JPH06127076A - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JPH06127076A
JPH06127076A JP3085727A JP8572791A JPH06127076A JP H06127076 A JPH06127076 A JP H06127076A JP 3085727 A JP3085727 A JP 3085727A JP 8572791 A JP8572791 A JP 8572791A JP H06127076 A JPH06127076 A JP H06127076A
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JP
Japan
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recording medium
printer
power supply
card
printing
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Application number
JP3085727A
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English (en)
Inventor
Jiro Nakahara
二郎 中原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ部への電源供給の停止を単一のスイ
ッチにより確実に行うことができ、断線等の故障の機会
の少ない記録媒体処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 記録媒体を受け入れる受入手段と、この受入
手段によって受け入れられた記録媒体を搬送する搬送手
段と、装置本体に対して開閉自在に設けられた枠体と、
この枠体に対して開閉自在に設けられ前記受入手段によ
り受け入れられ搬送手段により搬送されてきた記録媒体
に所定の情報を印字するための印字手段と、前記枠体の
開閉の状態及び前記印字手段の開閉の状態を検知する単
一の開閉検知手段と、この開閉検知手段の検知結果に基
づいて前記印字手段への電源の供給を行う電源供給手段
とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体処理装置に関
し、より詳しくは、プリペイカード等のカード状の記録
媒体に対する磁気情報の処理や文字、数字情報の印刷処
理を行う記録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリペイドカード等の磁気記録媒
体に対して磁気情報の読み書きを行うと同時に、磁気記
録媒体の表面上に可視情報を印字する記録媒体処理装置
がある。この種の装置の概要を図18を参照して説明す
る。記録媒体処理装置は装置本体110内に、記録媒体
を搬送するための搬送路111と、この記録媒体に対し
て取り引き情報等の磁気情報を読み書きするための磁気
ヘッド112と、前記記録媒体の表面に取り引き内容等
の可視情報を記録するための印字機構113等を有して
なる。また、前記印字機構113は、感熱破壊方式で記
録媒体上に印字を行うためのサーマルヘッド114、プ
ラテンローラ115等を金属製の枠体116の中に一体
に構成してなるものである。この印字機構113の枠体
116は図18(a)に見られるように装置本体110
との取り付け部の一方の軸を中心として回動することが
でき、印字機構113自体が開放することによって装置
本体110内の搬送路111を開放することができる
(印字機構113を開放した場合の位置を図18(a)
中に一点鎖線で示す)。また、図18(b)にみられる
ように、前記サーマルヘッド114は枠体116に対し
て回動自在に構成されており、枠体116からサーマル
ヘッド114を開放することができる(サーマルヘッド
114を開放した場合の位置を図18(b)中に一点鎖
線で示す)。さらに、装置本体110に対する印字機構
113の開放、印字機構113の枠体116に対するサ
ーマルヘッド114の開放をそれぞれ検知するスイッチ
117、118が設けられている。そして、これらスイ
ッチ117、118の検知結果に対応して、前記サーマ
ルヘッド114への電源の供給がなされるものである。
【0003】ところが上述したように従来の記録媒体処
理装置においては、サーマルヘッド114への電源の供
給・停止を行うためのスイッチを複数設けておかねばな
らなかったために、電気配線が多くなり複雑になってし
まう。さらに、印字機構113の開閉を検知するための
スイッチ117については、枠体116の回動部分の配
線が傷み易く、断線してサーマルヘッド114への電源
供給の制御が確実に行えなくなる虞があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、プリンタ部への電源供給の停
止を単一のスイッチにより確実に行うことができ、断線
等の故障の機会の少ない記録媒体処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】[発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録媒体処理装置は、記録媒体を受け入れる
受入手段と、この受入手段によって受け入れられた記録
媒体を搬送する搬送手段と、装置本体に対して開閉自在
に設けられた枠体と、この枠体に対して開閉自在に設け
られ前記受入手段により受け入れられ搬送手段により搬
送されてきた記録媒体に所定の情報を印字するための印
字手段と、前記枠体の開閉の状態及び前記印字手段の開
閉の状態を検知する単一の開閉検知手段と、この開閉検
知手段の検知結果に基づいて前記印字手段への電源の供
給を行う電源供給手段とを具備してなることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】印字機構部の開閉も、サーマルヘッド部の開閉
も、同じマイクロスイッチにて検知できるので、開閉検
知用のマイクロスイッチを複数設ける必要がなく、断線
等の故障発生の機会が減少する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0009】図1乃至図4に示す記録媒体処理装置1
は、略直方体状の装置本体2を具備し、この装置本体一
方の端部2aに図7に示す如きカードC用のカード受体
3を取付けている。このカード受体3には、上下配置
に、かつ、一定の間隔をもってカードC用の排出用3b
及び挿入口3aが設けられている。
【0010】また、装置本体2の他方の端部2bの上側
部には後述する駆動手段9を構成するパルスモータの如
き駆動モータ28を配置している。
【0011】前記装置本体2の内部には、下側搬送手段
51、磁気処理手段14を構成する磁気ヘッド15、上
側搬送手段52、振分手段26を構成する振分ゲート2
3、印刷機構部20を構成するサーマルプリンタの如き
プリンタ21及び位置検出手段10が各々配置されてい
る。
【0012】前記下側搬送手段51は、前記挿入口3a
の近傍に位置する第1のローラ対4,この装置本体2の
略中央より若干右側に位置する第2のローラ対5及び装
置本体2の他方の端部2bの近傍に位置する第3のロー
ラ対6からなる下側駆動部を、前記カードcの搬送方向
の長さLよりも若干大きい間隔をもって、かつ、α1
α2 方向に回転可能な状態で配置している。
【0013】また、第1乃至第3のローラ4乃至6を結
ぶ直線的な下側搬送路F1 を形成すべく、下側上部ガイ
ド板8a1 、8a2 ,下側奥部ガイド板8b及び下側部
ガイド板8c1 、8c2 を前記カードCの厚さよりも若
干大きい間隔をもって平行配置している。下側上部ガイ
ド板8a1 及び下側下部ガイド板8c1 は、各々の一方
の端部を前記挿入口3aに近傍させ、また、各々の他方
の端部を前記第1のローラ対4に近接させている。
【0014】また、前記下側上部ガイド板8a2 はその
一方の端部を第1のローラ対4の右側に近接させ、他方
の端部を第1、第2のローラ対4、5の略中間位置まで
突出させている。
【0015】前記下側奥部ガイド板8bは、その一方の
端部を前記第2のローラ5の左側近傍において斜め上方
に突出させると共に、他方の端部を第3のローラ対6の
右側に突出させている。
【0016】更に、前記下側下部ガイド板8c2 はその
一方の端部を第1のローラ対4に近接させ、他方の端部
を第3のローラ対6の右側に突出させている。そして、
下側上部ガイド板8a2 の他方の端部と下側奥部ガイド
板8bの一方の端部との間は所定の間隔をもった開放領
域となっており、この開放領域がカードCの分岐領域と
して機能するようになっている。
【0017】前記磁気処理手段14は、前記第2のロー
ラ対5の近傍(真横)にその磁気ヘッド面を下側搬送路
1 に臨む状態で配置した磁気ヘッド15を有してい
る。
【0018】磁気ヘッド15は、前記カードCの磁気ス
トライプMSに記録磁気情報の読取り又はこの磁気スト
ライプMSへ磁気情報を書き込むようになっている。
【0019】前記上側搬送手段52は、前記第1、第2
のローラ対4、5間の下側上部ガイド板8a2 の上方に
配置したプリンタ受ローラ17と、前記第1のローラ対
4の斜め上方で、かつ、前記排出口3bの近傍に配置し
た排出ローラ対59とからなる上側駆動部、平行配置で
上側搬送路F2 を形成する上側上部ガイド板60a及び
上側下部ガイド板60bとを具備している。
【0020】両ガイド板60a、60bの各々の一方の
端部は前記排出口3bに近接する位置に、また、各々の
他方の端部は前記プリンタ受ローラ17近傍にそれぞれ
臨ませている。そして、前記分岐領域の部分からプリン
タ受ローラ17の外周を経て両ガイド板60a、60b
の間に至り、更に、前記排出口3bに連なる上側搬送路
2 が形成されている。
【0021】前記振分手段26は、前記分岐領域におい
て支持軸22によりβ1 、β2 方向に回動可能に支持さ
れた振分ゲート23と、連結アーム24を介して支持軸
22に回動力を付与する電磁ソレノイド25とを具備
し、振分ゲート23のβ1 の方向の回動により下側搬送
路F1 を開放し、β2 方向の回動により下側搬送路F1
の回り遮り第3のローラ対6側に位置するカードCを上
側搬送路F2 へ振分けるようになっている。
【0022】前記印刷機構部20は、金属製の枠体20
1の中に、サーマルプリンタ21と、プリンタ押え板2
11と、プリンタ受ローラ17とを有してなり、サーマ
ルプリンタ21はそのサ−マルヘッド面が前記プリンタ
受ローラ17の上側外周に接触する状態に配置されてい
る。また、前記枠体201は後述する二重プーリ65の
軸651を中心にして回動させることができる。前記枠
体201の前記軸と反対側の上端部には図示しないロッ
ク機構が設けられており、このロック機構を解除して枠
体201の上端部を上方へ持ち上げることによって図4
に見られるように、枠体201は回動して印刷機構部2
0が開放されるものである。
【0023】前記印字機構部20について図5を用いて
更に詳細に説明する。前記サーマルプリンタ21の上部
には、サーマルプリンタ21本体をプリンタ受ローラ1
7に圧接するためのばね19が設けられている。このば
ね19は、サーマルプリンタ21本体をプリンタ受ロー
ラ17に圧接すると同時に、プリンタ押え板211を上
方へ押し上げる役割を果たしている。プリンタ押え板2
11は、枠体201に設けられている爪210と嵌合す
るための突出部212を有している。プリンタ押え板2
11は前記ばねによって下方から押し上げられ、枠体2
01に設けられている爪210と突出部212とが嵌合
させられることによって、前記サーマルプリンタ17を
固定することができるものである。すなわち、前記枠体
201の爪210とプリンタ押え板211の突出部21
2とは、ラッチ機構を構成しているものである。また、
前記プリンタ押え板211の側面には長穴213が設け
られており、プリンタ押え板211は前記枠体201の
内側面に設けられた突起をこの長穴213に通すことに
よって取付けられている。すなわち、プリンタ押え板2
11は、長穴の長さ分だけ枠体201に対して摺動可能
である。これらの動作については後に詳述する。
【0024】また、前記枠体201の側面には、前述し
たプリンタ押え板211の突出部212が枠体201の
爪210と嵌合しているか否に連動して、後述するマイ
クロスイッチ100の入・切を行うための回動部材90
が取付けられている。この回動部材90は取付軸91を
中心にして定められた範囲内で回動自在である。また、
枠体201の、前記回動部材90が取付けられているの
と同じ面上には、回動部材90の回動を規制するための
突起92、93が設けられている。このうち突起92は
回動部材の上方(図5で言うγ´方向)への回動を制限
し、突起93は回動部材90の下方(図5で言うγ方
向)への回動を制限するものである。ここで、回動部材
90のうち取付軸からマイクロスイッチ100側を回動
部材90a、反対側を回動部材90bとする。プリンタ
押え板211の突出部212が枠体201の爪210と
嵌合しているとき、回動部材90bは前記プリンタ押え
板211によって押されているため回動部材90aの先
端は、マイクロスイッチ100を押し下げる方向に移動
する。また、プリンタ押え板211の突出部212が枠
体の爪210と嵌合していないとき、回動部材90bは
自重で下方(図5で言うγ方向)へ回動し、回動部材9
0aの先端はマイクロスイッチ100から離れる方向に
移動する。
【0025】さて、装置本体2の前記印刷機構部20下
方には、サーマルプリンタ21への電源の供給・停止を
行うためのマイクロスイッチ100が設けられている。
このマイクロスイッチ100は突起101を有してお
り、この突起101はマイクロスイッチ100本体内部
に内蔵されているばね等の部材により、突出方向に付勢
されている。この突起101は、所定の圧力でこれを押
圧することによってマイクロスイッチ101本体内部に
引っ込み、押圧を停止すると再びマイクロスイッチ10
0から突出するようになっている。ここで、この突起1
01がマイクロスイッチ100から突出しているとき
は、マイクロスイッチ100は「切」状態であり、サー
マルプリンタ21への電源は供給されない。また、反対
に突起101がマイクロスイッチ100本体内部に引っ
込んでいるときは(すなわち、押圧されているとき
は)、マイクロスイッチ100は「入」状態であり、サ
ーマルプリンタ21への電源が供給されるものである。
【0026】前記位置検出手段10は、いずれも発光素
子、受光素子の組からなる第1乃至第5の光センサ13
A乃至13Eを具備している。第1、第2の光センサ1
3A、13Bは、挿入口3aと第1のローラ対4との間
に、第3、第4の光センサ13C、13Dは第2のロー
ラ対5の右側で隣接位置に各々配置されている。また、
第5の光センサ13Eは前記排出口3bの近傍に配置さ
れている。そして、第1乃至第5の光センサ13A乃至
13Eは各々カードCの位置を示す位置信号を送出する
ようになっている。
【0027】さて、図3は駆動手段9のベルト系を示す
ものである。このベルト系は、駆動モータ28の原動軸
28aに連結した原動プーリ29と、前記第1乃至第3
のローラ対4乃至6と各々同軸に配置された第1乃至第
3のプーリ31乃至33と、前記プリンタ受プーリ17
と同軸に配置されたプリンタ用プーリ34と、前記第2
のプーリ32の上方に配置され2つのプーリ65a、6
5bを同軸上に有してなる第1の二重プーリ65と、前
記排出ローラ対59と同軸に配置された排出プーリ35
と、第1及び第2のガイドプーリ36、37とを具備し
ている。このうち、第2のプーリ32は、手前側のプー
リ32aと奥側のプーリ32bという2つのプーリを同
軸上に有してなる。また、前述したように第1の二重プ
ーリ65も、手前側のプーリ65aと奥側のプーリ65
bという2つのプーリを同軸上に有してなる。
【0028】そして、前記原動プーリ29、第2のガイ
ドプーリ37、第2のプーリ32の手前側プーリ32
a、第3のプーリ33、原動プーリ29に至る経路にベ
ルト401を張設してなる。また、第2のプーリ32の
奥側プーリ32b、第1の二重プーリ65の奥側プーリ
65b、排出プーリ35、第1のプーリ31、第1のガ
イドプーリ36、第2のプーリ32の奥側プーリ32b
に至る経路にベルト402を張設している。また、前記
第1の二重プーリ65の手前側プーリ65aとプリンタ
用プーリ34とに補助ベルト41を張設している。
【0029】次に、図6を参照し、記録媒体処理装置1
の制御系について説明する。この装置1は、全体の制
御、即ち、動作制御、演算制御、記憶制御等を行うCP
U42と、制御プログラムを格納したプログラムメモリ
43及び、例えばカードCの所有者の氏名、暗証番号、
カードCの発行額、日付等の各種情報を記憶している記
憶部44とからなる制御手段45を具備している。前記
CPU42には第1乃至第5の光センサ13A乃至13
Dが接続されている。また、CPU42により前記電磁
ソレノイド25、駆動モータ28を駆動する駆動制御部
46、磁気ヘッド15の制御を行う読込書込制御部47
及びプリンタ21の制御を行うプリンタ制御部48の各
々の動作制御を行うようになっている。
【0030】次に上記構成の装置1の動作について図8
乃至図12を参照して説明する。尚、初期状態として
は、駆動手段9は停止しており、また、振分けゲート2
3は図1に示すようにβ2 方向に回動して下側搬送路F
1 を遮っているものとする。この状態から、カードCを
図8に示すように前記挿入口3aに挿入すると第1の光
センサ13AがカードCの挿入状態を検知し位置信号を
CPU42に送る。
【0031】CPU42は駆動制御部46及び読取書込
制御部47に制御信号を送ると共に電磁ソレノイド25
にも駆動信号を送る。これにより、駆動制御部46が動
作し駆動モータ28を始動してベルト系を回転させ、第
1乃至第3のローラ対4乃至6を各々図8に示す矢印方
向(α1 方向)に回転させてカードCを矢印X1 方向に
搬送し装置本体2内に取込む。また、読取書込制御部4
7はCPU42の制御のもとに磁気ヘッド15を読取り
又は書込みの待機状態とする。更に、電磁ソレレノイド
25はCPU42からの駆動信号により動作して振分け
ゲート23を矢印β1 方向に回動させ下側搬送路F1
開放状態にする。
【0032】装置本体2に取込まれたカードCは、第1
のローラ対4により搬送された後、第2のローラ対5の
搬送力を受けて矢印X1 方向に搬送されつつ図9に示す
ように磁気ヘッド15に磁気ストライプMSが摺接する
状態となり、かつ、カードCの搬送方向先端が第3の光
センサ13Cの位置に至り、このとき第3のセンサ13
Cは位置信号をCPU42に送出する。これにより、C
PU42の制御のもとに読取書込制御部47が動作し、
磁気ヘッド15は図7に示したカードCの磁気層73に
記録された磁気情報の読取りを行う。また、磁気ヘッド
15に対し暗証番号、残額、購入金額等の情報を送るこ
とによって、カードCの磁気層73に対しての磁気情報
の書込みを行う。
【0033】この後、CPU42の制御のもとに駆動制
御部46が駆動モータ28及びベルト型を一旦逆転さ
せ、カードCを一旦X2 方向に搬送する。そして、カー
ドCの後端(X1 方向に関して)が、第2の光センサ1
3Bの位置に至ったとき、この第2の光センサ13Bが
位置信号をCPU42へ送るので、これによりCPU4
2へ送るので、これによりCPU42は再度駆動制御部
46を制御し駆動モータ28を再度正転させる。
【0034】この結果、カードCは、第1乃至第3のロ
ーラ対4乃至6のα1 方向の回転により、X1 方向へ搬
送され、図10に示すように搬送方向後端が第4の光セ
ンサ13Dの位置に対峙する状態になる。このとき、第
4の光センサ13Dからの位置信号を受けたCPU42
の制御の基に電磁ソレノイド25の励磁が解除されて振
分ゲート23はβ2 方向に回動し下側搬送路F1 を遮る
と共に、駆動制御部46が動作して駆動モータ28を逆
転させる。
【0035】この結果、第2、第3のローラ対5、6は
α2 方向に回転し、カードCを図11に示すようにX2
方向へ搬送し、更に、このカードCは振分ゲート23に
より上側搬送路F2 へと振分けられる。
【0036】そして、カードCは振分ゲート23の上側
を経て図12に示すようにプリンタ受ローラ17とプリ
ンタ21との間に送られ、可視情報記録欄Rがプリント
ヘッド面を通過していく。このとき、CPU42の制御
のもとにプリンタ制御部48が動作し、プリンタ21に
月、日や残額を示す印字情報を送られ、カードCの可視
情報記録欄Rに対し、月、日や残額を示す文字情報、数
字情報が印字される。ここで、カードCは図7に示され
るように、厚さ約0.2mmの樹脂板71の片面上にアン
カー層72、磁気層73、スズ層74等を重ねた構造と
なっている。そして、プリンタ21のプリントヘッド
(サーマルヘッド)が発熱することにより、スズ層74
が破壊されることによって下層の色が見えるようになる
ことによって印字が行なわれる。
【0037】さらに、プリンタ制御部48は前述したマ
イクロスイッチ100の入・切を監視している。そし
て、マイクロスイッチ100が「切」であった場合、プ
リンタ制御部48はプリンタ21への給電を停止するよ
うになっている。すなわち、マイクロスイッチ100が
「切」の場合は、可視情報の記録は行なわれない。
【0038】この後、カードCは排出ローラ対59によ
り排出口3bへ排出され、その搬送方向後端が第5の光
センサ13Eを通過した段階で、この第5の光センサ1
3Eからの位置信号を受けたCPU42の制御のもとに
駆動モータ28が停止し、この装置1は初期状態に復帰
する。
【0039】上述したような記録媒体処理装置におい
て、印刷機構部20のプリンタ21のプリントヘッド面
は、ごみ等が付着したままにならないようにするために
定期的に清掃する必要がある。このとき、プリンタ21
のプリントヘッド面を開放する必要がある。このときの
動作を図13乃至図16を参照して説明する。まず、図
13に示されるように、プリンタ押え板211を上方か
ら押圧することによってプリンタ押え板211を押し下
げ、枠体201の爪210とプリンタ押え板211の突
出部212との嵌合を外す。つぎに、プリンタ押え板2
11を上方から押えながら摺動させ、前記突出部212
が枠体201の爪210に嵌合しない位置にまで移動さ
せた後、上方からの押圧をやめる。この状態を図14に
示す。ここで、前述したように枠体201の側面には回
動部材90(便宜上回動部材90aと回動部材90bに
分けられている)が取付けられている。このとき、プリ
ンタ押え板211が移動したことによって、回動部材9
0bの先端はプリンタ押え板211の突出部212によ
って押されなくなる。これによって回動部材90b側は
自重で下方に移動し、回動部材90a側は上方に移動す
る。すなわち、回動部材90a先端はマイクロスイッチ
100の突起101に対する押圧を停止する。これによ
って、マイクロスイッチ100は「切」状態になり、プ
リンタ21への電源の供給が停止される。続いて、図1
5に示されるように、プリンタ押え板211を上方に引
き上げることによって、プリンタ21はプリンタ押え板
211による固定から開放され、回動自在となる。そし
て、図16に見られるようにプリンタ21に取り付けら
れているばね19の部分をつかんで上方に引き上げるこ
とによって、プリンタ21のプリントヘッド面は外部に
対して開放される。
【0040】また、上述した記録媒体処理装置1におい
て処理を行っている際に、カードCが搬送中に、カード
搬送路中で詰まってしまうことがある。このとき、この
カード詰まりを直すために、カード搬送路を開放する必
要がある。このとき、まず印刷機構部20の枠体201
に設けられている図示しないロック機構を解除し、枠体
201の前記軸651と反対側を上方に引き上げること
によって、枠体201は軸651を中心にして回動させ
る。これによって、図17に見られるように印刷機構部
20が枠体201ごと装置本体2外部へ突出するように
なり、装置本体2内の搬送路が外部に対して開放され、
搬送路中で起こったカード詰まりを解除する事ができ
る。ここで、記録媒体処理装置1を通常に使用している
場合、図5に見られるように印刷機構部20の枠体20
1に取付けられている回動部材90はマイクロスイッチ
100の突起101に対して押圧しており、突起101
をマイクロスイッチ100内に押し込んでいる。すなわ
ち、このときマイクロスイッチ100は「入」状態であ
り、プリンタ21に給電が成されている。ところが、カ
ード詰まりの解除を行う場合は、前述したように枠体2
01が軸651を中心として回動するので、枠体201
に取付けられている回動部材90はマイクロスイッチ1
00に接触しない位置に移動する。これによって、マイ
クロスイッチ100から突起101が突出し、マイクロ
スイッチ100は「切」状態になり、プリンタ21への
電源の供給が停止される。
【0041】以上説明したように、本発明の記録媒体処
理装置1は、「プリントヘッドを清掃するためにプリン
タ21のプリントヘッドを開放する」、「カード詰まり
を処理するために印刷機構部20の枠体201を開放す
る」といったプリンタ21に電源を供給する必要がない
場合、共同のマイクロスイッチ100を用いてプリンタ
21への電源の供給を停止する。このため、プリンタ2
1への電源の供給・停止を行うためのスイッチを複数設
ける必要がない。このため、装置内の配線が簡単にな
り、断線等のトラブルが起こりにくくなるために確実に
動作を行うことができる。また、配線が少なくてすむた
めに、部品点数が減り、組立てが容易に行える。
【0042】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。
【0043】例えば、上述した実施例では、カードCの
表面に対し磁気処理及び文字等の印字処理を行う構成と
したが、磁気ヘッド15をカードCの裏面側に設けた磁
気ストライプに摺接するように構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上記構成
としたことにより、プリンタに電源を供給する必要のな
い場合にプリンタへの電源の供給を停止させる手段を複
数有している必要がないので配線が簡単になり、断線等
のトラブルの発生の機会が少ない記録媒体処理装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の記録媒体処理装置の概略断面図であ
る。
【図2】本実施例の記録媒体処理装置の平面図である。
【図3】本実施例の記録媒体処理装置の駆動部のベルト
系を示す側面図である。
【図4】本実施例の記録媒体処理装置の印字機構部の枠
体を回動させた場合の概略断面図である。
【図5】本実施例の記録媒体処理装置の印字機構部の側
面図である。
【図6】本実施例の記録媒体処理装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図7】本実施例の記録媒体処理装置にて処理される記
録媒体の構造を説明するための図である。
【図8】本実施例の記録媒体処理装置の動作を説明する
ための図(1)である。
【図9】本実施例の記録媒体処理装置の動作を説明する
ための図(2)である。
【図10】本実施例の記録媒体処理装置の動作を説明す
るための図(3)である。
【図11】本実施例の記録媒体処理装置の動作を説明す
るための図(4)である。
【図12】本実施例の記録媒体処理装置の動作を説明す
るための図(5)である。
【図13】本実施例の記録媒体処理装置のプリンタヘッ
ド部を開放する動作を説明するための図(1)である。
【図14】本実施例の記録媒体処理装置のプリンタヘッ
ド部を開放する動作を説明するための図(2)である。
【図15】本実施例の記録媒体処理装置のプリンタヘッ
ド部を開放する動作を説明するための図(3)である。
【図16】本実施例の記録媒体処理装置のプリンタヘッ
ド部を開放する動作を説明するための図(4)である。
【図17】本実施例の記録媒体処理装置の印刷機構部を
開放する動作を説明するための図である。
【図18】従来の記録媒体処理装置を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…記録媒体処理装置 2…装置本体 9…駆動手段 14…磁気処理手段 20…印刷機構部 21…プリンタ 90…回動部材 100…マイクロスイッチ 101…突起 201…枠体 210…爪 211…プリンタ押え板 212…突出部 C…カード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を受け入れる受入手段と、この受
    入手段によって受け入れられた記録媒体を搬送する搬送
    手段と、装置本体に対して開閉自在に設けられた枠体
    と、この枠体に対して開閉自在に設けられ前記受入手段
    により受け入れられ搬送手段により搬送されてきた記録
    媒体に所定の情報を印字するための印字手段と、前記枠
    体の開閉の状態及び前記印字手段の開閉の状態を検知す
    る単一の開閉検知手段と、この開閉検知手段の検知結果
    に基づいて前記印字手段への電源の供給を行う電源供給
    手段とを具備してなることを特徴とする記録媒体処理装
    置。
JP3085727A 1991-03-27 1991-03-27 記録媒体処理装置 Pending JPH06127076A (ja)

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