JPH06116497A - 樹脂内添用シリコーン組成物 - Google Patents

樹脂内添用シリコーン組成物

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JPH06116497A
JPH06116497A JP4292060A JP29206092A JPH06116497A JP H06116497 A JPH06116497 A JP H06116497A JP 4292060 A JP4292060 A JP 4292060A JP 29206092 A JP29206092 A JP 29206092A JP H06116497 A JPH06116497 A JP H06116497A
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vinyl
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は有機樹脂と相溶性がよいことから
有機樹脂への内添剤として使用され、この内添された有
機樹脂がすぐれた撥水性、すべり性をもつ硬化皮膜を与
えると樹脂内添用シリコーン組成物の提供を目的とする
ものである。 【構成】 本発明の樹脂内添用シリコーン組成物は、
1)一般式 【化5】 (ここにR1はメチル基、フェニル基またはビニル基から
選択される基、R2はメチル基またはフェニル基、l、
m、nはそれぞれ0または正の整数で、かつmは0.1 ≦
m/l+m+n<1.0 、nは0≦n/l+m+n≦0.2
、10≦l+m+n≦1,000 )で示されるオルガノポリ
ビニルシロキサン 100重量部、2)1)のオルガノポリ
ビニルシロキサンと相溶する、けい素原子に結合した水
素原子(≡SiH基)を少なくとも2個有するオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン1〜 100重量部、3)触媒
量の白金または白金化合物、とからなることを特徴とす
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂内添用シリコーン組
成物、特には有機溶剤を含有する有機樹脂に添加し、こ
れを被着物に対してすぐれた離型性とすべり性を付与す
ることができるようにする有機樹脂溶液内添用のシリコ
ーン組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、プラスチックス等の基材と粘
着物質との間の粘着ないし固着を防止するため、あるい
は紙と紙、紙とプラスチックス、プラスチックフィルム
とプラスチックフィルム、紙と人間の手、プラスチック
スと人間の手、プラスチックスと金属等の間のすべり性
を改善するための離型材料としてシリコーン組成物が使
用されており、このような離型用シリコーン組成物は有
機溶剤溶液または水性エマルジョンとして広く使用され
ている(特公昭35-13709号、同 36-1397号、同46-26798
号各公報参照)。
【0003】しかし、これらの内有機溶剤溶液タイプの
ものは、何れも主体となるジオルガノポリシロキサンが
高分子量(高重合度)の生ゴム状のものであるため、そ
の使用にあたっては多量の溶剤が必要とされるし、基材
への接着性が乏しいという欠点があった。また、この水
性エマルジョンタイプのものは溶剤の使用による公害問
題は少ないものの乳化剤使用による二次公害の心配があ
るほか、皮膜形成にあたって高温度で長時間加熱するこ
とが必要であり、経済的に不利になるという欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、これについ
ては水または有機溶媒を含まない無溶剤タイプの離型用
シリコーン組成物も提案されている(特公昭53-18057
号、特公昭52-39791号、特開昭51-73054号、特開昭 50-
141591号各公報参照)が、これらは主成分として粘度が
50〜 5,000cs(25℃)のビニルシロキサンまたはオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンを使用するものである
ために、これらの組成物から得られる皮膜は重合度が低
く、前記した有機溶剤溶液タイプのものと比較して機械
的強度の劣るものになるという不利があった。
【0005】したがって、これについてはこのシリコー
ン組成物を他の有機樹脂に内部添加し、これを基材表面
に塗布して離型性、すべり性を付与するという方法も知
られており、これは内添型離型剤といわれていて、これ
には石油ワックス系、シリコーン系またはこれらの併用
系のものが知られており、通常これは非反応性のシリコ
ーンとされているが、これには離型性が移行することに
よって生ずる離型性、すべり性の特性変化や移行するこ
とによって接触物が汚れるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、欠点を解決した樹脂内添用シリコーン組成物に関す
るものであり、これは1)一般式(1)
【化2】 (ここにR1はメチル基、フェニル基またはビニル基から
選択される同一または異種の基、R2はメチル基またはフ
ェニル基、l、m、nはそれぞれ0または正の整数で、
かつmは 0.1≦m/l+m+n<1.0 、nは0≦n/l
+m+n≦0.2 、1.0 ≦l+m+n≦1,000 )で示され
るオルガノポリビニルシロキサン 100重量部、2)1)
のオルガノポリビニルシロキサンと相溶する、少なくと
も1分子中にけい素原子に結合した水素原子(≡SiH
基)を2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン1〜 100重量部、3)触媒量の白金または白金化合物
とからなり、1)のオルガノポリシロキサンの1分子中
に含まれるビニル基の数と2)のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンの1分子中に含まれる≡SiH 基の数の
合計が少なくとも5個であることを特徴とするものであ
る。
【0007】すなわち、本発明者らは従来公知の内添型
の離型用シリコーン組成物の不利、欠点を解決した樹脂
内添用シリコーン組成物を開発すべく種々検討した結
果、これについてはここに使用するシリコーン組成物を
付加反応型のものとし、この1)成分としてのビニル基
含有オルガノシロキサンは上記した一般式(1)で示さ
れる分子鎖両末端がジオルガノビニルシリル基で封鎖さ
れたものとし、これにオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンと白金系触媒を添加したものとすれば、このもの
が溶液中での有機樹脂成分との相溶性がよいので、これ
を内部添加した有機樹脂はこれを基材に塗布し、乾燥す
ると、ブリードアウトして速やかに硬化して離型性およ
びすべり性のすぐれた皮膜を形成するし、従来の内添型
離型剤のもつ離型剤の移行に伴なう特性の変化、汚染の
発生をなくすという効果をもつものになるということを
見出し、ここに使用する各成分の構成、配合量などにつ
いての研究を進めて本発明を完成させた。以下にこれを
さらに詳述する。
【0008】
【作用】本発明は樹脂内添用シリコーン組成物に関する
ものであり、これは前記したように1)一般式(1)で
示されるオルガノポリビニルシロキサン 100重量部、
2)1)のオルガノポリビニルシロキサンと相溶する、
オルガノハイドロジェンポリシロキサン1〜 100重量
部、3)触媒量の白金または白金化合物よりなり、1)
に含まれるビニル基と2)に含まれる≡SiH 基の合計が
少なくとも5個であることを特徴とするものであるが、
このものは有機樹脂に添加したときにこれに相溶するも
のであるし、これを内添した有機樹脂にはこれを塗布す
ると基材にすぐれた離型性とすべり性を与えるし、これ
には従来の内添型離型剤のもつ離型剤が移行したときの
特性の変化、汚染の発生を防止するという有利性が与え
られる。
【0009】本発明の樹脂内添用シリコーン組成物は
1)前記した一般式(1)で示されるオルガノポリビニ
ルシロキサンと2)オルガノハイドロジェンポリシロキ
サンおよび3)白金または白金化合物を混合することに
よって作られる。
【0010】この本発明の樹脂内添用シリコーン組成物
を構成する第1成分としてのオルガノポリビニルシロキ
サンは前記した一般式(1)で示されるものとされる。
このものはその分子鎖両末端がジオルガノビニルシリル
基で封鎖されたものであることから1分子中に少なくと
も2個のけい素原子に結合したビニル基を有するものと
されるが、これは溶液時の相溶性と溶剤留去時における
シリコーンのブリードアウト性をバランスさせるという
ことから全有機基の10〜50モル%がフェニル基であるも
のとすることがよい。
【0011】この一般式(1)におけるR1はメチル基、
フェニル基またはビニル基から選択される同一または異
種の基、R2はメチル基またはフェニル基、l、m、nは
0または正の数で、その和が10〜1,000 とされるもので
あり、このm、nについては0.1 ≦m/l+m+n<1.
0 、0≦n/l+m+n≦0.2 とされるが、このm/l
+m+nの比の増減によってこのシリコーン組成物と有
機樹脂との相溶性およびブリードアウト性がコントロー
ルされるので、このm/l+m+nの値は 0.2〜0.8 の
範囲とすることがよく、このn/l+m+nの値につい
てはこれが 0.2を越えると硬化皮膜のすべり性や離型性
が低下するので、これは 0.2以下のものとすることが必
要とされる。
【0012】本発明の樹脂内添用シリコーン組成物を構
成する第2成分としてのオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンは第1成分中のビニル基と付加反応し得るけい
素原子に結合した水素原子を1分子中に少なくとも2
個、好ましくは3個以上有する公知のオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンの中から適宜選択することができ
る。
【0013】この種のポリシロキサンとしては(CH3)HSi
O 単位、HSiO1.5 単位、(CH3)2SiO単位、
【化3】
【化4】 CH3SiO1.5 単位、(CH3)2HSiO0.5 単位あるいは(CH3)3Si
O0.5単位からなるホモポリマー又はコポリマー等が例示
されるが、これは直鎖状、分枝状、環状の何れであって
も良く、25℃での粘度が20〜1,000cs の範囲のものが好
ましい。
【0014】なお、このオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンの配合量は第1成分に含有されるビニル基量に
応じたものとすればよく、通常は硬化皮膜形成および剥
離性能からみて第1成分 100重量部に対し1〜100 重量
部の範囲とされるが、この好ましい範囲は5〜80重量部
とされる。
【0015】つぎに本発明の樹脂内添用シリコーン組成
物における第3成分は上記の第1及び第2成分を付加反
応させるための触媒でありこの種の反応触媒としての公
知のもの、例えば塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール
溶液またはアルデヒド溶液、塩化白金酸と各種オレフィ
ン、ビニルシロキサンとの錯塩等の中から適宜選択する
ことができるが、これは白金黒、各種担体に白金を担持
させたものでもよい。これらの添加量は触媒量とすれば
良く、したがって良好な硬化皮膜を得るため、また経済
的な見地からは第1成分に対し白金量として1〜1,000p
pmの範囲とすれば良い。
【0016】本発明の樹脂内添用シリコーン組成物は上
記第1〜第3成分の所定量を配合することによって得ら
れるが、その配合順は第1及び第2成分を予め均一に混
合した後第3成分を添加することが好ましい。しかし、
これには必要に応じて、白金触媒の活性を抑制する目的
で各種の有機窒素化合物、有機リン化合物、アセチレン
系化合物、オキシム化合物、有機クロロ化合物等の活性
抑制剤を第4成分として添加しても良い。
【0017】なお、本発明の樹脂内添用シリコーン組成
物は特に内添用ということから、これは他の有機樹脂、
例えばポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂などの有機溶剤溶液あるいは水溶液
に添加し、これを基材表面に塗布して使用すればよい。
この処理対象としての基材はポリエチレンラミネート
紙、グラシン紙などの紙類やポリオレフィン、ポリエス
テルなどのプラスチックフィルム類および成形体などが
例示されるが、これらの基材に対する塗布は平面基材に
対してはロールコーター、グラビヤコーター、エアコー
ターなどで行ない、立体基材に対してははけ塗り、スプ
レー、ディッピングなどの公知の塗工技術を用いて行え
ばよい。
【0018】このようにして得られた塗布組成物はつい
でこれを加熱して塗膜を硬化させて基材表面に硬化皮膜
を形成させればよいが、この塗布膜はシリコーン組成物
単独で形成した皮膜に比べて基材への密着性がすぐれて
いるし、離型性、すべり性が持続するという利点があ
る。また、このようにして得られた硬化皮膜は非硬化性
の離型剤のもつ特性変化がないし、接触する表面を汚さ
ないという特徴をもっているので、従来品の用途範囲を
広げることができるが、有機溶剤溶液はそのまま添加で
きても水溶液のものについてはこれに適当なノニオン系
乳化剤を用いて予め乳化分散液としておくことが必要と
される。
【0019】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、
例中の部は重量部を、粘度は25℃での測定値を示したも
のであり、例中における硬化性、剥離抵抗およびすべり
性は下記による測定値を示したものである。
【0020】〔硬化性〕組成物の所定量を薄膜状フィル
ム又はシート状の基材の表面に塗布した後、所定温度の
熱風循環式乾燥炉中で所定時間当て、塗工面を指でこす
って脱落及びくもりを判定した。 〔剥離抵抗〕組成物の所定量を薄膜状フィルム又はシー
ト状の基材表面に塗布し、所定温度に保持されている熱
風循環式乾燥器中で所定時間加熱して硬化皮膜を形成さ
せた後、その硬化皮膜面にポリエステルテープ(商品
名:ルミラー31B、日東電工株式会社製)を貼り合わ
せ、20g/cm2 の荷重をかけて70℃で20時間加熱エージン
グした後、 180°の角度・剥離速度0.3m/分の条件で剥
がし、剥離するのに要する力〔g〕を測定した。
【0021】〔すべり性〕剥離抵抗試験と同様の方法で
シート状基材表面に組成物の硬化皮膜を形成させた後、
その表面上に200gの荷重のかかったウレタンゴムまたは
スチレン−ブタジエンゴムをのせ、これを0.3m/分でシ
リコーン面と平行方向に引っぱったときに必要とした力
(g)を測定し、引っぱりに要した力/200 を動力摩擦
係数として算出した(ASTMD1894-63に準じるものであ
る)。又、このすべりについては上記の硬化皮膜面上に
手を動かして相対的なすべり性を判定することとし、次
の基準でこれを判定した。 ◎・・・・極めて良好にすべる。 〇・・・・良好にすべる。 ×・・・・すべらない。 ××・・・全くすべらない。
【0022】実施例1 第1成分としての分子鎖両末端がメチルフェニルビニル
シリル基で封鎖され、ビニル基含有量が13モル%、フェ
ニル基含有量が30モル%であり、ビニル価が1.2 ×10-3
モル/gであるポリシロキサン 100部に、第2成分として
の分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖され、ジメ
チルシロキサン単位を30モル%、ジフェニルシロキサン
単位を20モル%含有する、粘度が 600cpのメチルハイド
ロジェンポリシロキサン40部と3−メチル−1−ブチン
−3−オール5部を添加し、均一に撹拌してシリコーン
組成物Aを作った。
【0023】ついで、このシリコーン組成物A2部を飽
和ポリエステル樹脂・バイロン 200[東洋紡(株)製商
品名]のトルエン/メチルエチルケトン(1/1)の20
%溶液 100部に添加し、これにさらに塩化白金酸とビニ
ルシロキサンとの錯塩 0.1部(白金換算500ppm)を添加
して塗布液Iを作成し、これを厚さが50μmのポリエス
テルフィルムに#3ワイヤーバーを用いて塗布し、120
℃で60秒間キュアーして硬化させ、その硬化性とこの硬
化膜の剥離抵抗、すべり性をしらべたところ、後記する
表1に示したとおりの結果が得られた。
【0024】比較例1〜2 実施例1で作ったシリコーン組成物Aを有機樹脂に添加
せず、このシリコーン組成物A 100部に塩化白金酸とビ
ニルシロキサンとの錯塩5部(白金換算500ppm)を添加
して塗布液IIを作り、これをポリエステルフィルムに印
刷適正試験機を用いて0.5g/m2 に塗布し、 120℃で60秒
間キュアーして硬化させ、その硬化性とこの硬化膜の剥
離抵抗、すべり性をしらべたところ、後記する表1に示
したとおりの結果が得られた。
【0025】実施例2 実施例1で作成されたシリコーン組成物A2部を、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体・エスレックM[積水化学
工業(株)製商品名]の20%トルエン/メチルエチルケ
トン(1/1)溶液 100部に添加したのち、これに塩化
白金酸とビニルシロキサンとの錯塩 0.1部(白金換算50
0ppm)を加え、充分混合して塗布液 IIIを作成し、これ
を厚さが50μmのポリエステルフィルムに#3ワイヤー
バーを用いて塗布し、120 ℃で60秒間キュアーして硬化
させ、その硬化性とこの硬化膜の剥離抵抗、すべり性を
しらべたところ、次の表1に示したとおりの結果が得ら
れた。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明は樹脂内添用シリコーン組成物に
関するものであり、これは前記したように1)一般式
(1)で示されるオルガノポリビニルシロキサン 100重
量部、2)オルガノハイドロジェンポリシロキサン1〜
100重量部、3)触媒量の白金または白金化合物とから
なり、1)成分中のビニル基の数と2)成分中の≡SiH
基の数との合計が少なくとも5個であるものであること
を特徴とするものであるが、このものはこれを有機樹脂
溶液に添加すると、このシリコーン成分が有機樹脂溶液
と相溶性のよいものであることからこのこのシリコーン
成分が内添された有機樹脂溶液は乾燥後にブリードアウ
トして速やかに硬化し、離型性およびすべり性をもつも
のとなり、このものはまた型離型剤の移行に伴なう特性
の変化、汚染の発生もないという有利性を与える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1)一般式 【化1】 (ここにR1はメチル基、フェニル基またはビニル基から
    選択される同一または異種の基、R2はメチル基またはフ
    ェニル基、l、m、nはそれぞれ0または正の整数で、
    かつmは 0.1≦m/l+m+n<1.0 、nは0≦n/l
    +m+n≦0.2 、10≦l+m+n≦1,000 )で示される
    オルガノポリビニルシロキサン 100重量部、 2)1)のオルガノポリビニルシロキサンと相溶する、少なくとも1分子中にけ い素原子に結合した水素原子(≡SiH 基)を2個有するオルガノハイドロジェン ポリシロキサン 1〜 100重量部、 3)触媒量の白金または白金化合物 とからなり、1)のオルガノポリシロキサンの1分子中
    に含まれるビニル基の数と2)成分のオルガノハイドロ
    ジェンポリシロキサンの1分子中に含まれる≡SiH 基の
    数の合計が少なくとも5個であることを特徴とする樹脂
    内添用シリコーン組成物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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