JPH0611946U - テレスコカバー - Google Patents

テレスコカバー

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Publication number
JPH0611946U
JPH0611946U JP5252992U JP5252992U JPH0611946U JP H0611946 U JPH0611946 U JP H0611946U JP 5252992 U JP5252992 U JP 5252992U JP 5252992 U JP5252992 U JP 5252992U JP H0611946 U JPH0611946 U JP H0611946U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telescopic cover
cover body
rear end
telescopic
metal core
Prior art date
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Pending
Application number
JP5252992U
Other languages
English (en)
Inventor
省己 村山
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP5252992U priority Critical patent/JPH0611946U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸び切り時における衝撃音を低減させること
ができるテレスコカバーの提供。 【構成】 外形寸法の異なる複数のテレスコカバー体1
で構成され、各テレスコカバー体1の先端部には、それ
よりは外形寸法の小さいテレスコカバー体1の外周面に
当接して両者間の隙間を摺動シールするジャバラシール
2が、テレスコカバー体1の先端部内周面と金属芯体4
との間にその基部を挟持した状態で取り付けられると共
に、各テレスコカバー体1の後端部には、抜け止め用の
止板13が外向きに突出形成された構造のテレスコカバ
ーAであって、前記各止板13が当接する金属芯体4の
後端面側を覆うようにジャバラシール2の後端部を延長
して後端延長部24を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械等の移動テーブルを案内するレール部分等への切り屑の侵 入を防止するためのテレスコカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなテレスコカバーとしては、例えば、実開昭61−19185 1号公報に記載されているようなものが知られている。
【0003】 この従来のテレスコカバーは、各テレスコカバー体の先端部内周面と金属芯体 との間に、その基部を挟持した状態でジャバラシールが取り付けられた構造とな っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のテレスコカバーにあっては、ジャバラシール と金属芯体との後端面側が面一となっていたため、各テレスコカバー体の後端部 に、該テレスコカバー体と同一の金属材料で外向きに突出形成された抜け止め用 の止板が、テレスコカバー体の伸び切り時に金属芯体の後端面に高速で衝突する 際に衝撃音を発生させるという問題点があった。
【0005】 また、前記衝撃や摺動時の振動で各テレスコカバー体が共振して騒音を発生さ せるという問題点があった。
【0006】 本考案は、上述のような従来の問題点に着目してなされたもので、伸び切り時 における衝撃音を低減させることができるテレスコカバーの提供を第1の目的と し、各テレスコカバー体の共振による騒音を低減させることができるテレスコカ バーの提供を第2の目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述のような第1の目的を達成するために、本考案のテレスコカバーでは、外 形寸法の異なる複数のテレスコカバー体で構成され、各テレスコカバー体の先端 部には、それよりは外形寸法の小さいテレスコカバー体の外周面に当接して両者 間の隙間を摺動シールするジャバラシールが、テレスコカバー体の先端部内周面 と金属芯体との間にその基部を挟持した状態で取り付けられると共に、各テレス コカバー体の後端部には、抜け止め用の止板が外向きに突出形成された構造のテ レスコカバーであって、前記各止板に面する金属芯体の後端面側を覆うようにジ ャバラシールの後端部を延長した構成とした。
【0008】 また、第2の目的を達成するために、請求項2記載のテレスコカバーでは、上 記構成に加え、各テレスコカバー体の内面側にゴム層を形成した構成とした。
【0009】
【作用】
本考案のテレスコカバーでは、上述のように構成されるので、テレスコカバー の伸び切り時には、各ジャバラシールの後端延長部分で各止板が弾性的に受け止 められるもので、この緩衝作用により、伸び切り時における衝撃音を低減させる ことができる。
【0010】 また、請求項2記載のテレスコカバーでは、各テレスコカバー体の内面側に形 成されたゴム層が各テレスコカバー体の振動を抑制するもので、これにより、各 テレスコカバー体の共振による騒音を低減させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。 まず、実施例の構成を説明する。 図2は本考案一実施例のテレスコカバーAを示す一部切欠側面図、図3は同正 面図であり、両図において、1はテレスコカバー体、2はジャバラシール、3は 工作機械の移動テーブルを示す。
【0012】 前記各テレスコカバー体1は、鋼板で断面が横長の長方形で下面側中央部を開 口した切欠角筒状に形成され、外形の大きい方からその内周側に順次摺動自在に 収容することにより、伸縮自在なテレスコカバーAを構成させている。
【0013】 そして、最も大きい外形のテレスコカバー体1の後方開口端には、移動テーブ ル3の側端面に固定するための外向きフランジ11が形成され、また、最も小さ い外形のテレスコカバー1の前方開口面には、移動テーブル3の摺動を案内する 案内基盤側に固定するための内向きフランジ12が形成されている。
【0014】 前記ジャバラシール2は、各テレスコカバー体1の先端部内周面側に設けられ ていて、それよりは小さい外形のテレスコカバー体1の外周面にそれぞれ当接し て両者間の隙間を摺動シールするもので、図1にその詳細を示すように、各テレ スコカバー体1の先端部内周面と金属芯体4との間にその基部側を挟持された状 態で取り付けられている。
【0015】 即ち、前記ジャバラシール2は、先端部にはエッジ21が形成されていて、そ の基端側は、その上面側にテレスコカバー体1の先端部に位置決めされた状態で 装着係止させるための段部22が形成されると共に、下面側には金属芯体4を装 着する装着溝23が形成されているもので、この装着溝23に装着された金属芯 体4を、テレスコカバー体1の上面側から挿通した複数本の皿ビス5で締め付け 固定することにより、テレスコカバー体1と金属芯体4との間にその基部側が挟 持された状態でジャバラシール2の取り付けが行なわれている。従って、この取 り付け状態においては、金属芯体4の後端面側がジャバラシール2の後端延長部 24で覆われた状態となっている。
【0016】 尚、前記金属芯体4は、テレスコカバー体1の上面に当接してその摺動を案内 する状態に設けられることにより、スライドシューを兼ねた構成となっており、 このスライドシューの働きにより、テレスコカバー体1の上面に対するエッジ2 1の当接圧力を一定に保持させることができる。
【0017】 また、前記各テレスコカバー体1の後端部には、伸び切り時にジャバラシール 2の後端延長部24を介して金属芯体4に係合してその抜け落ちを阻止する止板 13が、テレスコカバー体1と同一の鋼板で形成されている。
【0018】 また、各テレスコカバー体1内面側及び止板13の外面側には、ゴム塗料を塗 布することで、3.0mm アンダーの厚さのゴム層6が形成されている。
【0019】 次に、実施例の作用を説明する。
【0020】 本実施例のテレスコカバーでは、上述のように構成されるので、テレスコカバ ーAが伸びる方向に移動テーブル3が移動すると、まず移動テーブル3の移動と 共に移動する最大外形のテレスコカバー体1の金属芯体4が、ジャバラシール2 の後端延長部24を介して次のテレスコカバー体1の止板13に係合してその移 動を開始させ、このテレスコカバー体1が伸び切った時点で次のテレスコカバー 体1を移動させる。このようにして、各テレスコカバー体1が順次移動を開始す ることでテレスコカバーAが伸長していくことになる。
【0021】 そして、以上のように、金属芯体4が、ジャバラシール2の後端延長部24を 介して次のテレスコカバー体1の止板13に係合する際に、移動テーブル3の移 動速度が早くなると、両者の衝突による衝撃音を発生させることになるが、ジャ バラシール2の後端延長部24で止板13が弾性的に受け止められることから、 大きな衝撃音の発生を抑制することができる。
【0022】 また、各テレスコカバー体の内面側に形成されたゴム層6が各テレスコカバー 体の振動を抑制するもので、これにより、各テレスコカバー体1の伸び切り時に おける衝撃や摺動時の振動によって発生する各テレスコカバー体1の共振を抑制 して各テレスコカバー体1の共振による騒音を低減させることができる。
【0023】 以上説明してきたように、この実施例のテレスコカバーAにあっては、各テレ スコカバー体1の伸び切り時における衝撃音を低減させることができると共に、 各テレスコカバー体1の共振による騒音を低減させることができるという特徴を 有している。
【0024】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等 があっても本考案に含まれる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のテレスコカバーにあっては、各止板が当接する 金属芯体の後端面を覆うようにジャバラシールの後端部を延長した構成としたこ とで、ジャバラシールの緩衝作用により各テレスコカバー体の伸び切り時におけ る衝撃音を低減させることができるようになるという効果が得られる。
【0026】 また、請求項2記載のテレスコカバーにあっては、各テレスコカバー体の内面 側にゴム層を形成した構成とすることで、各テレスコカバー体の振動を抑制して 各テレスコカバー体の共振による騒音を低減させることができるという効果が得 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のF部を拡大した要部拡大断面図である。
【図2】本考案一実施例のテレスコカバーを示す一部切
欠側面図である。
【図3】本考案一実施例のテレスコカバーを示す正面図
である。
【符号の説明】
A テレスコカバー 1 テレスコカバー体 2 ジャバラシール 4 金属芯体 6 ゴム層 13 止板 24 後端延長部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形寸法の異なる複数のテレスコカバー
    体で構成され、各テレスコカバー体の先端部には、それ
    よりは外形寸法の小さいテレスコカバー体の外周面に当
    接して両者間の隙間を摺動シールするジャバラシール
    が、テレスコカバー体の先端部内周面と金属芯体との間
    にその基部を挟持した状態で取り付けられると共に、各
    テレスコカバー体の後端部には、抜け止め用の止板が外
    向きに突出形成された構造のテレスコカバーであって、 前記各止板に面する金属芯体の後端面側を覆うようにジ
    ャバラシールの後端部を延長したことを特徴とするテレ
    スコカバー。
  2. 【請求項2】 各テレスコカバー体の内面側にゴム層を
    形成したことを特徴とする請求項1記載のテレスコカバ
    ー。
JP5252992U 1992-07-27 1992-07-27 テレスコカバー Pending JPH0611946U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5252992U JPH0611946U (ja) 1992-07-27 1992-07-27 テレスコカバー

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JP5252992U JPH0611946U (ja) 1992-07-27 1992-07-27 テレスコカバー

Publications (1)

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JPH0611946U true JPH0611946U (ja) 1994-02-15

Family

ID=12917285

Family Applications (1)

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JP5252992U Pending JPH0611946U (ja) 1992-07-27 1992-07-27 テレスコカバー

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JP (1) JPH0611946U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007071A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 中村留精密工業株式会社 旋盤の防塵カバー

Cited By (1)

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