JPH06119959A - ソケット - Google Patents

ソケット

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JPH06119959A
JPH06119959A JP4290752A JP29075292A JPH06119959A JP H06119959 A JPH06119959 A JP H06119959A JP 4290752 A JP4290752 A JP 4290752A JP 29075292 A JP29075292 A JP 29075292A JP H06119959 A JPH06119959 A JP H06119959A
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JP
Japan
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package
socket
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Withdrawn
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JP4290752A
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Ikuo Mori
育生 森
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Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Texas Instruments Japan Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
    • H05K7/10Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets
    • H05K7/1015Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads
    • H05K7/1023Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads co-operating by abutting, e.g. flat pack
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/02Containers; Seals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的]パッケージの側面から非対象に突出した複数の
接続端子部を有するような電気部品でも正しい姿勢でソ
ケット本体に装着され、安定な電気的接続が得られるよ
うにする。 [構成]ソケット10内でコンタクト14はソケット中
心部から片側に偏位した位置に配列され、ベース12の
上面においてはコンタクト14の接触部14dがソケッ
ト長手方向中心線から片側に偏位した位置で一列に配列
される。ベース12の上面においてソケット長手方向中
心線からみてコンタクト14とは反対側の位置に、コン
タクト列とほぼ平行に延在するストッパ部材28が配設
される。このストッパ部材28は、ベース12に配設さ
れた複数たとえば2つの圧縮コイルばね30によって支
持され、垂直方向に変位できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICパッケージ等の電
気部品を着脱可能に装着してその電気部品と電気的接続
を得るようにしたソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体製造工場では、半導体集積
回路チップ(以下、ICチップと称する。)を樹脂封止
したICパッケージを、出荷前に電気的特性試験やバー
ンインと称される信頼性試験にかけ、良品と不良品とを
判別するようにしている。電気的特性試験では、ICチ
ップの入出力特性、パルス特性、雑音余裕度等が検査さ
れる。バーンインは、電気的特性試験に合格しているI
Cパッケージをオーブンに入れて、たとえば120゜C
の高温下で定格値より約20%大きな電源電圧で一定時
間動作させるものである。バーンインで動作不良を起こ
したICパッケージは不良品として振るい落とされ、正
常に動作し続けたICパッケージだけが良品として出荷
される。
【0003】ところで、最近、パッケージの一側面また
は一辺にのみリードを設けた表面実装型の、いわゆるヴ
ァーティカル・サーフェイス・マウント・パッケージ
(VPAK)タイプのICパッケージが普及しつつあ
る。このタイプのICパッケージは、リードを設けた一
側面をプリント基板に載せてパッケージ全体が垂直に逆
立ちした状態で取付されるもので、基板の面方向にはス
ペースをとらないので、基板実装密度を上げられる利点
がある。
【0004】このようなVPAKタイプのICパッケー
ジを装着する従来の電気的試験用ソケットの構造を図1
6および図17に示す。図16はICパッケージを装着
する前の状態、図17はICパッケージを装着した状態
をそれぞれ示す。
【0005】これらの図において、ICパッケージ10
0はVPAKタイプであり、パッケージの片側面だけか
らリード102が一列に突出している。この種のICパ
ッケージ100は、外力でリード102が折れやすいた
め、キャリア104に保持された状態で試験にかけられ
る。キャリア104内において、ICパッケージ100
はキャリア104の長手方向で相対向する内側面に設け
られた可動片104aの下端部の爪部104bによって
担持され、リード102の先端折曲部はキャリア104
に設けられた突部104cに受けられている。
【0006】ソケット106は、ソケット本体としての
ベース108を有し、このベース108内の所定位置、
つまり装着されるべきICパッケージ100のリード1
02と対応する位置に、多数(リード数と対応する数)
のコンタクト110を一列に設けてなる。コンタクト1
10は、たとえばベリリウム銅等の薄板を打ち抜いて作
られるもので、ベース108に埋設される基端部110
aと、この基端部110aの上端部から上方に湾曲状に
延在する円弧ばね部110bと、この円弧ばね部110
bの上端部から外側上方に直線的に延在する直線ばね部
110cと、直線ばね部110cの先端に形成された接
触部110dとを有している。基端部110aの下端部
からは垂直下方にソケット端子ピン110eが突出して
いる。
【0007】コンタクト110の直線ばね部110cと
平行にベース108の上面が中心部から外側上方に延在
して、傾斜面の壁部112が構成され、この壁部112
の上端の平坦面より上にコンタクト110の接触部11
0dが出ている。壁部112の内側面には、隣合うコン
タクト110,110同士の接触を防止するための隔壁
114が設けられている。ベース108の上面の四隅に
はキャリア104を案内するためのガイド120が立設
されている。
【0008】ソケット106にICパッケージ100を
装着するときは、キャリア104をガイド120に沿っ
てベース108の上面に装入し、図17の矢印Fで示す
ように、治具(図示せず)によって上からICパッケー
ジ100およびキャリア104をベース108に対して
押圧すればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ICパッケ
ージ100をベース108の上面に装入すると、図17
に示すように、ICパッケージ100の片側だけでリー
ド102がコンタクト110によって弾力的に受け止め
られるため、ICパッケージ100が斜めに傾いてしま
う。このように斜めに傾いた状態でICパッケージ10
0がベース108側に押圧される結果、リード102が
コンタクト110と突部104cとの間で大きな応力を
受けて折れ曲がったり、ICパッケージ100が爪部1
04bから外れてキャリア104の外へ抜けるおそれも
あった。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、パッケージの側面から非対象に突出した複数の
接続端子部を有するような電気部品でも正しい姿勢でソ
ケット本体に装着され、安定な電気的接続が得られるよ
うにした信頼性の高いソケットを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のソケットは、電気回路を内蔵したパッケ
ージと前記パッケージの側面から任意の配列パターンで
突出した複数の接続端子部とを有する所定の電気部品を
着脱可能に装着するためのソケット本体と、前記ソケッ
ト本体内に設けられ、各々が前記電気部品の複数の接続
端子と1対1の関係で弾性的な押圧状態で電気的に接続
される複数の接触子と、前記ソケット本体内に設けら
れ、前記複数の接触子と平衡して前記電気部品を弾性的
に受け止めるばね手段とを備える構成とした。
【0012】
【作用】所定の電気部品がソケット本体に装入され、電
気部品とソケット本体との間に所定の押圧力が加えられ
ると、各接触子は自己の撓み等による弾性力によって電
気部品の各接続端子と加圧接触する。電気部品は全部の
接触子からその本数と配列パターンとに応じたばね圧を
受ける。一方、電気部品は、ばね手段より全接触子から
のばね圧と均衡するばね圧を受ける。したがって、電気
部品は平衡した状態で正しい姿勢で装着され、本ソケッ
トと安定した電気的接続を形成する。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図15を参照して本発明の実施
例を説明する。図1〜図6は、VPAKタイプのICパ
ッケージに用いて好適な第1の実施例による電気的特性
試験用ソケットの構成を示す図であって、図1は断面
図、図2は一部断面正面図、図3は平面図、図4は側面
図、図5はICパッケージ着脱時の状態を示す断面図、
および図6はICパッケージ装着時の状態を示す断面図
である。また、図7〜図9は、VPAKタイプのICパ
ッケージおよびこのICパッケージを保持するキャリア
の構成を示す図であって、図7は平面図、図8は図7の
A−A線断面図、図9は図7のB−B線断面図である。
【0014】先ず、図7〜図9に示すように、VPAK
タイプのICパッケージ40は、パッケージの片側面だ
けからリード42が一列に突出しており、キャリア44
に保持された状態で本実施例のソケットに装着される。
キャリア44内において、ICパッケージ40はキャリ
ア44の長手方向に相対向する両内側面にそれぞれ設け
られた可動片46の下端部の爪部46bによって担持さ
れ、リード42の先端折曲部はキャリア44の内側に設
けられた突部44aによって受けられている。これらの
ICパッケージ40およびキャリア44の構成は、図1
6および図17において従来のソケット106に装着さ
れるICパッケージ100およびキャリア104の構成
とそれぞれ同様のものである。なお、図8はキャリア4
4の構成を示すことを主眼とした断面図であり、図中の
ICパッケージ40の構成は図7のA−A線と正確には
対応していない。
【0015】図1〜図4において、本実施例のソケット
10は、プリント基板(図示せず)上に固定されるソケ
ット本体としてのベース12を有し、このベース12内
の所定位置、つまりICパッケージ40のリード42と
対応する位置に多数(リード数と対応する数)のコンタ
クト14を一列に配設してなる。コンタクト14は、た
とえばベリリウム銅等の薄板を打ち抜いて作られたもの
でよく、ベース14に埋設される基端部14aと、この
基端部14aの上端部から上方に湾曲状に延在する円弧
ばね部14bと、この円弧ばね部14bの上端部から外
側上方に直線的に延在する直線ばね部14cと、直線ば
ね部14cの先端に形成された接触部14dとを有して
いる。基端部14aの下端部からは垂直下方にソケット
端子ピン14eが突出している。コンタクト14の直線
ばね部14cと平行にベース12の上面が中心部から外
側上方に延在または隆起して、傾斜面の壁部16が構成
されており、壁部16の上端部の平坦面16aより上に
コンタクト14の接触部14dが出ている。壁部16の
内側面には、隣合うコンタクト14,14同士の接触を
防止するための隔壁18が設けられている。ベース12
の上面の四隅にはキャリアを案内するためのガイド20
が立設されている。また、本ソケット10をプリント基
板(図示せず)に取付するために、ベース12の下部側
面より長手方向に取付穴22aを設けたフランジ22が
一体形成されるとともに、ベース12の下面より垂直下
方に突起24が一体形成されている。
【0016】図1、図3および図4に示されるように、
ソケット10内でコンタクト14はソケット中心部から
片側に偏位した位置に配列され、ベース12の上面にお
いてはコンタクト14の接触部14dがソケット10の
長手方向中心線から片側に偏位した位置で一列に配列さ
れている。このようなコンタクト14の取付配置は、本
ソケット10に装着されるべきICパッケージ40にお
けるリード42の配列パターンに対応している。
【0017】さて、本ソケット10では、ベース12の
上面において長手方向中心線からみてコンタクト14と
は反対側の位置に、コンタクト列とほぼ平行に延在する
ストッパ部材28が配設されている。このストッパ部材
28の上面の両端部には突起状の受部28aが設けられ
ている。このストッパ部材28は、ベース12に配設さ
れた複数たとえば2つの圧縮コイルばね30によって支
持され、垂直方向に変位できるようになっている。図1
に示すように、ベース12において、ストッパ部材28
の真下の位置には、圧縮コイルばね30を保持するざぐ
り穴12aが垂直方向に穿設されている。各圧縮コイル
ばね30は、その上端部が上にはみ出るようにしてざぐ
り穴12aに収容され、ストッパ部材28を担持してい
る。これら圧縮コイルばね30のばね圧は、全部のコイ
ルばね30のばね圧が全部のコンタクト14のばね圧と
均衡するように選ばれる。
【0018】図2において、ストッパ部材28の両側面
には、ラッチ部材32が取付されている。このラッチ部
材32の下端部には鉤部32aが設けられ、この鉤部3
2aがそれと対向するベース壁面の凸部12bに係止す
ることで、ストッパ部材28がベース12から上方に外
れないようになっている。
【0019】次に、図5および図6につき本ソケットに
ICパッケージ40が装着されるときの各部の動作につ
いて説明する。先ず、図5に示すように、ICパッケー
ジ40を保持したキャリア44を所定の向き、つまりI
Cパッケージ40のリード42がソケット10のコンタ
クト14と対向するような向きにして、ガイド20に沿
ってベース12の上面に装入する。そうすると、ICパ
ッケージ40の片側では各リード42が1対1の関係で
各コンタクト14に載り、反対側ではパッケージの側端
部40aの下面がストッパ部材28の受部28aに載
る。コンタクト14の全ばね圧とストッパ部材28を支
持する圧縮コイルばね30の全ばね圧とは均衡している
ので、ICパッケージ40の荷重はコンタクト14側と
ストッパ部材28側とにほぼ均等にかかり、ICパッケ
ージ40およびキャリア44はほぼ水平に載置される。
【0020】次に、図6に示すように、適当な治具(図
示せず)によってICパッケージ40およびキャリア4
4をベース12に対して垂直下方に所定の圧力で押圧す
る。この上からの押圧力によって、ICパッケージ40
の片側では、コンタクト14の湾曲ばね部14bおよび
直線ばね部14cが外側に撓んで接触部14dが外側に
変位して、リード42が接触部14dの内側傾斜面に沿
って幾らか垂直下方に変位し、ICパッケージ40の荷
重および外部押圧力と全部のコンタクト14の弾性力
(反作用)とが均衡したところで、リード42と接触部
14dとの接触点が固定して両者の間には適度な加圧下
で良好な電気接触が得られる。
【0021】一方、ICパッケージ40の反対側では、
上記押圧力によってICパッケージ40の側端部40a
およびストッパ部材28が圧縮コイルばね30に抗して
垂直下方に所定の距離だけ、つまり全部の圧縮コイルば
ね30の圧縮変形による弾性力(反作用)がICパッケ
ージ40の荷重および外部押圧力と均衡するところまで
変位する。コンタクト14の全ばね圧と圧縮コイルばね
30の全ばね圧とは均衡しているので、ICパッケージ
40のコンタクト14側の変位量とストッパ部材28側
の変位量とはほぼ等しく、下方に変位した後もICパッ
ケージ40はほぼ水平状態に保たれる。このようにし
て、ICパッケージ40は、本ソケットにほぼ水平に装
着された状態の下で、所定の電気的特性試験を受ける。
この種の試験は、数秒程度で終了する。試験終了後は、
上記押圧力を解除すると、図5の状態に戻るので、IC
パッケージ40およびキャリア44をソケット10から
摘み出すことができる。
【0022】上述したように、本実施例のソケット10
では、コンタクト14がソケットの長手方向中心線から
片側に偏位した位置で一列に配列されるとともに、コン
タクト14の列とは反対側の位置に圧縮コイルばね30
によって支持されたストッパ部材28が配設され、コイ
ルばね30の全ばね圧がコンタクト14の全ばね圧と均
衡するように選ばれることにより、VPAKタイプのI
Cパッケージ40がほぼ水平状態で装着され、ICパッ
ケージ40のリード42とコンタクト14との間に適度
な加圧で良好な電気接触が得られる。したがって、IC
パッケージ40がソケット10内で傾くおそれはなく、
リード42が折れ曲がったり、ICパッケージ40がキ
ャリア44から飛び出すことはない。
【0023】次に、図10および図11につき、VPA
KタイプのICパッケージに用いて好適な本発明の第2
の実施例によるバーンイン用ソケットについて説明す
る。図10はソケットにICパッケージが装着されてい
る状態すなわちコンタクトが閉じている状態を示す断面
図であり、図11はICパッケージを着脱するときの状
態すなわちコンタクトが開いている状態を示す断面図で
ある。
【0024】ICパッケージ内のICチップに対する電
気的特性試験はわずか数秒足らずで終了するのに対し、
パーンインは数時間ないし数日間にわたって行われるた
め、一般にバーンイン用のソケットはICパッケージと
の電気的接続状態をロックする機構を有している。
【0025】図10および図11において、本実施例の
ソケット50は、プリント基板(図示せず)上に固定さ
れるソケット本体としてのベース52と、このベース5
2に対して往復動可能に設けられたカバー54とからな
る。カバー54には、ICパッケージ40およびキャリ
ア44を本ソケットに出し入れするための開口54aが
設けられている。
【0026】ベース52の上面はVPAKタイプのIC
パッケージ40を装着できるように構成されている。ベ
ース52の長手方向中心線からみて片側にコンタクト5
6が一列に配設されている。コンタクト56は、たとえ
ばベリリウム銅等の薄板を打ち抜いて作られたものでよ
く、ベース52に埋設される基端部56aと、この基端
部56aの上端部から上方に湾曲状に延在する円弧ばね
部56bと、この円弧ばね部56bの端部からほぼ垂直
上方に直線的に延在する直線ばね部56cと、直線ばね
部56cの先端に形成された接触部56dと、円弧ばね
部56bの端部からほぼ水平に外側へ延在する突起部5
6eとを有している。基端部56aの下端部からは垂直
下方にソケット端子ピン56fが突出している。
【0027】コンタクト56の湾曲ばね部56bに被さ
るようにベース52の上面が中心部から外側上方に延在
または隆起して、傾斜面の壁部58が構成されており、
壁部58の上端部の平坦面より上にコンタクト56の接
触部56dが出ている。壁部58の内側面には、隣合う
コンタクト56,56同士の接触を防止するための隔壁
60が設けられている。
【0028】ベース52内においてコンタクト56の外
側にはカム62が設けられている。このカム62は、ベ
ース52の長手方向で相対向する内側壁面に設けられた
軸64に回転可能に取付されたレバー部62aと、コン
タクト56の列と平行に延在するコンタクト駆動部62
bと、カバー54の下面54bとカバー54の側面に設
けられた凹部54cとの間で移動可能な従動節としての
上端部62cとを有している。コンタクト駆動部62b
の内側面には、各コンタクト56の突起部56eと適当
な遊びをもって嵌合する凹部62dが設けられている。
【0029】さらに、ベース52には、キャリア44お
よびICパッケージ40を装着状態で保持するための一
対のL形ラッチ66がICパッケージ装着位置の両側に
設けられている。ラッチ66の折曲部は、ベース52の
長手方向で相対向する内側壁面に設けられた軸68に回
転可能に取付されており、ラッチ66の長腕部の先端部
にはベース長手方向に延在するキャリア抑え部66aが
設けられている。またラッチ66の短腕部とベース52
の底面との間には、図10に示すように圧縮コイルばね
70が設けられている。なお、図10においては、図解
の容易化を図るため、右側のラッチ66に対する圧縮コ
イルばね70を図示していない。
【0030】ベース12の長手方向中心線からみてコン
タクト56の列とは反対側の位置には、コンタクト列と
ほぼ平行に延在するストッパ部材72が配設され、この
ストッパ部材72の上面の両端部には突起状の受部72
aが設けられている。このストッパ部材72は、ベース
52に配設された複数たとえば2つの圧縮コイルばね7
4によって支持され、垂直方向に変位できるようになっ
ている。ベース52において、ストッパ部材72の真下
の位置には、圧縮コイルばね74を保持するざぐり穴5
2aが垂直方向に穿設されている。これら圧縮コイルば
ね74の全ばね圧は、コンタクト56の全ばね圧と均衡
するように選ばれている。なお、ベース52とカバー5
4との間には、カバー54がベース52から上方に外れ
ないようにしつつ、カバー54の上下移動を案内するた
めのラッチ付きガイド棒76が設けられている。
【0031】次に、本実施例のソケット50にICパッ
ケージ40が装着されるときの各部の動作について説明
する。先ず、ICパッケージ40が装着されていない状
態で、カバー54を図10の位置からベース52側に押
し下げる。この押し下げによって、コンタクト56側の
カバー54の下端面54bはカム62の上端部62cを
押し下げる。そうすると、カム62は軸64を中心とし
て反時計方向に回動し、この回動によってカム上端部6
2cがカバー54の下端面54bから外側へ逃げて凹部
54c内へ入るとともに、コンタクト駆動部62bの凹
部62dがコンタクト56の突起部56eを下方に押し
下げる。突起部56eが下がることによって、コンタク
ト56の湾曲ばね部56bおよび直線ばね部56cが外
側へ変位し、接触部56dが接触位置から外側へ退避す
る。カバー54の下端面54bは、カム上端部62cが
外側(凹部54C)へ逃げると、次にラッチ66の短腕
部の上端部66bに当接してこれを押し下げる。これに
より、ラッチ66は軸62を中心として外側(左側のラ
ッチ66は反時計方向、右側のラッチ66は時計方向)
に回動し、ラッチ66のキャリア抑え部66aが外側に
開く。
【0032】一方、ストッパ部材72側では、カバー5
4の下面54dがストッパ部材72の上面72bを押し
下げる。この押し下げによって、ストッパ部材72は圧
縮コイルばね74に抗して垂直下方に沈む。
【0033】このように、カバー54をベース52側に
押し下げることによって、コンタクト56の接触部56
dおよびラッチ66のキャリア抑え部66aをそれぞれ
外側に退避させるとともに、ストッパ部材72を下方に
沈ませることができる。かかる状態の下で、ICパッケ
ージ40を保持したキャリア44をカバー54の開口5
4aを通して本ソケットに入れる。その際、キャリア4
4およびICパッケージ40は位置決め手段(図示せ
ず)によってベース52上に位置決めされる。図11に
は、このようにしてICパッケージ40およびキャリア
44が本ソケットに装入された状態が示されている。
【0034】次に、カバー54の押し下げを解除する。
そうすると、コンタクト56側では圧縮コイルばね70
の復元力によってラッチ66を介してカバー54が持ち
上げられ、ラッチ66は内側に回動し、そのキャリア抑
え部66aがキャリア44の両上端側縁部に被さる。ま
た、カバー54の上昇とともにカム62が時計方向に回
動し、その上端部62cがカバー54の凹部54cから
下面54bまで移動する。そうすると、圧縮コイルばね
64がカム62を介してカバー54を上方に付勢ないし
担持するようになる。また、カム62が時計方向に回動
することによって、そのコンタクト駆動部62bが凹部
62dにてコンタクト56の突起部56eを持ち上げ
る。そうすると、コンタクト56の湾曲ばね部56bお
よび直線ばね部56cが原位置側へ復帰し、先端接触部
56dはICパッケージ40のリード42に対して湾曲
ばね部56bおよび直線ばね部56cの弾力に応じた加
圧力で接触する。
【0035】一方、ストッパ部材72側では、カバー5
4の押し下げが解除されると、圧縮コイルばね74の復
元力によってカバー54の下面54dがストッパ部材7
2の上面72bによって持ち上げられ、カバ−54が上
昇する。さらに、ストッパ部材72の受部72aがIC
パッケージ40の側縁部40aの下面に当接する。その
結果、図10に示すように、キャリア44がラッチ66
のキャリア抑え部66aによって上から保持され、IC
パッケージ40はコンタクト56側およびストッパ部材
72側の双方からほぼ均衡したばね圧を受け、ほぼ水平
状態で本ソケットに装着され、安定した電気的接続状態
を形成する。かかる装着状態の下で、ICパッケージ4
0は比較的長時間にわたるバーインテストを受ける。
【0036】ICパッケージ40およびキャリア44を
本ソケット50から取り出すには、再びカバー54をベ
ース52側に押し下げればよい。そうすると、図11の
状態に戻るので、キャリア44およびICパッケージ4
0を摘み出すことができる。
【0037】上述したように、本実施例のバーンイン用
ソケット50においても、コンタクト56とは反対側の
位置に圧縮コイルばね74によって支持されたストッパ
部材72が配設され、圧縮コイルばね74の全ばね圧が
コンタクト56の全ばね圧と均衡してICパッケージ4
0に対して作用することにより、ICパッケージ40が
ほぼ水平状態で装着され、ICパッケージ40のリード
42とコンタクト56の接触部56dとの間に良好な加
圧接触が得られる。したがって、ソケット50内でIC
パッケージ40が傾くおそれはなく、リード42が折れ
曲がったり、ICパッケージ40がキャリア44から飛
び出すこともない。
【0038】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではなく、その技術的思想の範囲内で種々の変形・変
更が可能である。
【0039】たとえば、図12に示すように、VPAK
タイプのICパッケージ40’において、リード42の
本数が中心線Gに対して非対象である場合は、上記第1
の実施例による電気的特性試験用のソケット10を図1
3および図14に示すような構成に変形することができ
る。この変形例では、複数の圧縮コイルばね30A,3
0Bのそれぞれにストッパ部材28A,28Bが取付さ
れ、各圧縮コイルばね30A,30Bのばね圧が別々に
調整できるようになっている。これによって、図12に
示すような長手方向にもアンバランスなリード42の配
列パターンを有するICパッケージ40’に対しても、
ストッパ部材28A,28B間でばね圧が均衡すること
で、ICパッケージ40’をほぼ水平にソケット10に
装着し、安定な電気的接触を得ることができる。上記第
2実施例によるバーンイン用のソケット50についても
同様の変形が可能である。
【0040】また、図15に示すように、上記第1の実
施例による電気的特性試験用のソケット10において、
ストッパ部材が省かれ、圧縮コイルばね30が直接IC
パッケージ40(図示せず)を受け止めるようにしても
よい。上記第2実施例によるバーンイン用のソケット5
0についても同様の変形が可能である。
【0041】また、本発明におけるばね手段は圧縮コイ
ルばねに限るものではなく、たとえば板ばね等で構成す
ることも可能であり、ばね手段の取付・配置位置も任意
に選択することが可能である。
【0042】また、本発明のソケットは、VPAKタイ
プのICパッケージに限るものではなく、パッケージか
らリード(接続端子)がアンバランスまたは非対象なパ
ターンで突出する任意のICパッケージに適用すること
が可能であり、さらにはICパッケージ以外の電気部品
にも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のソケット
によれば、所定の電気部品の複数の接続端子と1対1の
関係で弾性的な押圧状態で電気的に接続される複数の接
触子と平衡して電気部品を弾性的に受け止めるばね手段
を備えることにより、電気部品を平衡状態で正しい姿勢
で装着して、安定な電気的接続を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるソケットの構成を
示す断面図である。
【図2】第1の実施例による電気的特性試験用のソケッ
トの全体構成を示す一部断面正面図である。
【図3】第1の実施例によるソケットの全体構成を示す
平面図である。
【図4】第1の実施例によるソケットの構成を示す側面
図である。
【図5】第1の実施例によるソケットのICパッケージ
着脱時の状態を示す断面図である。
【図6】第1の実施例によるソケットのICパッケージ
装着時の状態を示す断面図である。
【図7】実施例で装着されるICパッケージおよびこの
ICパッケージを保持するキャリアの構造を示す平面図
である。
【図8】図7のA−A線についての断面図である。
【図9】図7のB−B線についての断面図である。
【図10】第2の実施例によるバーンイン用ソケットの
ICパッケージ着脱時の状態を示す断面図である。
【図11】第2の実施例によるバーンイン用ソケットの
ICパッケージ装着時の状態を示す断面図である。
【図12】一変形例によるソケットに装着されるICパ
ッケージのリード配列パターンを示す平面図である。
【図13】一変形例によるソケットの全体構成を示す一
部断面正面図である。
【図14】一変形例によるソケットの全体構成を示す平
面図である。
【図15】別の変形例によるソケットの構成を示す断面
図である。
【図16】従来のソケットのICパッケージ装着前の状
態を示す断面図である。
【図17】従来のソケットのICパッケージ装着時の状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
10,50 ソケット 14,56 コンタクト 28,28A,28B,72 ストッパ部材 30,30A,30B,74 圧縮コイルバネ 40,40’ ICパッケージ 42 リード 44 キャリア 62 カム 66 ラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路を内蔵したパッケージと前記パ
    ッケージの側面から任意の配列パターンで突出した複数
    の接続端子部とを有する所定の電気部品を着脱可能に装
    着するためのソケット本体と、 前記ソケット本体内に設けられ、各々が前記電気部品の
    複数の接続端子と1対1の関係で弾性的な押圧状態で電
    気的に接続される複数の接触子と、 前記ソケット本体内に設けられ、前記複数の接触子と平
    衡して前記電気部品を弾性的に受け止めるばね手段と、
    を備えたことを特徴とするソケット。
JP4290752A 1992-10-05 1992-10-05 ソケット Withdrawn JPH06119959A (ja)

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