JPH06125812A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JPH06125812A
JPH06125812A JP7676292A JP7676292A JPH06125812A JP H06125812 A JPH06125812 A JP H06125812A JP 7676292 A JP7676292 A JP 7676292A JP 7676292 A JP7676292 A JP 7676292A JP H06125812 A JPH06125812 A JP H06125812A
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hollow fiber
bristles
hollow
brush
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JP7676292A
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Shigeo Aoyanagi
重郎 青柳
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KOKI BUSSAN KK
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KOKI BUSSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯ブラシの毛が歯の表面のプラークを除去す
るのに十分な繊維強度および耐久性を有する部材と歯と
歯の隙間に入り込める細い部材とで構成されている歯ブ
ラシを提供する。 【構成】 歯ブラシの毛が、中実糸および中空糸よりな
ることを特徴とする特徴とする歯ブラシである。 【効果】 虫歯や歯周病の予防に優れた効果を発現で
き、耐久性も十分である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な歯ブラシの毛を
有してなる歯ブラシに関する。
【0002】さらに詳述すれば本発明は、歯ブラシの毛
が中実糸および中空糸により構成され、用途に応じて該
ブラシの毛のうち中空糸の中空部に予め歯磨剤の少なく
とも1成分を入れてなる歯ブラシに関する。
【0003】
【従来の技術】現在の歯科医療技術の進歩にも拘らず、
一旦、虫歯にかかると患部を削りとり、そこに金属等の
詰物をしてさらに虫歯が広がらないように治療するしか
なく、永久歯の場合、決して治療により元の健康な歯の
状態に戻すことができないのが現状である。また虫歯同
様に歯肉炎および歯周炎による歯周病(いわゆる歯槽膿
漏)の場合にも、あまり放置すると治療により直せなく
なり、歯そのものが抜けてしまう。近年、虫歯および歯
周病の研究が進むにつれ、こうした原因は、歯の表面に
付着する食べ物のかす等が寝ている間に細菌の集団(以
下、単にプラークともいう)により分解され腐食するこ
とで、酸性状態になり歯の表面のエナメル質が侵蝕され
て脆くなったり、エナメル質成分が分解されて虫歯にな
るか、あるいはプラークが歯と歯茎の間に侵入し該プラ
ークが出す様々な有害な物質によって歯や歯茎が侵され
て炎症を起こし歯周病になるものである。
【0004】したがって、現在、虫歯や歯周病に対する
歯科医療技術の研究開発が盛んに行われており、例え
ば、抗生物質を歯や歯茎にぬったり、あるいは飲んだり
することである種の細菌を除けることが分かってきてい
る。しかしながら、こうした薬を口内で作用させ細菌を
効果的に除くには薬を長く口内にとどめておく必要があ
るが、唾液等で流されてしまい、長期間作用させること
は困難であると言う問題がある。また仮に頻繁に適用し
たとしても、今度はこうした過度による薬の副作用によ
る影響が問題となるなど、今だ十分な虫歯や歯周病に対
する効果的な治療薬は出来ていないのが現状である。
【0005】したがって歯の治療に関しては、完全な治
療技術は確立されておらず、こうした現状においては、
日頃から歯磨きにより上記虫歯や歯周病の原因とされる
細菌を歯の表面等から掻き落として取り除く予防手段を
講ずることが最も効果的な対策である。
【0006】こうした歯磨き用具としては、歯ブラシと
歯磨剤(練歯磨、水歯磨、潤製歯磨、粉歯磨または固形
歯磨等)が最も一般的に用いられている。該歯磨剤中に
は、歯の表面に付着した煙草のヤニや着色を等を落と
す研磨剤(炭酸カルシウム等)、歯磨剤に湿り気を与
えるための湿潤剤(グリセリンなど)、口の中に歯磨
剤を拡散させるための発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム
など)、歯磨剤の中の粉と液体とを分離させないため
の粘結剤(アルギン酸ナトリウムなど)、口の中に爽
快感を与える香味剤(ペパーミントオイルなど)および
虫歯や歯周病を予防するための薬剤(フッ化物、酵素
剤、殺菌剤、消炎剤等)等が含まれていて、歯磨きの効
果を高めることができる。
【0007】歯磨きに際しては、通常、歯ブラシの毛の
部分に該歯磨剤をつけて歯および歯茎をブラッシングす
るものであるが、該歯磨剤中には研磨剤が含まれてお
り、例えば、歯磨剤を歯ブラシ一杯に山盛りつけて力一
杯にブラッシングすると歯の表面からプラークを取り除
く等の洗浄効果だけでなく、さらに歯の表面までも削り
取ってしまい、一度削り取られた歯は再生ができないた
め好ましくないものである。したがって、歯磨剤は適量
を用いることが重要であるが、好ましくはこうした研磨
剤を用いることなく、物理的に歯ブラシの毛でブラッシ
ングすることにより歯の表面からプラークを取り除くこ
とが歯科学的にみても優れているといわれている。
【0008】一般に歯ブラシの毛でのブラッシングで
は、歯ブラシの毛の脇腹の部分を使い歯茎のマッサージ
とプラークの除去をする働きと歯ブラシの毛先の部分を
使い歯の表面からプラークを取り除く働きがあり、虫歯
や歯周病の原因である歯の表面のプラークを除去するた
めには、歯ブラシの毛は強度のあるものが好ましい。一
方、歯と歯の隙間等はブラシの毛が入り難くブラッシン
グしにくいため、外径の小さくかつ一定の強度を有した
歯ブラシの毛が必要とされている。
【0009】現在の歯ブラシの毛の多くは硬質のナイロ
ン製の中実糸(中実糸とは、中空糸に対応するもので、
糸の横断面、いわゆる円形状の断面の中心内部まで高分
子等の構成材料で充填されているものである)であり、
歯の表面からプラークを取り除くのに必要な強度は有し
ているが一定の毛の太さが必要であり、歯と歯の隙間等
は十分にブラッシングでき難く、反対に歯の隙間等に十
分に入り込むような細い毛だとその強度は低くなり、歯
の表面のプラークがブラッシングで十分に取り除けない
等の問題があった。
【0010】また、最近では、こうした日常使用する歯
ブラシ以外に、ホテルや旅行用として、例えば使い捨て
用歯ブラシ等の比較的短期間にしか用いないようなもの
も実用化されている。こうした歯ブラシの主要目的は口
臭予防にあり、1日歯を磨かないと口臭も強くなり他人
に不快感を与える等公衆衛生上好ましくない点を考慮し
て作られたものである。したがって特に歯ブラシの耐久
性などは必要ないため強度も低くできるだけコストの掛
からないようなものとなっている。しかし口臭予防はで
きるように歯磨剤が歯ブラシの毛の先端部等に極めて少
量ではあるが付着させたものがあるが、ブラシの毛の強
度は低くプラークの除去も十分に得られず、さらに歯磨
剤の量も少なく口臭予防効果も長くは持たないものであ
った。また少なくとも口臭予防だけでも十分に得られる
ようにするため、わざわざ1回分だけの歯磨剤を小型の
チューブ等に入れたもの等も作られているが、あまり経
済的でなく、また虫歯や歯周病の予防効果までは(ブラ
シの毛の強度は低く)十分に得られるものではなかっ
た。
【0011】一方、中空糸としては、従来、微細孔を多
数有する高分子膜よりなるものが医療分野、特に人工臓
器用素材として用いるものとして、人工心肺、人工腎臓
等の透析機に利用する例が数多く報告され、それらの一
部はすでに実用化されている。さらに、IC等の電子部
品の洗浄に用いられる純水または超純水の精製のために
不純物を濾過するための濾過用素材として用いたものと
して濾過機に利用する例も数多く報告され、それらの一
部はすでに実用化されている。さらにこうした濾過技術
から一般家庭用の上水用浄水器にも該中空糸が不純物を
濾過するための濾過用素材として利用されるに至ってい
る。
【0012】しかしながらこうした中空糸の利用は、い
ずれも所望物質と不純物との粒子等の大きさの違いに着
目し、所望物質と不純物との大きさの中間の孔径を有す
る多孔性高分子膜よりなる中空糸を用いて所望物質と不
純物とを分離、濾過するものであった。
【0013】従って、今日までに高分子膜よりなる中空
糸を従来の分離、濾過材に利用するのではなく、歯科医
療具の分野である歯ブラシの毛の構成部材として中実糸
と中空糸を組合せて使用する例は報告されていない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、歯ブラシの毛が歯の表面のプラークを除去するの
に十分な繊維強度および耐久性を有する部分と歯と歯の
隙間に入り込める細い部分とで構成されているものであ
ることを特徴とする歯ブラシを提供することにある。
【0015】さらに本発明は、一般の家庭用歯ブラシお
よび/または短期的な用途に供する使い捨て用歯ブラシ
(主に一回限り使用のもの)において、別途歯磨剤を用
意することなく、口臭予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の
予防、虫歯の発生進行の予防、出血の防止、歯石の除
去、歯垢の沈着予防・除去および/またはタバコのやに
の除去等の効能が十分に得られ、ブラシの毛が歯の表面
のプラークを除去するのに必要なだけの繊維強度および
耐久性する部分と歯と歯の隙間に入り込める部分とで構
成されているものである歯ブラシを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は、歯の表面お
よび歯と歯の隙間のプラークを効果的に除去でき、口臭
予防等の効能が十分に得られる歯ブラシに関して鋭意検
討した結果、歯ブラシの毛に十分な繊維強度を有する中
実糸と歯と歯の隙間に入り込める中空糸とを併用するこ
とで、歯ブラシの毛として一般に用いられている同径の
中実糸繊維(例えばナイロン製繊維)とほぼ同程度の耐
久性並びに強度を維持でき、また該中空糸の内部空間に
予め歯磨剤を充填できることから、該中空糸の中空部分
に目的に応じて各種効能を有する歯磨剤を充填すること
により、上記緒目的を達成できることを知り、この知見
に基づき本発明を完成するに至った。
【0017】すなわち、本発明の目的は、(1)歯ブラ
シの毛が、中実糸および中空糸よりなることを特徴とす
る特徴とする歯ブラシにより達成できるものである。
【0018】また本発明の他の目的は、(2)中空糸
が、外径200〜1000μm、内径150〜800μ
mである上記(1)に記載の歯ブラシにより達成でき
る。
【0019】さらに本発明の他の目的は、(3)中空糸
の先端部の中空部分が、開口されてなる上記(1)に記
載の歯ブラシにより達成できる。
【0020】本発明の他の目的は、(4)中空糸の先端
部の中空部分が、閉塞されてなる請求項1に記載の歯ブ
ラシにより達成できる。
【0021】本発明の他の目的は、(5)中空糸が、多
孔性膜である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載
の歯ブラシにより達成できる。
【0022】本発明の他の目的は、(6)中空糸が、無
孔性膜である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載
の歯ブラシにより達成できる。
【0023】本発明の他の目的は、(7)中空糸の中空
内部に歯磨剤が予め挿入されてなる上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載の歯ブラシによっても達成でき
る。
【0024】本発明の他の目的は、(8)中空糸の中空
内部に歯磨剤の少なくとも1成分が予め挿入されてなる
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の歯ブラシに
よっても達成できる。
【0025】本発明の他の目的は、(9)中実糸と中空
糸との使用本数の比率が、9:1〜1:9である上記
(1)ないし(8)のいずれかに記載の歯ブラシによっ
ても達成できる。
【0026】本発明の他の目的は、(10)中実糸と中
空糸の植毛が、歯ブラシの柄の各植毛用穴が歯ブラシの
柄の長辺方向および短辺方向に適当数づつ設けられてい
る場合において、中実糸製のブラシの毛を歯ブラシの柄
の外周部の植毛用穴に植毛し、中空糸製のブラシの毛
を、該歯ブラシの柄の内側の植毛用穴に植毛してなる上
記(1)ないし(9)のいずれかに記載の歯ブラシによ
っても達成できる。
【0027】本発明の他の目的は、(11)中実糸と中
空糸の植毛が、歯ブラシの柄の各植毛用穴が歯ブラシの
柄の長辺方向および短辺方向に適当数づつ設けられてい
る場合において、中実糸製のブラシの毛を歯ブラシの柄
の外周部および該歯ブラシの柄の内側の長辺方向の中央
部の植毛用穴に植毛し、中空糸製のブラシの毛を、該歯
ブラシの柄の内側の植毛用穴に植毛してなる上記(1)
ないし(9)のいずれかに記載の歯ブラシによっても達
成できる。
【0028】本発明の他の目的は、(12)中実糸と中
空糸の植毛が、歯ブラシの柄の各植毛用穴が歯ブラシの
柄の長辺方向および短辺方向に適当数づつ設けられてい
る場合において、各植毛用穴のそれぞれに中実糸および
中空糸の双方を植毛してなる上記(1)ないし(9)の
いずれかに記載の歯ブラシによっても達成できる。
【0029】
【作用】以下、本発明を詳しく説明する。
【0030】まず、本発明の歯ブラシの毛に用いられる
中実糸または中空糸の材料としては、特に限定されるも
のではなく、例えば、芳香族ポリスルホン、芳香族ポリ
アミド、カーボネート−エチレンオキシド共重合体、ナ
イロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6
6、ナイロン68、ナイロン610、ナイロン613、
ナイロン7、ナイロン8、ナイロン9、ナイロン13ま
たはナイロン13,13のようなポリアミド、アクリル
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、アクリル
ニトリル−スチレン共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、メ
タアクリル樹脂、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、酢酸セルロ
ース、ポリジメチルシキロサン−ポリカーボネートブロ
ック共重合体、アクリロニトリル共重合体、再生セルロ
ース、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリサルフォン、ポリエーテルスルホン、エチレン
−ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。また中実
糸と中空糸の材料は、同一であっても良いし、また異な
るものでもよい。
【0031】次に、本発明に用いられる前記中実糸の外
径は、特に限定されるものでないが、好ましくは歯の表
面のプラークを除去するのに十分な繊維強度および耐久
性を有するものであることから、通常200〜1000
μm、好ましくは300〜800μmである。
【0032】同様に、本発明に用いられる前記中空糸の
外径は、歯と歯の隙間に入り込める程度であればよい
が、好ましくは歯の表面のプラークを除去するのに十分
な繊維強度および耐久性を有し、かつ歯と歯の隙間に入
り込めるものであることから、通常200〜1000μ
m、好ましくは300〜800μmである。
【0033】さらに前記中空糸の内径は、中空糸の内部
空間を利用し、これに予め歯磨剤を挿入するか否か等そ
の使用態様により異なるが、通常150〜800μm、
好ましくは200〜500μmである。
【0034】さらに、本発明の歯ブラシの毛(中実糸お
よび中空糸)の先端の形状は、直接歯の表面に接触しま
た歯と歯の隙間に入り込む等して、付着したり隙間に挟
まった食べ滓等の汚れやプラーク等を取り除くのに効果
的な形状であることが好ましく、例えば、中空糸では図
1に示すようなものが挙げられる。また中実糸でも図1
(A)〜(C)と同様の形状が挙げられる(図示省
略)。ここで図1(A)は、歯ブラシの毛の先端が断面
くさび形状をし、中空部を閉塞したものである。図1
(B)は、歯ブラシの毛の先端が錐形状をし、中空部を
閉塞したものである。図1(C)は、歯ブラシの毛の先
端が球形状をし、中空部を閉塞したものである。図1
(D)は、歯ブラシの毛の先端の断面が同図に示すよう
に中空糸の先端が中空内部に折り曲げられ、中空部が開
口した形状である。
【0035】上記中空糸の場合の先端部の中空部を閉塞
する方法としては、特に限定されるものでなく、例え
ば、中空糸を形成した後に該中空糸の先端中空部に溶融
状態の別の高分子材料(例えばナイロン等)を付着させ
て閉塞し、任意の形状に成型加工する方法、または中空
糸を形成後、該中空糸の先端中空部を熱溶着して閉塞す
る方法等が挙げられる。
【0036】次に、本発明の歯ブラシの毛に用いられる
中空糸は、使用用途に応じて、微細孔を多数有する多
孔性膜、または微細孔を有しない無孔性膜のいずれを
も用いることができる。なお多孔性膜の製造方法として
は、例えば、(1)延伸法:無孔性膜の中空糸を熱処理
後延伸し、さらに熱処理することで、多孔性膜の中空糸
を形成する方法、または(2)溶剤抽出法:中空糸を成
形する際に一緒に充填剤等を含有して成形し、成形後に
該充填剤のみを溶解しうる溶剤等を用いて抽出分離する
ことにより多孔性膜の中空糸を形成する方法等が挙げら
れる。こうした方法により、後述する微細孔の孔径およ
び開孔率を任意に付与してなる中空糸を作製することが
できるものである。
【0037】さらに多孔性膜の中空糸の微細孔の孔径
は、中空糸の内部空間に予め歯磨剤を挿入するかどう
か、またはその際の歯ブラシの毛の先端が開口または閉
塞であるか等その使用態様により適当な範囲は異なる
が、通常0.03〜1000μm、好ましくは0.1〜
500μmである。また、同様に開孔率は、通常10〜
60%、好ましくは、15〜50%である。ここで開孔
率とは、前記多孔性膜表面の単位面積当りの全表面積に
対する微細孔面積の占める割合(百分率、%)をいうも
のである。
【0038】こうして得られる歯ブラシの毛のうち、特
に中空糸に関しては、該先端部の中空部分が開口されて
いるか、あるいは多孔性膜製のものでは、中空糸の内部
空間に予め歯磨剤の少なくとも1成分を充填または浸透
等により適量を充填することができるものである。好ま
しくは、歯ブラシの毛の先端部の中空部分が開口され、
かつ多孔性膜製のものが、ブラッシング中に毛の先端部
および脇腹部の微細孔より歯磨剤の少なくとも1成分が
外部に拡散されるため、歯ブラシの毛の脇腹の部分を使
い歯茎のマッサージとプラークを取り除く働き、および
歯ブラシの毛先の部分を使い歯の表面および歯と歯の隙
間から食べ滓やプラークを取り除く働きの双方に効果的
に歯磨剤が作用できるため好ましいものである。
【0039】上記中空糸の内部空間に予め充填する歯磨
剤としては、下記表1に示すような成分を、その効能を
勘案して任意に組み合わせたものであり、通常その成分
のうち少なくとも1つ効能(例えば口臭予防)を有する
成分が含まれているものであり、好ましくは、通常の歯
磨剤と同程度の各種効能を有する成分がバランスよく配
合されているものである。
【0040】
【表1】
【0041】なお上記表中の各成分による効能が有れば
○印を付し、効能が無ければブランクとした。
【0042】次に、本発明に用いられる中実糸と中空糸
の使用本数の比率は、一般家庭用あるいは使い捨て用
(主に1回限りの)歯ブラシ等、その使用目的に応じて
任意に決定されるものではあるが、通常1:9〜9:
1、好ましくは1:5〜5:1である。
【0043】さらに、該中実糸と中空糸との植毛する際
の位置関係に関しては、特に限定されるものではなく、
例えば、歯ブラシの柄の各植毛用穴が歯ブラシの柄の長
辺方向および短辺方向に適当数づつ設けられている場合
において、中実糸製のブラシの毛を歯ブラシの柄の外周
部の植毛用穴に植毛し、中空糸製のブラシの毛を、該歯
ブラシの柄の内側の植毛用穴に植毛する方法や、中実糸
製のブラシの毛を歯ブラシの柄の外周部および該歯ブラ
シの柄の内側の長辺方向の中央部の植毛用穴に植毛し、
中空糸製のブラシの毛を該歯ブラシの柄の内側の植毛用
穴に植毛する方法、または一つの植毛用穴に適当な本数
づつ中実糸および中空糸を植毛させる方法等が挙げられ
る。好ましくは中実糸製のブラシの毛を歯ブラシの柄の
外周部の植毛用穴に植毛し、中空糸製のブラシの毛を、
該歯ブラシの柄の内側の植毛用穴に植毛する方法や、中
実糸製のブラシの毛を歯ブラシの柄の外周部および該歯
ブラシの柄の内側の長辺方向の中央部の植毛用穴に植毛
し、中空糸製のブラシの毛を該歯ブラシの柄の内側の植
毛用穴に植毛する方法である。こうした植毛の位置関係
とすることで歯ブラシの毛の全体の硬さを比較的容易に
コントロールすることができ、また任意の歯磨剤を中空
糸の内部空間に予め充填することもできることから、歯
の表面および歯と歯の隙間のプラークを効果的に除去で
き望ましいものである。
【0044】また中実糸および中空糸の歯ブラシの毛の
長さ、歯ブラシの毛の強度、植毛の方法等に関しては、
特に限定されるものではなく、従来の歯ブラシに用いら
れているものと同じ範囲で構わない。
【0045】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明は、これら実施例のみに限定されるもので
ない事は言うまでもない。
【0046】実施例1 図2は、本発明の中実糸製および中空糸製のブラシの毛
を用いた歯ブラシの一実施態様を示す概略図である。
【0047】図2において、歯ブラシ1は、歯ブラシの
柄2、中実糸製のブラシの毛3および中空糸製のブラシ
の毛4からなり、該中実糸製のブラシの毛3には、ナイ
ロン製(外径1000μmおよび長さ15mm)の毛を
用い、また中空糸製のブラシの毛4には、ポリプロピレ
ン製の多孔性膜(孔径1〜150μm、開孔率30%)
の中空糸(外径300μm、内径260μmおよび長さ
15mm)を用いた。さらに該中実糸製のブラシの毛3
の先端部の形状は錐形状のものを用い、中空糸製のブラ
シの毛4の先端部の形状は、中空内部に折り曲げられ中
空部が開口したものを用いた。また歯ブラシの柄2の各
植毛用穴5には該中実糸製のブラシの毛3または中空糸
製のブラシの毛4のいずれかが30本ずつ樹脂接着によ
り植毛してなるものである。そして、歯ブラシの柄2の
各植毛用穴5は、歯ブラシの柄2の長辺方向に8列(両
側面側、中実糸製のブラシの毛3を植毛した)ないし1
0列(中央側、中空糸製のブラシの毛4を植毛した)、
短辺方向に4列づつ設けてなるものを使用した。
【0048】続いて歯医者等でよくみられる口の内部の
模型を用い、これの歯に当たる部分(人の歯と同一成分
である)にプラークを全面に付着させ、その後模型は、
人の口内と同じような環境下(温度約40℃、湿度80
%以上、さらに養分としてグルコース10mlおよび唾
液10mlをはけで歯の表面に塗布して供給した)、3
日間放置してプラークを培養し増殖させた。
【0049】上記プラークの増殖した歯を上記で得られ
た歯ブラシを水に濡らした後、市販されている歯磨剤
(ライオン株式会社製)を1gつけてから、約5分かけ
てブラッシングし、その後水洗した。ブラッシング後の
歯の表面のプラークの様子を観察するために、プラーク
や歯石を取り除くために使うスケーラーで歯の表面を掻
き、該成分を顕微鏡により観察し、プラークの残存状態
を調べた。これによると歯の表面、歯と歯の隙間部分共
に、ほぼ完全にプラークが除去できていた。
【0050】その後、同様の試験を継続し、歯ブラシの
毛がへたるまで(歯ブラシ先端部が使用前の直角の状態
に対し15°曲がるまで)使用して、耐久性を調べた結
果、約30回(サンプル数50個)であった。
【0051】比較例1 ポリプロピレン製の中空糸製のブラシの毛の代りに、す
べて実施例1と同じナイロン製の中実糸製のブラシの毛
を用いた以外は、実施例1と同様にして歯ブラシを作製
し、同様の試験を行った。試験の結果、歯の表面は、実
施例1と同程度にプラークが除去できていたが、歯と歯
の隙間のように狭く、歯ブラシの毛が入り難い部分は、
プラークは、完全には除去できていなかった。
【0052】その後、同様の試験を継続し、歯ブラシの
毛がへたるまで(歯ブラシ先端部が使用前の直角の状態
に対し15°曲がるまで)使用して、耐久性を調べた結
果、約30回(サンプル数50個)であった。
【0053】実施例2 実施例1で用いたポリプロピレン製の中空糸製のブラシ
の毛の内部をエタノールで処理した後該中空糸の内部空
間に歯磨剤(実施例1と同等品)を予め適量(1g)挿
入してある以外は、実施例1と同様にして歯ブラシを作
製し、同様の試験を行った(ただし、ブラッシングに際
し、歯磨剤は用いなかった)。試験の結果、歯の表面、
歯と歯の隙間部分共に、ほぼ完全にプラークが除去でき
ていた。また、歯磨後3時間経過した時点で息を嗅いで
見たが悪臭はなく(50例中該当なし)、口臭の除去も
十分にできており、使い捨て用歯ブラシとして十分に使
用目的を達成できていることが確認された。
【0054】その後、同様の試験を継続し、歯ブラシの
毛がへたるまで(歯ブラシ先端部が使用前の直角の状態
に対し15°曲がるまで)使用して、耐久性を調べた結
果、約30回(サンプル数50個)であった。
【0055】比較例2 市販の使い捨て用のナイロン製の中実糸製のブラシの毛
の歯ブラシ(予め歯磨剤が塗布してあるもので、外径1
000μmで繊維強度は実施例2に比して約50%低い
ものである)を用いて実施例1と同様の試験を行った。
使用中、ブラシの毛は先の方が曲がった状態となってし
まい、以後使用するのは困難な状態であった。試験の結
果、歯の表面にも一部プラークが除去できていない部分
がみられ、歯と歯の隙間のように狭く、歯ブラシの毛が
入り難い部分は、プラークは余り除去できていなかっ
た。また、歯磨後3時間経過した時点で息を嗅いで見た
が臭気があると判断できる場合もあり(50例中38例
が該当)、長期間の口臭予防効果も十分でないことが確
認された。
【0056】
【発明の効果】本発明により、中実糸製のブラシの毛の
長所である繊維強度および耐久性を維持したまま、さら
に中空糸製のブラシの毛を併用することにより、中実糸
製の毛だけでは困難とされていた歯と歯の隙間のような
狭い部分も十分にプラークを除去できるため、虫歯や歯
周病の予防に極めて優れた効果を発現できるものであ
る。
【0057】特に、(1回限りの使い捨て歯ブラシを含
め)歯ブラシとして、予め中空糸製のブラシの毛の中空
内部に目的により選択された歯磨剤を充填することがで
きるため、口臭予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の予防、
虫歯の発生進行の予防、出血の防止、歯石の除去、歯垢
の沈着予防・除去および/またはタバコのやにの除去等
の効能を長時間に亘り十分に行なえ、また付属の歯磨剤
用チューブ等も不要となり、なおかつ中実糸製のブラシ
の毛と同等の耐久性を有することができるため歯と歯の
隙間のような狭い部分もプラークの除去も十分にでき、
虫歯や歯周病の予防に極めて優れた効果を発現できるも
のであり、短期的な使用形態(例えば使い捨て歯ブラ
シ)としても優れた効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空糸製のブラシの毛の先端の形状を
示した断面概略図である。
【図2】本発明の中実糸製および中空糸製のブラシの毛
を用いた歯ブラシの一実施態様を示す概略図である。
【符号の説明】
1…歯ブラシ 2…歯ブラシの柄 3…中実糸製のブラシの毛 4…中空糸製のブラシの毛 5…植毛用穴

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯ブラシの毛が、中実糸および中空糸よ
    りなることを特徴とする特徴とする歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記中空糸が、外径200〜1000μ
    m、内径150〜800μmである請求項1に記載の歯
    ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記中空糸の先端部の中空部分が、開口
    されてなる請求項1に記載の歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 前記中空糸の先端部の中空部分が、閉塞
    されてなる請求項1に記載の歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 前記中空糸が、多孔性膜である請求項1
    ないし4のいずれかに記載の歯ブラシ。
  6. 【請求項6】 前記中空糸が、無孔性膜である請求項1
    ないし3のいずれかに記載の歯ブラシ。
  7. 【請求項7】 前記中空糸の中空内部に歯磨剤が予め挿
    入されてなる請求項1ないし6のいずれかに記載の歯ブ
    ラシ。
  8. 【請求項8】 前記中空糸の中空内部に歯磨剤の少なく
    とも1成分が予め挿入されてなる請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の歯ブラシ。
  9. 【請求項9】 前記中実糸と中空糸との使用本数の比率
    が、9:1〜1:9である請求項1ないし8のいずれか
    に記載の歯ブラシ。
  10. 【請求項10】 前記中実糸と中空糸の植毛が、歯ブラ
    シの柄の各植毛用穴が歯ブラシの柄の長辺方向および短
    辺方向に適当数づつ設けられている場合において、中実
    糸製のブラシの毛を歯ブラシの柄の外周部の植毛用穴に
    植毛し、中空糸製のブラシの毛を、該歯ブラシの柄の内
    側の植毛用穴に植毛してなる請求項1ないし9のいずれ
    かに記載の歯ブラシ。
  11. 【請求項11】 前記中実糸と中空糸の植毛が、歯ブラ
    シの柄の各植毛用穴が歯ブラシの柄の長辺方向および短
    辺方向に適当数づつ設けられている場合において、中実
    糸製のブラシの毛を歯ブラシの柄の外周部および該歯ブ
    ラシの柄の内側の長辺方向の中央部の植毛用穴に植毛
    し、中空糸製のブラシの毛を、該歯ブラシの柄の内側の
    植毛用穴に植毛してなる請求項1ないし9のいずれかに
    記載の歯ブラシ。
  12. 【請求項12】 前記中実糸と中空糸の植毛が、歯ブラ
    シの柄の各植毛用穴が歯ブラシの柄の長辺方向および短
    辺方向に適当数づつ設けられている場合において、各植
    毛用穴のそれぞれに中実糸および中空糸の双方を植毛し
    てなる請求項1ないし9のいずれかに記載の歯ブラシ。
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