JPH0612074B2 - エンジンのトルク変動制御装置 - Google Patents

エンジンのトルク変動制御装置

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JPH0612074B2
JPH0612074B2 JP59186152A JP18615284A JPH0612074B2 JP H0612074 B2 JPH0612074 B2 JP H0612074B2 JP 59186152 A JP59186152 A JP 59186152A JP 18615284 A JP18615284 A JP 18615284A JP H0612074 B2 JPH0612074 B2 JP H0612074B2
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンのトルク変動を抑制するためのトルク
変動制御装置に関するものである。
(従来技術) 一般に自動車等のエンジンにおいては、エンジンの作動
に伴ってクランクシャフトに周期的なトルク変動が生
じ、このトルク変動が振動騒音の原因となり、また運転
者に不快感を与える要素となるので、このようなトルク
変動はできるだけ抑制することが望ましい。
従来、このようなトルク変動を抑制する装置としては、
クランクシャフトに磁気的なトルクを加える手段をクラ
ンクシャフトに発生するトルク変動と同期して作動させ
るようにしたものがあり、例えば特開昭58−1859
37号公報に示されるように、クランクシャフトに発生
するトルクの増大時にオルタネータのフィールドコイル
に電流を印加することにより逆トルクをクランクシャフ
トに加えるようにした装置が知られている。この装置に
よると、トルク増大時に加えられる逆トルクによってト
ルク変動を抑制することができ、しかも逆トルクはオル
タネータでの発電によって与えられるためエネルギー的
に無駄も少なく、かつ装置の構造を簡単にすることがで
きる等の利点がある。
ところで、この装置では逆トルクのみを加えてトルク変
動を抑制するようにしているが、平均トルクはあまり低
下させないようにしながらトルク変動抑制作用をより一
層高めるには、クランクシャフトに発生するトルクの増
大時と減少時とに対応させて逆トルクと正トルクとをそ
れぞれ加えるような制御が望ましい。
また、このような制御を行う場合、クランクシャフトに
発生するトルク変動の周期は、加,減速時等に燃焼のば
らつきによってある程度変化することがあるため、この
ようなトルク変動の周期の変化が生じたときも、トルク
変動抑制作用が阻害されることがないように制御するこ
とが要求される。
(発明の目的) 本発明はこれらの事情に鑑み、逆トルクを加えるときに
エネルギーを回収しつつ、クランクシャフトに発生する
トルク変動に応じて正トルクと逆トルクとを所定のタイ
ミングで加えることにより、平均トルクはあまりに変化
させることなく効果的にトルク変動を抑制することがで
き、とくに、上記トルク変動の周期が燃焼のばらつきに
よって変化したときにも、クランクシャフトに加えられ
るトルクが悪影響を及ぼすことなく適正にトルク変動を
抑制することができるエンジンのトルク変動制御装置を
提供するものである。
(発明の構成) 本発明は、エンジンにより駆動されてクランクシャフト
に逆トルクを与える発電装置と、クランクシャフトに正
トルクを与える電気駆動装置と、クランクシャフトに発
生するトルクの周期的変動と同期して、上記発電装置お
よび電気駆動装置をトルク増大時およびトルク減少時に
それぞれ対応させて交互に作動し、かつ発電装置の作動
期間と電気駆動装置の作動期間との間に、この両装置を
ともに所定時間非作動状態とする非作動期間を設定した
制御手段とを備えたものである。つまり本発明では、発
電装置と電気駆動装置とを用い、エンジンの作動によっ
て周期的に変動するトルクの増大時とトルクの減少時
(逆トルク発生時を含む)とに対応させて逆トルクと正
トルクとを交互に加えるようにするとともに、燃焼のば
らつきによってトルク変動の周期がある程度変化したと
きにも上記逆トルクおよび正トルクがそれぞれトルク変
動を抑制する方向(例えば平均トルクに近付ける方向)
に作用するような期間だけこれらのトルクを加えるよう
にし、これらの期間外では正トルクおよび逆トルクをと
もに加えないようにしたものである。
(実施例) 第1図乃至第3図は本発明のトルク変動制御装置に具備
される発電装置および電気駆動装置の構造の一実施例を
示しており、この実施例では、クランクシャフト1に取
付けられたフライホイール2の外周と、その周囲の非回
転部分とに、発電装置および電気駆動装置を構成する電
磁コイルが配設されている。すなわち、シリンダブロッ
ク3の側方においてクランクシャフト1の側端にはフラ
イホイール2が取付けられ、その外方にクラッチ機構4
が装備されるとともに、フライホイール2の周囲にはク
ラッチハウジング5を取付ける取付部材6がシリンダブ
ロック3に固着されている。この部分において、上記取
付部材6の内周面にサポータ6aを介して固定側電磁コ
イル(以下「固定コイル」という)7が装備されるとと
もに、フライホイール2の外周面に2種類の回転側電磁
コイル(以下「回転コイル」という)8,9および磁性
体10が装備されている。またフライホイール2の内方
においてクランクシャフト1の外周部には整流子11お
よびスリップリング12が設けられ、それぞれにブラシ
13,14が接触している。なお、15はディストリビ
ュータである。
固定コイル7はモータとオルタネータの各固定側コイル
の役目を兼ねるもので、配線構造を概略的に表わした第
5図および第7図に示すように、三相構造で蛇行状に配
設されており、コントロールユニット20に接続されて
いる。そして、後に詳述するようにコントロールユニッ
ト20において上記固定コイル7に接続される回路が電
気駆動用と発電用とに切換えられるようになっている。
またフライホイール2の外周に装備された2種類の回転
コイル8,9はそれぞれモータのアーマチュアコイルお
よびオルタネータのフィールドコイルの役目を果すもの
で、第1回転コイル8は第4図に示すように、モータの
アーマチュアコイルと同等の所定の配線構造で整流子1
1に接続され、第2回転コイル9は第6図に示すように
蛇行状に配設されて、スリップリング12に接続されて
いる。これらの回転コイル8,9には、後に詳述するよ
うにコントロールユニット20からそれぞれ所定時に通
電されるようになっている。そして、第5図に示すよう
に、コントロールユニット20から端子aを介して固定
コイル7および第1回転コイル8に通電されたときは、
固定子側(取付部材6の内周)と回転子側(フライホイ
ール2の外周)とが所定の極性で磁化されることによ
り、これらがモータの役目を果し、クランクシャフト1
に正トルクを加える電気駆動装置16を構成する。また
第7図に示すように、端子bを介して第2回転コイル9
に通電されるとともに固定コイル7がコントロールユニ
ット20内の整流回路30に接続されたときは、これら
が発電装置17を構成し、第2回転コイル9の回転に伴
って発電が行われ、これによってクランクシャフト1に
逆トルクが加えられるようになっている。
第8図はトルク変動制御装置の回路構造を示しており、
この図において、21はスタートスイッチ21aおよび
イグニッションスイッチ21bを含むキースイッチ、2
2はバッテリである。この図に示すようにコントロール
ユニット20は、キースイッチ21を介してバッテリ2
2に接続された切換回路23と、この切換回路23に接
続された第1駆動回路24および第2駆動回路25と、
この各駆動回路24,25の駆動タイミングをそれぞれ
制御する各タイミング制御回路26,27と、電気駆動
用および発電用の各電流調整回路28,29と、整流回
路30とを備えている。
上記第1駆動回路24は、駆動状態となったときに固定
コイル7と電流調整回路28および第1回転コイル8を
接続してこれらに通電し、つまり第5図に示した電気駆
動装置16を作動させるようになっている。またこの第
1駆動回路24が非駆動状態にあるときには固定コイル
7が整流回路30を介してバッテリ22に接続され、充
電用の回路が形成されるようになっている。一方、第2
駆動回路25は駆動状態となったときに第2回転コイル
9に通電し、従って第1駆動回路24が非駆動状態にあ
って第2駆動回路25が駆動状態となったとき、第7図
に示した発電装置17が作動して、バッテリ22に充電
されるようになっている。なお、上記両駆動回路24,
25がともに非駆動状態となれば、電気駆動装置16お
よび発電装置17はいずれも作動されない。
上記切換回路23およびタイミング制御回路26,27
はCPU31によって制御され、CPU31にはクラン
ク角センサ32からのクランク角検出信号と、負圧セン
サ33からの吸気負圧検出信号とが入力されている。そ
して、エンジンの始動時には電気駆動装置16が連続的
に作動してスタータの役目を果すように、切換回路23
を介して第1駆動回路24がバッテリ22に接続され
る。また始動後は、各タイミング制御回路26,27の
出力に応じて各駆動回路24,25が働くように各駆動
回路24,25とバッテリ22との接続状態が切換えら
れ、CPU31により各タイミング制御回路26,27
を介して各駆動回路24,25の駆動タイミングが制御
されるようにしている。
こうして、CPU31および各タイミング制御回路2
6,27により、トルク変動に応じて電気駆動装置16
および発電装置17の作動を制御する制御手段が構成さ
れ、この制御手段は、次のように上記各装置16,17
の作動時期および作動期間を制御している。つまり、例
えば4気筒4サイクルエンジンの場合、通常はクランク
シャフト1に発生するトルクが第9図(A)に実線T
で示すようにクランク角で180゜の一定周期をもって
増減する。ただし加速時や減速時等に燃焼のばらつきが
生じたときは、破線T,Tで示すようにトルク変動
の周期が多少変化する。このようなトルク変動に対し、
CPU31においては、第9図(B)および(C)に示
すように、発生トルクの増大時と減少時とに対応するよ
うに発電装置17と電気駆動装置16の各作動始期θ
a,θsおよび各作動期間の長さθta,θtsを設定す
る。この場合に、例えば平均トルクTを基準として、
これよりも発生トルクが大きく、とくに上記のようなト
ルク変動の周期の変化が生じたときにも発生トルクが平
均トルクT以下にならない期間内だけ発電装置17を
作動させ、また発生トルクが負になるか少なくとも平均
トルクTより小さく、とくに上記のようなトルク変動
の周期の変化が生じたときにも発生トルクが平均トルク
以上とならない期間内だけ電気駆動装置17に作動
させるように、上記可作動始期θa,θsと各作動期間
の長さθta,θtsとを設定する。このような設定によ
り、通常時に発生トルクがほぼ平均トルクと一致する時
点θ,θの前後に非作動期間を設けている。そし
て、クランク角センサ32により検出されたクランク角
に応じ、各タイミング制御回路26,27および各駆動
回路24,25を介し、電気駆動装置16および発電装
置17をそれぞれ設定したタイミングで作動するように
している。
なお、エンジン回転数が比較的低いときは、爆発力に起
因した爆発トルク変動によって第10図に実線で示すよ
うなトルク変動となるが、エンジン回転数がある程度高
くなると、ピストン系の慣性力に起因した慣性トルクが
増大することにより、第10図に破線で示すように低回
転時と比べてクランク角で90゜位相がずれたトルク変
動が生じ、エンジン回転数とトルク変動量との関係を示
す第11図においてトルク変動量が極小となる回転数r
を境に、これより低回転側と高回転側とで上記のよう
なトルク変動の位相のずれが生じる。このため、後にフ
ローチャートで示す制御の具体例では、上記回転数r
を境に電気駆動装置16および発電装置17の作動タイ
ミングを変えるようにしている。さらにエンジン回転数
が極めて高い領域ではトルク変動制御の要求が乏しく、
かつ制御が難しいため、トルク変動制御の上限回転数r
を設定し、この上限回転数rを超えない範囲でトル
ク変動制御を行うようにしている。
このトルク変動制御装置による制御の具体例を第12図
のフローチャートによって次に説明する。
このフローチャートにおいては、先ずエンジン始動の際
の処理として、ステップSでクランク角の周期計測等
に基づいて求められるエンジン回転数Rを読込み、ステ
ップSでスタートスイッチ21aがONか否かを調べ
る。スタートスイッチ21aがONとなったときはエン
ジン回転数Rが所定値Rより大きい完爆状態になるま
で、始動用の回路を選択して固定コイル7および第1回
転コイル8に通電し(ステップS〜S)、つまり、
前記切換回路23を介して第1駆動回路24を連続的に
駆動させ、固定コイル7と第1回転コイル8とを用いた
電気駆動装置16をスタータとして働かせる。そしてエ
ンジン回転数Rが所定値Rより大きくなったときはス
テップSに移る。なお、ステップSでスタートスイ
ッチ21aがONとなっていないことを判別したとき
は、エンジン回転数Rが所定値R以下であるとステッ
プSに戻り、所定値Rより大きいとステップS
移る(ステップS)。
次に始動後の処理として、ステップSでイグニッショ
ンスイッチ21bがONとなっているか否かを調べる。
そしてイグニッションスイッチ21bがONであれば、
エンジン回転数rおよび吸気負圧vを読込み(ステップ
)、次にエンジン回転数rがトルク変動制御の上限
設定値r以下か否かを調べる(ステップS)。そし
て上限設定値rより大きければ発電用の回路を選択し
て第2回転コイル9に通電し(スチェップS10
11)、つまり第1駆動回路24を非駆動状態とすると
ともに第2駆動回路25を駆動状態とすることにより発
電装置17を働かせる。
またエンジン回転数がトルク変動制御の上限設定値r
以下であれば、トルク変動制御のための処理を行う。こ
の処理としては、ステップSに続いてエンジン回転数
rが前記のトルク変動量が極小となる回転数r未満か
否かを調べ(ステップS12)、この回転数r未満のと
きには発電装置17および電気駆動装置16の各作動始
期θa,θsを爆発トルク変動に対応する値θa,θ
に設定し(ステップS13)、この回転数r以上の
ときには上記各作動始期θa,θsを慣性トルク変動に
応じた値θa,θsに設定する(ステップS14)。
これらの値は予め図外のメモリに記憶させておいて、こ
のメモリから読出すようにすればよい。次に、発電装置
17および電気駆動装置16の各作動期間の長さθta,
θtsを設定する(ステップS15,S16)。これらの作動
期間の長さθta,θtsは、運転状態によって変わるトル
ク変動量等に対応するように、エンジン回転数rと吸気
負圧vの関数fa(r,v),fs(r,v)として求
め、現実の運転状態に応じて可変に設定することが望ま
しい。
上記のステップS13またはS14およびステップS15,S
16での設定の際には、前述のように通常運転時に発生ト
ルクが平均トルクTと一致する時点θ,θの前後
に非作動期間を残すようにしておく。
次に、ステップS17でクランク角θを入力する。そし
て、クランク角θが発電装置17の作動始期θaから作
動終期(θa+θta)までの設定範囲にある状態となっ
たときには、タイミング制御回路27を介して第2駆動
回路25を駆動させことにより第2回転コイル9に通電
する(ステップS18,S19)。またクランク角θが電気
駆動装置16の作動始期θsから作動終期(θs+θt
s)までの設定範囲にある状態となったときには、タイ
ミング制御回路26を介して第1駆動回路24を駆動さ
せることにより固定コイル7および第1回転コイル8に
通電する(ステップS20,S21)。クランク角θが上記
各設定範囲にないときには両駆動回路24,25を作動
させることなくステップSに戻り、それ以下の所を繰
返す。なおイグニッションスイッチ21bがOFFにさ
れてエンジンが停止すると、ステップSでこれが判別
されて制御動作が終了する。
以上のフローチャートに従った制御により、エンジン始
動後でトルク変動制御が行われるべき運転状態にあると
きは、発電装置17および電気駆動装置16がそれぞれ
所定のタイミングで作動され、前述のようにクランクシ
ャフト1に発生するトルクが第9図(A)のようになる
場合は第9図(B)および(C)に示すように設定され
たタイミングで上記各装置17,16が作動される。従
って、第9図(D)に示すように、発生トルクの増大時
に発電装置17から逆トルクが加えられ、発生トルクが
逆トルクとなるときに電気駆動装置16から正トルクが
加えられる。そしてこれらの付加トルクと発生トルクの
合成トルクは第9図(E)に示すようになり、トルク変
動が抑制される。
また、加速時や減速時等における燃焼のばらつきによっ
てトルク変動の周期が変化したとき、この変化に伴って
発生トルクが平均トルクTよりも大きくなったり小さ
くなったりする期間があり、このような期間に逆トルク
または正トルクを加えると、却ってトルク変動を助長す
る場合が生じる。そこでこのような期間は非作動期間と
されて、発電装置17および電気駆動装置16が前述の
ように限られた期間だけ作動されるようにしており、従
って上記のようなトルク変動の周期の変化があっても、
上記各装置17,16から加えられる逆トルクおよび正
トルクはすべてトルク変動を抑制する方向に作用し、ト
ルク変動に悪影響を与えることがない。
なお、本発明における電気駆動装置16および発電装置
17の具体的構造は上記実施例に限定されず、種々変更
可能である。例えばクランクシャフトにギヤを介して連
結した回転軸とその周囲の非回転部とにこれらの装置を
構成する電磁コイルを配設してもよく、また一般のエン
ジンに具備されたものと同様のスタータおよびオルタネ
ータを利用して、これに対する通電を制御することによ
りトルク制御を行うようにし、あるいはスタータおよび
オルタネータとは別にトルク制御のための電気駆動装置
16および発電装置17を設けるようにしてもよい。
(発明の効果) 以上のように本発明は、クランクシャフトに発生するト
ルク変動に同期して、発生トルク増大時に発電装置を作
動させて逆トルクを加え、発生トルク減少時に電気駆動
装置を作動させて正トルクを加えるようにしているた
め、トルク変動を抑制して騒音や不快感を軽減すること
ができ、かつ逆トルクを加えるときにエネルギーを回収
することができ、また逆トルクと正トルクとをそれぞれ
加えることによって平均トルクはあまり変化させること
なくトルク変動を充分に抑制することができる。その上
とくに、発電装置および電気駆動装置の各作動期間を限
定して、これらの間に非作動期間を設けているため、加
速時や減速時等における燃焼のばらつきによりトルク変
動の周期が変化したときにも、上記各装置によって加え
られる逆トルクおよび正トルクが確実にトルク変動を抑
制する方向に作用し、常に適正なトルク変動の制御を行
うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における発電装置および電気駆動装置の
構造の一実施例を示す要部の縦断正面図、第2図は同縦
断側面図、第3図は同概略斜視図、第4図乃至第7図は
発電装置および電気駆動装置を構成するコイルの配線構
造を示す概略図、第8図はトルク変動制御装置の回路構
成の実施例を示すブロック図、第9図(A)〜(E)は
発生トルク変動と発電装置および電気駆動装置の各作動
タイミングと付加トルクと合成トルクとの関係説明図、
第10図は低速域と高速域とにおける発生トルク変動の
特性図、第11図はエンジン回転数とトルク変動量との
関係を示す説明図、第12図は制御のフローチャートで
ある。 16……電気駆動装置、17……発電装置、20……コ
ントロールユニット、24,25……駆動回路、26,
27……タイミング制御回路、31……CPU。
フロントページの続き (72)発明者 浜田 茂樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−119330(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにより駆動されてクランクシャフ
    トに逆トルクを与える発電装置と、クランクシャフトに
    正トルクを与える電気駆動装置と、クランクシャフトに
    発生するトルクの周期的変動と同期して、上記発電装置
    および電気駆動装置をトルク増大時およびトルク減少時
    にそれぞれ対応させて交互に作動しかつ発電装置の作動
    期間と電気駆動装置の作動期間との間に、この両装置を
    ともに所定時間非作動状態とする非作動期間を設定した
    制御手段とを備えたことを特徴するエンジンのトルク変
    動制御装置。
JP59186152A 1984-09-04 1984-09-04 エンジンのトルク変動制御装置 Expired - Lifetime JPH0612074B2 (ja)

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