JPH06119805A - レフレクタ−及びレフレクタ−用断面曲線の設計方法 - Google Patents
レフレクタ−及びレフレクタ−用断面曲線の設計方法Info
- Publication number
- JPH06119805A JPH06119805A JP4161037A JP16103792A JPH06119805A JP H06119805 A JPH06119805 A JP H06119805A JP 4161037 A JP4161037 A JP 4161037A JP 16103792 A JP16103792 A JP 16103792A JP H06119805 A JPH06119805 A JP H06119805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curve
- reflector
- cross
- point
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/08—Mirrors
- G02B5/10—Mirrors with curved faces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/30—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
- F21S41/32—Optical layout thereof
- F21S41/33—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature
- F21S41/331—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of complete annular areas
- F21S41/332—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of complete annular areas with continuity at the junction between adjacent areas
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S359/00—Optical: systems and elements
- Y10S359/90—Methods
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズ等の補助エレメントを使用せず、反射
特性及び配光分布を自由に且つ容易に調整できるレフレ
クタ−及びその製造方法を提供すること。 【構成】光線,音波,衝撃波,電磁波等の放射線を反射
させるレフレクタ−において、その断面曲線Rを、少な
くとも2つの円錐曲線セグメントr1,r2を互いの結
合点A1,Aa2の接線T1,T2が一致するように結
合して形成しているので、レンズ等の補助エレメントを
使用することなく、円錐曲線とは異なった配光分布を得
ることできる。また、断面曲線R上の何れの点の接線を
計算で求めることができ、これにより反射特性及び配光
分布を事前に算出でき、しかもその調整を自由に且つ容
易に行うことができる。さらに、断面曲線Rが角なく滑
らかに連続しているので、配光パタ−ンに明・暗の環や
帯が生じることがなく、均一な配光を得ることができ
る。
特性及び配光分布を自由に且つ容易に調整できるレフレ
クタ−及びその製造方法を提供すること。 【構成】光線,音波,衝撃波,電磁波等の放射線を反射
させるレフレクタ−において、その断面曲線Rを、少な
くとも2つの円錐曲線セグメントr1,r2を互いの結
合点A1,Aa2の接線T1,T2が一致するように結
合して形成しているので、レンズ等の補助エレメントを
使用することなく、円錐曲線とは異なった配光分布を得
ることできる。また、断面曲線R上の何れの点の接線を
計算で求めることができ、これにより反射特性及び配光
分布を事前に算出でき、しかもその調整を自由に且つ容
易に行うことができる。さらに、断面曲線Rが角なく滑
らかに連続しているので、配光パタ−ンに明・暗の環や
帯が生じることがなく、均一な配光を得ることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単に可視光線等の光線
を反射させるだけでなく、あらゆるスペクトル帯及びそ
の他のウェ−ブやラジュ−ション、例えば音波や衝撃波
や電磁波等の反射に有用なレフレクタ−及びレフレクタ
−用断面曲線の設計方法に関するものである。
を反射させるだけでなく、あらゆるスペクトル帯及びそ
の他のウェ−ブやラジュ−ション、例えば音波や衝撃波
や電磁波等の反射に有用なレフレクタ−及びレフレクタ
−用断面曲線の設計方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のレフレクタ−は、使用目的に応
じて非常に多くの異なった要望、例えば希望距離での高
密度のエネルギ−集中や、また一定距離での均一なエネ
ルギ−分布等の要望が課せられる。また、これに合わせ
てレフレクタ−の寸法や放射線の放射角度等の仕様も課
せられる。現状では所定の要望と仕様を満足させる断面
曲線(反射面の断面形状)が個別に設計されている。
じて非常に多くの異なった要望、例えば希望距離での高
密度のエネルギ−集中や、また一定距離での均一なエネ
ルギ−分布等の要望が課せられる。また、これに合わせ
てレフレクタ−の寸法や放射線の放射角度等の仕様も課
せられる。現状では所定の要望と仕様を満足させる断面
曲線(反射面の断面形状)が個別に設計されている。
【0003】また、レフレクタ−用断面曲線の設計を好
適に行なうためには、上記要望及び仕様の他に下記(1)
〜(3) の条件をクリアする必要がある。
適に行なうためには、上記要望及び仕様の他に下記(1)
〜(3) の条件をクリアする必要がある。
【0004】(1) 希望の配光になるように断面曲線を設
計するためには、曲線上の任意の1点から曲線を変え
る、つまり接線の角度を自由に変更できなければならな
い。
計するためには、曲線上の任意の1点から曲線を変え
る、つまり接線の角度を自由に変更できなければならな
い。
【0005】(2) 断面曲線は基本的に滑らかでなければ
ならず、角があってはならない。この滑らかな曲線とは
曲線上のどの点でも微分できる曲線のことであり、角が
あると該角の前後に入射した光線が配光上で重なり合う
ように或いは離れるように反射され、回転体のレフレク
タ−では明・暗の環が配光上に現れ、また溝形のレフレ
クタ−では明・暗の帯が配光上に現れてしまう。
ならず、角があってはならない。この滑らかな曲線とは
曲線上のどの点でも微分できる曲線のことであり、角が
あると該角の前後に入射した光線が配光上で重なり合う
ように或いは離れるように反射され、回転体のレフレク
タ−では明・暗の環が配光上に現れ、また溝形のレフレ
クタ−では明・暗の帯が配光上に現れてしまう。
【0006】(3) 設計された断面曲線は、その曲線上の
あるゆる点を数字で表せなければならない。これによ
り、曲線上の点の接線が計算可能となり、反射の法則
(入射角と反射角は等しい)から反射光をレフレクタ−
の配光を事前に算出できるようになる。任意に描いた曲
線はこの条件を満足することができない。
あるゆる点を数字で表せなければならない。これによ
り、曲線上の点の接線が計算可能となり、反射の法則
(入射角と反射角は等しい)から反射光をレフレクタ−
の配光を事前に算出できるようになる。任意に描いた曲
線はこの条件を満足することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の要望及び仕様、
そして条件をクリアするために、レンズ等のエレメント
を使用したものが存在するが、補助エレメントによって
レフレクタ−自体の構造が複雑化し高価になる欠点があ
る。
そして条件をクリアするために、レンズ等のエレメント
を使用したものが存在するが、補助エレメントによって
レフレクタ−自体の構造が複雑化し高価になる欠点があ
る。
【0008】一方、円錐曲線を利用したレフレクタ−用
断面曲線の設計方法も種々提案されている。円錐曲線は
曲線自体を算出できること、また滑らかな曲線であると
いった特徴を持ち、その配光分布を事前に算出すること
ができる。
断面曲線の設計方法も種々提案されている。円錐曲線は
曲線自体を算出できること、また滑らかな曲線であると
いった特徴を持ち、その配光分布を事前に算出すること
ができる。
【0009】しかしながら、円錐曲線では曲線上のある
点で接線を自由に変更することができず、パラメ−タが
決まると接線は自動的に決定されてしまう。例えば、放
物線の接線は、焦点から放射された光が反射されてレフ
レクタ−の光軸に平行に進むように曲線上で変化する。
また、円錐曲線の反射特性はパラメ−タの大きさや比率
を変えても変化することができず、配光分布を均一にで
きないという基本的な欠点がある。
点で接線を自由に変更することができず、パラメ−タが
決まると接線は自動的に決定されてしまう。例えば、放
物線の接線は、焦点から放射された光が反射されてレフ
レクタ−の光軸に平行に進むように曲線上で変化する。
また、円錐曲線の反射特性はパラメ−タの大きさや比率
を変えても変化することができず、配光分布を均一にで
きないという基本的な欠点がある。
【0010】ドイツ特許公開第3744563A1号に
は、自転車用の前照灯に用いられるレフレクタ−が示さ
れている。このレフレクタ−はその一部に放物線が用い
られており、中央部の曲線を複雑な計算によって決定し
ている。また、ドイツ特許公開第3507143号に
は、円錐曲線のセグメントが互いに結合されたレフレク
タ−が示されている。しかし、セグメントの結合点に角
が存在するため上記(2)の条件を満たすことができな
い。
は、自転車用の前照灯に用いられるレフレクタ−が示さ
れている。このレフレクタ−はその一部に放物線が用い
られており、中央部の曲線を複雑な計算によって決定し
ている。また、ドイツ特許公開第3507143号に
は、円錐曲線のセグメントが互いに結合されたレフレク
タ−が示されている。しかし、セグメントの結合点に角
が存在するため上記(2)の条件を満たすことができな
い。
【0011】さらに、米国特許第4730240号に
は、異なった2つの放物線のセグメントを「スム−ズ」
な曲線で結びつけたレフレクタ−が示されている。この
特許公報にはスム−ズな曲線を得るための座標表が提示
されているが、どのようにその曲線が算出されるかにつ
いては全く述べられていない。つまり、このレフレクタ
−は上記(3) の条件を満たしておらず、配光分布を事前
に算出することができない。
は、異なった2つの放物線のセグメントを「スム−ズ」
な曲線で結びつけたレフレクタ−が示されている。この
特許公報にはスム−ズな曲線を得るための座標表が提示
されているが、どのようにその曲線が算出されるかにつ
いては全く述べられていない。つまり、このレフレクタ
−は上記(3) の条件を満たしておらず、配光分布を事前
に算出することができない。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、レンズ等の補助エレメン
トを使用せず、反射特性及び配光分布を自由に且つ容易
に調整できるレフレクタ−及びその製造方法を提供する
ことにある。
で、その目的とするところは、レンズ等の補助エレメン
トを使用せず、反射特性及び配光分布を自由に且つ容易
に調整できるレフレクタ−及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1では、光線,音波,衝撃波,電磁波等の放
射線を反射させるレフレクタ−において、その断面曲線
が、少なくとも2つの円錐曲線セグメントを互いの結合
点の接線が一致するように結合して形成されている。請
求項2では、請求項1の円錐曲線セグメントが同一種類
の円錐曲線から成り、セグメント結合点とそれらの焦点
が一直線上に位置しておる。また、請求項3では、請求
項2の円錐曲線セグメントが楕円または双曲線から成
り、夫々のパラメ−タ係数が一致している。
め、請求項1では、光線,音波,衝撃波,電磁波等の放
射線を反射させるレフレクタ−において、その断面曲線
が、少なくとも2つの円錐曲線セグメントを互いの結合
点の接線が一致するように結合して形成されている。請
求項2では、請求項1の円錐曲線セグメントが同一種類
の円錐曲線から成り、セグメント結合点とそれらの焦点
が一直線上に位置しておる。また、請求項3では、請求
項2の円錐曲線セグメントが楕円または双曲線から成
り、夫々のパラメ−タ係数が一致している。
【0014】請求項4では、少くも2つの円錐曲線を一
平面上に基準軸と交差するように配置し、各円錐曲線上
に結合点を決めて該結合点における接線を求め、結合点
及び該結合点の接線が一致するように円錐曲線を移動さ
せて、レフレクタ−用断面曲線を設計している。請求項
5では、請求項4の円錐曲線として同一種類の円錐曲線
を用い、結合される2つのセグメントの焦点を一致さ
せ、その焦点と結合点を結ぶ直線に沿って一方のセグメ
ントを平行移動させている。
平面上に基準軸と交差するように配置し、各円錐曲線上
に結合点を決めて該結合点における接線を求め、結合点
及び該結合点の接線が一致するように円錐曲線を移動さ
せて、レフレクタ−用断面曲線を設計している。請求項
5では、請求項4の円錐曲線として同一種類の円錐曲線
を用い、結合される2つのセグメントの焦点を一致さ
せ、その焦点と結合点を結ぶ直線に沿って一方のセグメ
ントを平行移動させている。
【0015】請求項6では、請求項4または5記載の設
計方法に準じて基準断面曲線を得る工程と、基準軸上に
定めた原点を通る直線と基準断面曲線との交点を求め、
該原点と交点との距離に係数を乗じて直線上に座標点を
算出し、直線と基準軸との角度を変化させつつこれを繰
り返して複数の座標点を得た後、該座標点に基づいて非
円錐曲線を描いてこれを断面曲線とする工程とから、レ
フレクタ−用断面曲線を設計している。
計方法に準じて基準断面曲線を得る工程と、基準軸上に
定めた原点を通る直線と基準断面曲線との交点を求め、
該原点と交点との距離に係数を乗じて直線上に座標点を
算出し、直線と基準軸との角度を変化させつつこれを繰
り返して複数の座標点を得た後、該座標点に基づいて非
円錐曲線を描いてこれを断面曲線とする工程とから、レ
フレクタ−用断面曲線を設計している。
【0016】請求項7では、2つの基準断面曲線のうち
少なくとも一方の断面曲線を請求項4または5記載の設
計方法に準じて得る工程と、基準軸上に定めた原点を通
る直線と2つの基準断面曲線との交点を求め、該交点間
の距離に係数を乗じて直線上に座標点を算出し、直線と
基準軸との角度を変化させつつこれを繰り返して複数の
座標点を得た後、該座標点に基づいて非円錐曲線を描い
てこれを断面曲線とする工程とから、レフレクタ−用断
面曲線を設計している。
少なくとも一方の断面曲線を請求項4または5記載の設
計方法に準じて得る工程と、基準軸上に定めた原点を通
る直線と2つの基準断面曲線との交点を求め、該交点間
の距離に係数を乗じて直線上に座標点を算出し、直線と
基準軸との角度を変化させつつこれを繰り返して複数の
座標点を得た後、該座標点に基づいて非円錐曲線を描い
てこれを断面曲線とする工程とから、レフレクタ−用断
面曲線を設計している。
【0017】請求項8では、光線,音波,衝撃波,電磁
波等の放射線を反射させるレフレクタ−において、その
断面曲線が非円錐曲線から成り、且つ釣鐘形を有してい
る。また、請求項9では、請求項8記載のレフレクタ−
の基準軸に直交する断面が楕円形状で、比較的長い放射
源が基準軸と直交して配置されている、
波等の放射線を反射させるレフレクタ−において、その
断面曲線が非円錐曲線から成り、且つ釣鐘形を有してい
る。また、請求項9では、請求項8記載のレフレクタ−
の基準軸に直交する断面が楕円形状で、比較的長い放射
源が基準軸と直交して配置されている、
【0018】
【作用】請求項1乃至3に係るレフレクタ−では、その
断面曲線が少なくとも2つの円錐曲線セグメントを互い
の結合点の接線が一致するように結合して形成されてい
るので、結合点に角を生じない滑らかな曲線を得ること
ができ、しかもセグメントを選択することで反射特性及
び配光分布を容易に調整できる。
断面曲線が少なくとも2つの円錐曲線セグメントを互い
の結合点の接線が一致するように結合して形成されてい
るので、結合点に角を生じない滑らかな曲線を得ること
ができ、しかもセグメントを選択することで反射特性及
び配光分布を容易に調整できる。
【0019】請求項4または5に係る設計方法では、円
錐曲線の配置及び移動によって請求項1乃至3のレフレ
クタ−の断面曲線を的確に設計できる。
錐曲線の配置及び移動によって請求項1乃至3のレフレ
クタ−の断面曲線を的確に設計できる。
【0020】請求項6に係る設計方法では、円錐曲線の
配置及び移動による基準断面曲線の形成と、原点と交点
との距離と係数との積に基づく座標点の算出によって、
非円錐曲線から成る断面曲線を的確に設計できる。
配置及び移動による基準断面曲線の形成と、原点と交点
との距離と係数との積に基づく座標点の算出によって、
非円錐曲線から成る断面曲線を的確に設計できる。
【0021】請求項7に係る設計方法では、円錐曲線の
配置及び移動による基準断面曲線の形成と、交点間の距
離と係数との積に基づく座標点の算出によって、非円錐
曲線から成る断面曲線を的確に設計できる。
配置及び移動による基準断面曲線の形成と、交点間の距
離と係数との積に基づく座標点の算出によって、非円錐
曲線から成る断面曲線を的確に設計できる。
【0022】請求項8に係るフレクタ−は周辺部に明る
さを有するバット・ウィング(こうもりの羽根)形の配
光分布を得るのに適しており、また請求項9に係るレフ
レクタ−は円形の配光パタ−ンを得るのに適している。
さを有するバット・ウィング(こうもりの羽根)形の配
光分布を得るのに適しており、また請求項9に係るレフ
レクタ−は円形の配光パタ−ンを得るのに適している。
【0023】
【実施例】図1及び図2にはレフレクタ−用断面曲線の
第1の設計方法を示してある。
第1の設計方法を示してある。
【0024】レフレクタ−の断面曲線は図2にRで示し
た太線部分が該当する。この断面曲線Rは2つの放物線
セグメントr1,r2から成り、これらセグメントr
1,r2を点A1,A2で直接結合して形成されてい
る。また、結合点A1,A2における両セグメントr
1,r2の接線は互いに一致しており、両セグメントr
1,r2は角がなく滑らかに連続している。
た太線部分が該当する。この断面曲線Rは2つの放物線
セグメントr1,r2から成り、これらセグメントr
1,r2を点A1,A2で直接結合して形成されてい
る。また、結合点A1,A2における両セグメントr
1,r2の接線は互いに一致しており、両セグメントr
1,r2は角がなく滑らかに連続している。
【0025】この断面曲線Rからは、該断面曲線Rを基
準軸Jを中心として回転させることで椀形のレフレクタ
−を、また断面曲線R1を図面手前側に平行移動させる
ことで溝形のレフレクタ−を夫々形成することができ
る。また、後述する楕円状の開口を有するレフレクタ−
(図15参照)の一断面としても利用できる。
準軸Jを中心として回転させることで椀形のレフレクタ
−を、また断面曲線R1を図面手前側に平行移動させる
ことで溝形のレフレクタ−を夫々形成することができ
る。また、後述する楕円状の開口を有するレフレクタ−
(図15参照)の一断面としても利用できる。
【0026】上記の断面曲線R1は以下のようにして設
計されている。まず、図1に示すように、パラメ−タが
異なる2つの放物線P1,P2を、これらの頂点S1,
S2と基準軸Jが一致するように配置する。尚、図中の
F1,F2は各放物線P1,P2の焦点である。
計されている。まず、図1に示すように、パラメ−タが
異なる2つの放物線P1,P2を、これらの頂点S1,
S2と基準軸Jが一致するように配置する。尚、図中の
F1,F2は各放物線P1,P2の焦点である。
【0027】次いで、図2に示すように、上記結合点に
対応する点A1と点A2を両放物線P1,P2上に決定
し、各点A1,A2の接線T1,T2を求める。放物線
P1では点A1から頂点S1に向かう部分がセグメント
r1に、また放物線P2では点A2から点B2の部分が
セグメントr2になる。
対応する点A1と点A2を両放物線P1,P2上に決定
し、各点A1,A2の接線T1,T2を求める。放物線
P1では点A1から頂点S1に向かう部分がセグメント
r1に、また放物線P2では点A2から点B2の部分が
セグメントr2になる。
【0028】次いで、接線T2が接線T1と平行になる
ように放物線P2を回転させ、続いて点A2が点A1と
一致するように放物線P2を平行移動させる。これによ
り、2つの放物線セグメントr1,r2が角なく滑らか
に結合され、断面曲線Rが形成される。
ように放物線P2を回転させ、続いて点A2が点A1と
一致するように放物線P2を平行移動させる。これによ
り、2つの放物線セグメントr1,r2が角なく滑らか
に結合され、断面曲線Rが形成される。
【0029】このように設計された断面曲線Rを持つレ
フレクタ−では、焦点F1に置かれた点光源から周縁部
に放射された光線を放物線P1のレフレクタ−に比べて
内側に反射させることができ、放物線P1よりも小さな
配光パタ−ンを得ることができる。しかも、放物線セグ
メントr1,r2から断面曲線R1を形成してあるの
で、曲線上の何れの点の接線を計算で求めることがで
き、これにより反射特性及び配光分布を事前に算出する
ことができる。さらに、両セグメントr1,r2が滑ら
かに結合されているので、配光パタ−ンに明・暗の環や
帯が生じることがなく、均一な配光が得られる。
フレクタ−では、焦点F1に置かれた点光源から周縁部
に放射された光線を放物線P1のレフレクタ−に比べて
内側に反射させることができ、放物線P1よりも小さな
配光パタ−ンを得ることができる。しかも、放物線セグ
メントr1,r2から断面曲線R1を形成してあるの
で、曲線上の何れの点の接線を計算で求めることがで
き、これにより反射特性及び配光分布を事前に算出する
ことができる。さらに、両セグメントr1,r2が滑ら
かに結合されているので、配光パタ−ンに明・暗の環や
帯が生じることがなく、均一な配光が得られる。
【0030】図3にはレフレクタ−用断面曲線の第2の
設計方法を示してある。
設計方法を示してある。
【0031】同図に太線で示した断面曲線Rは、第1実
施例と同様のセグメントr1,r2から形成されてい
る。設計に際しては、図1に示した放物線P2を逆方向
に回転してその接線T2を接線T1に平行にした後、続
いて点A2が点A1と一致するように放物線P2を平行
移動させてセグメントr1とr2を結合させる。この場
合も結合点A1,A2における両セグメントr1,r2
の接線は互いに一致しており、両セグメントr1,r2
は角がなく滑らかに連続する。
施例と同様のセグメントr1,r2から形成されてい
る。設計に際しては、図1に示した放物線P2を逆方向
に回転してその接線T2を接線T1に平行にした後、続
いて点A2が点A1と一致するように放物線P2を平行
移動させてセグメントr1とr2を結合させる。この場
合も結合点A1,A2における両セグメントr1,r2
の接線は互いに一致しており、両セグメントr1,r2
は角がなく滑らかに連続する。
【0032】このように設計された断面曲線R1を持つ
レフレクタ−では、焦点F1に置かれた点光源から周縁
部に放射された光線を放物線P1のレフレクタ−に比べ
て外側に反射させることができ、放物線P1よりも大き
な配光パタ−ンを得ることができる。
レフレクタ−では、焦点F1に置かれた点光源から周縁
部に放射された光線を放物線P1のレフレクタ−に比べ
て外側に反射させることができ、放物線P1よりも大き
な配光パタ−ンを得ることができる。
【0033】尚、円錐曲線では曲線上のどの点でも接線
の計算ができるので、上記第1,第2の方法では同一種
類の円錐曲線セグメントだけではなく、異なった種類の
円錐曲線セグメント、例えば放物線と楕円のセグメント
も上記同様、角なく滑らかに結合することができる。
の計算ができるので、上記第1,第2の方法では同一種
類の円錐曲線セグメントだけではなく、異なった種類の
円錐曲線セグメント、例えば放物線と楕円のセグメント
も上記同様、角なく滑らかに結合することができる。
【0034】図4にはレフレクタ−用断面曲線の第3の
設計方法を示してある。
設計方法を示してある。
【0035】設計に際しては、まず、パラメ−タが異な
る5つの放物線P1乃至P5を、これらの焦点F1乃至
F5と基準軸Jが一致するように配置する。尚、図中の
F1乃至F5は各放物線P1乃至P5の焦点である。
る5つの放物線P1乃至P5を、これらの焦点F1乃至
F5と基準軸Jが一致するように配置する。尚、図中の
F1乃至F5は各放物線P1乃至P5の焦点である。
【0036】次いで、焦点F1乃至F5が重なった点を
極座標の原点Oとし、該原点Oから基準軸Jとαの角度
をなす直線Sを引き、該直線Sと各放物線P1乃至P5
との交点A1乃至A5を求める。上記の配置形態では各
放物線P1乃至P5の点A1乃至A5の接線は全て平行
になる。
極座標の原点Oとし、該原点Oから基準軸Jとαの角度
をなす直線Sを引き、該直線Sと各放物線P1乃至P5
との交点A1乃至A5を求める。上記の配置形態では各
放物線P1乃至P5の点A1乃至A5の接線は全て平行
になる。
【0037】次いで、点A1乃至A5を境界として各放
物線P1乃至P5から2つのセグメント、例えば放物線
P3の点A3から頂点S3に向かうセグメントと放物線
P4の点A4から点B4のセグメントを選ぶ。
物線P1乃至P5から2つのセグメント、例えば放物線
P3の点A3から頂点S3に向かうセグメントと放物線
P4の点A4から点B4のセグメントを選ぶ。
【0038】次いで、点A4が点A3と一致するように
放物線P4を直線Sに沿って矢印方向に平行移動させ
る。これにより、2つの放物線セグメントが結合され断
面曲線が形成される。結合された両セグメントの焦点F
3,F4と結合点A3,A4は直線S上に位置する。こ
の場合も結合点における両セグメントの接線は互いに一
致しており、両セグメントは角がなく滑らかに連続す
る。
放物線P4を直線Sに沿って矢印方向に平行移動させ
る。これにより、2つの放物線セグメントが結合され断
面曲線が形成される。結合された両セグメントの焦点F
3,F4と結合点A3,A4は直線S上に位置する。こ
の場合も結合点における両セグメントの接線は互いに一
致しており、両セグメントは角がなく滑らかに連続す
る。
【0039】このように設計された断面曲線を持つレフ
レクタ−は、焦点F1に置かれた点光源から周縁部に放
射された光線を、放物線P3のレフレクタ−に比べて外
側に反射させることができ、放物線P3よりも大きな配
光パタ−ンを得ることができる。周縁部に放射された光
線を内側に反射させる場合には、内側の放物線P2の点
A2から点B2のセグメント、或いは放物線P1の点A
1から点B1のセグメントを平行移動させればよい。
レクタ−は、焦点F1に置かれた点光源から周縁部に放
射された光線を、放物線P3のレフレクタ−に比べて外
側に反射させることができ、放物線P3よりも大きな配
光パタ−ンを得ることができる。周縁部に放射された光
線を内側に反射させる場合には、内側の放物線P2の点
A2から点B2のセグメント、或いは放物線P1の点A
1から点B1のセグメントを平行移動させればよい。
【0040】上記の設計方法では、結合に際し第1,第
2実施例のようなセグメントの回転工程が不要で断面曲
線の設計を簡略化することができ、別のセグメントを平
行移動させるだけで希望の配光分布に対応したセグメン
トを迅速に選択できる利点がある。また、原点Oを通る
直線Sと各放物線P1乃至P5との交点A1乃至A5か
ら、セグメント結合点を決定できる利点がある。ちなみ
に、本設計方法は放物線に限らず、円(円弧)の場合に
も利用できる。
2実施例のようなセグメントの回転工程が不要で断面曲
線の設計を簡略化することができ、別のセグメントを平
行移動させるだけで希望の配光分布に対応したセグメン
トを迅速に選択できる利点がある。また、原点Oを通る
直線Sと各放物線P1乃至P5との交点A1乃至A5か
ら、セグメント結合点を決定できる利点がある。ちなみ
に、本設計方法は放物線に限らず、円(円弧)の場合に
も利用できる。
【0041】図5にはレフレクタ−用断面曲線の第4の
設計方法を示してある。
設計方法を示してある。
【0042】本設計方法は上記第3の設計方法を楕円に
適用したものである。設計に際しては、まず、パラメ−
タ係数が一致し大きさが異なる5つの楕円E1乃至E5
を、これらの焦点F1乃至F5と基準軸Jが一致するよ
うに配置する。尚、ここで言うパラメ−タ係数とは楕円
の長軸と短軸との比(b/a)であり、また図中のS1
乃至S5は各楕円E1乃至E5の焦点である。
適用したものである。設計に際しては、まず、パラメ−
タ係数が一致し大きさが異なる5つの楕円E1乃至E5
を、これらの焦点F1乃至F5と基準軸Jが一致するよ
うに配置する。尚、ここで言うパラメ−タ係数とは楕円
の長軸と短軸との比(b/a)であり、また図中のS1
乃至S5は各楕円E1乃至E5の焦点である。
【0043】次いで、焦点F1乃至F5が重なった点を
極座標の原点Oとし、該原点Oから基準軸Jとαの角度
をなす直線Sを引き、該直線Sと各楕円E1乃至E5と
の交点A1乃至A5を求める。上記の配置形態では各楕
円E1乃至E5の点A1乃至A5の接線は全て平行にな
る。
極座標の原点Oとし、該原点Oから基準軸Jとαの角度
をなす直線Sを引き、該直線Sと各楕円E1乃至E5と
の交点A1乃至A5を求める。上記の配置形態では各楕
円E1乃至E5の点A1乃至A5の接線は全て平行にな
る。
【0044】次いで、点A1乃至A5を境界として各放
物線P1乃至P5から2つのセグメント、例えば楕円E
3の点A3から頂点S3に向かうセグメントと楕円E4
の点A4から点B4のセグメントを選ぶ。
物線P1乃至P5から2つのセグメント、例えば楕円E
3の点A3から頂点S3に向かうセグメントと楕円E4
の点A4から点B4のセグメントを選ぶ。
【0045】次いで、点A4が点A3と一致するように
楕円E4を直線Sに沿って矢印方向に平行移動させる。
これにより、2つの楕円セグメントが結合され断面曲線
が形成される。結合された両セグメントの焦点F3,F
4と結合点A3,A4は直線S上に位置する。この場合
も結合点における両セグメントの接線は互いに一致して
おり、両セグメントは角がなく滑らかに連続する。
楕円E4を直線Sに沿って矢印方向に平行移動させる。
これにより、2つの楕円セグメントが結合され断面曲線
が形成される。結合された両セグメントの焦点F3,F
4と結合点A3,A4は直線S上に位置する。この場合
も結合点における両セグメントの接線は互いに一致して
おり、両セグメントは角がなく滑らかに連続する。
【0046】このように設計された断面曲線を持つレフ
レクタ−は、焦点F1に置かれた点光源から周縁部に放
射された光線を、楕円E3のレフレクタ−に比べて外側
に反射させることができ、楕円E3よりも大きな配光パ
タ−ンを得ることができる。周縁部に放射された光線を
内側に反射をさせる場合には、内側の楕円E2の点A2
から点B2のセグメント、或いは放物線E1の点A1か
ら点B1のセグメントを平行移動させればよい。
レクタ−は、焦点F1に置かれた点光源から周縁部に放
射された光線を、楕円E3のレフレクタ−に比べて外側
に反射させることができ、楕円E3よりも大きな配光パ
タ−ンを得ることができる。周縁部に放射された光線を
内側に反射をさせる場合には、内側の楕円E2の点A2
から点B2のセグメント、或いは放物線E1の点A1か
ら点B1のセグメントを平行移動させればよい。
【0047】上記の設計方法でも、第1,第2の設計方
法のようなセグメントの回転工程が不要で断面曲線の設
計を簡略化することができる。ちなみに、本設計方法は
楕円に限らず、双曲線にも利用できる。
法のようなセグメントの回転工程が不要で断面曲線の設
計を簡略化することができる。ちなみに、本設計方法は
楕円に限らず、双曲線にも利用できる。
【0048】図6にはレフレクタ−用断面曲線の第5の
設計方法を示してある。
設計方法を示してある。
【0049】本設計方法は、第5の設計方法で得られた
断面曲線に3つ目の楕円セグメントを結合したものであ
る。設計に際しては、上記と同手順で2つの楕円E3,
E4のセグメントを結合した後、楕円E5を移動した楕
円E4の焦点F4とその焦点F5が一致するように、ま
た両者の基準軸(図示省略)が一致するように配置す
る。
断面曲線に3つ目の楕円セグメントを結合したものであ
る。設計に際しては、上記と同手順で2つの楕円E3,
E4のセグメントを結合した後、楕円E5を移動した楕
円E4の焦点F4とその焦点F5が一致するように、ま
た両者の基準軸(図示省略)が一致するように配置す
る。
【0050】次いで、基準軸Jとα´の角度をなす直線
と上記結合曲線との交点から第2の結合点C4を求め、
重なり合った焦点F4,F5から楕円E4の第2の結合
点C4を通る直線S´を引き、該直線S´と楕円E5と
の交点C5を求める。
と上記結合曲線との交点から第2の結合点C4を求め、
重なり合った焦点F4,F5から楕円E4の第2の結合
点C4を通る直線S´を引き、該直線S´と楕円E5と
の交点C5を求める。
【0051】次いで、点C5が点C4に一致するように
楕円E5を直線S´に沿って焦点方向に移動させ、楕円
E5の点C4から点B5のセグメントを上記結合曲線に
結合させる。これにより、3つの楕円セグメントによる
断面曲線が形成される。結合された各セグメントの焦点
F3,F4と結合点A3,A4は直線S上に位置し、ま
た焦点F4,F5と結合点C4,C5は直線S´上に位
置する。この場合も結合点における各セグメントの接線
は互いに一致しており、各セグメントは角がなく滑らか
に連続する。
楕円E5を直線S´に沿って焦点方向に移動させ、楕円
E5の点C4から点B5のセグメントを上記結合曲線に
結合させる。これにより、3つの楕円セグメントによる
断面曲線が形成される。結合された各セグメントの焦点
F3,F4と結合点A3,A4は直線S上に位置し、ま
た焦点F4,F5と結合点C4,C5は直線S´上に位
置する。この場合も結合点における各セグメントの接線
は互いに一致しており、各セグメントは角がなく滑らか
に連続する。
【0052】上記の設計方法では、3つの楕円セグメン
トを角なく滑らかに結合させて、断面曲線を形成するこ
とができる。4つ以上の楕円セグメントを結合する場合
に適用できることは勿論である。ちなみに、本設計方法
は楕円に限らず、放物線や円(円弧)や双曲線の場合に
も利用できる。
トを角なく滑らかに結合させて、断面曲線を形成するこ
とができる。4つ以上の楕円セグメントを結合する場合
に適用できることは勿論である。ちなみに、本設計方法
は楕円に限らず、放物線や円(円弧)や双曲線の場合に
も利用できる。
【0053】図7には上記第5の設計方法に準じて形成
されたレフレクタ−用断面曲線を示してある。
されたレフレクタ−用断面曲線を示してある。
【0054】同図に示した断面曲線Rはパラメメ−タ係
数(b/a)は0.87の楕円を基礎とし、6つの楕円
セグメントを角度α,α´…が20°大きくなる毎に順
次結合して設計されている。つまり、断面曲線における
各楕円セグメントのパラメ−タは角度が大きくなるに従
って、最初の楕円セグメントに対して1.4倍,1.7
倍,2.1倍,2.5倍,4.2倍の順で大きくなって
いる。
数(b/a)は0.87の楕円を基礎とし、6つの楕円
セグメントを角度α,α´…が20°大きくなる毎に順
次結合して設計されている。つまり、断面曲線における
各楕円セグメントのパラメ−タは角度が大きくなるに従
って、最初の楕円セグメントに対して1.4倍,1.7
倍,2.1倍,2.5倍,4.2倍の順で大きくなって
いる。
【0055】図中のE1は内側に配置された楕円、F1
はその焦点、F1´はその2次焦点である。この断面曲
線を持つレフレクタ−では、焦点F1から照射された光
線は、レフレクタ−の周縁部に近づくに従って2次焦点
F1´からさらに離れて基準軸Jを横切るので、通常の
楕円形レフレクタ−と比較してコンパクトで均一な配光
が得られる。
はその焦点、F1´はその2次焦点である。この断面曲
線を持つレフレクタ−では、焦点F1から照射された光
線は、レフレクタ−の周縁部に近づくに従って2次焦点
F1´からさらに離れて基準軸Jを横切るので、通常の
楕円形レフレクタ−と比較してコンパクトで均一な配光
が得られる。
【0056】上述の各設計手方法を総括すると下記のよ
うになる。
うになる。
【0057】(a) まず、1つの円錐曲線を基本曲線とし
て選択する。この円錐曲線はレフレクタ−の内側、つま
り基準軸と接する1つ目のセグメントになるもので、与
えられた仕様(レフレクタ−の寸法や照射距離等)と所
望の配光分布になるべく近づくようなものを選ぶことが
肝要である。
て選択する。この円錐曲線はレフレクタ−の内側、つま
り基準軸と接する1つ目のセグメントになるもので、与
えられた仕様(レフレクタ−の寸法や照射距離等)と所
望の配光分布になるべく近づくようなものを選ぶことが
肝要である。
【0058】(b) 次に、上記円錐曲線上の点の接線を求
めその点での光源からの入射角と反射角を算出し、さら
に反射された光線の被照射面での密度を計算して最終的
な配光分布を算出する。
めその点での光源からの入射角と反射角を算出し、さら
に反射された光線の被照射面での密度を計算して最終的
な配光分布を算出する。
【0059】(c) 次に、上記配光分布から改善を必要と
する角度(位置)を求め、その角度で他のセグメントと
結合し、さらに配光分布を算出する。この際、図4以降
で説明した第3乃至第5の設計方法を用いると、異なっ
たセグメントをどの点でも簡単に直接結合できるのでこ
れを繰り返すことで最適なセグメントと最適な結合点が
選択でき、また異なったセグメントを自由に何度も結合
できるので断面曲線全体を目的の配光になるように設計
できる。
する角度(位置)を求め、その角度で他のセグメントと
結合し、さらに配光分布を算出する。この際、図4以降
で説明した第3乃至第5の設計方法を用いると、異なっ
たセグメントをどの点でも簡単に直接結合できるのでこ
れを繰り返すことで最適なセグメントと最適な結合点が
選択でき、また異なったセグメントを自由に何度も結合
できるので断面曲線全体を目的の配光になるように設計
できる。
【0060】ところで、上述の各設計方法は、円錐曲線
のみならず非円錐曲線の設計にも展開することができ
る。非円錐曲線がレフレクタ−用断面曲線として何故有
用かは下記の理由による。つまり、円錐曲線セグメント
の結合で設計された断面曲線には、使用された円錐曲線
の反射特性、例えば楕円セグメントの結合で形成された
断面曲線であれば楕円の反射特性が残っている。つま
り、非円錐曲線をレフレクタ−用断面曲線に使用すれ
ば、円錐曲線の反射特性から完全に自由となり、所望の
配光分布を得易くなる。以下に非円錐曲線から成る断面
曲線の設計方法をいくつか例示する。
のみならず非円錐曲線の設計にも展開することができ
る。非円錐曲線がレフレクタ−用断面曲線として何故有
用かは下記の理由による。つまり、円錐曲線セグメント
の結合で設計された断面曲線には、使用された円錐曲線
の反射特性、例えば楕円セグメントの結合で形成された
断面曲線であれば楕円の反射特性が残っている。つま
り、非円錐曲線をレフレクタ−用断面曲線に使用すれ
ば、円錐曲線の反射特性から完全に自由となり、所望の
配光分布を得易くなる。以下に非円錐曲線から成る断面
曲線の設計方法をいくつか例示する。
【0061】図8には非円錐曲線から成るレフレクタ−
用断面曲線の第6の設計方法を示してある。
用断面曲線の第6の設計方法を示してある。
【0062】同図に示した断面曲線R1は上記第1乃至
第5の設計方法に準じて設計されたもので、円錐曲線セ
グメントを滑らかに結合して形成されている。また、断
面曲線R2は断面曲線R1をベ−スとし、距離係数によ
り新しく形成された非円錐曲線である。
第5の設計方法に準じて設計されたもので、円錐曲線セ
グメントを滑らかに結合して形成されている。また、断
面曲線R2は断面曲線R1をベ−スとし、距離係数によ
り新しく形成された非円錐曲線である。
【0063】この距離係数は本出願人による先に出願
(特開平3−30204号公報参照)で説明したものと
同様のものである。本例の場合では、原点Oを通る直線
Sと断面曲線R1,R2の交点A,Bと原点Oとの距離
O−A,O−Bの比(O−B/O−A)が距離係数kと
なる。つまり、曲線R2は、直線Sがなす角度αを変化
させた際に得られる距離O−Aと距離係数kとの積によ
って算出される座標点の集合から形成される。
(特開平3−30204号公報参照)で説明したものと
同様のものである。本例の場合では、原点Oを通る直線
Sと断面曲線R1,R2の交点A,Bと原点Oとの距離
O−A,O−Bの比(O−B/O−A)が距離係数kと
なる。つまり、曲線R2は、直線Sがなす角度αを変化
させた際に得られる距離O−Aと距離係数kとの積によ
って算出される座標点の集合から形成される。
【0064】本例における距離係数kは1よりも大き
く、角度αが大きくなるに従って小さくなり1に近付い
てくる。この距離係数kは1よりも小さくてもよく、こ
の場合には断面曲線R2は断面曲線R1の内側に形成さ
れる。
く、角度αが大きくなるに従って小さくなり1に近付い
てくる。この距離係数kは1よりも小さくてもよく、こ
の場合には断面曲線R2は断面曲線R1の内側に形成さ
れる。
【0065】このように設計された断面曲線R2は、円
錐曲線セグメントを結合したものとは異なった非円錐曲
線となる。断面曲線R2を一義的に表す方程式は存在し
ないが、上記角度αの間隔を小さくすることで断面曲線
R2はより滑らかになり、また微分できるようにもな
る。換言すれば、断面曲線R2上の点の接線を算出する
ためには、角度αの間隔を断面曲線R2を微分できる位
に小さくする必要がある。これにより、断面曲線R2の
配光分布を事前に算出することができる。尚、図9には
上述の断面曲線R2のレフレクタ−における反射特性を
示してある。
錐曲線セグメントを結合したものとは異なった非円錐曲
線となる。断面曲線R2を一義的に表す方程式は存在し
ないが、上記角度αの間隔を小さくすることで断面曲線
R2はより滑らかになり、また微分できるようにもな
る。換言すれば、断面曲線R2上の点の接線を算出する
ためには、角度αの間隔を断面曲線R2を微分できる位
に小さくする必要がある。これにより、断面曲線R2の
配光分布を事前に算出することができる。尚、図9には
上述の断面曲線R2のレフレクタ−における反射特性を
示してある。
【0066】図10には非円錐曲線から成るレフレクタ
−用断面曲線の第7の設計方法を示してある。
−用断面曲線の第7の設計方法を示してある。
【0067】同図に示した断面曲線R1は上記第1乃至
第5の設計方法に準じて設計されたもので、一方の断面
曲線R1には楕円セグメントを結合して形成されてい
る。また、他方の断面曲線R2には放物線を用いてあ
る。断面曲線R1における楕円セグメントは角度αが大
きいほど小さなパラメ−タを有している。また、断面曲
線R2は断面曲線R1とR2をベ−スとし、距離係数に
より新しく形成された非円錐曲線である。
第5の設計方法に準じて設計されたもので、一方の断面
曲線R1には楕円セグメントを結合して形成されてい
る。また、他方の断面曲線R2には放物線を用いてあ
る。断面曲線R1における楕円セグメントは角度αが大
きいほど小さなパラメ−タを有している。また、断面曲
線R2は断面曲線R1とR2をベ−スとし、距離係数に
より新しく形成された非円錐曲線である。
【0068】本例の場合、距離係数kはk=l/Lで表
される。同式におけるLは直線S上における点Aと点B
の距離で、lは点Aと点Cの距離または点Cと点Bの距
離である。k=1で断面曲線R2は一方の断面曲線と一
致し、またk=0で断面曲線R2は他方の断面曲線と一
致する。通常は、0<k<1で使用するがkの値は1よ
りも大きくてもよいし、0よりも小さくてもよい。ま
た、kの値は一定でもよいし、また第6の設計方法のよ
うに角度αに対して変化させてもよい。
される。同式におけるLは直線S上における点Aと点B
の距離で、lは点Aと点Cの距離または点Cと点Bの距
離である。k=1で断面曲線R2は一方の断面曲線と一
致し、またk=0で断面曲線R2は他方の断面曲線と一
致する。通常は、0<k<1で使用するがkの値は1よ
りも大きくてもよいし、0よりも小さくてもよい。ま
た、kの値は一定でもよいし、また第6の設計方法のよ
うに角度αに対して変化させてもよい。
【0069】このように設計された断面曲線R2は、円
錐曲線セグメントの結合したものとは異なった非円錐曲
線となる。また、ベ−スとなる一方の断面曲線R1とし
て円錐曲線セグメントを結合して形成した曲線を用いて
あるので、断面曲線R1のセグメント接合点やセグメン
ト長さやパラメ−タ等を調整することで、断面曲線R2
の部分的により精密に変更することが可能となり、所望
の配光分布を正確且つ効率よく得ることができる。尚、
上述の設計方法における断面曲線R1は楕円以外の円錐
曲線セグメントから形成されていてもよく、また両方の
断面曲線R1,R2が円錐曲線セグメントから形成され
ていてもよい。
錐曲線セグメントの結合したものとは異なった非円錐曲
線となる。また、ベ−スとなる一方の断面曲線R1とし
て円錐曲線セグメントを結合して形成した曲線を用いて
あるので、断面曲線R1のセグメント接合点やセグメン
ト長さやパラメ−タ等を調整することで、断面曲線R2
の部分的により精密に変更することが可能となり、所望
の配光分布を正確且つ効率よく得ることができる。尚、
上述の設計方法における断面曲線R1は楕円以外の円錐
曲線セグメントから形成されていてもよく、また両方の
断面曲線R1,R2が円錐曲線セグメントから形成され
ていてもよい。
【0070】図11には第7の設計方法に準じて形成さ
れたレフレクタ−の断面曲線を示してある。
れたレフレクタ−の断面曲線を示してある。
【0071】この断面曲線Rは釣鐘状の形状を成してお
り、バット・ウィング(こうもりの羽根)形の配光分
布、つまり周辺部に明るさを有する配光分布を得る場合
に利用される。このような配光分布は店舗照明、特に平
面(ホリゾンタル)の照度よりも側面(ヴァ−ティカ
ル)の照度が必要な服装関係の店舗照明に極めて適して
いる。
り、バット・ウィング(こうもりの羽根)形の配光分
布、つまり周辺部に明るさを有する配光分布を得る場合
に利用される。このような配光分布は店舗照明、特に平
面(ホリゾンタル)の照度よりも側面(ヴァ−ティカ
ル)の照度が必要な服装関係の店舗照明に極めて適して
いる。
【0072】このような配光を作るレフレクタ−は、光
源からの直射光による眩しさを防止するため、比較的長
くなければならない。楕円曲線から成るレフレクタ−で
はバット・ウィング形の配光分布と長さ寸法を同時に満
足することが困難で、バット・ウィング形ではなく魚雷
形の配光分布が作られてしまう。そのため、従来では図
12に示すように2つの楕円曲線を組合わせ、光源Oか
らレフレクタ−の後部Hで反射された光線を前部Fで再
度反射させるようにしている。
源からの直射光による眩しさを防止するため、比較的長
くなければならない。楕円曲線から成るレフレクタ−で
はバット・ウィング形の配光分布と長さ寸法を同時に満
足することが困難で、バット・ウィング形ではなく魚雷
形の配光分布が作られてしまう。そのため、従来では図
12に示すように2つの楕円曲線を組合わせ、光源Oか
らレフレクタ−の後部Hで反射された光線を前部Fで再
度反射させるようにしている。
【0073】しかし、同図のレフレクタ−では、前・後
部F,Hの境界に角が形成されるため配光パタ−ンに明
暗の環が生じ、また曲線自体で広い配光分布を得ること
ができない。これらを防止,改善するために、レフレク
タ−の反射表面をサンドブラスト等で荒くしているが、
逆に散乱光が増えて眩しさが増してしまう。この点、図
12の示したレフレクタ−では、反射のみで所望の配光
分布が得られる。
部F,Hの境界に角が形成されるため配光パタ−ンに明
暗の環が生じ、また曲線自体で広い配光分布を得ること
ができない。これらを防止,改善するために、レフレク
タ−の反射表面をサンドブラスト等で荒くしているが、
逆に散乱光が増えて眩しさが増してしまう。この点、図
12の示したレフレクタ−では、反射のみで所望の配光
分布が得られる。
【0074】釣鐘型レフレクタ−のもう1つの特徴は、
図13に示すように、光源の移動によって配光を簡単に
変更できることである。例えば、光源を点Oから点O´
に移動することで配光分布の幅を狭めることでき、変化
した配光分布もバット・ウィング形となる。このレフレ
クタ−で重要な点は、肩の部分(図中のScH)が光線
を最も広く、且つインテンシヴに反射することであり、
この部分は光源に近いため光源の僅かな移動でその反射
角を大きく変更でき、その反射光は光源の移動に拘らず
インテンシヴで、これにより光源の移動でウィングの角
度を自由に調整できる。
図13に示すように、光源の移動によって配光を簡単に
変更できることである。例えば、光源を点Oから点O´
に移動することで配光分布の幅を狭めることでき、変化
した配光分布もバット・ウィング形となる。このレフレ
クタ−で重要な点は、肩の部分(図中のScH)が光線
を最も広く、且つインテンシヴに反射することであり、
この部分は光源に近いため光源の僅かな移動でその反射
角を大きく変更でき、その反射光は光源の移動に拘らず
インテンシヴで、これにより光源の移動でウィングの角
度を自由に調整できる。
【0075】この釣鐘型レフレクタ−の断面曲線の設計
は、第7の設計方法に準じて下記の手順で行なわれる
(図14参照)。
は、第7の設計方法に準じて下記の手順で行なわれる
(図14参照)。
【0076】(a) まず、1つの放物線Pと1つ目の楕円
セグメントを選択する。楕円としては頂点の周辺で放物
線Pの同様の立上りを有するパラメ−タのものを選ぶ。
そして、放物線Pと楕円を基準軸上に両者の頂点SP,
SEが一致するするように配置する。尚、図中のEは楕
円セグメント結合曲線である。
セグメントを選択する。楕円としては頂点の周辺で放物
線Pの同様の立上りを有するパラメ−タのものを選ぶ。
そして、放物線Pと楕円を基準軸上に両者の頂点SP,
SEが一致するするように配置する。尚、図中のEは楕
円セグメント結合曲線である。
【0077】(b) 次に、基準軸J上の点Oを通る直線S
と放物線P及び楕円との交点A,Bを求める。k=l/
Lの式における距離係数kは、点Aと点Bの距離をLと
し、点Aと点Cの距離をlとする場合にはかなり小さめ
に取り、一定とする。
と放物線P及び楕円との交点A,Bを求める。k=l/
Lの式における距離係数kは、点Aと点Bの距離をLと
し、点Aと点Cの距離をlとする場合にはかなり小さめ
に取り、一定とする。
【0078】(c) 上記直線Sの角度αを変化させて点A
と点Cの距離を順次求めて最初の急傾斜を形成した後、
1つ目の楕円に2つ目の楕円セグメントを結合する。こ
の楕円セグメントのパラメ−タはかなり小さめに取る。
そして、短い角度間隔で3つ目の楕円セグメントを2つ
目の楕円セグメントに結合する。この楕円セグメントの
パラメ−タは1つ目と2つ目の間の値にする。パラメ−
タと結合点が適当であれば、これで図13の肩の部分
(図中のScH)が形成される。
と点Cの距離を順次求めて最初の急傾斜を形成した後、
1つ目の楕円に2つ目の楕円セグメントを結合する。こ
の楕円セグメントのパラメ−タはかなり小さめに取る。
そして、短い角度間隔で3つ目の楕円セグメントを2つ
目の楕円セグメントに結合する。この楕円セグメントの
パラメ−タは1つ目と2つ目の間の値にする。パラメ−
タと結合点が適当であれば、これで図13の肩の部分
(図中のScH)が形成される。
【0079】(d) 肩の部分を形成した後は、レフレクタ
−断面曲線の接線は基準軸Jと作る角度が徐々に小さく
なっていき、図13の開口部Cで接線が基準軸Jと平行
になるように楕円と放物線セグメントのパラメ−タを選
ぶ。
−断面曲線の接線は基準軸Jと作る角度が徐々に小さく
なっていき、図13の開口部Cで接線が基準軸Jと平行
になるように楕円と放物線セグメントのパラメ−タを選
ぶ。
【0080】上記各設計方法で形成された断面曲線は、
椀形と溝形以外のレフレクタ−にも使用することが可能
であり、その一例を図15に示してある。同図に示した
レフレクタ−は基準軸に直交する断面が楕円形状を成し
ており、同図のb)は正面図、a)は正面図のa−a線
断面図、c)は正面図のc−c線断面図である。このレ
フレクタ−は比較的長い光源Gを基準軸Jと直交して配
置されており、円形の配光パタ−ンを得られるようにな
っている。
椀形と溝形以外のレフレクタ−にも使用することが可能
であり、その一例を図15に示してある。同図に示した
レフレクタ−は基準軸に直交する断面が楕円形状を成し
ており、同図のb)は正面図、a)は正面図のa−a線
断面図、c)は正面図のc−c線断面図である。このレ
フレクタ−は比較的長い光源Gを基準軸Jと直交して配
置されており、円形の配光パタ−ンを得られるようにな
っている。
【0081】椀形レフレクタ−では光源を基準軸に一致
させれば円形の配光パタ−ンを得られるが、光源が長く
なるとこれに合わせてレフレクタ−も長くする必要があ
るため、埋込み深さに制約がある天井埋込み型の照明器
具等に使用できない欠点がある。また、椀形レフレクタ
−に基準軸と直角に長めの光源を配置すると、まず光源
を収納するためのにレフレクタ−自体を大きくせねばな
らず、配光が大きく広がってしまう。この点、図15に
示したレフレクタ−では、光源を横向きに配置しても、
円形の配光パタ−ンを得ることができ、またレフレクタ
−自体の大きさも小さくで済む。
させれば円形の配光パタ−ンを得られるが、光源が長く
なるとこれに合わせてレフレクタ−も長くする必要があ
るため、埋込み深さに制約がある天井埋込み型の照明器
具等に使用できない欠点がある。また、椀形レフレクタ
−に基準軸と直角に長めの光源を配置すると、まず光源
を収納するためのにレフレクタ−自体を大きくせねばな
らず、配光が大きく広がってしまう。この点、図15に
示したレフレクタ−では、光源を横向きに配置しても、
円形の配光パタ−ンを得ることができ、またレフレクタ
−自体の大きさも小さくで済む。
【0082】尚、本発明で言うところの円錐曲線には、
放物線,楕円,双曲線,円及び直線が包含される。
放物線,楕円,双曲線,円及び直線が包含される。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至3に
係るレフレクタ−によれば、レンズ等の補助エレメント
を使用することなく、円錐曲線とは異なった配光分布を
得ることできる。また、断面曲線上の何れの点の接線を
計算で求めることができ、これにより反射特性及び配光
分布を事前に算出でき、しかもその調整を自由に且つ容
易に行うことができる。さらに、断面曲線が角なく滑ら
かに連続しているので、配光パタ−ンに明・暗の環や帯
が生じることがなく、均一な配光を得ることができる。
係るレフレクタ−によれば、レンズ等の補助エレメント
を使用することなく、円錐曲線とは異なった配光分布を
得ることできる。また、断面曲線上の何れの点の接線を
計算で求めることができ、これにより反射特性及び配光
分布を事前に算出でき、しかもその調整を自由に且つ容
易に行うことができる。さらに、断面曲線が角なく滑ら
かに連続しているので、配光パタ−ンに明・暗の環や帯
が生じることがなく、均一な配光を得ることができる。
【0084】請求項4及び5に係る設計方法によれば、
上記レフレクタ−用断面曲線を計算によって的確且つ簡
単に設計することが可能であり、コンピュ−タによる断
面曲線の設計に極めて有用である。
上記レフレクタ−用断面曲線を計算によって的確且つ簡
単に設計することが可能であり、コンピュ−タによる断
面曲線の設計に極めて有用である。
【0085】請求項6及び7に係る設計方法によれば、
簡単な計算によってレフレクタ−用断面曲線を非円錐曲
線で形成することができ、円錐曲線では得ることができ
ない配光分布をレフレクタ−に確保することができる。
簡単な計算によってレフレクタ−用断面曲線を非円錐曲
線で形成することができ、円錐曲線では得ることができ
ない配光分布をレフレクタ−に確保することができる。
【0086】請求項8に係るレフレクタ−によれば、周
辺部に明るさを有するバット・ウィング(こうもりの羽
根)形の配光分布を得ることができる。また、請求項9
に係るレフレクタ−によれば、円形の配光パタ−ンが簡
単に得られ、且つレフレクタ−自体の大きさも小さくで
済む。
辺部に明るさを有するバット・ウィング(こうもりの羽
根)形の配光分布を得ることができる。また、請求項9
に係るレフレクタ−によれば、円形の配光パタ−ンが簡
単に得られ、且つレフレクタ−自体の大きさも小さくで
済む。
【図1】 レフレクタ−用断面曲線の第1の設計方法を
示す図
示す図
【図2】 レフレクタ−用断面曲線の第1の設計方法を
示す図
示す図
【図3】 レフレクタ−用断面曲線の第2の設計方法を
示す図
示す図
【図4】 レフレクタ−用断面曲線の第3の設計方法を
示す図
示す図
【図5】 レフレクタ−用断面曲線の第4の設計方法を
示す図
示す図
【図6】 レフレクタ−用断面曲線の第5の設計方法を
示す図
示す図
【図7】 第5の設計方法に準じて形成された断面曲線
を示す図
を示す図
【図8】 レフレクタ−用断面曲線の第6の設計方法を
示す図
示す図
【図9】 第6の設計方法に準じて形成された断面曲線
を持つレフレクタ−の反射特性図
を持つレフレクタ−の反射特性図
【図10】 レフレクタ−用断面曲線の第6の設計方法
を示す図
を示す図
【図11】 釣鐘型レフレクタ−の断面曲線を示す図
【図12】 従来の釣鐘型レフレクタ−の断面曲線を示
す図
す図
【図13】 図11の示したレフレクタ−の反射特性図
【図14】 レフレクタ−用断面曲線の第7の設計方法
を示す図
を示す図
【図15】 楕円状開口を有するレフレクタ−を示す図
P1〜P5,P…放物線、J…基準軸、A1,A2,A
3,A4,C4,C5…結合点、r1,r2…セグメン
ト、T1,T2…接線、R,R1,R2…断面曲線、E
1〜E5,E…楕円、S,S´…直線、A,B,C…交
点。
3,A4,C4,C5…結合点、r1,r2…セグメン
ト、T1,T2…接線、R,R1,R2…断面曲線、E
1〜E5,E…楕円、S,S´…直線、A,B,C…交
点。
Claims (9)
- 【請求項1】 光線,音波,衝撃波,電磁波等の放射線
を反射させるレフレクタ−において、 その断面曲線が、少なくとも2つの円錐曲線セグメント
を互いの結合点の接線が一致するように結合して形成さ
れている、 ことを特徴とするレフレクタ−。 - 【請求項2】 円錐曲線セグメントが同一種類の円錐曲
線から成り、セグメント結合点とそれらの焦点が一直線
上に位置する、ことを特徴とする請求項1記載のレフレ
クタ−。 - 【請求項3】 円錐曲線セグメントが楕円または双曲線
から成り、夫々のパラメ−タ係数が一致する、ことを特
徴とする請求項2記載のレフレクタ−。 - 【請求項4】 少なくとも2つの円錐曲線を一平面上に
基準軸と交差するように配置し、各円錐曲線上に結合点
を決めて該結合点における接線を求め、結合点及び該結
合点の接線が一致するように円錐曲線を移動させた、 ことを特徴とするレフレクタ−用断面曲線の設計方法。 - 【請求項5】 請求項4の円錐曲線として同一種類の円
錐曲線を用い、結合される2つのセグメントの焦点を一
致させ、その焦点と結合点を結ぶ直線に沿って一方のセ
グメントを平行移動させた、 ことを特徴とするレフレクタ−用断面曲線の設計方法。 - 【請求項6】 請求項4または5記載の設計方法に準じ
て基準断面曲線を得る工程と、 基準軸上に定めた原点を通る直線と基準断面曲線との交
点を求め、該原点と交点との距離に係数を乗じて直線上
に座標点を算出し、直線と基準軸との角度を変化させつ
つこれを繰り返して複数の座標点を得た後、該座標点に
基づいて非円錐曲線を描いてこれを断面曲線とする工程
とを具備した、 ことを特徴とするレフレクタ−用断面曲線の設計方法。 - 【請求項7】 2つの基準断面曲線のうち少なくとも一
方の断面曲線を請求項4また5記載の設計方法に準じて
得る工程と、 基準軸上に定めた原点を通る直線と2つの基準断面曲線
との交点を求め、該交点間の距離に係数を乗じて直線上
に座標点を算出し、直線と基準軸との角度を変化させつ
つこれを繰り返して複数の座標点を得た後、該座標点に
基づいて非円錐曲線を描いてこれを断面曲線とする工程
とを具備した、 ことを特徴とするレフレクタ−用断面曲線の設計方法。 - 【請求項8】 光線,音波,衝撃波,電磁波等の放射線
を反射させるレフレクタ−において、 その断面曲線が非円錐曲線から成り、且つ釣鐘形を有す
る、 ことを特徴とするレフレクタ−。 - 【請求項9】 基準軸に直交する断面が楕円形状で、比
較的長い放射源が基準軸と直交して配置されている、こ
とを特徴とする請求項8記載のレフレクタ−。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE91110286.1 | 1991-06-21 | ||
EP91110286A EP0519112B1 (de) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | Reflektor und Verfahren zum Erzeugen einer Reflektorform |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06119805A true JPH06119805A (ja) | 1994-04-28 |
JPH0793045B2 JPH0793045B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=8206862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4161037A Expired - Fee Related JPH0793045B2 (ja) | 1991-06-21 | 1992-06-19 | レフレクタ−及びレフレクタ−用断面曲線の設計方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5408363A (ja) |
EP (1) | EP0519112B1 (ja) |
JP (1) | JPH0793045B2 (ja) |
DE (1) | DE59107556D1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002031894A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Topcon Corp | 露光装置の照明光学系 |
JP2023036925A (ja) * | 2017-01-17 | 2023-03-14 | ソリトン, インコーポレイテッド | 改良された音響波面を伴う高速パルス電気水圧(eh)ショックウェーブ発生装置 |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1083080C (zh) * | 1994-03-10 | 2002-04-17 | 皇家菲利浦电子有限公司 | 电反射灯 |
JP3185125B2 (ja) * | 1994-10-28 | 2001-07-09 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法 |
JP3185126B2 (ja) * | 1994-10-28 | 2001-07-09 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法 |
JP3187293B2 (ja) * | 1995-07-17 | 2001-07-11 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具の反射鏡の反射面形成方法 |
DE19581913T1 (de) * | 1995-11-15 | 1998-02-05 | Univ Mexico | Zusammengesetzte Multifokalreflektoren zur Konzentration von Stoßwellen |
US5961196A (en) * | 1996-07-26 | 1999-10-05 | Eastman Kodak Company | Flash device for dye transferring |
US5934779A (en) * | 1996-07-26 | 1999-08-10 | Eastman Kodak Company | Reflector and a reflector/light source system |
US6007220A (en) * | 1996-11-13 | 1999-12-28 | Innovative Engineering Solutions, Inc | Reflectors for fluorescent light fixtures |
ITTO970059A1 (it) * | 1997-01-27 | 1998-07-27 | Fiat Ricerche | Riflettore per dispositivo di illuminazione con sorgente luminosa este sa. |
JPH10268449A (ja) * | 1997-03-24 | 1998-10-09 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 照明光学系およびこの光学系を用いた投射光学系 |
US5913599A (en) * | 1997-06-11 | 1999-06-22 | Steris Corporation | Surgical light with conical reflector |
JP4011221B2 (ja) * | 1999-01-21 | 2007-11-21 | 株式会社小糸製作所 | 車両用標識灯 |
JP3424915B2 (ja) * | 1999-04-06 | 2003-07-07 | スタンレー電気株式会社 | 反射鏡の製造方法および灯具 |
DE19940207B4 (de) * | 1999-08-25 | 2005-07-14 | Tetsuhiro Kano | Reflektorsystem zum Führen von Licht unter kleinen Einfallswinkeln |
US6967283B2 (en) | 2001-03-20 | 2005-11-22 | American Power Conversion Corporation | Adjustable scalable rack power system and method |
US6705737B1 (en) * | 2002-08-20 | 2004-03-16 | Raytheon Co. | Reflective optical apparatus for interconverting between a point of light and a line of light |
US7034320B2 (en) * | 2003-03-20 | 2006-04-25 | Intel Corporation | Dual hemispherical collectors |
WO2005094378A2 (en) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Illumination Management Solutions, Inc. | An apparatus and method for improved illumination area fill |
US20080030982A1 (en) * | 2006-08-04 | 2008-02-07 | Vode Llc | Modular lighting system |
DE102009013812A1 (de) | 2009-03-18 | 2010-09-23 | Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Reflektor, Lichtquellenanordnung sowie Projektorgerät |
ES2610134T3 (es) | 2009-07-08 | 2017-04-26 | Sanuwave, Inc. | Uso de ondas de choque de presión extracorpóreas e intracorpóreas en medicina |
CN101900296B (zh) * | 2010-08-30 | 2012-06-27 | 珠海晟源同泰电子有限公司 | 匀光聚束反光器的设计方法 |
EP2856254B1 (en) | 2012-05-29 | 2019-11-06 | Siemens Healthcare Diagnostics Inc. | Shutter assembly for a luminescence-based sample analyzer |
WO2014152845A1 (en) * | 2013-03-20 | 2014-09-25 | Siemens Healthcare Diagnostics Inc. | Light and shutter for a sample analyzer |
CN105526557A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-04-27 | 北京航天长征飞行器研究所 | 一种用于阳极倒置的氙灯的聚光镜 |
DE102014117453A1 (de) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Kollektorspiegel für Mikrolithografie |
US10808896B2 (en) * | 2014-12-31 | 2020-10-20 | Aron Lighting LLC | T-bar lighting assembly |
US10859242B2 (en) | 2018-02-07 | 2020-12-08 | Aron Lighting LLC | Downlight for ceiling system |
USD921266S1 (en) | 2018-11-16 | 2021-06-01 | Aron Lighting LLC | Lighting fixture in a ceiling tile arrangement |
US11543092B2 (en) | 2020-06-08 | 2023-01-03 | Aron Lighting LLC | Ceiling mounted assembly for electrical components |
DE102022211866A1 (de) | 2022-11-09 | 2024-05-16 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Spiegelelement, Lithographiesystem und Verfahren zur Bereitstellung eines Spiegelelements |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5730801A (en) * | 1980-07-03 | 1982-02-19 | Gen Electric | Reflector and reflecting type lamp |
JPS5940403A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-06 | 三菱電機株式会社 | 投光器 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE159809C (ja) * | ||||
US2819404A (en) * | 1951-05-25 | 1958-01-07 | Herrnring Gunther | Optical image-forming mirror systems having aspherical reflecting surfaces |
US2759106A (en) * | 1951-05-25 | 1956-08-14 | Wolter Hans | Optical image-forming mirror system providing for grazing incidence of rays |
US3443086A (en) * | 1967-05-16 | 1969-05-06 | Giannini Scient Corp | Beam-forming system |
CH526071A (fr) * | 1968-08-21 | 1972-07-31 | Leon Perret Samuel | Réflecteur de projection et de réception de radiations |
DD159809A1 (de) * | 1981-06-19 | 1983-04-06 | Reinhard Goerke | Leuchte mit asymmetrischen reflektor |
NL8105535A (nl) * | 1981-12-09 | 1983-07-01 | Philips Nv | Reflektor. |
US4557569A (en) * | 1983-11-17 | 1985-12-10 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Distended point source reflector having conical sections |
JPS60184250A (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-19 | フュージョン・システムズ・コーポレーション | セグメント化された反射器を有するランプ |
JP2622564B2 (ja) * | 1986-12-30 | 1997-06-18 | ヴァレオ ヴイジョン | カットオフによって限定されたビームを放射する、変形底部を有する自動車用前照灯 |
DE3731232A1 (de) * | 1987-09-17 | 1989-03-30 | Bosch Gmbh Robert | Scheinwerfer fuer fahrzeuge, insbesondere scheinwerfer fuer kraftfahrzeuge |
FR2623633B1 (fr) * | 1987-11-25 | 1991-08-16 | Armines | Appareil emetteur de rayonnement infrarouge comportant au moins une source cylindrique de rayons infrarouges et un reflecteur |
EP0341638B1 (en) * | 1988-05-09 | 1994-08-03 | Ichikoh Industries Limited | Automotive lamp assembly |
FR2634003B1 (fr) * | 1988-07-05 | 1991-05-24 | Cibie Projecteurs | Projecteur de vehicule automobile a reflecteur multi-zones et procede de lissage d'un tel reflecteur |
JP2508827B2 (ja) * | 1988-11-30 | 1996-06-19 | 市光工業株式会社 | 自動車用前照灯 |
JPH0810561B2 (ja) * | 1988-11-30 | 1996-01-31 | 市光工業株式会社 | 前照灯の光学系 |
DE3919334A1 (de) * | 1989-06-13 | 1990-12-20 | Tetsuhiro Kano | Reflektor fuer eine leuchte |
US4984140A (en) * | 1989-07-19 | 1991-01-08 | Ellion M Edmund | Hand held flashlight with selective beam and enhanced apparent brightness |
-
1991
- 1991-06-21 DE DE59107556T patent/DE59107556D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-06-21 EP EP91110286A patent/EP0519112B1/de not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-06-10 US US07/896,194 patent/US5408363A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-19 JP JP4161037A patent/JPH0793045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5730801A (en) * | 1980-07-03 | 1982-02-19 | Gen Electric | Reflector and reflecting type lamp |
JPS5940403A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-06 | 三菱電機株式会社 | 投光器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002031894A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Topcon Corp | 露光装置の照明光学系 |
JP2023036925A (ja) * | 2017-01-17 | 2023-03-14 | ソリトン, インコーポレイテッド | 改良された音響波面を伴う高速パルス電気水圧(eh)ショックウェーブ発生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0519112B1 (de) | 1996-03-13 |
JPH0793045B2 (ja) | 1995-10-09 |
DE59107556D1 (de) | 1996-04-18 |
EP0519112A1 (de) | 1992-12-23 |
US5408363A (en) | 1995-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06119805A (ja) | レフレクタ−及びレフレクタ−用断面曲線の設計方法 | |
US4028542A (en) | Faceted parabolic-type reflector system | |
KR100393914B1 (ko) | 비결상 광학 집광기 및 조명기 디자인 | |
US7025476B2 (en) | Prismatic reflectors with a plurality of curved surfaces | |
CA1193645A (en) | Reflector lamp | |
JPH0738285B2 (ja) | レフレクタ― | |
CN102686935B (zh) | 具有互补中心透镜和外围透镜的集光器 | |
US4420800A (en) | Reflector lamp with shaped reflector and lens | |
US4035631A (en) | Projector lamp reflector | |
JP2014525656A (ja) | 斜め向き照明器具 | |
JPH08509838A (ja) | 非結像光学照明システム | |
US5192962A (en) | Converging reflector and liquid crystal display device | |
US4420801A (en) | Reflector lamp | |
KR101305728B1 (ko) | Led 조명기구의 제작공차를 개선할 수 있는 배광 분포의 중첩 효과를 갖는 자유 형상 렌즈 | |
JPH0562651A (ja) | ミラー付光源 | |
US4050775A (en) | Catoptric lens arrangement | |
CA1197496A (en) | Reflector lamp with shaped reflector and lens | |
JPH02148602A (ja) | 自動車用前照灯 | |
US20050219845A1 (en) | Illumination system with improved optical efficiency | |
CA1172682A (en) | Reflector lamp | |
CN108800061B (zh) | 一种线条灯的配光透镜 | |
CN103608702A (zh) | 小面化折叠型光学瞄准仪 | |
US9341934B2 (en) | LED light projector with Fresnel or planar-convex lens, in particular for cinema illumination | |
WO2021173883A4 (en) | Enhanced beam director with improved optics | |
US9110224B2 (en) | Reflector with focused output |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |