JPS601018B2 - 歯垢除去ならびに歯肉マツサージ用具 - Google Patents

歯垢除去ならびに歯肉マツサージ用具

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JPS601018B2
JPS601018B2 JP55162346A JP16234680A JPS601018B2 JP S601018 B2 JPS601018 B2 JP S601018B2 JP 55162346 A JP55162346 A JP 55162346A JP 16234680 A JP16234680 A JP 16234680A JP S601018 B2 JPS601018 B2 JP S601018B2
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元式 山内
忠良 鈴木
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TOKYO BOSHI KK
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Showa Yakuhin Kako Co Ltd
TOKYO BOSHI KK
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    • A46B9/04—Arranged like in or for toothbrushes
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    • A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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    • A61C15/02—Toothpicks
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯科医療並びに歯科衛生領域において、う蝕な
らびに歯周疾患の原因とされている歯垢を除去し、なら
びに歯肉マッサージをするための用具に関する。
従来周知のとおり、この種の代表的用具として歯ブラシ
が一般に使用されている。
しかしながら歯垢は歯牙のエナメル質の表面に蛋白質と
炭水化物とを主成分とする薄膜が沈着することに端を発
し、これに口腔細菌が着生増殖し、大部分が細菌とその
代謝産物とからなる歯垢を形成する。この歯垢は毎食後
のブラッシングによって歯牙の表面積の大部分から除去
し得るが、歯間及び歯頚部にはブラッシングの効果が及
び難い部分があり、その部分に歯垢が堆積する。歯垢は
歯牙う蝕及び歯肉炎の直接的原因となるばかりでなく、
石灰化が進行して歯石となりさらに固く沈着する。しか
も歯垢、歯石は完全治癒が極めて困難な歯周疾患である
歯槽膿漏症の発現又は増悪の原因の一端をなすものとさ
れているので、歯垢の除去は歯科衛生上極めて重要な意
義を有する。一方、このような歯間、歯頚部の歯垢を除
去するための用具として、歯間に挿入できる程度の厚み
を持つ木製のようじ状用具（第１図）、糸状の合成線総
又はこの繊維を弓状に張った用具（第２図）、或いは歯
ブラシの一端に先端の尖がつた円錐状のゴム製突起物を
取付けた用具（第３図）等が市場に提供されており、歯
科医に掛る患者は医師の指導によりこれらの用具を使用
して歯間、歯頚部を摩擦することにより日常歯垢を除く
よう指示されている。
併し乍ら木製ようじ状の用具で、間隙のせまし、歯間を
摩擦するには、先端の強度が充分でなく、先端を厚くし
て強度を大きくすれば狭い歯間には適用できない。
また、糸状の合成線総で両手の指を用いて歯間を摩擦す
る方法は手段が厄介なため普及するのに困難があり、と
同時にこの繊維を弓状に張った用具もまた充分な摩擦を
行うには熟練を要し、適確に歯垢を除去する用具とは云
い難い。歯ブラシの一端にとりつけられたゴム製突起も
また間隙の４・さし、歯間の摩擦を困難とすることは当
然であって、いずれの用具においても歯垢除去用具とし
て不満足な点が多い。従って患者自身の手による歯垢の
除去を日常容易に行なうことのできる用具の出現が期待
されていた。本発明はこのような上述の従来用具におけ
る取扱い上の不具合な点を改良するとともに歯垢除去な
らびに歯肉マッサージ効果の高い用具を廉価な工業的規
模で生産し提供することを目的とするものである。
本発明による歯垢除去ならびに歯肉マッサージ用具は、
多数本の繊維を長手方向に集東し又は集東接合した繊維
構造体の外周部に少なくとも内方部の繊維層の物理的強
度よりも大きな物理的強度を有する殻層を形成せしめた
適宜長の細棒状体となし、該細樟状体の前記殻層を切削
もしくは研削することにより前記内方部の繊維層を露出
せしめてブラッシング部を形成したことを特徴とするも
のである。
本発明の構成によれば、後述するような利点を有する多
種類の用具を、既知の製造方法例えば筆記具用の液体流
出要素に係る特公昭４５−３９８８９号、ＵＳＰ３５５
８３９２或いはＵＳＰ３４６４７７５号等の製造技術に
より容易かつ大量に生産し提供することが可能である。
以下に実施例を以つてさらに詳述する。実施例 １ ８０００デニールの単糸の級度が１０デニールから成る
ナイロンフィラメントトウにポリアセタール樹脂を溶融
被覆して管状の殻層を形成するとともに、直径２柳の連
続状繊維構造体を形成し、この構造体を長さ２５肌に切
断した細樟状体の一端を第４図に示すごとく半球状に研
削して繊維層を露出させて後、滅菌処理を施して歯垢除
去用具と成した。
この用具は、歯間に隙間の殆んどない健康な若年層の者
にこれを使用した処、縦方向に揃った細い繊維の層が適
度にほぐれて歯間及歯肉をマッサージすることが容易で
あり、歯ブラシのブリッスル（ｂｒｉｓｔｌｅ）により
、摩擦できない部位の歯垢を良く清掃できるものであっ
た。
実施例 ２ １５０００デニールの単糸の織度が１５デニールから成
るポリアミドーポリェステルの複合フィラメントトウを
加熱及び圧縮し、表層を落着成形して殻層を形成すると
ともに、直径２側の連続状繊維構造体を形成し、この構
造体を長さ３仇肌こ切断した細棒状体の一端を第５図の
如く研削して繊維層を露出させて後、滅菌処理を施して
歯垢除去用具と成した。
この用具は実施例１の用具よりそのブラッシング部が柔
軟性に富み、殻層に至る部位の弾力性に優れた歯垢除去
効果の高いマッサージのし易いものであった。
実施例 ３ ９０００デニールの単糸の織度が３デニールから成るポ
リエステルフィラメントトゥを加熱及び圧縮し、固形分
濃度が１の重量パーセントの熱硬化型綾着剤溶液を含浸
させ、加熱により乾燥及び硬化せしめて殻層を形成する
とともに、直径１．５伽の連続状繊維構造体を形成し、
この構造体を長さ４仇肌に切断して得られた細樟状体の
一端を第６図の如く円錐状に研削して内部繊維層を露出
させて後、滅菌処理を施して歯垢除去用具と成した。
この用具は歯周疾患が進み、歯肉のポケット形成ならび
に歯槽骨の吸収（即ち侵蝕）により歯肉退縮がみられる
中高年令者にこれを適用した場合に歯間深部の摩擦を極
めて容易にし、プラッシング部の繊維単糸か細いことに
よる歯牙、歯肉面への接触状態の良好な柔軟性と弾力性
並びに良好なほぐれ性とを有し歯筒疾患に権患した歯肉
を摩擦してマッサージ効果をあげ、毛細血管を賦活する
ことも併せ行える歯垢除去効果の高いマッサージ用具で
あった。
本発明の用具は、このように長手方向に繊維が集東され
ているので、繊維間に毛細管作用を有し「 この間隙に
使用目的に適した薬物乃至香料を含有せしめることがで
きる。
例えば歯垢の除去をより容易にし得る衛生上無害な炭酸
水素ナトリウムの如きアルカリ性物質、界面活性剤、ク
ロルヘキシジン塩の如き歯垢形成原因菌のストレプトコ
ッカスミュータンスに作用する殺菌剤、銅クロロフィリ
ンナトリウムの如き脱臭剤、黒文字油の如き香料をそれ
ぞれ単独又は２種以上を組合せ、水溶液又は有機溶剤の
溶液として、工程中又は成形後の繊維に吸収させて乾燥
すれば、用時唾液によって薬物が溶出され、それぞれの
効力を発揮せしめることができる。
さらに、本発明の用具は、その内方部繊維層が該内方部
繊維層の物理的強度よりも一層物理的強度の大きな外周
部殻層で覆われた構成であるから、ブラッシング部を形
成する繊維層を使用目的に通した物性を有する繊維の素
材、太さ及び繊維量として適宜選択できる利点を有する
。
繊維素材としては広義のセラミック繊維、ステンレス等
の金属繊維及びポリアミド、ポリエステル、ポリビニル
アルコール、ポリアセタール、ポリオレフイン、ポリウ
レタン等の各系に属する合成繊維を使用することができ
、無機高分子系または金属系繊維にあっては太さが３０
ム以下、合成高分子系繊維にあっては太さが２０デニー
ル以下のものを用いる。また、実施例に例示した殻層の
形成態様については、実施例１の態様はどの系の繊維素
材に対しても好適であり、また一般に市販される熱可塑
性合成樹脂成形材料の中から殻層素材を適宜選択使用で
き、実施例２の態様は熱溶融特性の良好な合成高分子系
繊維素材に対し好適であり、実施例３の態様は階縮加工
を施した合成高分子系繊維素材に対し好適であり、また
成形材料と同様に一般市販の接着剤又は塗料の中から適
宜選択使用できる。さらにまた本発明の用具はその内部
繊維層を切削または研削により露出せしめてブラッシン
グ部を形成しているので、形状の異なる先端を容易に得
ることが出釆、先端の曲面、直径または厚みを使用対象
の範囲内で多種に構成しうる利点を有する。
一般的には先端の直径は０．１〜２側の間が好適であり
、その長さは１〜５側が好適である。軸胴部の直径及び
長さはそれらがつまみ易い範囲にあれば良く、概ね直径
０．８〜３肌、長さ２５〜５仇岬が好適である。但しこ
れらの直径及び長さは一般的な好適例を示したものであ
り本発明の態様をこれに限定するものではない。以上詳
述の如く本発明の構成による歯垢除去並びに歯肉マッサ
ージ用具は歯牙ならびに歯周組織に最適な物理的特性の
ブラッシング部を有するものを安価に大量に提供しうる
叙上の効果と利点とをもつものとなる。
【図面の簡単な説明】
第１図は従来用いられている木製のようじ状用具、第２
図は従来用いられている合成繊維をプラスチック製支持
体に弓状に張った用具、第３図は従来用いられている歯
ブラシの一端に先端が尖がつた円錐状のゴム製突起物を
取付けた用具を示す。 第４図Ａは実施例１に記載した本発明の用具の月岡部端
面図で、Ｂは正面図の先端部である。 １は管状の殻層、２はナイロンフィラメントトウを亦す
。 第５図は実施例２、第６図は実施例３にそれぞれ該当す
る本発明の用具の図で、Ａは胸部端面図、Ｂは正面図の
先端部を示し、１はそれぞれの殻層、２はフィラメント
トウを示す。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 多数本の繊維を長手方向に集束又は集束接合した繊
    維構造体の外周部に少なくとも内方部の繊維層の物理的
    強度よりも大きな物理的強度を有する殻層を形成せしめ
    た適宜長の細桿状体となし、該細桿状体の前記殻層を切
    削もしくは研削することにより前記内方部の繊維層を露
    出せしめてブラツシング部を形成したことを特徴とする
    歯垢除去ならびに歯肉マツサージ用具。 ２ 殻層が管状の熱可塑性合成樹脂からなることを特徴
    とする特許請求の範囲第１項に記載の歯垢除去ならびに
    歯肉マツサージ用具。 ３ 殻層が繊維層の熱溶着された熱可塑性合成樹脂層か
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
    歯垢除去ならびに歯肉マツサージ用具。 ４ 殻層が合成繊維層と熱可塑性合成樹脂又は熱硬化性
    合成樹脂から選択された少なくとも一種の接着剤層とか
    ら成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
    歯垢除去ならびに歯肉マツサージ用具。 ５ ブラツシング部繊維層を合成繊維により形成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の歯垢除去
    並びに歯肉マツサージ用具。 ６ ブラツシング部繊維層を無機高分子系繊維又は金属
    繊維により形成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    ２項に記載の歯垢除去用具。 ７ 繊維層中に衛生上無害なアルカリ性物質、界面活性
    剤、殺菌剤、脱臭剤、香料等の一種または二種以上を含
    有せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
    載の歯垢除去ならびに歯肉マツサージ用具。
JP55162346A 1980-11-18 1980-11-18 歯垢除去ならびに歯肉マツサージ用具 Expired JPS601018B2 (ja)

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