JPH06120343A - 配線容量演算装置及び配線容量算出方法 - Google Patents

配線容量演算装置及び配線容量算出方法

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JPH06120343A
JPH06120343A JP4270441A JP27044192A JPH06120343A JP H06120343 A JPH06120343 A JP H06120343A JP 4270441 A JP4270441 A JP 4270441A JP 27044192 A JP27044192 A JP 27044192A JP H06120343 A JPH06120343 A JP H06120343A
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wiring
capacitance
unit
designed
wiring capacitance
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JP4270441A
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Toru Takaishi
徹 高石
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は配線容量演算装置の改善に関し、単
位長さ当たりの容量パラメータと配線長との積算方法に
依存することなく、その算出方法を工夫して、被容量抽
出配線に隣接する他の配線の配置条件を考慮しつつ、精
度良い配線容量を算出し、正確な配線遅延時間を求値す
ることを目的とする。 【構成】 被設計半導体装置14の配線容量Cxを算出
する装置であって、予め配線配置条件に基づいて標本化
された複数の単位配線容量データDCi〔i=1,2,3
…i〕を格納する記憶手段11と、前記記憶手段11の
入出力を制御する制御手段12と、前記制御手段12の
入出力を補助する入出力補助手段13とを具備し、前記
制御手段12が被設計半導体装置14の被容量抽出配線
LCについて、単位長さ毎に割り振られた単位配線容量
データDCiの加算制御をすることを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題(図8) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例(図3〜6) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、配線容量演算装置及び
回路故障試験方法に関するものであり、更に詳しく言え
ば、半導体装置のチップレイアウトにおいて、配線遅延
時間を見積もる際に、配線容量を算出する装置及び方法
の改善に関するものである。
【0003】近年、半導体装置の超高集積化,超高密度
化に伴い集積回路の遅延時間を占める配線遅延時間の割
合がトランジスタ素子自体の遅延時間に代わって、支配
的になりつつあり、正確な配線遅延時間の見積もりが要
求される。
【0004】これによれば、ある配線配置条件下におい
て被参照配線の配線容量を算出し、それを平均化した単
位長さ当たりの配線容量が容量パラメータとして設定さ
れると、被容量抽出配線の配線容量として、単位長さ当
たりの配線容量と配線長とが積算される。
【0005】このため、被容量抽出配線に隣接する他の
配線の配置状況によっては、その配線容量の算出値に誤
差が介入することとなり、正確な配線容量を算出するこ
とが困難となる。
【0006】そこで、被容量抽出配線の配線容量に係わ
り、単位長さ当たりの容量パラメータと配線長との積算
方法に依存することなく、その算出方法を工夫して、被
容量抽出配線に隣接する他の配線の配置条件を考慮しつ
つ、精度良い配線容量を算出し、正確な配線遅延時間を
求値することができる装置及び方法が望まれている。
【0007】
【従来の技術】図7,8は、従来例に係る説明図であ
る。また、図7(a)は従来例に係る配線容量算出装置
の構成図であり、図7(b)は、配線容量算出方法の説
明図をそれぞれ示している。
【0008】例えば、被設計LSI24の配線容量Cx
を算出する装置は、図7において、メモリ部1,CPU
2,キーボード3A及びディスプレイ装置3Bから成
る。当該装置の機能は、予め、ある品種の被設計LSI
24の配線配置条件に適用可能な単位長さ当たりの配線
容量データD1が、例えば、ユーザによりキーボード3
Aを介して入力され、それがメモリ部1に格納される。
さらに、被設計LSI24のレイアウトパターンがディ
スプレイ装置3Bに表示される。
【0009】また、被設計LSI24のチップレイアウ
ト時に、その配線パターンの配線容量Cxを算出する場
合、図7(b)に示すように、例えば、ディスプレイ装
置3Bに表示された配線パターンに算出ポイントA,B
を設定すると、メモリ部1から単位配線容量データD1
が読み出され、CPU2では単位長さ当たりの配線容量
cpと配線パターンA,B間の配線長Lとが積算され
る。
【0010】これにより、被設計LSI24の被容量抽
出配線LCに係る配線容量Cx=cp×Lが算出され、
該配線容量Cxと配線抵抗Rから配線遅延時間が算出さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の配
線容量算出方法によれば、ある配線配置条件下において
被参照配線LRの配線容量cpを算出し、それを平均化
した単位長さ当たりの配線容量cpが容量パラメータと
して設定されると、被設計LSI24の被容量抽出配線
LCに係る配線容量Cxとして、該配線容量cpと配線
長Lとが積算される。
【0012】このため、近年のLSI装置の超高集積
化,超高密度化に伴い被容量抽出配線LCに隣接する他
の配線の配置状況によっては、その配線容量Cxの算出
値に誤差が介入することとなり、正確な配線容量Cxを
算出することが困難となるという問題がある。
【0013】すなわち、従来例に係る問題点を説明する
配線状態図,図8(a)において、例えば、2つの被参
照配線LR1,LR2の配線幅φ1,φ2に比べて両配線間
の離隔距離d11が十分大きい場合には、被参照配線LR
1,LR2対基板4間の静電容量cpについては、両配線
間の相互影響を受けずに単独の配線容量cpが適用可能
となる。これにより、それを平均化した単位長さ当たり
の配線容量cpを被設計LSI24の被容量抽出配線L
Cに係る容量パラメータとして設定することができる。
【0014】しかし、図8(b)において、被設計LS
I24の超高集積化,超高密度化に伴い,例えば、2つ
の被参照配線LR1,LR2の配線幅φ1,φ2に比べて両
配線間の離隔距離d21が極めて小さくなった場合には、
被参照配線LR1,LR2対基板4間の静電容量cpについ
ては、両配線間の相互影響を受けることとなり、単独の
配線容量cpを適用することが困難となる。
【0015】すなわち、被参照配線LR1対基板4間の静
電容量cp1については、両配線間の配線容量C21,被参
照配線LR2対基板4間の静電容量cp2の影響を受け、三
者の合成配線容量が単位長さ当たりの配線容量cpとし
て与えられる。
【0016】このことで、従来例のように被参照配線L
Rの配線容量cpを平均化した単位長さ当たりの容量パ
ラメータcpと配線長Lとの積としての算出方法では、
被容量抽出配線LCに隣接する他の配線の配置条件によ
り、その配線容量Cxへの影響が多くなり、正確な配線
遅延時間を求値することが困難となる。
【0017】これにより、半導体装置の組み立て前に、
実動作に近似した配線遅延時間を求めることができず、
半導体装置の動作検証の信頼性の低下につながったり、
その品質向上の妨げとなる。
【0018】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、単位長さ当たりの容量パラメータ
と配線長との積算方法に依存することなく、その算出方
法を工夫して、被容量抽出配線に隣接する他の配線の配
置条件を考慮しつつ、精度良い配線容量を算出し、正確
な配線遅延時間を求値することが可能となる配線容量演
算装置及び配線容量算出方法の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る配
線容量演算装置の原理図であり、図2(a),(b)
は、本発明に係る配線容量算出方法の原理図をそれぞれ
示している。
【0020】本発明の配線容量演算装置は、図1に示す
ように被設計半導体装置14の配線容量Cxを算出する
装置であって、予め配線配置条件に基づいて標本化され
た複数の被参照配線パターンLRに係る単位配線容量デ
ータDCi〔i=1,2,3…i〕を格納する記憶手段1
1と、前記記憶手段11の入出力を制御する制御手段1
2と、前記制御手段12の入出力を補助する入出力補助
手段13とを具備し、前記制御手段12が被設計半導体
装置14の被容量抽出配線LCについて、単位長さ毎に
割り振られた単位配線容量データDCiの加算制御をする
ことを特徴とする。
【0021】また、本発明の配線容量算出方法は、図2
(a)の処理フローチャートに示すように、予め、ステ
ップP1で被参照配線パターンLRの配置条件に基づい
て複数の単位配線容量Ci〔i=1,2,3…i〕の作
成処理(図2(b)参照)をし、次に、ステップP2で
前記単位配線容量Ciに基づいて被設計半導体装置14
の配線容量Cxの算出処理をすることを特徴とする。
【0022】なお、本発明の配線容量算出方法におい
て、前記複数の単位配線容量Ciの作成処理の際に、図
2(a)の処理フローチャートのステップP1Aで被参照
配線パターンLRと周囲配線パターンLRj〔j=1,
2,3…j〕との間の配線間容量cjの算出処理(図2
(b)参照)をすることを特徴とする。
【0023】また、本発明の配線容量算出方法におい
て、前記配線容量Cxの算出処理の際に、図2(a)の
処理フローチャートのステップP2Aで被容量抽出配線L
Cを含む被設計半導体装置14を単位長さ毎に分割処理
(図2(c)参照)をし、次いで、ステップP2Bで前記
分割された被設計半導体装置14の断面方向に係る被容
量抽出配線LCの周囲配線条件に基づいて単位配線容量
Ciの読出し処理をし、その後、ステップP2Cで前記読
出し処理された単位配線容量Ciの加算処理をすること
を特徴とし、上記目的を達成する。
【0024】
【作用】本発明の配線容量演算装置によれば、図1に示
すように記憶手段11,制御手段12及び入出力補助手
段13が具備され、該制御手段12が被設計半導体装置
14の被容量抽出配線LCについて、単位長さ毎に割り
振られた単位配線容量データDCiの加算制御をする。
【0025】例えば、被容量抽出配線LCに隣接する配
線配置条件を入出力補助手段13を介して制御手段12
に指定をすると、被容量抽出配線LCを含む被設計半導
体装置14に係るレイアウト図形が単位長さ毎に分割さ
れ、その被容量抽出配線LCを含む被設計半導体装置1
4の断面図において、予め配線配置条件に基づいて標本
化された複数の被参照配線パターンLRに係る単位配線
容量データDCi〔i=1,2,3…i〕が制御手段12
を介して記憶手段11から読み出される。
【0026】このため、被容量抽出配線LCに隣接する
配線配置条件に対応した被参照配線パターンLRに係る
単位配線容量データDCiを単位長さ毎に割り振ることが
できる。また、被参照配線パターンLRを参照しつつ、
単位長さ毎に割り振られた単位配線容量データDCiが制
御手段12により加算制御されることにより、被設計半
導体装置14の配線容量Cxを算出することが可能とな
る。
【0027】これにより、被容量抽出配線LCに隣接す
る他の配線の配置状況に応じた正確な配線容量Cxを算
出することが可能となる。また、本発明の配線容量算出
方法によれば、図2(a)の処理フローチャートに示す
ように、ステップP1で被参照配線パターンLRの配置
条件に基づいて複数の単位配線容量Ci〔i=1,2,
3…i〕が作成処理される(図2(b)参照)。
【0028】例えば、図2(a)の処理フローチャート
のステップP1Aで被参照配線パターンLRと周囲配線パ
ターンLRj〔j=1,2,3…j〕との間の配線間容量
cjが算出処理される(図2(b)参照)。
【0029】このため、被設計半導体装置14の超高集
積化,超高密度化に伴い,例えば、被容量抽出配線LC
やそれに隣接する他の配線の配線幅に比べて、両配線間
の離隔距離が極めて小さくなった場合であって、両配線
間の相互影響を受けることとなっても、被容量抽出配線
LCやそれに隣接する他の配線対基板間等の静電容量に
ついて、従来例のような単独の配線容量cpではなく、
被参照配線パターンLRの配置条件に基づいた複数の単
位配線容量Ci〔i=1,2,3…i〕を適用すること
が可能となる。
【0030】これにより、ステップP2で単位配線容量
Ciに基づいて被設計半導体装置14の配線容量Cxの
算出処理をする際に、例えば、図2(a)の処理フロー
チャートのステップP2Aで被容量抽出配線LCを含む被
設計半導体装置14が単位長さ毎に分割処理(図2
(c)参照)されると、ステップP2Bで分割された被設
計半導体装置14の断面方向に係る被容量抽出配線LC
の周囲配線条件に基づいて単位配線容量Ciが読出し処
理される。
【0031】このことから、ステップP2Cで読出し処理
された単位配線容量Ciが加算処理されると、従来例の
ように被参照配線LRの配線容量cpを平均化した単位
長さ当たりの容量パラメータcpと配線長Lとの積算を
する算出方法に比べて、被容量抽出配線LCに隣接する
他の配線の配置条件に応じた精度良い配線容量Cxを算
出することができ、その配線遅延時間を正確に求値する
ことが可能となる。
【0032】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜6は、本発明の実施例に係る配
線容量演算装置及び配線容量算出方法を説明する図であ
り、図3は、本発明の実施例に係る配線容量演算シミュ
レーションシステムの構成図であり、図4はその参照フ
ァイルメモリの内容説明図をそれぞれ示している。
【0033】例えば、被設計半導体装置14の一例とな
るCAD(Computer-Aided Desin)上の被設計LS
I24の配線容量Cxを算出する自動設計データ演算装
置は、図3において、参照ファイルメモリ21A,レイア
ウトデータメモリ21B,CPU(中央演算処理装置)22
A,図形分割エディタ22B,キーボード23A及びディス
プレイ装置23Bから成る。
【0034】すなわち、参照ファイルメモリ21A及びレ
イアウトデータメモリ21Bは記憶手段11の一実施例を
構成するものであり、参照ファイルメモリ21Aは、予め
配線配置条件に基づいて標本化された複数の被参照配線
パターンLRに係る単位配線容量データDCi〔i=1,
2,3…i〕を格納するものである。
【0035】なお、参照ファイルメモリ21Aの内容につ
いては、図4において詳述する。また、レイアウトデー
タメモリ21Bは被設計LSI24のレイアウトデータD
1を格納するものである。
【0036】CPU22A及び図形分割エディタ22Bは制
御手段12の一実施例を構成するものであり、CPU22
Aは参照ファイルメモリ21A,レイアウトデータメモリ
21B,図形分割エディタ22B,キーボード23A及びディ
スプレイ装置23Bの入出力を制御するものである。例え
ば、CPU22Aは被設計LSI24の被容量抽出配線
(注目配線)LCについて、単位長さ毎に割り振られた
単位配線容量データDCiの加算制御をする。また、図形
分割エディタ22Bは分割制御データD4に基づいて被容
量抽出配線LCを含むCAD上の被設計LSI24を単
位長さ毎に分割するものである。
【0037】キーボード23A及びディスプレイ装置23は
入出力補助手段13の一実施例を構成するものであり、
キーボード23Aはユーザにより指示される制御文等の制
御データD3を入力するものである。ディスプレイ装置
23は表示データD2に基づいて被設計LSI24の表示
処理をするものである。
【0038】図4(a)〜(d)は、本発明の実施例に
係る参照ファイルメモリの内容説明図である。参照ファ
イルメモリ21Aは、被参照配線LRに隣接する配線の配
置条件,すなわち、配線の有無,その種類に応じて,例
えば、アルミ3層配線用の被参照配線パターンを100 パ
ターン程度を保有する。
【0039】図4(a)において、参照ファイルメモリ
21Aは被参照配線LRが設けられた領域H1を中心にし
て,例えば、その周辺に5つの領域H2〜H6が設けら
れ、上下左右の配線の有無,その種類,該被参照配線L
Rの垂直方向のコンタクトホールの有無に応じて場合分
けを行う。
【0040】例えば、図4(b)において、ある被参照
配線パターンについては、その領域H2には、被参照配
線LRから見て左側に並行する配線LR1が設けられ、領
域H3には被参照配線LRから見て右側に並行する配線
LR3が設けられる。また、領域H4には、段差を伴う上
層配線LR2が設けられ、領域H5には、被参照配線LR
から見た下層配線LR4が設けられる。なお、領域H6に
は、被参照配線LRから見て真下に位置する基板部が設
けられる。
【0041】これらの周辺に配置された配線LR1〜LR4
と被参照配線LRとの間の配線間容量c1〜c4から当
該被参照配線LRの単位配線容量C1として単位配線容
量データDC1を該メモリ21Aから読み出すことができ
る。
【0042】同様にして、図4(c)において、他の被
参照配線パターンについては、その領域H2には、被参
照配線LRから見て左側に並行する配線LR1が設けら
れ、領域H3には被参照配線LRから見て右側に並行す
る配線LR3が設けられる。また、領域H4には段差を伴
う上層配線LR2が設けられ、それが図4(c)の場合よ
りも被参照配線LRから離れて設けられ、領域H5に
は、被参照配線LRから見て近接する下層配線LR4が設
けられる。なお、領域H6には、被参照配線LRから見
て真下に位置する基板部が設けられる。
【0043】これらの周辺に配置された配線LR1〜LR4
と被参照配線LRとの間の配線間容量c1〜c4から当
該被参照配線LRの単位配線容量C2として単位配線容
量データDC2を該メモリ21Aから読み出すことができ
る。
【0044】なお、図4(d)において、他の被参照配
線パターンについては、その領域H2には、被参照配線
LRから見て左側に並行する配線LR1が設けられ、領域
H3には被参照配線LRから見て右側に並行する配線L
R3が設けられる。また、領域H4には段差を伴う上層配
線LR2が設けられ、その上層配線LR2と被参照配線LR
との間にコンタクトホールCHが設けられ、領域H5に
は、被参照配線LRから見た下層配線LR4が設けられ
る。なお、領域H6には、被参照配線LRから見て真下
に位置する基板部が設けられる。
【0045】これらの周辺に配置された配線LR1〜LR4
と被参照配線LRとの間の配線間容量から当該被参照配
線LRの単位配線容量C100 として単位配線容量データ
DC100を該メモリ21Aから読み出すことができる。
【0046】これにより、100 種類程度のアルミ3層配
線用の被参照配線パターンを参照しながら被容量抽出配
線LCの単位長さ毎に、単位配線容量Ciを割り振るこ
とができる。
【0047】このようにして、本発明の実施例に係る配
線容量演算装置によれば、図3に示すように参照ファイ
ルメモリ21A,レイアウトデータメモリ21B,CPU
(中央演算処理装置)22A,図形分割エディタ22B,キ
ーボード23A及びディスプレイ装置23Bが具備され、該
CPU22Aが被設計LSI24の被容量抽出配線LCに
ついて、単位長さ毎に割り振られた単位配線容量データ
DCiの加算制御をする。
【0048】例えば、被容量抽出配線LCに隣接する配
線配置条件をキーボード23AによりCPU22Aに指定を
すると、ディスプレイ装置23Bに表示された被容量抽出
配線LCを含む被設計LSI24のレイアウト図形が単
位長さ毎に分割され、その断面図において、予め配線配
置条件に基づいて標本化された複数の被参照配線パター
ンLRに係る単位配線容量データDCi〔i=1,2,3
…i〕がCPU22Aを介して参照ファイルメモリ21Aか
ら読み出される。
【0049】このため、被容量抽出配線LCに隣接する
配線配置条件に対応した被参照配線パターンLRに係る
単位配線容量データDCiを単位長さ毎に割り振ることが
できる。また、被参照配線パターンLRを参照しつつ、
単位長さ毎に割り振られた単位配線容量データDCiがC
PU22Aにより加算制御されることにより、被設計LS
I24の配線容量Cxを算出することが可能となる。
【0050】これにより、被容量抽出配線LCに隣接す
る他の配線の配置状況に応じた正確な配線容量Cxを算
出することが可能となる。次に、本発明の実施例に係る
配線容量算出方法について当該装置の動作を補足しなが
ら説明をする。
【0051】図5は、本発明の実施例に係る配線容量算
出の処理フローチャートであり、図6(a),(b)は
その補足説明図をそれぞれ示している。例えば、CAD
上の被設計LSI24の配線容量Cxを算出する場合で
あって、図6(a)に示すように領域H1を通る被容量
抽出配線(注目配線)LCの配線容量Cxを算出する場
合、図5において、予め、ステップP1で被参照配線パ
ターンLRの配置条件に基づいて100 種類程度の単位配
線容量Ci〔i=100 〕の作成処理をする。この際に、
図4(a)〜(d)に示したように被参照配線パターン
と周囲配線パターンLRj〔j=4〕との間の配線間容量
c1〜c4の算出処理をする。なお、単位配線容量デー
タDC1〜DC100は、容量シミュレータにより、それら周
辺に配置された配線LR1〜LR4と被参照配線LRとの間
の配線間容量c1〜c4から算出をする。
【0052】次に、ステップP2〜P6で単位配線容量
Ciに基づいて被設計LSI24の配線容量Cxの算出
処理をする。すなわち、ステップP2で被容量抽出配線
LCを含む被設計LSI24の表示処理をする。この際
に、ユーザによりキーボード23Aを介して制御文等の制
御データD3が入力されると、被設計LSI24のレイ
アウトデータD1がレイアウトデータメモリ21Bから読
み出され、その表示データD2に基づいてディスプレイ
装置23に被容量抽出配線LCを含む被設計LSI24の
レイアウト図形が表示される。
【0053】次に、ステップP3で被容量抽出配線LC
を含む被設計LSI24を単位長さL0毎に分割処理を
する(図6(a)参照)。この際に、分割制御データD
4に基づいて被容量抽出配線LCを含むCAD上の被設
計LSI24が図形分割エディタ22Bにより単位長さL
0毎に分割される。
【0054】次いで、ステップP4で被設計LSI24
の断面方向に係る被容量抽出配線LCの周囲配線条件に
基づいて単位配線容量Ciの読出し処理をする。ここ
で、予め配線配置条件に基づいて標本化された100 種類
の被参照配線パターンLRの中から当該被容量抽出配線
LCの周囲配線条件に対応する単位配線容量データDCi
〔i=100 〕が参照ファイルメモリ21Aから読み出され
る。
【0055】例えば、図6(b)に示すようなディスプ
レイ表示画面において、注釈文#CASE c20012 に対し
て単位配線容量Ci(CAP)561 が表示される。なお、
当該被容量抽出配線LCの周囲配線条件としてメタル配
線第1層M1の有無「0」,「1」により、例えば、M
1=0が表示され、同様に、メタル配線第2層M2=1
0,メタル配線第3層M3=1が表示される。
【0056】また、メタル配線第1層M1と第2層M2
間のコンタクトホールNCの有無が「0」,「1」によ
り、例えば、NC=0が表示され、同様に、メタル配線
第2層M2と第3層M3間のスルーホールNBの有無が
「0」,「1」により、例えば、NB=0が表示され
る。
【0057】次に、ステップP5で全ての被容量抽出配
線LCの経路について単位配線容量Ciを割り振ったか
否かの判断をする。この際に、それを全て割り振った場
合(YES)には、ステップP6に移行し、それが全て割
り振られていない場合(NO)には、ステップP4に戻
って、被設計LSI24の断面方向に係る被容量抽出配
線LCの周囲配線条件に基づいて単位配線容量Ciの読
出し処理を継続をする。
【0058】これにより、100 種類のアルミ3層配線用
の被参照配線パターンを参照しながら被容量抽出配線L
Cの単位長さ毎に、単位配線容量Ciを割り振ることが
できる。
【0059】その後、ステップP6で周囲配線条件に基
づいて割り振られた単位配線容量Ciの加算処理をす
る。ここで、CPU22Aにより被設計LSI24の被容
量抽出配線(注目配線)LCについて、単位長さ毎に割
り振られた単位配線容量データDCiが加算制御される。
【0060】このようにして、本発明の実施例に係る配
線容量算出方法によれば、図5の処理フローチャートに
示すように、ステップP1で被参照配線パターンLRの
配置条件に基づいて複数の単位配線容量Ci〔i=100
〕が作成処理される(図4(a)〜(d)参照)。
【0061】このため、図8(b)において、被設計L
SI24の超高集積化,超高密度化に伴い,例えば、2
つの被参照配線LR1,LR2の配線幅φ1,φ2に比べて
両配線間の離隔距離d21が極めて小さくなった場合であ
って、両配線間の相互影響を受けることとなっても、被
参照配線LR1,LR2対基板4間の静電容量cpについ
て、従来例のような単独の配線容量cpではなく、被参
照配線パターンLRの配置条件に基づいた100 種類の単
位配線容量Ci〔i=100 〕を参照することが可能とな
る。
【0062】これにより、ステップP2〜P6で単位配
線容量Ciに基づいて被設計LSI24の配線容量Cx
の算出処理をする際に、例えば、図5の処理フローチャ
ートのステップP3で被容量抽出配線LCを含む被設計
LSI24が単位長さ毎に分割処理(図6(a)参照)
されると、ステップP4で被設計LSI24の断面方向
に係る被容量抽出配線LCの周囲配線条件に基づいて単
位配線容量Ciが読出し処理される。
【0063】すなわち、図8(b)において、被参照配
線LR1対基板4間の静電容量cp1については、両配線間
の配線容量C21,被参照配線LR2対基板4間の静電容量
cp2を考慮した三者の合成配線容量を単位配線容量Ci
として参照することが可能となる。
【0064】これにより、ステップP6で被容量抽出配
線LCの周囲配線条件に基づいて読出された,例えば、
単位配線容量C3,C10,C45……Ciが加算処理され
ると、従来例のように被参照配線LRの配線容量cpを
平均化した単位長さ当たりの容量パラメータcpと配線
長Lとの積算をする算出方法に比べて、被容量抽出配線
LCに隣接するメタル第1〜第3層,コンタクトホール
及びスルーホール等の配置条件に応じた精度良い配線容
量Cx=C3+C10+C45+…+Ciを算出することが
でき、その配線遅延時間を正確に求値することが可能と
なる。
【0065】このことから、半導体装置の組み立て前
に、実動作に近似した配線遅延時間を求めることが可能
となり、半導体装置の動作検証の信頼性の向上を図るこ
と、及びその品質向上を図ることが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配線容量
演算装置によれば、記憶手段,制御手段及び入出力補助
手段が具備され、被設計半導体装置の被容量抽出配線に
ついて、単位長さ毎に割り振られた単位配線容量データ
が制御手段により加算制御される。
【0067】このため、被容量抽出配線に隣接する配線
配置条件に対応した被参照配線パターンを参照しつつ、
被設計半導体装置の配線容量を算出することが可能とな
り、被容量抽出配線に隣接する他の配線の配置状況に応
じた正確な配線容量を算出することが可能となる。
【0068】また、本発明の配線容量算出方法によれ
ば、被参照配線パターンの配置条件に基づいて複数の単
位配線容量が作成処理される。このため、被設計半導体
装置の超高集積化,超高密度化に伴い被容量抽出配線に
隣接する他の配線から相互影響を受けることとなった場
合でも、被容量抽出配線の配線容量について、従来例の
ような被参照配線の配線容量を平均化した単位長さ当た
りの容量パラメータと配線長との積算をする算出方法に
比べて、精度良い配線容量を算出することができ、半導
体装置の組み立て前に、実動作に近似した配線遅延時間
を正確に見積もることが可能となる。
【0069】これにより、高信頼度の配線容量演算装置
の提供と半導体装置の品質向上とに寄与するところが大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線容量演算装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係る配線容量算出方法の原理図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る配線容量演算装置の構成
図である。
【図4】本発明の実施例に係る参照ファイルメモリの内
容説明図である。
【図5】本発明の実施例に係る配線容量算出の処理フロ
ーチャートである。
【図6】本発明の実施例に係る配線容量算出方法の補足
説明図である。
【図7】従来例に係る配線容量算出方法の説明図であ
る。
【図8】従来例に係る問題点を説明をする配線状態図で
ある。
【符号の説明】
11…記憶手段、 12…制御手段、 13…入出力補助手段、 LC…被容量抽出配線、 DCi〔i=1,2,3…i〕…単位配線容量データ、 Ci〔i=1,2,3…i〕…単位配線容量、 cj〔j=1,2,3…j〕…配線間容量、 Cx…被容量抽出配線の配線容量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 Z 7377−4M 21/3205

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被設計半導体装置(14)の配線容量
    (Cx)を算出する装置であって、予め配線配置条件に
    基づいて標本化された複数の被参照配線パターン(L
    R)に係る単位配線容量データ(DCi〔i=1,2,3
    …i〕)を格納する記憶手段(11)と、前記記憶手段
    (11)の入出力を制御する制御手段(12)と、前記
    制御手段(12)の入出力を補助する入出力補助手段
    (13)とを具備し、前記制御手段(12)が被設計半
    導体装置(14)の被容量抽出配線(LC)について、
    単位長さ毎に割り振られた単位配線容量データ(DCi)
    の加算制御をすることを特徴とする配線容量演算装置。
  2. 【請求項2】 予め、被参照配線パターン(LR)の配
    置条件に基づいて複数の単位配線容量(Ci〔i=1,
    2,3…i〕)の作成処理をし、前記単位配線容量(C
    i)に基づいて被設計半導体装置(14)の配線容量
    (Cx)の算出処理をすることを特徴とする配線容量算
    出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の配線容量算出方法におい
    て、前記複数の単位配線容量(Ci)の作成処理の際
    に、被参照配線パターン(LR)と周囲配線パターン
    (LRj〔j=1,2,3…j〕)との間の配線間容量
    (cj)の算出処理をすることを特徴とする配線容量算
    出方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の配線容量算出方法におい
    て、前記配線容量(Cx)の算出処理の際に、被容量抽
    出配線(LC)を含む被設計半導体装置(14)を単位
    長さ毎に分割処理をし、前記分割された被設計半導体装
    置(14)の断面方向に係る被容量抽出配線(LC)の
    周囲配線条件に基づいて単位配線容量(Ci)の読出し
    処理をし、前記読出し処理された単位配線容量(Ci)
    の加算処理をすることを特徴とする配線容量算出方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6292928B1 (en) 1998-01-13 2001-09-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Line path determining method and delay estimating method
US6374391B1 (en) 1998-08-17 2002-04-16 Nec Corporation Method for estimating parasitic capacitance coupled to signal line longer than critical length at high-speed
US6760895B2 (en) 2001-03-21 2004-07-06 Hitachi, Ltd. Design method of semiconductor device
US6907394B1 (en) 1999-05-17 2005-06-14 Elpida Memory, Inc. Device for simulating circuits, method for simulating the same, and recording medium
US7185296B2 (en) 2004-02-26 2007-02-27 Fujitsu Limited Method of extraction of wire capacitances in LSI device having diagonal wires and extraction program for same

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