JPH0915517A - レーザ走査用光学装置 - Google Patents
レーザ走査用光学装置Info
- Publication number
- JPH0915517A JPH0915517A JP16263595A JP16263595A JPH0915517A JP H0915517 A JPH0915517 A JP H0915517A JP 16263595 A JP16263595 A JP 16263595A JP 16263595 A JP16263595 A JP 16263595A JP H0915517 A JPH0915517 A JP H0915517A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- laser light
- laser
- horizontal synchronization
- scanning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ走査光学装置を小型化する。
【構成】レーザ光Ｌを射出するレーザ光源１と、レーザ
光Ｌを主走査方向に走査する回転多面鏡３と、レーザ光
Ｌを副走査方向に集束させる集光レンズ２Ｂと、走査さ
れたレーザ光Ｌを走査対象となる平面上でほぼ一定に集
光するｆ−θレンズ４と、回転多面鏡３の走査範囲の端
部となるレーザ光Ｌを受光する水平同期検出用センサ６
と、この水平同期検出用センサ６に入光するレーザ光Ｌ
を集光する水平同期検出用レンズ５とを備え、この水平
同期検出用レンズ５をｆ−θレンズ４よりも回転多面鏡
３よりに配設した。
光Ｌを主走査方向に走査する回転多面鏡３と、レーザ光
Ｌを副走査方向に集束させる集光レンズ２Ｂと、走査さ
れたレーザ光Ｌを走査対象となる平面上でほぼ一定に集
光するｆ−θレンズ４と、回転多面鏡３の走査範囲の端
部となるレーザ光Ｌを受光する水平同期検出用センサ６
と、この水平同期検出用センサ６に入光するレーザ光Ｌ
を集光する水平同期検出用レンズ５とを備え、この水平
同期検出用レンズ５をｆ−θレンズ４よりも回転多面鏡
３よりに配設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ走査用光学装置
に係り、特に、印刷装置等に用いられるレーザ走査用光
学装置に関する。
に係り、特に、印刷装置等に用いられるレーザ走査用光
学装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のレーザ走査用光学装置５０を図２
に示す。この従来例は、電子写真式印刷装置に装備さ
れ、帯電された感光ドラムＤ上にレーザ光Ｌを照射して
静電潜像を形成する。
に示す。この従来例は、電子写真式印刷装置に装備さ
れ、帯電された感光ドラムＤ上にレーザ光Ｌを照射して
静電潜像を形成する。
【０００３】このレーザ走査用光学装置５０は、レーザ
光Ｌを射出するレーザ光源５１と、このレーザ光Ｌを平
行光線にするコリメータレンズ５２Ａと、このレーザ光
線Ｌを副走査方向に集光するシリンドリカルレンズ５２
Ｂと、レーザ光Ｌを主走査方向に走査する回転多面鏡５
３と、この走査されたレーザ光Ｌの焦点を感光ドラムＤ
の外周面上に合わせるｆ−θレンズ５４とを備えてい
る。
光Ｌを射出するレーザ光源５１と、このレーザ光Ｌを平
行光線にするコリメータレンズ５２Ａと、このレーザ光
線Ｌを副走査方向に集光するシリンドリカルレンズ５２
Ｂと、レーザ光Ｌを主走査方向に走査する回転多面鏡５
３と、この走査されたレーザ光Ｌの焦点を感光ドラムＤ
の外周面上に合わせるｆ−θレンズ５４とを備えてい
る。
【０００４】さらに、ｆ−θレンズ５４には、図２にお
ける右部分に水平同期検出用レンズ領域５５が一体的に
設けられており、回転多面鏡５３とこの水平同期検出用
レンズ領域５５とを結ぶ延長線上には、水平同期検出用
ミラー５８が設けられている。そして、この水平同期検
出用ミラー５８の反射先には、水平同期検出用センサ５
６が設けられている。この水平同期検出用センサ５６に
レーザ光Ｌが入射すると、所定のタイミングで感光ドラ
ムＤの外周面上にレーザ光Ｌによる感光が開始される。
ける右部分に水平同期検出用レンズ領域５５が一体的に
設けられており、回転多面鏡５３とこの水平同期検出用
レンズ領域５５とを結ぶ延長線上には、水平同期検出用
ミラー５８が設けられている。そして、この水平同期検
出用ミラー５８の反射先には、水平同期検出用センサ５
６が設けられている。この水平同期検出用センサ５６に
レーザ光Ｌが入射すると、所定のタイミングで感光ドラ
ムＤの外周面上にレーザ光Ｌによる感光が開始される。
【０００５】ここで、符号５７は、上述の構成を一体的
に各部に配設したフレームであり、符号５９は、レーザ
光源５１と水平同期検出用センサ５６とを配設し、フレ
ーム５７内部に植設された制御基板である。
に各部に配設したフレームであり、符号５９は、レーザ
光源５１と水平同期検出用センサ５６とを配設し、フレ
ーム５７内部に植設された制御基板である。
【０００６】上記従来例は、まずレーザ光源５１からレ
ーザ光Ｌが射出され、コリメータレンズ５２Ａを通過し
て平行光線になる。そして、このレーザ光Ｌは、シリン
ドリカルレンズ５２Ｂを通過して副走査方向（図２にお
ける紙面の表裏方向）に集束される。この集束されたレ
ーザ光Ｌは、回転多面鏡５３の一面に反射して主走査方
向（図２における右から左に向かう方向）に走査され
る。
ーザ光Ｌが射出され、コリメータレンズ５２Ａを通過し
て平行光線になる。そして、このレーザ光Ｌは、シリン
ドリカルレンズ５２Ｂを通過して副走査方向（図２にお
ける紙面の表裏方向）に集束される。この集束されたレ
ーザ光Ｌは、回転多面鏡５３の一面に反射して主走査方
向（図２における右から左に向かう方向）に走査され
る。
【０００７】このとき、レーザ光Ｌの走査範囲の上流
側，即ち走査範囲における右側部分に反射したレーザ光
Ｌが、ｆ−θレンズ５４の水平同期検出用レンズ領域５
５を通過して、水平同期検出用ミラー５８を介して水平
同期検出用センサ５６に入射する。この入射直後からレ
ーザ光源５１のレーザ光Ｌの射出が途絶え，或いはレー
ザ光源１の出力が低下し、感光ドラムＤの印刷開始位置
で再び通常状態でレーザ光Ｌの射出が行われる。そし
て、感光ドラム所の外周面上をレーザ光の走査が行わ
れ、これら一連の動作が繰り返される。
側，即ち走査範囲における右側部分に反射したレーザ光
Ｌが、ｆ−θレンズ５４の水平同期検出用レンズ領域５
５を通過して、水平同期検出用ミラー５８を介して水平
同期検出用センサ５６に入射する。この入射直後からレ
ーザ光源５１のレーザ光Ｌの射出が途絶え，或いはレー
ザ光源１の出力が低下し、感光ドラムＤの印刷開始位置
で再び通常状態でレーザ光Ｌの射出が行われる。そし
て、感光ドラム所の外周面上をレーザ光の走査が行わ
れ、これら一連の動作が繰り返される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーザ走査用光学装置は、生産行程及び生産コストを考
慮してｆ−θレンズに水平同期検出用レンズ領域を一体
的に設け，別部材として構成されてはいなかった。この
ため、ｆ−θレンズを挟んで回転多面鏡と反対側に水平
同期検出用センサを配置しなければならなかった。上記
従来例では、水平同期検出用ミラーを介して水平同期検
出用センサにレーザ光Ｌの入射を行っているが、いずれ
にしても、ｆ−θレンズを挟んで回転多面鏡と反対側に
水平同期検出用センサ又は水平同期検出用ミラーを設け
る領域が必要となり、これがために、レーザ走査用光学
装置が大型化するという不都合を有していた。
レーザ走査用光学装置は、生産行程及び生産コストを考
慮してｆ−θレンズに水平同期検出用レンズ領域を一体
的に設け，別部材として構成されてはいなかった。この
ため、ｆ−θレンズを挟んで回転多面鏡と反対側に水平
同期検出用センサを配置しなければならなかった。上記
従来例では、水平同期検出用ミラーを介して水平同期検
出用センサにレーザ光Ｌの入射を行っているが、いずれ
にしても、ｆ−θレンズを挟んで回転多面鏡と反対側に
水平同期検出用センサ又は水平同期検出用ミラーを設け
る領域が必要となり、これがために、レーザ走査用光学
装置が大型化するという不都合を有していた。
【０００９】これにともない、従来のレーザ走査用光学
装置を印刷装置等に装備した場合に，印刷装置の小型化
の妨げとなり、これにより、印刷装置の設置場所の確保
が困難となり、また大型であるために持ち運びに不適で
あり，印刷装置の可搬性を損なうという不都合を有して
いた。
装置を印刷装置等に装備した場合に，印刷装置の小型化
の妨げとなり、これにより、印刷装置の設置場所の確保
が困難となり、また大型であるために持ち運びに不適で
あり，印刷装置の可搬性を損なうという不都合を有して
いた。
【００１０】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、印刷装置等の小型化に好適なレーザ走査用光
学装置を提供することを、その目的とする。
を改善し、印刷装置等の小型化に好適なレーザ走査用光
学装置を提供することを、その目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
レーザ光を射出するレーザ光源と、レーザ光を主走査方
向に走査する回転多面鏡と、レーザ光を副走査方向に集
束させる集光レンズと、走査されたレーザ光を走査対象
となる平面上にほぼ一定に集光するｆ−θレンズと、回
転多面鏡の走査範囲の端部となるレーザ光を受光する水
平同期検出用センサと、この水平同期検出用センサに入
光するレーザ光を集光する水平同期検出用レンズとを備
え、水平同期検出用レンズを，ｆ−θレンズよりも回転
多面鏡寄りに配設している。
レーザ光を射出するレーザ光源と、レーザ光を主走査方
向に走査する回転多面鏡と、レーザ光を副走査方向に集
束させる集光レンズと、走査されたレーザ光を走査対象
となる平面上にほぼ一定に集光するｆ−θレンズと、回
転多面鏡の走査範囲の端部となるレーザ光を受光する水
平同期検出用センサと、この水平同期検出用センサに入
光するレーザ光を集光する水平同期検出用レンズとを備
え、水平同期検出用レンズを，ｆ−θレンズよりも回転
多面鏡寄りに配設している。
【００１２】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明と同様の構成を有すると共に、集光レンズがトロイダ
ルレンズとなっている。
明と同様の構成を有すると共に、集光レンズがトロイダ
ルレンズとなっている。
【００１３】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明と同様の構成を有すると共に、ｆ−θレンズが一枚の
レンズからなっている。
明と同様の構成を有すると共に、ｆ−θレンズが一枚の
レンズからなっている。
【００１４】
【作用】レーザ光がレーザ光源から射出され、このレー
ザ光が集光レンズにより副走査方向に集束された状態
で、回転多面鏡の反射鏡部分に照射される。そして、レ
ーザ光は、回転多面鏡の回転に合わせて，この回転多面
鏡をほぼ中心として回動するように反射され、反射した
レーザ光は、ｆ−θレンズを透過して，走査対象となる
平面上に入射して、レーザ光による走査が行われる。
ザ光が集光レンズにより副走査方向に集束された状態
で、回転多面鏡の反射鏡部分に照射される。そして、レ
ーザ光は、回転多面鏡の回転に合わせて，この回転多面
鏡をほぼ中心として回動するように反射され、反射した
レーザ光は、ｆ−θレンズを透過して，走査対象となる
平面上に入射して、レーザ光による走査が行われる。
【００１５】このとき、この回動するように反射された
レーザ光の内，回動幅のどちらか一方の端部に進行した
レーザ光は、ｆ−θレンズよりも回転多面鏡に近い位置
で水平同期検出用レンズを透過し、さらに、この水平同
期検出用レンズの延長線上に設けられた水平同期検出用
センサに入射される。この水平同期検出用センサに対す
るレーザ光の入射を受けて、この入射後に行われるレー
ザ光の走査の開始位置が決定される。
レーザ光の内，回動幅のどちらか一方の端部に進行した
レーザ光は、ｆ−θレンズよりも回転多面鏡に近い位置
で水平同期検出用レンズを透過し、さらに、この水平同
期検出用レンズの延長線上に設けられた水平同期検出用
センサに入射される。この水平同期検出用センサに対す
るレーザ光の入射を受けて、この入射後に行われるレー
ザ光の走査の開始位置が決定される。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１に基づいて説
明する。本実施例は、電子写真式印刷装置に装備され、
帯電された感光ドラムＤ上にレーザ光Ｌを照射して静電
潜像を形成するレーザ走査用光学装置である。
明する。本実施例は、電子写真式印刷装置に装備され、
帯電された感光ドラムＤ上にレーザ光Ｌを照射して静電
潜像を形成するレーザ走査用光学装置である。
【００１７】本実施例は、レーザ光Ｌを射出するレーザ
光源１と、このレーザ光線Ｌを平行光線にするコリメー
タレンズ２Ａと、レーザ光Ｌを副走査方向に集束させる
集光レンズとしてのトロイダルレンズ２Ｂと、レーザ光
Ｌを主走査方向に走査する回転多面鏡３と、走査された
レーザ光Ｌの焦点を走査対象となる感光ドラムＤの外周
面上に合わせるｆ−θレンズ４と、回転多面鏡３の走査
範囲の端部となるレーザ光Ｌを受光する水平同期検出用
センサ６と、水平同期検出用センサ６に入光するレーザ
光Ｌを集光する水平同期検出用レンズ５とを備えたレー
ザ走査用光学装置１０である。
光源１と、このレーザ光線Ｌを平行光線にするコリメー
タレンズ２Ａと、レーザ光Ｌを副走査方向に集束させる
集光レンズとしてのトロイダルレンズ２Ｂと、レーザ光
Ｌを主走査方向に走査する回転多面鏡３と、走査された
レーザ光Ｌの焦点を走査対象となる感光ドラムＤの外周
面上に合わせるｆ−θレンズ４と、回転多面鏡３の走査
範囲の端部となるレーザ光Ｌを受光する水平同期検出用
センサ６と、水平同期検出用センサ６に入光するレーザ
光Ｌを集光する水平同期検出用レンズ５とを備えたレー
ザ走査用光学装置１０である。
【００１８】符号７は上記各構成を各部に配設するフレ
ームであり、このフレーム７は感光ドラムＤの中心軸と
ほぼ平行な底板を有しており、上述の各構成は同一平面
上となるこの底板上に配設されている。符号９はフレー
ム７の内部に植設された制御基板であり、レーザ光源
１，回転多面鏡３，及び水平同期検出用センサ６等の各
動作を制御している。
ームであり、このフレーム７は感光ドラムＤの中心軸と
ほぼ平行な底板を有しており、上述の各構成は同一平面
上となるこの底板上に配設されている。符号９はフレー
ム７の内部に植設された制御基板であり、レーザ光源
１，回転多面鏡３，及び水平同期検出用センサ６等の各
動作を制御している。
【００１９】レーザ光源１は、制御基板９に付設されて
おり、レーザ光線Ｌが回転多面鏡３に向かって射出され
る方向に設定されている。このレーザ光源１と回転多面
鏡３との間には、コリメータレンズ２Ａとトロイダルレ
ンズ２Ｂとがレーザ光線Ｌの照射軌跡上に配設されてい
る。
おり、レーザ光線Ｌが回転多面鏡３に向かって射出され
る方向に設定されている。このレーザ光源１と回転多面
鏡３との間には、コリメータレンズ２Ａとトロイダルレ
ンズ２Ｂとがレーザ光線Ｌの照射軌跡上に配設されてい
る。
【００２０】回転多面鏡３は、回転自在に設けられた正
方形の回転部材と、この回転部材の回転面の周囲の四つ
の面にそれぞれ設けられた反射鏡と、回転部材に図１の
矢印方向に回転力を付勢する駆動源とから構成される。
この回転多面鏡３は，回転部材の回転にともないレーザ
光線と反射鏡との成す角度を変化させ、これにより反射
鏡上のレーザ光線Ｌの入射箇所を中心としてこのレーザ
光線Ｌを回動状態で反射させている。
方形の回転部材と、この回転部材の回転面の周囲の四つ
の面にそれぞれ設けられた反射鏡と、回転部材に図１の
矢印方向に回転力を付勢する駆動源とから構成される。
この回転多面鏡３は，回転部材の回転にともないレーザ
光線と反射鏡との成す角度を変化させ、これにより反射
鏡上のレーザ光線Ｌの入射箇所を中心としてこのレーザ
光線Ｌを回動状態で反射させている。
【００２１】ここで、回転部材は正方形ではなく，他の
正多角形でも良い。この回転部材をより多くの反射面を
有する形状とすることにより、一定回転数でのレーザ光
Ｌの走査の回数を増やすことができる。
正多角形でも良い。この回転部材をより多くの反射面を
有する形状とすることにより、一定回転数でのレーザ光
Ｌの走査の回数を増やすことができる。
【００２２】上述の回転多面鏡３により、レーザ光線Ｌ
は図１の右側から左側に反射される。このとき、レーザ
光線Ｌの反射範囲の右端領域におけるレーザ光線Ｌの進
行方向先には、水平同期検出用センサ６が設けられてお
り、また、回転多面鏡３と水平同期検出用センサ６とを
結ぶ線分上には水平同期検出用レンズ５が配設されてい
る。この水平同期検出用センサ６は、後述するｆ−θレ
ンズ４に隣接しており、図１における上下方向の位置が
ほぼｆ−θレンズ４と等しく配設されている。そして、
水平同期検出用レンズ５は、ｆ−θレンズ４よりも回転
多面鏡３からの距離が小さくなるように配設されてい
る。
は図１の右側から左側に反射される。このとき、レーザ
光線Ｌの反射範囲の右端領域におけるレーザ光線Ｌの進
行方向先には、水平同期検出用センサ６が設けられてお
り、また、回転多面鏡３と水平同期検出用センサ６とを
結ぶ線分上には水平同期検出用レンズ５が配設されてい
る。この水平同期検出用センサ６は、後述するｆ−θレ
ンズ４に隣接しており、図１における上下方向の位置が
ほぼｆ−θレンズ４と等しく配設されている。そして、
水平同期検出用レンズ５は、ｆ−θレンズ４よりも回転
多面鏡３からの距離が小さくなるように配設されてい
る。
【００２３】また、一方で、レーザ光線Ｌの反射範囲に
おける回転多面鏡３のほぼ正面（図１における上方）に
は、レーザ光線Ｌの反射範囲をほぼ網羅するようにｆ−
θレンズ４が設けられている。このｆ−θレンズ４は、
上述のように回転多面鏡３によるレーザ光線Ｌの反射範
囲をほぼ網羅することができる幅に設定された一枚構成
のレンズである。回転多面鏡３から走査が行われる感光
ドラムＤの外周面上の任意の点までの距離は、その点の
位置により皆異なるが、このｆ−θレンズ４をレーザ光
Ｌが透過することにより，感光ドラムＤの外周面上を主
走査方向に一様にレーザ光線Ｌを集光させることができ
る。
おける回転多面鏡３のほぼ正面（図１における上方）に
は、レーザ光線Ｌの反射範囲をほぼ網羅するようにｆ−
θレンズ４が設けられている。このｆ−θレンズ４は、
上述のように回転多面鏡３によるレーザ光線Ｌの反射範
囲をほぼ網羅することができる幅に設定された一枚構成
のレンズである。回転多面鏡３から走査が行われる感光
ドラムＤの外周面上の任意の点までの距離は、その点の
位置により皆異なるが、このｆ−θレンズ４をレーザ光
Ｌが透過することにより，感光ドラムＤの外周面上を主
走査方向に一様にレーザ光線Ｌを集光させることができ
る。
【００２４】上述した本実施例の動作を説明する。まず
レーザ光源１からレーザ光線Ｌが射出され、コリメータ
レンズ２Ａを透過して平行光線となり、さらに、トロイ
ダルレンズ２Ｂを透過して副走査方向に収束される。
レーザ光源１からレーザ光線Ｌが射出され、コリメータ
レンズ２Ａを透過して平行光線となり、さらに、トロイ
ダルレンズ２Ｂを透過して副走査方向に収束される。
【００２５】そして、レーザ光線Ｌは副走査方向に集束
された状態で回転多面鏡３の回転する一反射鏡に反射さ
れる。回転多面鏡３の回転にともない回動状態で反射さ
れるレーザ光線Ｌは、まず、回動開始位置にほぼ相当す
る方向先に設けられた水平同期検出用レンズ５を介して
水平同期検出用センサ６に入射し、その後感光ドラムＤ
の外周面上に沿って主走査方向に移動しながら照射さ
れ、走査が行われる。
された状態で回転多面鏡３の回転する一反射鏡に反射さ
れる。回転多面鏡３の回転にともない回動状態で反射さ
れるレーザ光線Ｌは、まず、回動開始位置にほぼ相当す
る方向先に設けられた水平同期検出用レンズ５を介して
水平同期検出用センサ６に入射し、その後感光ドラムＤ
の外周面上に沿って主走査方向に移動しながら照射さ
れ、走査が行われる。
【００２６】このとき、水平同期検出用センサ６にレー
ザ光線Ｌが入射してから回転多面鏡３の反射鏡が感光ド
ラムＤの走査開始位置にレーザ光線Ｌを反射させる向き
となるまでの間，レーザ光源１からのレーザ光線Ｌの射
出が停止或いは低下する。そして、感光ドラムＤの外周
面上の走査開始位置から再びレーザ光Ｌの照射が行われ
る。即ち、この水平同期検出用センサにより、感光ドラ
ムの外周面上の走査開始の位置決めが行われる。
ザ光線Ｌが入射してから回転多面鏡３の反射鏡が感光ド
ラムＤの走査開始位置にレーザ光線Ｌを反射させる向き
となるまでの間，レーザ光源１からのレーザ光線Ｌの射
出が停止或いは低下する。そして、感光ドラムＤの外周
面上の走査開始位置から再びレーザ光Ｌの照射が行われ
る。即ち、この水平同期検出用センサにより、感光ドラ
ムの外周面上の走査開始の位置決めが行われる。
【００２７】感光ドラムＤの外周面上を走査するレーザ
光線Ｌは、ｆ−θレンズ４により、感光ドラムＤの外周
面上を常に一定のスポット径を維持しながら等速度で移
動して照射される。
光線Ｌは、ｆ−θレンズ４により、感光ドラムＤの外周
面上を常に一定のスポット径を維持しながら等速度で移
動して照射される。
【００２８】そして、回転多面鏡３の一つの反射鏡につ
いて走査が行われると、隣接する次の反射鏡について同
様の走査が行われ、反射鏡毎にこの走査が繰り返され
る。これにより、必要量の走査が行われると、レーザ走
査用光学装置１０の動作は終了となる。また、感光ドラ
ムＤは、外周面上が予め帯電されており、そこにレーザ
光線Ｌによる走査が行われるために、静電潜像が形成さ
れる。そしてその後、図示しない現像手段によりトナー
が付着されて記録用紙等に印刷が行われる。
いて走査が行われると、隣接する次の反射鏡について同
様の走査が行われ、反射鏡毎にこの走査が繰り返され
る。これにより、必要量の走査が行われると、レーザ走
査用光学装置１０の動作は終了となる。また、感光ドラ
ムＤは、外周面上が予め帯電されており、そこにレーザ
光線Ｌによる走査が行われるために、静電潜像が形成さ
れる。そしてその後、図示しない現像手段によりトナー
が付着されて記録用紙等に印刷が行われる。
【００２９】本実施例では、水平同期検出用レンズ５を
ｆ−θレンズ４と別部材で形成し，さらにこのｆ−θレ
ンズ４よりも回転多面鏡３の近くに配設したために、従
来と比較して水平同期検出用センサ６を回転多面鏡３の
近くに配設することが可能となり、これが為、例えばｆ
−θレンズ４の位置から水平同期検出用センサ６が装置
全体の外側に突出してしまう事態を排除し、レーザ走査
用光学装置の小型化を可能とした。
ｆ−θレンズ４と別部材で形成し，さらにこのｆ−θレ
ンズ４よりも回転多面鏡３の近くに配設したために、従
来と比較して水平同期検出用センサ６を回転多面鏡３の
近くに配設することが可能となり、これが為、例えばｆ
−θレンズ４の位置から水平同期検出用センサ６が装置
全体の外側に突出してしまう事態を排除し、レーザ走査
用光学装置の小型化を可能とした。
【００３０】このため、このレーザ走査用光学装置１０
を印刷装置等に装備することにより、印刷装置内の省ス
ペース化を図ることができ、印刷装置自体の小型化を図
ることが可能となる。
を印刷装置等に装備することにより、印刷装置内の省ス
ペース化を図ることができ、印刷装置自体の小型化を図
ることが可能となる。
【００３１】また、水平同期検出用レンズと水平同期検
出用センサとの間にはレーザ光線が集光するための焦点
距離を確保する必要があり、ｆ−θレンズと水平同期検
出用レンズとを一体化していた従来では、ｆ−θレンズ
位置からさらに焦点距離を確保して装置の外側方向に水
平同期検出用センサを設けた場合，装置が極端に大型化
してしまうために、これを防ぐ目的で水平同期検出用レ
ンズと水平同期検出用センサとの間に水平同期検出用ミ
ラーを設け、水平同期検出用センサの位置を水平同期検
出用ミラーによる反射先となる位置に配設していた。し
かしながら、本実施例では、ｆ−θレンズと水平同期検
出用レンズとを別部材として、さらに水平同期検出用レ
ンズをｆ−θレンズよりの回転多面鏡の近くに配設して
いるために、水平同期検出用ミラーがなくともレーザ光
線の焦点距離を確保することができる。これにより、水
平同期検出用ミラーの部品コスト及び取付行程を必要と
せず、経済性の向上となる。
出用センサとの間にはレーザ光線が集光するための焦点
距離を確保する必要があり、ｆ−θレンズと水平同期検
出用レンズとを一体化していた従来では、ｆ−θレンズ
位置からさらに焦点距離を確保して装置の外側方向に水
平同期検出用センサを設けた場合，装置が極端に大型化
してしまうために、これを防ぐ目的で水平同期検出用レ
ンズと水平同期検出用センサとの間に水平同期検出用ミ
ラーを設け、水平同期検出用センサの位置を水平同期検
出用ミラーによる反射先となる位置に配設していた。し
かしながら、本実施例では、ｆ−θレンズと水平同期検
出用レンズとを別部材として、さらに水平同期検出用レ
ンズをｆ−θレンズよりの回転多面鏡の近くに配設して
いるために、水平同期検出用ミラーがなくともレーザ光
線の焦点距離を確保することができる。これにより、水
平同期検出用ミラーの部品コスト及び取付行程を必要と
せず、経済性の向上となる。
【００３２】ここで、本実施例では、集光レンズとして
は、トロイダルレンズ２Ｂに替えてシリンドリカルレン
ズを使用しても良い。シリンドリカルレンズは、トロイ
ダルレンズに比べて安価であるために、レーザ走査用光
学装置１０の生産コストの低減を図ることができる。
は、トロイダルレンズ２Ｂに替えてシリンドリカルレン
ズを使用しても良い。シリンドリカルレンズは、トロイ
ダルレンズに比べて安価であるために、レーザ走査用光
学装置１０の生産コストの低減を図ることができる。
【００３３】
【発明の効果】本発明は、水平同期検出用レンズをｆ−
θレンズと別部材で形成し，さらにこの水平同期検出用
レンズをｆ−θレンズよりも回転多面鏡の近くに配設し
たために、従来と比較して水平同期検出用センサを回転
多面鏡の近くに配設することができ、これがため、水平
同期検出用センサが装置全体の外側に突出してしまう事
態を回避し、装置の小型化が可能となる。
θレンズと別部材で形成し，さらにこの水平同期検出用
レンズをｆ−θレンズよりも回転多面鏡の近くに配設し
たために、従来と比較して水平同期検出用センサを回転
多面鏡の近くに配設することができ、これがため、水平
同期検出用センサが装置全体の外側に突出してしまう事
態を回避し、装置の小型化が可能となる。
【００３４】このため、この本発明を印刷装置等に装備
することにより、印刷装置内の省スペース化を図ること
ができ、印刷装置自体の小型化を図ることを可能とする
従来にない優れたレーザ走査用光学装置を提供すること
ができる。
することにより、印刷装置内の省スペース化を図ること
ができ、印刷装置自体の小型化を図ることを可能とする
従来にない優れたレーザ走査用光学装置を提供すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例の概略平面図である。
【図２】従来例の概略平面図である。
１ レーザ光源 ２Ｂ トロイダルレンズ（集光レンズ） ３ 回転多面鏡 ４ ｆ−θレンズ ５ 水平同期用レンズ ６ 水平同期用センサ
Claims (3)
- 【請求項１】 レーザ光を射出するレーザ光源と、前記
レーザ光を主走査方向に走査する回転多面鏡と、前記レ
ーザ光を副走査方向に集束させる集光レンズと、前記走
査されたレーザ光を走査対象となる平面上でほぼ一定に
集光するｆ−θレンズと、前記回転多面鏡の走査範囲の
端部となる前記レーザ光を受光する水平同期検出用セン
サと、この水平同期検出用センサに入光するレーザ光を
集光する水平同期検出用レンズとを備え、 前記水平同期検出用レンズを，前記ｆ−θレンズよりも
前記回転多面鏡寄りに配設したことを特徴とするレーザ
走査用光学装置。 - 【請求項２】 前記集光レンズがトロイダルレンズであ
ることを特徴とする請求項１記載のレーザ走査用光学装
置。 - 【請求項３】 前記ｆ−θレンズが一枚のレンズからな
ることを特徴とする請求項１又は２記載のレーザ走査用
光学装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16263595A JPH0915517A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | レーザ走査用光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16263595A JPH0915517A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | レーザ走査用光学装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0915517A true JPH0915517A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15758368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16263595A Pending JPH0915517A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | レーザ走査用光学装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0915517A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100642743B1 (ko) * | 2004-08-03 | 2006-11-03 | 주식회사 이오테크닉스 | 폴리곤 미러 하우징 |
| US7663785B2 (en) | 2006-06-21 | 2010-02-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light scanning unit and electrophotographic image forming apparatus including the same |
| US9798138B2 (en) | 2015-01-30 | 2017-10-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical scanning device, image forming apparatus, and imaging optical element |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04181913A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Canon Inc | 走査光学装置 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16263595A patent/JPH0915517A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04181913A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Canon Inc | 走査光学装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100642743B1 (ko) * | 2004-08-03 | 2006-11-03 | 주식회사 이오테크닉스 | 폴리곤 미러 하우징 |
| US7663785B2 (en) | 2006-06-21 | 2010-02-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light scanning unit and electrophotographic image forming apparatus including the same |
| US9798138B2 (en) | 2015-01-30 | 2017-10-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical scanning device, image forming apparatus, and imaging optical element |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7450287B2 (en) | Optical scanning device and method for detecting synchronization signal | |
| JP3334447B2 (ja) | 光走査装置の光軸調整方法、光軸調整装置、及び光走査装置 | |
| JP2830670B2 (ja) | 光走査装置 | |
| JPH0915517A (ja) | レーザ走査用光学装置 | |
| JP4557358B2 (ja) | スキャナーユニットおよび画像形成装置 | |
| JPH0996773A (ja) | 光学走査装置 | |
| JP2000028944A (ja) | 光学装置 | |
| JP2003307696A (ja) | 走査光学装置 | |
| JP3236017B2 (ja) | 走査光学装置 | |
| JP2667737B2 (ja) | 複合機能を有するレーザープリンター | |
| JP2001281575A (ja) | 光走査装置の分離光学系 | |
| JPH0519186A (ja) | 走査光学装置 | |
| JP2612880B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
| JPH07120696A (ja) | 光走査装置 | |
| JPH11245443A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH08271819A (ja) | 光走査装置 | |
| JP2001350114A (ja) | 光走査装置 | |
| JP4677124B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
| JPH10149427A (ja) | 光学走査装置及び光学情報読取装置並びに光学情報記録装置 | |
| JPH0894952A (ja) | 光走査装置 | |
| JPS62146655A (ja) | 画像記録装置 | |
| JPH10161051A (ja) | 光走査装置 | |
| JP2001281569A (ja) | 光走査装置の走査開始検出構造 | |
| JPH0943522A (ja) | 光走査装置 | |
| JPH1144857A (ja) | 光偏向走査装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970930 |