JPH06120523A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06120523A
JPH06120523A JP26990992A JP26990992A JPH06120523A JP H06120523 A JPH06120523 A JP H06120523A JP 26990992 A JP26990992 A JP 26990992A JP 26990992 A JP26990992 A JP 26990992A JP H06120523 A JPH06120523 A JP H06120523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
region
diode
regions
transistor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26990992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Inuta
昌功 乾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP26990992A priority Critical patent/JPH06120523A/ja
Publication of JPH06120523A publication Critical patent/JPH06120523A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体装置に関し、製造工程を複雑
にさせることなくリカバリー特性の良好なダイオードを
内蔵した半導体装置を得ることを目的とする。 【構成】 本発明の半導体装置1は、トランジスタが形
成されたn- ベース領域2内にダイオードの形成を担う
複数の島状のp+ 領域7、7、7、7を隣接させて形成
し、各島状のp+ 領域7を前記トランジスタ1のソース
電極9に接合して形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、特
に、誘導性負荷の蓄積エネルギーを回生させる回生ダイ
オードを内蔵する半導体装置に係る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、殊に誘導性負荷が接続され
るパワーデバイスでは、負荷に蓄積するエネルギーを回
生させる目的でパワーデバイスに回生用のダイオードが
並列に内蔵されるものがある。
【0003】例えば、図6の断面図に示すものは、その
ような回生ダイオードを内蔵するSIT(静電誘導トラ
ンジスタ)の従来例であり、左側部分には静電誘導トラ
ンジスタが形成され右側部分にはダイオードが形成され
ている。図7は図6に示す半導体装置の等価回路であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す半導体装置のダイオードはリカバリー特性が悪く、
即ち、内蔵のダイオードに流れる電流が大きく、これを
改善するためにはライフタイムキラーなどを用いて抵抗
を大きくするなどの方策が採られていた。このライフタ
イムキラーというのは金や白金の微量を半導体に混入さ
せエネルギー準位を変更させるために通常行われる手法
である。しかし、こうした処置を行うには、それだけ多
くの工程を要し、手間がかかり、能率的に半導体装置を
製造する上で支障となり、また、歩留りも悪くなる等の
不都合があった。
【0005】そこで、本発明はこのような従来の問題点
を考慮し、製造工程を複雑にさせることなくリカバリー
特性の良好なダイオードを内蔵した半導体装置を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
トランジスタが形成された基体内にダイオードの形成を
担う複数の島状領域を互いに隣接させて形成し、各島状
領域を前記トランジスタのソース電極又はエミッタ電極
に接続して形成している。
【0007】
【作用】基体内に蓄積されたキャリアの一部は島状領域
間を通ってソース又はエミッタ電極に吸収され、他のキ
ャリアは各島状領域に吸収される。従って、ダイオード
部が一連の領域だけで形成されているものに比べダイオ
ードのリカバリー特性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について詳細に説明する。図1は本発明の半導体装置の
要部を示す断面図である。同図において、半導体装置1
はn- ベース領域2とn+ ドレイン領域3とが形成され
たエピタキシャル基板を有しており、前記n+ ドレイン
領域3の上端部にはp+ ゲート領域4、n + ソース領域
5、p- チャネル領域6等で静電誘導トランジスタ(S
IT)が形成されている。
【0009】前記n- ベース領域2の図において右側部
分にはダイオードの形成を担う複数の島状のp+ 領域
7、7、7、7を相互に隣接させて形成してあり、前記
トランジスタに最も近いp+ 領域7の一部と前記p+
ート領域4及び前記チャネル領域6はフィールド酸化膜
8で覆われている。そして、前記チャネル領域6はn+
ソース領域5及び前記島状のp+ 領域7及び前記n-
ース領域2の上面に露出する部分にはソース電極9を接
続しており、前記n+ ドレイン領域3の下面にはドレイ
ン電極10が設けられている。
【0010】図2(a) 、(b) 、(c) 、(d) 及び(e) は前
記半導体装置の製造過程を示す模式図である。先ず、図
2(a)に示すようにn- ベース領域とn+ ドレイン領
域とが形成されたエピタキシャル基板を用意する。次
に、図2(b)に示すように、このエピタキシャル基板
の上面にゲート領域、チャネル領域を形成するためのイ
オンを注入する。次いで、図2(c)に示すように、イ
オン注入された不純物を結晶内部へ拡散させる、いわゆ
るドライブイン処理やフィールド酸化膜の形成処理を行
う。その後、図2(d)に示すように、フィールド酸化
膜の不要部分を除去し、ソース領域の拡散処理を行う。
最後に図2(e)に示すように、ソース電極9とドレイ
ン電極10が形成される。なお、ゲート電極は図示され
ていないが、当然、このゲート電極も作られる。
【0011】以上のように、ダイオード部分はトランジ
スタ部を形成するのに要する工程数を経るだけで出来上
がり、ダイオード部を作るための特別な工程は一切不要
である。
【0012】 而して、前記n- ベース領域内に蓄積され
たキャリアの一部は前記島状のp+領域7、7、7、7
間を通ってソース電極9に吸収され、他のキャリアは各
島状のp+ 領域7に吸収される。従って、ダイオード部
が一連の領域だけで形成されているものに比べダイオー
ドのリカバリー特性が向上する。
【0013】図3は本発明の半導体装置の他の実施例を
示す断面図である。図1に示した半導体装置との相違点
はp+ 領域7、7、7、7間にp- 領域11を形成して
あることである。この半導体装置によっても前記n-
ース領域内に蓄積されたキャリアの一部は前記p- 領域
11を通ってソース電極9に吸収され、他のキャリアは
各島状のp+ 領域7に吸収される。従って、ダイオード
部が一連の領域だけで形成されているものに比べダイオ
ードのリカバリー特性が向上する。また、図1に示した
半導体装置に比べ、更にON電圧を低下させることが可
能になる。なお、この半導体装置を製造する場合も図1
に示した半導体装置と同様に製造することができ、前記
- 領域11は図2の(b)、(c)のプロセスで作れ
ばよい。
【0014】図4は本発明の半導体装置の他の実施例を
示す断面図である。この半導体装置はトランジスタ部を
バイポーラで形成しており、n- エピタキシャル層12
とコレクタ領域13とが形成された基板を有し、前記n
- エピタキシャル層12内にベース領域14とエミッタ
領域15が形成されトランジスタ部を構成している。ま
た、このトランジスタ部の図において右側には複数の島
状のp領域16、16、16を隣接させて形成し、ダイ
オード部を構成している。そして、エミッタ電極17、
コレクタ電極18、絶縁層19を図1に示した半導体装
置に準じて形成してある。
【0015】図5は本発明の半導体装置の他の実施例を
示す断面図である。この半導体装置はトランジスタ部を
MOSFETで形成しており、n- エピタキシャル層1
2とn+ ドレイン領域3とが形成された基板を有し、前
記n- エピタキシャル層12内にゲート領域20とソー
ス領域21が形成されトランジスタ部を構成している。
また、このトランジスタ部の図において右側には複数の
島状のp領域16、16、16を隣接させて形成し、ダ
イオード部を構成している。そして、ソース電極9、ド
レイン電極10、絶縁層19、絶縁層22を図1に示し
た半導体装置に準じて形成してある。なお、ゲート電極
23は絶縁層19と絶縁層22で取り囲まれている。
【0016】図4及び図5に示した半導体装置に図3に
示した半導体装置の手法を適用することもできる。即
ち、図4及び図5に示したものの島状のp領域16、1
6、16間に前記p- 領域11を形成するようにしても
よい。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、ダイオード部を複数の島状領域を隣接させて形成
したので、リカバリー特性の良好なダイオードを内蔵し
た半導体装置を得ることができる。また、ダイオード部
分はトランジスタ部を形成するのに要する工程数を経る
だけで出来上がり、良好な性能の半導体装置を効率よく
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の要部を示す断面図であ
る。
【図2】(a) 、(b) 、(c) 、(d) 及び(e) は前記半導体
装置の製造過程を示す模式図である。
【図3】本発明の半導体装置の他の実施例を示す断面図
である。
【図4】本発明の半導体装置の他の実施例を示す断面図
である。
【図5】本発明の半導体装置の他の実施例を示す断面図
である。
【図6】ダイオードを内蔵する従来のSITのを示す断
面図である。
【図7】図6に示すSITの等価回路である。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 n- ベース領域 3 n+ ドレイン領域 4 p+ ゲート領域 5 n+ ソース領域 6 p- チャネル領域 7 島状のp+ 領域 8 フィールド酸化膜 9 ソース電極 10 ドレイン電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタが形成された基体内にダイ
    オードの形成を担う複数の島状領域を互いに隣接させて
    形成し、各島状領域を前記トランジスタのソース電極又
    はエミッタ電極に接続して形成したことを特徴とする半
    導体装置。
JP26990992A 1992-10-08 1992-10-08 半導体装置 Withdrawn JPH06120523A (ja)

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JP26990992A JPH06120523A (ja) 1992-10-08 1992-10-08 半導体装置

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JPH06120523A true JPH06120523A (ja) 1994-04-28

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068760A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Denso Corp 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP2005340249A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Denso Corp 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP2013038409A (ja) * 2011-07-15 2013-02-21 Internatl Rectifier Corp 集積されたダイオードを備える複合半導体装置
JP2013042120A (ja) * 2011-07-15 2013-02-28 Internatl Rectifier Corp 集積されたダイオードを有するsoi基板を備える複合半導体装置

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JP2005340249A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Denso Corp 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP2013038409A (ja) * 2011-07-15 2013-02-21 Internatl Rectifier Corp 集積されたダイオードを備える複合半導体装置
JP2013042120A (ja) * 2011-07-15 2013-02-28 Internatl Rectifier Corp 集積されたダイオードを有するsoi基板を備える複合半導体装置

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