JPH0612384Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0612384Y2
JPH0612384Y2 JP912888U JP912888U JPH0612384Y2 JP H0612384 Y2 JPH0612384 Y2 JP H0612384Y2 JP 912888 U JP912888 U JP 912888U JP 912888 U JP912888 U JP 912888U JP H0612384 Y2 JPH0612384 Y2 JP H0612384Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
chamber
cover
upper chamber
fitting portion
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Application number
JP912888U
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JPH01117489U (ja
Inventor
勝次 降矢
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は熱交換器に関する。
(従来の技術) 従来の熱交換器を第3図、第4図に示す。熱交換器1は
流体入口2を有する入口室3と、流体出口4を有する出
口室5とが区画して設けられた下チャンバ6と、上チャ
ンバ7とが多数のパイプ8で連結されたものである。9
は保護および取付用の枠体である。上チャンバ7は、多
数のパイプ8の上端が取付けられる底壁10の周縁に側壁
11を立上らせた四辺形箱状の薄板製のボディ12と、立上
りフランジ14を周縁に立上らせた薄板製のカバー13とで
なる。立上りフランジ14を前記側壁11の内側に嵌入さ
せ、側壁11と立上りフランジ14の上端部分を溶接して嵌
合部Aを形成している(第5図)。このような溶接構造
にするのは、上チャンバは重量軽減などの必要上薄板で
構成して溶接する必要があるからである。すなわち上チ
ャンバの内圧に対する耐圧強度面からは側壁の外面にカ
バーから立下げたフランジを嵌めて、かぶせ蓋式のカバ
ーとしたものの方が好ましいが、これでは立下りフラン
ジの下端部を溶接するとき薄板の側壁が溶けるおそれが
あるから、カバーをかぶせ蓋式にすることは採用できな
いのである。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来の熱交換器が内部流体の内圧を受ける
と球状に膨れるような変形をしようとするが、上チャン
バの嵌合部Aが特に内圧に対して弱い。中でも四辺形を
なす嵌合部の各辺の中央付近が最も膨れ変形をおこしや
すく、繰返し応力を受けるうちに疲労して破損するに至
る。
(課題を解決するための手段) この考案では上チャンバのボディの側壁とカバーの立上
りフランジの嵌合部分を内方へ折り曲げ四辺形をなす各
辺の中央部分ほど傾斜が大なるようにした。他の構成は
上記の従来のものと同様である。
(考案の作用) この考案の熱交換器は内部流体の内圧により膨らむよう
な変形作用を受けるとき上チャンバの嵌合部は内方に傾
けてあるので、カバーを上方へ外すような圧力p1(第2
図参照)に対して嵌合部Bが係止作用をして強度を増し
ている。また側方へ膨出させる圧力p2(但しp1=p2)に
対しては側壁が嵌合部において折り曲げられて剛性が高
まっているうえ、傾斜させてあることにより嵌合部に剥
離方向に働く力Xは圧力p2にもとずく力Yの分力(剥離
力X,剪断力Z)となりYよりも小さくなる。(Xは剥
離方向の圧力p3(p3=p2)による剥離力と考えてもよ
い。)溶接された嵌合部は剪断に対しては剥離に対する
強度より強いので分力Zに対して十分の強度を有する。
また最も応力のかかる各辺の中央部は傾斜が大きいので
それだけ耐圧強度の向上度も大きい。
(実施例) この考案の熱交換器はほぼ第3図のものと同様であるが
嵌合部がAと異なる。下チャンバ6、パイプ8、枠体9
は従来の第3図に示すものと同じである。第1図に平面
を示す上チャンバ17は薄板製のボディ22とカバー23とで
なる。ボディ22は四辺形の箱形をなし側壁21を具えてい
る。カバー23の周縁の立上りフランジ24は側壁21の内側
に嵌入されそれらの上端部は溶接されて内方へ傾けて折
り曲げられて嵌合部Bをなしている。嵌合部Bはほぼ四
辺形をなし各辺の中央部の傾斜を大にしてあるので、第
1図Bのように平面図において弧状になっている。この
熱交換器は内部流体が流体入口2、入口室3、複数のパ
イプ8の一部を通って上チャンバ17へ入り他のパイプ8
を通って出口室5、流体出口4へ至る。この間にパイプ
8の外周を通過する流体との間で熱交換を行なう。嵌合
部Bの耐圧強度は従来の折り曲げない嵌合部Aよりも強
い。
(考案の効果) この考案の熱交換器は構造上最も弱い上チャンバの嵌合
部を折り曲げたので強度が上り全体として耐圧強度が高
まり破損し難いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の熱交換器の平面図、第2図はその嵌
合部の断面図である。第3図は従来の熱交換器の側面一
部断面図、第4図はその平面図、第5図はその嵌合部の
断面図である。 6……下チャンバ、7、17……上チャンバ 18……パイプ、11、21……側壁 12、22……ボディ、13、23……カバー 14、24……立上りフランジ A、B……嵌合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体入口を穿設した入口室と流体出口を穿
    設した出口室とに区分された下チャンバと、角形の上チ
    ャンバとを複数のパイプで連結して形成した熱交換器に
    おいて上チャンバは前記パイプが取付けられる底壁の周
    縁に側壁を立上らせたボディと、前記側壁の内面に周縁
    の立上りフランジを嵌合させたカバーとでなり、四辺形
    をなす前記嵌合部分を各辺の中央部ほど傾斜を大にして
    内方へ折り曲げたことを特徴とする熱交換器。
JP912888U 1988-01-27 1988-01-27 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0612384Y2 (ja)

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JPH01117489U JPH01117489U (ja) 1989-08-08
JPH0612384Y2 true JPH0612384Y2 (ja) 1994-03-30

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