JPH06123825A - 光コネクタアダプタ - Google Patents
光コネクタアダプタInfo
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- JPH06123825A JPH06123825A JP29929892A JP29929892A JPH06123825A JP H06123825 A JPH06123825 A JP H06123825A JP 29929892 A JP29929892 A JP 29929892A JP 29929892 A JP29929892 A JP 29929892A JP H06123825 A JPH06123825 A JP H06123825A
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- optical fiber
- ferrule
- optical
- connector
- light
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/42—Coupling light guides with opto-electronic elements
- G02B6/4201—Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
- G02B6/4204—Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
- G02B6/4207—Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms with optical elements reducing the sensitivity to optical feedback
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- Optics & Photonics (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】光ファイバ1の端部に装着されたフェルール2
および光コネクタに嵌合するレセプタクル部と、受光素
子5を収容したハウジング部と、該レセプタクル部およ
びハウジング部の間に形成され該レセプタクル部と該ハ
ウジング部とを連通する孔4とを備え、該レセプタクル
部に装着された光コネクタに把持された光ファイバ1の
端面から出射される出射光を該孔4を通じて該受光素子
5に受けるように構成された光コネクタアダプタ3にお
いて、該孔4の内径が該光ファイバ1の外径と実質的に
等しくなっており、該受光素子5側から見たときに、該
フェルール2の端面が露出しないように構成されてい
る。
および光コネクタに嵌合するレセプタクル部と、受光素
子5を収容したハウジング部と、該レセプタクル部およ
びハウジング部の間に形成され該レセプタクル部と該ハ
ウジング部とを連通する孔4とを備え、該レセプタクル
部に装着された光コネクタに把持された光ファイバ1の
端面から出射される出射光を該孔4を通じて該受光素子
5に受けるように構成された光コネクタアダプタ3にお
いて、該孔4の内径が該光ファイバ1の外径と実質的に
等しくなっており、該受光素子5側から見たときに、該
フェルール2の端面が露出しないように構成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光コネクタアダプタに
関する。より詳細には、本発明は、光ファイバの端部か
ら出射される光出力をパワーメータで測定する際に使用
する光コネクタアダプタの新規な構成に関する。
関する。より詳細には、本発明は、光ファイバの端部か
ら出射される光出力をパワーメータで測定する際に使用
する光コネクタアダプタの新規な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信等の技術分野では、光コネクタに
収容された光ファイバから出射される光パワーを測定す
る必要がある場合がある。このような場合、一般的に
は、受光素子の光−電気変換特性を利用するして測定す
る方法が広く実施されている。
収容された光ファイバから出射される光パワーを測定す
る必要がある場合がある。このような場合、一般的に
は、受光素子の光−電気変換特性を利用するして測定す
る方法が広く実施されている。
【0003】図3は、このような測定法を実施する場合
に被測定光ファイバを光パワーメータに結合するために
使用する光コネクタアダプタの形状を示す断面図であ
る。
に被測定光ファイバを光パワーメータに結合するために
使用する光コネクタアダプタの形状を示す断面図であ
る。
【0004】同図に示すように、この光コネクタアダプ
タ3は、光ファイバ1の端部に装着されたフェルール2
および図示していない光コネクタと嵌合するレセプタク
ル部と、受光素子5を収容したハウジング部とから構成
されている。また、レセプタクル部とハウジング部との
間には、光ファイバ1から出射された光が通過する孔4
が形成されている。尚、ここで示した例では、このアダ
プタはFC型のコネクタに対応しており、レセプタクル
部の外側にはねじが切られている。
タ3は、光ファイバ1の端部に装着されたフェルール2
および図示していない光コネクタと嵌合するレセプタク
ル部と、受光素子5を収容したハウジング部とから構成
されている。また、レセプタクル部とハウジング部との
間には、光ファイバ1から出射された光が通過する孔4
が形成されている。尚、ここで示した例では、このアダ
プタはFC型のコネクタに対応しており、レセプタクル
部の外側にはねじが切られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4は、図3に示した
アダプタの使用時の様子を模式的に示す図である。
アダプタの使用時の様子を模式的に示す図である。
【0006】同図に示すように、光ファイバ1から出射
された光は、光ファイバと空気との屈折率差により僅か
に拡散しながら進行して受光素子5に照射される。この
とき殆どの光は受光素子5において電流に変換される
が、一部の光は受光素子5の表面で反射されて光ファイ
バ1側に戻る。
された光は、光ファイバと空気との屈折率差により僅か
に拡散しながら進行して受光素子5に照射される。この
とき殆どの光は受光素子5において電流に変換される
が、一部の光は受光素子5の表面で反射されて光ファイ
バ1側に戻る。
【0007】受光素子5による反射光のうち、反射角の
大きな一部の反射光はアダプタ3のハウジング部の内
面に当たって、乱反射により拡散されてしまう。一方、
反射角の小さな一部の反射光は、フェルール2の端面
で再び反射して受光素子5に戻ってしまう。従って、実
際に受光素子5に受光される光には、フェルール2の端
面からの反射光も含まれることになる。
大きな一部の反射光はアダプタ3のハウジング部の内
面に当たって、乱反射により拡散されてしまう。一方、
反射角の小さな一部の反射光は、フェルール2の端面
で再び反射して受光素子5に戻ってしまう。従って、実
際に受光素子5に受光される光には、フェルール2の端
面からの反射光も含まれることになる。
【0008】即ち、一般に、フェルール端面は光ファイ
バ端面を研磨したときに共に研磨されて鏡面状に仕上げ
られている。従って、フェルール2の端面では光はよく
反射される。また、図3(b) に示すように、図3(a) の
A−A断面を受光素子5側から見ると、アダプタ3の孔
4の内側には、光ファイバ1の端面の他に、フェルール
2の端面も見えている。一方、フェルール2は、セラミ
ックス製の反射率の低いものから、ステンレス等の金属
により形成された反射率の高いものまで種々のものが使
用されている。従って、前述のような、フェルール2に
よる反射光の影響下での光パワー測定は、フェルール2
の材料の変化等に影響されて必ずしも正確な測定結果が
得られなくなるという問題があった。
バ端面を研磨したときに共に研磨されて鏡面状に仕上げ
られている。従って、フェルール2の端面では光はよく
反射される。また、図3(b) に示すように、図3(a) の
A−A断面を受光素子5側から見ると、アダプタ3の孔
4の内側には、光ファイバ1の端面の他に、フェルール
2の端面も見えている。一方、フェルール2は、セラミ
ックス製の反射率の低いものから、ステンレス等の金属
により形成された反射率の高いものまで種々のものが使
用されている。従って、前述のような、フェルール2に
よる反射光の影響下での光パワー測定は、フェルール2
の材料の変化等に影響されて必ずしも正確な測定結果が
得られなくなるという問題があった。
【0009】また、同様な光コネクタアダプタとマスタ
コネクタ付光ファイバとを用いて光ファイバに取りつけ
た光コネクタの接続損失を測定する場合、特にマスタコ
ネクタと被測定側の光コネクタのフェルール材質が異な
る場合には、光コネクタ端面での反射の差が光コネクタ
損失に加算され、正しい測定ができないという問題点が
あった。
コネクタ付光ファイバとを用いて光ファイバに取りつけ
た光コネクタの接続損失を測定する場合、特にマスタコ
ネクタと被測定側の光コネクタのフェルール材質が異な
る場合には、光コネクタ端面での反射の差が光コネクタ
損失に加算され、正しい測定ができないという問題点が
あった。
【0010】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決し、フェルールの材質等により測定結果が影響さ
れることがない、新規な光コネクタアダプタを提供する
ことをその目的としている。
を解決し、フェルールの材質等により測定結果が影響さ
れることがない、新規な光コネクタアダプタを提供する
ことをその目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に従うと、光ファ
イバの端部に装着されたフェルールおよび光コネクタに
嵌合するレセプタクル部と、受光素子を収容したハウジ
ング部と、該レセプタクル部およびハウジング部の間に
形成され該レセプタクル部と該ハウジング部とを連通す
る孔とを備え、該レセプタクル部に装着された光コネク
タに把持された光ファイバの端面から出射される出射光
を該孔を通じて該受光素子に受けるように構成された光
コネクタアダプタにおいて、該孔の内径が該光ファイバ
の外径と実質的に等しくなっており、該受光素子側から
見たときに、該フェルールの端面が露出しないように構
成されていることを特徴とする光コネクタアダプタが提
供される。
イバの端部に装着されたフェルールおよび光コネクタに
嵌合するレセプタクル部と、受光素子を収容したハウジ
ング部と、該レセプタクル部およびハウジング部の間に
形成され該レセプタクル部と該ハウジング部とを連通す
る孔とを備え、該レセプタクル部に装着された光コネク
タに把持された光ファイバの端面から出射される出射光
を該孔を通じて該受光素子に受けるように構成された光
コネクタアダプタにおいて、該孔の内径が該光ファイバ
の外径と実質的に等しくなっており、該受光素子側から
見たときに、該フェルールの端面が露出しないように構
成されていることを特徴とする光コネクタアダプタが提
供される。
【0012】
【作用】本発明に係る光コネクタアダプタは、被測定光
が通過する孔の内径が、被測定光ファイバの外径と等し
くなるように構成されている点に主要な特徴がある。
が通過する孔の内径が、被測定光ファイバの外径と等し
くなるように構成されている点に主要な特徴がある。
【0013】即ち、従来の光コネクタアダプタでは、ア
ダプタに形成された光の通過する孔の内径がφ1mm程度
と光ファイバの外径よりも相当に大きかった。このた
め、受光素子側から見ると、被測定光ファイバの端面以
外に、フェルールの端面の一部までが露出してしまうの
で、フェルールの端面による被測定光の反射が、測定結
果に無視できない影響を与えていた。
ダプタに形成された光の通過する孔の内径がφ1mm程度
と光ファイバの外径よりも相当に大きかった。このた
め、受光素子側から見ると、被測定光ファイバの端面以
外に、フェルールの端面の一部までが露出してしまうの
で、フェルールの端面による被測定光の反射が、測定結
果に無視できない影響を与えていた。
【0014】これに対して、本発明に係る光コネクタア
ダプタでは、孔の内径が、少なくとも光ファイバに当接
する側では、光ファイバの外径と同じになるように構成
されているので、受光素子側から見ると、光ファイバの
端面のみが露出している。従って、光ファイバからの出
射光以外には、光コネクタアダプタ事態の内面反射光の
みが受光素子に到達する。しかしながら、光コネクタア
ダプタの内面反射は、光ファイバ(フェルール)の変更
にかかわらず一定しているので、光ファイバからの出射
光の評価を正確に行うことが可能になる。
ダプタでは、孔の内径が、少なくとも光ファイバに当接
する側では、光ファイバの外径と同じになるように構成
されているので、受光素子側から見ると、光ファイバの
端面のみが露出している。従って、光ファイバからの出
射光以外には、光コネクタアダプタ事態の内面反射光の
みが受光素子に到達する。しかしながら、光コネクタア
ダプタの内面反射は、光ファイバ(フェルール)の変更
にかかわらず一定しているので、光ファイバからの出射
光の評価を正確に行うことが可能になる。
【0015】尚、光ファイバの端面から出射した光は、
光ファイバと空気との屈折率差により拡散しつつ進行す
るので、上記孔は、光の進行と共にその内径が大きくな
るように、テーパ状に形成することが好ましい。
光ファイバと空気との屈折率差により拡散しつつ進行す
るので、上記孔は、光の進行と共にその内径が大きくな
るように、テーパ状に形成することが好ましい。
【0016】以下、図面を参照して本発明をより具体的
に説明するが、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
に説明するが、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係る光コネクタアダプタの
具体例を示す断面図である。尚、図3に示した従来の光
コネクタアダプタと共通の構成要素には、共通の参照番
号を付している。
具体例を示す断面図である。尚、図3に示した従来の光
コネクタアダプタと共通の構成要素には、共通の参照番
号を付している。
【0018】同図に示すように、この光コネクタアダプ
タ3も、光ファイバ1の端部に装着されたフェルール2
と嵌合するレセプタクル部と、受光素子5を収容したハ
ウジング部とから構成されている。また、レセプタクル
部とハウジング部との間には光ファイバ1から出射され
た光が通過する孔4aが形成されている。これらの基本
的な構成は、図3に示した従来の光コネクタアダプタと
同じである。
タ3も、光ファイバ1の端部に装着されたフェルール2
と嵌合するレセプタクル部と、受光素子5を収容したハ
ウジング部とから構成されている。また、レセプタクル
部とハウジング部との間には光ファイバ1から出射され
た光が通過する孔4aが形成されている。これらの基本
的な構成は、図3に示した従来の光コネクタアダプタと
同じである。
【0019】但し、この光ファイバコネクタでは、孔4
aがテーパ状に形成されており、光ファイバ1およびフ
ェルール2の端面が当接する面では、孔4aの内径と光
ファイバ1の外径とが等しくなっている。従って、この
光コネクタアダプタでは、受光素子5側から見たとき
に、フェルール2の端面は全く見えない。
aがテーパ状に形成されており、光ファイバ1およびフ
ェルール2の端面が当接する面では、孔4aの内径と光
ファイバ1の外径とが等しくなっている。従って、この
光コネクタアダプタでは、受光素子5側から見たとき
に、フェルール2の端面は全く見えない。
【0020】尚、孔4のテーパ状の形状は、光ファイバ
1の端面から出射された光の拡散が妨げられないように
形状が決定されている。
1の端面から出射された光の拡散が妨げられないように
形状が決定されている。
【0021】図2は、図1に示したアダプタの使用時の
様子を模式的に示す図である。
様子を模式的に示す図である。
【0022】同図に示すように、光ファイバ1から出射
された光の一部は受光素子5により反射される。ここ
で、受光素子5による反射光のうち、反射角の大きな一
部の反射光は、アダプタ3のハウジング部の内面に当
たって乱反射により拡散されてしまう。また、反射角の
小さな一部の反射光は、光ファイバ1の端面近傍に戻
るが、フェルール2の端面は露出していないので、フェ
ルール2の反射による影響は受けない。
された光の一部は受光素子5により反射される。ここ
で、受光素子5による反射光のうち、反射角の大きな一
部の反射光は、アダプタ3のハウジング部の内面に当
たって乱反射により拡散されてしまう。また、反射角の
小さな一部の反射光は、光ファイバ1の端面近傍に戻
るが、フェルール2の端面は露出していないので、フェ
ルール2の反射による影響は受けない。
【0023】尚、図1にはFC型光コネクタのカップリ
ングに対応する光コネクタアダプタを図示したが、他の
形式の光コネクタ用アダプタについても、レセプタクル
部の形状をを変更するだけで対応できることは言うまで
もない。
ングに対応する光コネクタアダプタを図示したが、他の
形式の光コネクタ用アダプタについても、レセプタクル
部の形状をを変更するだけで対応できることは言うまで
もない。
【0024】図5は、本発明に係る光コネクタアダプタ
を使用した、光コネクタの接続損失の測定手順を説明す
るための図である。
を使用した、光コネクタの接続損失の測定手順を説明す
るための図である。
【0025】まず、図5(a) に示すように、一端に金属
製のA型マスタコネクタ2Amを装着された光ファイバ
1aについて、マスタコネクタ2Amを光コネクタアダ
プタ3に結合し、他端に光源からの光を注入して、マス
タコネクタ2Am側から受光素子5に対して出射される
光の光パワーP0 を測定する。
製のA型マスタコネクタ2Amを装着された光ファイバ
1aについて、マスタコネクタ2Amを光コネクタアダ
プタ3に結合し、他端に光源からの光を注入して、マス
タコネクタ2Am側から受光素子5に対して出射される
光の光パワーP0 を測定する。
【0026】続いて、図5(b) に示すように、一端にA
型被測定コネクタ2Asを、他端にセラミックス製のB
型コネクタ2Bをそれぞれ装着した光ファイバ1bを用
意して、スリーブSを使用してA型被測定コネクタ2A
sとマスタコネクタ2Amとを接続する。また、光ファ
イバ1bの他端のB型コネクタ2Bを光コネクタアダプ
タ3に結合する。この状態で、光ファイバ1aの他端に
光源からの光を注入して、コネクタ2Bから受光素子5
に対して出射される光の光パワーP1 を測定する。
型被測定コネクタ2Asを、他端にセラミックス製のB
型コネクタ2Bをそれぞれ装着した光ファイバ1bを用
意して、スリーブSを使用してA型被測定コネクタ2A
sとマスタコネクタ2Amとを接続する。また、光ファ
イバ1bの他端のB型コネクタ2Bを光コネクタアダプ
タ3に結合する。この状態で、光ファイバ1aの他端に
光源からの光を注入して、コネクタ2Bから受光素子5
に対して出射される光の光パワーP1 を測定する。
【0027】以上のようにして測定された光パワー
P0 、P1 から、コネクタ2Asにおけるコネクタ損失
LOSSAは〔P0 −P1 〕として求めることができる。
P0 、P1 から、コネクタ2Asにおけるコネクタ損失
LOSSAは〔P0 −P1 〕として求めることができる。
【0028】但し、図5(a) に示した状態では、金属製
のA型マスタコネクタ2Amが光コネクタアダプタ3に
接続されている。従って、受光素子5には、光コネクタ
アダプタ3の内部でフェルール端面反射が全くない場合
の本当の光パワー〔PO 真〕に加え、金属製フェルール
端面での反射光パワー〔P反a〕が入射する。従って、
測定された光パワーPO は、実際には〔PO 真+P反
a〕である。また、、図5(b) に示した状態では、セラ
ミックス製のB型コネクタ2Bが光コネクタアダプタ3
に接続されている。従って、受光素子5には、光コネク
タアダプタ3の内部でフェルール端面反射が全くない場
合の本当の光パワー〔P1 真〕に加え、セラミックス製
フェルール端面での反射光パワー〔P反b〕が入射す
る。従って、測定された光パワーPO は実際には〔P1
真+P反b〕である。従って、金属製A型光コネクタ2
Bのコネクタ損失は、フェルールによる反射の分だけ大
きくなり、下記のように表される。 LOSSA=PO −P1 =(PO 真−P1 真)+(P反a−
P反b)
のA型マスタコネクタ2Amが光コネクタアダプタ3に
接続されている。従って、受光素子5には、光コネクタ
アダプタ3の内部でフェルール端面反射が全くない場合
の本当の光パワー〔PO 真〕に加え、金属製フェルール
端面での反射光パワー〔P反a〕が入射する。従って、
測定された光パワーPO は、実際には〔PO 真+P反
a〕である。また、、図5(b) に示した状態では、セラ
ミックス製のB型コネクタ2Bが光コネクタアダプタ3
に接続されている。従って、受光素子5には、光コネク
タアダプタ3の内部でフェルール端面反射が全くない場
合の本当の光パワー〔P1 真〕に加え、セラミックス製
フェルール端面での反射光パワー〔P反b〕が入射す
る。従って、測定された光パワーPO は実際には〔P1
真+P反b〕である。従って、金属製A型光コネクタ2
Bのコネクタ損失は、フェルールによる反射の分だけ大
きくなり、下記のように表される。 LOSSA=PO −P1 =(PO 真−P1 真)+(P反a−
P反b)
【0029】尚、セラミックス製B型コネクタ2Bのコ
ネクタ損失LOSSBは、同様の手順で下記のように表すこ
とができる。 LOSSB=PO −P1 =(PO 真−P1 真)+(P反b−
P反a)
ネクタ損失LOSSBは、同様の手順で下記のように表すこ
とができる。 LOSSB=PO −P1 =(PO 真−P1 真)+(P反b−
P反a)
【0030】このように、フェルール材料だけが異なり
他の性能が同じ程度の光コネクタを光ファイバの両端に
装着すると、光ファイバの装着方向によりフェルール端
面の反射の差の2倍が光コネクタ損失差となって現われ
るものと考えられる。即ち、測定の対象となるコネクタ
2As、2Bのそれぞれの端面反射は他の実験によりそ
れぞれ 0.4dB、0.2 dB程度であることが判っている。従
って、真のコネクタ損失値が 0.5dB程度だとすると、端
面反射の影響を受けた測定結果では各コネクタ2As、
2Bのコネクタ損失LOSSA、LOSSBはLOSSA= 0.7dB、
LOSSB= 0.3dBとなり、相互に 0.4dBもの差が生じるこ
とになる。
他の性能が同じ程度の光コネクタを光ファイバの両端に
装着すると、光ファイバの装着方向によりフェルール端
面の反射の差の2倍が光コネクタ損失差となって現われ
るものと考えられる。即ち、測定の対象となるコネクタ
2As、2Bのそれぞれの端面反射は他の実験によりそ
れぞれ 0.4dB、0.2 dB程度であることが判っている。従
って、真のコネクタ損失値が 0.5dB程度だとすると、端
面反射の影響を受けた測定結果では各コネクタ2As、
2Bのコネクタ損失LOSSA、LOSSBはLOSSA= 0.7dB、
LOSSB= 0.3dBとなり、相互に 0.4dBもの差が生じるこ
とになる。
【0031】実際に、図3に示したような従来型の光コ
ネクタアダプタを使用してu=20本の光ファイバを測定
したところ、コネクタ2As側を接続した場合とコネク
タ2B側を接続した場合とでは、表1に示すように測定
値に大きな差がある。一方、同様の光ファイバを、図1
に示した本件発明に係る光コネクタアダプタを使用して
測定したところ、表1に併せて示すように、コネクタ2
As側を接続した場合とコネクタ2B側を接続した場合
とで極端な差は見られない。
ネクタアダプタを使用してu=20本の光ファイバを測定
したところ、コネクタ2As側を接続した場合とコネク
タ2B側を接続した場合とでは、表1に示すように測定
値に大きな差がある。一方、同様の光ファイバを、図1
に示した本件発明に係る光コネクタアダプタを使用して
測定したところ、表1に併せて示すように、コネクタ2
As側を接続した場合とコネクタ2B側を接続した場合
とで極端な差は見られない。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光コ
ネクタアダプタは、その独特の形状により、フェルール
の端面反射による測定時の影響を効果的に防止してい
る。従って、光ファイバ、光ファイバコネクタ等の種々
の特性を正確に測定することが可能になる。
ネクタアダプタは、その独特の形状により、フェルール
の端面反射による測定時の影響を効果的に防止してい
る。従って、光ファイバ、光ファイバコネクタ等の種々
の特性を正確に測定することが可能になる。
【図1】本発明に係る光コネクタアダプタの具体的な構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【図2】図1に示す光ファイバコネクタの使用状態の様
子を模式的に示す図である。
子を模式的に示す図である。
【図3】従来の光コネクタアダプタの典型的な構成を示
す図である。
す図である。
【図4】図3に示す光ファイバコネクタの使用状態の様
子を模式的に示す図である。
子を模式的に示す図である。
【図5】光コネクタアダプタを用いた光パワー測定手順
を説明するための図である。
を説明するための図である。
1・・・光ファイバ、 2・・・フェルール、3
・・・光コネクタアダプタ、4・・・孔、 5・
・・受光素子
・・・光コネクタアダプタ、4・・・孔、 5・
・・受光素子
Claims (2)
- 【請求項1】光ファイバの端部に装着されたフェルール
および光コネクタに嵌合するレセプタクル部と、受光素
子を収容したハウジング部と、該レセプタクル部および
ハウジング部の間に形成され該レセプタクル部と該ハウ
ジング部とを連通する孔とを備え、該レセプタクル部に
装着された光コネクタに把持された光ファイバの端面か
ら出射される出射光を該孔を通じて該受光素子に受ける
ように構成された光コネクタアダプタにおいて、 該孔の内径が該光ファイバの外径と実質的に等しくなっ
ており、該受光素子側から見たときに、該フェルールの
端面が露出しないように構成されていることを特徴とす
る光コネクタアダプタ。 - 【請求項2】請求項1に記載された光コネクタアダプタ
において、前記孔が、前記出射光の拡散を妨げないよう
にテーパ状に形成されていることを特徴とする光コネク
タアダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29929892A JPH06123825A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 光コネクタアダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29929892A JPH06123825A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 光コネクタアダプタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123825A true JPH06123825A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17870725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29929892A Withdrawn JPH06123825A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 光コネクタアダプタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06123825A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104076024A (zh) * | 2013-03-28 | 2014-10-01 | 日本株式会社日立高新技术科学 | Icp发光分光分析装置 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP29929892A patent/JPH06123825A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104076024A (zh) * | 2013-03-28 | 2014-10-01 | 日本株式会社日立高新技术科学 | Icp发光分光分析装置 |
JP2014190958A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Hitachi High-Tech Science Corp | Icp発光分光分析装置 |
CN104076024B (zh) * | 2013-03-28 | 2018-12-04 | 日本株式会社日立高新技术科学 | Icp发光分光分析装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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