JPH06127040A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JPH06127040A
JPH06127040A JP4281345A JP28134592A JPH06127040A JP H06127040 A JPH06127040 A JP H06127040A JP 4281345 A JP4281345 A JP 4281345A JP 28134592 A JP28134592 A JP 28134592A JP H06127040 A JPH06127040 A JP H06127040A
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JP4281345A
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Masaji Tamura
正司 田村
Masaru Onishi
勝 大西
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノクロ文書作成装置から多色の文書を記録
するために、多色データ作成のための特別な装置を不要
とし、モノクロ文書作成装置から直接カラー記録装置に
記録する。 【構成】 記録装置に、通常のY、M、C、またはY、
M、C、Kの重ね印字をする一連の動作モードに加え
て、ページ単位で、オペレータが指定するR、G、B、
Y、M、C、Kのうち単色印字が可能なマニュアル・モ
ードを設け、1枚の用紙に所望の色を所望の回数ページ
単位で重ね打ちし、最後に排紙するようにしたものであ
る。 【効果】 モノクロ文書作成装置用アプリケーション・
ソフトウェアで作成した文書を特殊な付加装置なしでカ
ラー記録することができるため、全体の装置コストが安
価に済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モノクロ文書作成装
置からカラー文書を記録可能な記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開平2−25348
号公報に示される、モノクロ文書をカラー記録するため
の文書出力装置の構成図である。図において、3は装置
全体を制御する制御部である。制御部3は、例えばマイ
クロプロセッサ等のCPU9、CPU9の制御プログラ
ムや各種データを格納しているROM8、CPU9のワ
ークエリアとして使用され各種データを一時保存すると
ともに、指定された色領域を記憶するRAM12等を備
えている。10はRAM12内に設けられた文書データ
を格納する文書メモリである。4は印刷される紙面上で
の色指定領域を指示するキーボード等を備えるととも
に、オペレータへの各種メッセージ等の表示を行う表示
部を備えたスイッチパネル部である。101はホストコ
ンピュータ1より入力した文字コードをパターンデータ
に展開する文字パターン発生器である。103及び10
4はともに1ページ分の画像データをパターンデータで
格納するフレームメモリで、ここでは103は黒色デー
タを、104は赤色のパターンデータを格納する。7は
ホストコンピュータ1よりの文書情報を入力するインタ
フェース回路、102はフレームメモリ103及び10
4よりのドットイメージデータを、例えばレーザビーム
プリンタであるプリンタ部105のレーザのオン/オフ
用シリアル信号に変換してプリンタ部105に出力する
プリンタ・インタフェース部である。105はレーザビ
ーム・プリンタにより構成されるプリンタ部である。
【0003】次に動作について説明する。ホストコンピ
ュータ1より印字データ及び制御命令がインタフェース
回路7を通して入力されると、CPU9の作用により順
次RAM12の文書メモリ10に格納される。こうして
1ページ分の文書データが文書メモリ10に格納される
と、文字パターン発生器101を参照して文書メモリ1
0の文字コード等を順次パターンデータに展開してフレ
ームメモリ103あるいは104に格納していく。この
パターンデータの展開時に、どちらのフレームメモリに
パターンデータを格納するかは、後述するように、その
文書情報の色領域が指示されているかどうかにより判定
される。こうして、フレームメモリに1ページ分のパタ
ーンデータが展開されると、プリンタインタフェース部
102にフレームメモリ103及び104のイメージデ
ータをプリンタ部105に転送するように指示する。こ
れにより、プリンタ・インタフェース部102はプリン
タ部105に対して給紙の指示を出力するとともに、例
えばプリンタ部105がレーザビーム・プリンタの場合
は、フレームメモリ103と104の各ドットデータを
順次レーザのオン/オフ信号に変換して出力する。
【0004】また、オペレータによる領域指示は、図1
3に示すように、以下の手順で行う。まず、ステップS
1でスイッチパネル(図示せず)上の領域指定キーが押
し下げられるとステップS2に進み、領域指示の開始点
のX座標値の入力を示す表示がディスプレイ上に行われ
る。これにより、ステップS3でX座標値が入力され
る。この座標値の入力はパネル上の数字キーや削除キー
を使用して行われ、各キーが入力される度にディスプレ
イ上に順次表示されていく。これは後続のキー入力処理
の場合も同様である。こうして所望のX座標値が入力さ
れると、ステップS4でY座標値の入力を同様に行う。
またステップS5では終了点のX座標を、ステップS6
では終了点のY座標を同様に入力する。このように入力
された領域の座標値をステップS7、ステップS8で確
認し、その領域をRAM12の領域記憶部に記憶する。
【0005】CPU9によるパターン展開は、図14に
示すように、以下の手順で行われる。この処理を実行す
る処理プログラムはROM8に記憶されている。まず、
ステップS10で文書メモリ10に1ページ分の文書デ
ータが格納されているかどうかを判定し、ステップS1
1で文書メモリ10より文字コードを読み出す。そし
て、ステップS12でその文字コードを文字パターン発
生器101を参照してパターンデータに展開する。そし
てステップS13に進み、領域指示がなされているかを
判定し、領域指示があればステップS12でパターン展
開されたパターンデータがその領域内に該当しているか
どうかを見る。この判定は、フレームメモリへのパター
ン展開時に、文書メモリ10に記憶されている文字コー
ドのアドレス情報を基に文字コードの展開される位置を
検出し、その文字が指定された領域に含まれるかどうか
により判定する。なお、アドレス情報が含まれていない
ときは、展開される文書情報の文字サイズや行ピッチ及
び文字ピッチ等を基に文字コードが展開される。また、
パターン展開されたパターンデータがその領域内に該当
しているかどうかを見るために、パターンデータのその
ページにおける位置を判定するようにしても良い。この
ようにして、展開される文字コードが、その領域に該当
していればステップS14に進み、赤色データとしてフ
レームメモリ104に格納する。一方、領域指示がない
か、あるいは現在パターン展開された部分がその領域内
に該当していなければステップS15に進み、そのパタ
ーンデータをフレームメモリ103に格納する。なお、
ステップS14あるいはステップS15において、パタ
ーンデータが格納されないもう一方のフレームメモリに
はブランクデータ”0”が書き込まれる。ステップS1
6では文書メモリ10の全データのパターン展開が終了
したかを調べ、終了していなければステップS11に戻
り、1ページの文書データのパターン展開が終了するま
で前述の動作を繰り返し実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の、モノクロ文書
作成装置から多色の文書を記録可能な画像出力装置は、
以上のように構成されているため、ワード・プロセッサ
などの文書作成装置とレーザプリンタなどのカラー記録
装置のほかにモノクロデータを多色データに変換するた
めの特別な装置が必要であり、カラー文書の記録にかか
る全装置コストが高くなるという問題があった。
【0007】また、ワード・プロセッサからプリンタへ
の通常の記録時に比較して両者間にデータ変換装置を置
く必要があるため、文書作成から記録までの手間がかか
り、作業時間がかかるという問題があった。
【0008】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものでデータ変換のための特別な装置を必
要とせずモノクロ文書作成装置から多色の文書を記録可
能な記録装置及び記録方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る記録装
置は、以下の要素を有するものである。 (a)単色データを所定の単位で入力するインタフェー
ス手段、(b)上記インタフェース手段により入力する
単色データの所定の単位毎に対応する記録色を記憶する
記録色記憶手段、(c)上記記録色記憶手段により記憶
された記録色に基づいて、上記インタフェース手段によ
り入力する単色データの所定の単位毎に色指定を行う制
御手段、(d)上記制御手段により色指定されたデータ
を入力し、記録媒体に指定された色でデータを記録する
記録手段。
【0010】第2の発明に係る記録装置は、第1発明に
係る記録装置において、記録色記憶手段に記憶された記
録色が記録手段の非色材色である時入力データを記録装
置の色材色に分解する色分解手段を備えたことを特徴と
する。
【0011】第3の発明に係る記録装置は、以下の要素
を有するものである。 (a)単色データを所定の単位で入力するインタフェー
ス手段、(b)上記インタフェース手段により入力する
単色データの所定の単位毎に対応する記録色を記憶する
記録色記憶手段、(c)複数の色材色を用いて記録媒体
にデータを記録する記録手段、(d)上記色材色に対応
してデータを蓄積するメモリ、(e)上記インタフェー
ス手段により入力する単色データに上記記録色記憶手段
により記憶された記録色を割りあて、その記録色が色材
色の場合にはその色材色に対応するメモリにデータ記憶
させ、その記録色が非色材色の場合には、上記色材色に
分解し、その色材色に対応するメモリにデータを記憶さ
せ、メモリのデータを上記記録手段に出力する制御手
段。
【0012】第4の発明に係る記録装置は、以下の要素
を有するものである。 (a)単色データを所定の単位で順に入力するインタフ
ェース手段、(b)複数の色材色を所定の順に用いて、
データを記録媒体に記録する記録手段、(c)上記イン
タフェース手段により順に入力した単色データに対して
所定の単位毎に上記記録手段の色材色を割り当て、上記
記録手段に出力する制御手段。
【0013】第5の発明に係る記録方法は、以下の工程
を有するものである。 (a)単色データを所定の単位で所定の色に対応して作
成する単色データ作成工程、(b)単色データ作成工程
により作成された所定の色に対応した単色データに対し
て、所定の単位毎に色指定を行う色指定工程、(c)上
記色指定工程により指定された色に基づいてデータを記
録媒体に記録する記録工程。
【0014】
【作用】第1の発明においては、記録色記憶手段がイン
タフェース手段により入力されるページ単位等の所定の
単位毎にデータの記録色を記憶しており、記録手段が、
入力したデータをこの記録色を用いて記録するため、単
色データを色つきのデータに変換して記録できる。
【0015】第2の発明においては、記録色により指定
された色と記録手段があらかじめ有している色材色が異
なる場合に、記録手段に備えられた分解手段が、記録色
を色材色に分解するので、記録色と色材色が異なってい
てもデータを色つきで記録することができる。
【0016】第3の発明においては、記録手段に備えら
れた色材色に対応したメモリを有し、制御手段が、デー
タの記録色を分解して得られた色材色に対応するメモリ
にデータを蓄積するので、記録手段の色材色を各1回づ
つ使用することで色つきデータが記録できる。
【0017】第4の発明においては、記録手段が色材色
を所定の順に用いて記録する場合に、制御手段がインタ
フェース手段により入力したページ単位等の所定の単位
のデータに記録手段の色材色の順に割りあてて記録する
ので、記録色を記憶しなくても色つきデータが記録でき
る。
【0018】第5の発明においては、各色に対応してペ
ージ単位等の所定の単位で単色データを作成し、この単
色データに対して色を指定して記録するので、特別な装
置を必要とせず色つきデータが記録できる。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。この実施例に係る記録装置には、トナーやインク
リボン等によりあらかじめ記録できる色が複数用意され
ており、以下、このあらかじめ用意されている色を色材
色と呼び、色材色以外の色を非材色と呼ぶことにする。
まず、この実施例では記録したい色があらかじめ用意さ
れている色材色と一致している場合について説明する。
図1において、1はワード・プロセッサ、パーソナル・
コンピュータ等のモノクロ文書作成装置、2は本実施例
による記録装置(以下、プリンタともいう)、3はプリ
ンタ全体を制御する制御部、4はオペレータがプリンタ
の各種パラメータを設定するときに使用するスイッチパ
ネル部、5はプリンタ・エンジン、6はプリンタ・エン
ジン5を制御するエンジン制御部、7はモノクロ文書作
成装置1から出力されるデータを受信するためのインタ
フェース回路である。
【0020】また、制御部3には、プリンタの動作プロ
グラムやモノクロ文書作成装置1からの印字データを含
む各種コマンドの解析プログラムなどを格納するための
ROM8、ROM8のプログラムを動作させるマイクロ
・プロセッサなどのCPU9、モノクロ文書作成装置1
で作成した文書データをインタフェース回路7を介して
格納するページメモリ10、マニュアル・モードでの動
作時に記録すべき色番号をスイッチパネル部4から入力
して格納しておく色番号メモリ11、その他記録装置2
が動作する場合にROM8内のプログラムが使用する各
種パラメータを保存するために確保されているRAM1
2が含まれている。
【0021】次に、この実施例による記録装置の動作を
説明する。まず、モノクロ文書作成装置1に文書作成用
アプリケーションが動作するパーソナル・コンピュータ
を用い、プリンタ・エンジン5にイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、レッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)、ブラック(K)の各色を2値で
記録できるカラーレーザ・プリンタ・エンジンを用いた
場合について、図1に沿って説明する。
【0022】まず、パーソナル・コンピュータ1からカ
ラー画像を記録する、通常のカラープリンタとして記録
装置2が使用されるオート動作モードの場合について説
明する。この時、パーソナル・コンピュータ1上では、
モノクロ文書作成用のアプリケーションは動作しておら
ず、カラーを扱えるアプリケーションが動作しているも
のといする。パーソナル・コンピュータ1からY、M、
C、あるいは、Y、M、C、K、あるいはR、G、Bな
どで表される1画面分のカラー画像データが記録装置2
のインタフェース回路7に転送されると、CPU9によ
り画像データがページメモリ10に格納される。この
時、事前にスイッチパネル4を操作することによりオペ
レータによって指示される所定の画像処理を、CPU9
が画像データをページメモリ10に格納する前後に行
う。次に、CPU9は、エンジン制御部6にプリンタ・
エンジン5の起動を指示し、プリンタ・エンジンの動作
に同期させてページメモリ10からY成分のデータをエ
ンジン制御部6に対して転送する。プリンタ・エンジン
5では、制御部3から送られてきたY成分のデータに合
わせて半導体レーザで感光ドラムに静電潜像を形成し、
Yトナー現像により潜像の可視像化を行い、用紙に転写
し定着する。次に、同様の手順でページメモリ10から
M成分のデータ、ページメモリ10からC成分のデー
タ、ページメモリ10からK成分のデータに対して順次
感光ドラムへの静電潜像の形成、トナー現像、用紙への
転写、定着を行い、記録装置2の外部に記録済みの用紙
を排出する。このようにして、通常のカラー記録装置と
しての動作が行われる。
【0023】次に、この記録装置2をマニュアル動作モ
ードで動作させ、モノクロ文書作成装置1から、カラー
文書を記録する方法について説明する。
【0024】ここで、図2は記録装置2をマニュアル動
作させ、モノクロ文書作成装置1で作成した文書をカラ
ーで記録する場合のフローチャートを示す図である。ま
た、図3はこの時モノクロ文書作成装置で作成した文書
の一例を示す図であり、図3(a)は文書の1ページ
目、図3(b)は文書の2ページ目の作成例である。ま
た、図4は最終的に記録装置2から排出される図3の文
書の記録結果を示す図である。
【0025】はじめに、パーソナル・コンピュータ1上
でモノクロ文書作成用のアプリケーションを動作させ、
文書を作成する。この時、例えば1ページ目に黒(K)
で印字したい部分を作成し、2ページ目に例えば、赤
(R)で印字したい部分を図3の様に作成する。
【0026】一方、記録装置2側では、オペレータはス
イッチパネル4を操作することにより記録装置2をマニ
ュアル動作モードに切り替える(図2ステップS1
7)。次にオフライン状態で、オペレータはスイッチパ
ネル部4を操作することにより、モノクロ文書作成装置
1で作成した1ページ目の文書(図3(a))を印字し
たい色(この例ではK)を選択する(図2ステップS1
8)。この時、記録装置2内部では、スイッチパネル4
から指定された印字色番号をCPU9が色番号メモリ1
1に1ページ目の記録色として記憶する。同様の手順で
オペレータにより指定された2ページ目の印字色(ここ
ではR)が色番号メモリ11に記憶される。必要な色数
分の指定が終了すると、オペレータはスイッチパネル4
を操作することにより色番号の入力の終了を示すEND
を指定する。そして、記録装置をマニュアル動作モード
のままオンライン状態にする。次に、モノクロ文書作成
装置1で印刷コマンドを実行する。これに伴い記録装置
側では、インタフェース回路7で1ページ目のデータを
受信し(図2ステップS19)、CPU9が受信したコ
マンドを解析してページ終了を解釈し、受信したデータ
をビットイメージに展開しながら、ページメモリ10に
記憶する。
【0027】次に、CPU9はエンジン制御部6にプリ
ンタ・エンジン5の起動を命じ、色番号メモリ11から
1ページ目の印字色Kを示す番号を読み取ってエンジン
制御部にK色記録の指示を出し、プリンタ・エンジン5
の動作に同期してページメモリ10上の1ページ目の画
像データをエンジン制御部6に転送する。プリンタ・エ
ンジン5では、制御部3から送られてきたK成分のデー
タに合わせて半導体レーザで感光ドラムに静電潜像を形
成し、色番号に従ってKトナーで像形成を行った後、用
紙に転写する(図2ステップS20)。モノクロ文書作
成装置1で作成した1ページ目のK成分の画像について
用紙への転写が終わる(図2ステップS20)と、次
に、同様の手順でモノクロ文書作成装置1で作成した2
ページ目のデータ(R成分の画像)を受信し、CPU9
が受信したコマンドを解析してページ終了を解釈し、受
信したデータをビットイメージに展開しながら、ページ
メモリ10に記憶する。次に、CPU9はエンジン制御
部6にプリンタ・エンジン5の起動を命じ、色番号メモ
リ11から2ページ目の印字色Rを示す番号を読み取っ
てエンジン制御部にR色記録の指示を出し、プリンタ・
エンジン5の動作に同期してページメモリ10上の2ペ
ージ目の画像データをエンジン制御部6に転送する。プ
リンタ・エンジン5では、感光ドラムへのR色の静電潜
像の形成、Rトナーを使用した像形成、用紙への転写と
定着を行う(図2ステップS20)。次に、CPU9か
らエンジン制御部6にデータ終了を示す信号が送られる
と、エンジン制御部6で記録装置2の外部に記録済みの
用紙を排出する(図2ステップ21)。
【0028】以上のように、この実施例は、複数色を記
録可能な記録装置において、入力されるデータのページ
終了を示すコマンドを解釈するためROMにプログラム
として記憶されたコマンド解釈手段と、入力される単色
データに対する記録色を該記録装置で記録可能な色の中
からスイッチパネル部より選択指定する選択色指定手段
と、該選択された記録指定色を色番号メモリに記憶する
記録色記憶手段を備えると共に、該記録色記憶手段によ
り記憶された記録色情報に従って所望の単色を1枚の記
録紙に色を重ねて記録する制御手段を有することを特徴
とする。
【0029】また、この実施例は、記録装置に、通常の
Y、M、C、R、G、B、Kの重ね印字をする一連のオ
ート動作モードに加えて、モノクロ文書作成装置で作成
した一連のページの各々をオペレータが指定するY、
M、C、R、G、B、Kのうちの単色に割り当て1枚の
用紙上に印字が可能なマニュアル動作モードを設けるこ
とにより、1枚の用紙に所望の色を所望の回数重ね打ち
し、最後に排紙するようにしたものである。
【0030】このように、ワード・プロセッサなどのモ
ノクロ文書作成装置で所望の色毎にページを分割して文
書を作成し、この実施例における記録装置をマニュアル
・モードで動作させ、所望の色を単色で1ページ毎に1
枚の用紙に複数回印字することにより、モノクロ文書作
成装置で多色記録装置に直接、多色文書を記録すること
ができる。
【0031】実施例2.以下、この発明の一実施例を図
5に基づいて説明する。この実施例2では印字したい色
が、プリンタにあらかじめ用意されている色材色と一致
していない場合、すなわち、非色材色である場合につい
て説明する。この実施例はエンジン制御部6には非色材
色を色材色に分解する色分解手段があることが特徴であ
り、以下、プリンタ・エンジン5に、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色
を2値で記録できるカラーレーザ・プリンタ・エンジン
を用いた場合について、図5に沿って説明する。
【0032】この記録装置2をオート動作モードで動作
させる場合は、実施例1と同様なので説明を省略する。
ここでは、この記録装置2をマニュアル動作モードで動
作させ、モノクロ文書作成装置1から、カラー文書を記
録する方法について説明する。
【0033】ここで、図6は記録装置2をマニュアル動
作させ、モノクロ文書作成装置1で作成した文書をカラ
ーで記録する場合のフローチャートを示す図である。ま
た、図3はこの時モノクロ文書作成装置で作成した文書
の一例を示す図であり、図3(a)は文書の1ページ
目、図3(b)は文書の2ページ目の作成例である。ま
た、図4は最終的に記録装置2から排出される図3の文
書の記録結果を示す図である。
【0034】はじめに、パーソナル・コンピュータ1上
でモノクロ文書作成用のアプリケーションを動作させ、
文書を作成する。この時、例えば1ページ目に黒(K)
で印字したい部分を作成し、2ページ目に例えば、赤
(R)で印字したい部分を図3の様に作成する。この
時、Kは色材色、Rは非色材色である。
【0035】一方、記録装置2側では、オペレータはス
イッチパネル4を操作することにより記録装置2をマニ
ュアル動作モードに切り替える(図6ステップS3
1)。次にオフライン状態で、オペレータはスイッチパ
ネル部4を操作することにより、モノクロ文書作成装置
1で作成した文書(図3(a))を印字したい色(この
例では1ページ目がK及び2ページ目がR)を選択する
(図5ステップS32)。この時、記録装置2内部で
は、スイッチパネル4から指定された印字色番号をCP
U9が色番号メモリ11に文書の記録色として記憶す
る。必要な色数分の指定が終了すると、オペレータはス
イッチパネル4を操作することにより色番号の入力の終
了を示すENDを指定する。そして、記録装置をマニュ
アル動作モードのままオンライン状態にする。次に、モ
ノクロ文書作成装置1で印刷コマンドを実行する。これ
に伴い記録装置側では、インタフェース回路7で1ペー
ジ目のデータを受信し(図6ステップS33)、CPU
9が受信したデータからページの終了を示すコマンドを
解析して受信したデータをビットイメージに展開しなが
ら、ページメモリ10に記憶する。
【0036】次に、CPU9は色番号メモリ11の1ペ
ージ目の記録色(K)を参照し、エンジン制御部6にプ
リンタ・エンジン5の起動を命じると共に1色目の記録
色が色材色のK色であることを通達し、プリンタ・エン
ジン5の動作に同期してページメモリ10上の1ページ
目の画像データをエンジン制御部6に転送する。プリン
タ・エンジン5では、制御部3から送られてきたK成分
のデータに合わせて半導体レーザで感光ドラムに静電潜
像を形成し、色番号に従ってKトナーで像形成を行った
後、用紙に転写する(図6ステップS36)。モノクロ
文書作成装置1で作成した1ページ目のK成分の画像に
ついて用紙への転写が終わる(図6ステップS37)
と、次に、同様の手順でモノクロ文書作成装置1で作成
した2ページ目のデータに対してインタフェース回路7
でデータ受信を行う(図6ステップS33)。そして、
CPU9は色番号メモリ11の2ページ目の記録色
(R)を参照して受信したデータをR色のデータとして
エンジン制御部6へ出力する。この記録色Rは、この実
施例における記録装置の非色材色であるため(図6ステ
ップS34)、色分解手段6aはあらかじめ定められた
規則に従ってこれをY色とM色の色材色に色分解する。
プリンタエンジン5はY色及びM色のデータとして感光
ドラムへの静電潜像の形成、YトナーとMトナーを使用
した像形成、用紙への転写と定着を行う(図6ステップ
S36)。次に、CPU9は色番号メモリ11を参照し
て全ての記録色の記録が終了したことを判断し、エンジ
ン制御部6にデータ終了を示す信号を送る。これに従っ
て、エンジン制御部6で記録装置2の外部に記録済みの
用紙を排出する(図6ステップ38)。
【0037】以上のように、この実施例は、記録装置
に、通常のY、M、CまたはY、M、C、Kの重ね印字
をする一連のオート動作モードに加えて、モノクロ文書
作成装置で作成した一連のページの各々をオペレータが
指定するY、M、C、Kのうちの単色に割り当て、割り
当てられた記録色が非色材色の場合には該当ページのデ
ータを色材色に色分解し記録するマニュアル動作モード
を設けることにより、1枚の用紙に所望の色を所望の回
数重ね打ちし、最後に排紙するようにしたものである。
【0038】このように、ワード・プロセッサなどのモ
ノクロ文書作成装置で所望の色毎にページを分割して文
書を作成し、記録装置をマニュアル・モードで動作さ
せ、モノクロ文書作成装置で作成した一連のページの各
々をオペレータが指定するY、M、C、Kのうちの単色
に割り当て、割り当てられた記録色が非色材色の場合に
は該当ページのデータを色材色に色分解し記録すること
により、1枚の用紙に所望の色を所望の回数重ね打ち
し、最後に排紙するようにしたことにより、モノクロ文
書作成装置で多色記録装置に直接、多色文書を記録する
ことが出きる。
【0039】実施例3.実施例1、2では、モノクロ文
書作成装置で作成した1ページ分(1色分)のデータ毎
に記録装置側でデータ受信、コマンド解析、記録の手順
を踏んだが、記録媒体に重ね打ちする全ページ分(すな
わち全色分)のデータ受信を行った後、1ページ分(1
色分)のデータをコマンド解析しながら順に重ね打ちし
て記録してもよい。ただし、この場合、ページメモリ1
0は全ページ分(全色分)のデータを記憶できるだけの
メモリ容量が必要である。
【0040】実施例4.以下、この実施例の一実施例を
図について説明する。この実施例では、ページメモリ1
0が各色毎のページメモリを備えておりこの各色毎のペ
ージメモリを用いて非色材色を印刷する場合について説
明する。図7において、制御部3には、モノクロ文書作
成装置1で作成した文書データをインタフェース回路7
を介して格納するY、M、C、K各色毎のページメモリ
10y、10m、10c、10kを備えたページメモリ
10が含まれている。その他の部分は図1に示したもの
と同様である。
【0041】次に、この発明による記録装置の動作を、
プリンタ・エンジン5にイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色を2値で
記録できるカラーレーザ・プリンタ・エンジンを用いた
場合について、図7に沿って説明する。
【0042】この記録装置2をオート動作モードで動作
させる場合は、実施例1と同様なので説明を省略する。
ここでは、この記録装置2をマニュアル動作モードで動
作させ、モノクロ文書作成装置1から、カラー文書を記
録する方法について説明する。
【0043】ここで、図8は記録装置2をマニュアル動
作させ、モノクロ文書作成装置1で作成した文書をカラ
ーで記録する場合のフローチャートを示す図である。ま
た、図3はこの時モノクロ文書作成装置で作成した文書
の一例を示す図であり、図3(a)は文書の1ページ
目、図3(b)は文書の2ページ目の作成例である。ま
た、図4は最終的に記録装置2から排出される図3の文
書の記録結果を示す図である。
【0044】はじめに、パーソナル・コンピュータ1上
でモノクロ文書作成用のアプリケーションを動作させ、
文書を作成する。この時、例えば1ページ目に黒(K)
で印字したい部分を作成し、2ページ目に例えば、赤
(R)で印字したい部分を図3の様に作成する。ここ
で、プリンタには、Y、M、C、Kがあらかじめ準備さ
れているため、Kは色材色であるが、Rは非色材色であ
る。
【0045】一方、記録装置2側では、オペレータはス
イッチパネル4を操作することにより記録装置2をマニ
ュアル動作モードに切り替える(図8ステップS2
2)。次にオフライン状態で、オペレータはスイッチパ
ネル部4を操作することにより、モノクロ文書作成装置
1で作成した1ページ目の文書(図3(a))を印字し
たい色(ここではK)を選択する。また、2ページ目の
文書(図3(b)を印字したい色(ここではR)を選択
する。(図8ステップS23)。この時、記録装置2内
部では、スイッチパネル4から指定されたK及びRに対
応する印字色番号をCPU9が色番号メモリ11に1ペ
ージ目及び2ページ目の記録色として記憶する。必要な
色数分の指定が終了すると、オペレータはスイッチパネ
ル4を操作することにより色番号の入力の終了を示すE
NDを指定する。そして、記録装置をマニュアル動作モ
ードのままオンライン状態にする。次に、モノクロ文書
作成装置1で印刷コマンドを実行する。これに伴い記録
装置側では、インタフェース回路7で1ページ目のデー
タを受信し(図8ステップS24)、CPU9が受信し
たコマンドから1ページの終了を検出し、この1ページ
からなる文書データを解析してビットイメージに展開し
ながら、K色用ページメモリ10kの内容と論理和をと
りその結果を再びK色用ページメモリ10kに記憶する
(図6ステップS27)。ここで、論理和をとる理由に
ついて説明する。前述したように、この実施例は非色材
色を印刷する場合である。非色材色はプリンタが有する
色材色に分解されて印刷される。たとえば、RはYとM
に色分解される。GはCとYに色分解される。したがっ
てRとGを印刷する場合は、Yのデータが両方から発生
することになり、この両方のデータを生かすために、Y
色用ページメモリの内容と論理和をとって新たなY色用
ページメモリの内容とする。
【0046】次に、インタフェース回路7で2ページ目
のデータを受信し(図6ステップS24)、色番号メモ
リ11から2ページ目の記録色を参照する。この時、記
録色は記録装置の非色材色であるので(図8ステップS
25)、CPU9が受信したコマンドから1ページの終
了を検出し、この1ページからなる文書データを解析し
てビットイメージに展開し、R色で記録すべき2ページ
目のデータをあらかじめROM8に用意されたプログラ
ム等の色分解手段で色分解し(図8ステップS26)、
このデータをY色用及びM色用ページメモリ10y、1
0mの内容とそれぞれ論理和をとり、その結果を再びY
色用及びM色用ページメモリ10y、10mに記憶する
(図8ステップS27)。次に、CPU9は色番号メモ
リ11の内容から記録すべき全ての色のデータ受信及び
展開を終了したことを判断し(図7ステップS28)、
エンジン制御部6にプリンタ・エンジン5の起動を命
じ、Y色用ページメモリ10y上の1ページ目の画像デ
ータをエンジン制御部6に転送する。プリンタ・エンジ
ン5では、制御部3によりY色用ページメモリ10yか
ら送られてきたデータに合わせて半導体レーザで感光ド
ラムに静電潜像を形成し、色番号に従ってYトナーで像
形成を行った後、用紙に転写する(図8ステップS2
9)。次に、同様の手順でM色用ページメモリ10mか
らのデータ、C色用ページメモリ10cからのデータ、
K色用ページメモリ10kからのデータに対して順次感
光ドラムへの静電潜像の形成、トナー現像、用紙への転
写、定着を行い(図8ステップS29)、記録装置2の
外部に記録済みの用紙を排出する(図8ステップS3
0)。
【0047】以上のように、この実施例では、各色材色
一ページ分のデータを蓄積する色材色毎のページメモリ
等のデータ蓄積手段と、記録色記憶手段の記録色が記録
装置の非色材色である時入力データを記録装置の色材色
に分解するROM8に記録されたプログラム等の色分解
手段と、該色分解手段で分解された各色材色データを各
色材色用のデータ蓄積手段内のデータと論理和をとり該
色材色用のデータ蓄積手段に蓄積する論理和算出手段を
備えたことを特徴とする。
【0048】また、この実施例は、記録装置に、通常の
Y、M、CまたはY、M、C、Kの重ね印字をする一連
のオート動作モードに加えて、モノクロ文書作成装置で
作成した一連のページをページ毎にオペレータが指定す
るY、M、C、Kのうちの単色に割り当て、割り当てら
れた記録色が非色材色の場合には該当ページのデータを
色材色に色分解し記録装置内の各色材色毎のページメモ
リ上に論理和をとって蓄積し、最終的にページメモリ上
に蓄積された文書画像をプリンタエンジンで記録するマ
ニュアル動作モードを設けたものである。
【0049】このように、ワード・プロセッサなどのモ
ノクロ文書作成装置で所望の色毎にページを分割して文
書を作成し、記録装置をマニュアル・モードで動作さ
せ、記録したい色が非色材色である場合は該当ページの
データを色材色に色分解し記録装置内の各色材色毎のペ
ージメモリ上に論理和をとって蓄積し、最終的にページ
メモリ上に蓄積された文書画像をプリンタエンジンで記
録することにより、モノクロ文書作成装置で多色記録装
置に直接、多色文書を記録することができる。
【0050】実施例5.前記実施例1、2、3、4で
は、プリンタ・エンジンにカラーレーザ・プリンタ・エ
ンジンを用いるものを示したが、インクジェット方式、
熱転写方式、LED方式を含むその他の電子写真方式な
どのカラープリンタ・エンジンを用いてもよい。また前
記実施例では、レーザ記録のプロセスとして静電潜像の
形成、トナー現像、用紙への転写、定着を色毎に行うも
のを示したが、記録プロセスはこの限りではなく、他の
記録プロセスであってもよい。
【0051】実施例6.以下、この発明の一実施例を図
について説明する。図9において、制御部3には、マニ
ュアル・モードでの動作時に記録すべき色番号をスイッ
チパネル部4から入力して格納しておく色番号メモリ1
1が備わっていない点が実施例1、2、3、4、5と異
なる点である。
【0052】以下、プリンタ・エンジンにY、M、C、
Kの4原色のインクシートを用いて記録する熱転写方式
カラープリンタ・エンジンを用いた例を説明する。
【0053】まず、パーソナル・コンピュータ1からカ
ラー画像を記録する、通常のカラープリンタとして記録
装置2が使用されるオート動作モードの場合について説
明する。この時、パーソナル・コンピュータ1上では、
モノクロ文書作成用のアプリケーションは動作しておら
ず、カラーデータ作成用のアプリケーションが動作して
いるものとする。パーソナル・コンピュータ1からY、
M、Cあるいは、Y、M、C、KあるいはR、G、Bな
どで表される1画面分のカラー画像データが記録装置2
のインタフェース回路7に転送されると、CPU9によ
り画像データがページメモリ10に格納される。この
時、スイッチパネル4を操作することによりオペレータ
によって指示される所定の画像処理を、CPU9が画像
データをページメモリ10に格納する前後に行う。次
に、CPU9は、エンジン制御部6にプリンタ・エンジ
ン5の起動を指示し、プリンタ・エンジンの動作に同期
させてY色用ページメモリ10yからY成分のデータを
エンジン制御部6に対して転送する。プリンタ・エンジ
ン5では、制御部3から送られてきたY色用ページメモ
リ10yからのデータに対応してサーマルヘッドに電圧
を印加し加熱して、Y色のインクシート上のインクを用
紙に転写する。次に、同様の手順でM色用ページメモリ
10mからのデータ、C色用ページメモリ10cからの
データ、K色用ページメモリ10kからのデータに対し
て順次インクの用紙への転写を行い、記録装置2の外部
に記録済みの用紙を排出する。このようにして、通常の
カラー記録装置としての動作が行われる。
【0054】次に、この記録装置2をマニュアル動作モ
ードで動作させ、モノクロ文書作成装置1から、カラー
文書を記録する方法について説明する。
【0055】ここで、図10は記録装置2をマニュアル
動作させ、モノクロ文書作成装置1で作成した文書をカ
ラーで記録する場合のフローチャートを示す図である。
また、図11はこの時モノクロ文書作成装置で作成した
文書の一例を示す図であり、図11(a)は文書の1ペ
ージ目、図11(b)は文書の2ページ目、図11
(c)は文書の3ページ目、図11(d)は文書の4ペ
ージ目の作成例である。また、図3は最終的に記録装置
2から排出される図11の文書の記録結果を示す図であ
る。
【0056】はじめに、パーソナル・コンピュータ1上
でモノクロ文書作成用のアプリケーションを動作させ、
文書を作成する。この時、1ページ目にY色で印字すべ
き部分、2ページ目にM色で印字したい部分、3ページ
目にC色で印字したい部分、4ページ目にK色で印字し
たい部分をそれぞれ図11(a)、(b)、(c)、
(d)の様に作成する。
【0057】一方、記録装置2側では、オペレータはス
イッチパネル4を操作することにより記録装置2をマニ
ュアル動作モードに切り替える(図10ステップS3
9)。次にオンライン状態で、オペレータはモノクロ文
書作成装置1で作成した1ページ目の文書から4ページ
目の文書(図11)を印刷コマンドを実行して順次記録
装置側に転送する。これに伴い記録装置側では、インタ
フェース回路7でデータを受信し(図10ステップS4
0)、最初に現れるページ終了を示すコマンドまでのデ
ータに対しCPU9が受信したコマンドからなる文書デ
ータを解析してビットイメージに展開しながら、Y色用
のページメモリ10yに記憶する。
【0058】次に、モノクロ文書作成装置で作成した2
ページ目の文書について同様な手順でコマンド受信、ペ
ージ終了の解釈を行い、受信したコマンドからなる文書
データを解析してビットイメージに展開しながら、M色
用のページメモリ10mに記憶する。
【0059】同様にして、モノクロ文書作成装置で作成
した3ページ目の文書画像をC色用ページメモリ10
に、4ページ目の文書画像をK色用ページメモリ10k
に記憶する。
【0060】次に、CPU9はエンジン制御部6にプリ
ンタ・エンジン5の起動を命じ、1ページ目の印字色Y
について、プリンタ・エンジン5の動作に同期してY色
用ページメモリ10y上の画像データをエンジン制御部
6に転送する。プリンタ・エンジン5では、制御部3か
ら送られてきたY色用ページメモリ10yからのデータ
に合わせてサーマルヘッドを加熱して、インクシート上
のインクを用紙に転写する(図10ステップS43)。
モノクロ文書作成装置1で作成した1ページ目のY成分
の画像について用紙への転写が終わると、次に、同様の
手順でモノクロ文書作成装置1で作成した2ページ目の
M成分のデータ、3ページ目のC成分のデータ、4ペー
ジ目のK成分のデータについて同様に用紙への転写を行
う(図10ステップS43)。4色分のデータについて
全て記録が終了すると、エンジン制御部6で記録装置2
の外部に記録済みの用紙を排出する(図10ステップS
44)。
【0061】以上のように、この実施例は、複数色を記
録可能な記録装置において、入力されるデータのページ
終了を示すコマンドを解釈するコマンド解釈手段を備
え、コマンド解釈手段で得られたページ終了までのデー
タを記録装置の色材一色分の記録データに順次割り当て
る制御手段を備えたことを特徴とする。
【0062】また、この実施例は、記録装置に、通常の
Y、M、CまたはY、M、C、Kの重ね印字をする一連
のオート動作モードに加えて、モノクロ文書作成装置で
作成した一連のページの各々をページ終了のコマンドを
解釈することで記録装置の色材色一色分のデータに割り
当て記録するマニュアル動作モードを設けたものであ
る。
【0063】このように、ワード・プロセッサなどのモ
ノクロ文書作成装置上で記録装置の色材の記録順に従っ
て色材数分のページからなる文書を作成すると共に、こ
の記録装置をマニュアル・モードで動作させ、記録装置
内でページ終了のコマンドを解釈することでモノクロ文
書作成装置で作成した一連のページの各々を順次記録装
置の色材一色分のデータに割り当てて記録することによ
り、モノクロ文書作成装置で多色記録装置に直接、多色
文書を記録することができる。
【0064】実施例7.前記実施例では、モノクロ文書
作成装置で作成した各ページのデータ毎に記録装置側で
データ受信、コマンド解析をした後、全色成分の用紙へ
の記録の手順を踏んだが、全ページ分のデータ受信を行
った後、コマンド解析を行っても同様の効果が得られ、
また、各ページのデータ毎にデータ受信及びコマンド解
析及び用紙への記録をするように構成しても、同様の効
果が得られるのは言うまでもない。
【0065】実施例8.前記実施例では、ページを所定
の単位としてページ毎に処理する場合を示したが、一画
面分を単位とする場合や、記録媒体の一部分を単位する
場合等のその他の所定の単位毎に処理する場合であって
もかまわない。
【0066】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、モノ
クロ・ワードプロセッサやパーソナル・コンピュータ上
のモノクロ文書作成用アプリケーションで作成したモノ
クロ文書を特殊な付加装置なしでカラー記録することが
でき、全体の装置コストが安価で済むという効果があ
る。
【0067】また、記録装置を前述のように構成したの
で、文書作成装置と記録装置の間に特殊な付加装置を介
在させることなく、オペレータの作業の簡略化、作業時
間の短縮を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による記録装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による記録装置の動作を示
すフローチャート図である。
【図3】この発明の実施例による記録装置でカラー記録
するために、モノクロ文書作成装置で作成する色毎にペ
ージ分けされた文書の作成例を示す図である。
【図4】この発明による記録装置でカラー記録して最終
的に得られる記録例を示す図である。
【図5】この発明の実施例2による記録装置の構成を示
すブロック図である。
【図6】この発明の実施例2による記録装置の動作を示
すフローチャート図である。
【図7】この発明の実施例4による記録装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】この発明の実施例4による記録装置の動作を示
すフローチャート図である。
【図9】この発明の実施例6による記録装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】この発明の実施例6による記録装置の動作を
示すフローチャート図である。
【図11】この発明の実施例6による記録装置でカラー
記録するために、モノクロ文書作成装置で作成する色毎
にページ分けされた文書の作成例を示す図である。
【図12】モノクロ文書作成装置で作成した文書を記録
装置にカラー記録するために必要な従来の画像出力装置
の構成を示すブロック図である。
【図13】モノクロ文書作成装置で作成した文書を記録
装置にカラー記録するために必要な従来の画像出力装置
における領域指示手順を示すフローチャート図である。
【図14】モノクロ文書作成装置で作成した文書を記録
装置にカラー記録するために必要な従来の画像出力装置
におけるパターン展開処理手順を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
1 モノクロ文書作成装置 2 記録装置 3 制御部 4 スイッチパネル部 5 プリンタ・エンジン 6 エンジン制御部 6a 色分解部 7 インタフェース回路 8 ROM 9 CPU 10 ページメモリ 11 色番号 12 RAM 100 画像出力装置 101 文字パターン発生器 102 プリンタ・インタフェース部 103,104 フレームメモリ 105 プリンタ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する記録装置 (a)単色データを所定の単位で入力するインタフェー
    ス手段、(b)上記インタフェース手段により入力する
    単色データの所定の単位毎に対応する記録色を記憶する
    記録色記憶手段、(c)上記記録色記憶手段により記憶
    された記録色に基づいて、上記インタフェース手段によ
    り入力する単色データの所定の単位毎に色指定を行う制
    御手段、(d)上記制御手段により色指定されたデータ
    を入力し、記録媒体に指定された色でデータを記録する
    記録手段。
  2. 【請求項2】 上記記録装置において、記録手段は複数
    の色材色を備え、記録すべきデータに指定された色が非
    色材色である場合に、指定された色を色材色に分解して
    からデータを記録する分解手段を備えたことを特徴とす
    る記録装置。
  3. 【請求項3】 以下の要素を有する記録装置 (a)単色データを所定の単位で入力するインタフェー
    ス手段、(b)上記インタフェース手段により入力する
    単色データの所定の単位毎に対応する記録色を記憶する
    記録色記憶手段、(c)複数の色材色を用いて記録媒体
    にデータを記録する記録手段、(d)上記色材色に対応
    してデータを蓄積するメモリ、(e)上記インタフェー
    ス手段により入力する単色データに上記記録色記憶手段
    により記憶された記録色を割りあて、その記録色が色材
    色の場合にはその色材色に対応するメモリにデータ記憶
    させ、その記録色が非色材色の場合には、上記色材色に
    分解し、その色材色に対応するメモリにデータを記憶さ
    せ、メモリのデータを上記記録手段に出力する制御手
    段。
  4. 【請求項4】 以下の要素を有する記録装置 (a)単色データを所定の単位で順に入力するインタフ
    ェース手段、(b)複数の色材色を所定の順に用いて、
    データを記録媒体に記録する記録手段、(c)上記イン
    タフェース手段により順に入力した単色データに対して
    所定の単位毎に上記記録手段の色材色を割り当て、上記
    記録手段に出力する制御手段。
  5. 【請求項5】 以下の工程を有する記録方法 (a)単色データを所定の単位で所定の色に対応して作
    成する単色データ作成工程、(b)単色データ作成工程
    により作成された所定の色に対応した単色データに対し
    て、所定の単位毎に色指定を行う色指定工程、(c)上
    記色指定工程により指定された色に基づいてデータを記
    録媒体に記録する記録工程。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003285477A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7355737B2 (en) 2002-04-01 2008-04-08 Seiko Epson Corporation Apparatus and method for two-color printing based on single color data
US7737990B2 (en) 2002-03-08 2010-06-15 Seiko Epson Corporation Colorization process and system and user interface for setting colorization information

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