JPH0625305Y2 - 融雪瓦製造システムにおける瓦移載装置 - Google Patents

融雪瓦製造システムにおける瓦移載装置

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JPH0625305Y2
JPH0625305Y2 JP926291U JP926291U JPH0625305Y2 JP H0625305 Y2 JPH0625305 Y2 JP H0625305Y2 JP 926291 U JP926291 U JP 926291U JP 926291 U JP926291 U JP 926291U JP H0625305 Y2 JPH0625305 Y2 JP H0625305Y2
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roof tile
pallet
conveyor
spring
roof
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準三郎 佐々木
豊 村田
温 盆子原
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中小企業事業団
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、素材瓦、製造途中の未
完成瓦(以下瓦と称する)を、複数の各種加工装置が付
随した複数のコンベヤ間で移載する融雪瓦製造システム
における瓦移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、融雪瓦としては温水や温風を供給
する形式であったが、温水や温風の供給機構が必要であ
り、施工が複雑であったために、瓦の裏面に発熱被膜を
設けて通電発熱する様にした融雪瓦が開発された。
【0003】そして、かかる融雪瓦の製造システムにお
いて、瓦に対する複数の加工を複数のコンベヤ上で行っ
ており、これらのコンベヤ間で順次瓦の受渡が必要とな
り、この受渡を行う移載装置における従来の挾持アーム
式のチャッキング装置では、窯業製品である瓦はその物
品自体が乾燥、焼成を行って夫々の瓦毎に異なった収縮
率で収縮して寸法精度を持っていないために、瓦の前後
等をアームで強固に挾持しており、その構造上アームが
当接して始めてアーム揺動が駆動状態で停止して瓦に圧
力を付加するので、瓦に損傷を与える欠点を有してい
た。
【0004】又、上記の様にチャッキング時に瓦が損傷
する欠点の他に、融雪瓦の製造システムにおいては下記
に詳述する様に、瓦の加工時に位置決めが必要であり、
且つ移載時にも程度の差はあるが、同様の作用が要求さ
れる。
【0005】即ち、リード線用の電極の付着位置、発熱
被膜の抵抗測定位置等は非常に正確性を要求され、例え
ば電極の付着及びリード線の半田付け固定、発熱被膜の
抵抗測定、測定結果によるマーキング及びマークの読み
取りは同一装置及びコンベヤにおける同一位置では不可
能であり、各加工装置の加工位置、即ち瓦における特定
点を各加工装置が位置するコンベヤ上で位置決めするこ
とが必要となり、従って通常のコンベヤ上に単に瓦を載
置した場合には、1〜3mm単位の瓦の位置決めは不可
能であり、そのために瓦に加工を必要とする融雪瓦の製
造システムの自動化が出来ない欠点を有していた。
【0006】又、この対策としてコンベヤ上にパレット
を配置し、このパレット上に瓦を載置して搬送すること
も仮に考えられるが、この場合にはパレットに瓦を位置
決めして固定すること、及び瓦の固定装置が装備された
パレットへ瓦を着離するために今までに存在しない装置
を必要とする欠点を有していた。
【0007】又、パレットを仮に使用した場合にはパレ
ットを搬送するコンベヤと他のコンベヤの連繋時に、上
記1〜3mmの正確性は必要でないとしても所定精度は
要求され、この時に従来の挾持アーム式、吸着式のチャ
ッキング装置を有する移載装置では、その移載装置にお
いて被移載物品の位置決めはしていないために、瓦の位
置決めを同時に行う移載装置は存在しなかったり、物品
がずれる欠点を有していた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、乾燥、焼成
後で不均一な瓦に対して、瓦を損傷することなくチャッ
キングすると共に、移載前後における瓦の位置決めを容
易に行う様にした融雪瓦製造システムにおける瓦移載装
置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来技術
に基づく、挾持アーム式のチャッキング装置では瓦を損
傷する課題に鑑み、瓦の上面をスプリングにより押圧保
持するスプリングピンと、瓦の下面を保持するために先
端に受承部を突設したアームをチャッキングプレートに
設けると共に、アームの収縮する方向の揺動を規制する
制御棒を設けることによって、揺動したアームを瓦に当
接させずに、且つ瓦の上下面においてスプリングの作用
による3点支持を行う様にし、更に瓦の上下面の保持を
行う時にスプリングの作用により緩衝的に、ソフトに保
持する様にして、上記課題を解決せんとしたものであ
る。
【0010】
【作用】本考案にあっては、母材コンベヤ上を搬送され
停止した瓦に対して、移載装置のチャッキングプレート
を左右方向に移動後、下降させるとチャッキングプレー
トの下部のスプリングピンが瓦の上面に当接する。
【0011】この時にスプリングピンのスプリングシャ
フトがスプリングガイドカラー内を若干上昇すると共に
スプリングを圧縮し、このスプリングの反発力により瓦
の上面に対してスプリングピンが所定圧力で接触してい
る。
【0012】次に、開いた状態のアームに対して、シリ
ンダーを作動させて揺動伝導板、伝達棒を介してアーム
が揺動し、そして揺動伝導板が制御棒に当接することに
よりアームの収縮方向の揺動は停止し、アームが瓦の両
側部には当接せずにアームの下部の受承部が瓦の山部の
裏側(空間)に入り込む。
【0013】その後にシリンダーを作動させてチャッキ
ングプレートを上昇させれば、アームも上昇を開始し、
スプリングの作用によりスプリングピンと瓦の当接状態
を維持しつつ、アームの受承部が瓦の裏面を保持し、瓦
に対する保持状態としては3点支持(スプリングピンと
2ヶ所の受承部)になると共に、スプリングによりソフ
トな所定圧力が付与されているために、次工程への移動
中に被搬送物品である瓦Wはずれたりすることがない。
【0014】そして瓦をずれたりしない様に3点で保持
した状態で、瓦をパレットコンベヤ上のパレットの上方
部に移載し、一方パレットコンベヤにおいてはパレット
停止装置により、パレットはパレットコンベヤ上で停止
し、そしてパレット操作機構の作動により、パレットの
定位置停止を行うと共に、パレットに瓦を載置可能とす
る。
【0015】続けて移載装置を下降させると、瓦はパレ
ットのパレット基板上に接触し、続けてスプリングが圧
縮され、スプリングシャフトが上昇すると共に、アーム
の受承部は瓦の下面より離脱し、そしてアームを揺動さ
せてアームによる瓦Wの保持状態を解除してパレット上
に瓦を載置する。
【0016】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、 融雪瓦は瓦Wの裏面B等に導電性発熱被膜を形成し、該
導電性発熱被膜にリード線を固定し、通電発熱して融雪
機能を持たせる様にしたものであり、かかる融雪瓦の製
造システム1において瓦Wの搬送及び移載を中心に説明
するものである。
【0017】そして、融雪瓦の製造システム1において
は、瓦Wの裏面Bを上方として倒伏搬送する母材コンベ
ヤ2を配置し、該母材コンベヤ2上の瓦Wを移載装置3
を介してパレット4上に移載し、該パレット4を順次搬
送するパレットコンベヤ5を配設し、該パレットコンベ
ヤ5の搬送経路中に順次、瓦Wの裏面Bの表面粗さを調
整するサンドブラスト等の機能を有する表面処理装置
6、通電により発熱する発熱被膜を付着させるプラズマ
溶射装置7、発熱被膜にリード線を半田付けするための
電極を付着させる電極溶射装置8、発熱被膜の抵抗値を
測定し良否判断する抵抗測定装置9を配設している。
【0018】一方パレットコンベヤ5と搬送方向を反対
と成す様に平行に直立コンベヤ10を設置し、該直立コン
ベヤ10には後述するリード線を半田付け用、及びエポキ
シ樹脂の溶着用に加熱炉11を設けており、又直立コンベ
ヤ10に続けて反転装置12、倒伏コンベヤ13、ストックコ
ンベヤ14を順次連繋している。
【0019】又、倒伏コンベヤ13の搬送経路中に順次、
前記電極にリード線を半田付けする半田付装置15、発熱
被膜の表面にエポキシ樹脂系の粉体塗料を散布して加熱
された瓦Wの熱により溶融して塗布させるコーテイング
装置16を配設し、又必要に応じて再加熱炉17を設けてい
る。
【0020】又、パレットコンベヤ5の終端側と直立コ
ンベヤ10の始端側とを移載装置18を介してトラバーサー
19にて連繋し、又不良品排出コンベヤ20をトラバーサー
19の中間部位に連繋して一連の融雪瓦製造システム1を
構成している。
【0021】51は母材コンベヤ2の終端に設置したロー
ラーコンベヤであり、該ローラーコンベヤ51は架台52の
上部に多数のローラー53、53a …を回転自在に架設して
成り、ローラーコンベヤ51の終端には一対の瓦停止板5
4、54a を立設すると共に、終端位置におけるローラー
コンベヤ51の両側方には、架台52の上部にスタンド55、
55a を介してシリンダー56、56a を配設し、該シリンダ
ー56、56a のロッド57、57a の先端にはプッシャー板5
8、58a を固設している。
【0022】上記移載装置3はローラーコンベヤ51の終
端とパレットコンベヤ5の始端を跨ぐ様に設置されてお
り、支柱59、59a …の上方部に四方形のフレーム60を架
設し、該フレーム60に一対のガイド軸61、61a を設ける
と共に、ロッドレスシリンダー62を設置して移動ベース
63をスライド自在に設置している。
【0023】64は移動ベース63上に立設したシリンダー
であり、該シリンダー64のロッド65の下端には上下プレ
ート66を設置し、又移動ベース63の上部には軸受67、67
a を垂設すると共に、該軸受67、67a にガイドロッド6
8、68a を昇降自在に挿通し、ガイドロッド68、68a の
中間部には上下プレート66を固定すると共に、ガイドロ
ッド68、68a の下端部にはチャッキングプレート69を固
定している。
【0024】70、70a …はチャッキングプレート69上に
設置した2枚1組で2組の垂直基板(夫々1枚のみ図
示)であり、該垂直基板70、70a …には2枚1組で2組
のアーム71、71a …を枢軸72、72a により枢支して、ア
ーム71、71a …を揺動自在と成しており、又アーム71、
71a …の下端には内方に直角折曲した受承部73、73a を
一体形成している。
【0025】74はチャッキングプレート69の上部で枢軸
75により枢支された揺動伝導板であり、該揺動伝導板74
の枢軸75から等距離には枢軸76、76a により枢支された
伝達棒77、77a を取付け、該伝達棒77、77a の先端はア
ーム71、71a …の上端に枢軸78、78a により枢支されて
いる。
【0026】79はシリンダー固定プレート80を介してチ
ャッキングプレート69上に配置されたシリンダーであ
り、該シリンダー79の基端はシリンダー固定プレート80
に枢支されると共に、シリンダー79のロッド81の先端は
揺動伝導板74の下端に枢支しており、シリンダー79の駆
動により揺動伝導板74、伝達棒77、77a を介してアーム
71、71a …を揺動させている。
【0027】又、チャッキングプレート69上にはアーム
71、71a …が収縮する方向の揺動量即ちシリンダー79に
おいては伸張量を規制する長さ調整自在な制御棒82を設
けている。
【0028】83はチャッキングプレート69の下面に取付
けたスプリングガイドカラーであり、該スプリングガイ
ドカラー83の下端にはスプリング84を装着すると共に、
下端に大径のスプリングピン85を固設したスプリングシ
ャフト86を挿通し、スプリング84によりスプリングピン
85を下方に押圧している。
【0029】次にパレットコンベヤ5の構成について説
明すると、パレットコンベヤ5は主要部コンベヤ101 と
その終始端にてリフター102 、102aを連繋して構成して
おり、主要部コンベヤ101 は上下2段構成であって、上
段コンベヤ103 では瓦Wを固定したパレット4を搬送
し、下段コンベヤ104 ではパレット4のみを搬送する様
に成している。
【0030】そして、主要部コンベヤ101 においては左
右の一対の立設フレーム105 、105aに対して上下2段に
水平フレーム106 、106aを架設し、該水平フレーム106
、106aの終始端には上下段コンベヤ103 、104 共
に、夫々一対のスプロケット等の回転体107 、107a…を
設置し、該回転体107 、107a…にはエンドレスのローラ
ーチェーン108 、108a…を巻回している。
【0031】又、109 、109a…はパレットコンベヤ5の
主要部コンベヤ101 に設置したパレット停止装置であ
り、該パレット停止装置109 、109a…は上段コンベヤ10
3 における各工程位置(例えば表面処理装置6、プラズ
マ溶射装置7、電極溶射装置8、抵抗測定装置9等)、
及びその他パレット4の停止を要する位置に設置してい
る。
【0032】そしてローラーチェーン108 、108a…間の
下方部位で水平フレーム106 、106aの上部に、パレット
4の存在を感知する近接センサー110 、110a…を設置す
ると共に、該近接センサー110 、110a…の信号によりロ
ーラーチェーン108 、108a…の上面より上方に突出する
ストッパー111 、111a…が上下動するストッパーシリン
ダー112 、112a…を立設している。
【0033】又、上記リフター102 、102aにおいては略
L字状の昇降フレーム113 、113aに垂設したガイドシャ
フト114 、114aに一対の移動アーム115 、115a…をパレ
ットコンベヤ5側へ延出させてスライド自在に装着する
と共に、移動アーム115 、115a…の基部にシリンダー11
6 、116aを連結して昇降制御している。
【0034】次にパレット4の構成について説明する
と、 117 、117a…はパレット基板118 上に突出固定された瓦
ストッパーであり、該瓦ストッパー117 、117a…は一側
方Hが存在しない3方向に設置されており、一側方Hに
は瓦チャック機構119 を設置している。
【0035】120 、120aはパレット基板118 上に固設し
た瓦チャック機構119 の瓦チャックピン軸受であり、該
瓦チャックピン軸受120 、120a内には瓦チャックピン12
1 、121aをスライド自在に挿通し、該瓦チャックピン12
1 、121aの先端は瓦Wの当接部となると共に、スプリン
グ受けとなる瓦チャックピン121 、121aより大径の当接
体122 、122aを固定し、更に瓦チャックピン121 、121a
の基端には掛止板123を固定している。
【0036】124 、124aは瓦チャックピン121 、121aの
先端方部に巻回されるスプリングであり、該スプリング
124 、124aは瓦チャックピン軸受120 、120aと当接体12
2 、122a間に配置されており、スプリング124 、124aの
作用により当接体122 、122aをパレット4の中心方向に
押圧して、他側方Jの瓦ストッパー117 、117a…と共働
してパレット4の他側方Jに位置決めして瓦Wを固定し
ている。
【0037】又、パレット基板118 の前後方向にはスト
ッパー孔125 、125aを穿設開口し、該ストッパー孔125
、125aにはパレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101
のストッパー111 、111a…が嵌入して、主要部コンベヤ
101 上においてパレット4を一定位置に停止させてい
る。
【0038】126 、126aはパレットコンベヤ5の主要部
コンベヤ101 の終始端に設置したパレット操作機構であ
り、該パレット操作機構126 、126aはパレットコンベヤ
5の主要部コンベヤ101 の上で停止したパレット4に対
して作動して、パレット4上の瓦Wの固定状態を解除し
て、移載装置3、18によりパレット4への瓦Wの着離、
移載を行う。
【0039】127 、127a…はパレット操作機構126 、12
6aにおけるパレット4の固定機構であり、パレットコン
ベヤ5の主要部コンベヤ101 の立設フレーム105 、105a
の上部にシリンダー128 、128aを据え付け、該シリンダ
ー128 、128aのロッド129 、129aの先端にはパレット4
のパレット基板118 に接離する当接部130 、130aを設け
ている。
【0040】131 はパレット操作機構126 、126aにおけ
るパレット4の瓦チャック機構119を解除するチャック
解除機構であり、該パレットコンベヤ5の主要部コンベ
ヤ101 の立設フレーム105 、105aの上方部にして一側
方Hで取付基板132 を架設し、該取付基板132 の下面前
方部にはスピンドルシャフト133 を揺動自在且つスライ
ド自在に挿通した軸受134 を装着している。
【0041】135 はスピンドルシャフト133 の先端に装
着した解除アームであり、又スピンドルシャフト133 の
基端にはカップリング136 を介して、例えば直動シリン
ダーと回動シリンダーを組合わせた様な直動回動駆動源
137 を連結している。
【0042】次にパレットコンベヤ5上のパレット4か
らトラバーサー19へ瓦Wを移載する移載装置18は、母材
コンベヤ2からパレットコンベヤ5上のパレット4へ瓦
Wを移載する移載装置3と略同一構成である。
【0043】そしてパレットコンベヤ5に直角方向で連
設して配置され、移載装置18により瓦Wが移載されるト
ラバーサー19においては、架台138 上に走行面139 、13
9aを形成し、該走行面139 、139a上には車輪140 、140a
…を有する走行台車141 を設置し、該走行台車141 の上
面には2本の支持腕142 、142aを設けて瓦Wを支受する
様に成している。
【0044】143 、143aは走行台車141 の下面に取付け
た走行桿であり、該走行桿143 、143aには走行面139 、
139aの下方部で往復駆動されるチェーン144 に連結し、
又トラバーサー19の側方部に連設した直立コンベヤ10、
不良品排出コンベヤ20に対応する位置で作動し、瓦Wを
押出する瓦押出装置145 を設置している。
【0045】そして瓦押出装置145 においては立設柱14
6 上に押出シリンダー147 を固設すると共に、該押出シ
リンダー147 のロッド148 の先端に走行台車141 の支持
腕142 、142a上の瓦Wを押し出す押出板149 を取付けて
いる。
【0046】次に本考案に係る融雪瓦製造システムにお
ける瓦移載装置の作用について説明すると、母材コンベ
ヤ2上を搬送されて来た瓦Wは、母材コンベヤ2の終端
のローラーコンベヤ51の瓦停止板54、54a に当接して停
止し、そしてローラーコンベヤ51の側方のシリンダー5
6、56a を作動させてプッシャー板58、58a により瓦W
を挾持して一定位置に固定する。
【0047】そして移載装置3のロッドレスシリンダー
62を作動させて移動ベース63をローラーコンベヤ51上に
移動し、続けてシリンダー64の作動により上下プレート
66(チャッキングプレート69)を下降させ、その時にチ
ャッキングプレート69の下部のスプリングピン85が瓦W
の上面に当接する。
【0048】この時にスプリングピン85のスプリングシ
ャフト86がスプリングガイドカラー83内を若干上昇する
と共にスプリング84を圧縮し、このスプリング84の反発
力により瓦Wの上面に対してスプリングピン85が所定圧
力で接触している。
【0049】次に、開いた状態のアーム71、71a …に対
して、シリンダー79を作動させて揺動伝導板74、伝達棒
77、77a を介してアーム71、71a …が揺動し、そして揺
動伝導板74が制御棒82に当接することによりアーム71、
71a …の収縮方向の揺動は停止し、アーム71、71a …が
瓦Wの両側部には当接せずにアーム71、71a …の下部の
受承部73、73a が瓦Wの山部の裏側(空間)に入り込
む。
【0050】その後にシリンダー64を作動させてチャッ
キングプレート69を上昇させれば、アーム71、71a …も
上昇を開始し、スプリング84の作用によりスプリングピ
ン85と瓦Wの当接状態を維持しつつ、アーム71、71a …
の受承部73、73が瓦Wの裏面を保持し、瓦Wに対する保
持状態としては3点支持(スプリングピン85と2ヶ所の
受承部73、73a )になると共に、スプリング84によりソ
フトな所定圧力が付与されているために、次工程への移
動中に被搬送物品である瓦Wはずれたりすることがな
い。
【0051】そして瓦Wをずれたりしない様に3点で保
持した状態でロッドレスシリンダー62の作動、続けてシ
リンダー64の作動により瓦Wをパレットコンベヤ5上の
パレット4の上方部に移載する。
【0052】又、パレットコンベヤ5においては近接セ
ンサー110 、110a…及びストッパー111 、111a…から成
るパレット停止装置109 、109a…により、パレット4は
パレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 上で停止し、
そしてパレット操作機構126、126aの固定機構127 、127
a…のシリンダー128 、128aの作動により、当接部130
、130aがパレット4の両側部を挾持固定しパレット4
の定位置停止を行っている。
【0053】そしてパレット操作機構126 、126aのチャ
ック解除機構131 を作動させ、即ち直動回動駆動源137
の作動により、スピンドルシャフト133 を所定量前進
後、所定角度回動させて、解除アーム135 をパレット4
の掛止板123 の内側に上方から弧を描いて移動配置され
る。
【0054】次に直動回動駆動源137 の作動により、ス
ピンドルシャフト133 を後退させ、解除アーム135 の後
退に伴って掛止板123 はスプリング124 、124aに抗して
後退し、パレット4上においては一側方Hの当接体122
、122aと他側方Jの瓦ストッパー117 、117a…間はそ
の間隔が拡大して瓦Wがパレット4上に載置可能とな
る。
【0055】続けて移載装置3をシリンダー64の作用に
より下降させると、瓦Wはパレット4のパレット基板11
8 上に接触し、続けてスプリング84が圧縮され、スプリ
ングシャフト86が上昇すると共に、アーム71、71a …の
受承部73、73a は瓦Wの下面より離脱し、そしてアーム
71、71a …を揺動させてアーム71、71a …による瓦Wの
保持状態を解除してパレット4上に瓦Wを載置する。
【0056】そしてチャック解除機構131 のスピンドル
シャフト133 を進行させると、スプリング124 、124aの
作用により掛止板123 は瓦チャックピン軸受120 、120a
に当接する方向にスライドし、その後にスピンドルシャ
フト133 の回動、解除アーム135 の回動により、パレッ
ト4に対するチャック解除機構131 は作動を終了する。
【0057】この時に、当接体122 、122aはスプリング
124 、124aの作用により進行して、他側方Jの瓦ストッ
パー117 、117a…に瓦Wを当接させて位置固定し、そし
て順次パレットコンベヤ5の主要部コンベヤ101 により
パレット4は搬送され、各加工位置(表面処理装置6、
プラズマ溶射装置7、電極溶射装置8、抵抗測定装置9
等)で、パレット停止装置109 、109a…により停止さ
れ、又必要に応じてパレット操作機構126 、126aの一方
の固定機構127 、127a…だけが設置された位置では固定
機構127 、127a…の作用も加わり、そしてパレットコン
ベヤ5に対してパレット4を介して位置決めされた瓦W
に各種加工を行う。
【0058】上記の様にパレットコンベヤ5上を搬送さ
れる間に、順次加工が終了した瓦Wはパレットコンベヤ
5の終端に到達し、そしてパレット操作機構126 、126a
の固定機構127 、127a…の作動、チャック解除機構131
によるパレット4の瓦チャック機構119 の解除、移載装
置18のチャッキングプレート69の左右上下移動、移載装
置18のアーム71、71a …の作動等を順次行ってトラバー
サー19への走行台車141 の2本の支持腕142 、142a上に
瓦Wを移載する。
【0059】
【考案の効果】要するに本考案は、2台のコンベヤ間に
設置した移載装置3、18に取付けたチャッキングプレー
ト69を上下左右にスライド自在に設置し、チャッキング
プレート69には揺動自在なアーム71、71a …を設け、該
アーム71、71a …の上部はチャッキングプレート69上に
突出すると共に、アーム71、71a …の下部には内側に折
曲した受承部73、73a を形成し、又チャッキングプレー
ト69の上面には揺動伝導板74を揺動自在に設置し、該揺
動伝導板74とアーム71、71a …を伝達棒77、77aにより
連結すると共に、揺動伝導板74にはアーム71、71a …が
収縮する方向の揺動を規制する制御棒82を設け、又チャ
ッキングプレート69の下面にはスプリングガイドカラー
83を設けてスプリングシャフト86を上下動自在に設置
し、該スプリングシャフト86の下端にはスプリングピン
85を設け、スプリングガイドカラー83とスプリングピン
85間のスプリングシャフト86にはスプリング84を巻回し
たので、瓦Wに対してスプリングピン85と2ヶ所のアー
ム71、71a …の受承部73、73aにより上下方向でチャッ
キングするために、従来の様にアームを当接、停止させ
て横方向から瓦Wをチャッキングすることによる瓦Wの
損傷を防止出来、又チャッキング時においては、上方向
からのスプリングピン85はスプリング84による緩衝作
用、又下方向からのアーム71、71a …の受承部73、73a
はスプリング84による瓦Wの下方押圧状態で受承部73、
73a が上昇することにより、受承部73、73aと瓦Wの下
面が徐々に接触するために、瓦Wをソフトにチャッキン
グし、瓦Wの損傷を防止することが出来るのである。
【0060】又、3点支持且つ上下支持であるために、
チャッキング後の移載装置3、18の移動時に瓦Wがずれ
ることも同時に防止することが出来る等その実用的効果
甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】融雪瓦の製造システムを示す概略平面図であ
る。
【図2】ローラーコンベヤの終端における移載装置の側
面図である。
【図3】図2と略同位置における移載装置の背面図であ
る。
【図4】移載装置のチャッキング部の要部拡大の作動図
である。
【図5】パレットコンベヤの側面図である。
【図6】図5のパレットコンベヤの平面図である。
【図7】パレットコンベヤにおけるパレット操作機構部
の断面図である。
【図8】パレットコンベヤの終端における移載装置の背
面図である。
【図9】図8と略同位置における移載装置の側面図であ
る。
【図10】トラバーサーの側面図である。
【図11】トラバーサーの正面断面図である。
【図12】パレットの平面図である。
【図13】パレットの正面図である。
【図14】融雪瓦の裏面斜視図である。
【符号の説明】
3 移載装置 18 移載装置 69 チャッキングプレート 71、71a … アーム 73、73a 受承部 74 揺動伝導板 77、77a 伝達棒 82 制御棒 83 スプリングガイドカラー 84 スプリング 85 スプリングピン 86 スプリングシャフト W 瓦

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台のコンベヤ間に設置した移載装置に
    取付けたチャッキングプレートを上下左右にスライド自
    在に設置し、チャッキングプレートには揺動自在なアー
    ムを設け、該アームの上部はチャッキングプレート上に
    突出すると共に、アームの下部には内側に折曲した受承
    部を形成し、又チャッキングプレートの上面には揺動伝
    導板を揺動自在に設置し、該揺動伝導板とアームを伝達
    棒により連結すると共に、揺動伝導板にはアームが収縮
    する方向の揺動を規制する制御棒を設け、又チャッキン
    グプレートの下面にはスプリングガイドカラーを設けて
    スプリングシャフトを上下動自在に設置し、該スプリン
    グシャフトの下端にはスプリングピンを設け、スプリン
    グガイドカラーとスプリングピン間のスプリングシャフ
    トにはスプリングを巻回したことを特徴とする融雪瓦製
    造システムにおける瓦移載装置。
JP926291U 1991-01-31 1991-01-31 融雪瓦製造システムにおける瓦移載装置 Expired - Lifetime JPH0625305Y2 (ja)

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