JPH0612351Y2 - ライター用ガス燃焼促進材 - Google Patents

ライター用ガス燃焼促進材

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JPH0612351Y2
JPH0612351Y2 JP1990079606U JP7960690U JPH0612351Y2 JP H0612351 Y2 JPH0612351 Y2 JP H0612351Y2 JP 1990079606 U JP1990079606 U JP 1990079606U JP 7960690 U JP7960690 U JP 7960690U JP H0612351 Y2 JPH0612351 Y2 JP H0612351Y2
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platinum
combustion
wire
catalyst wire
catalyst
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弘之 中田
一英 大江
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ライターの火口に取付けられ、燃料ガスの低
温燃焼を促進する燃焼促進材に関する。
(従来の技術) ライターにおいて、燃料ガスの燃焼を促進する燃焼促進
材を有するものがある。この種の燃焼促進材は、ガスの
噴出口に設けられ、着火が円滑に行なわれるように着火
促進作用を有する。
従来の燃焼促進材としては、ハニカム状等の表面積を大
とした形状のアルミナ等のセラミックに触媒を付着させ
ることにより構成されたものがある。また、燃焼促進材
として、白金線を用いたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来のセラミックでなる燃焼促進材は、体積が
大きなものとなるため、ガスライターような小型の機器
に取付けると、熱容量が大きすぎるため、赤熱するまで
の時間が長くなる上、火炎近傍部分が高温となりすぎる
という実用上の難点がある。また、この問題点を解決す
るため、薄型にすると、破損しやすくなり、ガスライタ
ーの取付け部位に対して細心の注意をはらってセットし
なければならず、かつ薄型化すると、熱衝撃および着火
時のスイッチオンオフによる機械的衝撃により、剥離す
るおそれがある。
また、セラミックでなる燃焼促進材は、成形、切断等の
装置を要し、製造に手間がかかるため、原価高になると
いう問題点がある。
また、単に白金線を用いたものは、十分な表面積が得ら
れないため、風を受けて火が消えた場合に、燃焼促進材
である白金線の触媒作用が不十分であり、再び圧電素子
等による着火操作を行なわなければならないという問題
点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題点を解決するため、コイル状をな
す白金あるいは白金系触媒用線材により燃焼促進材を構
成すると共に、該コイル形状を、火炎方向の幅が薄い扁
平形状に形成したことを特徴とする。
(作用) 触媒用線材を火炎方向の幅が薄い扁平コイル形状に形成
することにより、燃焼促進が必要とされる個所における
火炎と触媒との接触面積が広がる。
(実施例) 以下本考案の詳細を第1図ないし第4図の実施例により
説明する。1は燃焼促進材を構成する触媒用線材であ
り、該触媒用線材1は、白金あるいは白金系白金(白金
−イリジウム、白金−ロジウム等)、または、これらの
ジルコニア粒子分散強化型材料でなる線材をコイル状に
形成してなり、ライターの燃料ガス(空気を含む)ノズ
ル2のガス噴出先の火炎3形成部に設けられる。該触媒
用線材1は、第4図に示すように、火炎3の方向に対し
て直角をなす方向の寸法Wを大きく、火炎3の方向の寸
法Hが小さい扁平コイル形状に形成される。
この触媒用線材1の火口への取付け構造としては種々の
構造が考えられるが、本実施例においては、第1図、第
2図に示すように、触媒用線材1の両端を、火口リング
4に設けた取付け片4aに巻き付けて取付けてある。な
お、火口リング4は、火口に設けられた筒体5に嵌合し
て取付けられるもので、火口リング4には、触媒用線材
1を巻き付けた際に触媒用線材1が火口リング4より外
方に突出しないように、溝4bが形成され、前記取付け
片4aは、火口リング4の下辺より設けられた2個の切
込み4c間に形成される。触媒用線材1の火口リング4
への固定は、溶接やろう付けにより行なってもよい。
また、第3図に示す触媒用線材1の直径φは、0.1mm
〜0.25mm程度であることが好ましい。触媒用線材1
の直径が0.1mm以下であると強度の面で十分でなくな
り、0.25mm以上であると、白金等でなる触媒の原価
が高くなり、また、例えば圧電素子等を用いた着火装置
により着火する際、熱容量が大きいために温度上昇が遅
くなり、触媒作用が良好でなくなるという不具合を生じ
る。また、触媒用線材1のコイルピッチPは1mm以下と
する。コイルピッチPが1mmを超えると、燃料ガスとの
十分な接触面積が得難い。
このような触媒用線材1を火口に取付ければ、着火装置
により燃料ガスに着火させた際、低温燃焼が促進される
と共に、燃焼によって触媒用線材1の温度が上昇し、風
により一旦火が消えても、触媒用線材1に保有されてい
る熱と触媒作用により、再着火されるため、風の強い室
外における使い勝手が良い。また、触媒用線材1を楕円
形等、扁平コイル形状としているので、同じ重量の白金
等の線材で、燃焼促進が必要とされる個所において、火
炎3の広い範囲をカバーでき、かつ前記火口部の筒体5
へのおさまりが良好となるという利点がある。
また、従来のセラミックでなるものを用いた燃焼促進材
は、脆性があるため、ある程度以上の厚みを要し、熱容
量が大きくなることは避けられないが、白金あるいは白
金系合金を触媒用線材1として用いることにより、熱容
量を適正に設定できる。また、金属線は、セラミックに
比較し、熱衝撃および着火時のスイッチオンオフによる
機械的衝撃によって破損されにくい。
また、この燃焼促進材は、触媒用線材1のコイル形成
と、火口リング4への取付けだけで製造でき、従来のセ
ラミックでなる燃焼促進材のような高価な成形装置や切
断装置を要しない上、製造に手間がかからず、さらに火
口へのセットも容易であるため、比較的安価に製造でき
る。
本考案は、ノズル2付近より空気を吸入する完全燃焼型
ガスライターに装着することにより、より一層の効果を
発揮するものである。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案のライター用ガス燃焼促進材
は、コイル状をなす白金あるいは白金系触媒用線材によ
りでなり、該コイル形状が、火炎方向の幅が薄い扁平形
状に構成したので、単にコイル状の白金線を用いた従来
のものに比較し、同じ重量の白金等の線材で、燃焼促進
が必要とされる個所において火炎の広い範囲をカバーで
き、ガスとの接触面積が十分大きなものが得られ、かつ
前記火口部へのおさまりが良好となる。
従って、着火後、風を受けて火が消えた場合に、燃焼促
進材の有する熱および触媒の作用によって、着火操作を
行なうことなく、再着火を自動的に起こすことができ
る。
また、従来のセラミック製のもののように、熱容量が過
大となることなく、好適な熱容量が得られるから、火炎
近傍部分が高温となりすぎることなく、赤熱に要する時
間も短縮されライターに用いるに好適なものが実現され
る。
また、金属線は、セラミックに比較して薄型軽量であっ
ても、破損しにくいため、取付け部位に対するセットが
容易となり、また、金属線は、セラミックの成形、切断
等に比較し、容易に製作組立を行なうことができ、製造
原価を従来の約半分程度に低減することが可能となる。
また、セラミックのような熱衝撃および着火時のスイッ
チオンオフによる機械的衝撃により、部分剥離するおそ
れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による燃焼促進材の一実施例を示す側面
断面図、第2図は該実施例の一部断面底面図、第3図お
よび第4図は該実施例の形状、寸法の説明図である。 1:触媒用線材、2:ノズル、3:火炎、4:火口リン
グ、5:筒体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル状をなす白金あるいは白金系触媒用
    線材でなり、該コイル形状が、火炎方向の幅が薄い扁平
    形状をなすことを特徴とするライター用ガス燃焼促進
    材。
JP1990079606U 1990-07-26 1990-07-26 ライター用ガス燃焼促進材 Expired - Lifetime JPH0612351Y2 (ja)

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JPH0330054U JPH0330054U (ja) 1991-03-25
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