JP2005164678A - 回転体の速度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、カラープリンタにおける搬送転写ベルトと感光体ドラムの線速差を常に一致させる。
【解決手段】 この装置は、感光体ドラム10とは別のモータにより駆動される搬送転写ベルト4の線速を制御するための装置であって、モータ回転数変更手段と、トルクセンサ46と、等速回転数設定手段とを備えている。モータ回転数変更手段は搬送転写ベルト4の駆動ローラ20を駆動するモータ30の回転数を目標回転数の前後の所定範囲で変化させる。トルクセンサはモータ30の回転数を変化させながらモータ30の駆動トルクを検出する。等速回転数設定手段は、トルクセンサ46で検出されたトルクが最低値のときのモータ回転数を、速回転数として設定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、速度制御装置、特に、別の駆動系によって駆動される他の回転体に直接あるいは間接的に接触し、モータによって駆動される回転体の速度制御装置に関する。
カラー複写機やカラープリンタ等のカラー画像形成装置においては、単一ドラム型に比較して高速処理が可能な多段ドラム型(タンデム型)のものが主流になりつつある。このタンデム型のカラー画像形成装置は、用紙搬送方向に、例えばマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの色別に画像形成部がタンデムに配置され、これら各色の画像形成部により順次カラーのトナー画像が形成される。そして、各色の画像形成部には、搬送転写ベルトを挟んで転写部が対向して配置されており、搬送転写ベルトによって搬送されてきた用紙に、各色のカラートナー画像が転写されるようになっている。
このような画像形成装置では、搬送転写ベルトと画像形成部を構成する感光体ドラムとは、それぞれ別の駆動系によって駆動されており、これら間の線速差の設定は、画像の高画質化を達成する上で非常に重要である。例えば、感光体ドラムと搬送転写ベルトの線速を等速とすることにより、色ズレによるジッタを制御することができる。
また、中間転写ベルトを用いたタイプのカラー画像形成装置においても同様であり、中間転写ベルトと感光体ドラム、及び中間転写ベルトと2次転写ローラのそれぞれの線速差の設定は重要である。例えば、中間転写ベルトに対する2次転写ローラの線速を0.数%アップすることで、画像の中抜けを抑制することができる
そこで、従来装置では、搬送転写ベルトや中間転写ベルトの線速をセンサにより検出し、線速が目標の速度になるように、これらのベルトが掛け渡された駆動ローラを駆動するモータを制御するようにしている。
特開平9−80853号公報
前述のような従来の装置では、搬送転写ベルトや中間転写ベルトが理想的な目標速度になるようにフィードバック制御している。ここで、目標速度は、各部が理想的な寸法で製造され、またスリップ等も全くないものとして設定されたものである。しかし、実際には、各ローラ径の公差によるバラツキ、ゴムローラの硬度によるローラ外径の変化、ベルト圧のバラツキ、ベルトの微小スリップ、環境による影響等によって、ベルトが目標速度に制御されたとしても、感光体ドラムとベルトの線速差や、2次転写ローラとベルトの線速差が設定された線速差にならない場合がある。
本発明の課題は、直接あるいは間接的に接触して回転する2つの回転体を、どのような条件下においても所望の線速差にすることができるようにすることにある。
請求項1に係る回転体の速度制御装置は、それぞれ別のモータにより駆動され、互いに直接あるいは間接的に接触して回転する2つの回転体のうちの一方の回転体の速度を制御するための装置であって、モータ回転数変更手段と、トルク検出手段と、等速回転数設定手段とを備えている。モータ回転数変更手段は速度制御すべき回転体を駆動するモータの回転数を目標回転数の前後の所定範囲で変化させる。トルク検出手段はモータの回転数を変化させながらモータの駆動トルクを検出する。等速回転数設定手段は、トルク検出手段で検出されたトルクが最低値のときのモータ回転数を、等速回転数として設定する。
この装置では、2つの回転体がそれぞれ別のモータにより駆動されている。しかも、これらの2つの回転体は互いに直接あるいは間接的に接触して回転する。このとき、2つの回転体のうちの制御すべき回転体を駆動するモータの回転数が、目標回転数の前後の所定範囲で変化させられる。そして、モータの回転数を変化させながらモータの駆動トルクが検出される。2つの回転体の速度が異なる場合は、一方の回転体は他方の回転体に引っ張られるあるいは制動されることになるので、この回転体を駆動するモータの駆動トルクは、両者が等速の場合に比較して大きくなる。したがって、モータの駆動トルクが最低値のときのモータ回転数を等速回転数として設定する。
この場合は、一方の回転体を駆動するモータの回転数を変化させながらモータのトルクを検出するだけで、両回転体を等速にすることができる。そして、ここでは、回転体の外形寸法に誤差があったり、環境により外径が変化したりした場合でも、それらの誤差要因をすべて含んだ状態で等速にすることができる。
請求項2に係る回転体の速度制御装置は、請求項1の装置において、等速回転数設定手段で得られた等速回転数を基準として、2つの回転体の速度差が所定の速度差になるようにモータ回転数を制御する速度差設定手段をさらに備えている。
ここでは、前述のようにして求められた等速回転数を基準にして、2つの回転体が所望の速度差になるようにモータ回転数を制御することができる。
請求項3に係る回転体の速度制御装置は、請求項1又2の装置において、モータによって駆動される回転体はカラー画像形成装置における搬送転写ベルトであり、他の回転体は感光体ドラムである。
ここでは、搬送転写ベルトと感光体ドラムの線速を常に一致させることができ、カラー画像の色ずれを抑えることができる。
請求項4に係る回転体の速度制御装置は、請求項1又は2の装置において、モータによって駆動される回転体はカラー画像形成装置における中間転写ベルトであり、他の回転体は感光体ドラム及び2次転写ローラの少なくともいずれか一方である。
ここでは、中間転写ベルトと感光体ドラムとの線速を常に一致させることができる。また、中間転写ベルトと2次転写ローラとの線速差を常に所望の線速差に設定することができる。したがって、色ずれや中抜けのない良好なカラー画像を得ることができる。
以上のような本発明では、直接あるいは間接的に接触して回転する2つの回転体を、どのような条件下においても等速にすることができる。また、この等速回転数を基準にして所望の速度比を正確に設定することができる。
[第1実施形態]
図1は本発明の一実施形態によるタンデム型カラープリンタの概略断面を示している。このカラープリンタ1は、カラー画像形成のための各色の画像形成部2M,2Y,2C,2Bと、各色のトナー容器3M,3Y,3C,3Bと、用紙を搬送する搬送転写ベルト4(速度制御すべき回転体)と、搬送される用紙に各色のトナー画像を転写するための第1〜第4転写ローラ5M,5Y,5C,5Bと、画像形成部2M,2Y,2C,2Bに用紙を給紙する給紙機構6と、用紙上に転写されたトナー画像を定着するための定着部7と、排出部8とを有している。また、第1転写ローラ5Mの用紙搬送方向上流側には、搬送転写ベルト4を下方から支持するバックアップローラ9が配置されている。
用紙の搬送方向上流側から順に配置された画像形成部2M,2Y,2C,2Bは、それぞれマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成するものであり、搬送転写ベルト4に沿って横方向に並べて配置されている。これらの画像形成部2M,2Y,2C,2Bのそれぞれは、像担持体としてのアモルファスシリコン等からなる感光層を有する感光体ドラム10(他方の回転体)を有し、各感光体ドラム10の周囲には帯電器11、露光器12、現像装置13及びクリーニング機構14が順に配置されている。
搬送転写ベルト4は、駆動ローラ20と従動ローラ21との間に掛け渡されて循環駆動されており、給紙機構6から給紙搬送路22を介して搬送されてきた用紙を吸着してほぼ水平方向に搬送するものである。駆動ローラ20は、モータ(図2参照)30及び減速機等に連結されている。このモータ30は感光体ドラム10を駆動するためのモータ(図示せず)とは別のモータである。なお、モータ30としては、DCモータ、ステッピングモータ等各種のモータが適用可能である。そして、第1〜第4転写ローラ5M〜5Bは、搬送転写ベルト4を介して各画像形成部の感光体ドラム10に対向するように配置されており、第1〜第3転写ローラ5M,5Y,5Cは図示しない昇降機構によって、上方の転写位置と下方の解除位置との間で移動可能となっている。すなわち、転写位置では、各転写ローラは上方に移動させられ、搬送転写ベルト4上の用紙を感光体ドラム10に接触させる。一方、解除位置では、各転写ローラは下方に移動させられ、この場合は搬送転写ベルト4上の用紙と感光体ドラム10とは離れた状態となる。
給紙搬送路22は、搬送のガイドとなるガイド部材と、複数のローラ対とから構成されており、この給紙搬送路22の最も下流側には、トナー画像の形成と用紙の搬送とを同期させるためのレジストローラ対25が設けられている。そして、このレジストローラ対25と第1転写ローラ5Mとの間には、用紙を搬送転写ベルト4に吸着させるために、用紙の先端部あるいは全面に吸着用のバイアス電圧を印加するための吸着ローラ26が設けられている。この例では、吸着ローラ26は、搬送転写ベルト4が掛けられた従動ローラ21の上方に、この従動ローラ21と対向して配置されている。
定着部7は、内部にヒータを有する加熱ローラ及び加熱ローラに押圧される加圧ローラを有している。そして、この定着部7と排出部8との間には排紙搬送路27が設けられている。排紙搬送路27は、給紙搬送路22と同様に、ガイド部材と、複数のローラ対とから構成されている。なお、排出部8は装置の上面に形成されており、定着部7を通過した用紙は排紙搬送路27を介して上方に搬送され、装置の上面に排出される。
図2に示すように、このカラープリンタ1は制御部31を有している。制御部31は、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータで構成されている。この制御部31には、テンキーや各種の操作キー及び表示部が設けられた操作パネル40と、モータ30の回転数を検出するためのエンコーダ41と、外部のコンピュータとの間で印刷データの送受信を行うための通信部42とが接続されている。また、制御部31には、印刷データを処理するための印刷データ処理部43と、用紙搬送系44と、画像形成部2M,2Y,2C,2Bと、搬送転写ベルト駆動部45と、定着部7とが接続されている。搬送転写ベルト駆動部45は、モータ30を駆動するためのモータドライバ等を含んでいる。
さらに、この制御部31には、モータ30のトルクを検出するためのトルクセンサ46が接続されている。このトルクセンサ46は、モータ30の回転軸のトルクを検出しても良いし、モータ30の電流を検出することによってトルクを検出するようにしても良い。後に詳述するが、制御部31は、モータ30の回転数を目標回転数の前後所定範囲で変化させつつトルクセンサ46からのトルクを検出し、最も検出トルクの低いときのモータ回転数を等速回転数、すなわち搬送転写ベルト4の線速が感光体ドラム10の線速と等しくなるようなモータ回転数として設定する。
次に画像形成動作について説明する。
まず、カラー画像を用紙上に形成するカラーモードについて説明する。コンピュ−タから印刷デ−タがカラ−プリンタ1に送られてくると、カラ−プリンタ1の制御部でこのデ−タが各色毎の画像デ−タに振り分けられて適宜処理された後、露光器12に送られる。感光体ドラム10は帯電器11によって表面が帯電されており、この感光体ドラム10に対する露光器12からの画像デ−タに応じた露光によって、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム10の表面に形成された静電潜像が現像装置13によって現像され、各色のトナ−画像が形成される。
一方、給紙機構6からは用紙が給紙されるが、この用紙はレジストローラ対25によって一時的に停止させられている。そして、前記のトナ−画像の形成にタイミングを合わせてレジストローラ対25が駆動され、さらに、吸着ローラ26によって用紙の先端部に吸着バイアスが印加される。この用紙は、各色に対応した感光体ドラム10と第1〜第4転写ロ−ラ5M,5Y,5C,5Bとの間を搬送転写ベルト4に吸着されて順次通過し、各色に対応したトナ−画像が用紙上に重ね合わされて転写され、カラ−トナ−画像が用紙上に形成される。そして、用紙が定着部7を通過する際に熱と圧力の作用で用紙上のカラートナ−画像が定着され、その後、排紙搬送路27を経由して排紙部8に排出される。
一方、モノクロ画像を形成するモノクロモードでは、給紙機構6から給紙搬送路22を介して搬送されてきた用紙は、吸着ローラ26において全面に吸着バイアスが印加される。また、このモノクロモードでは、図示しない昇降機構によってブラック以外の第1〜第3転写ローラ5M,5Y,5Cが下降させられて解除位置に位置している。したがって、搬送転写ベルト4によって搬送される用紙は、ブラック以外の感光体ドラム10には接触せず、ブラックの感光体ドラム10のみからブラックのトナー画像が転写される。
次に搬送転写ベルトの速度制御について説明する。
搬送転写ベルト4の線速(モータ30の回転数)は、出荷時には感光体ドラム10の線速と等しくなるように設定されている。しかし、環境の変化、長期使用による摩耗により駆動ローラ20の外径が変化したり、また搬送転写ベルト側の要因により、搬送転写ベルト4と感光体ドラム10の線速が一致しなくなる場合がある。
そこで本実施形態では、プリンタの起動時に、搬送転写ベルト4と感光体ドラム10の線速が一致するように、モータ30の回転数を自動調整するようにしている。この場合の自動調整の制御フローを図3に示す。
図3において、まずプリンタの起動スイッチが押されると、ステップS1においてウォームアップ処理を実行する。このウォームアップ処理が終了すればステップS2に移行し、駆動ローラ20を駆動するためのモータ30の回転数Nを、予め設定されている等速回転数N0より低めの(N0−α)に設定し、この回転数(N0−α)でモータ30を駆動する。また、感光体ドラム10を駆動するためのモータの回転数は予め設定された回転数とする。この場合の駆動ローラ20を駆動するモータ30のトルクTを検出し、ステップS3において回転数N(=N0−α)と検出されたトルクTとを制御部31のメモリに記憶する。次にステップS4で、モータ回転数Nを上昇させる。ステップS5では、モータ回転数Nが(N0+α)になったか否かを判断する。モータ回転数Nが(N0+α)になっていない場合は、ステップS3に戻り、上昇させたモータ回転数NとそのときのモータトルクTを先のデータに続けてメモリに記憶する。以下、同様の処理を繰り返す。
そして、モータ回転数Nが(N0+α)になれば、ステップS5からステップS6に移行する。ステップS6では、以上の処理によって得られたデータのうちから、最低トルクTminの際のモータ回転数Neを補正された等速回転数として設定する。
以上の現象について、より詳細に説明する。搬送転写ベルト4の線速が感光体ドラム10の線速に一致しないとき、モータ30のトルクは一致しているときに比較して大きくなる。すなわち、搬送転写ベルト4の線速が感光体ドラム10のそれに比較して低いとき、搬送転写ベルト4が感光体ドラム10に引っ張られる状態となり、モータ30のトルクは大きくなるし、逆に、搬送転写ベルト4の線速が感光体ドラム10のそれに比較して高いときは、搬送転写ベルト4が感光体ドラム10によってブレーキングされる状態となり、やはりモータ30のトルクは大きくなる。
そこで、前述の処理によってモータ回転数Nを(N0−α)から(N0+α)の範囲で変化させつつモータ30のトルクを測定すると、図4に示すように、モータ回転数Nがある回転数Neのときに、最低トルクTminとなり、その前後ではトルクが高くなる。この最低トルクTminの場合が、搬送転写ベルト4の線速と感光体ドラム10の線速が一致した状態である。
以上のような処理によって、長期使用によるローラ形状の変化、環境の変化等のすべての要因を含んだ上で、感光体ドラム10と搬送転写ベルト4の線速を一致させることができる。しかも、駆動ローラ20を駆動するモータ30のトルクを電流値等によって測定するだけでよく、構成も簡単である。
[第2実施形態]
前記第1実施形態では、搬送転写ベルト4を用いたカラープリンタを例にとったが、本発明は、中間転写ベルトを用いたカラープリンタにも同様に適用することができる。この場合の例を図5に示す。
図5には、中間転写ベルトを用いたカラープリンタの転写機構の一部を模式的に示したものである。他の構成は、第1実施形態と同様である。このカラープリンタは、各色用の感光体ドラム50を有するとともに、各感光体ドラム50に対向して1次転写ローラ51を有している。そして、感光体ドラム50と1次転写ローラ51とに挟まれるように中間転写ベルト52が循環している。中間転写ベルト52は、駆動ローラ53と図示しない従動ローラとの間に掛け渡されており、駆動ローラ53はモータ55により駆動されるようになっている。また、駆動ローラ53に対向して2次転写ローラ56が設けられており、この2次転写ローラ56は駆動ローラ53を駆動するモータ55とは別のモータ57によって駆動されるようになっている。そして、ここでは、駆動モータ55のトルクが検出される。なお、感光体ドラム50を駆動するモータ(図示せず)は、中間転写ベルト52を駆動するためのモータ55とも、また2次転写ローラ56を駆動するモータ57とも異な別のモータである。
このような中間転写ベルトを用いたカラープリンタでは、中間転写ベルト52と感光体ドラム50とは線速を一致させることが必要であるが、2次転写ローラ56の線速は、中間転写ベルト52に対して0.数%高くすることが望ましい。
そこで、このカラープリンタについては、図6に示すような制御が行われる。図6に示すフローチャートにおいて、プリンタの起動スイッチが押されると、ステップS11においてウォームアップ処理を実行する。このウォームアップ処理が終了すればステップS12に移行し、中間転写ベルト52の駆動ローラ53を駆動するためのモータ55の回転数N1を、予め設定されている等速回転数N01より低めの(N01−α)に設定し、この回転数(N01−α)でモータ55を駆動する。また、感光体ドラム50を駆動するモータの回転数は、予め設定された回転数に設定する。なお、この時点では、2次転写ローラ56は中間転写ベルト52から離し、2次転写ローラ56の線速が中間転写ベルト52の線速に影響がないようにしておく。
このような状態で運転し、モータ55のトルクTを検出するとともに、ステップS13において回転数N1(=N01−α)と検出されたトルクTとをメモリに記憶する。次にステップS14で、モータ回転数N1を上昇させる。ステップS15では、モータ回転数N1が(N01+α)になったか否かを判断する。モータ回転数N1が(N01+α)になっていない場合は、ステップS13に戻り、上昇させたモータ回転数N1とそのときのモータトルクTを先のデータに続けてメモリに記憶する。以下、同様の処理を繰り返す。
そして、モータ回転数N1が(N01+α)になれば、ステップS15からステップS16に移行する。ステップS16では、以上の処理によって得られたデータのうちから、最低トルクTminの際のモータ回転数Neを補正された等速回転数として設定する。そしてさらにステップS17では、2次転写ローラ56のモータ57の回転数N2を、前述の処理で得られた等速回転数を基準にβだけ高く設定し、中間転写ベルト52と2次転写ローラ56との線速差が予め設定された線速差になるようにする。
このような実施形態では、前記実施形態と同様に、簡単な構成で感光体ドラム50と中間転写ベルト52の線速を常に一致させることができる。また、中間転写ベルト52と2次転写ローラ56とを常に適切な線速差に設定することができる。
[他の実施形態]
前記各実施形態では、本発明を、搬送転写ベルトあるいは中間転写ベルトと感光体ドラムや2次転写ローラとの線速差の設定に本発明を適用したが、別の駆動系により互いに直接又は間接的に接触して回転する機構を有する装置において、同様に適用することができる。
本実施形態が採用されたカラープリンタの概略断面構成図。 前記カラープリンタの制御ブロック図。 第1実施形態における回転数制御のためのフローチャート。 回転数制御を説明するための回転数とモータトルクとの関係を示す図。 第2実施形態による転写機構の一部模式図。 第2実施形態における回転数制御のためのフローチャート。
符号の説明
1 カラープリンタ
2M,2Y,2C,2B 画像形成部
4 搬送転写ベルト
5M,5Y,5C,5B 転写ローラ
10 感光体ドラム
20,53 駆動ローラ
30,55,57 モータ
46 トルクセンサ
52 中間転写ベルト
56 2次転写ローラ

Claims (4)

  1. それぞれ別のモータにより駆動され、互いに直接あるいは間接的に接触して回転する2つの回転体のうちの一方の回転体の速度を制御するための装置であって、
    速度制御すべき回転体を駆動するモータの回転数を目標回転数の前後の所定範囲で変化させるためのモータ回転数変更手段と、
    前記モータの回転数を変化させながら前記モータの駆動トルクを検出するためのトルク検出手段と、
    前記トルク検出手段で検出されたトルクが最低値のときのモータ回転数を、等速回転数として設定する等速回転数設定手段と、
    を備えた回転体の速度制御装置。
  2. 前記等速回転数設定手段で得られた等速回転数を基準として、前記2つの回転体の速度差が所定の速度差になるように前記モータ回転数を制御する速度差設定手段をさらに備えた、請求項1に記載の回転体の速度制御装置。
  3. 前記モータによって駆動される回転体はカラー画像形成装置における搬送転写ベルトであり、
    前記他の回転体は感光体ドラムである、
    請求項1又は2に記載の回転体の速度制御装置。
  4. 前記モータによって駆動される回転体はカラー画像形成装置における中間転写ベルトであり、
    前記他の回転体は感光体ドラム及び2次転写ローラの少なくともいずれか一方である、
    請求項1又は2に記載の回転体の速度制御装置。
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