JPH0612013U - 融雪瓦製造システムにおける瓦移載装置 - Google Patents

融雪瓦製造システムにおける瓦移載装置

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JPH0612013U
JPH0612013U JP926291U JP926291U JPH0612013U JP H0612013 U JPH0612013 U JP H0612013U JP 926291 U JP926291 U JP 926291U JP 926291 U JP926291 U JP 926291U JP H0612013 U JPH0612013 U JP H0612013U
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準三郎 佐々木
豊 村田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥、焼成後で不均一な瓦に対して、瓦を損
傷することなくチャッキングすると共に、融雪瓦の製造
システムにおいて、複数のコンベヤの移載前後における
瓦の位置決めを容易に行う。 【構成】 瓦の上面をスプリングにより押圧保持するス
プリングピンと、瓦の下面を保持するために先端に受承
部を突設したアーム71、71a …をチャッキングプレート
に設けると共に、アーム71、71a …の収縮する方向の揺
動を規制する制御棒を設けることによって、揺動したア
ーム71、71a …を瓦に当接させずに、且つ瓦の上下面に
おいてスプリングの作用による3点支持を行う様にし、
更に瓦の上下面の保持を行う時にスプリングの作用によ
り緩衝的に、ソフトに保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、素材瓦、製造途中の未完成瓦(以下瓦と称する)を、複数の各種加 工装置が付随した複数のコンベヤ間で移載する融雪瓦製造システムにおける瓦移 載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、融雪瓦としては温水や温風を供給する形式であったが、温水や温風の供 給機構が必要であり、施工が複雑であったために、瓦の裏面に発熱被膜を設けて 通電発熱する様にした融雪瓦が開発された。
【0003】 そして、かかる融雪瓦の製造システムにおいて、瓦に対する複数の加工を複数 のコンベヤ上で行っており、これらのコンベヤ間で順次瓦の受渡が必要となり、 この受渡を行う移載装置における従来の挾持アーム式のチャッキング装置では、 窯業製品である瓦はその物品自体が乾燥、焼成を行って夫々の瓦毎に異なった収 縮率で収縮して寸法精度を持っていないために、瓦の前後等をアームで強固に挾 持しており、その構造上アームが当接して始めてアーム揺動が駆動状態で停止し て瓦に圧力を付加するので、瓦に損傷を与える欠点を有していた。
【0004】 又、上記の様にチャッキング時に瓦が損傷する欠点の他に、融雪瓦の製造シス テムにおいては下記に詳述する様に、瓦の加工時に位置決めが必要であり、且つ 移載時にも程度の差はあるが、同様の作用が要求される。
【0005】 即ち、リード線用の電極の付着位置、発熱被膜の抵抗測定位置等は非常に正確 性を要求され、例えば電極の付着及びリード線の半田付け固定、発熱被膜の抵抗 測定、測定結果によるマーキング及びマークの読み取りは同一装置及びコンベヤ における同一位置では不可能であり、各加工装置の加工位置、即ち瓦における特 定点を各加工装置が位置するコンベヤ上で位置決めすることが必要となり、従っ て通常のコンベヤ上に単に瓦を載置した場合には、1〜3mm単位の瓦の位置決 めは不可能であり、そのために瓦に加工を必要とする融雪瓦の製造システムの自 動化が出来ない欠点を有していた。
【0006】 又、この対策としてコンベヤ上にパレットを配置し、このパレット上に瓦を載 置して搬送することも仮に考えられるが、この場合にはパレットに瓦を位置決め して固定すること、及び瓦の固定装置が装備されたパレットへ瓦を着離するため に今までに存在しない装置を必要とする欠点を有していた。
【0007】 又、パレットを仮に使用した場合にはパレットを搬送するコンベヤと他のコン ベヤの連繋時に、上記1〜3mmの正確性は必要でないとしても所定精度は要求 され、この時に従来の挾持アーム式、吸着式のチャッキング装置を有する移載装 置では、その移載装置において被移載物品の位置決めはしていないために、瓦の 位置決めを同時に行う移載装置は存在しなかったり、物品がずれる欠点を有して いた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、乾燥、焼成後で不均一な瓦に対して、瓦を損傷することなくチャッ キングすると共に、移載前後における瓦の位置決めを容易に行う様にした融雪瓦 製造システムにおける瓦移載装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記従来技術に基づく、挾持アーム式のチャッキング装置では瓦を 損傷する課題に鑑み、瓦の上面をスプリングにより押圧保持するスプリングピン と、瓦の下面を保持するために先端に受承部を突設したアームをチャッキングプ レートに設けると共に、アームの収縮する方向の揺動を規制する制御棒を設ける ことによって、揺動したアームを瓦に当接させずに、且つ瓦の上下面においてス プリングの作用による3点支持を行う様にし、更に瓦の上下面の保持を行う時に スプリングの作用により緩衝的に、ソフトに保持する様にして、上記課題を解決 せんとしたものである。
【0010】
【作用】
本考案にあっては、母材コンベヤ上を搬送され停止した瓦に対して、移載装置 のチャッキングプレートを左右方向に移動後、下降させるとチャッキングプレー トの下部のスプリングピンが瓦の上面に当接する。
【0011】 この時にスプリングピンのスプリングシャフトがスプリングガイドカラー内を 若干上昇すると共にスプリングを圧縮し、このスプリングの反発力により瓦の上 面に対してスプリングピンが所定圧力で接触している。
【0012】 次に、開いた状態のアームに対して、シリンダーを作動させて揺動伝導板、伝 達棒を介してアームが揺動し、そして揺動伝導板が制御棒に当接することにより アームの収縮方向の揺動は停止し、アームが瓦の両側部には当接せずにアームの 下部の受承部が瓦の山部の裏側(空間)に入り込む。
【0013】 その後にシリンダーを作動させてチャッキングプレートを上昇させれば、アー ムも上昇を開始し、スプリングの作用によりスプリングピンと瓦の当接状態を維 持しつつ、アームの受承部が瓦の裏面を保持し、瓦に対する保持状態としては3 点支持(スプリングピンと2ヶ所の受承部)になると共に、スプリングによりソ フトな所定圧力が付与されているために、次工程への移動中に被搬送物品である 瓦Wはずれたりすることがない。
【0014】 そして瓦をずれたりしない様に3点で保持した状態で、瓦をパレットコンベヤ 上のパレットの上方部に移載し、一方パレットコンベヤにおいてはパレット停止 装置により、パレットはパレットコンベヤ上で停止し、そしてパレット操作機構 の作動により、パレットの定位置停止を行うと共に、パレットに瓦を載置可能と する。
【0015】 続けて移載装置を下降させると、瓦はパレットのパレット基板上に接触し、続 けてスプリングが圧縮され、スプリングシャフトが上昇すると共に、アームの受 承部は瓦の下面より離脱し、そしてアームを揺動させてアームによる瓦Wの保持 状態を解除してパレット上に瓦を載置する。
【0016】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 融雪瓦は瓦Wの裏面B等に導電性発熱被膜を形成し、該導電性発熱被膜にリー ド線を固定し、通電発熱して融雪機能を持たせる様にしたものであり、かかる融 雪瓦の製造システム1において瓦Wの搬送及び移載を中心に説明するものである 。
【0017】 そして、融雪瓦の製造システム1においては、瓦Wの裏面Bを上方として倒伏 搬送する母材コンベヤ2を配置し、該母材コンベヤ2上の瓦Wを移載装置3を介 してパレット4上に移載し、該パレット4を順次搬送するパレットコンベヤ5を 配設し、該パレットコンベヤ5の搬送経路中に順次、瓦Wの裏面Bの表面粗さを 調整するサンドブラスト等の機能を有する表面処理装置6、通電により発熱する 発熱被膜を付着させるプラズマ溶射装置7、発熱被膜にリード線を半田付けする ための電極を付着させる電極溶射装置8、発熱被膜の抵抗値を測定し良否判断す る抵抗測定装置9を配設している。
【0018】 一方パレットコンベヤ5と搬送方向を反対と成す様に平行に直立コンベヤ10を 設置し、該直立コンベヤ10には後述するリード線を半田付け用、及びエポキシ樹 脂の溶着用に加熱炉11を設けており、又直立コンベヤ10に続けて反転装置12、倒 伏コンベヤ13、ストックコンベヤ14を順次連繋している。
【0019】 又、倒伏コンベヤ13の搬送経路中に順次、前記電極にリード線を半田付けする 半田付装置15、発熱被膜の表面にエポキシ樹脂系の粉体塗料を散布して加熱され た瓦Wの熱により溶融して塗布させるコーテイング装置16を配設し、又必要に応 じて再加熱炉17を設けている。
【0020】 又、パレットコンベヤ5の終端側と直立コンベヤ10の始端側とを移載装置18を 介してトラバーサー19にて連繋し、又不良品排出コンベヤ20をトラバーサー19の 中間部位に連繋して一連の融雪瓦製造システム1を構成している。
【0021】 51は母材コンベヤ2の終端に設置したローラーコンベヤであり、該ローラーコ ンベヤ51は架台52の上部に多数のローラー53、53a …を回転自在に架設して成り 、ローラーコンベヤ51の終端には一対の瓦停止板54、54a を立設すると共に、終 端位置におけるローラーコンベヤ51の両側方には、架台52の上部にスタンド55、 55a を介してシリンダー56、56a を配設し、該シリンダー56、56a のロッド57、 57a の先端にはプッシャー板58、58a を固設している。
【0022】 上記移載装置3はローラーコンベヤ51の終端とパレットコンベヤ5の始端を跨 ぐ様に設置されており、支柱59、59a …の上方部に四方形のフレーム60を架設し 、該フレーム60に一対のガイド軸61、61a を設けると共に、ロッドレスシリンダ ー62を設置して移動ベース63をスライド自在に設置している。
【0023】 64は移動ベース63上に立設したシリンダーであり、該シリンダー64のロッド65 の下端には上下プレート66を設置し、又移動ベース63の上部には軸受67、67a を 垂設すると共に、該軸受67、67a にガイドロッド68、68a を昇降自在に挿通し、 ガイドロッド68、68a の中間部には上下プレート66を固定すると共に、ガイドロ ッド68、68a の下端部にはチャッキングプレート69を固定している。
【0024】 70、70a …はチャッキングプレート69上に設置した2枚1組で2組の垂直基板 (夫々1枚のみ図示)であり、該垂直基板70、70a …には2枚1組で2組のアー ム71、71a …を枢軸72、72a により枢支して、アーム71、71a …を揺動自在と成 しており、又アーム71、71a …の下端には内方に直角折曲した受承部73、73a を 一体形成している。
【0025】 74はチャッキングプレート69の上部で枢軸75により枢支された揺動伝導板であ り、該揺動伝導板74の枢軸75から等距離には枢軸76、76a により枢支された伝達 棒77、77a を取付け、該伝達棒77、77a の先端はアーム71、71a …の上端に枢軸 78、78a により枢支されている。
【0026】 79はシリンダー固定プレート80を介してチャッキングプレート69上に配置され たシリンダーであり、該シリンダー79の基端はシリンダー固定プレート80に枢支 されると共に、シリンダー79のロッド81の先端は揺動伝導板74の下端に枢支して おり、シリンダー79の駆動により揺動伝導板74、伝達棒77、77a を介してアーム 71、71a …を揺動させている。
【0027】 又、チャッキングプレート69上にはアーム71、71a …が収縮する方向の揺動量 即ちシリンダー79においては伸張量を規制する長さ調整自在な制御棒82を設けて いる。
【0028】 83はチャッキングプレート69の下面に取付けたスプリングガイドカラーであり 、該スプリングガイドカラー83の下端にはスプリング84を装着すると共に、下端 に大径のスプリングピン85を固設したスプリングシャフト86を挿通し、スプリン グ84によりスプリングピン85を下方に押圧している。
【0029】 次にパレットコンベヤ5の構成について説明すると、 パレットコンベヤ5は主要部コンベヤ101 とその終始端にてリフター102 、10 2aを連繋して構成しており、主要部コンベヤ101 は上下2段構成であって、上段 コンベヤ103 では瓦Wを固定したパレット4を搬送し、下段コンベヤ104 ではパ レット4のみを搬送する様に成している。
【0030】 そして、主要部コンベヤ101 においては左右の一対の立設フレーム105 、105a に対して上下2段に水平フレーム106 、106aを架設し、該水平フレーム106 、10 6aの終始端には上下段コンベヤ103 、104 共に、夫々一対のスプロケット等の回 転体107 、107a…を設置し、該回転体107 、107a…にはエンドレスのローラーチ ェーン108 、108a…を巻回している。
【0031】 又、109 、109a…はパレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 に設置したパレ ット停止装置であり、該パレット停止装置109 、109a…は上段コンベヤ103 にお ける各工程位置(例えば表面処理装置6、プラズマ溶射装置7、電極溶射装置8 、抵抗測定装置9等)、及びその他パレット4の停止を要する位置に設置してい る。
【0032】 そしてローラーチェーン108 、108a…間の下方部位で水平フレーム106 、106a の上部に、パレット4の存在を感知する近接センサー110 、110a…を設置すると 共に、該近接センサー110 、110a…の信号によりローラーチェーン108 、108a… の上面より上方に突出するストッパー111 、111a…が上下動するストッパーシリ ンダー112 、112a…を立設している。
【0033】 又、上記リフター102 、102aにおいては略L字状の昇降フレーム113 、113aに 垂設したガイドシャフト114 、114aに一対の移動アーム115 、115a…をパレット コンベヤ5側へ延出させてスライド自在に装着すると共に、移動アーム115 、11 5a…の基部にシリンダー116 、116aを連結して昇降制御している。
【0034】 次にパレット4の構成について説明すると、 117 、117a…はパレット基板118 上に突出固定された瓦ストッパーであり、該 瓦ストッパー117 、117a…は一側方Hが存在しない3方向に設置されており、一 側方Hには瓦チャック機構119 を設置している。
【0035】 120 、120aはパレット基板118 上に固設した瓦チャック機構119 の瓦チャック ピン軸受であり、該瓦チャックピン軸受120 、120a内には瓦チャックピン121 、 121aをスライド自在に挿通し、該瓦チャックピン121 、121aの先端は瓦Wの当接 部となると共に、スプリング受けとなる瓦チャックピン121 、121aより大径の当 接体122 、122aを固定し、更に瓦チャックピン121 、121aの基端には掛止板123 を固定している。
【0036】 124 、124aは瓦チャックピン121 、121aの先端方部に巻回されるスプリングで あり、該スプリング124 、124aは瓦チャックピン軸受120 、120aと当接体122 、 122a間に配置されており、スプリング124 、124aの作用により当接体122 、122a をパレット4の中心方向に押圧して、他側方Jの瓦ストッパー117 、117a…と共 働してパレット4の他側方Jに位置決めして瓦Wを固定している。
【0037】 又、パレット基板118 の前後方向にはストッパー孔125 、125aを穿設開口し、 該ストッパー孔125 、125aにはパレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 のスト ッパー111 、111a…が嵌入して、主要部コンベヤ101 上においてパレット4を一 定位置に停止させている。
【0038】 126 、126aはパレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 の終始端に設置したパ レット操作機構であり、該パレット操作機構126 、126aはパレットコンベヤ5の 主要部コンベヤ101 の上で停止したパレット4に対して作動して、パレット4上 の瓦Wの固定状態を解除して、移載装置3、18によりパレット4への瓦Wの着離 、移載を行う。
【0039】 127 、127a…はパレット操作機構126 、126aにおけるパレット4の固定機構で あり、パレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 の立設フレーム105 、105aの上 部にシリンダー128 、128aを据え付け、該シリンダー128 、128aのロッド129 、 129aの先端にはパレット4のパレット基板118 に接離する当接部130 、130aを設 けている。
【0040】 131 はパレット操作機構126 、126aにおけるパレット4の瓦チャック機構119 を解除するチャック解除機構であり、該パレットコンベヤ5の主要部コンベヤ10 1 の立設フレーム105 、105aの上方部にして一側方Hで取付基板132 を架設し、 該取付基板132 の下面前方部にはスピンドルシャフト133 を揺動自在且つスライ ド自在に挿通した軸受134 を装着している。
【0041】 135 はスピンドルシャフト133 の先端に装着した解除アームであり、又スピン ドルシャフト133 の基端にはカップリング136 を介して、例えば直動シリンダー と回動シリンダーを組合わせた様な直動回動駆動源137 を連結している。
【0042】 次にパレットコンベヤ5上のパレット4からトラバーサー19へ瓦Wを移載する 移載装置18は、母材コンベヤ2からパレットコンベヤ5上のパレット4へ瓦Wを 移載する移載装置3と略同一構成である。
【0043】 そしてパレットコンベヤ5に直角方向で連設して配置され、移載装置18により 瓦Wが移載されるトラバーサー19においては、架台138 上に走行面139 、139aを 形成し、該走行面139 、139a上には車輪140 、140a…を有する走行台車141 を設 置し、該走行台車141 の上面には2本の支持腕142 、142aを設けて瓦Wを支受す る様に成している。
【0044】 143 、143aは走行台車141 の下面に取付けた走行桿であり、該走行桿143 、14 3aには走行面139 、139aの下方部で往復駆動されるチェーン144 に連結し、又ト ラバーサー19の側方部に連設した直立コンベヤ10、不良品排出コンベヤ20に対応 する位置で作動し、瓦Wを押出する瓦押出装置145 を設置している。
【0045】 そして瓦押出装置145 においては立設柱146 上に押出シリンダー147 を固設す ると共に、該押出シリンダー147 のロッド148 の先端に走行台車141 の支持腕14 2 、142a上の瓦Wを押し出す押出板149 を取付けている。
【0046】 次に本考案に係る融雪瓦製造システムにおける瓦移載装置の作用について説明 すると、 母材コンベヤ2上を搬送されて来た瓦Wは、母材コンベヤ2の終端のローラー コンベヤ51の瓦停止板54、54a に当接して停止し、そしてローラーコンベヤ51の 側方のシリンダー56、56a を作動させてプッシャー板58、58a により瓦Wを挾持 して一定位置に固定する。
【0047】 そして移載装置3のロッドレスシリンダー62を作動させて移動ベース63をロー ラーコンベヤ51上に移動し、続けてシリンダー64の作動により上下プレート66( チャッキングプレート69)を下降させ、その時にチャッキングプレート69の下部 のスプリングピン85が瓦Wの上面に当接する。
【0048】 この時にスプリングピン85のスプリングシャフト86がスプリングガイドカラー 83内を若干上昇すると共にスプリング84を圧縮し、このスプリング84の反発力に より瓦Wの上面に対してスプリングピン85が所定圧力で接触している。
【0049】 次に、開いた状態のアーム71、71a …に対して、シリンダー79を作動させて揺 動伝導板74、伝達棒77、77a を介してアーム71、71a …が揺動し、そして揺動伝 導板74が制御棒82に当接することによりアーム71、71a …の収縮方向の揺動は停 止し、アーム71、71a …が瓦Wの両側部には当接せずにアーム71、71a …の下部 の受承部73、73a が瓦Wの山部の裏側(空間)に入り込む。
【0050】 その後にシリンダー64を作動させてチャッキングプレート69を上昇させれば、 アーム71、71a …も上昇を開始し、スプリング84の作用によりスプリングピン85 と瓦Wの当接状態を維持しつつ、アーム71、71a …の受承部73、73が瓦Wの裏面 を保持し、瓦Wに対する保持状態としては3点支持(スプリングピン85と2ヶ所 の受承部73、73a )になると共に、スプリング84によりソフトな所定圧力が付与 されているために、次工程への移動中に被搬送物品である瓦Wはずれたりするこ とがない。
【0051】 そして瓦Wをずれたりしない様に3点で保持した状態でロッドレスシリンダー 62の作動、続けてシリンダー64の作動により瓦Wをパレットコンベヤ5上のパレ ット4の上方部に移載する。
【0052】 又、パレットコンベヤ5においては近接センサー110 、110a…及びストッパー 111 、111a…から成るパレット停止装置109 、109a…により、パレット4はパレ ットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 上で停止し、そしてパレット操作機構126 、126aの固定機構127 、127a…のシリンダー128 、128aの作動により、当接部13 0 、130aがパレット4の両側部を挾持固定しパレット4の定位置停止を行ってい る。
【0053】 そしてパレット操作機構126 、126aのチャック解除機構131 を作動させ、即ち 直動回動駆動源137 の作動により、スピンドルシャフト133 を所定量前進後、所 定角度回動させて、解除アーム135 をパレット4の掛止板123 の内側に上方から 弧を描いて移動配置される。
【0054】 次に直動回動駆動源137 の作動により、スピンドルシャフト133 を後退させ、 解除アーム135 の後退に伴って掛止板123 はスプリング124 、124aに抗して後退 し、パレット4上においては一側方Hの当接体122 、122aと他側方Jの瓦ストッ パー117 、117a…間はその間隔が拡大して瓦Wがパレット4上に載置可能となる 。
【0055】 続けて移載装置3をシリンダー64の作用により下降させると、瓦Wはパレット 4のパレット基板118 上に接触し、続けてスプリング84が圧縮され、スプリング シャフト86が上昇すると共に、アーム71、71a …の受承部73、73a は瓦Wの下面 より離脱し、そしてアーム71、71a …を揺動させてアーム71、71a …による瓦W の保持状態を解除してパレット4上に瓦Wを載置する。
【0056】 そしてチャック解除機構131 のスピンドルシャフト133 を進行させると、スプ リング124 、124aの作用により掛止板123 は瓦チャックピン軸受120 、120aに当 接する方向にスライドし、その後にスピンドルシャフト133 の回動、解除アーム 135 の回動により、パレット4に対するチャック解除機構131 は作動を終了する 。
【0057】 この時に、当接体122 、122aはスプリング124 、124aの作用により進行して、 他側方Jの瓦ストッパー117 、117a…に瓦Wを当接させて位置固定し、そして順 次パレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 によりパレット4は搬送され、各加 工位置(表面処理装置6、プラズマ溶射装置7、電極溶射装置8、抵抗測定装置 9等)で、パレット停止装置109 、109a…により停止され、又必要に応じてパレ ット操作機構126 、126aの一方の固定機構127 、127a…だけが設置された位置で は固定機構127 、127a…の作用も加わり、そしてパレットコンベヤ5に対してパ レット4を介して位置決めされた瓦Wに各種加工を行う。
【0058】 上記の様にパレットコンベヤ5上を搬送される間に、順次加工が終了した瓦W はパレットコンベヤ5の終端に到達し、そしてパレット操作機構126 、126aの固 定機構127 、127a…の作動、チャック解除機構131 によるパレット4の瓦チャッ ク機構119 の解除、移載装置18のチャッキングプレート69の左右上下移動、移載 装置18のアーム71、71a …の作動等を順次行ってトラバーサー19への走行台車14 1 の2本の支持腕142 、142a上に瓦Wを移載する。
【0059】
【考案の効果】
要するに本考案は、2台のコンベヤ間に設置した移載装置3、18に取付けたチ ャッキングプレート69を上下左右にスライド自在に設置し、チャッキングプレー ト69には揺動自在なアーム71、71a …を設け、該アーム71、71a …の上部はチャ ッキングプレート69上に突出すると共に、アーム71、71a …の下部には内側に折 曲した受承部73、73a を形成し、又チャッキングプレート69の上面には揺動伝導 板74を揺動自在に設置し、該揺動伝導板74とアーム71、71a …を伝達棒77、77a により連結すると共に、揺動伝導板74にはアーム71、71a …が収縮する方向の揺 動を規制する制御棒82を設け、又チャッキングプレート69の下面にはスプリング ガイドカラー83を設けてスプリングシャフト86を上下動自在に設置し、該スプリ ングシャフト86の下端にはスプリングピン85を設け、スプリングガイドカラー83 とスプリングピン85間のスプリングシャフト86にはスプリング84を巻回したので 、瓦Wに対してスプリングピン85と2ヶ所のアーム71、71a …の受承部73、73a により上下方向でチャッキングするために、従来の様にアームを当接、停止させ て横方向から瓦Wをチャッキングすることによる瓦Wの損傷を防止出来、又チャ ッキング時においては、上方向からのスプリングピン85はスプリング84による緩 衝作用、又下方向からのアーム71、71a …の受承部73、73a はスプリング84によ る瓦Wの下方押圧状態で受承部73、73a が上昇することにより、受承部73、73a と瓦Wの下面が徐々に接触するために、瓦Wをソフトにチャッキングし、瓦Wの 損傷を防止することが出来るのである。
【0060】 又、3点支持且つ上下支持であるために、チャッキング後の移載装置3、18の 移動時に瓦Wがずれることも同時に防止することが出来る等その実用的効果甚だ 大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】融雪瓦の製造システムを示す概略平面図であ
る。
【図2】ローラーコンベヤの終端における移載装置の側
面図である。
【図3】図2と略同位置における移載装置の背面図であ
る。
【図4】移載装置のチャッキング部の要部拡大の作動図
である。
【図5】パレットコンベヤの側面図である。
【図6】図5のパレットコンベヤの平面図である。
【図7】パレットコンベヤにおけるパレット操作機構部
の断面図である。
【図8】パレットコンベヤの終端における移載装置の背
面図である。
【図9】図8と略同位置における移載装置の側面図であ
る。
【図10】トラバーサーの側面図である。
【図11】トラバーサーの正面断面図である。
【図12】パレットの平面図である。
【図13】パレットの正面図である。
【図14】融雪瓦の裏面斜視図である。
【符号の説明】
3 移載装置 18 移載装置 69 チャッキングプレート 71、71a … アーム 73、73a 受承部 74 揺動伝導板 77、77a 伝達棒 82 制御棒 83 スプリングガイドカラー 84 スプリング 85 スプリングピン 86 スプリングシャフト W 瓦

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台のコンベヤ間に設置した移載装置に
    取付けたチャッキングプレートを上下左右にスライド自
    在に設置し、チャッキングプレートには揺動自在なアー
    ムを設け、該アームの上部はチャッキングプレート上に
    突出すると共に、アームの下部には内側に折曲した受承
    部を形成し、又チャッキングプレートの上面には揺動伝
    導板を揺動自在に設置し、該揺動伝導板とアームを伝達
    棒により連結すると共に、揺動伝導板にはアームが収縮
    する方向の揺動を規制する制御棒を設け、又チャッキン
    グプレートの下面にはスプリングガイドカラーを設けて
    スプリングシャフトを上下動自在に設置し、該スプリン
    グシャフトの下端にはスプリングピンを設け、スプリン
    グガイドカラーとスプリングピン間のスプリングシャフ
    トにはスプリングを巻回したことを特徴とする融雪瓦製
    造システムにおける瓦移載装置。
JP926291U 1991-01-31 1991-01-31 融雪瓦製造システムにおける瓦移載装置 Expired - Lifetime JPH0625305Y2 (ja)

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