JPH06117512A - 昇降駆動伝達具 - Google Patents

昇降駆動伝達具

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JPH06117512A
JPH06117512A JP26348792A JP26348792A JPH06117512A JP H06117512 A JPH06117512 A JP H06117512A JP 26348792 A JP26348792 A JP 26348792A JP 26348792 A JP26348792 A JP 26348792A JP H06117512 A JPH06117512 A JP H06117512A
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JP
Japan
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lifting
elevating
lowering
elevating member
gear
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Pending
Application number
JP26348792A
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English (en)
Inventor
Kimio Ito
公雄 伊藤
Shigetaka Kojima
重威 小島
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II F A KK
Original Assignee
II F A KK
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Publication date
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Publication of JPH06117512A publication Critical patent/JPH06117512A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降部材の重心以外に昇降の駆動を与えた
り、複数の駆動により昇降部材を昇降させたり、また、
たわみ易い昇降部材を昇降させても、昇降部材を傾ける
ことなく円滑且つ確実に昇降させることができ、しかも
耐久性に優れた昇降装置とすることができる昇降駆動伝
達具を、簡単な構造によって提供すること。 【構成】 台座に対して昇降する昇降部材を複数で支持
する昇降駆動伝達具100であって、台座又は昇降部材
の何れか一方に固着される本体10と、この本体10に
摺動自在に保持されると共に昇降部材又は台座の何れか
一方に固着されるラック20と、このラック20に噛合
するギア30と、このギア30の回転を他の昇降駆動伝
達具100のギア30に伝達する伝達軸40とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台座に対して昇降する
昇降部材を複数で支持する昇降駆動伝達具に関する。
【0002】
【従来の技術】固定された台座と、この台座に対して昇
降する昇降部材とを備え、油圧シリンダー、空圧シリン
ダー、モーター等種々の駆動装置、或は手動により昇降
部材を昇降させる昇降装置においては、昇降部材を傾け
ることなく円滑に昇降させるために、例えば図8に示す
ような構造が採用されていた。これは、昇降部材に支持
軸を設け、この支持軸をブッシュ、ベアリング等の案内
部材に摺動自在に密接させて保持したものであり、昇降
部材の昇降に応じて支持軸が案内部材に対して高精度に
摺動するため、昇降に際して昇降部材が傾くことがなく
円滑に昇降するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな構造にあっては、次のような課題を有していた。
【0004】(1)昇降部材を円滑に昇降させるために
は、昇降部材の重心に昇降の駆動を与えなければならな
いのであるが、昇降部材の形状や、駆動装置の配設位置
の制限等の種々の要因によって昇降の駆動を昇降部材の
重心に与えることができない場合がある。この場合、昇
降に際して、昇降部材の自重によって昇降方向に対して
傾いた方向の力が昇降部材に加わることになり、支持軸
から案内部材に摺動方向外の負荷が加わり、所謂こじれ
を生じさせる。このため、案内部材に対して支持軸が円
滑に摺動しないばかりか、場合によっては焼き付いてし
まうことがあった。
【0005】(2)昇降部材の複数箇所に昇降の駆動を
与え、複数の駆動により昇降部材を昇降させる場合、各
駆動の同期を得るためには特別な手段や複雑な制御を必
要とするため、各駆動を同期させることは一般に行われ
ていない。このように同期が得られていない複数の駆動
により昇降部材を昇降させると、一方の駆動に他方の駆
動が追従することになる。このため、昇降部材に昇降方
向に対して傾いた方向の力が加わることになり、前述し
た昇降の駆動を昇降部材の重心に与えない場合と同様、
支持軸と案内部材との間にこじれを生じ、案内部材に対
して支持軸が円滑に摺動しなかったり、焼き付いてしま
うことがあった。
【0006】(3)昇降部材自体のたわみにより支持軸
が傾き、支持軸と案内部材との間にこじれを生じ、案内
部材に対して支持軸が円滑に摺動しなかったり、焼き付
いてしまうことがあった。
【0007】(4)前述したこじれや長年の使用による
支持軸或は案内部材の摩耗によって支持軸と案内部材と
の間に隙間が生じ、この隙間から塵等が侵入して案内部
材に対する支持軸の円滑な摺動を損ねたり、焼き付きを
生じさせることがあり、昇降装置としては耐久性に劣る
ものであた。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、昇降
部材の重心以外に昇降の駆動を与えたり、複数の駆動に
より昇降部材を昇降させたり、また、たわみ易い昇降部
材を昇降させても、昇降部材を傾けることなく円滑且つ
確実に昇降させることができ、しかも耐久性に優れた昇
降装置とすることができる昇降駆動伝達具を、簡単な構
造によって提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付し
て説明すると、「台座210に対して昇降する昇降部材
220を複数で支持する昇降駆動伝達具100であっ
て、前記台座210又は前記昇降部材220の何れか一
方に固着される本体10と、この本体10に摺動自在に
保持されると共に昇降部材220又は台座210の何れ
か一方に固着されるラック20と、このラック20に噛
合するギア30と、このギア30の回転を他の昇降駆動
伝達具100のギア30に伝達する伝達軸40とを備え
たことを特徴とする昇降駆動伝達具100」である。
【0010】
【発明の作用】このように構成された本発明の昇降駆動
伝達具100は、次のように作用する。
【0011】まず、台座210又は昇降部材220の何
れか一方に固着される本体10を備えており、この本体
10は昇降部材220を支持するラック20を摺動自在
に保持している。従って、本体10が台座210に固着
される場合には、例えば図3に示すように、ラック20
を昇降部材220に固着すれば、台座210に対する昇
降部材220の昇降に応じて本体10に対してラック2
0が摺動することになり、また、本体10が昇降部材2
20に固着される場合には、例えば図7に示すように、
ラック20を台座210に固着すれば、台座210に対
する昇降部材220の昇降に応じて本体10に対してラ
ック20が摺動することになる。
【0012】次に、昇降駆動伝達具100は、ラック2
0に噛合するギア30を備えており、本体10に対して
ラック20が摺動するとこのギア30が回転するように
してある。ここで、昇降部材220は、複数の昇降駆動
伝達具100により支持するようにしてあり、各昇降駆
動伝達具100には、ギア30の回転を他の昇降駆動伝
達具100のギア30に伝達する伝達軸40を備えてあ
る。従って、一つの昇降駆動伝達具100のギア30が
回転すると、直ちに他の昇降駆動伝達具100のギア3
0が回転し、このギア30の回転によってラック20を
摺動して昇降部材220を昇降する。つまり、昇降部材
220を昇降させる際に昇降部材220に傾く方向の力
が加わっても、複数の昇降駆動伝達具100の何れか一
つのラック20が摺動すれば、直ちに他の昇降駆動伝達
具100のラック20が摺動して昇降部材220を昇降
することになり、昇降部材220全体としては、傾くこ
となく円滑に昇降することになる。
【0013】このように、昇降部材220を昇降させる
際には、各昇降駆動伝達具100によって昇降部材22
0に昇降の駆動が伝達されるため、所望の位置に各昇降
駆動伝達具100を配設すれば、例えば昇降部材220
の重心に昇降の駆動を与えない場合や、複数の駆動によ
って昇降部材220を昇降させる場合においても、昇降
部材220を均一に昇降させ得ることになる。また、昇
降部材220の形状に応じて各昇降駆動伝達具100を
配設すれば、昇降部材220がたわむことを防止し得る
ことになり、さらに、本発明の昇降駆動伝達具100を
採用した昇降装置200は、従来の如く昇降部材220
の支持軸を摺動自在に密接して保持する案内部材を必要
としないため、こじれや長年の使用により支持軸或は案
内部材が摩耗して劣化することはことなく、耐久性に優
れたものとなる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の昇降駆動伝達具100の実施
例を、その使用の態様と共に図面に従って詳細に説明す
る。
【0015】図1及び図2には、本発明の昇降駆動伝達
具100の一実施例が示してある。本体10の略中央に
は、円柱状の軸に歯形が形成されたラック20が摺動自
在に挿通してあり、このラック20と噛合するギア30
が直交方向に二つ備えてある。なお、各ギア30は、ギ
ア30の回転軸である伝達軸40にブッシュ41を介し
て蓋11により本体10に装着されており、円滑に回転
するようにしてある。
【0016】図3及び図4には、図1及び図2に示した
昇降駆動伝達具100を採用した昇降装置200の一例
が示してある。この昇降装置200は、例えば、交差す
る二つのコンベアにおける交差部分の一方のコンベアを
昇降することにより搬送物の搬送方向を変更する、公知
の所謂クロスコンベアにおいて、前述した一方のコンベ
アを昇降する昇降装置200として使用されるものであ
る。なお、本発明の昇降駆動伝達具100は、前述した
クロスコンベアに使用される昇降装置200に限らず、
ジャッキ、プレス機等、台座210に対して昇降する昇
降部材220を備えた各種の昇降装置に使用し得るもの
である。
【0017】図3及び図4に示した昇降装置200にお
いては、駆動装置230として二つの油圧シリンダーを
採用しており、各駆動装置230は、長方形状の台座2
10及び昇降部材220の長辺方向の両端部に配設して
ある。また、各駆動装置230の間には、四つの昇降駆
動伝達具100が配設してあり、各昇降駆動伝達具10
0の本体10は台座210に固着してある。そして、四
つの昇降駆動伝達具100の各ギア30は、伝達軸40
によって正方形状に連結してある。なお、この昇降装置
200においては、四つの昇降駆動伝達具100の各ギ
ア30を四つの伝達軸40によって正方形状に連結した
例を示したが、これに限らず、四つの伝達軸40の何れ
か一つを省略してコ字形状やZ字形状に連結してもよ
い。また、昇降部材220を駆動装置230により直接
昇降させず、例えば何れか一つの伝達軸40をモーター
等により回転させて、昇降部材220を昇降させるよう
にしてもよい。
【0018】図5には、L字形状の台座210及び昇降
部材220の昇降装置200に本発明の昇降駆動伝達具
100を使用した例が示してある。この昇降装置200
においては、その台座210及び昇降部材220の形状
により昇降部材220の重心に駆動装置230を配設す
ることができないのであるが、三つの昇降駆動伝達具1
00をL字形状に配設することにより昇降部材220が
傾くことなく円滑に昇降するようにしてある。
【0019】図6には、長尺形状の台座210及び昇降
部材220の昇降装置200に本発明の昇降駆動伝達具
100を使用した例が示してある。この昇降装置200
においては、昇降部材230が長尺形状でたわみ易いも
のとなっているが、四つの昇降駆動伝達具100を直線
形状に配設することにより昇降部材220がたわむこと
を防止して、昇降部材220が傾くことなく円滑に昇降
するようにしてある。
【0020】図7には、昇降部材220に昇降駆動伝達
具100の本体10を固着した昇降装置200の例が示
してある。この昇降装置200においては、台座210
に昇降駆動伝達具100のラック20が固着してあり、
昇降部材220は、昇降駆動伝達具100の本体10を
介してラック20により支持してある。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の昇
降駆動伝達具は、複数で昇降部材を支持するものであ
り、昇降部材を昇降させる際には、各昇降駆動伝達具に
よって昇降部材に昇降の駆動を伝達することができ、昇
降部材を傾けることなく円滑に昇降させることができる
ものである。また、昇降部材の形状に応じて各昇降駆動
伝達具を配設すれば、昇降部材のたわみを防止すること
ができ、しかも、昇降装置とした場合には、従来の如く
昇降部材の支持軸を摺動自在に密接して保持する案内部
材を必要としないため、こじれや長年の使用により支持
軸或は案内部材の摩耗により劣化することなく、耐久性
に優れたものとすることができる。
【0022】従って、本発明によれば、昇降部材の重心
以外に昇降の駆動を与えたり、複数の駆動により昇降部
材を昇降させたり、また、たわみ易い昇降部材を昇降さ
せても、昇降部材を傾けることなく円滑且つ確実に昇降
させることができ、しかも耐久性に優れた昇降装置とす
ることができる昇降駆動伝達具を、簡単な構造によって
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降駆動伝達具の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1に示した昇降駆動伝達具を使用した昇降装
置の一例を示す正面図である。
【図4】図3におけるB−B断面図である。
【図5】本発明の昇降駆動伝達具を使用した昇降装置の
別の例を示す断面平面図である。
【図6】本発明の昇降駆動伝達具を使用した昇降装置の
別の例を示す断面平面図である。
【図7】本発明の昇降駆動伝達具を使用した昇降装置の
別の例を示す正面図である。
【図8】従来の昇降装置を示す部分破断正面図である。
【符号の説明】
10 本体 11 蓋 20 ラック 30 ギア 40 伝達軸 41 ブッシュ 100 昇降駆動伝達具 200 昇降装置 210 台座 220 昇降部材 230 駆動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座に対して昇降する昇降部材を複数で
    支持する昇降駆動伝達具であって、 前記台座又は前記昇降部材の何れか一方に固着される本
    体と、この本体に摺動自在に保持されると共に昇降部材
    又は台座の何れか一方に固着されるラックと、このラッ
    クに噛合するギアと、このギアの回転を他の昇降駆動伝
    達具のギアに伝達する伝達軸とを備えたことを特徴とす
    る昇降駆動伝達具。
JP26348792A 1992-10-01 1992-10-01 昇降駆動伝達具 Pending JPH06117512A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26348792A JPH06117512A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 昇降駆動伝達具

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JP26348792A JPH06117512A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 昇降駆動伝達具

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JPH06117512A true JPH06117512A (ja) 1994-04-26

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ID=17390202

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JP26348792A Pending JPH06117512A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 昇降駆動伝達具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164146A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Nidec Sankyo Corp 伝動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS572763U (ja) * 1980-06-04 1982-01-08

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