JPH0612139U - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH0612139U
JPH0612139U JP052300U JP5230092U JPH0612139U JP H0612139 U JPH0612139 U JP H0612139U JP 052300 U JP052300 U JP 052300U JP 5230092 U JP5230092 U JP 5230092U JP H0612139 U JPH0612139 U JP H0612139U
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JP
Japan
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door trim
core material
rear end
edge
glass run
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收 豊倉
孝 岩城
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ドアトリムの後端縁とドア開口縁に
設置されるグラスランチャネルとの間の間隙をなくすこ
とにより、見栄えの向上を図るとともに、走行時の不快
な風切り音の発生をなくすことを目的とする。 【構成】 ウエストガーニッシュ20の後端縁を、芯材
11の後端縁よりも延設し、この延設部21によりドア
トリム10の後端縁を延長することにより、ドアトリム
10とグラスランチャネル40とを密着シールさせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリムに関するもので、特に、ドアトリムの後端縁 とドア開口縁に設置されるグラスランチャネルとのシール性を改良した自動車用 ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、ドアパネルに内装されている自動車用ドアトリム1を示すもので、こ のドアトリム1は、図7に示すように、保形性を備えた芯材2の表面に装飾性, 緩衝性を備えた表皮材3が貼着されて構成されており、昇降式ドアウインドー4 aをシールするドアインナーシール4を取付けるために、芯材2のウエスト部裏 面にウエストガーニッシュ5が接合されている。
【0003】 そして、自動車用ドアトリム1の外形状は、芯材2に保形されている。したが って、ドアトリム1の外形状は芯材2の形状に制約を受けることが多い。
【0004】 例えば、自動車用ドアトリム1の後端縁上部は、芯材2の型抜き角度を設定す る必要があり、芯材2は、図8中一点鎖線で示す形状となるため、ドアトリム1 も芯材2の形状に左右され、後端縁は傾斜状となる。
【0005】 したがって、この傾斜部6にはドア開口縁に設置されるグラスランチャネル7 が位置するため、ドアトリム1の後端縁とグラスランチャネル7との間に隙間A が生じ、見栄えの低下を招くとともに、走行時、この隙間Aが原因となる風切り 音が生じ、快適走行に支障を来たすという問題点も指摘されている。
【0006】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、ドアトリムの後端縁とドア開口縁に設置されるグラスランチャネルとの 間の隙間をなくすことにより、見栄えの低下を防ぐとともに、走行時生じる不快 な風切り音を解消した自動車用ドアトリムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、芯材表面に表皮材を一体貼着してなり 、芯材のウエスト部裏面にドアインナーシールを取付けるウエストガーニッシュ を設置した自動車用ドアトリムにおいて、前記ウエストガーニッシュの後端縁が 、芯材の後端縁よりもジョッグル部を介して延設され、この延設部により、ドア トリムの後端縁とドア開口縁に設置されるグラスランチャネルとが密着シールし ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
以上の構成から明らかなように、ウエストガーニッシュの後端縁が芯材の後端 縁よりも延設されており、このウエストガーニッシュの延設部によりドアトリム の後端縁における外形状が後方に延長されるため、ドアトリム後端縁とグラスラ ンチャネルとの間に隙間が生じることがなく、両者は良好に密着シールされる。
【0009】 なお、ウエストガーニッシュの後端縁はジョッグル部を介して延設されるため 、このジョッグル部により段差が形成されず、製品外観に悪影響を与えない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案による自動車用ドアトリムの実施例について、添付図面を参照し ながら詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案による自動車用ドアトリムを示す外観図、図2は同自動車用ドア トリムの後端縁上部の構成を示す説明図、図3は同自動車用ドアトリムの後端縁 部分の構成を示す断面図、図4はドアトリムの後端縁における芯材とウエストガ ーニッシュとの関係を示す平面図、図5は本考案による自動車用ドアトリムの別 実施例の構成を示す平面図である。
【0012】 図1ないし図3において、本考案による自動車用ドアトリム10は、適度の保 形性と車体パネルへの取付剛性を備えた芯材11と、この芯材11の表面側に一 体貼着され、装飾性,緩衝性を付与する表皮材12とから構成されており、芯材 11のウエスト部裏面に金属板あるいは樹脂板等からなるウエストガーニッシュ 20が接合固定されており、このウエストガーニッシュ20にドアインナーシー ル30が取付けられている。
【0013】 ところで、本考案による自動車用ドアトリム10は、特に後端縁部分の構成に 特徴がある。
【0014】 すなわち、ドアトリム10の後端縁における芯材11とウエストガーニッシュ 20との関係を図4に示すと、芯材11は、成形金型の抜き角の関係上、その端 末部分11aは傾斜状に設定されているが、ウエストガーニッシュ20は、この 芯材11の端末部11aよりも後方に延びる延設部21が設定されており、この 延設部21は図3に示すように、ジョッグル部22を介して設けられているため 、芯材11とウエストガーニッシュ20の延設部21とは面一状態にある。
【0015】 したがって、図2に示すように、ドアトリム10の後端縁はその形状が芯材1 1に保形されているのではなく、ウエストガーニッシュ20の延設部21により 保形されており、ドア開口縁に設置されるグラスランチャネル40と自動車用ド アトリム10の後端縁とは良好な密着シール状態となる。
【0016】 したがって、従来、ドアトリム10の後端縁とグラスランチャネル40との間 の隙間発生による見栄えの低下、および走行時に生じる不快音の発生等の不具合 を、本考案による自動車用ドアトリム10では有効に解決することができ、室内 美観の向上を図るとともに、静粛な走行が期待できるという格別の効果がある。
【0017】 さらに、ウエストガーニッシュ20にジョッグル部22を介して延設部21を 付設した構成であるため、ウエストガーニッシュ20自体の剛性が強化でき、昇 降式ドアウインドーの昇降時、ドアインナーシール30に過度の力が加わっても 、ウエストガーニッシュ20の変形が可及的に防止できる利点もある。
【0018】 次いで、図5は、本考案による自動車用ドアトリム10の別実施例を示すもの で、ウエストガーニッシュ20の延設部22の形状を任意に設定できるため、図 示するようにアンダーカット状にも設定できる等、ドアトリム10の形状やグラ スランチャネル40の形状に即して、ウエストガーニッシュ20の延設部22の 形状を任意に設定することにより、ドアトリム10の造形自由度を大巾に拡大で きる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用ドアトリムは、以下に記載する格別 の作用効果を有する。
【0020】 (1)ウエストガーニッシュの後端縁を芯材の後端縁よりも延設させて、この延 設部によりドアトリムの後端縁を規制するというものであるから、ドアトリムの 後端縁とドア開口縁に設置されるグラスランチャネルとが良好に密着シールする ため、両者間に従来生じていた間隙が防止できるため、ドアトリム後端縁部分の 見栄えが著しく向上するという効果を有する。
【0021】 (2)ウエストガーニッシュ後端縁を芯材の後端縁よりも延設形成し、この延設 部によりドアトリムの後端縁とドア開口縁におけるグラスランチャネルとを密着 シールさせるというものであるから、走行時、従来のように不快な風切り音が発 生することがなく、静粛な走行が期待できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用ドアトリムを示す外観
図。
【図2】図1に示す自動車用ドアトリムの後端縁部分の
構成を示す説明図。
【図3】図2中III −III 線断面図。
【図4】図1に示す自動車用ドアトリムにおける芯材と
ウエストガーニッシュとの関係を示す平面図。
【図5】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例の
構成を示す要部平面図。
【図6】従来の自動車用ドアトリムの外観図。
【図7】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
【図8】従来の自動車用ドアトリムの後端縁部分の構成
を示す説明図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 表皮材 20 ウエストガーニッシュ 21 延設部 22 ジョッグル部 30 ドアインナーシール 40 グラスランチャネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材(11)表面に表皮材(12)を一
    体貼着してなり、芯材(11)のウエスト部裏面にドア
    インナーシール(30)を取付けるウエストガーニッシ
    ュ(20)を設置した自動車用ドアトリムにおいて、 前記ウエストガーニッシュ(20)の後端縁が、芯材
    (11)の後端縁よりもジョッグル部(22)を介して
    延設され、この延設部(21)により、ドアトリムの後
    端縁とドア開口縁に設置されるグラスランチャネル(4
    0)とが密着シールしていることを特徴とする自動車用
    ドアトリム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5172529A (ja) * 1974-12-20 1976-06-23 Tohoku Shinpan Kk Shohinkonyumoshikomisho
CN117162754A (zh) * 2023-11-02 2023-12-05 一汽奔腾轿车有限公司 一种欧式车门窗框断面结构

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