JPH0611659A - 偏向走査装置 - Google Patents
偏向走査装置Info
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- JPH0611659A JPH0611659A JP4188977A JP18897792A JPH0611659A JP H0611659 A JPH0611659 A JP H0611659A JP 4188977 A JP4188977 A JP 4188977A JP 18897792 A JP18897792 A JP 18897792A JP H0611659 A JPH0611659 A JP H0611659A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シャッターを用いることなく偏向走査装置の
レーザ光を遮断する。 【構成】 偏向走査装置Ｅ1 のレーザ発光装置１は、レ
ーザ光Ｌ1 を発生させる本体１ａとその一端に固着され
たブロック１ｂからなり、ブロック１ｂに固着された軸
１ｃが外箱４の軸受部に回動自在に支持されているた
め、自重によって図示反時計回りに回動自在である。ブ
ロック１ｂと一体的に設けられたレバー５は弾性部材６
によって図示下向きに押圧され、これによってレーザ発
光装置１を図示時計回りに付勢する。偏向走査装置Ｅ1
を搭載したレーザビームプリンタの天板が取りはずされ
ると、これに連動して弾性部材６がレバー５から後退
し、その結果、レーザ発光装置１は自重によって図示反
時計回りに回動し、レーザ光Ｌ1は外箱４の底壁４ａに
吸収される。
レーザ光を遮断する。 【構成】 偏向走査装置Ｅ1 のレーザ発光装置１は、レ
ーザ光Ｌ1 を発生させる本体１ａとその一端に固着され
たブロック１ｂからなり、ブロック１ｂに固着された軸
１ｃが外箱４の軸受部に回動自在に支持されているた
め、自重によって図示反時計回りに回動自在である。ブ
ロック１ｂと一体的に設けられたレバー５は弾性部材６
によって図示下向きに押圧され、これによってレーザ発
光装置１を図示時計回りに付勢する。偏向走査装置Ｅ1
を搭載したレーザビームプリンタの天板が取りはずされ
ると、これに連動して弾性部材６がレバー５から後退
し、その結果、レーザ発光装置１は自重によって図示反
時計回りに回動し、レーザ光Ｌ1は外箱４の底壁４ａに
吸収される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザファクシミリや
レーザプリンタ等に用いられる偏向走査装置に関するも
のである。
レーザプリンタ等に用いられる偏向走査装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】レーザプリンタやレーザファクシミリに
使用される偏向走査装置の１例を図６および図７に基づ
いて説明する。図７に示すように、偏向走査装置Ｅ0 の
レーザ発光装置１０１から発せられたレーザ光Ｌ0 は、
複数の鏡面１０２Ａ〜１０２Ｆを有する回転多面鏡１０
２によって偏向走査され、球面レンズ１０３ａおよびト
ーリックレンズ１０３ｂからなる結像レンズ系１０３を
経て図示しない回転ドラムの表面の感光体に到達する。
該感光体に到達したレーザ光は、回転多面鏡１０２の回
転による主走査、および回転ドラムの回転による副走査
によって感光体に静電潜像を形成する。回転多面鏡１０
２を回転駆動するモータＭ0 は、図６に示すように、軸
受１０２ｅによって支承された軸に固着されたロータ１
０２ｂと、軸受１０２ｅを保持する軸受ハウジング１０
２ｆに固定されたモータ基板１０２ｇのステータ１０２
ｄからなり、回転多面鏡１０２は、弾性押圧手段１０２
ｃによってロータ１０２ｂに押圧され、これによってロ
ータ１０２ｂと一体的に結合されており、レーザ発光装
置１０１、回転多面鏡１０２、モータＭ1 および結像レ
ンズ系１０３は着脱自在なふた（図示せず）を有する外
箱１０４内に収容される。
使用される偏向走査装置の１例を図６および図７に基づ
いて説明する。図７に示すように、偏向走査装置Ｅ0 の
レーザ発光装置１０１から発せられたレーザ光Ｌ0 は、
複数の鏡面１０２Ａ〜１０２Ｆを有する回転多面鏡１０
２によって偏向走査され、球面レンズ１０３ａおよびト
ーリックレンズ１０３ｂからなる結像レンズ系１０３を
経て図示しない回転ドラムの表面の感光体に到達する。
該感光体に到達したレーザ光は、回転多面鏡１０２の回
転による主走査、および回転ドラムの回転による副走査
によって感光体に静電潜像を形成する。回転多面鏡１０
２を回転駆動するモータＭ0 は、図６に示すように、軸
受１０２ｅによって支承された軸に固着されたロータ１
０２ｂと、軸受１０２ｅを保持する軸受ハウジング１０
２ｆに固定されたモータ基板１０２ｇのステータ１０２
ｄからなり、回転多面鏡１０２は、弾性押圧手段１０２
ｃによってロータ１０２ｂに押圧され、これによってロ
ータ１０２ｂと一体的に結合されており、レーザ発光装
置１０１、回転多面鏡１０２、モータＭ1 および結像レ
ンズ系１０３は着脱自在なふた（図示せず）を有する外
箱１０４内に収容される。
【０００３】また、レーザ発光装置１０１と回転多面鏡
１０２の間には、レーザ光Ｌ0 の光路を横切る方向に移
動自在なシャッター１０８が設けられる。該シャッター
１０８は、偏向走査装置Ｅ0 を搭載したレーザファクシ
ミリやレーザプリンタの内部を回転ドラムの点検等のた
めに開放したときに、取りはずされる天板等の動きに連
動するリンク機構によって移動され、レーザ発光装置１
０１から発せられるレーザ光0 を遮断する。これによっ
て、附近の作業者がレーザ光に曝されるのを防止する。
１０２の間には、レーザ光Ｌ0 の光路を横切る方向に移
動自在なシャッター１０８が設けられる。該シャッター
１０８は、偏向走査装置Ｅ0 を搭載したレーザファクシ
ミリやレーザプリンタの内部を回転ドラムの点検等のた
めに開放したときに、取りはずされる天板等の動きに連
動するリンク機構によって移動され、レーザ発光装置１
０１から発せられるレーザ光0 を遮断する。これによっ
て、附近の作業者がレーザ光に曝されるのを防止する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、シャッターを移動させるために複雑な
リンク機構が必要であり、これによって、製造部品点数
の増加および組立工程の複雑化を招き、その結果、全体
のコストが上昇するのを避けることができない。
の技術によれば、シャッターを移動させるために複雑な
リンク機構が必要であり、これによって、製造部品点数
の増加および組立工程の複雑化を招き、その結果、全体
のコストが上昇するのを避けることができない。
【０００５】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、シャッターを用い
ることなく、取りはずされる天板の動きや、または、回
転多面鏡のモータの停止に連動してレーザ光を遮断する
ことのできる偏向走査装置を提供することを目的とする
ものである。
の課題に鑑みてなされたものであり、シャッターを用い
ることなく、取りはずされる天板の動きや、または、回
転多面鏡のモータの停止に連動してレーザ光を遮断する
ことのできる偏向走査装置を提供することを目的とする
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の装置は、レーザ発光装置と、該レーザ発光
装置から発せられたレーザ光を偏向走査する複数の鏡面
を有する回転多面鏡からなり、前記レーザ発光装置が所
定の方向に回動自在に支持され、付勢手段によって前記
と逆の方向に付勢されていることを特徴とする。
めに本発明の装置は、レーザ発光装置と、該レーザ発光
装置から発せられたレーザ光を偏向走査する複数の鏡面
を有する回転多面鏡からなり、前記レーザ発光装置が所
定の方向に回動自在に支持され、付勢手段によって前記
と逆の方向に付勢されていることを特徴とする。
【０００７】レーザ発光装置が自重によって所定の方向
に回動自在であってもよい。
に回動自在であってもよい。
【０００８】また、レーザ発光装置と、該レーザ発光装
置から発せられたレーザ光を偏向走査する複数の鏡面を
有する回転多面鏡と、該回転多面鏡を回転駆動するモー
タと、前記回転多面鏡の回転中に各鏡面が前記レーザ光
の光路を横切るタイミングを検出する検出手段と、該検
出手段の出力に基づいて前記モータの停止角度を制御す
る制御手段によって構成されていてもよい。
置から発せられたレーザ光を偏向走査する複数の鏡面を
有する回転多面鏡と、該回転多面鏡を回転駆動するモー
タと、前記回転多面鏡の回転中に各鏡面が前記レーザ光
の光路を横切るタイミングを検出する検出手段と、該検
出手段の出力に基づいて前記モータの停止角度を制御す
る制御手段によって構成されていてもよい。
【０００９】
【作用】偏向走査装置を搭載したレーザプリンタ等の装
置がその内部の点検等のために開放されるとき、取りは
ずされる天板等の動きに連動して付勢手段からレーザ発
光装置を開放すれば、レーザ発光装置をその自重により
所定の方向へ回動させてレーザ光の光路を変更し、レー
ザ光を外箱の底壁等に吸収させて遮断することができ
る。回転多面鏡のモータの停止角度を制御する制御手段
が設けられていれば、回転多面鏡の複数の鏡面のいずれ
かがレーザ光の光路を直角に横切る位置でモータを停止
させることにより、回転多面鏡によって反射されたレー
ザ光をレーザ発光装置に逆進させ、これによってレーザ
光を遮断することができる。
置がその内部の点検等のために開放されるとき、取りは
ずされる天板等の動きに連動して付勢手段からレーザ発
光装置を開放すれば、レーザ発光装置をその自重により
所定の方向へ回動させてレーザ光の光路を変更し、レー
ザ光を外箱の底壁等に吸収させて遮断することができ
る。回転多面鏡のモータの停止角度を制御する制御手段
が設けられていれば、回転多面鏡の複数の鏡面のいずれ
かがレーザ光の光路を直角に横切る位置でモータを停止
させることにより、回転多面鏡によって反射されたレー
ザ光をレーザ発光装置に逆進させ、これによってレーザ
光を遮断することができる。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【００１１】図１は第１実施例の外箱のふたを取りはず
した状態を示す平面図であって、本実施例の偏向走査装
置Ｅ1 は、レーザ光Ｌ1 を発生するレーザ発光装置１
と、複数の鏡面２Ａ〜２Ｆからなる反射面２ａによって
レーザ光Ｌ1 を偏向走査する回転多面鏡２と、回転多面
鏡２によって偏向走査されたレーザ光Ｌ1 を図示しない
回転ドラム上の感光体に結像させる結像レンズ系３と、
前記レーザ発光装置１、回転多面鏡２および結像レンズ
系３を収容する外箱４を有し、結像レンズ系３は球面レ
ンズ３ａおよびトーリックレンズ３ｂからなる。
した状態を示す平面図であって、本実施例の偏向走査装
置Ｅ1 は、レーザ光Ｌ1 を発生するレーザ発光装置１
と、複数の鏡面２Ａ〜２Ｆからなる反射面２ａによって
レーザ光Ｌ1 を偏向走査する回転多面鏡２と、回転多面
鏡２によって偏向走査されたレーザ光Ｌ1 を図示しない
回転ドラム上の感光体に結像させる結像レンズ系３と、
前記レーザ発光装置１、回転多面鏡２および結像レンズ
系３を収容する外箱４を有し、結像レンズ系３は球面レ
ンズ３ａおよびトーリックレンズ３ｂからなる。
【００１２】レーザ発光装置１は、図２に示すように、
図示しない半導体レーザや鏡筒を収容する筒状の本体１
ａと、その一端１０１ａに一体的に固着されたブロック
１ｂを有し、ブロック１ｂは軸１ｃに一体的に固着さ
れ、軸１ｃはその両端近傍を外箱４の軸受部４ｂ，４ｃ
に回動自在に支持されている。従って、レーザ発光装置
１は本体１ａの重さによって外箱４の底壁４ａに向って
図示反時計回りに枢動自在である。ブロック１ｂはその
上端に一体的に設けられたレバー５を有し、レバー５は
付勢手段である弾性部材６によって図示下向きに押圧さ
れ、これによって、レーザ発光装置１は本体１ａの重さ
に抗して図示時計回りに付勢される。
図示しない半導体レーザや鏡筒を収容する筒状の本体１
ａと、その一端１０１ａに一体的に固着されたブロック
１ｂを有し、ブロック１ｂは軸１ｃに一体的に固着さ
れ、軸１ｃはその両端近傍を外箱４の軸受部４ｂ，４ｃ
に回動自在に支持されている。従って、レーザ発光装置
１は本体１ａの重さによって外箱４の底壁４ａに向って
図示反時計回りに枢動自在である。ブロック１ｂはその
上端に一体的に設けられたレバー５を有し、レバー５は
付勢手段である弾性部材６によって図示下向きに押圧さ
れ、これによって、レーザ発光装置１は本体１ａの重さ
に抗して図示時計回りに付勢される。
【００１３】また、外箱４は着脱自在なふた７を有し、
ふた７には、レバー５が弾性部材６によって押圧されて
レーザ発光装置１を時計回りに付勢したとき、レーザ発
光装置１の本体１ａの上面に係合するストッパー７ａが
設けられている。なお、弾性部材６は、偏向走査装置Ｅ
1 を搭載したレーザプリンタの天板に連結されており、
天板の取りはずしによってレバー５から後退するもので
ある。
ふた７には、レバー５が弾性部材６によって押圧されて
レーザ発光装置１を時計回りに付勢したとき、レーザ発
光装置１の本体１ａの上面に係合するストッパー７ａが
設けられている。なお、弾性部材６は、偏向走査装置Ｅ
1 を搭載したレーザプリンタの天板に連結されており、
天板の取りはずしによってレバー５から後退するもので
ある。
【００１４】前記天板がレーザプリンタに装着されてい
るときは、前述のように弾性部材６によってレバー５が
下向きに押圧され、レーザ発光装置１は弾性部材６とス
トッパー７ａによって、図２の実線で示す位置に支持さ
れ、本体１ａの放光端１０１ｂから発せられるレーザ光
Ｌ1 を回転多面鏡２の反射面２ａに照射する。
るときは、前述のように弾性部材６によってレバー５が
下向きに押圧され、レーザ発光装置１は弾性部材６とス
トッパー７ａによって、図２の実線で示す位置に支持さ
れ、本体１ａの放光端１０１ｂから発せられるレーザ光
Ｌ1 を回転多面鏡２の反射面２ａに照射する。
【００１５】回転ドラムの点検等のためにレーザプリン
タの天板が取りはずされると、弾性部材６がレバー５か
ら後退し、レーザ発光装置１は、図２の破線で示すよう
に、本体１ａの重さによって軸１ｃの中心軸のまわりに
時計方向に枢動する。従って、前記天板の取りはずしと
ともに本体１ａの放光端１０１ｂは外箱４の底壁４ａに
向けられるため、レーザ発光装置１から発せられるレー
ザ光は前記底壁４ａに吸収され、附近の作業者に危険を
及ぼすことはない。
タの天板が取りはずされると、弾性部材６がレバー５か
ら後退し、レーザ発光装置１は、図２の破線で示すよう
に、本体１ａの重さによって軸１ｃの中心軸のまわりに
時計方向に枢動する。従って、前記天板の取りはずしと
ともに本体１ａの放光端１０１ｂは外箱４の底壁４ａに
向けられるため、レーザ発光装置１から発せられるレー
ザ光は前記底壁４ａに吸収され、附近の作業者に危険を
及ぼすことはない。
【００１６】本実施例はシャッター等を用いることな
く、弾性部材を後退させるだけでレーザ発光装置を自重
によって回動させ、レーザ光の光路を変更するものであ
るため、複雑なリンク機構を必要とせず、製造部品点数
の削減および製造工程の簡略化に役立つ。
く、弾性部材を後退させるだけでレーザ発光装置を自重
によって回動させ、レーザ光の光路を変更するものであ
るため、複雑なリンク機構を必要とせず、製造部品点数
の削減および製造工程の簡略化に役立つ。
【００１７】図３は第１実施例の変形例を示す部分模式
断面図であって、本変形例は本体１１ａおよびブロック
１１ｂを有するレーザ発光装置１１の軸１１ｃに外箱１
４の軸受部（図示せず）に係止自在な第１のストッパー
１１ｄを設けるとともに、レーザ発光装置１１の本体１
１ａを強磁性体材料によって作成し、これを付勢手段で
ある永久磁石１５の磁気吸引力によって図示上向きに吸
引することにより、レーザ発光装置１１を本体１１ａの
重さに抗して時計回りに付勢するものである。永久磁石
１５はレーザプリンタの天板の取りはずしによって図示
上向きに後退する。
断面図であって、本変形例は本体１１ａおよびブロック
１１ｂを有するレーザ発光装置１１の軸１１ｃに外箱１
４の軸受部（図示せず）に係止自在な第１のストッパー
１１ｄを設けるとともに、レーザ発光装置１１の本体１
１ａを強磁性体材料によって作成し、これを付勢手段で
ある永久磁石１５の磁気吸引力によって図示上向きに吸
引することにより、レーザ発光装置１１を本体１１ａの
重さに抗して時計回りに付勢するものである。永久磁石
１５はレーザプリンタの天板の取りはずしによって図示
上向きに後退する。
【００１８】また、外箱１４の底壁１４ａには第２のス
トッパー１６が設けられ、第２のストッパー１６は、永
久磁石１５が後退してレーザ発光装置１１の本体１１ａ
を吸引する磁気吸引力が解除され、レーザ発光装置１１
が本体１１ａの重さによって反時計回りに回動したとき
にその下面を支持する。
トッパー１６が設けられ、第２のストッパー１６は、永
久磁石１５が後退してレーザ発光装置１１の本体１１ａ
を吸引する磁気吸引力が解除され、レーザ発光装置１１
が本体１１ａの重さによって反時計回りに回動したとき
にその下面を支持する。
【００１９】レーザプリンタの天板が閉じられていると
き、図３の実線で示すように、レーザ発光装置１１は前
述のように永久磁石１５の磁気吸引力によって図示上向
きに吸引され、第１のストッパー１１ｄが外箱１４の軸
受部に係止しており、レーザ発光装置１１から発せられ
るレーザ光Ｌ2 は回転多面鏡１２の反射面１２ａに照射
される。
き、図３の実線で示すように、レーザ発光装置１１は前
述のように永久磁石１５の磁気吸引力によって図示上向
きに吸引され、第１のストッパー１１ｄが外箱１４の軸
受部に係止しており、レーザ発光装置１１から発せられ
るレーザ光Ｌ2 は回転多面鏡１２の反射面１２ａに照射
される。
【００２０】レーザプリンタの天板が取りはずされる
と、これによって永久磁石１５が図示上向きに後退して
磁気吸引力が解除されるため、レーザ発光装置１１は本
体１１ａの重さによって図示反時計回りに回動して第２
のストッパー１６に係合する（図３に破線で示す）。そ
の結果、本体１１ａの放光端１１１ｂが外箱１４の底壁
１４ａに向けられるため、レーザ発光装置１１から発せ
られるレーザ光は外箱１４の底壁１４ａに吸収され、附
近の作業者に危険を及ぼすことはない。
と、これによって永久磁石１５が図示上向きに後退して
磁気吸引力が解除されるため、レーザ発光装置１１は本
体１１ａの重さによって図示反時計回りに回動して第２
のストッパー１６に係合する（図３に破線で示す）。そ
の結果、本体１１ａの放光端１１１ｂが外箱１４の底壁
１４ａに向けられるため、レーザ発光装置１１から発せ
られるレーザ光は外箱１４の底壁１４ａに吸収され、附
近の作業者に危険を及ぼすことはない。
【００２１】図４は第２実施例を外箱のふたを取りはず
した状態で示す平面図であって、本実施例の偏向走査装
置Ｅ2 は、レーザ光Ｌ3 を発するレーザ発光装置２１
と、複数の鏡面２２Ａ〜２２Ｆからなる反射面２２ａに
よってレーザ光Ｌ3 を偏向走査する回転多面鏡２２と、
回転多面鏡２２によって偏向走査されたレーザ光Ｌ3 を
図示しない回転ドラム上の感光体に結像させる結像レン
ズ系２３と、レーザ発光装置２１、回転多面鏡２２およ
び結像レンズ系２３を収容する外箱２４を有し、結像レ
ンズ系２３は球面レンズ２３ａおよびトーリックレンズ
２３ｂからなる。
した状態で示す平面図であって、本実施例の偏向走査装
置Ｅ2 は、レーザ光Ｌ3 を発するレーザ発光装置２１
と、複数の鏡面２２Ａ〜２２Ｆからなる反射面２２ａに
よってレーザ光Ｌ3 を偏向走査する回転多面鏡２２と、
回転多面鏡２２によって偏向走査されたレーザ光Ｌ3 を
図示しない回転ドラム上の感光体に結像させる結像レン
ズ系２３と、レーザ発光装置２１、回転多面鏡２２およ
び結像レンズ系２３を収容する外箱２４を有し、結像レ
ンズ系２３は球面レンズ２３ａおよびトーリックレンズ
２３ｂからなる。
【００２２】回転多面鏡２２は、図５に示すように、こ
れを回転駆動するモータＭ1 のロータ２２ｂに弾性押圧
手段２２ｃによって一体的に結合され、モータＭ1 のス
テータ２２ｄは、外箱２４に支持された軸受ハウジング
２２ｅに固定されたモータ基板２２ｆに実装されてい
る。モータＭ1 は、図示しない制御回路を経てステータ
２２ｄに供給されるモータ電流によって駆動される。
れを回転駆動するモータＭ1 のロータ２２ｂに弾性押圧
手段２２ｃによって一体的に結合され、モータＭ1 のス
テータ２２ｄは、外箱２４に支持された軸受ハウジング
２２ｅに固定されたモータ基板２２ｆに実装されてい
る。モータＭ1 は、図示しない制御回路を経てステータ
２２ｄに供給されるモータ電流によって駆動される。
【００２３】回転多面鏡２２の上面には、各鏡面２２Ａ
〜２２Ｆに対応する反射体２５Ａ〜２５Ｆが設けられて
おり、各反射体２５Ａ〜２５Ｆは、これに隣接する鏡面
２２Ａ〜２２Ｆの両端から等距離の位置に配設され、回
転多面鏡２２の上面の各反射体２５Ａ〜２５Ｆから露出
する部分は反射防止塗料によって被覆されている。さら
に、外箱２４は着脱自在なふた２７を有し、ふた２７の
裏面には、回転多面鏡２２の回転中に各反射体２５Ａ〜
２５Ｆから反射された光を検知する検出手段であるセン
サ２８が設けられる。
〜２２Ｆに対応する反射体２５Ａ〜２５Ｆが設けられて
おり、各反射体２５Ａ〜２５Ｆは、これに隣接する鏡面
２２Ａ〜２２Ｆの両端から等距離の位置に配設され、回
転多面鏡２２の上面の各反射体２５Ａ〜２５Ｆから露出
する部分は反射防止塗料によって被覆されている。さら
に、外箱２４は着脱自在なふた２７を有し、ふた２７の
裏面には、回転多面鏡２２の回転中に各反射体２５Ａ〜
２５Ｆから反射された光を検知する検出手段であるセン
サ２８が設けられる。
【００２４】センサ２８はモータＭ1 の制御回路に接続
され、該制御回路は、センサ２８の出力信号から、回転
多面鏡２２の回転中に各反射体２５Ａ〜２５Ｆがセンサ
２８の下を通過するタイミングを検出し、モータＭ1 の
停止時には、センサ２８の出力信号から検出されたタイ
ミングに基づいてモータＭ1 の停止角度を制御する。す
なわち、モータＭ1 が停止するとき、回転多面鏡２２の
鏡面２５Ａ〜２５Ｆのいずれかがレーザ発光装置２１か
ら発せられたレーザ光Ｌ3 の光路を直角に横切る位置で
停止するようにモータＭ1 の停止角度を制御する（図４
に破線で示す）。これによって、モータＭ1 の停止時に
は、回転多面鏡２２によって反射されたレーザ光Ｌ3 が
レーザ発光装置２１に向って逆進し、偏向走査装置Ｅ2
を搭載したレーザプリンタの天板等を取りはずしても附
近の作業者が偏向走査装置Ｅ2 のレーザ光に曝されるこ
とはない。
され、該制御回路は、センサ２８の出力信号から、回転
多面鏡２２の回転中に各反射体２５Ａ〜２５Ｆがセンサ
２８の下を通過するタイミングを検出し、モータＭ1 の
停止時には、センサ２８の出力信号から検出されたタイ
ミングに基づいてモータＭ1 の停止角度を制御する。す
なわち、モータＭ1 が停止するとき、回転多面鏡２２の
鏡面２５Ａ〜２５Ｆのいずれかがレーザ発光装置２１か
ら発せられたレーザ光Ｌ3 の光路を直角に横切る位置で
停止するようにモータＭ1 の停止角度を制御する（図４
に破線で示す）。これによって、モータＭ1 の停止時に
は、回転多面鏡２２によって反射されたレーザ光Ｌ3 が
レーザ発光装置２１に向って逆進し、偏向走査装置Ｅ2
を搭載したレーザプリンタの天板等を取りはずしても附
近の作業者が偏向走査装置Ｅ2 のレーザ光に曝されるこ
とはない。
【００２５】なお、回転多面鏡の所定位置に設けられた
反射体の反射光を受光するセンサの替わりに、回転多面
鏡によって偏向走査されたレーザ光の一部分を受光して
走査開始信号を発生する公知のビームディテクタを用い
ることもできる。この場合は、ビームディテクタの走査
開始信号を受けてＦＧパルスのカウントを開始し、所定
のパルス数がカウントされたときモータを停止する制御
手段を設ける。さらに、モータのコギング位置をモータ
の停止角度に合わせておけば、より正確に制御すること
ができる。
反射体の反射光を受光するセンサの替わりに、回転多面
鏡によって偏向走査されたレーザ光の一部分を受光して
走査開始信号を発生する公知のビームディテクタを用い
ることもできる。この場合は、ビームディテクタの走査
開始信号を受けてＦＧパルスのカウントを開始し、所定
のパルス数がカウントされたときモータを停止する制御
手段を設ける。さらに、モータのコギング位置をモータ
の停止角度に合わせておけば、より正確に制御すること
ができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。
で、以下に記載する効果を奏する。
【００２７】複雑なリンク機構を必要とするシャッター
を用いることなく、偏向走査装置を搭載したレーザプリ
ンタ等の装置を開放するときに取りはずされる天板等の
動き、または、回転多面鏡のモータ停止に連動してレー
ザ光を遮断することができる。従って、製造部品点数の
増加や組立工程の複雑化を招くことなく、内部点検等の
ために前記装置が開放されるときに作業者がレーザ光に
曝される危険を防ぐことができる。
を用いることなく、偏向走査装置を搭載したレーザプリ
ンタ等の装置を開放するときに取りはずされる天板等の
動き、または、回転多面鏡のモータ停止に連動してレー
ザ光を遮断することができる。従って、製造部品点数の
増加や組立工程の複雑化を招くことなく、内部点検等の
ために前記装置が開放されるときに作業者がレーザ光に
曝される危険を防ぐことができる。
【図１】第１実施例を外箱のふたを取りはずした状態で
示す平面図である。
示す平面図である。
【図２】図１の装置の主要部を示す部分模式断面図であ
る。
る。
【図３】第１実施例の変形例を示す部分模式断面図であ
る。
る。
【図４】第２実施例を外箱のふたを取りはずした状態で
示す平面図である。
示す平面図である。
【図５】図４の装置の主要部を示す部分模式断面図であ
る。
る。
【図６】従来例の主要部を示す部分模式断面図である。
【図７】従来例を外箱のふたを取りはずした状態で示す
平面図である。
平面図である。
Ｅ1 ，Ｅ2 偏向走査装置 Ｍ1 モータ Ｌ1 ，Ｌ2 ，Ｌ3 レーザ光 １，１１，２１ レーザ発光装置 １ａ，１１ａ 本体 １ｂ，１１ｂ ブロック １ｃ，１１ｃ 軸 ２，１２，２２ 回転多面鏡 ３，２３ 結像レンズ系 ４，１４，２４ 外箱 ４ｂ，４ｃ 軸受部 ５ レバー ６ 弾性部材 ７ ふた ７ａ ストッパー １５ 永久磁石 ２５Ａ〜２５Ｆ 反射体 ２８ センサ
Claims (7)
- 【請求項１】 レーザ発光装置と、該レーザ発光装置か
ら発せられたレーザ光を偏向走査する複数の鏡面を有す
る回転多面鏡からなり、前記レーザ発光装置が所定の方
向に回動自在に支持され、付勢手段によって前記と逆の
方向に付勢されていることを特徴とする偏向走査装置。 - 【請求項２】 レーザ発光装置が自重によって所定の方
向に回動自在であることを特徴とする請求項１記載の偏
向走査装置。 - 【請求項３】 付勢手段が、レーザ発光装置に一体的に
設けられたレバーを押圧する進退自在な弾性部材である
ことを特徴とする請求項１または２記載の偏向走査装
置。 - 【請求項４】 付勢手段が、強磁性体でつくられたレー
ザ発光装置の本体を吸着する進退自在な永久磁石である
ことを特徴とする請求項１または２記載の偏向走査装
置。 - 【請求項５】 レーザ発光装置と、該レーザ発光装置か
ら発せられたレーザ光を偏向走査する複数の鏡面を有す
る回転多面鏡と、該回転多面鏡を回転駆動するモータ
と、前記回転多面鏡の回転中に各鏡面が前記レーザ光の
光路を横切るタイミングを検出する検出手段と、該検出
手段の出力に基づいて前記モータの停止角度を制御する
制御手段からなる偏向走査装置。 - 【請求項６】 検出手段が、回転多面鏡の上面の所定位
置に設けられた反射体の反射光を受光するセンサである
ことを特徴とする請求項５記載の偏向走査装置。 - 【請求項７】 検出手段が、回転多面鏡によって偏向走
査されたレーザ光の一部分を受光して走査開始信号を発
生するビームディテクタであることを特徴とする請求項
５記載の偏向走査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4188977A JPH0611659A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 偏向走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4188977A JPH0611659A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 偏向走査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0611659A true JPH0611659A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=16233241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4188977A Pending JPH0611659A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 偏向走査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611659A (ja) |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP4188977A patent/JPH0611659A/ja active Pending
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