用ガイド30は長手方向両端近
傍を支持台31に支持され、その支持台31は荷物の出
入方向(図1中矢印Eで示す)と交差する荷物幅方向
(図1中矢印Fで示す)に延びる直線状のガイドレール
32と、ガイドレール32に沿って位置変更自在に係合
しており、荷物案内用ガイド30はガイドレール32の
長手方向に位置変更自在となっている。従って、支持台
31とガイドレール32とは荷物案内用ガイド30を支
持する支持手段Uとして機能する。
【0020】又、図1及び図1のP−P’断面図である
図3に示すように、荷物案内用ガイド30の長手方向中
央部からは、荷物案内用ガイド30を移動操作するリニ
アモータとして機能するリニア誘導モータIの二次導体
33を先端に支持する二次導体支持体34が下方に延設
されている。その二次導体34の下方には、リニア誘導
モータIの一次コイル35aを巻回してある固定子35
がガイドレール32と平行に配置されている。固定子3
5の長手方向側面には、リニアエンコーダ36が備えら
れており、リニアエンコーダ36から突出し且つリニア
エンコーダ36の長手方向に移動可能な図示しない被検
出体がリニア誘導モータIの二次導体33に接続されて
いる。これにより、二次導体33が固定子35上を移動
するに伴ってリニアエンコーダ36の被検出体が移動
し、リニアエンコーダ36がこの被検出体の位置を検出
することで、荷物案内用ガイド30のリニア誘導モータ
Iの長手方向での位置すなわち前記荷物幅方向での位置
を検出する。そしてこの位置検出情報は制御装置9に伝
達される。従って、リニアエンコーダ36は、荷物案内
用ガイド30の前記荷物幅方向での位置を検出する位置
検出手段として機能する。尚、上記したガイドレール3
2及びリニア誘導モータIの固定子35の上面はローラ
コンベア20の上端よりも低い位置にあり、荷物と接触
しないようにしてある。
【0021】荷物案内用ガイド30の下面側における支
持台31とリニア誘導モータIとの中間位置には、図1
及び図2に示すように、円筒ガイド部37の内面に沿っ
て上下動自在なロックピン38と、ロックピン38を上
下動させるロックピン駆動モータ39とが備えられてい
る。ロックピン38の上部側面にはラック38aが形成
され、これにロックピン駆動モータ39の回転軸に挿嵌
してあるピニオン40が円筒ガイド37の開口部37a
において係合している。このロックピン駆動モータ39
を駆動する図示しない駆動回路は、制御装置9により制
御される。
【0022】荷搬送車Aの上面における、荷物案内用ガ
イド30に移動に伴うロックピン38の移動軌跡に対応
する位置では、図1に示すように、6箇所のロックピン
受け孔41がロックピン38の夫々に対して設けられて
いる。図2に示すように、ロックピン受け孔41の上方
に位置するロックピン38がロックピン駆動モータ39
の作動により下降すると、ロックピン38は、ロックピ
ン38よりも若干内径の大きいロックピン受け孔41に
挿入された状態でロックピン受け孔41と係合する。
【0023】前記磁気センサ5は、図6及び図7に示す
ように、車体横幅方向に並んだ4個の磁気感知素子から
なる。そして、荷搬送車Aの横幅方向の位置が前記誘導
ラインLに対して適正な位置にある状態、すなわち、磁
気センサ5の横幅方向の中心が、誘導ラインLの中央に
位置する状態において、4個の磁気感知受光素子のうち
内側の2個が誘導ラインLによる磁気を感知し、且つ、
外側の2個が感知しない状態となるように、所定間隔を
隔てて設けられている。したがって、荷搬送車Aが誘導
ラインLに対して左右に偏位すると、外側の2個の磁気
感知素子の何れかが誘導ラインLによる磁気を感知する
状態となるので、制御装置9は、その検出情報に基づい
て、車体を誘導ラインL対して適正な位置に戻すべく操
向制御を行う。
【0024】タグリーダ7は、図示は省略するが、前記
IDタグTとの間で電磁誘導による通信を行うための通
信手段と、そのコントローラからなり、IDタグTとの
間の通信によって読み取った情報を制御装置9に伝送す
る。そして、荷搬送車Aが走行中は一定周期で、IDタ
グTに対してその記憶情報の送信を要求する信号を送信
している。一方、IDタグTはこのタグリーダ7からの
送信要求信号を受信可能な状態に維持されている。した
がって、荷搬送車AがIDタグTの設置箇所に接近し
て、IDタグTとタグリーダ7との距離が通信可能距離
まで近づくと、IDタグTはタグリーダ7からの送信要
求信号を受信して、応答を返す。以降の通信プロトコル
の説明は省略するが、ここにIDタグTとタグリーダ7
間の通信が成立し、IDタグTの記憶情報がタグリーダ
7に送信される。このようにして、荷搬送車Aは、その
走行経路の所定箇所に設置されたIDタグTの記憶情報
を、タグリーダ7によって走行中に自動的に読み取るこ
とができる。
【0025】以下、上記構成の搬送設備の動作を説明す
る。図1に示す荷搬送車AがステーションSの位置に停
止している状態で、ステーションSから荷搬送車Aへ、
ステーションS側のローラコンベアRと荷搬送車A側の
ローラコンベア20の作動によって、荷物が移載され
る。このとき同時に、荷搬送車Aは、積み込んだ荷の搬
送先である次の移動目標ステーションSのアドレス情報
及び中央制御装置Cからの荷物の寸法情報等を、ステー
ションS側の通信装置CM及び荷搬送車A側の通信装置
8を介して受け取る。
【0026】荷搬送車Aの制御装置9は、ステーション
Sから受け取った荷物の寸法情報に基づいて、荷物案内
用ガイド30の間隔を調整する。すなわち、制御装置9
が、荷物の寸法情報に基づいて荷物に応じた最適の間隔
となるように荷物案内用ガイド30の目標位置を決定す
ると、先ずロックピン駆動モータ39を作動させてロッ
クピン38を上昇させ、荷物案内用ガイド30のロック
を解除する。そして、リニアエンコーダ36の検出情報
に基づいてリニア誘導モータIを作動させて、荷物案内
用ガイド30を目標位置まで移動させる。その後、再び
ロックピン駆動モータ39を作動させてロックピン38
を下降させロックピン受け孔41に挿入し、荷物案内用
ガイド30をロックする。
【0027】荷搬送車Aでの荷物案内用ガイド30の位
置調整が終了すると、ステーションS側のローラコンベ
アRと荷搬送車A側のローラコンベア20とを作動させ
て、荷をステーションSから荷搬送車Aに移載する。こ
の移載は、荷物案内用ガイド30によって、荷が適正な
姿勢を保ちながら行われる。荷の移載作業が完了する
と、荷搬送車Aは発進し、制御装置9の制御によって目
標加速度にて加速し、目標定常走行速度に達すると、そ
の目標定常走行速度による定速走行に移行する。
【0028】タグリーダ7によってIDタグTの情報を
受信し、そのステーションSが目標のステーションSで
あることを確認すると、マークセンサ6がマークM1を
検出した後、そのときの目標加減速度、目標定常走行速
度、及び、マークM1からマークM2までの距離等によ
って決まる所定時間経過したときから、目標減速度にて
徐行速度まで減速する。そして、マークセンサ6がマー
クM2を検出すると、制御装置9が電磁ブレーキ13を
作動させて、荷搬送車Aは停止する。そして、荷物が荷
搬送車AからステーションSへ移載される。
【0029】従って、ロックピン38,ロックピン駆動
モータ39,及び,ロックピン受け孔41は荷物案内用
ガイド30の荷幅方向で移動阻止してロックするロック
手段Fとして機能し、ロックピン38は係止部として、
ロックピン駆動モータ39はロックピン38をロックピ
ン受け孔41に係脱操作する駆動手段として、ロックピ
ン受け孔41は被係止部として夫々機能する。又、制御
装置9は、リニア誘導モータI及びロック手段Fの作動
を制御する制御手段Dとして機能する。
【0030】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、向かい合う荷物案内用ガイド30
の両方をリニア誘導モータIにて位置調整できるように
してあるが、片方の荷物案内用ガイド30のみを位置調
整可能としてもう片方を固定としても良い。
【0031】 上記実施例では、リニアモータとして
リニア誘導モータを使用した場合を例示しているが、リ
ニアDCモータあるいはリニアパルスモータを使用して
も良い。
【0032】 上記実施例では、ロック手段Fを、ロ
ックピン38,ロックピン駆動モータ39,及び,ロッ
クピン受け孔41にて構成しているが、荷物案内用ガイ
ド30に制動部材を設けて、その制動部材を荷搬送車A
の上面に押圧して摩擦力により荷物案内用ガイド30を
ロックするようにしても良い。尚、ロックピン受け孔4
1の数は5箇所より多くても少なくても良い。
【0033】 上記実施例では、ロックピン駆動モー
タ39の作動によりロックピン38をロックピン受け孔
41に対して係脱操作しているが、ロックピン38を電
磁石によって上下動させ係脱操作するようにしても良
い。
【0034】 上記実施例では、荷物案内用ガイド3
0の位置を検出する位置検出手段としてリニアエンコー
ダ36を用いているが、フォトインタラプタ用の光線遮
蔽体を各ロックピン受け孔41の位置に対応して設けて
位置検出手段を構成しても良い。
【0035】 上記実施例では、扱う荷物に応じた荷
物案内用ガイド30の目標位置を、ステーションSから
の荷物の寸法情報に基づいて荷搬送車Aの制御装置9が
決定しているが、複数段階ある荷物案内用ガイド30の
目標位置を、ステーションSから荷搬送車Aに直接指示
するようにしても良い。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】荷搬送車がステーションに停止した状態を示す
平面図
【図2】荷搬送車の要部断面図
【図3】荷搬送車の要部断面図
【図4】搬送設備全体のレイアウトを示す平面図
【図5】荷搬送車とその周辺の信号の流れを示すブロッ
ク図
【図6】荷搬送車の概略構造と、停止位置等との関係を
示す平面図
【符号の説明】
30 荷物案内用ガイド 36 位置検出手段 D 制御手段 F ロック手段 I リニアモータ U 支持手段 W 荷載置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 1/02 T 9323−3H Y 9323−3H J 9323−3H B 9323−3H H02P 7/00 101 T 8625−5H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷載置部(W)に対して水平方向に移動
    されて出入される荷物を案内する荷物案内用ガイド(3
    0)が、前記荷載置部(W)の側脇に設けられた荷搬送
    車であって、 前記荷物案内用ガイド(30)を荷物の出入方向と交差
    する荷物幅方向に沿って位置変更自在に支持する支持手
    段(U)と、 前記荷物案内用ガイド(30)を前記荷物幅方向に移動
    操作するリニアモータ(I)と、 前記荷物案内用ガイド(30)の前記荷物幅方向での位
    置を検出する位置検出手段(36)と、 前記荷物案内用ガイド(30)の前記荷物幅方向で移動
    を阻止してロックするロック手段(F)と、 前記リニアモータ(I)及び前記ロック手段(F)の作
    動を制御する制御手段(D)とが設けられ、 その制御手段(D)は、前記荷物案内用ガイド(30)
    の目標位置が指示されるに伴って、前記ロック手段
    (F)をロック解除状態に作動させたのち、前記荷物案
    内用ガイド(30)を目標位置に移動させるように前記
    位置検出手段(36)の情報に基づいて前記リニアモー
    タ(I)を作動させ、その作動完了に伴って前記ロック
    手段(F)をロック作動状態に作動させるように構成さ
    れている荷搬送車。
  2. 【請求項2】 前記リニアモータ(I)は、前記荷物案
    内用ガイド(30)に備えさせた二次導体(33)と、
    車体側に備えさせた一次コイル(35a)とから構成さ
    れている請求項1記載の荷搬送車。
  3. 【請求項3】 前記ロック手段(F)は、前記荷物案内
    用ガイド(30)の目標位置として予め設定した複数の
    目標位置に対応させて車体側に形成した複数の被係止部
    (41)と、その被係止部(41)に対して駆動手段
    (39)により係脱操作される状態で前記荷物案内用ガ
    イド(30)に備えさせた係止部(38)とから構成さ
    れている請求項1又は2記載の荷搬送車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111487951A (zh) * 2020-04-24 2020-08-04 宁夏煜隆科技有限公司 一种用于中低速磁浮列车的悬浮控制器检测装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111487951A (zh) * 2020-04-24 2020-08-04 宁夏煜隆科技有限公司 一种用于中低速磁浮列车的悬浮控制器检测装置
CN111487951B (zh) * 2020-04-24 2021-09-24 宁夏煜隆科技有限公司 一种用于中低速磁浮列车的悬浮控制器检测装置

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