JPH06115755A - 画像形成装置におけるベルト搬送装置のベルト蛇行量検出方法 - Google Patents

画像形成装置におけるベルト搬送装置のベルト蛇行量検出方法

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JPH06115755A
JPH06115755A JP4267520A JP26752092A JPH06115755A JP H06115755 A JPH06115755 A JP H06115755A JP 4267520 A JP4267520 A JP 4267520A JP 26752092 A JP26752092 A JP 26752092A JP H06115755 A JPH06115755 A JP H06115755A
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belt
mark
meandering
detecting
roll
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JP4267520A
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Katsumi Sakamaki
克己 坂巻
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00135Handling of parts of the apparatus
    • G03G2215/00139Belt
    • G03G2215/00143Meandering prevention
    • G03G2215/0016Meandering prevention by mark detection, e.g. optical

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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙を搬送する画像成形装置の搬送ベルトに
おいて、蛇行の初期速度を検出しこれに基づいて蛇行の
拡大を未然に抑制できるようにすること。 【構成】 用紙を搬送するベルトを備えた画像形成装置
において、ベルトに設けた位置判定用のマークのベルト
幅方向の位置を検出する検出手段を備え、駆動前の初期
状態でのベルトの位置を検出手段によるマークの検出に
よって検出記憶し、ベルトの所定量のパスの後前記検出
手段によってマークの位置を検出記憶し、初期のマーク
の位置とパス後のマークの位置との差分によってベルト
の蛇行量を算出し、比較結果によって、ベルトがその幅
方向にどの程度ずれているかを判別して蛇行量の大きさ
を知ることを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式複写装置や
中間体転写装置及び各種のプリンタ等に用いられるベル
ト搬送装置に係り、とくにベルト蛇行速度を一定レベル
以下に抑えるようにしたベルトの蛇行量検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、電子写真式フルカラータンデ
ム型複写機の感光体やタンデムインクジェットヘッド等
の複数の画像作成ステージでは、用紙の搬送と転写のた
めのベルト式の搬送・転写装置や中間転写ベルトが一般
に用いられる。この中で、ベルト搬送装置は、そのパス
ラインの中に含んで配置した複数ロールによって張架さ
れ、ドライブロールの回転によってベルトを走行させる
ようにしたものがその基本的な構造である。
【0003】このようなベルト搬送装置では、ベルトの
動きはモータによるプロセス方向運動のみが望ましいと
されている。しかしながら、複数配置するロールの精度
の不均一,ロールアライメントのずれ,ベルト周長やそ
の張力の不均一等に起因して、ベルトの走行に蛇行を生
じることが多い。
【0004】このような走行時のベルトの蛇行を規制し
たり制御するため、たとえばベルトとロールとの間を互
いにガイドによって拘束し合うことによって蛇行を抑え
るようにしたものが従来から知られている。
【0005】たとえば、特開昭59−155869号公
報や特開昭62−165676号公報には、ベルトには
ロールの周面に接触する面にリブを走行方向に立ち上げ
て設け、ロールの周面にはこのリブが嵌まり込む溝を備
えた構成が記載されている。しかしながら、ロールの溝
にリブが強制的にガイドされるので、ロールアライメン
トの狂いが大きいとベルトに与える歪も大きくなる。こ
のため、ベルトに補強材を設けてこのような歪の発生を
抑える構造が採用されてはいるが、リブ及び溝の加工に
加えてこのような補強材を付属するのでは、コスト面で
の障害が大きい。
【0006】また、実開昭63−66870号公報及び
実開昭63−76867号公報は、ベルトの端部にリブ
を立ち上げ、このリブがロールの軸線方向の端部に当た
るようにした構成を開示している。ところが、ベルトの
蛇行速度が大きい場合には、ロールの端部からベルトの
リブがロールの周面に乗り上げてしまう可能性が高く、
ベルトがその端部付近から一気に破損してしまう恐れが
ある。
【0007】このように、リブや溝等による機械的な拘
束力を利用するのでは、ベルトが走行を始めた初期の段
階で蛇行速度を或る範囲内に抑えておかない限り、蛇行
のない安定したベルトの走行を得ることはできない。し
たがって、ベルトやロールだけでなくロールの回転駆動
系の振動等の防止等も含めて各構成要素に高い加工精度
が要求され、この点からしてもコスト面での問題は無視
できない。
【0008】これに対して、ベルトの蛇行速度及び位置
を検知して、これらの蛇行速度及び位置に適合してロー
ルをその軸線方向に偏位させる方法がある。これは、た
とえば特開昭56−3208号公報に記載されているよ
うに、ベルトの蛇行量を或るロールの端部に設けたベル
トエッジガイドによって検知し、別のロールがこの蛇行
量を機械的なリンク機構によって受け、リンク機構によ
ってロールをステアリングすることで蛇行をキャンセル
するというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベルト
の破損の防止には大幅な改善が見られるものの、ロール
に対してステアリング機能を果たすためのリンク機構を
含むために、同様にコスト面での問題は解消されない。
【0010】一方、タンデム方式のフルカラー複写機で
は、各色を重ねてフルカラー像を作成する際、様々な画
素位置変動要因による色ずれを補正するため、カラーレ
ジストレーションコントロール機能が備えらる。たとえ
ば、特開昭63−300259号公報,特開昭63−3
00260号公報及び特開平2−040667号公報等
はこの機能の具体的な構成を開示している。
【0011】これらは、いずれも、各感光体の現像像を
ベルト上に転写し、その位置座標を検知,記憶,演算す
ることによって各色の位置ずれ量を算出し、各々の色の
レーザー書き込みタイミングに補正を加えることがその
基本的な技術である。すなわち、この技術は、色ずれ量
を検知してフィードバック制御によってベルトと感光体
との位置合わせの精度を向上させるというものである。
【0012】このような技術をベルトの蛇行量の検知に
応用することは好ましい結果をもたらすものと考えられ
る。しかしながら、ベルトの蛇行の発生の現象におい
て、後述するように初期の蛇行速度そのものを低減させ
ないと根本的な解決策にはならないこと等の知見との絡
みでこの技術を展開しないと実用的ではない。
【0013】一方、ベルトガイド方式では、ベルトの縁
等がガイドに突き当たりながら走行するときには、蛇行
量そのものは平均的に0である。これに対し、ベルトの
軸方向に働く力は存在し、絶えずガイドには蛇行速度に
比例した力(ウォーク力)が作用している。したがっ
て、ウォーク力を基準以下にしないと、ガイドでベルト
を受け止めることができなくなる場合がある。このよう
な現象を防ぐには、蛇行の初期段階すなわちガイドにベ
ルトが突き当たる以前での蛇行速度を把握し、これに基
づいて蛇行を補正することが重要である。
【0014】そこで、本発明において解決すべき課題
は、蛇行の初期速度を検出しこれに基づいて蛇行の拡大
を未然に抑制できるようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙を搬送す
るベルトを備えた画像形成装置において、前記ベルトに
設けた位置判定用のマークのベルト幅方向の位置を検出
する検出手段を備え、駆動前の初期状態での前記ベルト
の位置を前記検出手段によるマークの検出によって検出
記憶し、前記ベルトの所定量のパスの後前記検出手段に
よって前記マークの位置を検出記憶し、初期のマークの
位置とパス後のマークの位置との差分によってベルトの
蛇行量を算出することを特徴とする。
【0016】
【作用】ベルトを駆動する前に位置判定用のマークと検
出手段とによってベルトの幅方向の位置を検出し、この
マークの位置を最初の基準として設定する。そして、ベ
ルトを所定量だけ走行させた後に再びマークを検出手段
によって検出し、初期の位置との間で比較する。この比
較結果によって、ベルトがその幅方向にどの程度ずれて
いるかを判別でき、蛇行量の大きさを知ることができ
る。
【0017】
【実施例】図1はフルカラータンデム型のベルト搬送転
写装置の概要を示す正面図、図2はその平面図である。
【0018】図において、供給される用紙を図中の矢印
方向に搬送するベルト1がその用紙の搬送面をほぼ水平
姿勢として配置されている。このベルト1は、モータ2
aに直結した駆動ロール2と自由回転する従動ロール3
との間に掛け渡したものである。
【0019】ベルト1の搬送面に沿って、ブラック,イ
エロー,マゼンタ及びシアンの4個の感光体4a,4
b,4c,4dが順に配置されている。これらの感光体
4a〜4dは回転ドラム状であり、トナー像を複写過程
においては用紙に及びベルト1の蛇行検知過程ではベル
ト1に転写可能である。
【0020】ここで、従来から知られているように、各
色を重ねてフルカラー像を作成するときに画素位置変動
要因を補正するために、カラーレジストレーションコン
トロール機能を設ける。これは、4色のトナー像の相対
位置ずれを補正することを目的とし、ベルト1の搬送方
向の位置ずれを検出して補正する構成としたものであ
る。
【0021】本発明では、このカラーレジストレーショ
ン機能を、ベルト1の幅方向のずれの検出にも利用しよ
うとしたものであり、任意の1色のトナー像をベルト1
の表面に転写し、この転写像を媒体としてベルト1の蛇
行状況を検出する。そして、この転写像の位置を検知す
るための検知手段5を下流側に配置する。
【0022】検知手段5は、ベルト1の搬送面の上側に
配置したCCD素子(電荷結合素子)5aと、下側に配
置されてペアを組むLEDランプ5bとによって構成す
る。この検知手段5によって検知される媒体は、ベルト
1の表面に転写した任意の1色のトナー像6aであり、
実施例ではブラックの感光体4aによって転写した像で
ある。このトナー像6aは、図2に示すように、3ドッ
トラインの細線で約200μmの幅であって、長さは1
cm以内である。
【0023】更に、ベルト1のイニシャライズのため
に、ベルト1にはベルトホール1aを所定の位置に開
け、これを検出するためのホームポジションセンサ7を
ベルト1の搬送面の下方に設ける。これらのベルトホー
ル1a及びホームポジションセンサ7によって、ベルト
1の搬送方向の位置関係を把握することができ、ベルト
1の回転数も検出することができる。したがって、ベル
ト1の回転数を計測した上で、トナー像6aの変位を検
知手段5によって検知することができ、この検知に基づ
いてベルト1の走行パスの補正を行う。
【0024】ベルト1の蛇行の補正は、従動ロール3の
軸線の姿勢の変更を利用して行うもので、図3に要部の
機構の概略を示す。
【0025】従動ロール3はその軸線方向にコア3aを
備えてこのコア3a周りに回転自在としたものである。
コア3aの一端は装置側に枢着されて軸線を傾斜可能に
連接され、コア3aの他端には図3に示すようにリンク
3bを連結する。このリンク3bは、回転軸3cによっ
て図中の矢印方向に回動自在であり、リンク3bに設け
たスリット3dを貫通する固定ビス3eによって締付け
固定される。
【0026】このような従動ロール3の保持機構によっ
て、固定ビス3eを緩めてリンク3bを矢印方向に移動
させると、コア3a周りの従動ロール3も同様に矢印方
向に位置を変える。これによって、従動ロール3の軸線
を変化させることができ、蛇行に対するアライメント補
正が可能となる。
【0027】ここで、本発明におけるベルト1の初期蛇
行の検知過程は次の順に従って行われる。
【0028】(1)ベルト1の表面に感光体4aによっ
てトナー像6aを転写し、このトナー像6aを原点座標
として座標検知する。
【0029】(2)モータ2aを作動させてベルト1を
所定の回数となるまで回転させる。なお、このとき、も
しベルト1の清掃用クリーナがベルト1の周りに配置さ
れているものであれば、トナー像6aが消滅しないよう
にこのクリーナを退避させた位置に設定する。
【0030】(3)ベルト1が所定回数を回転した後
に、再びトナー像6aを座標検知する。
【0031】(4)初期のトナー像6とベルト1の走行
後のトナー像6aのそれぞれの座標を比較演算し、両者
の移動量を求めてこれを出力し、従動ロール3のアライ
メント補正量を求める。
【0032】図4は以上の過程を含めて示すフローチャ
ートであり、装置の据付けからロールアライメントの修
正までのフローを示す。
【0033】ここで、ベルト1の蛇行速度をチェックす
る必要があるケースは、マシンの組立て直後に複写機が
設置され床面状態が変わったり、ロールの交換及びベル
トを張っているロールのアライメントが著しく変化する
等の場合等である。
【0034】このような蛇行速度のチェック工程とし
て、まずベルト1がマシンに張架されている状態を確認
する。このとき、ベルト1の蛇行を検出するため、予め
ベルト1のエッジ端部をガイド材から離しベルトの軸方
向への運動に対し外力が加わらないようにする。
【0035】次に、マシン電源をオンしてベルト1をイ
ニシャライズする。ベルト1の位置は、ベルト1に設置
されたベルトホール1aをマシン側に設けられているホ
ームポジションセンサ7によって検出し、ベルト1の位
置関係が把握される。また、ベルト1の回転数も検出で
き、イニシャライズされると、ベルト1はベルトホール
1aを検知してから所定時間後に停止する。
【0036】そして、ダイアグノスティックモードに入
る。このモードは、マシンの設定値を監視したり、単独
でモータ2aやLEDランプ5b等の出力要素の作動検
査をするために設けられたモードであり、通常の複写機
には一般に備えられているものである。そして、このモ
ードの状態で、ベルト1の蛇行速度検知モードを設定し
ておき、そのコード番号をキーボード入力、あるいは、
タッチパネルから入力するものとする。
【0037】以降は、自動的にベルト1の蛇行速度検知
モードのシーケンスに従ってマシンは作動する。
【0038】まず、第1ステップでは、予め決められた
色の画像作成ステージ、ここではブラック用感光体4a
に検出用のトナー像作成指令が入る。そして、図2に示
すように、トナー像6aが転写されベルト1上に形成さ
れる。このトナー像6aは、ベルト1の下流に位置する
検出手段5によって、Y方向座標(軸方向)が読み込ま
れる。このときの値をy1とする。
【0039】次工程として、ベルト1が所定回数回転
し、このとき回転数は、ベルトホール1aとホームポジ
ションセンサ7とによってカウントされる。なお、ベル
ト1の回転数の設定値Nは、通常3〜10回転の間に設
定する。この設定値Nは可変としてもよく、その場合、
ダイアグノスティックモードでN数設定可能の仕様とす
れば良い。
【0040】そして、所定のN回数だけベルト1が駆動
されると、N回転目でのトナー像6bのY方向座標を、
検出手段5によって再度読み込み、このときの値をy2
とする。
【0041】以上、記憶したy1とy2の値からベルト
1の蛇行速度を演算する。ベルト1の蛇行速度をVwa
lkとすると、式(1)で表現される。
【0042】 Vwalk=(y1−y2)・V/(N・L)[mm/sec]……(1) ここで、 V=ベルトプロセス速度[mm/sec] N=ベルト回転数 L=ベルト周長[mm] この結果を、複写機のパネルディスプレイに出力させ
る。
【0043】なお、蛇行速度値が式(1)での結果で
は、小数点以下の小さい値になると予測されるため、単
位をμmに変換しても何ら差し支えない。
【0044】例として、y1=0[mm]、y2=1.
2[mm]、V=160[mm/sec]、N=5[r
ev]、L=1500[mm]とすると、Vwalk=
0.0256[mm/sec]=25.6[μm/se
c]である。これから、出力形式として0.0256で
もよいが、予め、単位を決めておけば、25.6と表示
しても差し支えない。そして、ベルト1のプロセス方向
1m当たり進む時の蛇行量を単位として、0.16[m
m/m]としてもよい。
【0045】出力結果から、その蛇行速度が、許容範囲
内であるか、修正が必要な値かを判断する。この規定に
ついては、次の表を用いて判断する。なお、この表に示
す蛇行速度出力値と補正量の関係は、構成要素の幾何条
件によって支配されるため、システムに合った値を予め
測定して両者の関係を求めておくことが前提である。
【表1】 この表から、蛇行速度が許容範囲内にある−0.15
[mm/m]≦Vwalk≦0.15[mm/m]では
何もアクションはとらず、作業終了である。しかし、そ
れ以外の場合では、蛇行速度をキャンセルするのに同等
のロールアライメント補正を加える。
【0046】このロールアライメントの補正は、図3に
示したように、固定ビス3eを緩めてリンク3bを図の
矢印方向に回動させ、コア3aが補正量に一致する姿勢
となるように従動ロール3の軸線の姿勢を変化させるこ
とによって行う。
【0047】ここで、ベルト1の位置検出には他の方式
を採用することもでき、その例を図5及び図6にそれぞ
れ示す。
【0048】図5はベルト1の上にトナー像6aを転写
によって形成するのに代えて、ベルト1に予めライン像
8aを印刷しておき、このライン像8aの位置の変化を
検知手段5によって検知する例である。ベルト1を前記
と同じ要領で回転させ、その後のライン像8bの位置を
検知することによって、ベルト1の蛇行速度を検知す
る。
【0049】なお、印刷したライン像8aに代えて、検
知手段5によってその位置が検知可能なシール材を用い
てもよく、透明のベース面に黒色のライン像などを描い
たものが使用できる。
【0050】図6はベルト1に孔9を開けたもので、こ
の孔9を検知手段5による位置検出に利用するものであ
る。この孔は、ホームポジション検出用の孔として兼用
することもできる。
【0051】また、ロールアライメント補正手段につい
ても、図3で示した手動式のものに代えて、電気的にも
駆動させる構成とすることもでき、その例を図7に示
す。
【0052】図7の(a)において、従動ロール3のコ
アの両端部にはそれぞれの芯をずらした偏心カム10
a,10bを連結し、一方の偏心カム10aをカプリン
グ10cによって補正用モータ11の出力軸に連接して
いる。なお、従動ロール3はその内部にコア3aを同軸
上で回転自在に備えたものである。
【0053】補正用モータ11が或るステップ数回転す
ると、その回転角度に応じてコア3aも偏心カム10a
と一体となって回転し、従動ロール3のアライメントは
補正用モータ11の出力軸の回転角度によって変更補正
される。なお、回転角とアライメント偏心量やステップ
数と回転角は予め計算できるので、差分出力値とステッ
プ数の関係を実験的に求めておけばよい。
【0054】そして、実際の作動においては、先の実施
例にて出力される蛇行速度:Vwalkの数値を、換算
前の状態すなわち数値:y1−y2の差分値の状態にお
いて出力値とし、それに比例した指令ステップ数を補正
用モータ11に出力する。
【0055】
【発明の効果】本発明では、ベルトを駆動するときの初
期の蛇行量や蛇行速度を予め検出することによって、ベ
ルトを継続して走行させるときの蛇行量又は蛇行速度を
把握でき、これに応じてベルトを掛けている駆動ロール
や従動ロール等のロールアライメントを調整すれば、蛇
行量の低減が可能となる。
【0056】また、フルカラーの複写機等においては、
カラーレジストレーションコントロール機能をそのまま
利用すれば、この機能によって検知され得るマークをベ
ルトに設けると共にベルト幅方向のずれを演算できる手
段を付属するだけで済み、装置も簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】フルカラータンデム型のベルト搬送転写装置の
概要を示す正面図である。
【図2】図1の搬送転写装置の概略平面図である。
【図3】従動ロールの手動式にるアライメント補正機構
を示す概略図である。
【図4】ベルトの蛇行検知及びその補正工程を示すフロ
ーチャートである。
【図5】ベルトのライン像を印刷してこれを蛇行検知に
利用する例の概略平面図である。
【図6】ベルトに孔を開けてこれを蛇行検知に利用する
例の概略平面図である。
【図7】従動軸のアライメント補正を電気駆動式とした
例であって、同図の(a)はその概略横断面図、同図の
(b)はコアと偏心カムとの位置関係を示す従動ロール
部分の概略縦断面図である。
【符号の説明】
1:ベルト,2:駆動ロール,3:従動ロール,3a:
コア,3b:リンク,3c:回転軸,3d:スリット,
3e:固定ビス,4a〜4d:感光体,5:検知手段,
6a,6b:トナー像,7:ホームポジションセンサ,
8a,8b:ライン像,9:孔,10a,10b:偏心
カム,10c:カプリング,11:補正用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送するベルトを備えた画像形成
    装置において、前記ベルトに設けた位置判定用のマーク
    のベルト幅方向の位置を検出する検出手段を備え、駆動
    前の初期状態での前記ベルトの位置を前記検出手段によ
    るマークの検出によって検出記憶し、前記ベルトの所定
    量のパスの後前記検出手段によって前記マークの位置を
    検出記憶し、初期のマークの位置とパス後のマークの位
    置との差分によってベルトの蛇行量を算出することを特
    徴とする画像形成装置におけるベルト搬送装置のベルト
    蛇行量検出方法。
JP4267520A 1992-10-06 1992-10-06 画像形成装置におけるベルト搬送装置のベルト蛇行量検出方法 Pending JPH06115755A (ja)

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