JPH061213A - 制動エネルギ回生用ポンプ/モータの運転方法 - Google Patents

制動エネルギ回生用ポンプ/モータの運転方法

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JPH061213A
JPH061213A JP15803392A JP15803392A JPH061213A JP H061213 A JPH061213 A JP H061213A JP 15803392 A JP15803392 A JP 15803392A JP 15803392 A JP15803392 A JP 15803392A JP H061213 A JPH061213 A JP H061213A
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pump
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braking energy
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Nobuhide Shiga
信秀 志賀
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動エネルギ回生用の斜板式ポンプ/モータ
の作動が不要であるときに斜板傾転角制御用の傾転シリ
ンダを迅速かつ確実に中立位置に戻して車両のエネルギ
効率を向上できるポンプ/モータ運転方法を提供するこ
と。 【構成】 車両制動等の終了時、比例電磁弁(13)の
一方のソレノイドへの通電を停止して傾転シリンダ(1
1)へのパイロット油圧供給を遮断したにもかかわらず
傾転シリンダがしぶりを呈して中立位置への復帰が中立
スイッチ(14)で検出されない場合、他方のソレノイ
ドに通電して強制復帰させる。それにもかかわらず復帰
しない場合、ポンプ/モータと駆動輪間のクラッチをオ
フする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄圧式制動エネルギ回
生車両の斜板式可変容量ピストンポンプ/モータの運転
方法に関し、特に、ポンプ/モータの作動が不要である
ときに該ポンプ/モータの斜板傾転角制御用の傾転シリ
ンダを迅速かつ確実に中立位置に戻してポンプ/モータ
を非作動化させ、車両運転上のエネルギ効率を向上可能
とするポンプ/モータ運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の制動は、車両の運動エネ
ルギを摩擦エネルギに変換することによって行われ、こ
のため、車両制動時には大気中にエネルギが放散され
る。近年、大気汚染などの地球環境問題に対する関心が
高まる中、制動エネルギを再利用するようにした車両が
提案されている。
【0003】例えば、蓄圧式制動エネルギ回生車両は、
ポンプ/モータとアキュムレータとを備え、該アキュム
レータは、ピストンとその両側に配された2つのチャン
バとを有している。この種の車両は、車両制動時に、ポ
ンプ/モータを車両の駆動輪で駆動してポンプ作動させ
てポンプ/モータによりアキュムレータの外側チャンバ
に作動油を圧送して、アキュムレータの内側チャンバに
充填したガスをピストンを介して圧縮し、これにより制
動エネルギを蓄えるようにしている。そして、車両の発
進時あるいは加速運転時には、車両制動時に圧縮したガ
スを膨張させることにより作動油をアキュムレータから
ポンプ/モータに供給して前記ポンプ/モータをモータ
作動させて車両の駆動輪をポンプ/モータで駆動し、こ
れにより制動エネルギを再利用している。
【0004】ポンプ/モータとしては例えば斜板式可変
容量ピストンポンプ/モータが用いられる。斜板式可変
容量ピストンポンプ/モータは、典型的には、駆動軸
と、該駆動軸にこれと一体回転自在に嵌着した斜板と、
斜板の回転に伴って往復動するピストンと、駆動軸に対
する斜板の角度すなわち傾転角を可変制御するための傾
転シリンダとを備え、ポンプ/モータの作動中は傾転シ
リンダの作動位置すなわち傾転角を比例電磁弁によって
可変制御し、その一方、ポンプ/モータの作動停止時に
は比例電磁弁への通電を停止して傾転シリンダをその両
側に配したスプリングで中立位置に戻すようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比例電
磁弁への通電を停止しても、傾転シリンダが円滑に摺動
しない等の理由で、傾転シリンダが中立位置に戻らない
ことがある。この場合、非作動化されるべきポンプ/モ
ータが作動してしまい、車両運転上のエネルギ効率が低
下し、制動エネルギの再利用を企図してポンプ/モータ
を車両に搭載した意義が損なわれる。
【0006】そこで、本発明は、制動エネルギ回生車両
のポンプ/モータの作動が不要であるときに該ポンプ/
モータの斜板傾転角制御用の傾転シリンダを迅速かつ確
実に中立位置に戻してポンプ/モータを非作動化させ、
車両運転上のエネルギ効率を向上可能とする、制動エネ
ルギ回生用ポンプ/モータの運転方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、車両制動時に車両の駆動輪で駆動されてポンプ作動
してアキュムレータに作動油を圧送し、アキュムレータ
内のガスを圧縮して制動エネルギを蓄積可能とし、又、
蓄圧エネルギの利用時のガスの膨張によるアキュムレー
タからの作動油供給によりモータ作動して駆動輪を駆動
する制動エネルギ回生用ポンプ/モータの運転方法にお
いて、本発明は、ポンプ/モータの斜板傾転角制御用の
傾転シリンダが中立位置をとるように傾転シリンダ駆動
用の比例電磁弁への通電を停止したにもかかわらず、傾
転シリンダが中立位置をとるに至ったことが中立スイッ
チによって検出されないときは、傾転シリンダを中立位
置に強制復帰させることを特徴とする。
【0008】好ましくは、傾転シリンダの作動位置が中
立位置に関して通電停止前でのそれと反対側になるよう
に比例電磁弁を駆動することにより、強制復帰を行うこ
とを特徴とし、又、強制復帰を行ったにもかかわらず中
立スイッチによる中立位置の検出が行われないときは、
クラッチを解除動作させて該クラッチを介するポンプ/
モータと駆動輪との連結を解除することを特徴とする。
【0009】
【作用】比例電磁弁への通電が停止されると、通常は、
傾転シリンダが中立位置をとってポンプ/モータが非作
動化され、又、傾転シリンダが中立位置になったことが
中立スイッチによって検出される。一方、比例電磁弁へ
の通電を停止したにもかかわらず中立位置が検出されな
いときは、傾転シリンダを中立位置に強制復帰させる。
例えば、傾転シリンダの作動位置が中立位置に関して通
電停止前でのそれと反対側になるように比例電磁弁を駆
動する。この結果、通常は傾転シリンダが中立位置をと
るに至り、これが中立スイッチにより検出されると比例
電磁弁の駆動が停止される。
【0010】傾転シリンダの作動位置が中立位置に関し
て通電停止前でのそれと反対側になるように比例電磁弁
を駆動して強制復帰を行ったにもかかわらず中立位置が
依然として検出されないときは、クラッチを解除動作さ
せてクラッチを介するポンプ/モータと駆動輪との連結
を解除し、これにより、傾転シリンダの作動不全に伴う
ポンプ/モータの不要作動による車両運転エネルギ効率
への悪影響が除去される。
【0011】
【実施例】図1及び図2を参照すると、本発明の一実施
例によるポンプ/モータ運転方法が適用される蓄圧式制
動エネルギ回生車両は、車両制動時にポンプ作動して制
動エネルギを回収する一方、回収エネルギの再利用時に
モータ作動する斜板式可変容量ピストンポンプ/モータ
10を備えると共に、通常の車両と同様、トランスミッ
ション2を介して駆動輪1を駆動するためのエンジン3
を備えている。
【0012】ポンプ/モータ10は、クラッチ21及び
ギヤボックス22を介して駆動輪1に駆動的に連結され
た駆動軸10aを有し、駆動輪1とポンプ/モータ10
との連結をクラッチ21により断続するようにしてい
る。又、ポンプ/モータ10は、駆動軸10aにこれと
一体回転自在に嵌着された斜板10bと、斜板10bの
回転に伴って往復動するピストン10cとを有し、駆動
軸10aに対する斜板10bの角度すなわち傾転角に応
じたポンプ/モータ容量になるようになっている。
【0013】傾転角を可変制御するための傾転シリンダ
11は、斜板10bに連結されたピストン11aと、該
ピストン11aの両側に夫々画成されたチャンバ11
b,11cとを有し、一方のチャンバ例えばチャンバ1
1bにパイロット油圧源12からのパイロット油圧が供
給されると斜板10bがポンプ作動側に駆動され、他方
のチャンバ例えばチャンバ11cにパイロット油圧が供
給されると斜板10bがモータ作動側に駆動されるよう
になっている。
【0014】パイロット油圧源12と傾転シリンダ11
間に介在する比例電磁弁13は、パイロット油圧源12
から傾転シリンダ11へのパイロット油圧の供給を可変
制御するもので、比例電磁弁13の一方のソレノイド1
3aに通電すると、通電量に応じた量のパイロット油圧
が比例電磁弁13を介して傾転シリンダ11のチャンバ
11bに供給され、又、他方のソレノイド13bに通電
するとパイロット油圧がチャンバ11cに供給され、こ
れにより、傾転シリンダ11のピストン11aの作動位
置ひいては斜板10bの傾転角が可変制御されるように
なっている。傾転シリンダ11のチャンバ11b,11
c内にはスプリング11d,11eが夫々配され、比例
電磁弁13のソレノイド13a,13bへの通電が停止
されて比例電磁弁13がスプリング13c,13dのば
ね力で中立位置をとって傾転シリンダ11へのパイロッ
ト油圧供給が遮断されたとき、傾転シリンダ11内のパ
イロット油を図示しない管路を介して排出しつつ、スプ
リング11d,11eのばね力で傾転シリンダ11のピ
ストン11aが中立位置をとるようになっている。
【0015】更に、図2に模式的に示す中立スイッチ1
4は、ピストン11aと一体のピストンロッドの延長部
(図示略)に臨んで配され、ピストン11aが中立位置
をとったことを中立スイッチ14で検出するようにして
いる。例えば、中立スイッチ4をリミットスイッチで構
成した場合は、傾転シリンダ11の中立位置への到達
時、ピストンロッド延長部に設けた突片で中立スイッチ
14の作動片がオン位置に切換えられて中立スイッチが
オン作動し、又、中立スイッチ14が近接スイッチから
なる場合は、傾転シリンダ11が中立位置をとってピス
トンロッド延長部の突片が中立スイッチ14に近接する
と中立スイッチ14がオン作動するようにされる。図2
中、参照符号15,16及び17はリリーフ弁を夫々表
す。
【0016】ポンプ/モータ10の第1ポート10dは
第1管路31を介して作動油タンク30に連通し、一
方、第2ポート10eは第2管路32を介してアキュム
レータ40に連通している。第2管路32のアキュムレ
ータ40側には切換弁50が設けられ、ポンプ/モータ
10とアキュムレータ40間での作動油の流通を切換弁
50によって許容または阻止するようにしている。
【0017】アキュムレータ40は、中空円筒状のアキ
ュムレータ本体41と、アキュムレータ本体41内に該
本体に対して摺動自在に配されたピストン42とを有し
ている。ピストン42に関して切換弁50側においてア
キュムレータ本体41の内面とピストン42の端面とに
より第1チャンバ43が画成され、又、切換弁50と反
対側においてアキュムレータ本体内面とピストン端面と
により第2チャンバ44が画成されている。第2チャン
バ44内には窒素ガスが充填されている。
【0018】図1中、参照符号4は、プロセッサ,メモ
リ,入出力回路などを含むコントローラを表し、コント
ローラ4は、従来公知の各種エンジン制御を行うと共
に、アクセルペダル5に連動するアクセルペダル開度セ
ンサ(図示略)、ブレーキペダル6の操作に応動するブ
レーキセンサ(図示略)および上述の中立スイッチ14
を含む各種センサからのセンサ出力に応じて傾転シリン
ダ11,比例電磁弁13,切換弁50などの作動を制御
するようになっている。
【0019】以下、上述の構成の制動エネルギ回生車両
の作動を説明する。車両の定常走行時、コントローラ4
の制御下で、切換弁50が閉じられて、ポンプ/モータ
10,アキュムレータ40及びタンク30間での作動油
の流通が阻止され、又、比例電磁弁13への通電が停止
されて比例電磁弁13が中立位置をとって該電磁弁を介
する傾転シリンダ11へのパイロット油圧の供給が遮断
され、ポンプ/モータ10の斜板10bがその傾転角が
零になるような非作動位置にセットされる。この結果、
ポンプ/モータ10が非作動化され、従って、制動エネ
ルギ回生車両は、通常の車両の場合と同様に作動する。
【0020】車両制動時、すなわちブレーキセンサの出
力に基づいてドライバがブレーキペダル6を踏んだこと
を判別すると、コントローラ4は、車両のサービスブレ
ーキが作動する前に、切換弁50を開き、これにより、
ポンプ/モータ10,アキュムレータ40およびタンク
30間での作動油の流通が許容される。これと同時に、
コントローラ4の制御下で比例電磁弁13の一方のソレ
ノイドたとえばソレノイド13aへの通電が行われ、比
例電磁弁13を介してパイロット油圧が傾転シリンダ1
1のチャンバ11bに供給されて、ポンプ/モータ10
の斜板10bが図1に示すポンプ作動位置にセットされ
る。結果として、クラッチ21およびギヤボックス22
を介して駆動輪1に連結したポンプ/モータ10が、駆
動輪1により駆動されてポンプ作動し、回生ブレーキが
働く。すなわち、タンク30からの作動油が、図1中矢
印で示すように、ポンプ/モータ10によりアキュムレ
ータ40の第2チャンバ44内に圧送され、アキュムレ
ータ40の第1チャンバ43内に充填した窒素ガスが圧
縮される。この結果、車両の運動エネルギは油圧を介し
てアキュムレータ40内に蓄えられる。
【0021】車両発進時、すなわちトラスミッションギ
ヤ位置,クラッチペダルの踏み代,アクセルペダル開度
等を表す各種センサ出力に基づいてドライバによる発進
操作を検出すると、コントローラ40は切換弁50を開
くと共に、比例電磁弁13のソレノイド13bへの通電
が行われ、比例電磁弁13を介してパイロット油圧が傾
転シリンダ11のチャンバ11cに供給されてポンプ/
モータ10の斜板10bが図1に示す側と反対の側に傾
斜するモータ作動位置にセットされる。切換弁50が開
かれると、アキュムレータ40の第1チャンバ43内で
窒素ガスが膨張して第2チャンバ44内の作動油がピス
トン42によりアキュムレータ40から排出されてポン
プ/モータ10に圧送され、該ポンプ/モータ10がモ
ータ作動してトルクを発生する。ポンプ/モータ10の
出力トルクは、クラッチ21及びギヤボックス22を介
して駆動輪1に伝達されて駆動輪1を駆動する。好まし
くは、車速が約10km/hまでは低アクセル開度でも
ポンプ/モータ10を積極的にモータ作動させ、これに
より車両が滑らかに発進しかつ排出ガス量が低減され
る。
【0022】車両の加速運転時、すなわち、ドライバが
アクセルペダルを踏み込むと、例えばエンジン3の中負
荷以上おいて、車両発進時と同様、コントローラ4の制
御下でポンプ/モータ10がモータ作動し始め、エンジ
ン3へのトルクアシストを行う。その結果、車両はエン
ジン3とポンプ/モータ10との双方の動力で加速する
ことになり、燃費が向上し、排ガス量が低減される。
【0023】車両の制動,発進又は加速運転が終了する
と、コントローラ4は、切換弁50を閉じると共に比例
電磁弁13のソレノイド13a,13bへの通電を停止
する。通電を停止すると、比例電磁弁13を介する傾転
シリンダ11へのパイロット油圧供給が遮断されるの
で、通常は、傾転シリンダ11のスプリング11d,1
1eのばね力でピストン11aが中立位置に戻されて、
斜板10bの傾転角が零になってポンプ/モータ10が
非作動状態にされる。そして、傾転シリンダ11が中立
位置に至ると、ピストン11aと一体移動するピストン
ロッド延長部に臨んで配された中立スイッチ14がオン
作動して、傾転シリンダ11が中立位置をとったことを
表すスイッチ出力がコントローラ4に送出される。
【0024】一方、比例電磁弁13への通電を停止した
にもかかわらず、傾転シリンダ11のピストン11aが
例えばその摺動運動上しぶりを呈して中立位置に戻らな
い場合には、上述のスイッチ出力が送出されない。この
様な場合、コントローラ4は、比例電磁弁13の、通電
停止前に通電されていたソレノイドと反対側のソレノイ
ドに通電する。即ち、傾転シリンダ11の作動位置が中
立位置に関して通電停止前のそれと反対側になるように
比例電磁弁13を駆動する。この結果、通常は、傾転シ
リンダ11が中立位置をとるに至る。そして、中立位置
への到達を中立スイッチ14を介して検出すると、コン
トローラ4は比例電磁弁13への通電を停止する。
【0025】この様に、傾転シリンダ11の中立位置へ
の復帰動作が不全になった場合、中立位置への復帰が強
制的に行われる。従って、傾転シリンダ11の復帰動作
不全に起因するポンプ/モータ10の不要な動作が防止
され、車両運転上のエネルギ効率が全体として向上す
る。更に、傾転シリンダ11が中立位置に戻らないと判
別して反対側のソレノイドへの通電を行ったにもかかわ
らず中立位置が依然として検出されないと判別すると、
コントローラ4は、クラッチ21を解除動作させて、ク
ラッチ21を介するポンプ/モータ10と駆動輪1との
連結を解除する。この様に、上述の強制復帰がなされた
にもかかわらず傾転シリンダ11の復帰動作不全が解消
されない場合は、ポンプ/モータ10と駆動輪1との連
結を強制的に解除し、これにより、ポンプ/モータ10
の不要動作の、車両運転エネルギ効率への悪影響が除去
される。
【0026】
【発明の効果】上述のように、車両制動時に車両の駆動
輪で駆動されてポンプ作動してアキュムレータに作動油
を圧送し、アキュムレータ内のガスを圧縮して制動エネ
ルギを蓄積可能とし、又、蓄圧エネルギの利用時のガス
の膨張によるアキュムレータからの作動油供給によりモ
ータ作動して駆動輪を駆動する制動エネルギ回生用ポン
プ/モータの運転方法において、本発明は、ポンプ/モ
ータの斜板傾転角制御用の傾転シリンダが中立位置をと
るように傾転シリンダ駆動用の比例電磁弁への通電を停
止したにもかかわらず、傾転シリンダが中立位置をとる
に至ったことが中立スイッチによって検出されないとき
は、傾転シリンダを中立位置に強制復帰させるようにし
たので、制動エネルギ回生車両のポンプ/モータの作動
が不要であるときに該ポンプ/モータの斜板傾転角制御
用の傾転シリンダを迅速かつ確実に中立位置に戻してポ
ンプ/モータを非作動化でき、従って、車両運転上のエ
ネルギ効率を向上できる。
【0027】好ましくは、傾転シリンダの作動位置が中
立位置に関して通電停止前でのそれと反対側になるよう
に比例電磁弁を駆動して強制復帰を行うようにしたの
で、傾転シリンダの中立位置への復帰が確実に行われ
る。又、強制復帰を行ったにもかかわらず中立スイッチ
による中立位置の検出が行われないときは、クラッチを
解除動作させてクラッチを介するポンプ/モータと駆動
輪との連結を解除するようにしたので、傾転シリンダの
作動不全に伴うポンプ/モータの不要作動による車両運
転エネルギ効率への悪影響を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による運転方法が適用される
斜板式可変容量ピストンポンプ/モータおよびこれを搭
載した制動エネルギ回生車両を示す概略図である。
【図2】図1の斜板式可変容量ピストンポンプ/モータ
を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 駆動輪 4 コントローラ 10 斜板式可変容量ピストンポンプ 11 傾転シリンダ 13 比例電磁弁 14 中立スイッチ 21 クラッチ 30 作動油タンク 40 アキュムレータ 50 切換弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制動時に車両の駆動輪で駆動されて
    ポンプ作動してアキュムレータに作動油を圧送し、前記
    アキュムレータ内のガスを圧縮して制動エネルギを蓄積
    可能とし、又、蓄圧エネルギの利用時の前記ガスの膨張
    による前記アキュムレータからの作動油供給によりモー
    タ作動して前記駆動輪を駆動する制動エネルギ回生用ポ
    ンプ/モータの運転方法において、前記ポンプ/モータ
    の斜板傾転角制御用の傾転シリンダが中立位置をとるよ
    うに傾転シリンダ駆動用の比例電磁弁への通電を停止し
    たにもかかわらず、前記傾転シリンダが前記中立位置を
    とるに至ったことが中立スイッチによって検出されない
    ときは、前記傾転シリンダを前記中立位置に強制復帰さ
    せることを特徴とする、制動エネルギ回生用ポンプ/モ
    ータの運転方法。
  2. 【請求項2】 前記傾転シリンダの作動位置が前記中立
    位置に関して前記通電停止前でのそれと反対側になるよ
    うに前記比例電磁弁を駆動することにより、前記強制復
    帰を行うことを特徴とする、請求項1の制動エネルギ回
    生用ポンプ/モータの運転方法。
  3. 【請求項3】 前記強制復帰を行ったにもかかわらず前
    記中立スイッチによる前記中立位置の検出が行われない
    ときは、クラッチを解除動作させて該クラッチを介する
    前記ポンプ/モータと前記駆動輪との連結を解除するこ
    とを特徴とする、請求項1又は2の制動エネルギ回生用
    のポンプ/モータの運転方法。
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