JPH0612100Y2 - 鉛製屋根板の伸縮構造 - Google Patents
鉛製屋根板の伸縮構造Info
- Publication number
- JPH0612100Y2 JPH0612100Y2 JP1325188U JP1325188U JPH0612100Y2 JP H0612100 Y2 JPH0612100 Y2 JP H0612100Y2 JP 1325188 U JP1325188 U JP 1325188U JP 1325188 U JP1325188 U JP 1325188U JP H0612100 Y2 JPH0612100 Y2 JP H0612100Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- lead plate
- plate
- expansion
- roof plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱膨張による屋根板の伸びを効果的に吸収す
ることができる鉛製屋根板の伸縮構造に関する。
ることができる鉛製屋根板の伸縮構造に関する。
歩行頻度の少ない建物の屋上、いわゆる軽歩行用の屋上
の屋根構造は、従来、第3図に示すようにコンクリート
スラブ10上にアスファルト層(又はルーフィング)1
1を配し、更にその上に鉛板12を敷き並べ、各鉛板1
2の一方の側辺部13を曲げ加工して、隣接する鉛板1
2の側辺部13′の上面に重ね合わせ、その隅肉部14
をバーナーで加熱、溶接して溶接継ぎ手15を形成し、
水密構造にしていた。
の屋根構造は、従来、第3図に示すようにコンクリート
スラブ10上にアスファルト層(又はルーフィング)1
1を配し、更にその上に鉛板12を敷き並べ、各鉛板1
2の一方の側辺部13を曲げ加工して、隣接する鉛板1
2の側辺部13′の上面に重ね合わせ、その隅肉部14
をバーナーで加熱、溶接して溶接継ぎ手15を形成し、
水密構造にしていた。
しかし、従来の鉛製屋根板の構造では鉛板が熱膨張する
と屋根面上に不規則にふくれが発生し、このふくれを不
用意に踏みつけると、鉛板を傷つけるという問題点があ
り、又このようなふくれは外観上見栄えがよくないとい
う問題点もあった。
と屋根面上に不規則にふくれが発生し、このふくれを不
用意に踏みつけると、鉛板を傷つけるという問題点があ
り、又このようなふくれは外観上見栄えがよくないとい
う問題点もあった。
本考案は前記問題点に鑑み、熱膨張による鉛板の伸びを
1カ所に吸収させ、他の不必要な部分のふくれを防止す
ることができ、又外観上も見栄えのよい鉛製屋根板の伸
縮構造を提供することを目的とする。
1カ所に吸収させ、他の不必要な部分のふくれを防止す
ることができ、又外観上も見栄えのよい鉛製屋根板の伸
縮構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するに、本考案における鉛製屋根板の伸
縮構造は、横方向に隣接する鉛板の側辺部を上下に重ね
合わせ、上側の鉛板の端部を下側の鉛板の上面に溶接し
てなる溶接継ぎ手の近傍に、前記側辺部に沿って前記鉛
板を上方又は下方に湾曲させて伸縮部を形成してなるも
のである。
縮構造は、横方向に隣接する鉛板の側辺部を上下に重ね
合わせ、上側の鉛板の端部を下側の鉛板の上面に溶接し
てなる溶接継ぎ手の近傍に、前記側辺部に沿って前記鉛
板を上方又は下方に湾曲させて伸縮部を形成してなるも
のである。
本考案の鉛製屋根板の伸縮構造によれば、鉛板を上方又
は下方に湾曲させた伸縮部を形成したので、熱膨張によ
る鉛板の伸びは伸縮部に吸収され不規則にふくれを生じ
ることがない。
は下方に湾曲させた伸縮部を形成したので、熱膨張によ
る鉛板の伸びは伸縮部に吸収され不規則にふくれを生じ
ることがない。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の第1の実施例である鉛製屋根板の伸縮
構造を示す斜視図であり、図中、1はコンクリートスラ
ブ、2はアスファルト層(又はルーフィング)であり、
該アスファルト層(又はルーファング)2上に横方向の
寸法が約1mの鉛板3を敷き並べている。その際各鉛板
3の一方の側辺部4aをローラで曲げ加工し、横方向に
隣接する下側の鉛板3の側辺部4bに重ね合わせ、他方
の側辺部4bを横方向に隣接する上側の鉛板3の曲げ加
工した側辺部4aに重ね合わせる。そして各々上側の鉛
板3の端部を下側の鉛板3の上面に溶接して、溶接継ぎ
手5を形成している。
構造を示す斜視図であり、図中、1はコンクリートスラ
ブ、2はアスファルト層(又はルーフィング)であり、
該アスファルト層(又はルーファング)2上に横方向の
寸法が約1mの鉛板3を敷き並べている。その際各鉛板
3の一方の側辺部4aをローラで曲げ加工し、横方向に
隣接する下側の鉛板3の側辺部4bに重ね合わせ、他方
の側辺部4bを横方向に隣接する上側の鉛板3の曲げ加
工した側辺部4aに重ね合わせる。そして各々上側の鉛
板3の端部を下側の鉛板3の上面に溶接して、溶接継ぎ
手5を形成している。
そして、この溶接継ぎ手5の近傍に、前記鉛板3の側辺
部4に沿ってその鉛板3を上方に湾曲させて伸縮部6を
形成している。又その伸縮部6とアスファルト層2の間
にはその伸縮部6が大幅に変形することを防止するため
にスポンジ等のクッション材7を詰めている。
部4に沿ってその鉛板3を上方に湾曲させて伸縮部6を
形成している。又その伸縮部6とアスファルト層2の間
にはその伸縮部6が大幅に変形することを防止するため
にスポンジ等のクッション材7を詰めている。
本考案は以上のように構成したので、熱膨張により鉛板
3の伸びが生じても溶接継ぎ手5の近傍に形成した伸縮
部6に吸収されることになるので、ふくれが鉛板3に何
か所も不規則に発生するということがなくなる。そのた
め外観のよい鉛製屋根板を提供することができる。又伸
縮部6は溶接継ぎ手5の近傍に形成したので、鉛板3の
中間部に形成する場合に比べ、歩行の際に誤ってその伸
縮部6を踏みつける心配がなくなる。
3の伸びが生じても溶接継ぎ手5の近傍に形成した伸縮
部6に吸収されることになるので、ふくれが鉛板3に何
か所も不規則に発生するということがなくなる。そのた
め外観のよい鉛製屋根板を提供することができる。又伸
縮部6は溶接継ぎ手5の近傍に形成したので、鉛板3の
中間部に形成する場合に比べ、歩行の際に誤ってその伸
縮部6を踏みつける心配がなくなる。
本考案の鉛製屋根板の伸縮構造は前記実施例に限定され
ることはなく、第2図に示すようにコンクリートスラブ
1の溶接継ぎ手5の近傍に凹部8を形成し、その凹部8
に鉛板3の側辺部4に沿って鉛板3を下方向に湾曲させ
て伸縮部6を形成し、その下方にクッション材7を詰め
てもよい。
ることはなく、第2図に示すようにコンクリートスラブ
1の溶接継ぎ手5の近傍に凹部8を形成し、その凹部8
に鉛板3の側辺部4に沿って鉛板3を下方向に湾曲させ
て伸縮部6を形成し、その下方にクッション材7を詰め
てもよい。
本考案は以上のように構成したので、次の優れた効果を
発揮する。
発揮する。
(1)熱膨張により鉛板に伸びが生じても溶接継ぎ手の
近傍に形成した伸縮部に吸収されることになるので、ふ
くれが鉛板に不規則に何か所も発生するということがな
くなる。そのため外観のよい鉛製屋根板を提供できる。
近傍に形成した伸縮部に吸収されることになるので、ふ
くれが鉛板に不規則に何か所も発生するということがな
くなる。そのため外観のよい鉛製屋根板を提供できる。
(2)伸縮部は溶接継ぎ手の近傍に形成したので鉛板の
中間部に形成する場合に比べ、歩行の際に誤ってその伸
縮部を踏みつける心配がなくなる。
中間部に形成する場合に比べ、歩行の際に誤ってその伸
縮部を踏みつける心配がなくなる。
第1図は本考案の第1の実施例である鉛製屋根板の伸縮
構造を示す斜視図、第2図は本考案に第2の実施例であ
る鉛製屋根板の伸縮構造を示す断面図、第3図は従来の
鉛製屋根板の構造を示す斜視図である。 1……コンクリートスラブ 2……アスファルト層(ルーフィング) 3……鉛板 4,4a,4b……側辺部 5……溶接継ぎ手 6……伸縮部 7……クッション材 8……凹部
構造を示す斜視図、第2図は本考案に第2の実施例であ
る鉛製屋根板の伸縮構造を示す断面図、第3図は従来の
鉛製屋根板の構造を示す斜視図である。 1……コンクリートスラブ 2……アスファルト層(ルーフィング) 3……鉛板 4,4a,4b……側辺部 5……溶接継ぎ手 6……伸縮部 7……クッション材 8……凹部
Claims (1)
- 【請求項1】横方向に隣接する鉛板の側辺部を上下に重
ね合わせ、上側の鉛板の端部を下側の鉛板の上面に溶接
してなる溶接継ぎ手の近傍に、前記側辺部に沿って前記
鉛板を上方又は下方に湾曲させて伸縮部を形成したこと
を特徴とする鉛製屋根板の伸縮構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1325188U JPH0612100Y2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 | 鉛製屋根板の伸縮構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1325188U JPH0612100Y2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 | 鉛製屋根板の伸縮構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01118524U JPH01118524U (ja) | 1989-08-10 |
JPH0612100Y2 true JPH0612100Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31223397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1325188U Expired - Lifetime JPH0612100Y2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 | 鉛製屋根板の伸縮構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612100Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-03 JP JP1325188U patent/JPH0612100Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01118524U (ja) | 1989-08-10 |
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