JPH06116542A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH06116542A
JPH06116542A JP4289563A JP28956392A JPH06116542A JP H06116542 A JPH06116542 A JP H06116542A JP 4289563 A JP4289563 A JP 4289563A JP 28956392 A JP28956392 A JP 28956392A JP H06116542 A JPH06116542 A JP H06116542A
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polyester resin
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伝治郎 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のプラスチックフィルムあるいは金属箔と
プラスチックフィルムを複合ラミネートした食品包装基
材において、レトルト後の耐折り曲げ性(外観)および
長期保存後の接着強度の低下を生じない優れた接着剤組
成物を提供することである。 【構成】ポリエステルポリウレタンポリオール100重
量部に対して、分子末端にカルボキシル基を含有するポ
リエステル樹脂が10〜500重量部、リン酸変性エポ
キシ樹脂が0.1〜20重量部よりなる樹脂混合物と有
機イソシアネート化合物さらに要すればシランカップリ
ング剤を含有してなる接着剤組成物。 【効果】本発明の接着剤組成物は、食品用包装材料のラ
ミネート基材として強い接着強度を得ることができ、レ
トルト後の積み重ね時における不本意による折り曲げが
原因の外観劣化を防止することが可能になったり、さら
に耐内容物性として酸性度の高い食品や油性食品を内容
物充填した場合においても、経時的な接着強度の低下や
ピンホールの発生がなく、長期間にわたって強い接着強
度を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種プラスチックフィ
ルム、金属蒸着フィルムあるいは金属箔を複数用いて、
食品包装材用複合ラミネートフィルムを製造するに際し
優れた接着機能を与えるウレタン系接着剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、食品包装材料としてアルミニウム
箔などの金属箔あるいは金属蒸着フィルムとポリエチレ
ン、ポリプロピレン、塩化ビニール、ポリエステテル、
ナイロンなどのプラスチックフィルムを多層ラミネート
して複合フィルム化したものが使用されてきた。これら
のプラスチックフィルムおよび金属箔または金属蒸着フ
ィルムを張り合わせる接着剤としては、ポリエステルポ
リオールとポリイソアネート化合物を組み合わせたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようする問題】しかし、このような接着
剤は、ボイル、レトルトの高温殺菌処理を必要とする場
合、レトルト後の積み重ねなどの作業時において、不本
意の折り曲げで部分的に接着不良が発生し、外観不良の
状態になったり、あるいは耐内容物性における耐酸性、
耐熱水性および内容物や基材によっては経時的な性能面
の劣化が問題になることがあった。
【0004】例えば、ポリエステルあるいはナイロンフ
ィルム/アルミニウム箔/未延伸ポリプロピレンフィル
ムからなる一般的な複合フィルムで作成した袋に内容物
として食酢、しょう油、ソースのような酸性度の高い食
品あるいは油性食品あるいはこれらの混合物を含む食品
を充填してレトルト処理を施すと、レトルト直後から経
時にわたって、接着強度の低下あるいはアルミニウム箔
にピンホールを発生させる欠点があった。
【0005】本発明は、ラミネート基材に強い接着強度
を得ることができ、食品包装材料として、レトルト後の
積み重ね時における不本意による折り曲げが原因の外観
劣化を防止することが可能になったり、更に耐内容物性
として酸性度の高い食品や油性食品を内容物充填した場
合においても、経時的な接着強度の低下やピンホールの
発生がなく、長期間にわたって強い接着強度を維持でき
る接着剤組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
ポリウレタンポリオール、分子末端にカルボキシル基を
含有するポリエステル樹脂およびリン酸変性エポキシ樹
脂と有機イソシアネート化合物を含有してなる接着剤組
成物に関する。あ
【0007】本発明に用いられるポリエステルポリウレ
タンポリオールは、末端に水酸基を含有するポリエステ
ルポリオールと有機ジイソシアネートを、NCO/OH
の比が0.3〜0.98になるように配合し、反応させ
て得られる。NCO/OHの比が0.3以下では、レト
ルト後の折り曲げによる接着不良で外観が悪くなり、
0.98以上では、合成上未反応のイソシアネートが残
り易すく、性能面で問題を残す。
【0008】ここで使用される末端に水酸基を含有する
ポリエステルポリオールは、多塩基酸又はそのエステル
化合物と多価アルコールを反応して得られるもので分子
量が600〜15000、好ましくは1000〜700
0が用いられる。分子量が600以下では、凝集力が小
さく接着強度が、不十分であり、15000以上では合
成上、有機ジイソシアネート化合物との反応でNCO/
OHの比を大きくしにくいという問題がある。
【0009】多塩基酸およびそのエステル化合物として
は、周知の原料を使用できる。具体的には、イソフタル
酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、無水フタ
ル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、コハク
酸、グルタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキ
サヒドロフタル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸お
よびそのエステル化合物であり、これらを単独あるいは
2種以上で使用できる。
【0010】多価アルコールの具体例としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、トリメチロールプロパン、グリセ
リン、1、9−ナノンジオール、3−メチル1,5−ペ
ンタンジオールなどであり、これらを単独あるいは2種
以上で使用できる。
【0011】有機ジイソシアネートとしては、周知の原
料を使用できる。具体的にには、2,4−トリレンジイ
ソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフ
タレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネートなどが
あり、これちを単独あるいは2種以上で使用できる。
【0012】本発明で用いられるポリエステルポリウレ
タンポリオールの分子量は1000〜100000、好
ましくは5000〜20000である。分子量が100
0未満では、凝集力が小さく接着強度が不十分であり、
100000以上では反応上、未反応のイソシアネート
化合物が残り易く、合成が難しい。
【0013】本発明で使用される分子末端にカルボキシ
ル基を含有するポリエステル樹脂は、分子末端に2個以
上の水酸基を含有するポリエステル樹脂と無水芳香族多
価カルボン酸と反応させて得られる。
【0014】分子末端に2個以上の水酸基を含有するポ
リエステル樹脂は、多塩基酸又はそのエステル化合物と
多価アルコールの反応によって得られる。多塩基酸又は
そのエステル化合物および多価アルコールは、前述のも
のが使用できる。また、分子末端に2個以上の水酸基を
含有するポリエステル樹脂としては、前述の方法により
ジイソシアネートでウレタン化したポリエステルポリウ
レタンポリオールも同様に使用できる。
【0015】無水芳香族多価カルボン酸としては、無水
フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸な
どがある。無水化していない芳香族多価カルボン酸を使
用すると反応物が加水分解を受け、分子量が低下する場
合がある。
【0016】分子末端に2個以上の水酸基を含有するポ
リエステル樹脂の分子量は1000〜100000、好
ましくは3000〜10000が使用される。1000
以下では、凝集力が小さく接着強度が不十分であり、1
00000以上では、合成上、末端に無水芳香族多価カ
ルボン酸を反応させることは難しく、ゲル化する可能性
もある。
【0017】分子末端に2個以上の水酸基を含有するポ
リエステル樹脂と無水芳香族多価カルボン酸の反応は、
無水カルボン酸の開環反応によるエステル化反応が主反
応となるように反応温度を200℃以下に制御する必要
がある。両者の反応割合は、分子末端に2個以上の水酸
基を含有するポリエステル樹脂の分子末端の水酸基の4
0〜90%を消費する量の無水芳香族多価カルボン酸を
使用する。ここで、〔%〕とは末端水酸基の個数を基準
にしたものである。上記数値が40%以下の場合、耐内
容物性の向上が十分でない。90%以上であると、反応
上未反応物が残り易く、樹脂中に懸濁状態の形で入り、
最終的にラミネート物の接着強度などの物性に悪影響を
及ぼすので好ましくない。
【0018】また、分子末端に2個以上の水酸基を含有
するポリエステル樹脂に、無水脂肪族多価カルボン酸を
反応させると、同様に末端にカルボキシル基を導入でき
るが、このようなポリエステル樹脂は耐内容物性の向上
が認められなかった。ポリエステル樹脂の合成の際、多
価カルボン酸と多価アルコールから一段階で末端にカル
ボキシル基を含有するものが得ることが可能である。し
かし、ポリエステル樹脂のカルボン酸原料として芳香族
系のカルボン酸のみを選択することは、ポリエステル樹
脂の物性をコントロールする上での問題が多い。特に、
3価あるいは4価の多価カルボン酸はポリエステル樹脂
に分岐をもたらす結果、ゲル化しやすく多量に使用でき
ない。 また、芳香族多価カルボン酸は昇華性があるの
で合成の際、これらの昇華物が反応釜や脱水装置内に付
着し、製造上困難をきたす。
【0019】本発明では、予め所望の物性が得られるよ
うに合成した分子末端に2個以上の水酸基を含有するポ
リエステル樹脂を出発原料として末端にカルボキシル基
を導入したものであり、上記のような問題が除去され
る。
【0020】本発明で用いられるリン酸変性エポキシ樹
脂は、エポキシ樹脂中のグリシジル基1つに対して、リ
ン酸を0・8〜1.2モルを配合し、反応させて得られ
る。エポキシ樹脂中のグリシジル基1つに対して、リン
酸が0・8モル以下であると、高分子量エポキシ樹脂の
場合、反応中にゲル化する可能がある。リン酸が1.2
モル以上であると過剰のリン酸が残り、最終的に接着剤
としての性能に影響を及ぼすので好ましくない。
【0021】リン酸変性エポキシ樹脂に使用されるエポ
キシ樹脂としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、例
えばエピコート828、1001、1002(シェル社
製)、イソフタル酸グリシジルエステルなどのグリシジ
ル系エポキシ化合物がある。なかでもビスフェノール型
エポキシ樹脂が好ましい。リン酸としては、オルトリン
酸、ポリリン酸が使用される。
【0022】本発明で、使用されるポリエステルポリウ
レタンポリオール、分子末端にカルボキシル基を含有す
るポリエステル樹脂およびリン酸変性エポキシ樹脂の混
合物は、ポリエステルポリウレタンポリオール100重
量部に対して、分子末端にカルボキシル基を含有するポ
リエステル樹脂を10〜500重量部およびリン酸変性
エポキシ樹脂を0.1〜20重量部の割合で配合でき
る。好ましくは、ポリエステルポリウレタンポリオール
100重量部に対して、分子末端にカルボキシル基を含
有するポリエステル樹脂が40〜300重量部、リン酸
変性エポキシ樹脂が0.8〜10重量部である。
【0023】分子末端にカルボキシル基を含有するポリ
エステル樹脂が10重量部以下およびリン酸変性エポキ
シ樹脂が0.1重量部以下の場合、耐内容物性において
経時的な接着強度の低下が生じる。また、分子末端にカ
ルボキシル基を含有するポリエステル樹脂が500重量
部以上およびリン酸変性エポキシ樹脂が20重量部以上
の場合、レトルト時の耐湿劣化が原因と推定される外観
劣化や接着強度の低下が生じる。
【0024】本発明の有機イソシアネート化合物として
は低分子量イソシアネート化合物、低分子量イソシアネ
ートと水もしくは多価アルコールとを反応させて得られ
るポリウレタンイソシアネートおよび低分子量イソシア
ネートの二量体ないし三量体である低重合物がある。低
分子イソシアネートしては、例えば、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、フェニレンジイソシアネート、2,4
−あるいは2,6−トリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタン−4,4−ジイソシアネート、3,3−ジメ
チル−4,4−ビフェニレンジイソシアネート、ジシク
ロヘキシルメタン−4,4−ジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネートおよびこれらの混合物が挙げられ
る。多価アルコールとしては、例えば、本発明で用いら
れるポリエステルポリウレタンポリオールを製造する前
段階のポリエステルポリオールの原料として前記したも
のが挙げられる。
【0025】ポリエステルポリウレタンポリオールと分
子末端にカルボキシル基を含有するポリエステル樹脂お
よびリン酸変性エポキシ樹脂の樹脂混合物と有機イソシ
アネート化合物は、該当混合物中の水酸基とカルボキシ
ル基の合計に対して、有機イソシアネート化合物中のイ
ソシアネート基が当量比にして1.0〜5.0になるよ
うに配合される。
【0026】また、これらの樹脂混合物に未変性エポキ
シ樹脂またはシランカップリング剤を単独あるいはそれ
らを混合して添加することができる。未変性エポキシ樹
脂の添加量としては、該当混合樹脂100重量部に対し
て0〜20重量部が好ましい。未変性エポキシ樹脂とし
ては、前述のものが使用できる。
【0027】本発明に用いられるシランカップリング剤
としては、例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシランなどのビニル基を有するトリアルコキ
シシラン、3ーアミノプロピルトリエトキシシラン、N
ー(2ーアミノエチル)3ーアミノプロピルトリメトキ
シシランなどのアミノ基を有するトリアルコキシシラ
ン、3ーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2
ー(3,4ーエポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシラン、3ーグリシドキシプロピルトリエトキシシ
ランなどのグリシジル基を有するトリアルコキシシラン
がある。その添加割合は、ポリエステルポリウレタンポ
リオールと分子末端にカルボキシル基を含有するポリエ
ステル樹脂およびリン酸変性エポキシ樹脂の樹脂混合物
100重量部に対して、0.1〜5重量部、好ましくは
0.5〜3重量部である。0.1重量部以下では、折り
曲げによる外観劣化および接着強度の低下があり、5重
量以上では添加してもそれ以上の性能の向上は認められ
ない。
【0028】本発明の接着剤組成物を用いて、多層複合
フィルムをつくるには、通常用いられている方法、例え
ば、ドライラミネーターによって接着剤を一方の基材の
片面に塗布し、溶剤を揮散させた後、他方のラミネート
基剤と貼り合わせ、常温もしくは加温下に硬化させれば
良い。ラミネート基材表面に施される接着剤量は1〜1
0g/平方メートル程度である。
【0029】
【実施例】以下、実施例について説明する。例中、部と
あるのは重量部を示す。 (1)ポリエステルポリウレタンポリオールIの製造 テレフタル酸ジメチル666部、エチレングリコール2
70部、ネオペンチルグリコール525部、酢酸亜鉛
0.1部を反応缶に仕込み、窒素気流下で攪拌しながら
160〜220℃に加熱し、エステル交換反応をおこな
い、理論量の97%のメタノールが留出した後、アジピ
ン酸525部を仕込み、160〜240℃に加熱し、エ
ステル化反応をおこなった。更に、このまま反応缶を徐
々に150mmHgまで減圧した。酸価が2以下で減圧
反応を停止し、分子量が4000の前段階のポリエステ
ルポリオールを得た。得られたポリエステルポリオール
800部にイソホロンジイソシアネート24.8部(N
CO/OHの比が0.56)を徐々に加え、100〜1
50℃で加熱反応する。6時間反応後に、分子量120
00のポリエステルポリウレタンポリオールを得た。得
られたポリエステルポリウレタンポリオール700部に
酢酸エチル700部を加え溶解する。この得られた固形
分50%の樹脂溶液を、ポリエステルポリウレタンポリ
オールIとする。
【0030】(2)ポリエステルポリウレタンポリオー
ルIIの製造 イソフタル酸415部、アジピン酸365部、ネオペン
チルグリコール416部、1,6−ヘキサンジオール2
95部を反応缶に仕込み、窒素気流下で攪拌しながら1
80〜220℃に加熱し、エステル化反応を4時間おこ
ない、更に反応缶内を徐々に150mmHgまで減圧し
た。酸価が2以下で減圧反応を停止し、分子量3000
の前段階のポリエステルポリオールを得た。得られたポ
リエステルポリオール600部にイソホロンジイソシア
ネート35.4部(NCO/OHの比が0.8)を徐々
に加え、100〜150°Cで加熱反応する。6時間反
応後に分子量18000のポリエステルポリウレタンポ
リオールを得、その500部を酢酸エチル500部で溶
解し、固形分50%の樹脂を得た。これを、ポリエステ
ルポリウレタンポリオールIIとする。
【0031】(3)ポリエステルポリオールIの製造 比較としてイソホロンジシソシアネートを除いた以外
は、ポリエステルポリウレタンポリオールIの製造と同
じ方法で、分子量6000の固形分50%のポリエステ
ルポリオールを得た。これを、ポリエステルポリオール
Iとする。
【0032】(4)分子末端にカルボキシル基を含有す
るポリエステル樹脂Iの製造 前段階の分子末端に2個以上の水酸基を含有するポリエ
ステル樹脂(A)の製造 イソフタル酸500部、アジピン酸290部、エチレン
グリコール90部、ネオペンチルグリコール210部、
1,6−ヘキサンジオール300部を反応缶に仕込み、
窒素気流下で攪拌しながら160〜240°Cに加熱し
てエステル化反応をおこなった。酸価が15以下になっ
たところで反応缶を徐々に減圧し、1mmHg以下、2
40℃で2時間重合させ、酸価0.7、水酸基価12.
0の水酸基を含有するポリエステル樹脂(A)を得た。
【0033】ポリエステル樹脂(A)600部に対して
無水トリメリット酸24部を加え、180℃で2時間反
応させた。液体クロマトグラフを用いて反応缶中の未反
応の無水トリメリット酸が存在しないことを確認した
後、取り出した。得られた樹脂は、ポリエステル樹脂
(A)の末端水酸基の約80%が無水トリメリット酸と
反応したものであり、酸価23、水酸基価3.2であっ
た。得られた樹脂500部を酢酸エチル500部で溶解
し、固形分50%の樹脂溶液にしたものを、分子末端に
カルボキシル基を含有するポリエステル樹脂Iとする。
【0034】(5)分子末端にカルボキシル基を含有す
るポリエステル樹脂IIの製造 前段階の分子末端の2個以上の水酸基を含有するポリエ
ステル樹脂(B)の製造 イソフタル酸320部、アジピン酸210部、エチレン
グリコール120部、ネオペンチルグリコール200
部、1,6−ヘキサンジオール90部を反応缶に仕込
み、窒素気流下にて攪拌しながら、160〜240℃に
加熱し、エステル化反応を約5時間おこなった。更に反
応缶を徐々に1mmHgまで減圧し、240℃で2時間
重合させ、両末端に水酸基を含有するポリエステル樹脂
(B)を得た。得られた樹脂(B)の水酸基価は28.
0、酸価は0.5、分子量は4000であった。ポリエ
ステル樹脂(B)500部に対して無水トリメリット酸
28.8部を加え、180℃で2時間反応させた。得ら
れた樹脂は、ポリエステル樹脂(B)の末端水酸基の6
0%を消費させたもので、酸価は7.2、水酸基価は
4.5であった。得られた樹脂500部に対して酢酸エ
チル500部を加えて溶解し、固形分50%の樹脂溶液
を得た。これを、分子末端にカルボキシル基を含有する
ポリエステル樹脂IIとする。
【0035】(6)分子末端にカルボキシル基を含有す
るポリエステル樹脂IIIの製造 比較として前記ポリエステル樹脂(A)500部に対し
て、無水トリメリット酸を8.2部加えた。これは、ポ
リエステル樹脂(A)の水酸基の30%が消費されたの
に相当する。同操作により、酸価が1.2、水酸基価が
11.2の樹脂を得た。これを酢酸エチルで固形分50
%にしたものを、分子末端にカルボキシル基を含有する
ポリエステル樹脂IIIとする。
【0036】(7)リン酸変性エポキシ樹脂Iの製造 エピコート1001(シェル社製)100部を、酢酸エ
チル70部とイソプロピルアルコール30部に溶解し、
オルトリン酸(85%)20部を仕込み、70°Cで4
時間反応する。反応物を、酢酸エチルで固形分が50%
になるように調整をおこない、これをリン酸変性エポキ
シ樹脂Iとする。
【0037】(8)リン酸変性エポキシ樹脂IIの製造 エピコート828(シェル社製)100部を、酢酸エチ
ル100部に溶解して、オルトリン酸(85%)30部
を仕込み、70℃で4時間反応する。反応物を、酢酸エ
チルで固形分が50%になるように調整をおこない、こ
れをリン酸変性エポキシ樹脂IIとする。
【0038】ポリエステルポリウレタンポリオールI〜
II、分子末端にカルボキシル基を含有する樹脂I〜I
II、リン酸変性エポキシ樹脂I〜II、およびポリイ
ソシアネート化合物であるコロネートHL(商品名、日
本ポリウレタン株式会社製固形分75% 酢酸エチル溶
液)を、表1のように配合し、接着剤NO.1〜NO.
10を調合した。
【0039】
【表1】
【0040】接着剤NO.1〜NO.10を用いて、ナ
イロンフィルム/アルミニウム箔/未延伸ポリプロピレ
ンフィルムの複合ラミネート材をつくり、性能試験をお
こなった。試験法は次のとおりである。
【0041】はくり試験 被着体:ナイロンフィルム(厚み15ミクロン)、アル
ミニウム箔(厚み9ミクロン)、未延伸ポリプロピレン
(厚み70ミクロン) 接着剤塗布量:4〜5g/平方メートル 硬化条件:40℃、4日間、 試験試料:表1に記載の各接着剤組成物をまずナイロン
フィルムに、ドライラミネーターによって塗布し、溶剤
を揮散させた後、アルミニウム箔面の表面に合わせた。
アルミニウム箔の他の面にもドライラミネーターにより
同じ接着組成物を塗布した後、溶剤を揮散させ、接着剤
面を未延伸ポリプロピレンフィルムに合わせた。その
後、接着剤組成物を硬化させた。上記試験試料を200
mm×25mmの大きさに切断した。これらの試験片を
用いてASTM D1876ー61の試験法に準じて引
っ張り試験機によって荷重速度300mm/分でT型は
くり試験をおこなった。未延伸ポリプロピレンフィルム
とアルミニウム箔との間のはくり強度(Kg/25mm
巾)を10ケの試験片の平均値で示した。
【0042】耐熱、耐食品性試験 ナイロンフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/
未延伸ポリリプロピレンフィルムの多層構造体を有する
袋を、はくり試験で用いた試験試料と同じ方法で作製し
た。この袋に、3%酢酸水溶液とサラダ油とトマトケチ
ャップを重量比で1対1対1に混合したスープを充填し
た。この袋を135℃、30分間熱水殺菌処理(レトル
ト処理)した後、アルミニウム箔とポリプロピレンフィ
ルム間のはくり強度および60℃、2週間保存後のはく
り強度を測定した。試験は、各々10袋について行っ
た。
【0043】レトルト後の折り曲げ試験 前記の耐熱、耐食品性試験においてレトルト後、試験片
のナイロンフィルム側が表および裏になるように各々2
つに折り曲げる。折り曲げた部分を90度角のポリエチ
レン製構造物の角に強く押し当て、往復10回しごいた
後、肉眼で折り曲げた部分のはくりの有無、アルミニウ
ム箔のピンホールの有無を観察した。結果を表2に示
す。
【0044】
【表2】
【0045】表2から明らかなように本発明による接着
剤組成物(NO.1、NO.2、NO.3、NO.4、
NO.5、NO.6)は、いずれもレトルト後の耐折り
曲げ性が優れ、又レトルト後の長期保存に対して接着強
度の低下およびアルミニウム箔のピンホールも認められ
なかった。これに対して、カルボキシル基を含有しない
ポリエステル樹脂およびリン酸変性エポキシ樹脂を使用
していない比較品(NO.8、NO.9、NO.10)
は、いずれもレトルト直後は接着強度は低下していない
が、長期保存後の接着強度は強度低下が顕著であった。
又、ポリエステルポリウレタンポリオールの代わりにウ
レタン化していないポリエステルポリオールを使用した
比較品(NO.7)は、長期保存後の接着強度の低下は
認められなかったが耐折り曲げ性でナイロンフィルムと
アルミニウム箔の間に部分的なはくり状態が認められ
た。
【0046】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、食品用包装材
料のラミネート基材として強い接着強度を得ることがで
き、レトルト後の積み重ね時における不本意による折り
曲げが原因の外観劣化を防止することが可能になった
り、さらに耐内容物性として酸性度の高い食品や油性食
品を内容物充填した場合においても、経時的な接着強度
の低下やピンホールの発生がなく、長期間にわたって強
い接着強度を維持できるものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルポリウレタンポリオール1
    00重量部に対して、分子末端にカルボキシル基を含有
    するポリエステル樹脂が10〜500重量部、リン酸変
    性エポキシ樹脂が0.1〜20重量部よりなる樹脂混合
    物と有機イソシアネート化合物を含有してなる接着剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 分子末端にカルボキシル基を含有するポ
    リエステル樹脂において、分子末端にカルボキシル基を
    変性する前段階のポリオールが2個以上の水酸基をもつ
    ポリエステルポリオールまたはポリエステルポリウレタ
    ンポリオールである請求項1項記載の接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 シランカップリング剤を配合してなる請
    求項1ないし2いずれか記載の接着剤組成物。
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