JPH06121186A - 高品位映像信号のクロック再生回路 - Google Patents

高品位映像信号のクロック再生回路

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JPH06121186A
JPH06121186A JP4271319A JP27131992A JPH06121186A JP H06121186 A JPH06121186 A JP H06121186A JP 4271319 A JP4271319 A JP 4271319A JP 27131992 A JP27131992 A JP 27131992A JP H06121186 A JPH06121186 A JP H06121186A
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JP
Japan
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signal
circuit
clock
conversion
video signal
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JP4271319A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hori
吉宏 堀
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止画モードで再生クロック信号のジッタ成
分を小さく抑え安定な静止映像を得ることができるこ
と。 【構成】 位相比較回路10、ループフィルタ110、
D/A変換回路12、電圧制御発振器13でMUSE方
式により帯域圧縮された高品位映像信号を、A/D変換
した後の映像データ中の水平同期信号に同期させるタイ
ミング調整を行なった再生クロック信号を発生させるク
ロック再生回路20を構成する。静止画モードでは、メ
モリ8内のデータを再生クロック信号に同期して循環的
にデコード回路7に読出し、メモリ8内の読出データを
デコード回路7で合成して静止映像信号を出力する。こ
のとき、ループフィルタ110の利得を、静止画モード
のときには定常モードのときに比較して小さくなるよう
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重サブナイキストサ
ンプリングエンコード方式(以下、単に『MUSE方
式』という)により帯域圧縮された高品位映像信号(以
下、単に『MUSE信号』という)を入力とし、かつ、
静止画モードを備える高品位映像信号のクロック再生回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高品位映像信号を帯域圧縮して放送衛星
を用いて伝送する方式としてMUSE方式が使用されて
いる。このMUSE方式は、衛星放送の単一チャンネル
(帯域幅27MHz)で伝送するために、高品位映像信
号を帯域圧縮エンコーダによってMUSE信号に変換し
ている。このMUSE方式については、例えば、『テレ
ビジョン学会 Vol.42,No5(1988)』の
第468〜第477頁等に掲載されている。このMUS
E信号は、高品位映像信号をTCI多重サブサンプル方
式を用いて帯域圧縮したもので、帯域圧縮デコーダ(以
下、単に『MUSEデコーダ』という)に入力され、M
USE信号中の水平同期信号に同期するクロックによ
り、MUSE信号のA/D変換やA/D変換データのメ
モリへの書込み、その読出し、合成等の信号処理を行
い、高品位映像信号として再生される。
【0003】前記MUSEデコーダは、高品位映像信号
を合成するために4フィールド分のA/D変換データを
記憶しており、この記憶している4フィールドの映像デ
ータのみによって静止画表示を行なうことが可能であ
る。
【0004】図3は従来の高品位映像信号のクロック再
生回路を有するMUSEデコーダの回路構成図である。
【0005】図3において、デコード回路7は、定常モ
ードで、MUSE信号をA/D変換した映像データをメ
モリ8に書込み・読出しを行なうとともに、MUSE信
号内に多重されたサブサンプル情報、動き情報に従っ
て、映像データの合成等の信号処理を行ない、高品位映
像信号を再生する。静止画表示モードでは、静止画モー
ド制御信号に従い、メモリ8に記憶されたデータを循環
的に読出すことによって高品位静止映像信号を再生す
る。再生された高品位映像信号は、D/A変換回路9に
おいてアナログ信号に変換され再生信号として出力され
る。
【0006】クロック再生回路20は、例えば、198
5年テレビジョン学会の全国大会予稿集第377頁乃至
第378頁に記載されており公知である。
【0007】位相比較回路10は、A/D変換されたM
USE信号の水平同期信号と後述の第1分周回路14か
らの内部水平同期信号HD1(=33.75KHz)と
の位相誤差を検出する。そして、位相比較回路10で得
られた位相誤差信号がループフィルタ11で位相誤差信
号をその位相誤差に対応した振幅の電圧値に変換した
後、それをD/A変換回路12でD/A変換した後、ク
ロック信号発生用の電圧制御発信器(VCO)13の制
御電圧として与えられる。そして、この電圧制御発振器
13からのクロック信号は第1分周回路14により分周
され、伝送サンプリング周波数としての前述の内部水平
同期信号HD1が作成される。
【0008】また、前記A/D変換後のMUSE信号中
のフレームパルスFP2がフレームパルス検出回路16
で検出され、このフレームパルスFP2と第2分周回路
15で作成された内部フレームパルスFP1(=30H
z)がフレームパルス比較回路17により位相比較さ
れ、その比較結果によって第1分周回路14及び第2分
周回路15をそれぞれリセットするようになっている。
【0009】前記位相比較回路10は、具体的には、例
えば、図4のように構成される。
【0010】図4は従来の高品位映像信号のクロック再
生回路で使用された位相比較回路10の回路構成図であ
る。
【0011】図4において、1a,1b,1c,1dは
それぞれ1クロック周期の遅延時間を有する遅延素子で
あり、図中のA点とE点の出力信号(ディジタル値)を
加算器3で加算し、また、図中のC点の値を乗算器2で
2倍した後、減算器4で乗算器2で2倍した値と前記加
算器3の加算結果との出力との差をとる。この差信号は
Dフリップフロップ5において内部水平同期信号HD1
のタイミングで整形され、その整形後の信号が位相誤差
信号として図3のループフィルタ11に出力されるので
ある。なお、極性制御回路6は後述するA/D変換後の
MUSE信号の水平同期信号の極性を制御する。
【0012】図5はA/D変換後のMUSE信号の水平
同期信号部の波形を示す水平同期信号波形説明図であ
る。
【0013】前記極性制御回路6はライン単位で極性の
異なる水平同期信号部を一定にそろえるものである。ま
た、この波形中のcp4 ,cp5 ,cp6 ,cp7 ,c
p8点にそれぞれ図4のA,B,C,D,E点の値が対
応したとき、内部水平同期信号HD1が発生し、このと
きの位相差がゼロとなるように、クロックを再生する内
部水平同期信号HD1のタイミングが決められている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、通
常モードと静止画モードの両モードは、その再生画と関
係なく、入力されるMUSE信号の水平同期信号部に同
期したクロック信号に従って再生されている。即ち、デ
コード回路7で高品位映像信号を再生するとき、そのデ
コード回路7に用いられるクロック信号は入力MUSE
信号中の水平同期信号部に同期したものである。
【0015】したがって、MUSEビデオディスクプレ
ーヤの再生信号が入力MUSE信号として入力される場
合に、静止画モードでサーチ等を行なうと、不連続なM
USE信号が入力され、結果的に、クロック信号のジッ
タ成分が大きくなり、静止映像が安定して表示されなく
なる。また、衛星放送による受信MUSE信号を入力す
る場合においても、静止画モードのとき、受像器のチャ
ンネル切換操作によってMUSE信号が不連続に入力さ
れると、静止映像が安定に表示されなくなる。当然、入
力MUSE信号が断たれた場合にも同様にジッタ成分が
大きくなり静止映像が安定に表示されなくなる。
【0016】このように、従来の高品位映像信号のクロ
ック再生回路では、静止画モードで再生映像と関係のな
いMUSE信号が入力されたり、MUSE信号が断たれ
ると再生クロック信号のジッタ成分が大きくなり、安定
した静止映像を得ることができなかった。
【0017】そこで、本発明は、静止画モードで再生ク
ロック信号のジッタ成分を小さく抑え安定な静止映像を
得ることができる高品位映像信号のクロック再生回路の
提供を課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる高品位映
像信号のクロック再生回路は、クロック再生回路の再生
クロック信号に同期して、MUSE方式により帯域圧縮
された高品位映像信号をA/D変換した後の映像データ
を4フィールド分記憶するメモリと、定常モードで前記
メモリの読出データとA/D変換後のデータを合成して
映像信号を出力し、静止画モードで前記メモリ内のデー
タを前記再生クロック信号に同期して循環的に読出し、
前記メモリ内の読出データを合成して静止映像信号を再
生するデコーダとを具備し、クロック再生回路のループ
フィルタを静止画モードで定常モードに比較してその利
得が小さくなるように制御するものである。
【0019】
【作用】本発明においては、MUSE方式により帯域圧
縮された高品位映像信号をA/D変換した後の映像デー
タ中の水平同期信号に同期させるため、電圧制御発振器
から発生されるクロック信号の分周結果と前記水平同期
信号とを位相比較回路で位相比較し、その比較出力を基
にループフィルタで前記電圧制御発振器の制御値を算出
し、前記ループフィルタの前記制御値をD/A変換し、
電圧制御発振器の制御電圧とする。このクロック再生回
路によって再生クロック信号を発生させる。前記クロッ
ク再生回路の再生クロック信号に同期して、MUSE方
式により帯域圧縮された高品位映像信号をA/D変換し
た後の映像データを4フィールド分メモリに記憶し、定
常モードでは、前記メモリの読出データとA/D変換後
のデータを合成して映像信号を出力し、また、静止画モ
ードでは、前記メモリ内のデータを前記再生クロック信
号に同期して循環的に読出し、前記メモリ内の読出デー
タを合成して静止映像信号を出力する。このとき、前記
ループフィルタの利得を、静止画モードのときには定常
モードのときに比較して小さくなるように制御する。こ
れによって、静止画モードでの電圧制御発振器の制御電
圧の変化量を少なくし、静止画モードのときにMUSE
信号が不連続になっても、クロック信号のジッタ成分を
小さく抑えることができ、安定した静止映像を得ること
ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例の高品位映像信号のク
ロック再生回路について説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例の高品位映像信号
のクロック再生回路を有するMUSEデコーダの回路構
成図である。図2は本発明の一実施例の高品位映像信号
のクロック再生回路を有するMUSEデコーダで使用す
るループフィルタの回路構成図である。なお、図中、図
3乃至図5に示した従来例と同一符号及び記号は従来例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもので
あるから、ここでは重複する説明を省略し、特に、従来
例と相違する構成のみを説明する。
【0022】図1に示す実施例においては、図3に示し
た高品位映像信号のクロック再生回路に対して使用した
ループフィルタ11を、利得を外部から制御できるルー
プフィルタ110に置換したものである。
【0023】即ち、図1に示す実施例では、静止画モー
ド制御信号をループフィルタ110にも入力するように
変更している。本実施例における前記ループフィルタ1
10は、具体的には、図3のループフィルタ11の機能
に静止画モードの利得切換回路を付加したものである。
この静止画モード用の利得は、通常時の利得よりも小さ
なものとし、静止画モードで電圧制御発振器13の制御
電圧の変化量を少なくするものである。
【0024】また、静止画モードのときには定常モード
のときに比較してその利得が小さくなるように制御され
るループフィルタ110は、具体的には、例えば、図2
のように構成される。ループフィルタ110は第1乗算
回路111による直接系と第2乗算回路112と積分回
路113で構成される積分系に分けられる。このループ
フィルタ110は、位相比較回路10からの位相誤差信
号を入力とし、直接系ではこの位相誤差信号を第1乗算
回路111においてK1 倍した直接系制御値CL1 を、
また、積分系では第2乗算回路112でK2 倍した後、
積分回路113を経て積分系制御値CL2 を求める。こ
の直接系制御値CL1 と積分系制御値CL2 は加算回路
114で加算され、D/A変換回路12を経て電圧制御
発振器13の制御値として出力される。この第1乗算回
路111のK1 倍及び第2乗算回路112のK2 倍は、
静止画モード信号によって静止画モードのときには定常
モードのときに比較してその利得が小さくなるように設
定されている。
【0025】このように構成された本実施例の高品位映
像信号のクロック再生回路は、MUSE方式により帯域
圧縮された高品位映像信号をA/D変換した後の映像デ
ータ中の水平同期信号に同期させるため、電圧制御発振
器13から発生されるクロック信号を第1分周回路14
によって分周された分周結果と前記水平同期信号とを位
相比較回路10で位相比較し、その位相比較回路10の
比較出力を基にループフィルタ110で電圧制御発振器
13に印加する制御値を算出し、更に、ループフィルタ
110の前記制御値をD/A変換回路12に入力してD
/A変換し、電圧制御発振器13の制御電圧とする。こ
のクロック信号のタイミング調整を行なった再生クロッ
ク信号を発生させる回路は、本実施例のクロック再生回
路20を構成している。
【0026】前記クロック再生回路20の再生クロック
信号に同期して、MUSE方式により帯域圧縮された高
品位映像信号をA/D変換した後の映像データを4フィ
ールド分格納できるメモリ8に書込み、定常モードで
は、前記メモリ8の読出データとA/D変換後のデータ
をデコード回路7で合成し、D/A変換回路9に入力し
てD/A変換することにより映像信号を得る。また、静
止画モードでは、前記メモリ8内のデータを前記再生ク
ロック信号に同期して循環的にデコード回路7に読出
し、前記メモリ8内の読出データをデコード回路7で合
成して静止映像信号を出力する。このとき、前記ループ
フィルタ110の利得を、静止画モードのときには定常
モードのときに比較して小さくなるように制御する。こ
れによって、静止画モードでの電圧制御発振器13の制
御電圧の変化量が少なくなり、結果的に、静止画モード
のときにMUSE信号が不連続になっても、再生クロッ
ク信号のジッタ成分を小さく抑えることができ、安定し
た静止映像を得ることができる。
【0027】この機能によって、静止画モードのときに
MUSE信号が不連続になっても、クロック信号のジッ
タ成分を小さく抑えることができるので、安定な静止映
像を得ることができる。
【0028】ここで、前記クロック再生回路20の再生
クロック信号に同期して、MUSE方式により帯域圧縮
された高品位映像信号をA/D変換した後の映像データ
を少なくとも4フィールド分記憶するメモリ8と、定常
モードのときに前記メモリ8の読出データとA/D変換
後のデータを合成して映像信号を出力し、静止画モード
のときに前記メモリ8内のデータを前記再生クロック信
号に同期して循環的に読出し、前記メモリ8内の読出デ
ータを合成して静止映像信号を出力するデコード回路7
とは、本実施例のモード対応出力回路を構成している。
【0029】したがって、MUSEビデオディスクプレ
ーヤの再生信号が入力MUSE信号として入力される場
合に、静止画モードでサーチ等を行なって不連続なMU
SE信号が入力されても、再生クロック信号のジッタ成
分があまり変動しないから、静止映像が安定して表示さ
れる。また、衛星放送による受信MUSE信号を入力す
る場合においても、静止画モードのとき、受像器のチャ
ンネル切換操作によってMUSE信号が不連続に入力さ
れることがあっても、静止映像が安定に表示される。
【0030】故に、本実施例の高品位映像信号のクロッ
ク再生回路では、静止画モードで再生映像と関係のない
MUSE信号が入力されたり、MUSE信号が断たれて
も、再生クロック信号のジッタ成分が小さく抑えられ、
安定した静止映像を得ることができる。
【0031】ところで、上記実施例の高品位映像信号の
クロック再生回路では、クロック再生回路20として、
位相比較回路10、ループフィルタ110、D/A変換
回路12、電圧制御発振器13から構成されるものであ
るが、本発明を実施する場合には、静止画モードのとき
には定常モードのときに比較してその利得が小さくなる
ように制御可能なループフィルタ110を有し、前記A
/D変換後の映像データ中の水平同期信号に同期した再
生クロック信号を発生させる回路であればよい。
【0032】また、上記実施例のモード対応出力回路
は、メモリ8とデコード回路7で構成しているが、本発
明を実施する場合には、クロック再生回路20の再生ク
ロック信号に同期して、MUSE方式により帯域圧縮さ
れた高品位映像信号をA/D変換した後の映像データを
少なくとも4フィールド分記憶できる記憶容量を持ち、
定常モードのときにそこから読出した読出データとA/
D変換後のデータを合成して映像信号を出力し、静止画
モードのときに読出データを前記再生クロック信号に同
期して循環的に読出し、前記読出した読出データを合成
して静止映像信号を出力する回路として構成できる。
【0033】なお、ループフィルタ110の入力とし
て、静止画モードのときで、しかも、入力MUSE信号
が断たれたときに、前記ループフィルタ110の利得を
ゼロにすることによって、入力MUSE信号が断たれる
ことによって制御電圧が不規則に変動することを抑制し
て、再生クロック信号のジッタ成分を小さく抑えること
ができ、静止画モードの際の静止映像が安定になる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の高品位映像信号
のクロック再生回路は、クロック再生回路の再生クロッ
ク信号に同期して、MUSE方式により帯域圧縮された
高品位映像信号をA/D変換した後の映像データを少な
くとも4フィールド分格納できるメモリに書込み、定常
モードでは、前記メモリの読出データとA/D変換後の
データをデコード回路で合成し、D/A変換回路に入力
してD/A変換することにより映像信号を得る。また、
静止画モードでは、前記メモリ内のデータを前記再生ク
ロック信号に同期して循環的にデコード回路に読出し、
前記メモリ内の読出データをデコード回路で合成して静
止映像信号を出力する。このとき、前記ループフィルタ
の利得を、静止画モードのときには定常モードのときに
比較して小さくなるように制御するから、静止画モード
での電圧制御発振器の制御電圧の変化量が少なくなり、
結果的に、静止画モードのときにMUSE信号が不連続
になっても、再生クロック信号のジッタ成分を小さく抑
えることができ、安定した静止映像を得ることができ
る。
【0035】したがって、静止画モード状態で、入力M
USE信号の状態にかかわらず、再生クロック信号のジ
ッタ成分を小さく抑え安定な静止映像を得ることがで
き、高品位映像受像器に好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例における高品位映像信
号のクロック再生回路を有するMUSEデコーダの概略
構成を示す回路構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の高品位映像信号のク
ロック再生回路を有するMUSEデコーダで使用するル
ープフィルタの回路構成図である。
【図3】図3は従来の高品位映像信号のクロック再生回
路を有するMUSEデコーダの回路構成図である。
【図4】図4は従来の高品位テレビジョン受像器のクロ
ック同期化回路で使用された位相比較回路の回路構成図
である。
【図5】図5はA/D変換後のMUSE信号の水平同期
信号部の波形を示す水平同期信号波形説明図である。
【符号の説明】
7 デコード回路 8 メモリ 9 D/A変換回路 10 位相比較回路 12 D/A変換回路 13 電圧制御発振器 20 クロック再生回路 110 ループフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE方式により帯域圧縮された高品
    位映像信号をA/D変換した後の映像データを入力し、
    電圧制御発振器から発生されるクロック信号を前記A/
    D変換後の映像データ中の水平同期信号に同期させるた
    め、前記水平同期信号と前記クロック信号の分周結果と
    を位相比較する位相比較回路と、前記位相比較回路の比
    較出力から前記電圧制御発振器の制御値を算出するルー
    プフィルタと、前記電圧制御発振器の前記制御値をD/
    A変換するD/A変換回路とを有し、前記A/D変換後
    の映像データ中の水平同期信号に同期した再生クロック
    信号を発生させるクロック再生回路と、 前記クロック再生回路の再生クロック信号に同期して、
    MUSE方式により帯域圧縮された高品位映像信号をA
    /D変換した後の映像データを少なくとも4フィールド
    分記憶するメモリと、定常モードのときに前記メモリの
    読出データとA/D変換後のデータを合成して映像信号
    を出力し、静止画モードのときに前記メモリ内のデータ
    を前記再生クロック信号に同期して循環的に読出し、前
    記メモリ内の読出データを合成して静止映像信号を出力
    するデコード回路とを具備し、 前記クロック再生回路のループフィルタは、静止画モー
    ドのときには定常モードのときに比較してその利得が小
    さくなるように制御することを特徴とする高品位映像信
    号のクロック再生回路。
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