JPH06127627A - パレット荷物のごばん枡目密集々積自動倉庫又は駐車場並びにその直交４方向随意断続移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動倉庫又は駐車場の床面々積効率を夫々規
模に対し極限値となし、しかも夫々荷物の所要搬出日時
刻又は緊急度に応じ即時搬出なしうる集積方法とした自
動倉庫又は駐車場の提供。 【構成】 全床面をパレットを単位としたごばん枡目状
載荷パレットの密集々積状とし、パレット下図夫々積載
枡目毎個別にパレットの夫々４辺に直交方向枡目移送す
るコンベヤを昇降構成として設置し、その昇降、発停を
随意選択なしうる構成とし、任意直交４方向随意断続移
送装置により、専用通路不要とし夫々空枡目を仲立とし
て所要の夫々枡目間移送又は置換をなし、搬入荷物は夫
々予め所要搬出日時刻に応じて、既集積の夫々搬出口最
寄搬出時刻順整列中の相当時刻パレット荷物間に割込移
送なす集積方法とした自動倉庫又は駐車場並びにその直
交４方向随意断続移送装置よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はパレット荷物のごばん枡
目状密集々積自動倉庫又は駐車場の床面面積効率を夫々
規模における極限値まで高める構成とし、しかも、夫々
パレット荷物個別の所要搬出日時刻に合わせ速時搬出な
しうる密集々積方法とした自動倉庫又は、駐車場並び
に、その直交４方向随意断続移送装置に関する。

【０００２】

【從来の技術】從来この種の自動倉庫又は駐車場は、例
えば、図１８要部配置説明に示すように搬入荷物７１を
要すればパレット積載状とし、自走台車７２により床面
縱断貫通レール通路７３の両側に夫々並列した集積格納
棚７４に移載貯留状とし出庫時は、搬入時と同一通路を
逆行程復行出庫なす構成のもの、又は、前記単位の複数
並列又は、立体的に積層状とし、走行スタッカークレー
ンによりパレット集配なす構成のものが一般的であっ
た。その面積効率又は収容効率は６６％未満であり、又
入、出庫行程干渉回避を要し、その稼働効率、入出庫所
要時間も満足出来るものではなかった。収容効率増大の
ため、集積部を通路両側に夫々２重列となした提案もあ
るが、その集配設備の複雑さのため入、出庫稼働効率、
入出庫所要時間の減点のあるものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】床面々積効率又は収容
効率を夫々規模における極限値まで高める構成となし、
しかも、夫々パレット荷物個別の所要搬出日時刻に合わ
せ即時搬出しうる密集々積方法とし、夫々パレット４辺
と任意直交方向に随意に枡目を単位とした断続移送装置
をその収容規模又は立地條件等勘案適宜選択しうる如く
し提供なす。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明の夫々構成につ
いて具体例説明図參照説明する。積載平面全体に定形パ
レット荷物を複数縱横列ごばん枡目状密集々積なす例え
ば図１〜４平面配置概念図に示すような自動倉庫又は駐
車場において、縱１２列、横１０列ごばん枡目の夫々パ
レット１３の縱横中心線１５，１６下方位置に、パレッ
ト単位毎に、夫々縱横枡目間隔を移送単位とする縱行、
横行個別コンベヤ又は移送装置を設備し、夫々コンベヤ
面又は、移送装置の連結部をパレット下面に対し、夫々
個別に昇降構成とし、その下降位置においてパレット下
面と若干の空隙を介し対峙状となし、その上昇位置にお
いて、パレット下面と適宜圧密着又は噛合連結状とし、
停止状コンベヤ又は移送装置によりパレットのロック作
用をなし、又パレット移送時においては、そのパレット
の移送方向以外の直交移送装置を下降遊離状とし、所要
移送装置を発停し、該パレットを積載面浮上担荷又は積
載面を転動又は滑り面とし、所要空枡目１４方向けん引
移送なす構成とし、所要パレットを枡目位置ＡからＢに
移送なすミニマムパスを夫々Ａ，Ｂ枡目の外辺又は外角
を結んだ２平行線と接した夫々枡目で、又はそれら枡目
と近寄直列した枡目の範囲内とし、ミニマムパス内にお
いてＡのＢ方向隣接枡目を順次１個又はそれ以上の空枡
目（×印枡目）と置換し、その置換したＡ隣接の空枡目
に沿って順次ＡをＢに近寄置換を繰り返し移送なし、所
要の集積配列とする構成即ち、直交ジグザグ４方向随意
断続移送置換による数字合わせパズル趣旨の移送構成と
し、図２、ａ，ｂ，ｃ，ｄ図の空枡目１４×印１個によ
る夫々数字順置換操作を単位操作例として、順次単位操
作を組合せ繰り返し操作し、図３の数字順置換の如く、
ＡをＢ枡目に移送なす。図４例は搬入設備１１上のパレ
ット荷物Ａをその所要搬出日時刻に合わせ、既集積済搬
出時刻順配列パレット中の相当パレット間のＢ枡目に割
込移送なすと共に、搬出順列中のＡ′パレットを搬出設
備１２相当Ｂ′枡目に移送なす例を示す、夫々数字順枡
目置換移送をなす。夫々枡目番号、パレット番号及び、
搬入荷物の載荷情報として夫々番号、所要搬出日時刻、
そのあいまい度又は緊急度等を付与し、搬入口枡目９か
ら搬出口枡目１０迄の全枡目又は、少く共暫定的に搬出
口枡目近寄の適宜数枡目の夫々載荷パレットを夫々載荷
個別情報に応じ整理し、搬出口枡目と隣接直列又は、ミ
ニマムパス順あるいは、所要ミニマムタイム順に夫々載
荷搬出時刻順、図１の枡目１〜８、又は緊急度順１′〜
８′、あるいは、突発的救急搬出順４″〜８″として夫
々配列集積構成とし、随時必要に応じ夫々配列間のパレ
ット置換をなし得るものとした。從って搬入荷物は、搬
入と同時にその固有情報に從って、既集列順列中の相当
情報載荷パレット間に割込移送操作に移行し、夫々所要
即時搬出待機状とし、夫々時点における最適集積構成と
なし、夫々階床載荷パレット・集積過密度に応じ、その
時点迄集積操作に便宜使用の夫々空枡目を順次載荷パレ
ット積載に充当し、最終的に全床枡目中只１個だけの空
枡目により集積操作をなし得る夫々構成とした密集々積
方法である。尚夫々搬入荷物の所要搬出時刻は搬入時刻
より少く共３０分程度以後と思われ、全集積載荷パレッ
トの平均滯荷時間は一般的は前記より相当長時間が予想
され、從って、床面載荷パレットの整理、配列置換集積
等庫内処理は夫々荷物の所要搬出時刻即時搬出を妨げる
ものではない。図１において、１１，１２は夫々搬入、
搬出設備、１１′，１２′は夫々搬入、搬出バース、１
８は床支柱、１９は空パレットスタック、２１は空パレ
ットコンベヤを示す。

【０００５】夫々パレット積載床面の具体例を図５〜１
０説明図に示すように、夫々、直交２方向転動子又は球
転動子２５、又は猫足車配列面又は、夫々リグナムバイ
ク、軸受材の４方向橇形スラスト片２６配列潤滑面、人
工弾性芝２７滑り面、ボールペン先状弾性微細管密集じ
ゅうたん状滑り面、夫々前者の適宜混在組合面等夫々低
摩擦構成積載面上載荷パレット１３のけん引移送容易構
成となすと共に夫々パレット１３の枡目位置決めロック
として夫々枡目相当の停止状とした移送コンベヤを上昇
位置となしてパレット下面と圧着なすか又は夫々移送装
置昇降行程とリンケージ作動なし、その下降時にパレッ
ト下面をばね押圧片２８又は噛合ロックし、逆に上昇時
ロック解放なす構成としたロック装置又は、パレット移
動運動により自動嵌脱なすばね押付球２９と相当パレッ
ト下面付半球面凹みによる位置決めノッチ機構を夫々パ
レット積載面に付設した夫々構成の密集々積方法による
ものとした。

【０００６】搬入、搬出両設備夫々１１，１２間に図１
７側面配置説明図の如く、スタッカーによる空パレット
スタックアキュムレーター１９区画を設けると共に、搬
入設備１１と搬出設備１２間の空パレットの連絡コンベ
ヤ２１を設備し、搬入荷物対応空パレットの搬入設備え
の供給と共に、搬出荷物対応排出設備からの空パレット
の還流リサイクル過不足補充設備とした構成又は、搬
入、搬出設備、夫々１１，１２に空パレットの積層スタ
ッカー機能を付加設備し、空パレットを積層スタック状
として搬入口枡目９、搬出口枡目１０の夫々最寄枡目に
積載なし、直交４方向移送装置により集積パレット床面
を随時移送なす構成とし、集積枡目上の既集積在庫載荷
パレット以外の余裕空枡目を集積移送操作のために有効
活用なす構成の密集々積方法となした。

【０００７】この発明の自動倉庫又は、駐車場におい
て、夫々直交４方向移送装置、その他機器のメンテナン
ス、保守を目的とした夫々、自動潤滑雰囲気醸成装置例
えば、要部適量潤滑油塗布又は滴下、粉霧供給等、真空
吸引清掃装置その他を設備したパレットを所要プログラ
ムに從って全床面枡目をシステム的巡回構成としたベー
スプランと共に、随時所要に応じ特定枡目に巡回又は、
移送なし得る構成の密集々積方法とした。

【０００８】図１１，１３説明図に示す如く、夫々集積
パレット１３の積載ごばん枡目毎に、パレットの縱横夫
々中心線上又は、中心線振分に、パレット配列ピッチ距
離Ｐ又は、その２分の１、夫々相当の単位長のコンベヤ
を例えば図１３のａ，ｂ，ｃ，ｄ図夫々３０，３１，３
１，３２，３２，３３，３１′，３４、の如く、夫々縱
横相当直交４方向向け配列し、夫々コンベヤ移送面をパ
レット１３下面と平行とし、単位コンベヤ夫々個別、昇
降又は発停構成とし、夫々集積パレット下面と相当コン
ベヤの上昇位置において適宜圧密着又は、噛合結合状と
し、從って、停止した夫々コンベヤはその上昇位置にお
いて、夫々集積パレット１３を夫々枡目に位置決めロッ
ク作用構成となし、任意枡目パレットの移送所要時は、
そのパレット相当の所要移送方向コンベヤを上昇位置の
まゝ、それと直交方向コンベヤを下降退避状となし、移
送先の隣接空枡目相当夫々コンベヤも前記同趣旨とな
し、夫々移送方向コンベヤの発停により該所要パレット
の単位枡目移送をなす構成とし、必要に応じ順次同様単
位移送を繰り返し、夫々直交４方向枡目間随意断続移送
をなす構成とした。図１１の例において、夫々縱行、横
行コンベヤ３０，３１は懸垂桿３７と昇降ラム３６を介
し、そのコンベヤケージ３８を昇降構成となして夫々パ
レット積載棚２４に取付され、昇降ラムを、ばねにより
上向勝手となし、パレット移送時以外の集積静止時にお
いて省エネルギーのものとした。移送所要パレット相当
の縱行コンベヤ３０又は横行コンベヤ３１のうちいづれ
か所要移送方向コンベヤの昇降ラムを上向ばねに抗し下
向きに流体加圧しそのコンベヤを下降位置となし、その
コンベヤをパレット下面から切離す例を示す。夫々コン
ベヤは、その駆動をモータープーリによる等コンパクト
構成のものとなす。

【０００９】夫々集積枡目のパレット積載面を、夫々の
直交４方向随意断続移送装置の縱行又は、横行夫々上昇
位置コンベヤ面のみにより構成し、例えば、図１３にお
いて、ｄ図３１，３４コンベヤを夫々パレット中心線振
分配置又は、ａ，ｂ，ｃ図の夫々縱行、横行コンベヤや
３０，３１をパレット１３の安定積載に充分な面巾とな
し、夫々パレットの集積枡目全床面が夫々枡目の直交４
方向コンベヤの両者停止上昇位置状のもの又は、その片
方が上昇位置稼働状で、それと直交方向コンベヤが下降
位置状の枡目の夫々上りなるライブフロア状構成とな
し、合理的なものとなしうる。

【００１０】図１２，１４，１５説明図に示す如く、ご
ばん枡目上の夫々パレットの縱横夫々中心線上又は、中
心線振分に、夫々集積パレット１３下面と若干の空隙を
隔てた下方を平行貫通走行なす夫々縱行、横行コンベヤ
４１，４２を１連又は２連の鎖又はベルトコンベヤと
し、その移送走行部の縱横交差点において図１５の如、
その１方４１を案内レール４３′又は案内コロ４４′に
より局部的に、他方４２の下方に凹弯曲立体交差状と
し、夫々枡目列全数又は適宜数相当位置を貫通し、夫々
その両端枡目過半部を越えて折り返し循環状５２とし、
夫々１端又は両端折返しプーリー４５を駆動部とし、夫
々枡目パレット基準位置合せ正逆発停自在の鎖又は、ベ
ルトコンベヤとなし、その夫々パレット相当下部又はパ
レット中心間ピッチＰ相当下部に、コンベヤ移送走行部
の夫々局部的昇降案内レール４３又は案内ロールを夫
々、昇降桿４８、昇降ラム４７、押上ばね４７′により
昇降構成として、パレット積載棚２４に固着した支持筐
４９に取付し、所要移送パレット１３の下部相当案内レ
ール４３又は４３′の上昇位置において、該コンベヤ移
送部４１又は４２の夫々上部を所要パレット１３下部と
圧着又は連結し、同時にレール４３の上昇行程と連動し
リンケージレバー５５を押上げ、パレット積載棚２４取
付のパレット押上ばね押圧片２７のロック機構又は、電
磁ロック装置を解放し、所要移送パレット１３を遊離状
とし、積載棚２４の転がり面又は滑り面上積載所要パレ
ットを夫々けん引移送なすか又は、レール４３の上昇に
よりパレット１３を積載面より浮上担荷状移送なす夫々
構成とした。図１４は夫々循環コンベヤ４１又は４２の
上側走行部と下側走行部４１′又は４２′の両者共夫々
上、下階層の夫々パレット１３又は１３′を移送する例
を示したが上述した請求項７記載例に対してはコンベヤ
の下側循環部は４１″となる。夫々縱行又は横行コンベ
ヤのパレット下案内レール４３，４３′の長さは、夫々
枡目の中心付近の縱横コンベヤの交差部分を避け、図１
３Ｃ図のコンベヤ３２又は３３相当とするか又は前者の
夫々半分長さ相当のものとして構成することによりその
構造を簡単になしうる。

【００１１】前記段落番号において記載の鎖又はベルト
循環コンベヤを図１４に示す如く、その鎖又はベルトお
表裏面共対称に移送機能面構成のものとし、夫々循環コ
ンベヤの上側走行部４１又は４２を前記段落番号記載通
りとなし、上階床上積載パレット１３の集積移送用途構
成とし、夫々下側走行部４１′又は４２′を上記上側走
行部と同様構成として、下方階床上積載パレット１３′
の集積移送用途とし夫々２階層組構成の夫々直交４方向
随意断続移送装置となし、装置の経済性を高めたものと
した。循環コンベヤ駆動装置４５、テンションプーリ５
４を適宜部分に複数設置する等随意である。尚この移送
装置の例では、外部荷物の搬入、搬出は上階床設備によ
り、床面上適宜枡目位置に設置したエレベーターに上り
下階層又は、其の他複数階床の夫々枡目に移送構成とす
るか、又は、下階層床に外部荷物を搬入又は搬出を所要
の場合は刻当部枡目を前記段落番号００１０，又は００
０８記載のコンベヤとなす等組合せ移送装置となす。

【００１２】ごばん枡目列の縱例又は、横列のいづれか
１方の列の中心線に沿って断続自走自在移送台車例えば
図１６図示６１を、パレット積載床下方に設置し、台車
上に、走行直交方向のパレット１３の辺長Ｌよりその積
載部相当ｌ′短小の長さｌとした直交方向移送コンベヤ
６２の移送面位置を昇降装置６３により昇降構成として
台車上設備し、その上昇位置において、コンベヤ６２と
パレット１３下面と圧着結合状とし、下降位置におい
て、パレット下面と若干の空隙を隔て並行対峙状とな
し、所要パレットの台車走行方向枡目移送時は該パレッ
ト中心とコンベヤ中心を合せ、停止状コンベヤ６７を上
昇位置となしてパレット下面・圧着結合状とし、台車の
発停により所要床枡目に移送し、それと直交方向空枡目
向移送時は、該空目隣列所要移送パレットを台車上の上
昇位置停止コンベヤに圧着結合状とすると共に、隣列空
枡目位置台車のコンベヤを上昇位置となし、夫々枡目中
心を合わせ、両者コンベヤを同調発停なし所要枡目移送
をなす構成とした直交４方向随意断続移送装置となし
た。図１６図示台車は台車走行方向パレット枡目ピッチ
１４Ｐに合わせ直交方向コンベヤ６３を直列に３組を台
車上、夫々昇降、発停個別制御構成とし取付した例を示
し、前述図２〜４図示の如く、夫々枡目間パレットの置
換移送を能率よくなす構成例を示したが、台車上直交方
向コンベヤ６３を単１とし、充分機能を果し得るもので
あり又必要に応じ適宜２〜複数組お台車となす。

【００１３】夫々枡目の縱行又は横行直交４方向随意移
送装置のいづれ１方を請求項７又は８に関し段落番号０
０１０又は００１１記載の夫々複数枡目位置貫通走行コ
ンベヤとなすか又は夫々移送パレット下部と昇降構成圧
着片又は、締結具による嵌脱機構取付した前述段落類似
の自走台車により夫々枡目移送し、それと直交方向移送
を、請求項５又は６に関し段落番号００８又は００９記
載趣旨の短小長さのコンベヤによる如くした夫々両者組
合せ構成により夫々移送パレットの枡目直交４方向随意
断続移送をなす如くした。

【００１４】複数階床の夫々直交４方向随意移送密集々
積自動倉庫又は駐車場お搬入又は搬出エレベータのパレ
ット積載床面を請求項５又は６記載構成よりなる単位パ
レット相当の夫々縱行、横行随意選択直交４方向随意断
続移送床面となし、夫々階床の所要床面と面一に合わ
せ、その載荷パレットを４週４方向随意連繋移送構成と
し、搬入、搬入又は、その集積操作を容易になすほか、
夫々階床に停止中、過渡的空枡目として集積移送操作に
利用なし得るものとし又は、エレベータを複数集積階床
と合わせた複数階床のものとし、随時夫々階床の集積操
作にも利用なしうる夫々構成とした。

【００１５】

【作用】夫々直交４方向随意断続移送装置によりごばん
枡目の任意方向の空枡目に載荷パレットを置換移送なし
うるので荷物移送の専用通路不用であり、全床面に空枡
目が１個だけになるまで集積なしうる。

【００１６】同一床面内の夫々載荷パレットの集積配
列、順番を任意に所要の順番配列に随時置換、割込等自
在になしうる。一般に搬入荷物の庫内滯留時間は駐車場
等短時間用途に於ても、２０分以上等その平均滯留時間
は、庫内床面載荷パレット単位相当集積操作時間に比
し、長大であるので、庫内集積操作に夛少夛く時間を要
することは差支えるものでなく、夫々荷物の搬出日時刻
又は要求に從って搬出口近寄順に順列整理し、夫々荷物
の所要搬出日時刻又は、合理的所要時に即時搬出なしう
る様待機状態となす。

【００１７】

【発明の効果】本発明の密集々積方法によ自動倉庫又
は、駐車場の床面々積効率又は、収容々積効率は、夫々
規模における極限値まで高めることができる。具体的に
は庫内専用搬送路を不用とし、全床をパレット基準ごば
ん枡目集積とし、最終的に空枡目を只１個を残した他全
枡目をパレット荷物収容状となし尚パレット荷物の枡目
間移送又は置換をなし得る構成であり、亦夫々荷物は予
め搬入時の夫々所要情報、所要搬出日時刻に從って、搬
出口最寄に夫々搬出時刻順又は、その他緊急度順等整理
整列集積され搬出待機状とされているので、夫々荷物は
その所要時刻に即時搬出なし得る構成であり、尚適宜グ
ループ入れ換も僅少の操作時間でなし得る如くした。

【００１８】請求項２の構成により夫々パレット荷物の
移送動力を軽小となし、從って夫々移送設備を小型コン
パクトとなし、省エネルギの自動倉庫又は、駐車場とな
した。

【００１９】請求項３記載構成によりごばん枡目上に空
パレット不要構成とし、集積操作を容易なものとした。
請求項４記載構成とし夫々設備の維持保守、稼動の信頼
安全性の高いものとした。

【００２０】請求項５〜１２記載構成は夫々この発明の
ごばん枡目高密度集積方法に必須な夫々直交４方向随意
断続移送装置であり、夫々自動倉庫又は、駐車場の夫々
規模、立地條件、使用條件等により夫々その適性を選択
し最終設備を経済性のある自動倉庫又は駐車場となし、
又例えば駐車規模として大は数千台から小は数台のもの
にも実施可能でありその特異立地條件として例えば間口
車２台分、奥行２０台分等、最小２縱列集積状となし得
る條件を満足する場合は上記夫々相当効果のある駐車場
を実施なし得るものであり、又夫々の夛階層化も容易で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の平面配置概念図である。

【図２】本発明のごばん枡目置換移送の夫々異なる単位
操作例を示した。

【図３】Ａ枡目からＢ枡目迄移送の数字順置換例を示し
た。

【図４】搬入パレット荷物の所要搬出日時刻相当順番配
列に割込移送例と搬出パレット荷物の搬出移送例を併行
操作した例を示した。

【図５】本発明の転がり積載床面の具体例説明図であ
る。

【図６】図５のＡＡ断面説明図である。

【図７】図５のＢＢ断面である。

【図８】本発明の滑り積載床面の一例の説明図である

【図９】図８のＣＣ断面である

【図１０】図９の拡大説明図である。

【図１１】本発明の位置昇降構成としたコンベヤ例の側
面及び断面説明図である。

【図１２】本発明の部分要部移送部を昇降構成とした枡
目列貫通走行コンベヤの要部説明図。

【図１３】本発明の直交４方向随意断続移送装置例の夫
々異なった配置例説明図である。

【図１４】本発明の夫々枡目列貫通走行コンベヤの夫々
上側、下側走行部を共に移送用途とした循環コンベヤ例
のフロー線図である。

【図１５】夫々縱行又は横行枡目列貫通走行コンベヤの
交差部及びロック機構の夫々断面説明図。

【図１６】昇降構成直交方向移送コンベヤを取付けた自
走台車の説明図である。

【図１７】搬入、搬出設備間の空パレットスタックアキ
ュムレータ区画付空パレット対応装置説明図。

【図１８】從来の駐車場又は、自動倉庫の一例の平面配
置である。

【符号の説明】

１、２、３、４、５、６、７、８ 搬出口枡目に隣接直
列の夫々搬出時刻順載荷パレット １′、２′、３′、４′、５′、６′、７′、８′ 夫
々前記パレットに隣接し置換可能とした、緊急度順載荷
パレット ４″、６″、８″ 突発的救急搬出順載荷パレット ９、１０、 夫々搬入口枡目、搬出口枡目 １１、１２ 夫々搬入、搬出設備 １３ パレット １４ ×印空枡目 １５、１６ パレットの夫々縱横中心線 １９ 空パレットスタックアキュムレーター ↓→ 夫々矢印はパレットの枡目断続移送順番又は移送
方向 ２４ パレット積載棚 ２５、２６、２７ 夫々転がり又は滑り面の球転動子、
スラスト片、人工弾性芝 ３０、３１、３２、３３、３４ 夫々縱横方向単位枡目
移送の昇降構成コンベヤ ３６、４７ 昇降ラム ４１、４２ 夫々縱行、横行枡目列貫通移送コンベヤ ４３、４３′ 昇降構成案内レール ４４′ 案内コロ ６１、６３ 夫々自走台とその台上取付昇降構成直交方
向コンベヤ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 積載平面全体に定形パレット荷物を複数
   縱横列ごばん枡目状密集々積なす自動倉庫又は、駐車場
   において、ごばん枡目の夫々パレットの縱横中心線下方
   位置に、パレット単位毎に、夫々縱横枡目間隔を移送単
   位とする夫々縱行、横行個別コンベヤ又は、移送装置を
   設備し、夫々コンベヤ面又は、移送装置の連結部をパレ
   ット下面に対し夫々個別に昇降構成とし、その下降位置
   においてパレット下面と若干の空隙を介し対峙状とな
   し、その上昇位置において、パレット下面と適宜圧密着
   又は噛合連結状とし、停止状移送装置によりパレットの
   ロック作用をなし、又、パレット移送時においては、そ
   のパレットの移送方向以外の直交移送装置を下降遊離状
   とし、所要移送装置を発停し、該パレットを積載面浮上
   担荷又は、積載面を転動又は、滑り面とし、所要枡目方
   向けん引移送なす構成とし、所要パレットを枡目位置Ａ
   からＢに移送なすミニマムパスを夫々Ａ，Ｂ枡目の外辺
   又は外角を結んだ２平行線と接した夫々枡目又は、それ
   ら枡目と近寄直列した枡目の範囲内とし、ミニマムパス
   内において、ＡのＢ方向隣接枡目を順次１個又は、それ
   以上の空枡目（×印枡目）と置換し、そのＡ隣接空枡目
   に沿って順次ＡをＢに近寄置換を繰り返し移送なし、所
   要の集積配列とする構成、即ち、直交ジグザグ４方向随
   意断続移送置換による数字合わせパズル趣旨の移送構成
   とし、（図２，ａ，ｂ，ｃ，ｄ図の夫々数字順置換操作
   を単位操作例として、順次単位操作を組合わせ繰り返
   し、図３の数字順の如くし、ＡをＢ枡目に移送なす）夫
   々枡目番号、パレット番号、及び、搬入載荷情報として
   夫々番号、所要搬出日時、そのあいまい度又は緊急度等
   を付与し、搬出口枡目に至る全枡目迄又は、少く共暫定
   的に搬出口枡目近寄の適宜数枡目の夫々載荷パレットを
   所要載荷情報に応じ搬出時刻順又は緊急度順に、搬出口
   枡目と隣接直列又は、ミニマムパス順あるいは、所要ミ
   ニマムタイム順に整理配列集積構成とし、從って、搬入
   荷物は搬入と同時にその固有情報に從って、既集積順列
   中の相当情報載荷パレット間に割込移送集積操作に移行
   し、夫々所要即時搬出待機状とし、夫々時点における最
   適集積構成となし、夫々階床載荷パレットの集積過密度
   に応じ、集積操作便宜使用の夫々空枡目を順次載荷パレ
   ット積載に充当し、最終的に全床枡目中只１個所だけの
   空枡目により集積操作をなし得る夫々構成の密集々積方
   法とした自動倉庫又は、駐車場。
2. 【請求項２】 請求項１記載の自動倉庫又は、駐車場に
   おいて、夫々集積パレットの積載床面を直交２方向転動
   子又は、夫々球転動子、猫足車配列面又は、夫々、リグ
   ナムバイタ又は、軸受材の４方向橇形スラスト片配列潤
   滑油、人工弾性芝滑り面、ボールペン先状弾性微細管密
   集じゅたん状滑り面、夫々前者の適宜混在組合面等夫々
   低摩擦構成積載面上載荷パレットのけん引移送容易構成
   となすと共に夫々パレットの枡目位置決めロックとして
   請求項１記載の如く、夫々停止状移送装置とパレットを
   圧着なすか、又は、夫々移送装置の昇降行程とリンケー
   ジ作動なし、その下降時に、パレット下面をばね押付片
   又は噛合ロックし、逆に上昇時ロック解放なすロック装
   置又は、パレット移動運動により自動嵌脱なすばね押付
   球と相当パレット下面付半球面凹み位置決めノッチ機構
   を夫々パレット積載面に付設した夫々構成の密集々積方
   法とした自動倉庫又は、駐車場。
3. 【請求項３】 請求項１又は２記載の自動倉庫又は駐車
   場において、搬入、搬出両バース間に空パレットのスタ
   ッカー付属スタックアキュムレーターを介して、空パレ
   ットの連絡コンベヤを設備し、搬入荷物対応空パレット
   の搬入設備えの供給と共に搬出荷物対応搬出設備からの
   空パレットのリサイクル過不足補充設備とした構成又
   は、搬入、搬出設備に夫々空パレットの積層スタッカー
   機能を付加設備し、空パレットを積層スタック状とし
   て、搬入口、搬出口両枡目の夫々最寄枡目に積載なし、
   直交４方向移送装置により移送なす構成とし、集積枡目
   上の既集積載荷パレット以外の余裕空枡目を集積移送操
   作のために有効活用なす構成の密集々積方法とした自動
   倉庫又は、駐車場。
4. 【請求項４】 請求項１又は２記載の自動倉庫又は駐車
   場において、夫々直交移送装置、その他機器のメンテナ
   ンス、保守を目的とした夫々、自動潤滑雰囲気醸成装
   置、真空吸引清掃装置その他を設備したパレットを所要
   プログラムに從って全床面枡目を巡回構成としたベース
   プランと共に随時所要に応じ特定枡目に巡回又は移送な
   し得る構成の密集々積方法とした自動倉庫又は、駐車
   場。
5. 【請求項５】 集積パレットの夫々積載枡目に対し、パ
   レットの縱横夫も中心線上又は、中心線振分に、パレッ
   ト配列ピッチ距離又は、その２分の１夫々相当の単位長
   コンベヤを、夫々縱横相当直交４方向向配列し、コンベ
   ヤ移送面をパレット下面と並行に、単位コンベヤ夫々個
   別昇降又は発停構成とし、請求項１又は２記載の如く、
   夫々集積パレット下面を相当コンベヤ上昇時の停止移送
   面と圧着又は結合ロック静止状とし、所要移送パレット
   に対し、その所要移送方向コンベヤを上昇位置とし、そ
   れと直交方向コンベヤを下降退避状とすると共に移送先
   隣接空枡目相当夫々コンベヤを前者同趣旨とし、夫々移
   送方向コンベヤの発停により、該所要移送パレットの単
   位枡目移送をなす構成とし、必要に応じ順次同様単位移
   送を繰り返し、夫々直交４方向枡目間随意断続移送をな
   す構成を特徴とした直交４方向随意断続移送装置。
6. 【請求項６】 請求項５記載の夫々直交４方向随意断続
   移送装置の縱行又は横行夫々上昇位置コンベヤ面のみに
   より、夫々集積枡目のパレット積載面を構成し、即ち、
   全床面が夫々枡目の直交４方向コンベヤの両者停止上昇
   位置状のもの又は、その片方が上昇位置稼動状でそれと
   直交方向コンベヤが下降位置停止状の枡目の夫々よりな
   るライブフロア状構成としたことを特徴とした自動倉庫
   又は駐車場。
7. 【請求項７】 夫々集積パレットの積載ごばん枡目上の
   パレットの縱横夫々中心線上又は、中心線振分に、夫々
   集積パレット下面と若干の空隙を隔てた下方を並行貫通
   走行なすコンベヤの１連又は、２連鎖又はベルト移送走
   行部の夫々縱横相互交差点において１方を案内レール又
   は案内ユロにより局部的に他方の下方に凹弯曲立体交差
   状とし、夫々枡目列全数又は適宜数相当位置を貫通し、
   夫々両端枡目過半部を越えて折返し循環状とし、夫々１
   端又は両端を駆動部とし夫々枡目パレット基準位置合せ
   正逆発停自在の鎖又はベルトコンベヤとなし、その夫々
   パレット相当下部又は、パレット中心間ピッチ相当下部
   にコンベヤ移送走行部の夫々局部的昇降案内レールは、
   案内ロールを昇降構成となし取付し、所要移送パレット
   相当案内レールの上昇位置に於て、該コンベヤ移送部上
   部を所要パレット下部と圧着又は、連続し、同時に、レ
   ールの上昇行程と連動しパレット積載棚取付のパレット
   押上ばねロック又は電磁ロック装置を解放遊離状とし、
   積載棚の転がり面又は滑り面上積載所要パレットを夫々
   けん引移送なすか又は、レールの上昇によりパレットを
   積載面より浮上担荷状移送なす夫々構成とした直交４方
   向随意断続移送装置。
8. 【請求項８】 請求項７記載の鎖又はベルト循環コンベ
   ヤの鎖又は、ベルトを表裏面共対称に移送機能面構成の
   ものとし、夫々循環コンベヤの上側走行部を請求項７記
   載通りとなし上階床上積載パレットの集積移送用途と
   し、夫々循環コンベヤの下側走行部を上記と同様構成と
   なし、下方階床上積載パレットの集積移送用途とし、夫
   々２階層組構成の夫々直交４方向随意断続移送装置とな
   したとを特徴とした直交４方向随意断続移送装置。
9. 【請求項９】 請求項１又は２記載の自動倉庫又は、駐
   車場において、ごばん枡目列の縱列又は、横列のいづれ
   か１方の列の夫々パレット中心線に沿って断続自走自在
   移送台車をパレット積載床下方に設備し、走行直交方向
   のパレット辺長より積載部差引短小の直交方向移送コン
   ベヤ移送面を位置昇降構成とし台車上設備し、その上昇
   位置においてコンベヤとパレット下面と圧着結合状と
   し、下降位置においてパレット下面と若干の空隙を隔て
   並行対峙状となし所要パレットの台車走行方向枡目移送
   時は、該パレット中心とコンベヤ中心を合わせ停止状コ
   ンベヤを上昇位置となしパレット下面と圧着結合状と
   し、台車の発停により所要空枡目に移送し、それと直交
   方向空枡目向移送時は、該空枡目隣列所要移送パレット
   を台車上の上昇位置コンベヤに圧着結合状とすると共
   に、隣列空枡目位置台車のコンベヤを上昇位置となし、
   夫々枡目中心を合せ、両者コンベヤを同調発停なし所要
   枡目移送をなす夫々構成とした直交４方向随意断続移送
   装置。
10. 【請求項１０】 請求項９記載の自走台車上昇降構成直
    交方向コンベヤを台車走行方向枡目ピッチに合わせ３組
    又は、複数組を台車上夫々直列配備し、夫々コンベヤの
    昇降、発停を個別制御構成とした直交４方向随意移送装
    置。
11. 【請求項１１】 請求項１又は２記載の自動倉庫又は駐
    車場において、夫々枡目の縱行又は横行直交４方向随意
    移送装置のいづれか１方を請求項７又は８記載の夫々複
    数枡目貫通走行コンベヤとし、それと直交方向移送を請
    求項５又は６記載の夫々コンベヤとなした両者組合構成
    あるいは、いづれか１方の移送をパレット下部と昇降構
    成圧着片又は連結具による嵌脱機構取付自走台車によ
    り、それと直交方向移送を請求項５又は６記載の夫々コ
    ンベヤによりなす夫々両者組合構成の直交４方向随意移
    送装置。
12. 【請求項１２】 複数階床の夫々直交４方向随意移送密
    集々積自動倉庫又は、駐車場の搬入又は搬出エレベータ
    のパレット積載床面を請求項５又は６記載構成よりなる
    単位パレット相当の夫々縱行、横行随意選択直交４方向
    随意断続移送床面となし、夫々階床の所要床面と面一に
    合わせ、その載荷パレットを４周４方向随意連繋移送構
    成とし、搬入、搬出又は、その集積操作を容易になすほ
    か、夫々階床に停止中、過渡的空枡目として集積移送操
    作に利用なし得るものとし、又は、エレベータを複数集
    積階床と合わせた複数階床のものとし、随時夫々階床の
    集積操作にも利用なしうる夫々構成とした直交４方向随
    意断続移送装置。