JPH061212A - 制動エネルギ回生用ポンプ/モータ - Google Patents

制動エネルギ回生用ポンプ/モータ

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JPH061212A
JPH061212A JP15803292A JP15803292A JPH061212A JP H061212 A JPH061212 A JP H061212A JP 15803292 A JP15803292 A JP 15803292A JP 15803292 A JP15803292 A JP 15803292A JP H061212 A JPH061212 A JP H061212A
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Nobuhide Shiga
信秀 志賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄圧式制動エネルギ回生車両における急ブレ
ーキ操作または急なブレーキ解放操作に対する作動応答
性に優れた斜板式可変容量ピストンポンプ/モータを提
供すること。 【構成】 車両の急制動時、電磁開閉弁(14,15)
が開かれて油圧源(12)からのパイロット油が電磁弁
(14)を介して傾転シリンダ(11)のチャンバ(1
1b)に迅速に供給されると共にチャンバ(11c)内
のパイロット油が電磁弁(15)を介してタンクへ迅速
に排出され、ポンプ/モータ(10)の斜板がポンプ作
動側のフルストローク位置に迅速にセットされる。これ
により、急制動に応じてポンプ/モータは迅速にポンプ
作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄圧式制動エネルギ回
生車両の斜板式可変容量ピストンポンプ/モータに関
し、特に、車両における急ブレーキ操作或は急なブレー
キ解放操作に対する作動応答性に優れたこの種のポンプ
/モータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の制動は、車両の運動エネ
ルギを摩擦エネルギに変換することによって行われ、こ
のため、車両制動時には大気中にエネルギが放散され
る。近年、大気汚染などの地球環境問題に対する関心が
高まる中、制動エネルギを再利用するようにした車両が
提案されている。
【0003】例えば、蓄圧式制動エネルギ回生車両は、
ポンプ/モータとアキュムレータとを備え、該アキュム
レータは、ピストンとその両側に配された2つのチャン
バとを有している。この種の車両は、車両制動時に、ポ
ンプ/モータを車両の駆動輪で駆動してポンプ作動させ
てポンプ/モータによりアキュムレータの外側チャンバ
に作動油を圧送して、アキュムレータの内側チャンバに
充填したガスをピストンを介して圧縮し、これにより制
動エネルギを蓄えるようにしている。そして、車両の発
進時あるいは加速運転時には、車両制動時に圧縮したガ
スを膨張させることにより作動油をアキュムレータから
ポンプ/モータに供給して該ポンプ/モータをモータ作
動させて車両の駆動輪をポンプ/モータで駆動し、これ
により制動エネルギを再利用している。
【0004】ポンプ/モータとしては例えば斜板式可変
容量ピストンポンプ/モータが用いられる。斜板式可変
容量ピストンポンプ/モータは、典型的には、駆動軸
と、該駆動軸にこれと一体回転自在に嵌着した斜板と、
斜板の回転に伴って往復動するピストンと、駆動軸に対
する斜板の角度すなわち傾転角を可変制御するための傾
転シリンダとを備えている。ポンプ/モータの作動中、
傾転シリンダに供給されるパイロット油圧が、比例電磁
弁を含むパイロット圧供給回路で制御されて、傾転シリ
ンダの作動位置すなわち傾転角が可変制御される。そし
て、比例電磁弁への通電が停止されてパイロット油圧の
供給が遮断されると、傾転シリンダに設けたスプリング
で傾転シリンダが中立位置に戻されて斜板が中立位置に
復帰し、ポンプ/モータが非作動化されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比例電
磁弁はオリフィス作用を奏するスプール弁を含み、該ス
プール弁を介して流れるパイロット油の流量が自ずから
制限される。このため、パイロット油供給に応動する傾
転シリンダの作動応答性にも限度が生じ、車両における
急ブレーキ操作及び急なブレーキ解放操作に対する傾転
シリンダの、ひいては、ポンプ/モータの作動追従性は
充分なものではない。
【0006】そこで、本発明は、蓄圧式制動エネルギ回
生車両における急ブレーキ操作または急なブレーキ解放
操作に対する作動応答性に優れた斜板式可変容量ピスト
ンポンプ/モータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、車両制動時に車両の駆動輪で駆動されてポンプ作動
してアキュムレータに作動油を圧送し、アキュムレータ
内のガスを圧縮して制動エネルギを蓄積可能とし、又、
蓄圧エネルギの利用時のガスの膨張によるアキュムレー
タからの作動油供給によりモータ作動して駆動輪を駆動
する制動エネルギ回生用ポンプ/モータにおいて、本発
明は、比例電磁弁を含みポンプ/モータの斜板傾転角制
御用の傾転シリンダの作動位置を可変制御するためのパ
イロット圧主供給回路と、急制動時に傾転シリンダを所
定ポンプ作動位置に駆動し、或は、急な制動解除時に傾
転シリンダを中立位置に駆動するためのパイロット圧補
助供給回路とを備えることを特徴とする制動エネルギ回
生用ポンプ/モータ。
【0008】
【作用】パイロット圧主供給回路からのパイロット油が
該主供給回路の比例電磁弁を介して傾転シリンダに必要
に応じて供給され、これにより、傾転シリンダの作動位
置ひいてはポンプ/モータの斜板傾転角が、ポンプ作動
側のフルストローク位置からモータ作動側のフルストロ
ーク位置までの間で可変制御される。傾転シリンダは、
車両制動時にポンプ作動位置を、車両発進時などにはモ
ータ作動位置を、それ以外は中立位置すなわち非作動位
置をとるように制御される。
【0009】急制動時あるいは急な制動解除時、パイロ
ット圧補助供給回路によって、傾転シリンダに対するパ
イロット油の供給,排出が迅速に行われて傾転シリンダ
が所定ポンプ作動位置(例えばポンプ作動側のフルスト
ローク位置)あるいは中立位置に迅速に駆動され、従っ
て、急ブレーキ操作あるいは急なブレーキ解放操作に即
応してポンプ/モータがポンプ動作を開始しあるいはポ
ンプ/モータ動作を停止する。
【0010】
【実施例】図1及び図2を参照すると、蓄圧式制動エネ
ルギ回生車両は、本発明の一実施例による斜板式可変容
量ピストンポンプ/モータ10を備えると共に、通常の
車両と同様、トランスミッション2を介して駆動輪1を
駆動するためのエンジン3を備えている。ポンプ/モー
タ10は、車両制動時にポンプ作動して制動エネルギを
回収する一方、回収エネルギの再利用時にモータ作動す
るもので、車両における急ブレーキ操作に対する作動応
答性に優れる点に特徴がある。
【0011】ポンプ/モータ10は、クラッチ21及び
ギヤボックス22を介して駆動輪1に駆動的に連結され
た駆動軸10aを有し、駆動輪1とポンプ/モータ10
との連結をクラッチ21により断続するようにしてい
る。又、ポンプ/モータ10は、駆動軸10aにこれと
一体回転自在に嵌着された斜板10bと、斜板10bの
回転に伴って往復動するピストン10cとを有し、駆動
軸10aに対する斜板10bの角度すなわち傾転角に応
じたポンプ/モータ容量になるようになっている。
【0012】傾転角を可変制御するための傾転シリンダ
11は、斜板10bに連結されたピストン11aと、該
ピストン11aの両側に夫々画成されたチャンバ11
b,11cとを有し、一方のチャンバ例えばチャンバ1
1bにパイロット油圧源12からのパイロット油圧が供
給されると斜板10bがポンプ作動側に駆動され、他方
のチャンバ例えばチャンバ11cにパイロット油圧が供
給されると斜板10bがモータ作動側に駆動されるよう
になっている。
【0013】パイロット油圧源12および該油圧源と傾
転シリンダ11間に介在する比例電磁弁13は、パイロ
ット油圧源12から傾転シリンダ11へのパイロット油
圧の供給を可変制御するためのパイロット圧主供給回路
を構成している。そして、比例電磁弁13の一方のソレ
ノイド13aに通電すると、通電量に応じた量のパイロ
ット油圧が比例電磁弁13を介して傾転シリンダ11の
チャンバ11bに供給され、又、他方のソレノイド13
bに通電するとパイロット油圧がチャンバ11cに供給
され、これにより、傾転シリンダ11のピストン11a
の作動位置ひいては斜板10bの傾転角が可変制御され
るようになっている。傾転シリンダ11のチャンバ11
b,11c内にはスプリング11d,11eが夫々配さ
れ、比例電磁弁13のソレノイド13a,13bへの通
電が停止されて比例電磁弁13がスプリング13c,1
3dのばね力で中立位置をとって傾転シリンダ11への
パイロット油圧供給が遮断されたとき、傾転シリンダ1
1内のパイロット油を図示しない管路を介して排出しつ
つ、スプリング11d,11eのばね力で傾転シリンダ
11のピストン11aが中立位置をとるようになってい
る。
【0014】又、パイロット油圧源12と傾転シリンダ
11間にはパイロット油供給用の常閉型電磁開閉弁14
が介在し、傾転シリンダ11と作動油タンク30間には
パイロット油排出用の常閉型電磁開閉弁15が介在して
いる。パイロット油圧源12及び電磁弁14,15は、
急制動時に傾転シリンダ11を所定ポンプ作動位置に駆
動するためのパイロット圧補助供給回路を構成してい
る。なお、図2中、参照符号16,17及び18はリリ
ーフ弁を夫々表す。
【0015】ポンプ/モータ10の第1ポート10dは
第1管路31を介して作動油タンク30に連通し、一
方、第2ポート10eは第2管路32を介してアキュム
レータ40に連通している。第2管路32のアキュムレ
ータ40側には切換弁50が設けられ、ポンプ/モータ
10とアキュムレータ40間での作動油の流通を切換弁
50によって許容または阻止するようにしている。
【0016】アキュムレータ40は、中空円筒状のアキ
ュムレータ本体41と、アキュムレータ本体41内に該
本体に対して摺動自在に配されたピストン42とを有し
ている。ピストン42に関して切換弁50側においてア
キュムレータ本体41の内面とピストン42の端面とに
より第1チャンバ43が画成され、又、切換弁50と反
対側においてアキュムレータ本体内面とピストン端面と
により第2チャンバ44が画成されている。第2チャン
バ44内には窒素ガスが充填されている。
【0017】図1中、参照符号4は、プロセッサ,メモ
リ,入出力回路などを含むコントローラを表し、コント
ローラ4は、従来公知の各種エンジン制御を行うと共
に、アクセルペダル5に連動するアクセルペダル開度セ
ンサおよびブレーキペダル6の操作に応動するブレーキ
センサを含む各種センサからのセンサ出力に応じて傾転
シリンダ11,比例電磁弁13,電磁開閉弁14,1
5,切換弁50などの作動を制御するようになってい
る。
【0018】以下、上述の構成の制動エネルギ回生車両
の作動を説明する。車両の定常走行時、コントローラ4
の制御下で、切換弁50が閉じられて、ポンプ/モータ
10,アキュムレータ40及びタンク30間での作動油
の流通が阻止され、又、比例電磁弁13への通電が停止
されて比例電磁弁13が中立位置をとって該電磁弁を介
する傾転シリンダ11へのパイロット油圧の供給が遮断
され、ポンプ/モータ10の斜板10bがその傾転角が
零になるような非作動位置にセットされる。この結果、
ポンプ/モータ10が非作動化され、従って、制動エネ
ルギ回生車両は、通常の車両の場合と同様に作動する。
【0019】車両制動時、すなわちブレーキセンサの出
力に基づいてドライバがブレーキペダル6を踏んだこと
を判別すると、コントローラ4は、車両のサービスブレ
ーキが作動する前に、切換弁50を開き、これにより、
ポンプ/モータ10,アキュムレータ40およびタンク
30間での作動油の流通が許容される。これと同時に、
コントローラ4の制御下で比例電磁弁13の一方のソレ
ノイドたとえばソレノイド13aへの通電が行われ、比
例電磁弁13を介してパイロット油圧が傾転シリンダ1
1のチャンバ11bに供給されて、ポンプ/モータ10
の斜板10bが図1に示すポンプ作動位置にセットされ
る。結果として、クラッチ21およびギヤボックス22
を介して駆動輪1に連結したポンプ/モータ10が、駆
動輪1により駆動されてポンプ作動し、回生ブレーキが
働く。すなわち、タンク30からの作動油が、図1中矢
印で示すように、ポンプ/モータ10によりアキュムレ
ータ40の第2チャンバ44内に圧送され、アキュムレ
ータ40の第1チャンバ43内に充填した窒素ガスが圧
縮される。この結果、車両の運動エネルギは油圧を介し
てアキュムレータ40内に蓄えられる。
【0020】車両の急制動時、すなわちブレーキセンサ
出力の変化率に基づいてドライバが急ブレーキ操作した
ことを判別すると、コントローラ4は、切換弁50を開
いてポンプ/モータ10,アキュムレータ40およびタ
ンク30間での作動油の流通を許容すると同時に、電磁
開閉弁14,15の夫々のソレノイドへの通電を行って
両電磁開閉弁を開く。この結果、パイロット油圧源12
からのパイロット油が電磁開閉弁14を介して傾転シリ
ンダ11のチャンバ11bに迅速に供給されると共にチ
ャンバ11c内のパイロット油が電磁開閉弁15を介し
てタンク30へ迅速に排出されて、ポンプ/モータ10
の斜板10bが所定ポンプ作動位置(例えばポンプ作動
側のフルストローク位置)に迅速にセットされる。すな
わち、傾転シリンダ11ひいてはポンプ/モータ10
は、急ブレーキ操作に対する作動応答性に優れる。
【0021】以上の様にしてポンプ/モータ10がポン
プ動作を開始すると、通常の制動時と同様、タンク30
からの作動油がアキュムレータ40に圧送されてアキュ
ムレータ40内の窒素ガスが圧縮され、制動エネルギが
アキュムレータ40内に蓄えられる。車両発進時、すな
わちトラスミッションギヤ位置,クラッチペダルの踏み
代,アクセルペダル開度等を表す各種センサ出力に基づ
いてドライバによる発進操作を検出すると、コントロー
ラ40は切換弁50を開くと共に、比例電磁弁13のソ
レノイド13bへの通電が行われ、比例電磁弁13を介
してパイロット油圧が傾転シリンダ11のチャンバ11
cに供給されてポンプ/モータ10の斜板10bが図1
に示す側と反対の側に傾斜するモータ作動位置にセット
される。切換弁50が開かれると、アキュムレータ40
の第1チャンバ43内で窒素ガスが膨張して第2チャン
バ44内の作動油がピストン42によりアキュムレータ
40から排出されてポンプ/モータ10に圧送され、該
ポンプ/モータ10がモータ作動してトルクを発生す
る。ポンプ/モータ10の出力トルクは、クラッチ21
及びギヤボックス22を介して駆動輪1に伝達されて駆
動輪1を駆動する。好ましくは、車速が約10km/h
までは低アクセル開度でもポンプ/モータ10を積極的
にモータ作動させ、これにより車両が滑らかに発進しか
つ排出ガス量が低減される。
【0022】車両の加速運転時、すなわち、ドライバが
アクセルペダルを踏み込むと、例えばエンジン3の中負
荷以上おいて、車両発進時と同様、コントローラ4の制
御下でポンプ/モータ10がモータ作動し始め、エンジ
ン3へのトルクアシストを行う。その結果、車両はエン
ジン3とポンプ/モータ10との双方の動力で加速する
ことになり、燃費が向上し、排ガス量が低減される。
【0023】車両の制動,急制動,発進又は加速運転が
終了すると、コントローラ4は、切換弁50を閉じると
共に比例電磁弁13のソレノイド13a,13b又は電
磁開閉弁14,15のソレノイドへの通電を停止する。
通電を停止すると、比例電磁弁13又は電磁開閉弁14
を介する傾転シリンダ11へのパイロット油圧供給が遮
断されるので、図示しない管路を介して傾転シリンダ1
1内のパイロット油を排出しつつ、傾転シリンダ11の
スプリング11d,11eのばね力でピストン11aが
中立位置に戻されて、斜板10bの傾転角が零になって
ポンプ/モータ10が非作動状態にされる。
【0024】上記実施例では、パイロット油圧源12と
傾転シリンダ11間および傾転シリンダ11と作動油タ
ンク30間に常閉型電磁開閉弁14,15を設けて両該
電磁弁を急制動時に開き、これにより、傾転シリンダ1
1に対するパイロット油の供給,排出を迅速に行って、
急ブレーキ操作に対する傾転シリンダ11ひいては斜板
式ピストンポンプ/モータ10の作動応答性を向上する
ようにした。
【0025】本発明は、急制動時のポンプ/モータの作
動応答性向上を図った上記実施例に限定されるものでは
なく、急なブレーキ解放操作が行われたときのポンプ/
モータの作動応答性を向上するようにしても良い。この
場合、上記実施例の弁14に対応するパイロット油供給
用の常閉型電磁開閉弁を傾転シリンダ11のチャンバ1
1c側に設けると共に、実施例の弁15に対応するパイ
ロット油排出用の常閉型電磁開閉弁をチャンバ11b側
に設け、急なブレーキ解放操作を検出したときにコント
ローラ4によって両電磁弁のソレノイドを付勢すれば良
い。更に、傾転シリンダ11のピストン11aと一体の
ピストンロッドの延長部に臨んで配され傾転シリンダ1
1が中立位置をとったことを検出するための中立スイッ
チを設け、中立スイッチによる中立位置の検出時に両電
磁弁のソレノイドを消勢するようにしても良い。
【0026】更に、上記実施例と上記変形例とを組み合
わせて、急ブレーキ操作および急なブレーキ解放操作の
双方に対する斜板式ピストンポンプ/モータの作動応答
性を向上しても良い。
【0027】
【発明の効果】上述のように、車両制動時に車両の駆動
輪で駆動されてポンプ作動してアキュムレータに作動油
を圧送し、アキュムレータ内のガスを圧縮して制動エネ
ルギを蓄積可能とし、又、蓄圧エネルギの利用時のガス
の膨張によるアキュムレータからの作動油供給によりモ
ータ作動して駆動輪を駆動する制動エネルギ回生用ポン
プ/モータにおいて、本発明は、比例電磁弁を含みポン
プ/モータの斜板傾転角制御用の傾転シリンダの作動位
置を可変制御するためのパイロット圧主供給回路と、急
制動時に傾転シリンダを所定ポンプ作動位置に駆動し、
或は、急な制動解除時に傾転シリンダを中立位置に駆動
するためのパイロット圧補助供給回路とを備えるので、
蓄圧式制動エネルギ回生車両における急ブレーキ操作ま
たは急なブレーキ解放操作に対する作動応答性に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による斜板式可変容量ピスト
ンポンプ/モータを搭載した制動エネルギ回生車両の要
部を示す概略図である。
【図2】図1の斜板式可変容量ピストンポンプ/モータ
を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 駆動輪 4 コントローラ 10 斜板式可変容量ピストンポンプ 11 傾転シリンダ 13 比例電磁弁 14 中立スイッチ 21 クラッチ 30 作動油タンク 40 アキュムレータ 50 切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制動時に車両の駆動輪で駆動されて
    ポンプ作動してアキュムレータに作動油を圧送し、前記
    アキュムレータ内のガスを圧縮して制動エネルギを蓄積
    可能とし、又、蓄圧エネルギの利用時の前記ガスの膨張
    による前記アキュムレータからの作動油供給によりモー
    タ作動して前記駆動輪を駆動する制動エネルギ回生用ポ
    ンプ/モータにおいて、比例電磁弁を含み前記ポンプ/
    モータの斜板傾転角制御用の傾転シリンダの作動位置を
    可変制御するためのパイロット圧主供給回路と、急制動
    時に前記傾転シリンダを所定ポンプ作動位置に駆動し、
    或は、急な制動解除時に前記傾転シリンダを中立位置に
    駆動するためのパイロット圧補助供給回路とを備えるこ
    とを特徴とする制動エネルギ回生用ポンプ/モータ。
JP15803292A 1992-06-17 1992-06-17 制動エネルギ回生用ポンプ/モータ Withdrawn JPH061212A (ja)

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