JPH06115099A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH06115099A
JPH06115099A JP26883792A JP26883792A JPH06115099A JP H06115099 A JPH06115099 A JP H06115099A JP 26883792 A JP26883792 A JP 26883792A JP 26883792 A JP26883792 A JP 26883792A JP H06115099 A JPH06115099 A JP H06115099A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単色あるいはカラーのインターレース記録法に
おいて、無効記録領域を可及的に少なくし、価格上昇を
伴わず、高解像度記録、高速記録を行う記録装置を供給
すること。 【構成】記録要素群406と、情報データをイメージデ
ータとして記憶するバッファメモリ403と、バッファ
メモリから記録要素配置に合わせたイメージデータを選
択し記録要素に供給する処理手段404と、記録要素郡
での記録を行う主走査、副走査動作を司る制御手段40
5を備え、制御手段での記録操作として複数の記録要素
群の列の主走査毎にPドット間隔分の副走査方向の送り
を(K−1)回と、Sドット間隔分の副走査送りを1回
とを繰り返す副走査送りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
等の記録ドットの画素マトリクス、あるいは単独ドット
により被記録材(紙等)に画像、あるいは文字を形成す
る記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式によるカラー記録
は、各色のインクを備えることにより構造的に簡単に達
成できるため低価格帯カラープリンタの主流技術として
実用化されている。図1に示す一般的シリアルプリンタ
において単色あるいはカラー画像を高速・高品質で実現
するには、プリンタヘッドのノズルの解像度を高くする
高密度化と、さらにノズル数を増加させてヘッドを副走
査方向に長くすることが必要である。
【0003】しかし、この高密度化とヘッドの大型化を
行うと当然メカニズムやヘッド等への精度要求が増加
し、構成価格が上昇する。そこでヘッドを主走査方向に
1列、あるいは色のノズル毎に複数列並べた構成とし、
副走査方向1ドットに対して主走査方向1ライン全ドッ
トからなる1ドットラインの記録されていない空いた部
分を順次埋めて記録して行く方法(インターレース駆動
法)が特公平4−19029で提案されている。その内
容はKドット間隔で、N個の記録要素が配列された記録
要素群を複数、副走査方向にHドット間隔ずらして階段
上に配列し、1回の主走査毎にNドット分副走査送りし
て記録する手法である。この特許の目的は記録紙上に吐
出された色インクが充分乾かないうちに他の色インクを
重ね合わせることを防止することであるが、ヘッドのノ
ズル数Nが大きくなった場合には前記インターレース駆
動の効果となるドットのばらつきに対する安定性が向上
し、高密度化による高品質化、ヘッドの長さによる高速
化が獲られる結果となる。以降、このインターレース駆
動法を等間隔副走査送りインターレース駆動法と称す。
【0004】等間隔副走査送りインターレース駆動につ
いて、ノズル数N=15の場合を例に取って図8を用い
て説明する(従来例の特公平4−19029号中ではN
=3について述べている)。左側の四角枠は1色分の記
録要素の配列を示しており、ノズル数N=15、ノズル
の間隔K=4ドットである。M1、M2、M3、M4は
それぞれの色における記録要素群であり、副走査方向に
H=15の間隔で配列されている。Tは副走査の回数を
示しておりT1、T2、T3、T4で一回の行程を終了
し、以降同じ動作を繰り返す。T1の主走査が終了する
と記録要素群はP=15ドットだけ副走査方向の送りが
行われ、次のT2の走査となる。黒丸で示した点は記録
ドットを示しており、M1色については主走査の6回
分、M2、M3色についてはT1のみ、M4色について
はT1〜T4までを示している。この図で解るようにT
1、T2‥‥と走査を行うことにより記録ノズルに対応
したドットが記録され、徐々に空いている部分が埋めら
れるインターフェース駆動が行われている。
【0005】前述等間隔副走査送りインターレース駆動
法とは別に、副走査方向を1ドットライン副走査送りし
て記録して行き、ヘッド幅分が埋まると次の記録箇所に
副走査方向へ複数ドット送る方法がある。例えば、N=
15、K=4の場合では4回の主走査を副走査方向1ド
ットライン送りを間に1回ずつ計3回行い、その後47
ドットラインの送りを1回行なう。この従来駆動法を1
ドットライン副走査送りインターレース駆動と称する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記等
間隔副走査送りインターレース駆動法に従った場合、図
8のB、Cの部分に示すような記録開始時と、記録終了
時(図示せず)にドットが記録できない抜けライン、あ
るいは全部の色が記録できない色抜けラインが発生し、
この領域が無効記録領域となる問題点が生じる。図8の
Bは一色での無効記録領域であり、Cは全色での無効記
録領域である。単色時のBの領域は B=(K−1)×P−(K−1) =(K−1)×(P−1)ドットライン ・・・(1) =(4ー1)×(15ー1) から42ドットライン分が無効領域となり、P=15ド
ットずらした4色カラーの場合には、 C=(K−1)×P+(K−1)×(P−1) =(K−1)×(2P−1)ドットライン ・・・(2) =(4ー1)×(2×15ー1) から87ドットラインの無効領域となる。
【0007】結局、P=3といった小さい値のPでは問
題にならないが、P=8といった大きな値になると前記
等間隔副走査送りインターレース駆動法は無効領域が拡
大するという欠点が露呈される。
【0008】これに対する前記1ドットライン副走査送
りインターレース駆動では、P=1の送りを(K−1)
回繰り返した後、1回Sドット送りを行い、再びP=1
送りを行なうというものである。この場合は副走査方向
の送りの長さに対してメカニカルなばらつきが発生する
という問題が存在する。すなわち、P=15の場合での
1ドットラインの送りと47ドットラインの送りとでは
異なる要因でのメカニカルなばらつきが発生し、ドット
が重なり合ったり、印字できないラインが発生する問題
を抱える。しかし、短い送りと長い送りとの精度を共に
向上させることは対策上、価格的に困難である。
【0009】以上のように等間隔副走査送りインターレ
ース駆動法で副走査方向での均一長さ送りの駆動を行う
と、無効記録領域が1ドット送りの場合に比較して大き
くなり、かといって無効記録領域を少なくするために1
ドットライン副走査送りインターレース駆動を行なうと
ばらつき対策のための価格上昇を招くという欠点を有す
る。
【0010】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであり、その目的とするところは、装置のメカニ
カルなばらつきを気にすることなく無効記録領域を可及
的に少なくするインターレース記録法を提案し、高解像
度記録、高速記録を行うことのできる記録装置を供給す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この様な課題を解決する
ために本発明の記録装置は、画像あるいは文字の情報デ
ータに基づいて記録を行う記録装置の被記録材(紙等)
と記録要素群(ヘッド内のノズル)の取り付けを略直角
に配置し、主走査でヘッドの移動、副走査で被記録材移
動により画像形成をする記録装置において、前記副走査
方向にKドット間隔でN個の記録要素により1ラインで
構成された記録要素群、情報データをイメージデータと
して記憶するバッファメモリ、前記バッファメモリから
前記記録要素配置に合わせたイメージデータを選択し、
前記記録要素に供給する処理手段、前記記録要素群での
記録を行う主走査、副走査動作を司る制御手段を具備
し、前記制御手段での記録動作として前記複数の記録要
素群の列の主走査毎にPドット間隔分の副走査方向の送
りを(K−1)回した後、Sドット間隔分の副走査送り
を1回することを繰り返す副走査送りを行い、かつ上記
K、N、S、Pは以下の条件を満たすことを特徴とす
る。
【0012】PはP<N、かつP≠1なる正の整数 K/NおよびK/Pは既約分数 S=K×N−(K−1)×P また、記録要素群が主走査方向に所定の間隔で複数列
(含単数列)配置されて1つの記録構成要素群を構成
し、走査することにより単色記録を行なうことを特徴と
する。
【0013】さらに、前記請求項2記載の記録構成要素
群を主走査方向に所定の間隔で、かつ副走査方向にHド
ット間隔(Hは整数)で複数個配置し、その複数個配置
した各記録要素群に異なる色のインク供給が行われるこ
とでカラ−記録が行なわれることを特徴とする。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明の詳
細を説明する。
【0015】図1は本発明を適応できるカラーあるいは
モノクロのシリアルプリンタの概形図例を示したもので
ある。101は記録要素を含むモノクロあるいはカラー
ヘッド、102は非記録材である記録紙、103はプラ
テンである。ヘッド101は矢印の方向に往復区動する
事でAの領域に対して記録を行う。主走査記録動作はパ
ルスモータ、直流モータ等を動力源として所定の位置に
記録すべく等速度動作行い、モノクロ記録、あるいはカ
ラー記録を行なう。主走査の後、プラテン103の回
転、あるいは紙送りローラ(図示せず)の回転により記
録紙102が副走査方向への移動を行い、再び主走査記
録動作が行われる。本構成のポイントはヘッド101の
取り付けが記録紙102の移動方向とほぼ直行する方向
に配置されて主走査と副走査が行われることである。
【0016】図2、図3は本発明の主要構成要素である
記録要素群からなるヘッドの一構成例(概念図)を示し
たものである。図2では単色構成の記録要素群であり、
図3はカラー構成の記録要素群である。図2の201は
記録要素群のインクを吐出するノズル部、202は記録
要素群に記録のための動作を行わせるインク吐出要素
群、203は記録要素保持部及びインク供給部を含んだ
部分、204は記録要素部を走査する時の軸を通す穴、
205は記録要素群に電気信号を与えるケーブル及びイ
ンクを供給する管である。図3の301は第1色目の記
録要素群、302は第2色目の記録要素群、303は第
3色目の記録要素群、304は第4色目の記録要素群、
305は記録要素群のインクを吐出するノズル部、30
6はインクを保持するインクタンクである。インクタン
クについては図2ではヘッド外にインクタンクを配置し
ており、図3はヘッド内に配置しているが、いずれの構
成も本特許では構わない。外部配置では供給用の管20
5によりヘッドに供給される構成となる。記録要素群は
ノズル部201、あるいは305が一定間隔で複数個、
あるいは1個配列されてヘッドが構成される。ヘッドは
主走査軸に穴204で取り付けられ、主走査動作を行
う。主走査時に記録位置に対応するデータに伴う信号を
ケーブル205を通してインク吐出要素群202に与
え、ノズル201からインク吐出をし、記録紙等に記録
を行う。
【0017】図4は本特許の実施例であり、構成要素の
ブロック図を示したものである。401は処理関連構成
手段であり、403のバッファメモリ、404の処理手
段、405の制御手段から構成される。402は機構関
連構成手段であり、406の記録要素群を配置してい
る。パソコン、ワークステーション等から記録指示を受
けた本装置では、文字データ展開、グラフィック展開
等、プリンタ記録用の処理が行なわれ、記録データをバ
ッファメモリ403に一時記録する。バッファメモリ内
は記録データを部分的に整列させたメモリであり、この
メモリからの呼び出しは記録された順に処理手段404
の指示にしたがって行う。
【0018】1回のヘッドの主走査で記録するデータを
単色印刷の場合は単色データを、カラー印刷の場合は各
色毎のデータをバッファメモリ403から呼び出し、記
録要素群406用の一時保持用のラッチ回路(図示せ
ず)に転送するものである。制御手段405は記録に伴
う記録ヘッドの動作、記録要素群への記録動作指示、記
録紙の移動等の全ての動作を司っている。後述するイン
ターレース走査はこの制御手段によって制御される。
【0019】図5は本特許の記録要素群の配列構成例を
示したものである。記録要素群は図2、3で示したヘッ
ド内の構成要素であり、このノズルからインクを吐出さ
せ、記録紙にドットを記録するものである。5−Aは単
色の1列構成の記録要素群、5−Bは単色の2列構成の
記録要素群、5−Cは4列構成のカラーの記録要素群で
ある。各構成例とも、1色あたりのノズル数N=15、
ノズル間隔K=4での構成例を示している。この時の
K、Nの値はK/Nが既約分数である値を選択してい
る。
【0020】5−Aは単純に1列4ドットピッチで15
ノズル並べたものである。この構成では、例えばノズル
間隔が180dpi(dots/inch)=141μmの場合で
は1ドット記録表現能力が720dpiとなる。
【0021】5−Bは単色で2列構成のものであり、副
走査方向のノズル間隔は両列とも等しく主走査方向位置
が互いにずれた位置にあり、両列合わせた副走査方向の
間隔がK=4のものである。1列で微細配列をする製造
上の難しさ等から複数列の配列にして構成するものであ
る。前述と同様に720dpiの表現力を可能にするの
に1列あたり90dpiの配列で達成されるものであ
る。本実施例では副走査方向での間隔を規定するもので
あり、主走査方向での間隔はいかなる間隔であってもよ
く、その主走査間隔に合わせた記録データをバッファメ
モリから読みだし、記録するものとする。
【0022】5−Cは4列でカラーの構成である。M
1、M2、M3、M4のそれぞれが異なる色のインクの
ドットを記録するものである。M1、M2、M3、M4
の各色は、例えばマゼンタ、シアン、イエロー、ブラッ
クである。各色一列内での副走査方向ノズルピッチはK
=4ドットであり、すなわち一回の主走査での記録では
各色とも4ドット間隔で記録される構成である。また各
色の先頭の副走査方向のノズル間隔がH=7となてい
る。このヘッドにおいて、後述する記録のインターレー
ス走査を実施する。本図における記録要素群の配置構成
の条件は、プリンタに取り付けるときに非記録材(記録
紙)とほぼ直行する位置にするということである。
【0023】図6は本特許の実施例である。前述した手
段による実際のインターレース記録方式を示したもので
ある。単色の場合はM1の部分のみであり、カラー記録
の場合はM1からM2までの全体により説明できる。
【0024】まず単色の場合について図6のM1部を使
って説明する。記録要素群はノズル数N=15、ノズル
ピッチK=4からなる。図8の説明と同様、主走査の記
録回数をTで表し、1回目の走査T=1で15ドットが
記録される。2回目の走査T=2は副走査方向にPドッ
トを送ってから行う。この副走査送り量Pの値はK/P
が既約分数(P<N、P≠1なる正の整数)であり、こ
こでは、P=7の値を選択している。このPの送りによ
り2回目の記録は1回目で記録したドットラインに重な
らないラインに記録される。以後、同様にしてPドット
送りの後T=3、T=4の記録は行なわれる。この4回
の走査により1回の行程は終了し、副走査方向の中心部
から記録抜けのないドットラインが構成されていく。さ
らに、次の行程に入って連続的に記録抜けドットライン
が埋められて行く。ここではPドット送りの回数は(K
−1)回であり、本実施例では3回である。
【0025】次に次行程ドットラインまでの送り量Sを
行う。Sの値は次の(3)式から求める。
【0026】 S=N×K−(K−1)×P ・・・(3) 本実施例ではS=15×4−3×7=39ドット送りを
行う。このS送りを1回行い、後は同じ行程の繰り返し
となる。
【0027】以上まとめると、本発明によるインターレ
ース駆動法の1行程は以下のようになる。
【0028】K/N 及び K/P は既約分数 Pは P<N、P≠1なる正の整数値 Sは S=N×K−(K−1)×P で決まる数値 Pドット副走査送りを(K−1)回行なった後、 Sドット副走査送りを1回行なう この行程を繰り返すインターレース駆動法を行う。この
記録動作は図4に示す制御手段405により動作指示を
与えることで実現される。この単色動作は副走査方向1
列の場合について説明したが、図5の5−Bで示したよ
うに単色複数列の場合でも主走査方向複数ラインをまと
めてKの値が規定されている場合には、主走査方向1列
の構成の記録要素群と同じに扱うことができる。この場
合のモノクロ時の無効記録領域Bは以下の式から18ラ
インとなる。
【0029】 B=(K−1)×(P−1) ・・・(4) これは同一条件である等間隔副走査送りインターレース
駆動の場合の42ドットラインに比較すると、改善され
た値である。これに対し、副走査送りラインについては
P=7、S=39で6倍弱となり、1ドット副走査送り
送りインターレース駆動でのP=1、S=47の47倍
に対し、ばらつきの精度は改善される。
【0030】ここで、前述したように主走査方向の列の
間隔は自由に設定でき、記録時に必要なドットを記録す
るための整列処理は図4の処理手段404にてバッファ
メモリ403からの選択時に行うものとなる。
【0031】次にカラーの場合について説明する。ヘッ
ドは記録要素群としてM1、M2、M3、M4の4色を
有し、ノズル数N=15、ノズルピッチK=4、各色ノ
ズル間隔H=7により構成されている。基本的にはM1
の記録要素群がH=7ドットずれて各色構成されている
ものであり、考え方としては単色の場合と同じである。
カラーでの無効領域Cは4色分の重ね合わせで、 C=(K−1)×(P+H−1) ・・・(5) であり、C=39ドットラインに減少する(等間隔副走
査インターレース駆動法の例ではC=87)。
【0032】ここで、カラー記録要素のノズル配置のず
れ量Hについて述べる。H=0の場合には主走査方向に
平行配置となり、各色の同じ位置での同時記録となり、
混色効果の面では不利になる。H=1の場合には色混色
面では同時ラインでの同時記録が起きなくなり有利にな
るが、副走査方向送りのノズル端部の位置が各色で近接
するため、多少の送り精度誤差により発生するずれが見
え易くなる。従って、Hの値の選択はある程度大きいこ
とが望まれる。
【0033】Pの選択法についてはP<N、P≠1なる
正の整数値と規定しているが、Nの値に近づくとPとS
の値が近づき、送り精度の向上には役立つが無効範囲B
は大きくなる。一方、Pが1に近づくと逆の関係にな
る。従って、Pの選択はヘッド副走査方向の長さ、メカ
ニカル精度ばらつき、データを記憶するバッファメモリ
の容量等、プリンタ構成要素の各種の条件を基に適切に
行なう必要がある。
【0034】図7はK=4、N=31、P=15、H=
7の4色を持つヘッドの実施例である。図6の場合と同
様に4回の副走査で1行程が行われ、連続した記録動作
が行われる。この場合、S=79、無効記録領域C=6
3となる。速度を上げる場合、あるいは解像度を向上さ
せる場合には、この例のようにノズル数Nの値を大きく
する設定が求められる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、Kドット間隔、N個のノズルの記録要素群、K/N
は既約分数、PはP<Nであり、かつP≠1なる正の整
数値、S=N×K−(K−1)×Pなる条件を持ち、P
ドット副走査送りを(K−1)回行なった後、Sドット
副走査送りを1回行なう行程を繰り返すインターレース
駆動法を行うよう構成したので、無効記録領域が従来の
等間隔副走査送りのインターレース駆動に比較して少な
くなり、無駄な副走査送りが不要になる。さらに、副走
査送りの長さの違いから発生するメカニカルなばらつき
に起因する記録品質の低下を従来の1ドット副走査送り
のインターレース駆動法に比較し改善でき、価格上昇を
ともなわず記録品質を向上させるのに成功している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の外観を示す図。
【図2】本発明の実施例において、単色ヘッドの構成例
を示す図。
【図3】本発明の実施例において、複数色ヘッドの構成
例を示す図。
【図4】本発明の実施内部構成例の図。
【図5】本発明の実施例において、ヘッドの構成例を説
明する図。
【図6】本発明の実施例の印字を説明する図。
【図7】本発明の別の実施例の印字を説明する図。
【図8】従来例を説明する図。
【符号の説明】
201 ノズル部 305 ノズル部 403 バッファメモリ 404 処理手段 405 制御手段 406 記録要素群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像あるいは文字の情報データに基づい
    て記録を行う記録装置の被記録材(紙等)と記録要素群
    (ヘッド内のノズル)の取り付けを略直角に配置し、主
    走査でヘッドの移動、副走査で被記録材移動により画像
    形成をする記録装置において、 前記副走査方向にKドット間隔でN個の記録要素により
    1ラインで構成された記録要素群、情報データをイメー
    ジデータとして記憶するバッファメモリ、前記バッファ
    メモリから前記記録要素配置に合わせたイメージデータ
    を選択し、前記記録要素に供給する処理手段、前記記録
    要素群での記録を行う主走査、副走査動作を司る制御手
    段を具備し、 前記制御手段での記録動作として前記複数の記録要素群
    の列の主走査毎にPドット間隔分の副走査方向の送りを
    (K−1)回した後、Sドット間隔分の副走査送りを1
    回することを繰り返す副走査送りを行い、かつ上記K、
    N、S、Pは以下の条件を満たすことを特徴とする記録
    装置。 PはP<N、かつP≠1なる正の整数 K/NおよびK/Pは既約分数 S=K×N−(K−1)×P
  2. 【請求項2】 記録要素群が主走査方向に所定の間隔で
    複数列(含単数列)配置されて1つの記録構成要素群を
    構成し、走査することにより単色記録を行なうことを特
    徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の記録構成要素群を主
    走査方向に所定の間隔で、かつ副走査方向にHドット間
    隔(Hは整数)で複数個配置し、その複数個配置した各
    記録要素群に異なる色のインク供給が行われることでカ
    ラ−記録が行なわれることを特徴とする請求項1記載の
    記録装置。
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