JPH06116336A - 重合性組成物 - Google Patents

重合性組成物

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JPH06116336A
JPH06116336A JP4264750A JP26475092A JPH06116336A JP H06116336 A JPH06116336 A JP H06116336A JP 4264750 A JP4264750 A JP 4264750A JP 26475092 A JP26475092 A JP 26475092A JP H06116336 A JPH06116336 A JP H06116336A
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JP
Japan
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compound
weight
acrylate
parts
polymerizable composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP4264750A
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English (en)
Inventor
Shingo Matsuoka
信吾 松岡
Tadashi Hara
忠司 原
Hideki Kazama
秀樹 風間
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP4264750A priority Critical patent/JPH06116336A/ja
Publication of JPH06116336A publication Critical patent/JPH06116336A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高屈折率、透明性に優れた重合性のモノマー組
成物を得る。 【構成】(A)一般式(1)と (B)一般式(2)と (C)一分子中にメルカプト基を2個有するメルカプト
化合物、とを含んでなる重合性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明樹脂、特に眼鏡用
レンズの製造原料に適した重合性組成物に関し、詳しく
は、特に高屈折率、低比重、分散特性、耐光性、硬度、
染色性、耐衝撃性、樹脂加工時の無臭性等に優れた透明
樹脂の製造に適した重合性組成物を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、無機ガラスに代わる有機ガラスに
ついては種々研究されているが、欠点も多く、まだ十分
に満足し得る性状のものは得られていない。例えば、メ
チルメタクリレートやジエチレングリコールビス(アリ
ルカーボネート)を主成分とする単量体を重合した重合
体は、光学材料やレンズとして使用されているが、その
屈折率は約1.50と低い。
【0003】近年、屈折率を高めるためにイオウを分子
構造中に導入することが種々検討されている。例えば、
特開昭59−164501号公報にスルフィド構造を含
むジスチレン化合物が開示されているほか、特開平1−
300201号公報および特開平1−309002号公
報などにビニル化合物とポリチオール化合物とを重付加
してなる樹脂が開示されている。しかしながら、これら
の樹脂は耐光性が充分でないという問題があった。
【0004】また、上記の特開平1−300201号公
報および特開平1−309002号公報で使用されてい
るポリチオール化合物は、分子中に3個または4個のメ
ルカプト基を有する化合物であるためと考えられるが、
モノマー同士を混合しただけで容易に重合してゲル化し
てしまう。そのため、モノマー混合物を注型重合するに
際し、モノマー混合物中に混入した異物を除去すること
を目的としてモノマー混合物をろ過する操作が必要であ
るが、そのろ過中にモノマー混合物が重合してゲル化
し、ろ紙の目詰まりの原因となり、ろ過できなくなると
いう問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような先行技術
の下で、本発明は、モノマー混合物のゲル化が生じず、
しかもモノマー混合物を重合することによって光学的な
用途に適した有機ガラス、すなわち、高屈折率、高アッ
ベ数、低比重であり、耐光性、耐熱性に優れ、ハードコ
ート、反射防止コート、染色等の二次加工性が容易な有
機ガラスを得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意研究した結果、(A)特定のビニル
ベンジル化合物、(B)特定のジアクリレート化合物ま
たはジメタクリレート化合物及び(C)一分子中にメル
カプト基を二個有するメルカプト化合物を含んでなる単
量体組成物を原料とし、これを重合することにより、上
記目的を達成できることを見いだし、本発明を完成する
に至った。
【0007】すなわち、本発明は、(A)下記一般式
(1)
【0008】
【化3】
【0009】(但し、R1、R2、R3およびR4は、それ
ぞれ同種あるいは異種のハロゲン原子であり、X1、X2
およびX3は、それぞれ酸素原子またはイオウ原子であ
り、j、kおよびmは、それぞれ0または1であり、k
=0のときはj=0であり、また、m=0のときはk=
j=0であり、m=k=1でj=0のときにX1および
2が同時にイオウ原子になることはなく、また、m=
k=j=1のときにX1、X2およびX3が同時にイオウ
原子になることはない。)で示されるビニルベンジル化
合物 100重量部 (B)一般式(2)
【0010】
【化4】
【0011】(但し、R5、R6およびR7は、それぞれ
同種または異種の水素原子またはメチル基であり、nは
6〜30の整数である。)で示されるジアクリレート化
合物またはジメタクリレート化合物 1〜20重量部、
および(C)一分子中にメルカプト基を2個有するメル
カプト化合物 1〜50重量部を含んでなる重合性組成
物である。
【0012】前記一般式(1)のR1、R2、R3および
4で示されるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素の各原子が採用されるが、屈折率または耐
光性の点から特に塩素原子または臭素原子が好適であ
る。
【0013】さらに、X1、X2およびX3は、それぞれ
酸素原子またはイオウ原子であればよいが、高屈折率の
観点からイオウ原子であることが好ましい。しかし、一
分子中にX1〜X3の二個以上を含み、それらがすべてイ
オウ原子となった場合は、重合して得られる重合体の耐
光性が劣り、切削研磨加工時に悪臭を発するようにな
る。このために、m=k=1でj=0のときにX1およ
びX2が同時にイオウ原子になることはなく、また、m
=k=j=1のときにX1、X2およびX3が同時にイオ
ウ原子になることはない。
【0014】また、前記一般式(1)において、j、k
およびmは、それぞれ0または1である。ここで、k=
0のときはj=0である。また、m=0のときはk=j
=0であり、このとき−〔X1{CH2CH22(CH2
CH23jkm−は結合手を示す。
【0015】ビニルベンジル化合物におけるビニルベン
ジル基は、2−ビニルベンジル基、3−ビニルベンジル
基および4−ビニルベンジル基があるが、本発明におい
ては、4−ビニルベンジル基、または3−ビニルベンジ
ル基と4−ビニルベンジル基との混合系であることが好
ましい。
【0016】本発明で用いられるビニルベンジル化合物
を例示すると次のとおりである。1,2−(ビニルフェ
ニル)エタン、(ビニルベンジル)エーテル、(ビニル
ベンジル)スルフィド、ビス(ビニルベンジルオキシ)
エタン、ビス(ビニルベンジルオキシエチル)エーテ
ル、ビス(ビニルベンジルオキシエチル)スルフィド、
ビス(ビニルベンジルチオエチル)エーテル、(1−ビ
ニルベンジルオキシ−2−ビニルベンジルチオ)エタン
等を挙げることができる。これらのビニルベンジル化合
物は単独でまたは二種以上を混合して用いることができ
る。
【0017】これらのビニルベンジル化合物の中でも、
得られる重合体の硬度、耐熱性等の物性を勘案すれば、
2個のビニルベンジル基に挟まれた部分の構造が直鎖状
に4個以下の原子からなる基である化合物が好ましい。
【0018】次に、本発明の重合性組成物の(B)成分
である一般式(2)で示されるジアクリレート化合物ま
たはジメタクリレート化合物(以下、これらを総称して
ジ(メタ)アクリレート化合物という。)において、R
5、R6およびR7は、それぞれ水素原子またはメチル基
であり、nは6〜30の整数である。nが6未満のとき
は本発明の重合性組成物を重合して得た重合体の染色性
が悪化し、またnが30を越えるときは重合体の屈折率
および硬度が低下する傾向にあるために好ましくない。
得られる重合体の染色性、屈折率および硬度を良好に保
つためには、nは7〜25の範囲が好適である。
【0019】本発明で用いられるジ(メタ)アクリレー
ト化合物を具体的に例示すると次のとおりである。尚、
アクリレートおよびメタクリレートを総称して(メタ)
アクリレートと記す。ヘキサエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヘプタエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、オクタエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ノナエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、デカエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ウンデカエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ドデカエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリデカエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、テトラデカエチレングリコールジ(メタ)アク
リレ−ト、ペンタデカエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート等のポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート類;ヘキサプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ヘプタプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、オクタプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ノナプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、デカプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ウンデカプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ドデカプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリデカプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、テトラデカプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレ−ト、ペンタデカプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート等のポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらは単独であ
るいは二種以上を混合して用いることができる。
【0020】さらに、本発明の重合性組成物の(C)成
分であるメルカプト化合物としては、一分子中に二個の
メルカプト基を有するものであれば公知の化合物を何等
制限なく用いることができる。一分子中に3個以上のメ
ルカプト基を有する化合物を用いた場合には、得られた
重合体の染色性が低下するばかりでなく、重合性組成物
の調製中、あるいは異物除去のためのろ過中にしばしば
ゲル化して操作が困難となるために好ましくない。
【0021】本発明において好適に使用し得るメルカプ
ト化合物を具体的に例示すると、1,2−エタンジチオ
ール、1,4−ブタンジチオール、ジ(2−メルカプト
エチル)スルフィド、ジ(2−メルカプトエチル)エー
テル等のアルキレンジチオール類;エチレングリコール
ジチオグリコレート、プロピレングリコールジチオグリ
コレート、ブタンジオールジチオグリコレート、ヘキサ
メチレングリコールジチオグリコレート等のジチオグリ
コレート化合物;エチレングリコールジチオプロピオネ
ート、プロピレングリコールジチオプロピオネート、ブ
タンジオールジチオプロピオネート、ヘキサメチレング
リコールジチオプロピオネート等のジチオプロピオネー
ト化合物が挙げられる。上記のメルカプト化合物は単独
であるいは二種以上を混合して用いることができる。
【0022】これらのうち、得られる重合体の切削加工
時における臭気の低さの点で、エチレングリコールやプ
ロピレングリコール等のアルキレングリコールとメルカ
プトグリコール酸やメルカプトプロピオン酸等のメルカ
プトカルボン酸とのエステル化により得られるジチオグ
リコレート化合物またはジチオプロピオネート化合物を
好適に使用することができる。このような化合物を一般
式で示せば次のように表すことができる。
【0023】
【化5】
【0024】(R8は水素原子またはメチル基であり、
pおよびrは、それぞれ1または2であり、qは1〜5
の整数である。)上記式におけるqは、1〜5の整数で
あればよいが、あまりに大きくなりすぎると、得られる
重合体の屈折率の低下につながるおそれがあるために、
1〜3の範囲であることが好ましい。
【0025】本発明において、前記した(A)、(B)
および(C)成分の配合量は、(A)成分100重量部
に対して(B)成分が1〜20重量部、(C)成分が1
〜50重量部の範囲でなければならない。(B)成分の
配合量が1重量部未満のときは得られる重合体の染色性
が低下するために好ましくなく、20重量部を越えると
きは硬度、耐熱性が低下するために好ましくない。ま
た、(C)成分の配合量が1重量部未満のときは染色
性、ハードコート性、耐衝撃性が低下し、50重量部を
越えるときは硬度、耐熱性が低下し、また、重合体の研
磨時に悪臭がするために好ましくない。得られる重合体
の染色性、耐光性、硬度、耐熱性、ハードコート性、耐
衝撃性、研磨時の悪臭等の物性を勘案すると(B)成分
は5〜15重量部、(C)成分は5〜40重量部である
ことが好ましい。
【0026】本発明において、前記重合性組成物を重合
する際に、しばしば重合の容易さ、重合性組成物の粘度
の調節、屈折率の調節、あるいはその他の物性の調節の
ために、前記重合性組成物と共重合可能な他の単量体を
混合して共重合することも可能である。これらの単量体
を例示すると、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマル
酸などの不飽和カルボン酸;アクリル酸メチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸フ
ェニル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、ビスフェノールAジメタクリレー
ト、2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシエトキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ
−4−メタクリロイルオキシエトキシフェニル)プロパ
ン、トリフルオロメチルメタクリレート等のアクリル酸
およびメタクリル酸エステル化合物;メチルチオメタク
リレート、メチルチオアクリレート、フェニルチオメタ
クリレート、ベンジルチオメタクリレート等のチオアク
リル酸およびチオメタクリル酸エステル化合物;フマル
酸モノメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジフェニル
等のフマル酸エステル化合物;ジアリルフタレート、ジ
アリルテレフタレート、ジアリルイソフタレート、酒石
酸ジアリル、エポキシコハク酸ジアリル、ジアリルマレ
ート、アリルシンナメート、ジアリルカーボネート、ア
リルジグリコールカーボネート等のアリル化合物;スチ
レン、ジビニルベンゼン、クロルスチレン、α−メチル
スチレン、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペン
テン、ビニルナフタレン、イソプロペニルナフタレン、
ブロモスチレン、ジブロモスチレン等の芳香族ビニル化
合物;ウレタン(メタ)アクリレートまたはエポキシ
(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これら
の単量体は単独でまたは2種以上を混合して使用するこ
とができる。
【0027】これらの単量体の配合量は目的に応じて選
択すればよいが、これらの単量体は前記ビニルベンジル
化合物100重量部に対して0〜50重量部の範囲で用
いることが好ましい。特に本発明においては、得られる
重合体のハードコート性、耐熱性等の物性を勘案する
と、ビニルベンジル化合物100重量部に対して、水酸
基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量部で併
用することが好ましい。上記の水酸基を有する(メタ)
アクリレートとしては、例えば2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート、1,2−ジヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等を挙げ
ることができる。
【0028】本発明の重合性組成物は、公知の注型重合
方法によって重合することができる。重合開始手法は、
種々の過酸化物やアゾ化合物等のラジカル重合開始剤の
使用による熱重合によって行うことができる。代表的な
重合方法を例示すると、エラストマーガスケットまたは
スペーサーで保持されているモールド間に、ラジカル重
合開始剤を含む本発明の重合性組成物を注入し、空気炉
で硬化させた後、取り出す注型重合を例示することがで
きる。
【0029】ラジカル重合開始剤としては、特に限定さ
れず公知のものが使用できるが、代表的なものを例示す
ると、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロルベンゾイ
ルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジア
シルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシジカーボネー
ト、クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパー
オキシベンゾエート等のパーオキシエステル;ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキ
シルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチルパ
ーオキシジカーボネート等のパーカーボネート類;アゾ
ビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物である。
【0030】ラジカル重合開始剤の使用量は、重合条件
や開始剤の種類、前記モノマーの種類や組成によって異
なり一概に限定できないが、一般には、全単量体100
重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で用いるの
が好適である。
【0031】重合条件のうち、特に温度は得られる樹脂
の性状に影響を与える。この温度条件は、ラジカル重合
開始剤の種類と量やモノマーの種類によって影響を受け
るので、一概には限定できないが、一般的に比較的低温
下で重合を開始し、ゆっくりと温度を上げていき、重合
終了時に高温下に硬化させるいわゆるテーパ型の二段重
合を行うのが好適である。
【0032】重合時間も温度と同様に各種の要因によっ
て異なるので、予めこれらの条件に応じた最適の時間を
決定するのが好適であるが、一般に2〜40時間で重合
が完結するように条件を選ぶのが好ましい。
【0033】また、本発明の重合性組成物は、上記した
熱重合による注型重合方法の他に紫外線あるいは可視光
線を用いた公知の光重合によっても同様に注型重合を実
施できる。この際には、光重合開始剤としてベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソブチル
エーテル、ベンゾフェノール、アセトフェノン、4,
4′−ジクロルベンゾフェノン、ジエトキシアセトフェ
ノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン、ベンジルメチルケタール、1−(4−
イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル
プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン、2−イソプロピルチオキサントン等が挙
げられる。これらの光重合開始剤は、得られる重合体の
着色や劣化を防止するために全単量体100重量部に対
して0.001〜5重量部の範囲で用いるのが一般的で
ある。
【0034】さらに、光重合において使用する光源は、
紫外線を発するものが好ましく、例えば、水銀ランプ、
殺菌ランプ、キセノンランプなどを好適に使用すること
ができる。その他太陽光のような可視光線も使用するこ
とが可能である。照射時間は、光源の波長、強度、重合
体の形状や材質によって異なるが、それらは予備的な実
験等によって予め決定しておけばよい。
【0035】光重合を行う場合は、鋳型の少なくとも光
照射する面は透明であることが必要であり、一般的にこ
の部分はガラスなどが使用される。特に石英ガラス等の
紫外線を透過しやすい材質が好ましいが、透明であれば
材質は特に限定されない。また、成型時に外部から圧力
をかけながら重合してもなんら差し支えない。
【0036】前記重合に際し、離型剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、着色防止剤、帯電防止剤、ケイ光染料、染
料、顔料、香料等の各種添加剤は必要に応じて選択して
使用することができる。
【0037】上記の方法で得られる重合体には、その用
途に応じて表面の耐擦傷性を向上させるために公知のコ
ーティング剤で被覆することにより、硬化被膜を形成さ
せることができる。この際、硬化被膜を形成するコーテ
ィング剤は熱、触媒、硬化剤、光、放射線等によって反
応し、特に三次元網目構造を形成して硬化被膜を成す、
いわゆる架橋性物質が制限なく使用できる。例えば、メ
ラミン類とホルムアルデヒド等の他の反応性物質等より
なるメラミン系コーティング剤、アクリル酸エステル類
やアクリル酸アミド類等よりなるアクリル系コーティン
グ剤、エポキシ類とビスフェノールA等の他の反応性物
質等よりなるエポキシ系コーティング剤、多官能イソシ
アネート類と多官能アルコール類等の他の反応性物質等
よりなるウレタン系コーティング剤、メチルトリメトキ
シシラン等の有機ケイ素化合物類等よりなるシリコン系
コーティング剤、あるいは、これらを複合した公知のコ
ーティング剤が使用される。
【0038】本発明において好適に使用されるコーティ
ング剤の一例を示せば次のとおりである。下記一般式
【0039】
【化6】
【0040】(但し、A1は、直鎖状に少なくとも4個
以上の原子からなる二価の官能基、R9およびR10は、
それぞれ同種または異種のアルキル基またはアルコキシ
アルキル基であり、R11およびR12は、それぞれ同種ま
たは異種のアルキル基またはアルコキシ基である。)で
示されるジシラン化合物を構成成分とするコーティング
剤をあげることができる。上記式中におけるアルキル基
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等の低級アルキル基を例示することができ、アルコキシ
基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基等の低級アルコキシ基を例示することができ
る。また、アルコキシアルキル基としてはメトキシメチ
ル基、メトキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキ
シメチル基、エトキシエチル基、エトキシプロピル基等
を挙げることができる。さらに、上記式中におけるA1
としては、炭素数4〜10のアルキレン基、またはカー
ボネート基を含有し主鎖が直鎖状に少なくとも7個以上
の原子からなる二価の官能基であることが好ましく、具
体的には下記式
【0041】
【化7】
【0042】(但し、Rは−CH2CH2O−、−CH2
CH2CH2O−または
【0043】
【化8】
【0044】であり、tは0〜4の整数であり、uはt
=0のときは0であり、t=1〜4のときは1であり、
sおよびvはそれぞれ2または3である。)で示される
二価の官能基を挙げることができる。
【0045】また、重合体と硬化被膜の密着性をより強
固にするために、被覆前に重合体の前処理を行うことは
しばしば好ましい態様である。例えば、前処理の方法は
公知のアルカリ処理が使用でき、アルカリ性が強いほど
密着性は強固となる。しかしながら、アルカリ性が強す
ぎると重合体自身が劣化する恐れがあるため、30重量
%のNaOH水溶液で80℃、1時間の処理条件より穏
やかなアルカリ処理条件であることが好ましい。
【0046】前記重合性組成物を硬化して得られる重合
体には、必要に応じて反射防止剤である無機硬質物の被
膜を形成することもできる。無機硬質物の被覆方法は公
知の方法を特に制限なく使用できる。例えば、真空蒸着
法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等のド
ライプレーティング法を好適に使用することができる。
無機硬質物の被膜の厚みは、目的に応じて異なるため特
に限定されないが、一般に0.1〜10μmが好適であ
る。
【0047】上記の無機硬質物としては、一般に上記し
た如きドライプレーティング法で重合体の表面に被膜を
形成させることのできる無機化合物あるいは金属を制限
なく使用でき、その目的に応じて適宜選択すればよい。
例えば、耐擦傷性を付与するためには酸化ケイ素(Si
Ox,x=1〜2)、酸化アルミニウム等が一般に使用
される。また反射防止性を付与するためには、例えば、
酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸
化チタン、酸化マグネシウム、酸化セリウム、酸化イン
ジウム、酸化タンタル、酸化ハフニウム等の金属酸化
物;フッ化マグネシウム、フッ化セリウム、フッ化リチ
ウム、フッ化ネオジム等の金属フッ化物;硫化亜鉛等の
金属硫化物;アルミニウム、金、銀、クロム等の金属を
挙げることができる。このような無機硬質物のうち低屈
折率物を単層で被覆させることができ、また、低屈折率
物と高屈折率物とを交互に光学的厚みに積層することが
できる。さらに、反射性と耐擦傷性を同時に付与させる
ために、アモルファスカーボン中にダイヤモンド微結晶
が散在したダイヤモンド状カーボンを被膜することもで
きる。
【0048】
【発明の効果】本発明の重合性組成物は、調製中あるい
はろ過中にゲル化することがないために操作性が良好で
ある。また、これを重合して得られる重合体は、高屈折
率、高アッベ数、低比重であり、透明性、耐光性、耐熱
性、耐衝撃性、染色性にも優れている。
【0049】したがって、本発明の重合性組成物を重合
して得られる重合体は有機ガラスとして有用であり、例
えば、メガネレンズ、光学機器レンズ等の光学レンズと
して最適であり、さらにプリズム、光ディスク基盤、光
ファイバー等の用途に好適に使用することができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するために実施
例を掲げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
【0051】なお、実施例において得られた樹脂は下記
の試験法によって諸物性を測定した。
【0052】(1)屈折率及びアッベ数 アタゴ(株)製、アッベ屈折計を用いて、20℃におけ
る屈折率を測定した。接触液にはブロモナフタリンまた
はヨウ化メチレンを使用した。
【0053】(2)硬度 ロックウェル硬度計を用い、厚さ2mmの試験片につい
てL−スケールでの値を測定した。
【0054】(3)外観 目視により判定した。
【0055】(4)比重 ミラージュ貿易(株)製電子比重計(ED−120T
型)を用いて測定した。
【0056】(5)染色性 分散染料(商品名:ビスタブラウン、服部セイコー
(株)製)を1Lの水に2g分散させ加熱し、試料片を
90℃で10分間染色した。そのときの染色濃度を日立
製作所製のダブルビーム分光光度計220Aを用いて5
50nmの光線透過率の減少割合(百分率)で表した。
【0057】(6)耐光性 スガ試験機(株)製ロングライフキセノンフェードメー
ター(FAC-25AX-HC型)中に試料を設置し、100時間
キセノン光を露光した後、スガ試験機(株)製色差計
(SM−4型)で試料のYIを測定し、初期のYIに対
する増加分ΔYIで示した。
【0058】(7)耐衝撃性 厚さ2mm、直径65mmの試験板に127cmの高さ
から16gの鋼球を自然落下させ、試験板が破損しない
場合を○、破損した場合を×で評価した。
【0059】(8)ハードコート性 シリコン系ハードコート剤(商品名:TS−56T、徳
山曹達(株)製)を用い、ハードコートの密着性の良い
ものを○、悪いものを×で評価した。
【0060】(9)臭気 東京光学機械(株)の玉摺機(TOPCON ALE−
60)を用いて、試料の玉摺りを行った。ひどい悪臭を
するものを1、悪臭のするものを2、僅かに悪臭のする
ものを3、ほとんど悪臭のないものを4、全く無臭のも
のを5で評価した。
【0061】(10)耐熱性 試料をメガネフレームに入れ、80℃で2時間加熱した
後、がたつきのないものを○、変形してがたつきのでた
ものを×で評価した。
【0062】(11)ろ過性 重合性組成物100重量部にt−ブチルパーオキシイソ
ブチレート1重量部加え、40℃で攪拌し、2μmのメ
ンブランフィルターでろ過可能な時間を測定した。30
分以内にろ過ができなくなったものを×、30分から1
時間でろ過できなくなったものを△、1時間以上ろ過で
きたものを○で評価した。
【0063】また、各実施例及び比較例で用いた記号は
以下の化合物である。
【0064】VBE:(p−ビニルベンジル)エーテル
【0065】
【化9】
【0066】VPE:1,2−(p−ビニルフェニル)
エタン
【0067】
【化10】
【0068】VBS:(p−ビニルベンジル)スルフィ
【0069】
【化11】
【0070】BVBE:1,2−ビス(1′−ビニル−
2′−ブロモフェニル)エタン
【0071】
【化12】
【0072】VBOE:1,2−ビス(p−ビニルベン
ジルオキシ)エタン
【0073】
【化13】
【0074】VOSE:1−(p−ビニルベンジルオキ
シ)−2−(p−ビニルベンジルチオ)エタン
【0075】
【化14】
【0076】VBES:ビス(p−ビニルベンジルオキ
シエチル)スルフィド
【0077】
【化15】
【0078】VBTE:1,2−ビス(p−ビニルベン
ジルチオ)エタン
【0079】
【化16】
【0080】 BDTP:HSC24COOC48OOCC24SH BDTG:HSCH2COOC48OOCCH2SH EGTG:HSCH2COOC24OOCCH2SH HGTG:HSCH2COOC612OOCCH2SH EDT:HSC24SH DMES:HSC24SC24SH PETP:C(CH2OOCC24SH)4 2G:ジエチレングリコールジメタクリレート(nの平
均値は2) 9G:ポリエチレングリコール#400ジメタクリレー
ト(nの平均値は9) 14G:ポリエチレングリコール#600ジメタクリレ
ート(nの平均値は14) 23G:ポリエチレングリコール#1000ジメタクリ
レート(nの平均値は23) 14GA:ポリエチレングリコール#600ジアクリレ
ート(nの平均値は14) St:スチレン DVB:ジビニルベンゼン HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート GMA:グリシジルメタクリレート BZMA:ベンジルメタクリレート U−4HA:ウレタンアクリレート(新中村化学(株)
製) 40EM:エポキシアクリレート(共栄社油脂(株)
製) α−MeSt:α−メチルスチレン 実施例1 表1に示したビニルベンジル化合物、ジ(メタ)アクリ
レート化合物およびメルカプト化合物を混合してなる重
合性組成物100重量部に対して、ラジカル重合開始剤
として、t−ブチルパーオキシイソブチレート1重量部
を添加してよく混合した。この混合液をガラス板とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体とからなるガスケットで構成
された鋳型の中に注入し、注型重合を行った。重合は空
気炉を用い、30℃から120℃まで15時間をかけ徐
々に昇温し、120℃で2時間保持した。重合終了後、
鋳型を空気炉から取り出し、放冷後、重合体を鋳型のガ
ラスから取り外した。得られた重合体の物性を表1に示
した。
【0081】比較例1〜6 表1に示した重合性組成物を用いた以外は実施例1と同
様に実施した。得られた重合体の物性を表1に示した。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】
【0085】実施例2 (p−ビニルベンジル)エーテル100重量部、ポリエ
チレングリコール#400ジメタクリレート10重量
部、ブタンジオールチオプロピオネート25重量部およ
び表2に示したコモノマーを表2に示す量だけ混合して
重合性組成物を調製した。重合は実施例1と同様に行っ
た。得られた重合体の物性を表2に示した。
【0086】
【表4】
【0087】実施例3 (p−ビニルベンジル)エーテル60重量部、ポリエチ
レングリコール#400ジメタクリレート15重量部、
ブタンジオールチオプロピオネート15重量部およびス
チレン10重量部からなる重合性組成物に表3に示した
光重合開始剤を所定量混合した。この混合液をガラス板
とエチレン−酢酸ビニル共重合体とからなるガスケット
で構成された鋳型の中に注入し、400wの高圧水銀灯
により20分紫外線を照射した後、120℃で2時間硬
化した。重合終了後、重合体を鋳型のガラスから取り外
した。得られた重合体の物性は、表3に示したように熱
ラジカル重合で得られたものとほぼ同様であった。
【0088】
【表5】
【0089】実施例4 実施例1で得られた重合体をアセトンで洗浄した後、2
0%NaOH水溶液に30分浸漬し、次いで水洗乾燥し
た。その後、ビス(γ−トリメトキシシリルプロピル)
カーボネート20重量部、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン10重量部、コロイダルシリカ(日産
化学(株)製メタノールゾル)30重量部、メチルセロ
ソルブ30重量部、0.05規定塩酸10重量部、硬化
触媒として過塩素酸アンモニウム0.25重量部よりな
るコーティング剤に重合体を浸漬して被覆し、120℃
で3時間加熱して硬化した。
【0090】さらに、得られた重合体の表面にSiO2
及びZrO2の薄膜を真空蒸着装置によって形成させ
た。得られた重合体は、耐擦傷性、密着性、耐光性及び
反射防止特性ともに優れた性質を示した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 (但し、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ同種また
は異種の水素原子またはハロゲン原子であり、X1、X2
およびX3は、それぞれ酸素原子またはイオウ原子であ
り、j、kおよびmは、それぞれ0または1であり、k
=0のときはj=0であり、また、m=0のときはk=
j=0であり、m=k=1でj=0のときにX1および
2が同時にイオウ原子になることはなく、また、m=
k=j=1のときにX1、X2およびX3が同時にイオウ
原子になることはない。)で示されるビニルベンジル化
合物 100重量部 (B)一般式(2)
【化2】 (但し、R5、R6およびR7は、それぞれ同種または異
種の水素原子またはメチル基であり、nは6〜30の整
数である。)で示されるジアクリレート化合物またはジ
メタクリレート化合物 1〜20重量部、および(C)
一分子中にメルカプト基を2個有するメルカプト化合物
1〜50重量部を含んでなる重合性組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【化3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】(但し、R、R2、R3およびR4は、そ
れぞれ同種または異種の水素原子またはハロゲン原子で
あり、X1、X2およびX3は、それぞれ酸素原子または
イオウ原子であり、j、kおよびmは、それぞれ0また
は1であり、k=0のときはj=0であり、また、m=
0のときはk=j=0であり、m=k=1でj=0のと
きにX1およびX2が同時にイオウ原子になることはな
く、また、m=k=j=1のときにX1、X2およびX3
が同時にイオウ原子になることはない。)で示されるビ
ニルベンジル化合物 100重量部 (B)一般式(2)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】前記一般式(1)のR1、R2、R3および
4は、それぞれ同種または異種の水素原子またはハロ
ゲン原子であり、ハロゲン原子としては、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素の各原子が採用されるが、屈折率また
は耐光性の点から特に塩素原子または臭素原子が好適で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02C 7/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1) 【化1】 (但し、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ同種ある
    いは異種のハロゲン原子であり、X1、X2およびX
    3は、それぞれ酸素原子またはイオウ原子であり、j、
    kおよびmは、それぞれ0または1であり、k=0のと
    きはj=0であり、また、m=0のときはk=j=0で
    あり、m=k=1でj=0のときにX1およびX2が同時
    にイオウ原子になることはなく、また、m=k=j=1
    のときにX1、X2およびX3が同時にイオウ原子になる
    ことはない。)で示されるビニルベンジル化合物 10
    0重量部 (B)一般式(2) 【化2】 (但し、R5、R6およびR7は、それぞれ同種または異
    種の水素原子またはメチル基であり、nは6〜30の整
    数である。)で示されるジアクリレート化合物またはジ
    メタクリレート化合物 1〜20重量部、および(C)
    一分子中にメルカプト基を2個有するメルカプト化合物
    1〜50重量部を含んでなる重合性組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の重合性組成物の重合体より
    なる有機ガラス。
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