JPH06122422A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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Publication number
JPH06122422A
JPH06122422A JP29215192A JP29215192A JPH06122422A JP H06122422 A JPH06122422 A JP H06122422A JP 29215192 A JP29215192 A JP 29215192A JP 29215192 A JP29215192 A JP 29215192A JP H06122422 A JPH06122422 A JP H06122422A
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JP
Japan
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holding
rotary table
bag
holding arms
holding arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP29215192A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaguchi
博史 山口
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Fuaburika Toyama Kk
Original Assignee
Fuaburika Toyama Kk
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Publication date
Application filed by Fuaburika Toyama Kk filed Critical Fuaburika Toyama Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数組の保持腕により袋体が保持され、袋体
が各作業位置を移動して袋体の開き動作、内容物の供給
などが行われる包装装置において、各組の保持腕の間隔
を調整できるようにする。 【構成】 複数組の保持腕4a,4bは第1の回転テー
ブル3に支持されている。第2の回転テーブル41には
駆動機構40が設けられ、そのリンク46と保持腕4a
とが駆動ロッド49により連結されている。リンク46
に連結されているフォロウローラ52がカム板55の外
周を転動することにより、駆動ロッド49を介して保持
腕4aと4bの間隔が縮まり、袋体Wの口が開かれる。
調整ハンドル85により調整機構60の調整軸64を回
転させると、調整ねじ68の雌ねじ部材77への螺着量
が変化し、第1と第2の回転テーブル3と41の相対位
置が変えられ、ロッド49を介して各組の保持腕4aと
4bの対向距離が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は袋体を保持して各作業部
へ順次移動させ、袋体の開口、内容物の供給、袋体の閉
鎖などが連続的に行われる包装装置に係り、特に袋体を
保持する一対の保持腕の対向距離を袋体の幅寸法に応じ
て可変できるようにした包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂製の袋体の内部に菓子などの食品を
入れて包装し、またはパック包装材にレトルト食品など
を入れて包装する包装装置では、袋体が各作業部に順次
送られて自動包装作業が行われる。この包装装置は、例
えば対をなす保持腕が回転テーブルに複数組設けられて
いる。そしてこの回転テーブルが間欠的に回転して、保
持腕がそれぞれ、袋体の供給部、袋体の開き部、内容物
の供給部、袋体を閉じてシールする閉鎖・シール部、袋
体の排出部へ順次送られる。
【0003】この種の包装装置では、使用する袋体を一
種類に限らず、異なる幅寸法の袋体を全て使用できるよ
うにするのが好ましい。この複数種類の袋体に対応でき
るようにするためには、袋体の幅寸法に応じて一対の保
持腕の対向距離を可変できるようにする必要がある。た
だし、回転テーブルには保持腕が複数組設けられている
ため、異なる幅寸法の袋体を使用するときに、全ての組
の保持腕の対向距離を同時に同じだけ可変する必要があ
る。
【0004】この対向距離を変化させるための機構とし
て従来は、それぞれの組の保持腕の対向間隔を変えるた
めの機構として歯車を使用したものとし、さらに回転テ
ーブルの回転中心と同軸となる大径の歯車を設け、前記
各組の保持腕に対応する対向距離可変機構の歯車を前記
大径の歯車の周囲に噛み合うようにしておく。そして各
組の保持腕の対向距離を変えるときには、前記大径の歯
車を回転させ、各組の対向距離可変機構を同時に動作さ
せて、保持腕の対向距離を変えるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように歯車を使用して保持腕の対向距離を可変する機構
では、複数の歯車を使用しまた大径の歯車を使用しなく
てはならないため、部品点数が多く、また部品製造コス
トも高くなる。さらに、各組の保持腕の対向距離を変え
るために、前記の大径の歯車を回転させなければならな
いため、この大径の歯車の回転角度を調整するために機
構も複雑になる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、高価な部品を使用することなくまた簡単な構造に
より、複数組のそれぞれの保持腕の対向距離を変えるこ
とができるようにした包装装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による包装装置
は、袋体を保持する一対の保持腕と、この保持腕を複数
組支持し且つこの保持腕を、袋体の供給部、袋体開き
部、内容物供給部、袋体閉じ部の各位置へ移動させる第
1の回転テーブルと、前記保持腕と連結された保持腕駆
動機構と、この保持腕駆動機構が複数組支持された第2
の回転テーブルと、第1ならびに第2の回転テーブルの
回転位置に応じて前記駆動機構を動作させ前記保持腕に
保持された袋体を開き状態または閉じ状態とするカム機
構と、前記第1の回転テーブルと第2の回転テーブルの
回転方向の相対位置を可変して各保持腕の対向距離を可
変させる保持腕の対向距離調整機構とが設けられている
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記手段では、第1の回転テーブルに設けられ
た複数組の保持腕により袋体が保持できるようになって
いる。対をなす保持腕は、これに保持された袋体の口を
開くときに袋体の張力を弛める方向へ接近させ、また袋
体の口を閉じるときには保持腕の間隔を広げて、袋体に
張力を与える必要がある。このための保持腕駆動機構は
第2の回転テーブルに設けられている。この保持腕駆動
機構と前記保持腕とはそれぞれリンクロッドなどにより
連結されている。そして第1と第2の回転テーブルが回
転するときに、保持腕駆動機構がカム機構により動作さ
せられ、一対の保持腕が互いに接近する方向または離れ
る方向に駆動される。そして、保持腕に供給する袋体の
幅寸法が変わるときには、対向距離調整機構により第1
の回転テーブルと第2の回転テーブルの相対的な回転角
度を変える。これにより、前記リンクロッドなどにより
連結された保持腕駆動機構と保持腕との相対位置が変わ
り、保持腕の対向距離を変えることができるようにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による包装装置の平面図、図2はその
正面図、図3は包装作業の工程を説明する概略の平面
図、図4は包装装置の各部の連結状態を示す概略の分解
斜視図、図5以下は各部の詳細な構造を示すものであ
る。まず図1と図2により全体の構造を説明する。図2
に示すように、架台1上の軸部2には、第1の回転テー
ブル3が設けられており、この回転テーブル3に8組の
袋保持機構4が設けられている。図1に示すように、袋
保持機構4は、前記軸部2を中心とした8等分角度(4
5度)に配置されている。それぞれの袋保持機構4は対
向する一対の保持腕4aと4bを有しており、この保持
腕4aと4bとの間に袋体Wが保持される。
【0010】前記第1の回転テーブル3は前記8等分角
度(45度)にて間欠的に時計方向へ回転し、回転テー
ブル3の45度ずつの間欠回転により、各袋保持機構4
が順次作業位置(A)(B)(C)…へ移動して短時間
停止する。この停止時間中に、袋体供給部(A)では、
スタッカー5から吸着機構6により1枚ずつ袋体Wが取
りだされ保持腕4a,4bに供給される。
【0011】印刷部(B)では、印刷機構7により袋体
Wに製造年月日が印刷される。袋体開き部(C)では、
一対の保持腕4aと4bの間隔が狭まり、袋体Wの張力
が弱まり、一対の吸着アーム8aと8bとにより袋体W
の口が開かれる。このとき上方から袋体Wの口部に空気
が噴射され、袋体Wの口を開きやすくする。第1の内容
物充填部(D)では、口が開かれた袋体Wの内部にホッ
パ9から内容物(例えばレトルト用食品の具など)が供
給される。第2の内容物充填部(E)では供給機構11
により内容物(例えばレトルト食品の液状物など)がさ
らに充填される。予熱部(F)では、一対の保持腕4
a,4bの対向距離が広がって袋体Wの口部が閉じら
れ、加熱装置12により袋体Wの口部が予熱される。シ
ール部(G)では、シール機構13により閉じられ袋体
Wの口部が熱シールされる。そして排出部(H)にてシ
ールが完了した袋体Wが保持腕4a,4bから離れ、排
出機構14により外部へ排出される。
【0012】次に各部の構造を説明する。まず図5は、
第1の回転テーブル2に支持されている各袋保持機構4
ならびにその駆動機構を示す平面図、図6は図5の縦断
面図である。図6に示すように、前記軸部2は二重軸と
なっており、固定軸2aの外周には固定軸2aの周囲を
回動するカム板駆動筒2bが設けられている。前記第1
の回転テーブル3を支持している駆動部材21は、前記
カム板駆動筒2bの外周にて軸受23を介して回転自在
に支持されている。前記駆動部材21がモータの動力に
より駆動され、これにより第1の回転テーブル3は図1
において時計方向へ45度ずつ間欠的に回転駆動され
る。
【0013】図5に示すように、前記袋保持機構4の各
保持腕4aと4bはそれぞれ、第1の回転テーブル3上
に固定された支持軸25に回転自在に支持されている。
この支持軸25は隣合う袋保持機構4の保持腕4aと4
bを共通に支持している。すなわち図6に示すように、
保持腕4bは支持軸25に軸受26,26を介して回転
自在に支持され、また同じ支持軸25に対し、他方の保
持腕4aが軸受27,27により回転自在に支持されて
いる。1組の袋保持機構4を構成している対をなす保持
腕4aと4bは連結ロッド28により互いに連結され、
対向距離を狭める方向または広げる方向に互いに一緒に
回動できるようになっている。さらに対をなす保持腕4
aと4bの間にはスプリング29が渡されており、この
スプリング29により保持腕4aと4bは互いに狭まる
方向に引き付けあっている。
【0014】図5に示すように、一方の保持腕4bの先
端にはピン31により爪32が回動自在に支持されてい
る。また保持腕4bの中間部分には軸33を中心として
回動自在に支持された円板34が設けられている。この
円板34に設けられたピン35と前記爪32のアーム部
32aに設けられたピン36とがロッド37により連結
されている。前記円板34には軸38aに回転自在に支
持された駆動ローラ38が設けられている。また円板3
4と保持腕4bとの間にはスプリング39が渡されてお
り、このスプリング39により円板34は図6において
時計方向へ付勢されている。なお保持腕4bには円板3
4の時計方向の回動を図5の状態で規制するストッパが
設けられている。また対向側の保持腕4aの先端にも爪
32が設けられており、またロッド37と円板34など
と同じ機構が保持腕4bとは対称な構造として設けられ
ている。また爪32ならびにこれを動作させるための機
構は、他の組の全ての保持腕4a,4bに設けられてい
る。
【0015】図5に示すように、保持腕4bに設けられ
ている円板34がスプリング39により時計方向へ回動
付勢されている状態では、ロッド37を介して爪32が
反時計方向へ回動付勢され、保持腕4bの先端と爪32
とで袋体Wの縁部が保持できるようになる。同様に保持
腕4aの先端の爪32も袋体Wの縁部を保持できる状態
となる。前記第1の回転テーブル3が時計方向へ間欠駆
動され、いずれかの袋保持機構4が図1にて(A)また
は(H)の作業位置に至ると、図示しない押圧機構によ
り前記駆動ローラ38が押圧され円板34がスプリング
39の付勢力に対抗する方向へ回動し、ロッド37によ
り爪32が保持腕4a,4bの先端から離れる方向へ駆
動され(図5の鎖線状態)、袋体Wの保持が解除され
る。
【0016】図6に示すように、前記カム板駆動筒2b
の上部外周には軸受42により第2の回転テーブル41
が回転自在に支持され、この回転テーブル41には、前
記8組の袋保持機構4に対応する駆動機構40が支持さ
れている。この駆動機構40では、図6に示すように第
2の回転テーブル41に軸受ハウジング43が固定され
ており、このハウジング43に保持された軸受44,4
4に駆動軸45が回転自在に支持されている。この駆動
軸45の下端は、第2の回転テーブル41の下方に延び
ており、この下端に駆動リンク46が固定されている。
この駆動リンク46にはピン47が設けられ、前記一方
の保持腕4aにはピン48が設けられており、両ピン4
7と48が駆動ロッド49により連結されている。前記
駆動軸45の上端は第2の回転テーブル41の上方へ突
出しており、この上端にはアーム51が固定され、この
アーム51の先部にはフォロウローラ52が回転自在に
支持されている。
【0017】図6に示すように、前記二重軸のカム板駆
動筒2bの上端は支持部2cとなっており、この支持部
2cにカム板55が設置されている。図4に示すよう
に、支持板2cにはねじ穴2dが形成され、カム板55
には円弧状の長穴55aが形成されている。この長穴5
5aに挿入され且つ前記ねじ穴2dに螺着される締め付
けねじ56により、前記カム板駆動筒2bとカム板55
とが互いに固定できるようになっている。また前記締め
付けねじ56を弛めることにより、カム板55とカム板
駆動筒2bとの相対取付角度を可変できるようになって
いる。前記カム板駆動筒2bは、モータの動力により、
前記固定軸2aを中心として45度だけ往復回動するよ
うに駆動される。
【0018】8組の駆動機構40のぞれぞれのフォロウ
ローラ52は、図4と図5に示す前記スプリング29の
付勢力によりカム板55の外周面に圧接されている。カ
ム板55には半径Raの大径部55bと半径Rbの小径
部55cとが形成されている。前記第1の回転テーブル
3が時計方向へ間欠回転するように駆動され、駆動ロッ
ド49を介して第2の回転テーブル41がこれに追従し
て回動すると、前記駆動機構40のフォロウローラ52
はカム板55の大径部55bと小径部55cの位置を順
次転動する。
【0019】図9は各保持腕4aと4bの動作を説明す
るものであるが、前記フォロウローラ52がカム板55
の大径部55bに接しているときには、前記駆動ロッド
49により保持腕4aは実線で示す(イ)の位置へ移動
させられ、連結ロッド28により連結されている反対側
の保持腕4bも(イ)で示す位置に移動させられて、保
持腕4aと4bは互いに開いた状態となっている。フォ
ロウローラ52がカム板55の小径部55cに接する状
態になると、アーム51、駆動リンク46はこれに追従
して図9にて反時計方向へ回動し、駆動ロッド49に引
かれて保持腕4aが図9にて(ロ)で示す角度まで回動
し、ロッド28にて連結されている反対側の保持腕4b
も(ロ)で示す位置まで回動させられ、保持腕4aと4
bの間隔が狭められる。
【0020】保持腕4aと4bが図9にて(ロ)で示す
ように間隔が狭められるのは、主に袋体Wが図1に示す
袋体の開き部(C)から第2の内容物供給部(E)まで
の作業位置に至ったときであり、このとき袋体Wの口部
が開かれる。また袋体Wが図1における加熱部(F)へ
移動したときに、一対の保持腕4aと4bが図9にて
(イ)で示す状態に開かれ、袋体Wの口が閉じられる。
【0021】図7は、前記8組の袋保持機構4のそれぞ
れの保持腕4a,4bの対向距離を調整する対向距離調
整機構60を平面図により示し、図8はそのVIII−
VIII断面図を示している。なお図6にはこの対向距
離調整機構60の一部分が示され、図4にはこの対向調
整機構60が分解斜視図として示されている。前記第2
の回転テーブル41の下面にはコの字形状の機構枠61
が固定されている。なお図4はこの機構枠61を図示し
ていない。この機構枠61の上端と前記第2の回転テー
ブル41にかけて軸受62が保持され、この軸受62
と、機構枠61の下端に保持された軸受63との間に調
整軸64が回転自在に支持されている。この調整軸64
の上端は断面が四角形状となった操作部64aとなって
いる。
【0022】また第2の回転テーブル41の上に位置し
ている前記カム板55には前記操作部64aを臨ませる
挿通穴55dが形成されている。図4に示すように、前
記挿通穴55dはカム板55において45度の角度で8
箇所形成されている。第1の回転テーブル3と第2の回
転テーブル41が時計方向に45度ずつ間欠的に回転し
て停止すると、前記操作部64aは、カム板55に形成
された8箇所の挿通穴55dのいずれかの真下に位置す
るようになる。
【0023】図8に示すように、前記機構枠61内には
前記調整軸64に対し軸受65,65により回動自在に
支持されたねじ支持枠66が設けられている。このねじ
支持枠66の側部には軸受67により調整ねじ68が回
転自在に支持されている。前記調整軸64にはキー73
aにより傘歯ギヤ71が固定され、調整ねじ68にはキ
ー73bにより傘歯ギヤ72が固定され、両傘歯ギヤ7
1と72が互いに噛み合っている。前記機構枠61が固
定されている第2の回転テーブル41の下側に位置して
いる前記第1の回転テーブル3の上面には、支持台75
が固定ねじ76,76により固定されている。この支持
台75には、雌ねじ部材77が設けられている。この雌
ねじ部材77には軸78が一体に設けられており、この
軸78がスリーブ79を介して前記支持台75に回動自
在に支持されている。前記調整ねじ68は、この雌ねじ
部材77に形成された雌ねじ穴77aに螺装されてい
る。
【0024】次に上記包装装置の動作について説明す
る。モータの動力は図6に示す駆動部材21を介して第
1の回転テーブル3に伝達され、第1の回転テーブル3
は図1と図3にて時計方向に45度ずつ間欠的に回転駆
動される。図3では45度の間欠回動を(i)にて示し
ている。この間欠回動により、第1の回転テーブルに8
組設けられている袋保持機構4の各保持腕4aと4bは
図1と図3に示す各作業位置(A)から(H)へ順次移
動し、各作業位置にて短時間停止し、この間に各作業が
行われる。
【0025】図4と図5に示すように、第1の回転テー
ブル3に設けられた8組のそれぞれの袋保持機構4の保
持腕4aと、第2の回転テーブル41に設けられた8組
の駆動機構40とは駆動ロッド49により連結されてい
るため、第1の回転テーブル3が前記のように45度ず
つ間欠回動させられると、第2の回転テーブル41はこ
の第1の回転テーブル3に追従して45度ずつ間欠的に
時計方向へ駆動される。
【0026】8組の袋保持機構4のいずれかが図1と図
3に示す袋供給部(A)に至ると、その一対の保持腕4
aと4bのそれぞれに設けられた駆動ローラ38が、図
示しない押圧機構により押され、円板34がスプリング
39に対抗して駆動され、ロッド37により爪32がピ
ン31を中心として駆動され、一対の保持腕4a,4b
のそれぞれの先端に設けられた爪32,32が保持腕4
a,4bの先端から離れる(図5にて鎖線で示す状
態)。(A)の作業位置では、吸着機構6によりスタッ
カー5から袋体Wが1枚ずつ供給され、この袋体Wの上
部左右縁部が保持腕4a,4bの先端と爪32との間に
供給される。このとき駆動ローラ38に対する押圧力が
解除され、スプリング39の付勢力により爪32が閉
じ、図2に示すように袋体Wの上部左右縁部が保持腕4
a,4bの先端と爪32とで挟持される。袋保持機構4
が(B)から(G)で示す各作業位置へ移動する間、袋
体Wは保持腕4a,4bに保持されたままの状態であ
る。そして袋保持機構4が排出部(H)に至ると、再度
図5に示す駆動ローラ38が押圧機構により押圧され、
爪32,32による袋体Wの保持が解除され、内容物の
充填が完了した袋体Wが排出される。
【0027】前述のように、第1の回転テーブル3と第
2の回転テーブル41は、45度ずつ時計方向へ間欠的
に回転する。この回転を図3にて(i)で示している。
一方、図6に示すカム板駆動筒2bの上端に固定されて
いるカム板55は、各回転テーブル3と41が(i)で
示すように45度回動するとき、一緒に時計方向へ45
度だけ回動する。これを(ii)で示す。そして回転テ
ーブル3と41が停止している間にカム板55は(ii
i)で示すように45度反時計方向に回動して基の回転
位相に戻る。すなわち回転テーブル3と41は(i)で
示すように45度時計方向へ間欠回動するが、カム板5
5は45度だけ往復回動を繰返す。またカム板55のあ
る時点での位相は図3に示す通りであり、半径Rbの小
径部55cの角度θは約135度であり、残りの部分は
半径Raの大径部55bである。
【0028】前述のように、図5に示すフォロウローラ
52がカム板55の大径部55bに当たっているとき、
対をなす保持腕4a,4bは図9にて(イ)で示すよう
に互いに離れている。またフォロウローラ52がカム板
55の小径部55cに接触すると、スプリング29の弾
性力により保持腕4a,4bの間隔は図9にて(ロ)で
示すようにわずかに接近する。図3は、各回転テーブル
3と41が(i)で示すように45度時計方向へ回転し
て停止し、またカム板55が(ii)で示すように回転
テーブルと一緒に時計方向へ45度回転した直後の状態
を示している。このとき(A)(B)(C)および
(G)(H)の各作業位置へ移動している駆動機構40
のフォロウローラ52はカム板55の大径部55bに当
たっており、保持腕4aと4bは図9にて(イ)で示す
開き状態であり、これに保持された袋体Wの口部は閉じ
られている。逆に(D)(E)(F)の各作業位置で
は、フォロウローラ52がカム板55の小径部55cに
当たって、保持腕4aと4bが図9にて(ロ)で示すよ
うに互いに接近しており、袋体Wの口は開かれている。
【0029】いま、図3に示す状態からカム板55が
(iii)で示すように反時計方向へ45度復帰回転す
ると、(C)の作業位置にてフォロウローラ52がカム
板55の大径部55bから小径部55cに移動し、保持
爪4aと4bの間隔が狭まり、同時に図1に示すように
一対の吸着アーム8aと8bにより袋体Wの口が開かれ
る。またこのとき(F)の作業位置ではフォロウローラ
52がカム板55の小径部55cから大径部55bに移
動し、保持腕4aと4bの距離が広がり、袋体Wの口が
閉じられる。上記の動作を繰返すことにより、(C)の
作業位置へ移動した袋体Wの口が開かれ、次に(F)の
作業位置へ移動した袋体Wの口が閉じられる。
【0030】次に、異なる幅寸法の袋体Wを使用するた
めに、8組の袋保持機構4の全ての保持腕4aと4bの
対向距離を調整する作業を説明する。この作業には、図
4に示す調整ハンドル85が使用される。この調整ハン
ドル85は上部に回転操作ボタン85bが設けられてい
る。この調整ハンドル85の軸部85aは図8に示すよ
うに、カム板55に8箇所形成された挿通穴55dに隙
間なく挿入できるようになっている。またこの軸部85
aの下端には前記調整軸64の上端の操作部64aが嵌
合できるようになっている。各回転テーブル3と41は
時計方向へ45度ずつ間欠回転し、カム板55は45度
の範囲で往復回動するため、回転テーブル41が停止し
た状態では、調整軸64の操作部64aが必ずカム板5
5のいずれかの挿通穴55dの真下に位置する。
【0031】調整作業では、まず前記調整ハンドル85
の軸部85aをカム板55の挿通穴55dに挿入しその
下端を調整軸64の操作部64aに嵌合させる。調整ハ
ンドル85の軸部85aは挿通穴55dに隙間なく挿入
されるため、この調整ハンドル85の軸部85aを挿入
した段階で、第2の回転テーブル41とカム板55は調
整ハンドル85を介して互いに位置ずれすることなく連
結された状態となる。この状態で図4と図8に示す締め
付けねじ56を弛めて、カム板55と、カム板駆動筒2
bの上端の支持部2cとの連結を解除する。
【0032】この状態で、調整ハンドル85を回転させ
ると、第2の回転テーブル41に固定された機構枠61
に支持された調整軸64がいずれかの方向に回転する。
調整軸64と調整ねじ68とは傘歯ギヤ71と72によ
り連動しているため、調整ハンドル85の回転量に応じ
た量だけ調整ねじ68が回転する。よって、図7と図8
に示す雌ねじ部材77が機構枠61の方向へ引かれ、あ
るいは機構枠61から離される。ここで対向間隔調整機
構60の機構枠61は第2の回転テーブル41に固定さ
れ、雌ねじ部材77は支持台75を介して第1の回転テ
ーブル3に支持されているため、前記調整ハンドル85
の回転により、第1の回転テーブル3と第2の回転テー
ブル41との相対位置が回転方向に変化する。よって第
1の回転テーブル3に支持されている各袋保持機構4の
保持腕4aを支持している支持軸25と、第2の回転テ
ーブル41に支持されている各駆動機構40のリンク4
6、アーム51および駆動軸45との相対位置が変化す
る。駆動機構40の駆動リンク46と保持腕4aとは駆
動ロッド49により連結されているため、この相対位置
の移動により、保持腕4aの回動位置が変化し、この保
持腕4aと連結ロッド28で連結されている保持腕4b
の回動角度も変化する。
【0033】これを図9により詳しく説明する。例え
ば、前記調整ハンドル85の回転調整により、第1の回
転テーブル3が第2の回転テーブル41に対し反時計方
向へ相対的に移動したとする。このとき保持腕4aの支
持軸25が、駆動機構40の駆動軸45に対して反時計
方向(ニ)で示すように移動したことになる。よって駆
動機構40の駆動リンク46に連結されている駆動ロッ
ド49により保持腕4aが図9において時計方向へ引か
れることになる。よって保持腕4aは例えば(ハ)で示
す角度まで回動し、また連結ロッド28を介して保持腕
4bも(ハ)で示す位置まで回動する。よって第1と第
2の回転テーブル3と41の相対的な位置を変えること
により、8組の全ての袋保持機構4において対向する保
持腕4aと4bの対向距離を例えば(ハ)で示すように
狭めることができる。また調整ハンドル85を逆方向へ
回転させれば、全ての保持腕4aと4bの対向距離を離
すこともできる。この調整量は、使用する袋体Wの幅寸
法に応じて決められる。
【0034】上記の調整ハンドル85の回転により、8
組の全ての袋保持機構4にて保持腕4aと4bの対向距
離を調整した後に、締め付けねじ56を締め付け、カム
板55とカム板駆動筒2bの上端の支持部2cとを固定
する。前記調整において第1の回転テーブル3と第2の
回転テーブル41との相対回転位置が調整される間、第
2の回転テーブル41とカム板55とは調整ハンドル8
5の軸部85aにより一体に連結されている。そのた
め、調整完了後、フォロウローラ52を有する駆動機構
40が搭載されている第2の回転テーブル41とこのフ
ォロウローラ52が当たるカム板55との相対関係にず
れが生じることがない。よって調整完了後にその位置で
締め付けねじ56によりカム板55を固定すれば、その
後はカム板55と駆動機構40により、調整前と同様に
保持腕4a,4bを図9にて(イ)と(ロ)で示すよう
に駆動でき、袋体Wの口の開閉動作が行えるようにな
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1と第
2の回転テーブルの相対位置を変えることにより、第2
の回転テーブルに設けられた駆動機構と第1の回転テー
ブルに設けられた保持腕との連結を利用して、保持腕の
対向距離の調整が可能になる。よって歯車などの追加部
品を使用せず、簡単な構造により保持腕の対向距離の調
整が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による包装装置の実施例を示す全体構造
の平面図、
【図2】図1に示す包装装置の正面図、
【図3】包装装置の各作業工程を示す平面図、
【図4】包装装置の構造の概略を示す分解斜視図、
【図5】第1の回転テーブルに支持された袋保持機構お
よび第2の回転テーブルに支持された駆動機構の構造を
示す部分平面図、
【図6】第1の回転テーブルに支持された袋保持機構お
よび第2の回転テーブルに支持された駆動機構の構造を
示す縦断面図、
【図7】保持腕の対向距離調整機構の構造を示す部分平
面図
【図8】図7のVIII−VIII断面図、
【図9】保持腕の動作説明図、
【符号の説明】
1 架台 2 軸部 2a 固定軸 2b カム板駆動筒 3 第1の回転テーブル 4 袋保持機構 4a,4b 保持腕 25 支持軸 28 連結ロッド 29 スプリング 32 爪 38 駆動ローラ 40 駆動機構 41 第2の回転テーブル 45 駆動軸 46 リンク 49 駆動ロッド 51 アーム 52 フォロウローラ 55 カム板 55b 大径部 55c 小径部 55d 挿通穴 56 締め付けねじ 60 対向距離調整機構 61 機構枠 64 調整軸 68 調整ねじ 71,72 傘歯ギヤ 77 雌ねじ部材 85 調整ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋体を保持する一対の保持腕と、この保
    持腕を複数組支持し且つこの保持腕を、袋体の供給部、
    袋体開き部、内容物供給部、袋体閉じ部の各位置へ移動
    させる第1の回転テーブルと、前記保持腕と連結された
    保持腕駆動機構と、この保持腕駆動機構が複数組支持さ
    れた第2の回転テーブルと、第1ならびに第2の回転テ
    ーブルの回転位置に応じて前記駆動機構を動作させ前記
    保持腕に保持された袋体を開き状態または閉じ状態とす
    るカム機構と、前記第1の回転テーブルと第2の回転テ
    ーブルの回転方向の相対位置を可変して各保持腕の対向
    距離を可変させる保持腕の対向距離調整機構とが設けら
    れていることを特徴とする包装装置。
JP29215192A 1992-10-05 1992-10-05 包装装置 Pending JPH06122422A (ja)

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Effective date: 20021008