JPH06127633A - 物品の取り扱い方法 - Google Patents

物品の取り扱い方法

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JPH06127633A
JPH06127633A JP14570991A JP14570991A JPH06127633A JP H06127633 A JPH06127633 A JP H06127633A JP 14570991 A JP14570991 A JP 14570991A JP 14570991 A JP14570991 A JP 14570991A JP H06127633 A JPH06127633 A JP H06127633A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面単位ピッキング装置によって取り出された
物品を、第1の保1設備及び第2の保管設備それぞれに
効率よく供給することができる物品の取り扱い方法を提
供すること。 【構成】 パレットに面状に段積みされた複数個の物品
Bを面単位で取り出す面単位ピッキング装置13と上記
物品Bを保管する保管間口を上下方向及び水平方向に複
数個有する保管設備29A、29Bと、保管設備29
A、29Bの物品供給面を走行し昇降して物品Bを供給
する供給手段28A、28Bとを備えた荷揃え設備へ物
品を供給する物品の取り扱い方法において、第1保管設
備(バラ流動棚)29Aと第2保管設備(甲流動棚)2
9Bとを備え、第1保管設備29Aの物品供給面のう
ち、第2保管設備29Bの物品供給面より小さい範囲に
保管されている物品Bを対象にして、面単位ピッキング
装置13での物品Bの取り出しを、第2保管設備29B
に保管されている物品Bの保管間口順に行うことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の保管設備と第2
の保管設備とを備えた流通センター等の荷揃え設備へ物
品を供給する物品の取り扱い方法に関し、更に詳しくは
第1の保管設備の物品供給面のうち第2の保管設備の物
品供給面より小さい物品供給面を設けた第1の保管設備
と第2の保管設備へ物品を供給する物品の取り扱い方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品の取り扱い方法に関する従来の技術
としては、「無人化技術」1986年5月号74頁〜7
9頁に掲載の「高速自動ピッキングシステムおよび開
発」(以下、文献1と呼ぶ)におけるもの等が知られて
いる。而して、上記文献1に記載されている従来の物品
の取り扱い方法は、フェイス・ピッカー(面単位ピッキ
ング装置)と流動棚(第2の保管設備)とサプライカー
(供給手段)とバラピッキングシステム(第1の保管設
備)とを備えた荷揃え設備を用いることにより所望の物
品を荷揃えする際に、同時に第2の保管設備へ物品を供
給することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術は以下のような課題を有していた。即ち、上
記文献1に記載の物品の取り扱い方法は、第2の保管設
備に物品を供給可能な空スペースがある場合、面単位ピ
ッキング装置によって第2の保管設備の空スペースへ供
給する数量も含めて物品を取り出すことにより、仕分け
装置へ物品を供給すると共に第2の保管設備の空スペー
スへの供給も行うことができる反面、第1の保管設備へ
の物品の供給ラインが第2の保管設備から繋がっている
ため、第1の保管設備への物品供給は第2の保管設備に
保管されている物品数量に制約され、第2の保管設備に
保管されている物品数量より多くの物品を供給すること
ができない。
【0004】また、上記文献1には、面単位ピッキング
装置及び供給手段を介して第1の保管設備の物品供給面
のうち、第2の保管設備の物品供給面より小さい範囲に
保管されている物品を対象にして、面単位ピッキング装
置での物品の取り出しを第2の保管設備に保管されてい
る物品の保管間口順に行い、物品を供給することについ
ての記載はなく、何等の示唆もない。
【0005】従って、本発明の目的は、面単位ピッキン
グ装置によって取り出した物品を、第1の保管設備及び
第2の保管設備それぞれに効率よく供給することができ
る物品の取り扱い方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、パレットに面
状に段積みされた複数個の物品を面単位で取り出す面単
位ピッキング装置と上記物品を保管する保管間口を上下
方向及び水平方向に複数個有する保管設備と該保管設備
の物品供給面を走行し昇降して上記物品を供給する供給
手段とを備えた荷揃え設備へ物品を供給する物品の取り
扱い方法において、第1の保管設備(バラ流動棚)と第
2の保管設備(甲流動棚)を備え、上記第1の保管設備
の上記物品供給面のうち、上記第2の保管設備の上記物
品供給面より小さい範囲に保管されている上記物品を対
象にして、上記面単位ピッキング装置での上記物品の取
り出しを、上記第2の保管設備に保管されている上記物
品の保管間口順に行うことを特徴とする物品の取り扱い
方法を提供することにより上記目的を達成したものであ
る。
【0007】
【作用】本発明の物品の取り扱い方法によれば、面単位
ピッキング装置で第2の保管設備に保管されている物品
をその保管間口順に、且つ第1の保管設備に保管されて
いる物品を対象に取り出すことにより、第2の供給手段
を行ったり来たりさせることなく(保管間口の順に)第
2の保管設備へ効率良く供給でき、第1の保管設備への
物品の供給は、第2の保管設備の物品供給面より小さな
物品供給面内を第1の供給手段が移動して行うので、面
単位ピッキング装置から供給されて来る物品が保管間口
順に対応していなくとも、効率良く行える。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図15に示す荷揃え設備へ物品
を供給する本発明について説明する。尚、各図中、図1
は本発明の物品の取り扱い方法に好適に用いられる荷揃
え設備を備えた流通センターにおける物品の流れを示す
流れ図、図2は図1の流れ図に従って示す流通センター
の一階部分を示す平面図、図3は図1の流れ図に従って
示す流通センターの二階部分を示す平面図、図4は図3
に示す面単位ピッキング装置を拡大して示す平面図、図
5は図4に示す面単位ピッキング装置を示す正面図、図
6は図4に示す面単位ピッキング装置を示す側面図、図
7は図4に示す面単位ピッキング装置の把持装置の把持
板の交叉状態を示す部分拡大図、図8は図2に示す荷揃
え設備の搬送コンベヤによって面単位の部を搬送する状
態を示す平面図、図9は図8に示す搬送状態を示す側面
図、図10は面単位の物品を列単位に切り離す状態を示
す側面図、図11は面単位の物品を列単位に切り離した
状態を示す平面図、図12は図11に示す状態の側面
図、図13、図14、図15はそれぞれ大きさの異なる
物品をターン装置によって方向を変える状態を示す動作
説明図である。
【0009】本発明の物品の取り扱い方法が好ましく適
用される荷揃え設備は、工場等において生産された商品
が同一商品毎にまとめて梱包された箱ボール箱を個々の
物品として取り扱うもので、この荷揃え設備は、これと
連携動作する自動倉庫と一体になって一つの流通センタ
ーを構成する。そこで、本発明の好ましく適用される荷
揃え設備、及び自動倉庫からなる流通センターを物品の
流れとともに図1〜図3に基づいて説明する。
【0010】工場等で生産された商品は、箱ボール箱単
位からなる物品として、同一品種毎にまとめられてパレ
ットに積載されて流通センターに輸送されてくる。流通
センターへ輸送されてきた物品は、品名、数量等が管理
データとしてコンピュータに設定されて自動倉庫に入庫
される。流通センターの一階部分には、図1及び図2に
示す如く、パレットPに平面状に段積みされた所定数量
の物品B(図4参照)をパレット荷としてフォークリフ
ト等を介して受け入れる入庫ステーション1と、このパ
レット荷や後述の如く物品がデパレタイズされた後の空
のパレットPを出庫する出庫ステーション2と、これら
の入、出庫ステーション1、2に連設され、パレット荷
を入出庫する入出庫コンベヤライン3と、この入出庫コ
ンベヤライン3と、この入出庫ライン3から分岐する入
庫サブライン4及び出庫サブライン5と、これらの入、
出庫サブライン4、5とを備え、自動倉庫Wはパレット
荷を保管する高層ラック6と、高層ラック6との間を走
行してパレット荷等を格納、取り出しを行うスタッカー
クレーン7とを備えて構成されている。
【0011】また、流通センターの一階部分には、パレ
ット荷入出庫及び本発明の物品の取り扱い方法を制御す
るコンピューター及び各種制御装置を備えたコンピュー
ターコントロールルームが配備されている。更に、流通
センターの二階部分には、図3に示す如く、スタッカー
クレーン7を介して、高層ラック6から取り出したパレ
ット荷を供給する供給ライン9と、パレット荷から必要
数量の物品がデパレタイズされた後のパレット荷を高層
ラック6側へ回収する回収ライン10と、これらの供給
ライン9及び回収ライン10の端部に沿って配設された
レール上を無人で走行しパレット荷を供給すると共に、
回収するトラバーサ11とを備えている。
【0012】而して、本発明が好ましく適用される荷揃
え設備は、図3に示す如く、本実施例では、流通センタ
ーの二階部分において構成され、上記自動倉庫Wのトラ
バーサ11においてパレット荷を受け取り、デパレタイ
ズ後のパレット荷を戻すように構成されている。即ち、
上記荷揃え設備は、図3に示す如く、上記トラバーサ1
1にあるパレット荷を搬入するコンベヤ12と、この搬
入コンベヤ12によって搬入されたパレット荷から所定
数量の物品を面単位で取り出す面単位ピッキング装置1
3と、この面単位ピッキング装置13によって所定数量
の物品が取り出された残りのパレット荷を自動倉庫Wへ
払い出す払い出しコンベヤ14及び空のパレットPを搬
送コンベヤ15を介して集積する空パレット集積装置1
6とを備えている。
【0013】上記面単位ピッキング装置13は、後述の
如く面単位でピッキングされた物品を受け取る受け取り
コンベヤ17と、この受け取りコンベヤ17が昇降する
ことによって面単位の物品Bをそれぞれ異なった二方向
へ面単位のまま搬出する第1搬出コンベヤ18A及び第
2搬出コンベヤ18Bとを備えている。そして、後述の
如く、第1搬出コンベヤ18Aは、バラ単位で出荷され
る商品を段ボール箱単位の物品として保管する第1保管
設備(第1の保管設備)に繋がっており、また、第2搬
出コンベヤ18Bは、段ボール箱単位で出荷される商品
(物品)を保管する第2保管設備(第2の保管設備)に
繋がっている。
【0014】そこで、上記面単位ピッキング装置13に
ついて詳述すると、上記面単位ピッキング装置13は、
図4〜図6に示す如く、二階部分の床面に組み立てられ
た矩形状の枠体131に配設されている。上記枠体13
1内には、上記搬入コンベヤ12からパレットPと共に
物品Bを受け取り、受け取り位置とデパレタイズする位
置との間を昇降する搬入コンベヤ132と、後述する如
く、デパレタイズして空になったパレットPを下流側の
搬送コンベヤ15に引き渡すコンベヤ133と、デパレ
タイズされた物品Bを上記第1搬出コンベヤ18A及び
第2搬出コンベヤ18Bに搬出する受け取りコンベヤ1
7とが配設されている。そして、上記搬入コンベヤ13
2、受け取りコンベヤ17それぞれの下面には昇降装置
134、135が配設され、図5、図6に示す如く、搬
入コンベヤ132、受け取りコンベヤ17を昇降させる
ように構成されている。
【0015】また、上記枠体131の上方に支柱131
B、131B、131B、131Bを介して位置する枠
部材131Aの上面には、走行レール136、136が
配設されている。そしてこれらの走行レール136、1
36には、台車137が走行可能に配設され、更に台車
137上に把持装置138が配設されている。上記は把
持装置138は、図4〜図6に示す如く、二対の相対向
する把持板139、140及び141、142を備え、
相対向する把持板139、140及び141、142は
上記台車137の中心線を基準点にして互いに拡縮して
複数個の物品Bを段(面)単位で把持、解放するように
構成されている。即ち、上記把持装置138は、上記台
車137上に配設された1対の枠部材138A、138
Aと該枠部材138A、138Aに直行する一対の枠部
材138B、138Bと、上記基準点の位置に配設され
た十字状の連結体138Cと、上記枠部材138A、1
38A及び138B、138Bそれぞれの内側面と上記
連結体138Cとの間に連結された案内筒143、14
4及び145、146と、これら案内筒143、144
及び145、146に摺動自在に篏装されたスライドボ
ス147、148及び149、150と、これらのスラ
イドボス147、148及び149、150の上側に配
設されたシリンダ151、152及び153、154と
を備え、これらのシリンダ151、152及び153、
154それぞれの一端が上記連結体138Cに連結さ
れ、またそれぞれのロッド151A、152A及び15
3A、154Aの一端が上記スライドボス147、14
8及び149、150の上側に連結されて上記シリンダ
151、152及び153、154が駆動することによ
って上記スライドボス147、148及び149、15
0を摺動するように構成されている。
【0016】また、上記スライドボス147、148及
び149、150の下側には上記把持板139、140
及び141、142がそれぞれ連結されており、上記シ
リンダ151、152及び153、154が駆動するこ
とによって、上述の如く上記把持板139、140及び
141、142をそれぞれ拡縮するように構成されてい
る。
【0017】また、上記把持板141、142は、その
両端に図7に示す如く、2本のチャンネル材141A、
141A及び142A、142Aが隙間を隔てて突設さ
れ、また、他方の把持板139、140にも上記チャン
ネル材141A、141A及び142、142Aそれぞ
れと段違いに2本のチャンネル材139A、139A及
び140A、140Aおが突設され、上記把持板14
1、142と上記把持板139、140とが干渉せず、
複数個の物品Bで形成される面単位の寸法に応じて、上
記複数個の物品Bを4方向から支障なく把持できるよう
に構成されている。
【0018】また、上記枠部材131Aの下面には、上
記昇降装置134を介して上昇する上記搬入コンベヤ1
32上の物品Bを検出する1対のフォトスイッチPH
1、PH2が上記搬入コンベヤ132の斜め方向で対向
する一対の隅角部の略上方に位置させて配設され、上記
昇降装置134を介して上記物品Bが上昇し、該物品B
がフォトスイッチPH1、PH2間の光線を遮断して一
定時間を経過した後、上記昇降装置134を停止させる
と共に上記シリンダ151、152及び153、154
を駆動させて上記把持板139、140及び141、1
42を閉じることにより、最上段の物品Bを面単位で把
持するように構成されている。また、上記シリンダ15
1、152及び153、154に至る配管には図示しな
い圧力スイッチが配設され、予め設定された圧力(把持
力)で面を構成する複数個の物品Bを把持し、該圧力ス
イッチが所定の把持力を検出すると、上記昇降装置13
4を駆動させて予め設定した距離だけパレットP上の他
の物品集合体を下降させて面単位の物品BをパレットP
上の他の物品集合体から分離すると共に上記台車137
に配設された駆動装置155を駆動させて上記台車13
7を上記受け取りコンベヤ17側に走行させるように構
成されている。
【0019】また、上記台車137の上記受け取りコン
ベヤ17側の一隅角部(本実施例では下流側の隅角部)
下面にリミットスイッチLS1が配設されている。一
方、上記枠部材131Aの上記台車137の隅角部に対
応する隅角部にドッグD1が配設されている。そして、
上述の如く、走行する上記台車137が上記受け取りコ
ンベヤ17の真上に位置した状態で、上記リミットスイ
ッチLS1が上記ドッグD1を検出して上記駆動装置1
55を停止させて上記台車137を停止させる。また、
上記台車137の走行と共に上記受け取りコンベヤ17
の昇降装置135を駆動させて受け取りコンベヤ17を
上昇させるように構成されている。従って、受け取りコ
ンベヤ17は、昇降装置135が駆動することによっ
て、第1保管設備に繋がる第1搬出コンベヤ18Aと第
2保管設備に繋がる第2搬出コンベヤ18Bとの間に昇
降して第1搬出コンベヤ18A及び第2搬出コンベヤ1
8Bそれぞれへ物品Bを面単位のまま移載することがで
きるように構成されている。
【0020】また、上記枠部材131Aの下面には、上
記受け取りコンベヤ17の上方を光線が斜行して通過す
るように二対のフォトスイッチPH3、PH4及びPH
5、PH6が配設され、一対のフォトスイッチPH3、
PH4が他の1対のフォトスイッチPH5、PH6の上
側に配設されている。上記上側のフォトスイッチPH
3、PH4はその光線が上述の如くして上昇する受け取
りコンベヤ17によって遮断されるとその昇降装置13
5を図5の2点鎖線で示す位置、即ち上記把持装置13
8が把持した物品Bの下面に接触する位置に停止させる
と共に上記把持装置138のシリンダ151、152及
び153、154を駆動させてそれぞれの把持板14
1、142及び139、140を開放して把持している
面単位の物品Bを解放し上記受け取りコンベヤ17に引
き渡すように構成されている。また、上記昇降装置13
5は、上記把持装置138から上記受け取りコンベヤ1
7に面単位の物品Bを受け取ると、上述の如く第1搬出
コンベヤ18A及び第2搬出コンベヤ18Bそれぞれの
レベルまで下降し、それぞれの下降位置に到達すると上
記受け取りコンベヤ17が駆動して面単位の物品Bを第
1搬出コンベヤ18A、第2搬出コンベヤ18Bに引き
渡すように構成されている。また、上記受け取りコンベ
ヤ17が下降して物品Bの上面が下側のフォトスイッチ
PH5、PH6の光線の下方に達し、フォトスイッチP
H5、PH6間の遮光状態が解消されると、上記台車1
37の上記駆動装置155を駆動させて上記把持装置1
38を上記搬入コンベヤ132側へ走行させるように構
成されている。
【0021】また、上記台車137の隅角部、即ち物品
Bの流れ方向の下流側であって上記リミットスイッチL
S1の配設された隅角部に対向する隅角部にリミットス
イッチLS2が配設されている。一方、上記枠部材13
1Aの上記台車137の隅角部に対応する隅角部にドッ
グD2が配設されている。そして、上述の如く上記受け
取りコンベヤ17側から走行する上記台車137が上記
第1コンベヤ132の真上に位置した状態で、上記リミ
ットスイッチLS2が上記ドッグD2を検出すると、上
記駆動装置155を停止させて上記台車137を停止さ
せるように構成されている。
【0022】また、上記荷揃え設備には、第1搬出コン
ベヤ18Aと第1保管設備29Aとを繋ぐ搬送装置も備
えている。この搬送装置は、図3に示す如く、第1搬出
コンベヤ18Aから搬出された面単位の物品Bを列に切
り離す第1切り離しコンベヤ19Aと、この第1切り離
しコンベヤ19Aによって切り離された物品Bを受け一
列分横送りする列送りコンベヤ20Aと、この列送りコ
ンベヤ20Aによって送られる一列の物品Bから1個ず
つの物品Bに切り離しエンドストッパー22AAで位置
決めした後送り方向を90°転換する方向転換機22A
へ搬送する搬送コンベヤ21Aと、方向転換機22Aに
よって方向転換された物品Bを順次1個ずつ長手方向に
向きを変えるターン装置23A及びターン用コンベヤ2
4Aと、このターン用コンベヤ24A上の物品Bを供給
コンベヤ27Aへ搬送する搬送ライン26とを備えてい
る。
【0023】更に、上記荷揃え設備Eは、上記供給コン
ベヤ27A上の物品Bを供給する第1供給機28Aと、
この第1供給機28によって物品Bの供給を受ける第1
保管設備29Aとを備えている。この第1保管設備29
Aは、物品Bを保管する保管間口を上下方向及び水平方
向の行列状に複数有し、保管間口の前面には物品取り出
し口を備え、その背面には上記物品取り出し口に対応し
た物品供給口を備えている。各保管間口は物品供給口か
ら物品取り出し口に向かって下方に傾斜させてフリーロ
ーラーコンベヤを配設し、(いわゆる)流動棚で構成さ
れている。また、複数の物品供給口で物品供給面が形成
されている。そして、上記第1供給機28Aが物品供給
面に沿って走行すると共に上下方向の物品供給面に沿っ
て昇降することによって第1保管設備29Aの所望の保
管間口に物品供給口を経て物品Bを供給するように構成
されている。
【0024】更に、上記第1保管設備29Aは、図3か
ら明らかな如く、間仕切り30等によって第1保管部2
9A1 と、第2保管部29A2 に画成され、物品供給面
が後述する第2保管設備29Bのそれよりも小さい物品
供給面として形成されている。従って、物品の取り出し
(供給)において、先ず、第1保管設備29Aの第1保
管部29A1 に保管されている物品を対象に、且つ第1
保管部29A1 に保管されている物品と同じ物品を供給
している第2保管設備29Bの保管間口順に取り出し
(供給)を行うことにより、面単位ピッキング装置13
によって取り出された面単位の複数の物品を第1保管設
備29Aに供給する際には、第1供給機28Aは、各面
単位の複数の物品を第1保管設備29Aの各保管部29
1 の物品供給面内の保管間口に供給すれば良く、その
後、第2保管部29A2 に保管されている物品を対象に
前述の如く、取り出し(供給)を行えば良い。つまり、
第1供給機28Aは、頻繁に両保管部29B1 、29B
2 間を行ったり来たりして物品を供給することがなく、
後述する第2供給機28Bよりも走行範囲が狭いため、
第1保管設備29Aの各保管部29B1 、29B2 の保
管間口順に関係なく物品を供給しても、それ事態の走行
距離が小さく効率良く供給できる。また、そうなるよう
に、物品供給面を小さく形成している。
【0025】尚、第1保管設備29Aは、前述の如く、
間仕切り30等によって、第1保管部29A1 と第2保
管部29A2 に画成されていなくともよく、コンピュー
タによって第2保管設備29Bの物品供給面より小さい
物品供給面を有する範囲で第1保管設備29Aを第1保
管部、第2保管部、さらには、第3保管部にデータ上設
定して分けるようにしてもよい。
【0026】そして、第1保管設備29Aの各保管間口
に収納された物品Bは、商品が段ボール箱単位に収納さ
れたもので、小口注文に対応すべく各物品B内の商品を
各保管間口に配設された表示器に表示されるピッキング
数量を作業員Mが確認しながらその数量分だけ手作業で
取り出す(バラピッキング)するようになされている。
各保管間口からバラピッキングされた各商品は、搬送コ
ンベヤ31Aによって搬送されてきたコンテナに順次投
入され、各注文に応じて複数の商品が収納されたコンテ
ナとして搬送され、図2に示す一階部分のストレージラ
イン32Aを経由して一階部分の出荷エリアへ直接供給
されるようになされている。
【0027】また、上記荷揃え設備は、第2搬出コンベ
ヤ18Bと第2保管設備29B及び流通センターの一階
部分とを繋ぐ搬送装置を備えている。具体的には、上記
第1搬出コンベヤ18Aと上記ターン用コンベヤ24A
とを繋ぐ搬送装置と構成を同じくして、その下方に位置
している。即ち、上記第2搬出コンベヤ18Bから搬出
された面単位の物品Bを列毎に切り離す第2切り離しコ
ンベヤ19B、更に下流側に列送りコンベヤ20B、搬
送コンベヤ21B、方向転換機22B、エンドストッパ
ー22BB、ターン装置23B及びターン用コンベヤ2
4Bを備えている。更に、この搬送設備には、ターン用
コンベヤ24B上の物品Bの搬送先を分岐する分岐設備
25とを備え、この分岐装置25によって第2保管設備
29Bに保管すべき物品Bと、保管することなく直接出
荷すべき物品Bとを振り分けるように構成されている。
【0028】更に、上記荷揃え設備には、上記分岐装置
25によって振り分けられた保管すべき物品Bを順次供
給する供給コンベヤ27Bと、この供給コンベヤ27B
上の物品Bを供給する第2供給機28Bと、この第2供
給機28Bによって物品Bの供給を受ける第2保管設備
29Bとを備えている。この第2保管設備29Bは、図
3に示す如く、上記第1保管設備29Aと同様に構成さ
れ、上記第2供給機28Bが物品供給面から第2保管設
備29Bに物品Bを供給するように構成されている。そ
して、上記面単位ピッキング装置13は、上記第2保管
設備29Aに保管されている物品の保管間口順に従って
物品を取り出すようにコンピューターによって制御さ
れ、第2供給機28Aの走行に無駄を生じないようにな
されている。
【0029】而して、第2保管設備29Bに収納された
物品Bは、コンピューターの指令に基づいて駆動するピ
ッキング装置30によって取り出されて出荷ラインに繋
がる搬送コンベヤ31Bに所望数量ずつ供給され、この
搬送コンベヤ31Bから図2に示す一階部分のストレー
ジライン32Bへ搬送されるようになされている。ま
た、上記第2搬出コンベヤ18Bから搬送される物品B
のうち、上記分岐装置25によって振り分けられて第2
保管設備29Bに保管する物品B以外の物品Bは、上記
ターン用コンベヤ24Bに繋がる搬送コンベヤ33を経
由して図2に示す一階部分のストレージライン34へ搬
送するようになされている。
【0030】上述の如く、上記各ストレージライン32
A、32B及び34によってストレージされた各物品B
及びコンテナは、これらのストレージライン32A、3
2B及び34それぞれの下流端で繋がるメインライン3
5において合流した後、このメインライン35から分岐
する複数のサブライン36に仕分け装置37を介して注
文主別、あるいは配送地方別等に仕分けされて出荷され
るようになされている。
【0031】尚、上記第2搬出コンベヤ18Bから搬出
された面単位の複数の物品Bは、上記搬送設備において
図8〜図15に示す如く、個々の物品Bに切り離されて
整列される。即ち、第2切り離しコンベヤ19Bには、
図8に示す如く、物品Bの移動を感知し、指令を出す光
電管41と、この光電管41の指令によって図9、図1
0に示す如く、第2切り離しコンベヤ19Bを昇降させ
るリフタ42とが配設され、ターン装置23Bには、図
13〜図15に示す如く、搬送されてくる物品Bを止め
るアーム43と先端ローラ44とが配設されている。従
って、面単位の複数の物品Bが第2切り離しコンベヤ1
9B上に移って、その先端が光電管41で検出される
と、リフタ42が駆動して第2切り離しコンベヤ19B
を持ち上げて図10に示す状態になり、最前端にある1
列分の物品Bが図11に示す如く、第2切り離しコンベ
ヤ19B上に移り、残りの物品Bは段差19Oでとま
り、第2切り離しコンベヤ19B上の物品が下流へ搬送
されて、第2切り離しコンベヤ19Bが降下するまで、
第2搬出コンベヤ18B上で待機するようになってい
る。
【0032】一列単位になった物品Bは、前述の如く、
下流へ搬送され、方向転換機22Bで、1個ずつターン
用コンベヤ24Bへ搬送され、ターン装置23Bで向き
を統一される。即ち、物品Bが長手方向に搬送されるも
のはそのまま直進し、搬送方向が横手方向のものはター
ン装置23Bのアーム43或いは先端ローラ44に衝突
して長手方向に向きを変えられ、搬送される。
【0033】ターン装置23Bは、コンピュータにより
品種毎にアーム43のストローク情報(突出長さ)を受
け取り、図13、図14及び図15に示すように横手方
向に流れてくる物品Bだけがアーム43或いは先端ロー
ラ44で止められて点線で示す長手方向に変わるように
パルスモータ等を用いて先端ローラ44の位置を適当量
移動される動作をする。
【0034】尚、第1切り離しコンベヤ19Aが面単位
の物品Bを列単位に切り離すための構成及び動作は、前
述の第2切り離しコンベヤ19Bと同様であり、ターン
装置23Aの構成及び動作も前述のターン装置23Bと
同様である。また、面単位ピッキング装置13に変えて
従来から知られているデパレタイザを用いても前述のよ
うな搬送を行うことができる。
【0035】次に、上記荷揃え設備を用いた本発明方法
の一実施態様を説明する。本実施態様では、多種類の商
品受注に対応したピッキングデータをまず作成する。ピ
ッキングデータは、段ボール箱単位の注文に対するバッ
チオーダーピッキングデータと、バラ単位の注文に対す
るシングルオーダーピッキングデータを作成する。ここ
で、バッチオーダーピッキングとは、1回のバッチ(ピ
ッキング単位)で処理する各店の注文を集計し、品種毎
にそのバッチ分の数量をピッキングすることをいい、ま
た、シングルオーダーピッキングとは、各店毎の注文そ
れぞれに対して物品Bをピッキングすることをいう。そ
して、一回のバッチのピッキングデータが集計される
と、更に、緊急補充データ、通常補充データ及び割り込
み補充データを作成し、ピッキング時に品切れを生じさ
せることなく、連続的にピッキングできるようにピッキ
ングデータを細かく作成する。
【0036】上記緊急補充データは、バラピッキングに
おいて、このバッチ中に品切れを起こす物品Bでピッキ
ング開始前は補充が可能な物品Bをチェックして作成す
るものである。即ち今回のバッチのバラピッキングの注
文数量を集計し、第1保管設備29Aの各保管部29A
1 、29A2 に保管されている物品Bの数量で足りるか
どうかをチェックし、足りなくて、且つその物品を保管
する各保管部29A1、29A2 の保管間口に1面分
(パレット積みされた物品の1段分)の保管スペースが
あるかを確認し、保管スペースがあれば、「緊急補充デ
ータ」として登録しておく。
【0037】また、上記通常補充データは、バッチ中に
バラピッキングで品切れを起こさない物品Bについて、
ピッキング開始前の第1保管設備29Aの状態(保管数
量)から、その物品Bの該当保管間口に1面分の保管ス
ペースが空いているかを確認し、1面分の保管スペース
が空いてあって補充が可能な物品Bについては、「通常
補充データ」として登録しておく。
【0038】尚、この処理は以下の順序で行われる。 第1保管設備29Aの保管部29A1 に保管されてい
る物品Bを対象に、第2保管設備29Bに保管されてい
る物品Bの保管順序で行う。 続いて、第1保管設備29Aの保管部29A2 に保管
されている物品Bを対象に、第2保管設備29Bに保管
されている物品Bの保管順序で行う。
【0039】また、上記割り込み補充データは、バッチ
中にバラピッキングで品切れを起こす物品Bで、且つピ
ッキング開始前に補充の不可能な(保管間口に1面分の
保管スペースが空いていない。)物品Bについては、
「割り込み補充データ」として登録しておく。上記各ピ
ッキングデータをコンピューターに登録した後、このコ
ンピューターから各ピッキングに基づいた指令を送信す
ることによって荷揃え設備による物品の取り出し等が開
始される。
【0040】荷揃え設備の面単位ピッキング装置13
は、まず、緊急補充データに基づいて第1保管設備29
Aの各保管部29A1 、29A2 へ物品Bを補充するた
めに、自動倉庫Wの高層ラック6から出庫された該当物
品Bを面単位で取り出す。取り出された物品Bが、受け
取りコンベヤ17を介して第1搬出コンベヤ18Aへ引
き渡される。第1搬出コンベヤ18Aによって搬出され
た物品Bは、第1切り離しコンベヤ19A、列送りコン
ベヤ20A、搬送コンベヤ21A、方向転換機22A、
ターン用コンベヤ24A、搬送ライン26を経由して供
給コンベヤ27Aに搬送される。この供給コンベヤ27
Aに達した物品Bは、第1供給機28Aによって第1保
管設備29Aの保管部29A1 、或いは29A2 に供給
される。このようにして第1保管設備29Aに物品Bを
緊急補充することにより、作業員Mは品切れすることの
なく連続的に物品B中の商品を表示器の表示数量に従っ
て連続して確実にピッキングすることができる。
【0041】緊急補充データに基づいた物品Bの補給を
完了すると、次にピッキングデータに基づいて物品Bの
取り出し(ピッキング)を行うとともに、通常補充デー
タに基づいて物品Bを補充する。この補充は、第1保管
設備29A、第2保管設備29Bに保管すべき物品Bに
ついて行われる。まず、第2保管設備29Bにのみ通常
補充する場合について説明する。段ボール箱単位の物品
Bのピッキングは、その注文に応じて面単位ピッキング
装置13、第2供給機28B及びピッキング装置30が
どのように動作するかは、コンピューターが行う次の演
算式(1)に基づいて行われる。
【0042】 F=(O+S)/C・・・・・・・(1) F;面単位ピッキング装置の取り出し面数(面)(小数
点切り捨て) O;段ボール箱単位の注文数(ケース) S;第2保管設備の該当保管間口の供給可能数(ケー
ス) C;1面を構成する段ボール箱数(ケース/面) 上記演算(1)で動作する各装置の組み合わせは以下の
4通りある。
【0043】面単位ピッキング装置13とピッキング
装置30とが動作する組み合わせ 面単位ピッキング装置13と第2供給機28Bとが動
作する組み合わせ 面単位ピッキング装置13のみが動作する組み合わせ ピッキング装置30のみが動作する組み合わせ の組み合わせの場合には、例えば、ある品種の注文数
Oが10ケース、第2保管設備29Bの供給可能数Sが
2ケース1面構成数Cが8ケース/面の場合、演算式
(1)により、面単位ピッキング装置13の取り出し面
数Fは(10+2)/8=1.5になって1面である。
従って、面単位ピッキング装置30によって1面分(8
ケース)を取り出し、不足分2ケースをピッキング装置
30で取り出す。
【0044】の組み合わせの場合には、例えば、注文
数Oが10ケース、第2保管設備29Bの供給可能数S
が6ケース、1面構成数Cが8ケース/面の場合、演算
式(1)により、面単位ピッキング装置13の取り出し
面数Fは(10+6)/8=2.0となって、2面であ
る。従って、面単位ピッキング装置13によって2面分
(16ケース)を取り出し、注文数10ケースはそのま
ま出荷し、超過分6ケースを第2供給機28Bに搬送
し、第2供給機28Bにより第2保管設備29Bに供給
する。
【0045】の組み合わせの場合には、例えば、注文
数Oが16ケース、第2保管設備29Bの供給可能数S
が6ケース、1面構成数Cが8ケース/面の場合、演算
式(1)により、面単位ピッキング装置13の取り出し
面数Fは(16+6)/8=2.75となって、2面で
ある。従って、面単位ピッキング装置13によって2面
分(16ケース)を取り出し、全ての数量を出荷する。
この場合、取り出し数量F=注文数Oなので、面単位ピ
ッキング装置13以外の装置は動作しない。
【0046】の組み合わせの場合には、例えば、注文
数Oが2ケース、第2保管設備29Bの供給可能数Sが
2ケース、1面構成数Cが8ケース/面の場合、演算式
(1)により、面単位ピッキング装置13の取り出し面
数Fは(2+2)/8=0.5となって、0面である。
従って、面単位ピッキング装置13での取り出しはな
く、ピッキング装置30によって注文数2ケースを取り
出す。
【0047】上述の如く、段ボール箱単位の物品Bを取
り出す場合には、第2保管設備29Bの該当物品Bの保
管間口の供給可能数量と注文数に基づいて、各装置をど
のように動作させればよいかをコンピューターによって
演算して動作させる装置の決定を行うものである。そし
て、第2保管設備29Bは、面単位ピッキング装置13
で取り出された数量の物品Bを注文数に合わすべく、そ
の過不足分を調整するバッファ的な役割をしている。
【0048】また、上記演算は段ボール箱単位の物品B
の注文にあった物品B全てについて行われ、その演算順
序は第2保管設備29Bの保管間口順に、例えばピッキ
ング装置30によって取り出された物品Bを搬送するコ
ンベヤの搬送方向の下流側から順に、且つ、図3に示す
第1保管設備29Aの第1保管部29A1 に保管されて
いる物品Bを対象に行われる。
【0049】そして、上記演算の前にコンピューター
は、演算しようとする品種に、「通常補充データ」があ
れば、上記演算式(1)に第1の保管設備29Aへ供給
する物品Bの数量分S’を足し合わせて演算する。即
ち、下記演算式(2)により計算される。 F=(O+S+S’)/C・・・・(2) F;面単位ピッキング装置の取り出し面数(面)(小数
点切り捨て) O;段ボール箱単位の注文数(ケース) S;第2保管設備29Bの該当保管間口の供給可能数
(ケース) S’;第1保管設備29Aの該当保管間口の供給可能数
(通常補充データ)〔ケース(面単位)〕 C;1面を構成する段ボール箱数(ケース/面) 面単位ピッキング装置13の動作は、「通常補充デー
タ」の付けられている物品Bを取り出した時、取り出さ
れた物品Bは、第1保管設備29Aの供給ライン27A
に繋がっている第1搬出コンベヤ18Aへ搬出される。
段ボール箱単位の注文用に取り出された物品Bは、分岐
装置25によって直接出荷するライン及び第2保管設備
29Bの供給ライン27Bに繋がっている第2搬出コン
ベヤ18Bへ払い出される。
【0050】また、第1保管設備29Aの第2保管部2
9A2 に物品Bを通常補充する場合には、上記第1保管
部29A1 の補充を完了した後、必要に応じて物品Bの
補充が上記演算によって得られる結果に基づいてコンピ
ューターの指令によって同様に行われる。そして、上述
の如く、ピッキング及び通常補充が行われている間に、
第1保管設備29Aの各保管部29A1 、29A2 のい
ずれかに保管されている物品Bに1面分の保管スペース
の空きが生じると、コンピューターが「割り込み補充デ
ータ」に基づいた指令を発信して1面分の保管スペース
の空きが生じた保管部29A1 又は29A2 に割り込み
補充を行う。即ち、コンピューターは、第1保管設備2
9Aの各保管間口の在庫を常に把握しており、何番目の
店のオーダーをピッキングした時に、「割り込み補充」
可能になるか予め計算している。「割り込み補充」可能
とは、該当保管間口の空スペース(供給可能数)が一面
分以上になった状態で、該当店のオーダーをピッキング
完了した(該当コンテナNoを有するコンテナが所定位
置を通過した)ことが、コンピューターによって検出さ
れる。検出後、コンピューターは、該当コンテナNo.
に基づいてそれに対応する物品Bを「割り込み補充デー
タ」から検索する。そして、自動倉庫Wのスタッカーク
レーン及び面単位ピッキング装置13に該当物品Bの取
り出しを指示する。しかし、第1保管設備29Aの保管
部29A1 への「割り込み補充」は基本的には行わない
ように、出荷数量の少ない物品Bを保管したり、或いは
保管間口の保管可能量を大きくしておくことが望まし
い。
【0051】而して、第1保管設備29Aの第1保管部
29A1 或いは第2保管部29A2に保管されている物
品Bを対象に、第2保管設備29Bの保管間口順に行わ
れる。そして、その順に各機器が動作する。即ち、面単
位ピッキング装置13、ピッキング装置30は、第1保
管設備29Aの第1保管部29A1 或いは第2保管部2
9A2 に保管されている物品Bを対象に第2保管設備2
9Bの保管間口順に、所望の物品Bを取り出し出荷する
とともに、第1供給機28A及び第2供給機28Bは面
単位ピッキング装置13で取り出された物品Bの順に所
望の保管間口へ供給する。
【0052】以上説明した如く、本実施態様によれば、
面単位ピッキング装置13によって取り出した物品B
を、第1保管設備29A及び第2保管設備29Bそれぞ
れに在庫不足を生じさせることなく、効率よく供給する
ことができる。尚、上記実施例では、第1保管設備29
Aが、2個所の保管部29A1 、29A2 を隣合わせて
有するものについてのみ説明したが、各保管部29
1 、29A2 は離れていてもよく、また、保管部は2
個所に制限されるものでなく、要は、第1保管設備の物
品供給面が第2保管設備のそれよりも小さなものであれ
ばよい。
【0053】また、面単位ピッキング装置13として
は、4面把持方式のものについてのみ説明したが、本発
明に用いられる面単位ピッキング装置は、コンベヤの端
部にゴムライニング等の処理を施したローラを設け、そ
のローラを回転させて段ボール箱の側へ、要は物品Bを
面単位で取り出せるようにしてあればよい。
【0054】
【発明の効果】本発明の物品の取り扱い方法によれば、
面単位ピッキング装置によって取り出された物品を、第
1保管設備及び第2保管設備それぞれに効率よく供給す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品取り扱い方法に好適に用いられる
荷揃え設備を備えた流通センターにおける物品の流れを
示す流れ図である。
【図2】図1に示す流通センターの一階部分を示す平面
図である。
【図3】図1に示す流通センターの二階部分を示す平面
図である。
【図4】図3に示す荷揃え設備の面単位ピッキング装置
を拡大して示す平面図である。
【図5】図4に示す面単位ピッキング装置を示す正面図
である。
【図6】図4に示す面単位ピッキング装置を示す側面図
である。
【図7】図4に示す面単位ピッキング装置の把持装置の
把持板の交叉状態を示す部分拡大図である。
【図8】図2に示す荷揃え設備の搬送コンピューターに
よって面単位の物品を搬送する状態を示す側面図であ
る。
【図9】図8に示す搬送状態を示す側面図である。
【図10】面単位の物品を列単位に切り離す状態を示す
側面図である。
【図11】面単位の物品を列単位に切り離した状態を示
す平面図である。
【図12】図11に示す状態の側面図である。
【図13】それぞれ大きさの異なる物品がターン装置に
よって方向を変える状態を示す動作説明図である。
【図14】図13に示す状態とは別の状態を示す図13
に相当する図である。
【図15】図13及び図14に示す状態とは別の状態を
示す図13に相当する図である。
【符号の説明】
13 面単位ピッキング装置 28A 第1供給機 28B 第2供給機 29A 第1保管設備(第1の保管設備) 29B 第2保管設備(第2の保管設備) 29A1 、29A2 保管部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットに面状に段積みされた複数個の
    物品を面単位で取り出す面単位ピッキング装置と上記物
    品を保管する保管間口を上下方向及び水平方向に複数個
    有する保管設備と該保管設備の物品供給面を走行し昇降
    して上記物品を供給する供給手段とを備えた荷揃え設備
    へ物品を供給する物品の取り扱い方法において、 第1の保管設備(バラ流動棚)と第2の保管設備(甲流
    動棚)を備え、 上記第1の保管設備の上記物品供給面のうち、上記第2
    の保管設備の上記物品供給面より小さい範囲に保管され
    ている上記物品を対象にして、 上記面単位ピッキング装置での上記物品の取り出しを、
    上記第2の保管設備に保管されている上記物品の保管間
    口順に行うことを特徴とする物品の取り扱い方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の保管設備及び上記第2の保管
    設備が、流動棚である、請求項1記載の物品の取り扱い
    方法。
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