JP2907242B2 - 容器処理装置 - Google Patents
容器処理装置Info
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- JP2907242B2 JP2907242B2 JP17710291A JP17710291A JP2907242B2 JP 2907242 B2 JP2907242 B2 JP 2907242B2 JP 17710291 A JP17710291 A JP 17710291A JP 17710291 A JP17710291 A JP 17710291A JP 2907242 B2 JP2907242 B2 JP 2907242B2
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- rotary table
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
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Description
【産業上の利用分野】本発明は容器処理装置に関し、よ
り詳しくは、大きさの異なる容器を処理することが可能
な兼用型の容器処理装置に関する。
り詳しくは、大きさの異なる容器を処理することが可能
な兼用型の容器処理装置に関する。
【従来の技術】従来、容器処理装置として、容器を載置
して回転する回転テーブルと、上記回転テーブルに設け
られて該回転テーブルに載置された容器を支持する複数
の支持手段とを備えたものは知られている（例えば、特
公昭５９−４６８７４号公報）。上記特公昭５９−４６
８７４号公報の容器処理装置では、回転テーブルの回転
に伴って、該回転テーブルに設けた支持手段としての切
欠きと円弧状ガイドとによって容器を支持して移送する
ようにしている。そして、容器の移送区間の上流側の位
置で充填機構によって容器内に充填液を充填し、その
後、移送区間の下流側においてキャッパによって容器に
キャップを取り付けるようにしている。
して回転する回転テーブルと、上記回転テーブルに設け
られて該回転テーブルに載置された容器を支持する複数
の支持手段とを備えたものは知られている（例えば、特
公昭５９−４６８７４号公報）。上記特公昭５９−４６
８７４号公報の容器処理装置では、回転テーブルの回転
に伴って、該回転テーブルに設けた支持手段としての切
欠きと円弧状ガイドとによって容器を支持して移送する
ようにしている。そして、容器の移送区間の上流側の位
置で充填機構によって容器内に充填液を充填し、その
後、移送区間の下流側においてキャッパによって容器に
キャップを取り付けるようにしている。
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の容器処理装置では、処理すべき容器の大きさを変更
する場合には、該変更する容器の大きさに合わせて、支
持手段としての切欠きを設けた回転テーブルを交換する
必要があったので、その交換作業が煩雑なものとなって
いた。
来の容器処理装置では、処理すべき容器の大きさを変更
する場合には、該変更する容器の大きさに合わせて、支
持手段としての切欠きを設けた回転テーブルを交換する
必要があったので、その交換作業が煩雑なものとなって
いた。
【課題を解決するための手段】上述した事情に鑑み、本
発明は、容器を載置して回転する回転テーブルと、上記
回転テーブルに設けられて該回転テーブルに載置された
容器を支持する複数の支持手段とを備えた容器処理装置
において、上記支持手段を、回転テーブル上に載置した
容器を挟んで、回転テーブルの半径方向内方側と外方側
とに配設した内側支持部材と外側支持部材とから構成す
るとともに、上記各支持手段の内側支持部材と外側支持
部材とを回転テーブルの半径方向において移動可能と
し、また、上記各支持手段の内側支持部材と外側支持部
材とを相互に逆方向に移動させて、内側支持部材と外側
支持部材とが隔てた間隔を調整する間隔調整機構を各支
持手段ごとに配設し、さらに、上記各間隔調整機構に連
動してそれら各間隔調整機構を一斉に作動させる駆動手
段を設けたものである。
発明は、容器を載置して回転する回転テーブルと、上記
回転テーブルに設けられて該回転テーブルに載置された
容器を支持する複数の支持手段とを備えた容器処理装置
において、上記支持手段を、回転テーブル上に載置した
容器を挟んで、回転テーブルの半径方向内方側と外方側
とに配設した内側支持部材と外側支持部材とから構成す
るとともに、上記各支持手段の内側支持部材と外側支持
部材とを回転テーブルの半径方向において移動可能と
し、また、上記各支持手段の内側支持部材と外側支持部
材とを相互に逆方向に移動させて、内側支持部材と外側
支持部材とが隔てた間隔を調整する間隔調整機構を各支
持手段ごとに配設し、さらに、上記各間隔調整機構に連
動してそれら各間隔調整機構を一斉に作動させる駆動手
段を設けたものである。
【作用】このような構成によれば、処理すべき容器の大
きさを変更する場合には、上記駆動機構によってすべて
の間隔調整機構を一斉に作動させて、各支持手段の内側
支持部材と外側支持部材とを一斉に所要の間隔に調整す
ることができる。したがって、容器の大きさを変更する
際に支持手段を交換する必要がなく、しかも支持手段の
調整作業を従来に比較して簡略化することができる。
きさを変更する場合には、上記駆動機構によってすべて
の間隔調整機構を一斉に作動させて、各支持手段の内側
支持部材と外側支持部材とを一斉に所要の間隔に調整す
ることができる。したがって、容器の大きさを変更する
際に支持手段を交換する必要がなく、しかも支持手段の
調整作業を従来に比較して簡略化することができる。
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図１において、容器処理装置１は、容器２を載置し
て間欠的に回転する回転テーブル３と、容器２内に所定
量の充填液を充填する充填機構４と、さらに充填が完了
した容器２の上端口部にキャップを取り付けるキャッパ
５とから構成している。上記回転テーブル３上には、円
周方向に等ピッチｐで後に詳述する支持手段６を設けて
いる。また図２に示すように回転テーブル３の回転軸３
ａは、フレーム７に設けた筒状部材８に回転自在に軸支
してあり、筒状部材８を貫通させた回転軸３ａの下端外
周部には大径歯車９を嵌着している。大径歯車９には図
示しない間欠駆動機構のピニオン１０が噛合しているの
で、間欠駆動機構が駆動されると、回転テーブル３は各
支持手段６を設けた１ピッチｐづつ間欠的に時計方向に
回転するようになっている。さらに回転テーブル３の一
側には、容器２を搬送する搬送コンベヤ１４を設けてあ
り、この搬送コンベヤ１４によって上流側から容器２の
受け渡し位置Ａまで搬送されてきた先頭の容器２は、受
け渡し位置Ａに設けたストッパ１４ａに当接して停止さ
れるようになっている。上記受け渡し位置Ａには、搬送
コンベヤ１４を挟んで回転テーブル３と反対側に給排ロ
ボット１５を設けてあり、この給排ロボット１５は上記
回転テーブル３の間欠回転に同期して作動されるように
なっている。そして、給排ロボット１５は、ストッパ１
４ａによって停止された先頭の容器２を保持して回転テ
ーブル３の支持手段６に順次供給すると同時に、容器処
理装置１による処理が完了した容器２を１本づつ回転テ
ーブル３上から搬送コンベヤ１４上に排出するようにし
ている。給排ロボット１５によって、回転テーブル３の
支持手段６に受け渡された各容器２は、該支持手段６に
よって転倒しないように支持されている。このようにし
て、受け渡し位置Ａにおいて回転テーブル３の各支持手
段６に受け渡された容器２は、回転テーブル３が間欠回
転されることに伴って充填機構４の下方側に導入され
る。充填機構４は３本の充填ヘッド４ａを備えており、
回転テーブル３の外周縁に沿って図１に実線で示す上流
端位置と想像線で示す下流端位置とにわたって往復動さ
れるとともに、上昇端と下降端とにわたって昇降される
ように構成されている。すなわち、回転テーブル３によ
って３本の容器２が上流端位置に停止した各充填ヘッド
４ａの下方まで導入されると、充填機構４は上昇端から
下降端まで下降して、３本の容器２の上端口部に各充填
ヘッド４ａを係合させる。そして、その状態において、
充填機構４は回転テーブル３の間欠回転に追従して下流
端位置にむけて移動するようになっている。この下流側
にむけての追従作動の際に３本の充填ヘッド４ａによっ
て容器２内に充填液を充填するようになっている。充填
機構４は、このようにして３本の容器２内に充填を行い
下流端位置まで移動すると、元の上昇端まで上昇すると
とともに追従開始前の上流端位置まで早戻りするように
なっている。これによって、各充填ヘッド４ａは容器２
の上端口部から離隔するので、充填が完了した３本の容
器２は、回転テーブル３によって下流側のキャッパ５に
向けて移送される。充填機構４は、上述した往復動と昇
降作動とを繰り返すことで、回転テーブル３上の３本の
容器２毎に充填液を充填するようにしている。次に、充
填機構４による充填が完了した容器２は、回転テーブル
３の間欠回転に伴ってキャッパ５の下方位置に導入さ
れ、該キャッパ５によって上端口部にキャップを取り付
けられるようになっており、これによって容器処理装置
１によるすべての処理を完了する。このようにして、処
理が完了した容器２は、上述したように受け渡し位置Ａ
の給排ロボット１５によって回転テーブル３上から１本
づつ搬送コンベヤ１４上に排出される。上述した充填機
構４、キャッパ５および給排ロボット１５の構成は、従
来公知なのでそれらの構成の説明は省略する。しかし
て、図２および図３に示すように、本実施例の支持手段
６は、鉛直上方を向けた２本のピンからなる内側支持部
材１６と、それに対向させた２本のピンからなる外側支
持部材１７とから構成している。容器２は上述した給排
ロボット１５によって内側支持部材１６と外側支持部材
１７との間に上方側から挿入されて回転テーブル３上に
載置されるようになっており、したがって、容器２は内
側支持部材１６と外側支持部材１７に係合して転倒しな
いように支持される。図３に示すように、各支持手段６
を設けた回転テーブル３の外周部には、そこに載置する
容器２の中心の移動軌跡Ｂを挟んだ内方側と外方側と
に、回転テーブル３の半径方向に向けた４か所の長穴３
ｂ，３ｃを穿設している。これら４か所の長穴３ｂ，３
ｃは同一寸法としてあり、また内方側の２か所の長穴３
ｂと外方側の２か所の長穴３ｃとは容器２の中心の移動
軌跡Ｂから等距離だけ離隔させている。そして、内方側
の２か所の長穴３ｂに上記内側支持部材１６の下方小径
部を貫通させるとともに、その下端部を板状のブラケッ
ト１８に嵌着している。またこれと同様に、外方側の２
か所の長穴３ｃに、上記外側支持部材１７の下方小径部
を貫通させるとともに、その下端部を板状のブラケット
１９に嵌着している。したがって、各支持手段６を構成
する内側支持部材１６と外側支持部材１７とは、上記長
穴３ｂ、３ｃに案内されて回転テーブル３の半径方向に
移動可能となっており、対向状態を維持して近接あるい
は離隔できるようになっている。さらに、本実施例で
は、上記各支持手段６を構成する内側支持部材１６と外
側支持部材１７との間隔を調整する間隔調整機構２０を
各支持手段６ごとに設けてあり、またそれらすべての間
隔調整機構２０を一斉に駆動させる駆動機構２１を設け
ている。すなわち、間隔調整機構２０は、回転テーブル
３の半径方向に向けて配設されて上記ブラケット１８、
１９に螺合するねじ軸２２を備えている。このねじ軸２
２の中央の平坦な外周部は、回転テーブル３の裏面に固
定した板状の軸受部材２３によって回転自在に軸支して
あり、またねじ軸２２における内方側外周部は、回転テ
ーブル３の裏面に設けたボールベアリング２４によって
回転自在に軸支している。上記軸受部材２３よりも外方
側となるねじ軸２２の外周部は、左ねじを螺刻した左ね
じ部としてあり、その左ねじ部を上記外側支持部材１７
を連結したブラケット１９の雌ねじ部に螺合している。
他方、軸受部材２３よりも内方側となるねじ軸２２の外
周部は、右ねじを螺刻した右ねじ部としてあり、その右
ねじ部を上記内側支持部材１６を連結したブラケット１
８の雌ねじ部に螺合している。なおねじ軸２２における
上記右ねじ部と左ねじ部の外径およびピッチは同一に設
定している。上記ねじ軸２２における外方側の端部に
は、手回しハンドル２５と係合する四角柱状の係合部２
２ａを形成している。したがって、ねじ軸２２の係合部
２２ａに手回しハンドル２５を係合させて該ねじ軸２２
を正逆に回転させると、上記内側支持部材１６と外側支
持部材１７は、相互に逆方向に同一距離だけ移動されて
近接あるいは離隔するので、内側支持部材１６と外側支
持部材１７との間隔を容器２の大きさに合わせて調整で
きるようになっている。次に、上記間隔調整機構２０を
駆動させる駆動機構２１は、上記各ねじ軸２２における
内方側の端部外周に嵌着した小径傘歯車２８と、回転テ
ーブル３の回転軸３ａに嵌着されて上記各小径傘歯車２
８に噛合する大径傘歯車２９とから構成している。上記
大径傘歯車２９は、連結ボルト３０によって回転テーブ
ル３に連結されるようになっており、連結ボルト３０を
緩めて９は、大径傘歯車２９と回転テーブル３との連結
状態を解除すると、大径傘歯車２９は回転テーブル３に
対して円周方向に相対移動されるようになっている。以
上の構成によれば、容器処理装置１で処理すべき容器２
の大きさを変更する場合には、大径傘歯車２９と回転テ
ーブル３との連結状態を解除して、１つの間隔調整機構
２０のねじ軸２２を手回しハンドル２５によって正逆に
回転させることによって、容器処理装置１が備えるすべ
ての間隔調整機構２０を一斉に作動させることができ、
それによって、変更する容器２の大きさに適合するよう
に、各支持手段６の内側係合部材１６と外側係合部材１
７との間隔を調整することができる。したがって、容器
２の大きさを変更する際に各支持手段６を交換する必要
がなく、しかも支持手段６の調整作業をきわめて簡単に
行うことができる。 （第２実施例）図４は、本発明の第２実施例を示したも
のである。上述した第１の実施例では、支持手段６を構
成する内側支持部材１６と外側支持部材１７とをそれぞ
れ２本のピンから構成していたが、この第２実施例で
は、内側支持部材１１６と外側支持部材１１７とをそれ
ぞれ単体の板状部材から構成するようにしている。内側
支持部材１１６と外側支持部材１１７との対向面の中央
には、それぞれ凹部を形成し、その凹部によって容器の
外周部を支持するようにしている。またこれら内側支持
部材１１６と外側支持部材１１７の下面所定位置には、
下方に突出する図示しない棒状の突出部を１箇所形成し
てあり、それら各支持部材１１６、１１７の突出部を、
上記回転テーブル１０３に半径方向に設けた一対の長穴
（図示せず）に貫通させている。これによって、内側支
持部材１１６と外側支持部材１１７とは、対向状態を維
持して回転テーブル１０３の半径方向に移動可能となっ
ている。さらに、上記各長穴の下方位置となる回転テー
ブル１０３の裏面には、それぞれラック１３１，１３２
を移動可能に設けてあり、一方のラック１３１に内側支
持部材１１６の下方突出部を連結する一方、他方のラッ
ク１３２に外側支持部材１１７の下方突出部を連結して
いる。上記ラック１３１，１３２は、回転テーブル１０
３の裏面に設けたピニオン１３３を介して相互に連動し
ているので、一方のラック１３１と他方のラック１３２
とは相互に逆方向に移動されるようになっており、それ
によって、上記内側支持部材１１６と外側支持部材１１
７との間隔を調整できるようにしている。このように第
２実施例では、上記ラック１３１，１３２とピニオン１
３３とによって間隔調整機構１２０を構成している。上
記内側支持部材１１６を連結したラック１３１における
外方側の端部と回転テーブル１０３の裏面とにわたって
は引張りばね１３４を取り付けて、ラック１３１を回転
テーブル１０３の中心にむけて付勢するようにしてい
る。そして、このように付勢されたラック１３１におけ
る内方側の先端部は、カム部材１３５の外周面に設けた
波形のカム面１３５ａの１つに摺動自在に圧接させてい
る。上記カム部材１３５は、上述した第１実施例の大径
傘歯車２９と同様に図示しない連結ボルトによって回転
テーブル１０３に連結されている。したがって、カム部
材１３５と回転テーブル１０３との連結状態を解除し
て、カム部材１３５を回転テーブル１０３に対して相対
回転させると、すべての間隔調整機構１２０を一斉に作
動させて、上記各支持部材１０６の内側支持部材１１６
外側支持部材１１７との間隔を調整することができる。
そのほかの構成は、上記第１実施例と同じであり、上記
第１実施例の部材と対応する各部材には、それぞれ１０
０を加算した部材番号を付している。このような第２実
施例によっても上述した第１実施例と同様の作用、効果
を得ることができる。
と、図１において、容器処理装置１は、容器２を載置し
て間欠的に回転する回転テーブル３と、容器２内に所定
量の充填液を充填する充填機構４と、さらに充填が完了
した容器２の上端口部にキャップを取り付けるキャッパ
５とから構成している。上記回転テーブル３上には、円
周方向に等ピッチｐで後に詳述する支持手段６を設けて
いる。また図２に示すように回転テーブル３の回転軸３
ａは、フレーム７に設けた筒状部材８に回転自在に軸支
してあり、筒状部材８を貫通させた回転軸３ａの下端外
周部には大径歯車９を嵌着している。大径歯車９には図
示しない間欠駆動機構のピニオン１０が噛合しているの
で、間欠駆動機構が駆動されると、回転テーブル３は各
支持手段６を設けた１ピッチｐづつ間欠的に時計方向に
回転するようになっている。さらに回転テーブル３の一
側には、容器２を搬送する搬送コンベヤ１４を設けてあ
り、この搬送コンベヤ１４によって上流側から容器２の
受け渡し位置Ａまで搬送されてきた先頭の容器２は、受
け渡し位置Ａに設けたストッパ１４ａに当接して停止さ
れるようになっている。上記受け渡し位置Ａには、搬送
コンベヤ１４を挟んで回転テーブル３と反対側に給排ロ
ボット１５を設けてあり、この給排ロボット１５は上記
回転テーブル３の間欠回転に同期して作動されるように
なっている。そして、給排ロボット１５は、ストッパ１
４ａによって停止された先頭の容器２を保持して回転テ
ーブル３の支持手段６に順次供給すると同時に、容器処
理装置１による処理が完了した容器２を１本づつ回転テ
ーブル３上から搬送コンベヤ１４上に排出するようにし
ている。給排ロボット１５によって、回転テーブル３の
支持手段６に受け渡された各容器２は、該支持手段６に
よって転倒しないように支持されている。このようにし
て、受け渡し位置Ａにおいて回転テーブル３の各支持手
段６に受け渡された容器２は、回転テーブル３が間欠回
転されることに伴って充填機構４の下方側に導入され
る。充填機構４は３本の充填ヘッド４ａを備えており、
回転テーブル３の外周縁に沿って図１に実線で示す上流
端位置と想像線で示す下流端位置とにわたって往復動さ
れるとともに、上昇端と下降端とにわたって昇降される
ように構成されている。すなわち、回転テーブル３によ
って３本の容器２が上流端位置に停止した各充填ヘッド
４ａの下方まで導入されると、充填機構４は上昇端から
下降端まで下降して、３本の容器２の上端口部に各充填
ヘッド４ａを係合させる。そして、その状態において、
充填機構４は回転テーブル３の間欠回転に追従して下流
端位置にむけて移動するようになっている。この下流側
にむけての追従作動の際に３本の充填ヘッド４ａによっ
て容器２内に充填液を充填するようになっている。充填
機構４は、このようにして３本の容器２内に充填を行い
下流端位置まで移動すると、元の上昇端まで上昇すると
とともに追従開始前の上流端位置まで早戻りするように
なっている。これによって、各充填ヘッド４ａは容器２
の上端口部から離隔するので、充填が完了した３本の容
器２は、回転テーブル３によって下流側のキャッパ５に
向けて移送される。充填機構４は、上述した往復動と昇
降作動とを繰り返すことで、回転テーブル３上の３本の
容器２毎に充填液を充填するようにしている。次に、充
填機構４による充填が完了した容器２は、回転テーブル
３の間欠回転に伴ってキャッパ５の下方位置に導入さ
れ、該キャッパ５によって上端口部にキャップを取り付
けられるようになっており、これによって容器処理装置
１によるすべての処理を完了する。このようにして、処
理が完了した容器２は、上述したように受け渡し位置Ａ
の給排ロボット１５によって回転テーブル３上から１本
づつ搬送コンベヤ１４上に排出される。上述した充填機
構４、キャッパ５および給排ロボット１５の構成は、従
来公知なのでそれらの構成の説明は省略する。しかし
て、図２および図３に示すように、本実施例の支持手段
６は、鉛直上方を向けた２本のピンからなる内側支持部
材１６と、それに対向させた２本のピンからなる外側支
持部材１７とから構成している。容器２は上述した給排
ロボット１５によって内側支持部材１６と外側支持部材
１７との間に上方側から挿入されて回転テーブル３上に
載置されるようになっており、したがって、容器２は内
側支持部材１６と外側支持部材１７に係合して転倒しな
いように支持される。図３に示すように、各支持手段６
を設けた回転テーブル３の外周部には、そこに載置する
容器２の中心の移動軌跡Ｂを挟んだ内方側と外方側と
に、回転テーブル３の半径方向に向けた４か所の長穴３
ｂ，３ｃを穿設している。これら４か所の長穴３ｂ，３
ｃは同一寸法としてあり、また内方側の２か所の長穴３
ｂと外方側の２か所の長穴３ｃとは容器２の中心の移動
軌跡Ｂから等距離だけ離隔させている。そして、内方側
の２か所の長穴３ｂに上記内側支持部材１６の下方小径
部を貫通させるとともに、その下端部を板状のブラケッ
ト１８に嵌着している。またこれと同様に、外方側の２
か所の長穴３ｃに、上記外側支持部材１７の下方小径部
を貫通させるとともに、その下端部を板状のブラケット
１９に嵌着している。したがって、各支持手段６を構成
する内側支持部材１６と外側支持部材１７とは、上記長
穴３ｂ、３ｃに案内されて回転テーブル３の半径方向に
移動可能となっており、対向状態を維持して近接あるい
は離隔できるようになっている。さらに、本実施例で
は、上記各支持手段６を構成する内側支持部材１６と外
側支持部材１７との間隔を調整する間隔調整機構２０を
各支持手段６ごとに設けてあり、またそれらすべての間
隔調整機構２０を一斉に駆動させる駆動機構２１を設け
ている。すなわち、間隔調整機構２０は、回転テーブル
３の半径方向に向けて配設されて上記ブラケット１８、
１９に螺合するねじ軸２２を備えている。このねじ軸２
２の中央の平坦な外周部は、回転テーブル３の裏面に固
定した板状の軸受部材２３によって回転自在に軸支して
あり、またねじ軸２２における内方側外周部は、回転テ
ーブル３の裏面に設けたボールベアリング２４によって
回転自在に軸支している。上記軸受部材２３よりも外方
側となるねじ軸２２の外周部は、左ねじを螺刻した左ね
じ部としてあり、その左ねじ部を上記外側支持部材１７
を連結したブラケット１９の雌ねじ部に螺合している。
他方、軸受部材２３よりも内方側となるねじ軸２２の外
周部は、右ねじを螺刻した右ねじ部としてあり、その右
ねじ部を上記内側支持部材１６を連結したブラケット１
８の雌ねじ部に螺合している。なおねじ軸２２における
上記右ねじ部と左ねじ部の外径およびピッチは同一に設
定している。上記ねじ軸２２における外方側の端部に
は、手回しハンドル２５と係合する四角柱状の係合部２
２ａを形成している。したがって、ねじ軸２２の係合部
２２ａに手回しハンドル２５を係合させて該ねじ軸２２
を正逆に回転させると、上記内側支持部材１６と外側支
持部材１７は、相互に逆方向に同一距離だけ移動されて
近接あるいは離隔するので、内側支持部材１６と外側支
持部材１７との間隔を容器２の大きさに合わせて調整で
きるようになっている。次に、上記間隔調整機構２０を
駆動させる駆動機構２１は、上記各ねじ軸２２における
内方側の端部外周に嵌着した小径傘歯車２８と、回転テ
ーブル３の回転軸３ａに嵌着されて上記各小径傘歯車２
８に噛合する大径傘歯車２９とから構成している。上記
大径傘歯車２９は、連結ボルト３０によって回転テーブ
ル３に連結されるようになっており、連結ボルト３０を
緩めて９は、大径傘歯車２９と回転テーブル３との連結
状態を解除すると、大径傘歯車２９は回転テーブル３に
対して円周方向に相対移動されるようになっている。以
上の構成によれば、容器処理装置１で処理すべき容器２
の大きさを変更する場合には、大径傘歯車２９と回転テ
ーブル３との連結状態を解除して、１つの間隔調整機構
２０のねじ軸２２を手回しハンドル２５によって正逆に
回転させることによって、容器処理装置１が備えるすべ
ての間隔調整機構２０を一斉に作動させることができ、
それによって、変更する容器２の大きさに適合するよう
に、各支持手段６の内側係合部材１６と外側係合部材１
７との間隔を調整することができる。したがって、容器
２の大きさを変更する際に各支持手段６を交換する必要
がなく、しかも支持手段６の調整作業をきわめて簡単に
行うことができる。 （第２実施例）図４は、本発明の第２実施例を示したも
のである。上述した第１の実施例では、支持手段６を構
成する内側支持部材１６と外側支持部材１７とをそれぞ
れ２本のピンから構成していたが、この第２実施例で
は、内側支持部材１１６と外側支持部材１１７とをそれ
ぞれ単体の板状部材から構成するようにしている。内側
支持部材１１６と外側支持部材１１７との対向面の中央
には、それぞれ凹部を形成し、その凹部によって容器の
外周部を支持するようにしている。またこれら内側支持
部材１１６と外側支持部材１１７の下面所定位置には、
下方に突出する図示しない棒状の突出部を１箇所形成し
てあり、それら各支持部材１１６、１１７の突出部を、
上記回転テーブル１０３に半径方向に設けた一対の長穴
（図示せず）に貫通させている。これによって、内側支
持部材１１６と外側支持部材１１７とは、対向状態を維
持して回転テーブル１０３の半径方向に移動可能となっ
ている。さらに、上記各長穴の下方位置となる回転テー
ブル１０３の裏面には、それぞれラック１３１，１３２
を移動可能に設けてあり、一方のラック１３１に内側支
持部材１１６の下方突出部を連結する一方、他方のラッ
ク１３２に外側支持部材１１７の下方突出部を連結して
いる。上記ラック１３１，１３２は、回転テーブル１０
３の裏面に設けたピニオン１３３を介して相互に連動し
ているので、一方のラック１３１と他方のラック１３２
とは相互に逆方向に移動されるようになっており、それ
によって、上記内側支持部材１１６と外側支持部材１１
７との間隔を調整できるようにしている。このように第
２実施例では、上記ラック１３１，１３２とピニオン１
３３とによって間隔調整機構１２０を構成している。上
記内側支持部材１１６を連結したラック１３１における
外方側の端部と回転テーブル１０３の裏面とにわたって
は引張りばね１３４を取り付けて、ラック１３１を回転
テーブル１０３の中心にむけて付勢するようにしてい
る。そして、このように付勢されたラック１３１におけ
る内方側の先端部は、カム部材１３５の外周面に設けた
波形のカム面１３５ａの１つに摺動自在に圧接させてい
る。上記カム部材１３５は、上述した第１実施例の大径
傘歯車２９と同様に図示しない連結ボルトによって回転
テーブル１０３に連結されている。したがって、カム部
材１３５と回転テーブル１０３との連結状態を解除し
て、カム部材１３５を回転テーブル１０３に対して相対
回転させると、すべての間隔調整機構１２０を一斉に作
動させて、上記各支持部材１０６の内側支持部材１１６
外側支持部材１１７との間隔を調整することができる。
そのほかの構成は、上記第１実施例と同じであり、上記
第１実施例の部材と対応する各部材には、それぞれ１０
０を加算した部材番号を付している。このような第２実
施例によっても上述した第１実施例と同様の作用、効果
を得ることができる。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容器の
大きさを変更する際に支持手段を交換する必要がなく、
しかも支持手段の調整作業を従来に比較して簡略化する
ことができるという効果が得られる。
大きさを変更する際に支持手段を交換する必要がなく、
しかも支持手段の調整作業を従来に比較して簡略化する
ことができるという効果が得られる。
【図１】図１は本発明の一実施例を示す概略平面図
【図２】図２は図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図
【図３】図３は図２の矢印ＩＩＩに沿う平面図
【図４】図４は本発明の他の実施例を示す要部の概略平
面図
面図
２ 容器 ３ 回転テーブル ６ 支持手段 １６ 内側支持部材 １７ 外側支持部材 ２０ 間隔調整機構 ２１ 駆動機構
Claims (1)
- 【請求項１】 容器を載置して回転する回転テーブル
と、上記回転テーブルに設けられて該回転テーブルに載
置された容器を支持する複数の支持手段とを備えた容器
処理装置において、上記支持手段を、回転テーブル上に
載置した容器を挟んで、回転テーブルの半径方向内方側
と外方側とに配設した内側支持部材と外側支持部材とか
ら構成するとともに、上記各支持手段の内側支持部材と
外側支持部材とを回転テーブルの半径方向において移動
可能とし、また、上記各支持手段の内側支持部材と外側
支持部材とを相互に逆方向に移動させて、内側支持部材
と外側支持部材とが隔てた間隔を調整する間隔調整機構
を各支持手段ごとに配設し、さらに、上記各間隔調整機
構に連動してそれら各間隔調整機構を一斉に作動させる
駆動手段を設けたことを特徴とする容器処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17710291A JP2907242B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 容器処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17710291A JP2907242B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 容器処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05724A JPH05724A (ja) | 1993-01-08 |
| JP2907242B2 true JP2907242B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=16025186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17710291A Expired - Fee Related JP2907242B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 容器処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2907242B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6072258A (en) * | 1999-08-04 | 2000-06-06 | Magna Force, Inc. | Permanent magnet coupler with adjustable air gaps |
| JP4532156B2 (ja) * | 2004-04-09 | 2010-08-25 | アサヒビール株式会社 | スターホイール装置 |
| KR101257186B1 (ko) * | 2011-10-14 | 2013-04-22 | (주)도형아이엠 | 용기검사장치 |
| CN109081283B (zh) * | 2018-07-08 | 2021-02-05 | 高安市清河油脂有限公司 | 一种绿色粮油收集用装瓶装置 |
| DE102019109446A1 (de) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | Khs Gmbh | Behälterbehandlungsanlage zum Behandeln von Behältern oder dergleichen |
| WO2022024996A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 株式会社ミューチュアル | 充填施栓装置及び容器供給・回収機構 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP17710291A patent/JP2907242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05724A (ja) | 1993-01-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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