JPH11277772A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11277772A
JPH11277772A JP10392998A JP10392998A JPH11277772A JP H11277772 A JPH11277772 A JP H11277772A JP 10392998 A JP10392998 A JP 10392998A JP 10392998 A JP10392998 A JP 10392998A JP H11277772 A JPH11277772 A JP H11277772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
black
nozzle
ink
color
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10392998A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Kinoshita
尚久 木下
Masaki Takatsugi
正樹 高次
Masatoshi Kokubo
雅俊 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP10392998A priority Critical patent/JPH11277772A/ja
Publication of JPH11277772A publication Critical patent/JPH11277772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度のカラー画像を印刷できるカラーイン
クジェットヘッドを用い、高速にモノクロ印刷も可能な
画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 黒色のインクを吐出する複数個のノズル
孔47が副走査方向について等間隔となるように1列に
配列されてなる黒色ノズル列42と、黒色ノズル列42
と同じ配列をされ、シアン、マゼンタ、イエローのイン
クをそれぞれ吐出する3列からなるカラーノズル列43
を備え、カラーノズル列43を、黒色ノズル列42と平
行で、かつ黒色ノズル列42と副走査方向又は副走査方
向と反対方向に所定距離L2ずらして配置したインクジ
ェットヘッド31を備え、カラーノズル列42から吐出
されるインクを黒色インクの代用として、本来の黒イン
クと併せて使用することで、モノクロ印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル配列に特徴
のあるインクジェットヘッドを備えた画像形成装置に関
し、詳しくは、カラーインクを使用したカラー印刷可能
な画像形成装置において、高速度のモノクロ印刷が可能
な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラーの図形、文字等を印刷
するため、シアン、マゼンタ、イエローの色彩の3原色
のインクを用い、この3原色のインクの混合により各色
を再現して画像を形成する装置が用いられており、カラ
ーインクジェットプリンタなどもその例である。ここ
で、理論的には3原色の減法混色によりあらゆる色が再
現できるはずであるが、実際には、完全な黒色を再現す
ることは困難であることから、別途黒色インクを用い
て、4色でカラー印刷をすることが多かった。また、モ
ノクロ印刷をする場合は、黒色インクだけを使い、引き
締まった黒色の画像を形成するようにしていた。
【0003】ここで、カラープリンタは、一般に高品質
な画像が要求されることが多く、画像形成の密度を高く
して、画像の品質を高めるようなことが行われてきた。
この場合、シリアルプリンタの場合では画像の形成密度
を高くすれば、主走査方向への走査回数が増加し、印刷
の時間が長くかかるようになっていた。
【0004】一方、モノクロ印刷、特に文字を印刷する
場合には、カラーの画像ほどは密度の高い高密度な画像
は要求されず、むしろ印字スピードの速いプリンタが求
められている。
【0005】このようなカラープリンタなどの画像形成
装置において、一方では高い密度の高品質なカラー画像
を印刷でき、他方印字スピードの早いモノクロ印刷がで
きる画像形成装置が求められていたが、高密度の画像形
成装置においては印字されるドットサイズが小さいた
め、さらに印字スピードを早くするために、ヘッドスピ
ードの高速化や、1度に印字する幅の拡大などが考えら
れた。
【0006】そこで、特開昭61−255869号公報
に記載されたような発明が提案された。この発明は、カ
ラーインクジェットプリンタにおいて、記録ヘッドの主
走査方向に、装備するインク色にそれぞれ対応したオリ
フィス群を備えると共に、その各オリフィスは副走査方
向に所定の間隔を持って配設され、さらに前記各色に対
応したオリフィス群の中で黒色インクのオリフィス群に
ついては、他の色のオリフィス群の各オリフィス数より
も副走査方向に多い数のオリフィスを前記所定の間隔を
持って配設構成したようなものが提案された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
スピードの高速化に関しては、用紙上で印字されたドッ
トの濃度を視認性が良好になる程度に高めるためには相
当量のインク吐出が必要であり、かつインクが記録媒体
に浸透するには一定の時間が必要であるため、むやみに
高速化してもインクがかすれたりして印字品質が悪くな
るという問題や、駆動部が高速運動に耐えるために大型
化するという問題などがあった。
【0008】また、黒色インクのノズル数を増やすこと
は、特開昭61−255869号公報に記載された発明
のように、オリフィスを単に増加させるだけでは、ヘッ
ド自体の大型化を招き、ひいては画像形成装置全体が大
型化してしまい、特に携帯用のプリンタなどでは、携帯
性が失われてしまうという問題があった。
【0009】この発明は上記課題を解決するものであ
り、高品質のカラー画像を形成することができるカラー
インクジェットヘッドを用いた画像形成装置でありなが
ら、高速なモノクロ印刷も可能な画像形成装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の画像形成装置では、記録媒体に対
してインクジェットヘッドを移動させながらインクを吐
出して主走査をし、記録媒体を主走査方向と直交する副
走査方向に相対的に移動させて次の主走査をすることに
より記録媒体全面に対して印刷可能に構成された画像形
成装置において、黒色のインクを吐出する複数個のノズ
ル孔が副走査方向について等間隔となるように1列に配
列されてなる黒色ノズル列と、前記黒色ノズル列のノズ
ル孔と同じ配列をされ、黒色以外の異なった単色のイン
クをそれぞれ吐出するのカラーノズル列を複数備え、前
記複数のカラーノズル列を、前記黒色ノズル列と平行
で、かつ前記黒色インクのノズル列と副走査方向又は副
走査方向と反対方向に所定距離ずらして配置してなるイ
ンクジェットヘッドを備えたことを特徴とする。
【0011】この構成に係る画像形成装置では、高密度
のカラー画像を形成するための画像形成装置で用いられ
るインクジェットヘッドを本来のカラーの画像形成装置
としての機能を損なうことなしに、モノクロ印刷を黒色
インクばかりでなくカラーインクをも利用することによ
り、モノクロ印刷を、カラー印刷時に比較して高速に、
かつカラー印刷をする場合と同じ高密度に行うことがで
きる。
【0012】また、純正の黒色インクを用いないで、カ
ラーインクのみを重ねて吐出し記録媒体上で調整した代
用の黒インクのみを用いた場合では、色彩的に灰色がか
った黒となり、さらに3色のバランスが微妙なために赤
味がかったり、青味がかったりすることもあり、いわゆ
る締まらない黒になって色再現に問題があったが、本構
成によれば、印刷領域が、純正の黒インクと上記代用の
黒インクの細かい印刷領域に分かれて全体に分散して重
なり合っているので、上記代用の黒インクによる印刷領
域が目立たず、全体として純正の黒色インクによる印刷
と遜色がない色再現ができる。
【0013】さらに、カラー用インクカートリッジに収
納される黒色インクは、他のカラーインクを収納してい
る分だけ収納スペースが少なくなり、黒色インク専用の
インクカートリッジに比較して数分の1の収容量しかな
いのであるが、モノクロ印刷にカラーインクを利用する
ことにより、黒色インクの使用量を減らし、インク切れ
を生じにくくしている。
【0014】そして、ヘッドの大きさにおいて従来と同
様の大きさで製作できるため、ヘッドの大型化を招くこ
となく、ひいては画像形成装置の大型化を招かずに携帯
用の小型の装置とすることも可能である。
【0015】また、請求項2に記載の画像形成装置で
は、請求項1に記載の画像形成装置の構成に加え、前記
カラーノズル列は、吐出するインクがそれぞれイエロ
ー、マゼンタ、シアンである3列のノズル列であること
を特徴とする。
【0016】この構成に係る画像形成装置では、インク
が色の3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンを用い
ているため、これらの3色を用いることで、最も少ない
色数でより純黒色に近い色再現ができ、これを代用の黒
インクとすれば、純正の黒インクとの差が小さくなりよ
り均一な印刷ができる。
【0017】請求項3に記載の画像形成装置では、請求
項1または請求項2に記載の画像形成装置の構成に加
え、前記カラーノズル列の各ノズル孔のインク吐出量
は、黒色ノズル列のノズル孔のインク吐出量よりも少な
い量とすることを特徴とする。
【0018】この構成に係る画像形成装置では、黒色イ
ンクのみにより形成される画像領域と、他の色のインク
の混合から形成される画像領域のインクの量の格差に起
因する純正黒と代用黒との濃度格差や代用黒領域におけ
るにじみが小さくでき、高品質なモノクロ印刷が可能と
なる。
【0019】請求項4に記載の画像形成装置では、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の構
成に加え、前記カラーノズル列の配置が、黒色ノズル列
の配置位置より、副走査方向又は副走査方向と反対方向
において各ノズル列におけるノズル孔の配列間隔の1/
4にあたる距離だけずらして配置され、第1の主走査の
完了後、ノズル孔の配列間隔の1/2にあたる距離だけ
副走査方向に記録媒体を相対的に移動させて第2の主走
査をし、第2の主走査の完了後、ノズル列の長さにノズ
ル孔の配列間隔の1/2にあたる距離を加えた距離だけ
副走査方向に記録媒体を相対的に移動させ、次の第1の
主走査を行い、前記第1の主走査と前記第2の主走査を
繰り返すように制御されることを特徴とする。
【0020】この構成に係る画像形成装置では、各イン
ク又は各インクの混合により形成される印刷領域がバラ
ンス良く形成され、特にテキスト印字などのモノクロ印
字において純正黒と代用黒とを高密度に交互にライン形
成できることから、黒色インクを用いない代用黒印刷領
域の色ズレが目立たず、高品質なモノクロ印刷が可能と
なる。また、黒色インク、黒色インクとカラーインク、
カラーインクのみの各印刷領域が均一に細かく分散され
るため、各印刷領域の色再現の差が目立たず、最も望ま
しい印刷結果を得ることができる。
【0021】請求項5に記載の画像形成装置では、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の構
成に加え、前記カラーノズル列の配置が、黒色ノズル列
の配置位置より、副走査方向において各ノズル列におけ
るノズル孔の配列間隔の1/2にあたる距離だけ副走査
方向又は副走査方向と反対方向にずらして配置され、第
1の主走査の完了後、ノズル孔の配列間隔の1/4にあ
たる距離だけ副走査方向に記録媒体を相対的に移動させ
て第2の主走査をし、第2の主走査の完了後、ノズル列
の長さにノズル孔の配列間隔の3/4にあたる距離を加
えた距離だけ副走査方向に記録媒体を相対的に移動さ
せ、次の第1の主走査を行い、該走査を繰り返すように
制御されることを特徴とする。
【0022】この構成に係る画像形成装置では、黒色イ
ンクからなる印刷領域と、他の色の混合からなる印刷領
域により隙間なく画像形成をすることができる。特に、
第1の主走査では、黒色ノズル列とカラーノズル列の印
刷領域が分離しているため、インクの不所望な混合が生
じず、インクの記録媒体への安定した定着ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明を1の実施の形態を用い
て、図面を参照しつつ説明する。
【0024】まず、本発明の画像形成装置の概略につい
て、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の
画像形成装置1を模式的に示した図である。
【0025】本実施形態に係る画像形成装置1は、携帯
可能な小型のインクジェットプリンタであり、携帯に適
するように、小型軽量化が図られたものである。
【0026】まず、本実施形態の画像形成装置1の本体
ハウジング3下部には、印字用紙を巻回しつつ支持する
プラテンローラ22と、印字用紙との距離が一定に保た
れた状態で印字用紙上を走査され、画像情報に基づいて
インクを吐出することにより印字を行うインクジェット
ヘッド31を上述のように走査するために、インクジェ
ットヘッド31を支持するキャリッジ10とが備えられ
ている。また、キャリッジ10は、その中間部にガイド
ロッド12が摺動可能に貫通しており、ガイドロッド1
2に案内されながら図1における正面視右側下部のキャ
リッジモータ20により駆動された駆動プーリ16と従
動プーリ18とに掛けまわされた駆動ベルト14により
プラテンローラ22と平行に往復運動が可能に配設され
ている。また、プラテンローラ22は、その1端に備え
られた駆動部24のLFモータにより駆動されている。
【0027】キャリッジモータ20の上方には、コント
ローラ26が、配設される。コントローラ26は、入力
バッファ、出力バッファ、CPU、ROM、RAMなど
により構成されたもので、本画像形成装置1の制御全般
を司るものである。
【0028】本体ハウジング3は、全体が直方体をした
形状で、図1において右手前が前方とする。上部後方に
図示しない用紙挿入口があり、そこから記録媒体である
印字用紙をプラテンローラ22の後方に挿入する。
【0029】プリンタ本体3の本体フレーム5には、印
字用紙を搬送するためのローラ部材であるプラテンロー
ラ22が回転可能に軸支されるとともに、そのプラテン
ローラ22に平行にガイドロッド12が配設されてい
る。このプラテンローラ22の左端部分には従動ギヤが
取着されており、この従動プーリ18は、LFモータを
備えた駆動部20によって回転される駆動プーリ16に
歯合されている。そのためLFモータが回転し駆動部が
回転することにより、プラテンローラ22が回転され、
印字用紙が搬送される。
【0030】また、ガイドロッド12は、キャリッジ1
0がガイドロッドに沿って印字用紙の搬送方向と直交す
る方向に移動可能になるようにキャリッジ10を貫通し
ている。なお、図1ではガイドロッド12の1部を省略
して図示している。
【0031】キャリッジ10は、インクジェットヘッド
31を搭載するものであり、本体フレーム5の右端部分
に搭載されたキャリッジモータ20によって回動される
駆動プーリ16と、本体フレーム5の左端部分に設けら
れた従動プーリ18との間に掛け渡された駆動ベルト1
4を介してガイドロッド12及びプラテンローラ22の
軸心に平行な方向、即ちプリンタ本体1の長手方向へ往
復移動することができる。よって、キャリッジ10に搭
載されたインクジェットヘッド31をプリンタ本体1の
長手方向へ往復移動させて、印字用紙上に印字を行うこ
とができる。なお、ガイドロッド12はプラテンローラ
22他の理解を容易にするためその1部を省略してい
る。
【0032】また、インクジェットヘッド31に供給さ
れるインクはキャリッジ10内の印字ヘッド上部に格納
されている図示しないインクカートリッジに収容されて
いる。インクカートリッジは、黒色インクカートリッジ
と、シアン、マゼンタ、イエローの3色からなる3つの
カラーインクカートリッジとからなる。
【0033】インクジェットヘッド31は、ピエゾ素子
(圧電素子)で構成されたノズル部を備えており、図7
に示すように、ノズル部には複数のノズル孔(インク吐
出部)47が設けられている。各ノズル孔47内には、
図7に示す様にインクカートリッジから供給されたイン
クが充填されている。このピエゾ素子で構成されたノズ
ル部にコントローラ26の命令により電圧が印加される
と、その電圧に比例した歪みがノズル部に生じ、各ノズ
ル孔47が収縮する。その収縮によって各ノズル孔47
に充填されたインクが印字用紙PPへ吐出され印字が行
われるのである。コントローラ26に入力されている画
像形成情報に応じた断続的な電圧の印加によりピエゾ素
子の収縮が変化し、インクの吐出量が変化することによ
って印字用紙PP上に所望の画像が形成できる。なお、
このようにピエゾ素子で構成されたノズル部を備えたイ
ンクジェットヘッド31を使用した印字方式を、本明細
書ではピエゾ駆動方式という。
【0034】また、インクジェットヘッド31は、バブ
ルジェット方式に比べて消費電力の少ないピエゾ素子を
用いた方式であるピエゾ駆動方式を使用しているので、
携帯用の画像形成装置1の消費電力を少なくすることが
できる。よって、ノート型パーソナルコンピュータや手
帳型パーソナルコンピュータの電源(小型の乾電池や2
次電池等)から画像形成装置1への電力供給をPCカー
ドなどを介して行うことが可能になるとともに、画像形
成装置の電源消費を低減させることができる。さらに後
述するようにインクジェットヘッド31もコンパクトに
形成されるため、本実施形態の画像形成装置1は、全体
として小型が達成されている。
【0035】キャリッジ10の動きは、駆動プーリ1
8、従動プーリ18、駆動ベルト14等によって、印字
装置内のエンコーダに伝達され、コントローラ26に情
報が送られる。またプラテンローラ22の回転数及び回
転速度も計測され、このエンコーダによりコントローラ
26に情報が送られる。コントローラ26は送られたそ
の値に基づいて、キャリッジモータ20や駆動部24の
LFモータに電圧を印加する命令を出して画像形成装置
1全体の駆動を制御する。
【0036】また、コントローラ26は、外部からの電
気信号を入力し、記憶する入力バッファとしての機能も
有し、入力された信号を画像形成のためのデータに変換
し、出力バッファにデータを蓄積し、このデータに基づ
いて、インクジェットヘッド31に電圧を印加して画像
を形成する機能も有するものである。
【0037】以下、本発明の特徴である、インクジェッ
トヘッド31のインクの吐出面であるノズル部における
ノズル孔47の構成について説明する。
【0038】なお、本実施形態のインクジェットヘッド
31を説明する前に、理解の容易のため、まず先に従来
のインクジェットヘッド30の説明をする。
【0039】図8は、従来のインクジェットヘッド30
の吐出孔47の配列を示した模式図である。図8は、イ
ンクジェットヘッド30側から記録媒体側を見た場合の
配列、即ち記録媒体に印字される配列を示す。この場
合、最初に画像形成を行う方向である主走査方向は、図
8上においてのH方向、左から右側にインクジェットヘ
ッド30が記録媒体に対して相対的に移動する。この場
合は、記録媒体は移動せず、前述のようにキャリッジ1
0がガイドロッド12に移動を案内されながら左右に移
動可能に配置されているため、インクジェットヘッド3
1の方が移動して記録媒体上の左側から右側に移動する
ことで主走査を行う。なお、主走査は、記録媒体に対し
て、左から右へ限定されるものではなく、もちろん反対
方向のみならず、往復印字可能に両方向に走査できるも
のであってもよいことは言うまでもないが、本実施形態
においては説明の簡便のため左から右に走査する場合の
もので説明をするものである。
【0040】また、主走査が記録媒体の左端から右端ま
で完了すると、次の印字を行うために印刷領域を移動す
る、副走査を行う。副走査の方向は、記録媒体とインク
ジェットヘッド31の相対的な関係から見て図8におけ
るV方向である。即ち、記録媒体に対してインクジェト
ヘッド31が相対的に下方に移動するのであるが、実際
には、インクジェットヘッド31は垂直方向には移動せ
ず、プラテンローラ22に巻回されて支持された記録媒
体の方が、プラテンローラ22の回転により上方に移動
するため、結果においてインクジェットヘッド31が記
録媒体に対して相対的に下方に移動する。
【0041】図8において、円形に表わしたそれぞれの
ものがノズル孔47である。ノズル孔47が図8の縦方
向即ち副走査方向Vに等間隔に配列されてノズル列が構
成される。ここでは、夫々のノズル列に吐出するインク
の種類によって名称を付けるものとする。即ち左端の縦
1列のB1〜B4のものが黒色ノズル列42であり、夫
々のノズル孔47から黒色インクを記録媒体に吐出して
印字する。その右隣の縦1列C1〜C4が、シアン色の
インクを吐出して印字するシアンインクノズル列43C
であり、その右の縦1列M1からM4がマゼンタ色のイ
ンクを吐出して印字するマゼンタインクノズル列43M
であり、同様に右端の縦1列Y1〜Y4がイエローイン
クノズル列43Yであり、これら3色のノズル列により
カラーノズル列43が構成されている。
【0042】それぞれの、ノズル列は、4つのノズル孔
47が上下方向に等間隔に並んで配列されているが、こ
こで「ノズル孔間隔L1」とは、この隣接したノズル孔
とノズル孔の夫々中心を副走査方向で図った距離をいう
ものとする。前述の4列のノズル列42,43は、全く
同じようにノズル孔47が配置され、これらのノズル列
が、水平方向に平行に等間隔に並んで配置されている。
各ノズル列におけるノズル孔配列間隔L1は、本実施形
態のインクジェットヘッド31と同様に、1/360イ
ンチの間隔が取られている。また、本実施形態では副走
査方向に1列にノズル孔が4つ並んでいるが、「ノズル
列長L4」といった場合は、両端のノズル孔の中心と中
心との距離をいうものとする。
【0043】このように構成された、従来のインクジェ
ットヘッド30では、1度の主走査においては、例え
ば、黒色インクのノズル孔B1と、カラーインクのノズ
ル孔C1,M1,Y1は記録媒体上の同1の場所にイン
クを吐出する。カラー印刷において高品質な画像を得る
ために、1440dpiの間隔で印字を行うとすると、
この従来の構成の画像形成装置のインクジェットヘッド
で1/90インチの幅の印字を行うためには、B1,C
1,M1,Y1が1/360インチの幅の画像形成を行
わなければならないので、4回主走査を行なう必要があ
る。1方、モノクロ印刷を行う場合も、同様で、1/9
0インチの幅のモノクロ印刷をする場合でも、同様にB
1のみのインクの吐出によって4回主走査をする必要が
あった。
【0044】次に、図2を用いて本実施の形態の画像形
成装置における、インクジェットヘッド31の構成を説
明する。本実施の形態のインクジェットヘッド31は、
図2に示すように、先に図8において説明した従来のイ
ンクジェットヘッド30とは、黒色ノズル列42の位置
に対して、カラーノズル列43の配列位置が、ノズル孔
47の配列間隔L1の1/4、具体的には1/360イ
ンチの距離L2だけ副走査方向V、図2において言えば
下方にずれて配置されたことに特徴がある。その他の構
成においては、上述の従来のインクジェットヘッド30
と同様の構成をとる。
【0045】この構成を採ることにより、主走査を行っ
た場合に、黒色ノズル列42とカラーノズル列43の各
ノズル孔が記録媒体に対してインクを吐出する場所が異
なることに特徴がある。具体的にはカラーノズル列が画
像を形成する領域と黒色ノズル列が画像を形成する領域
とはノズル孔間隔L1の1/4、即ち本実施形態では1
/360インチずれて画像が形成される。これは、カラ
ー印刷した場合の副走査の距離に等しい。本実施の形態
では、1ドットの大きさがおよそ10(μm)程度であ
り、このずれL2の大きさがおよそ7(μm)程度であ
るので、黒色ノズル列42とカラーノズル列43により
夫々形成される画像はその一部が重複する。この重複に
より、印刷される画像が滑らかに形成されるものであ
る。
【0046】なお、このずれの幅は、適応される画像装
置の解像度により決定されるものであり、1ドット当り
の大きさと、このドットと一部が重複して自然な画像が
形成できる距離(本実施の形態ではドットの径のおよそ
70%程度であるが)ずれるように設定される。
【0047】図2は、第1の主走査を行ったときに記録
媒体に対してインクが吐出された状態を示すものであ
る。第1の主走査により60の位置では黒色のみ、61
の場所では黒色とシアン(以下黒色をB、シアンをC、
マゼンタをM、イエローをYと略記し、混色の様子を例
えば黒色とシアンの混色ならばB+Cのように表わ
す。)、62ではCのみ、63ではB+C+M、64で
はC+M、65ではB+C+M+Y、66ではC+M+
Yのように混色して、最終的には、60,65,66の
部分が印刷されるため、Bのみ、B+C+M+Y、C+
M+Yの混色の組み合わせが印刷される。ここで、66
におけるC+M+Yの混色の組み合わせは、彩色の3原
色を構成する色であるため、理論的には黒色を呈するは
ずであるが、実際のインクにおいては、顔料、染料など
の着色剤の色の再現の精度、ベースとなる液体、これに
添加される各種の添加剤などにより完全な3原色にはな
り得ず、一般的にはこい灰色を呈することが多く、さら
に、3色の色バランスにより多少紫がかかったり、青味
がかったりすることもあり、使用するインクの種類やイ
ンク量を決定するためのデータ処理等で微妙に異なる。
それがために、カラー印刷においては黒色インク、いわ
ゆる墨により黒色の部分をより純度の高い色にして、画
像を引き絞めることが一般に行われているのである。
【0048】なお、この場合に、C,M,Yを加えた
り、さらにBを加えた場合に、黒色インクのみの部分と
インクの量が異なることから、黒色のインク量とカラー
インクの合計の量を略等しくすることでインク量のバラ
ンスを取ることが望ましい。ここで、便宜上Bのみを
「純黒又は純黒色」、B+C+M+Yを「黒又は黒
色」、C+M+Yを「灰又は灰色」と呼ぶことにする。
即ち、第1の主走査では、純黒+黒+灰の組み合わせか
らなる画像が形成される。
【0049】次に、第2の主走査を行うが、第2の主走
査は、既にノズル孔間隔L1の1/2の幅は画像形成が
終了しているので、次はプラテン22を回転させて、記
録媒体を上方に回転させて、相対的にインクジェットヘ
ッド31が記録媒体に対して下方に移動させる副走査を
行う。この移動距離は、既に画像形成が終わった部分に
等しいノズル孔間隔の1/2の距離である。
【0050】第2の主走査は第1の主走査と同様に行
う。この結果、第1の主走査により画像が形成された部
分と、第2の主走査により画像形成された部分との1部
が重なり、図4の(B)に示すように、等間隔に形成さ
れたB+C+M+Yの組み合わせの印刷領域である65
の間に、Bのみにより形成された印刷領域の60と、C
+M+Yの組み合わせにより形成された印刷領域である
66とが交互に挟まれたように画像が形成される。先の
表現に言い換えれば、純黒+黒+灰+黒+純黒+黒+灰
+・・・という組み合わせが連続する。そのため、C+
M+Yの組み合わせである灰の部分が、全体に対して占
める面積がおよそ1/4程度でかつ、幅が狭く形成され
ているので目立たなくなり、モノクロ印刷であれば十分
に使用できるだけの画像品質を得ることができる。
【0051】また、従来のインクジェットヘッド30に
比較すれば、同じ、印刷範囲であれば、主走査の回数が
2回で済むことになり、主走査の回数が半減する。従っ
て、同一印刷範囲であれば印刷時間も半減することにな
り、モノクロ印刷の高速化が達成できることになる。
【0052】なお、もちろん高密度のカラー印刷が可能
なことは言うまでもない。以下カラー印刷の場合につい
て簡単に説明する。カラー印刷の場合は、従来と同じ方
法、即ち本実施形態では、主走査を1回行う度にノズル
孔の間隔1/360インチの1/4に当たる1/144
0インチずつプラテンローラ22を回転させて記録媒体
下方に、即ち副走査を行い、4回主走査を行ったら、ノ
ズル列長L4である1/120インチにノズル孔間隔L
1である1/360インチを加えた距離、即ち1/90
インチに相当するだけ副走査方向にプラテンローラ22
を回転させて記録媒体を移動させて副走査を行い、次の
4回の主走査を繰り返す。この場合、1ドットの印字に
4種のインクをすべて使うため、高密度で、且つ色再現
性のよい美しい画像を得ることができる。
【0053】なお、黒色ノズルとカラーノズルの位置が
ずれていることから、カラー印刷の場合は次のような制
御方法がコントローラ26によってなされる。黒色イン
クインクを吐出する場所は、他のカラーインクと異な
り、本実施形態の場合は、コントローラ26により、シ
アン、マゼンタ、イエローがインクを吐出する主走査よ
り1回早いタイミングで同一ポイントに印字される。
【0054】また、1番最初の主走査では、黒色ノズル
B1のノズルはコントローラの司令により、インクを吐
出しないことになる。この場所は、再びC1、M1、Y
1によりC、M、Yのインクが吐出されることはないか
らである。そして、5回目の主走査は、4回目の主走査
によりB4により吐出された記録媒体上のポイントは、
第5回目の主走査のC1、M1、Y1のノズルがインク
を吐出して画像を完成させることになる。また、最終列
では、カラーノズル列43の一番下段のC4、M4、Y
4のノズル孔47からはインクが吐出されない。この場
所は、既に所定の印刷領域から外れるからである。また
は、最終列の主走査に関してはB1のみのインクの吐出
を行って、印刷を完了するようにしてもよい。
【0055】以上のように、黒色ノズル42とカラーノ
ズル43がずれて配置されるため多少の変則的な制御
を、コントローラ26が制御する必要があるが、モノク
ロ印刷を、従来の速さの倍の速さで高速に行うことが可
能な画像形成装置であるが、高密度な従来のカラー印刷
の機能も何ら損なわれてはいないものである。
【0056】ここで、上記第1の実施の形態の変形例を
示す。上述の本実施形態では、カラーノズル列43が黒
色ノズル列42より副走査方向にノズル孔間隔L1の1
/4に当たる距離だけずれて構成されていたが、このず
れの方向は副走査方向とは反対の方向にずれるような形
態であってもよい。図6に示すインクジェットヘッド3
4のように、黒色ノズル列42の副走査方向と反対の方
向、つまり図6で言えば下方にノズル孔間隔L1の1/
4に当たる距離だけカラーノズル列43がずれたような
ものであっても、本実施の形態と同様な効果を生じるも
のである。
【0057】ここで、本実施形態に係る画像形成装置1
の動作について説明する。先ず、図1に沿って説明する
と、例えばノートパソコンのような図示しない入力手段
と、図示しない画像形成装置1の入力ポートとを接続ケ
ーブルで接続し、図示しない電源を接続する。電源投入
後、入力手段により画像データが入力ポートを介してコ
ントローラ26に入力される。入力された画像データは
コントローラ26内の入力バッファに格納される。次
に、記録媒体として図示しない印字用紙を図示しない上
部後方の用紙挿入口より挿入すると、図示しない用紙セ
ンサにより用紙が認識され、プラテンローラ22が駆動
部24により回転され、印刷用紙がプラテンローラ22
に巻き込まれ、印刷用紙が印字開始位置である、インク
ジェットヘッド31とプラテンローラ22の間にプラテ
ンローラ22に巻き付き支持されて印刷待機の状態をな
り、入力されていた画像データが展開されて、出力バッ
ファに準備され、コントローラ26が、主走査を開始す
るべくキャリッジモータ20を回転させて、駆動プーリ
16を駆動し、駆動プーリ16と従動プーリ18に掛け
まわされた駆動ベルト14を回動させて、キャリッジ1
0をガイドロッド12により案内させながら所定の印刷
開始位置まで移動させる。
【0058】ここで、コントローラ26はキャリッジモ
ータを駆動させて、インクジェットヘッド31を移動さ
せ、図示しないエンコーダで位置を検出しながら、記録
媒体の位置に対応した画像データに応じた電圧が、イン
クジェットヘッド31のそれぞれのピエゾ素子に選択的
に印加され、ピエゾ素子がデータに応じて収縮すること
により各ノズル孔47から所定のインク量が記録媒体上
の所定の位置に吐出され、画像が形成される。
【0059】なお、この場合、カラーインクの吐出量と
黒色インクの吐出量を比較すると、カラーインクはシア
ン、マゼンタ、イエローの3色で疑似の黒色を再現する
ため黒色インクと同量であると結果的にインク量が多く
なりすぎるため、黒色インクの量に近づくようにコント
ローラ26によりピエゾ素子に電圧を印加するようにコ
ントロールされており、インクの合計吐出量のむらがで
きないようにされている。キャリッジ10が記録媒体の
印字領域の終端に達し、エンコーダからの情報によりコ
ントローラ26は印字領域の終端であることを認識して
インクジェットヘッド31による第1の主走査が終了す
る。
【0060】第1の主走査が終了することにより、図4
の(A)に示すような印字結果を得ることができる。図
4の(A)に示すように、印刷された記録媒体には、黒
色インクのみからなる印刷領域60と、黒色インク・シ
アン・マゼンタ・イエローの4色から構成された印刷領
域65と、シアン・マゼンタ・イエローの3色から構成
された印刷領域66とから構成されており、明度的に3
通りの領域が形成されている。
【0061】次に、第1の副走査が行われる。コントロ
ーラ26からの司令により、駆動部24のLFモータが
回転され、その回転は図示しないエンコーダに検出され
てコントローラ26にフィードバックされて、プラテン
ローラ22がノズル孔47の副走査方向、すなわちプラ
テンローラ22の回転方向にノズル孔47の間隔の1/
4、本実施形態では周移動距離が1/720インチに当
たるだけ回転されて停止し、第2の主走査の準備をして
第1の副走査を完了させる。また、同時に、コントロー
ラ26の司令によりキャリッジモータ20に電圧を印加
してキャリッジモータ20を回転させて、駆動プーリ1
6を駆動し、駆動プーリ16と従動プーリ18に掛けま
わされた駆動ベルト14を回動させて、キャリッジ10
をガイドロッド12により案内させながら移動させ、そ
の動きは、エンコーダにより位置を検出し、その情報を
コントローラ26にフィードバックして所定の印刷開始
位置まで移動させて停止させる。このようにしてキャリ
ッジ10が次の印字開始場所であるスタート位置に戻り
次の主走査の準備を整える。
【0062】そして、第2の主走査を行う。走査は第1
の主走査と同様な方法で行われ、コントローラ26は、
キャリッジ10を移動させながら、エンコーダにより位
置を検出しつつ、記録媒体の印字位置に応じた画像情報
をインクジェットヘッド31に送り夫々のピエゾ素子に
対応した電圧を印加しつつ、画像を形成する。
【0063】このように第1の主走査と、第2の主走査
とにより、印刷が進行すると図4の(B)に示すような
結果が得られる。即ち、一定間隔の黒色インク・シアン
・マゼンタ・イエローの4色から構成された印刷領域6
5の間隙を、黒色インクのみからなる印刷領域60と、
シアン・マゼンタ・イエローの3色から構成された印刷
領域66とが交互に埋めるように形成されている。この
結果、シアン・マゼンタ・イエローの3色から構成され
た灰色がかった印刷領域66の占有する面積が、両端の
部分を除いて考えると、全体の1/4程度になり、純
黒、シアン・マゼンタ・イエローの4色から構成された
印刷領域65が1/2、純黒インクのみからなる印刷領
域60が1/4で、印刷領域65と60を合計すると3
/4の部分が引き締まった黒色で印刷されることにな
る。
【0064】こうして初めの第1の主走査と第2の主走
査が完了すると、ノズル列長L4にノズル孔間隔L1を
加えた長さの分、本実施形態では、1/90インチの印
刷が終了している。
【0065】次に、再び第1の主走査を行う。先の第2
の主走査が終了すると、先の第1の主走査の終了時と同
様に次の第1の主走査の準備のために、コントローラ2
6は、キャリッジ10とプラテンローラ22を移動また
は回転させる。この時、キャリッジ10の移動は1回目
の主走査終了時と同様であるが、プラテンローラ22の
回転量は、1回目の主走査終了後の副走査量とは異な
り、既に印刷された領域から、まだ印刷されてない領域
まで移動するだけ副走査を行わなければならない。1回
目の主走査と2回目の主走査とにより既に、印刷が終了
した領域はノズル列長L4にノズル孔間隔L1を加えた
幅の領域だけ印刷が終了している。ここで、インクジェ
ットヘッド31の移動を図4の黒色インクのB1のノズ
ルを基準ノズル孔70とすると、図4の(A)での70
の位置が初期位置である。1回目の副走査によりノズル
孔間隔L1の1/2に当たる距離移動し、図4の(B)
の71にB1は移動する。さらに、2回目の副走査は、
図4の(B)の72の位置に移動する必要があるため、
その移動量はノズル列長L4の長さにノズル孔間隔L1
の長さを加え、既に1回目の副走査した距離であるノズ
ル間隔L1の1/2の長さを減じた距離だけ移動する必
要がある。言い換えると、ノズル列長L4に、ノズル孔
間隔L1の1/2を加えた距離だけ移動する必要があ
る。従って、第2副走査の量は、ノズル列長L4に、ノ
ズル孔間隔L1の1/2を加えた距離となる。プラテン
ローラ22が、このノズル列長L4に、ノズル孔間隔L
1の1/2を加えた距離だけ移動するように回転し、イ
ンクジェットヘッド31は、記録媒体に対して相対的に
移動して第2の副走査が完了する。
【0066】この場所から、2回目の第1の主走査が行
われるが、2回目の第1の主走査は最初の第1の主走査
と同様に行われ、その後の副走査は第1の副走査と同様
に行われ、2回目の第2の主走査は最初の第2の主走査
と同様に行われ、2回目の第2の副走査は最初の第2の
副走査と同様に行われる。
【0067】つまり、第1の主走査をし、その後ノズル
孔間隔の1/2だけ移動して第2の副走査をし、第2の
主走査後、ノズル列長L4に、ノズル孔間隔L1の1/
2を加えた距離だけ移動する第2の副走査をする動作を
1サイクルとし順次このサイクルが繰り返されて画像形
成が進行するものである。
【0068】ここで、各サイクルによって形成された印
刷領域とその前後のサイクルにより形成された印刷領域
の境界部は、夫々の印刷領域とおなじ重なり方になるた
め、この境界域は、他の印刷領域と同様の印刷結果とな
り、不要な境界ラインなどは生じることはない。
【0069】このようにして、上記の画像形成サイクル
を繰り返し、所定の印刷領域の終端に達すれば、画像形
成は終了する。
【0070】画像形成が終了すると、コントローラ26
は、記録媒体を、プラテンローラ22を回転させること
により排出する。
【0071】以上が第1の実施形態の画像形成装置1の
作用である。
【0072】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態は、インクジェットヘッド33
が第1の実施形態と異なるだけで、他の部分は第1の実
施形態と共通なためその説明は省略する。第2の実施形
態に係るインクジェットヘッド33の構成は、図3に示
すような、黒色ノズル列42の配設された位置を基準と
してみるとカラーノズル列43の位置が、副走査方向
に、ノズル孔間隔の1/2に当たる距離だけずらして配
列されていることが特徴となっている。このようなノズ
ル孔47の配列であれば、1回目の主走査を行った後、
ノズル孔間隔L1の1/4の距離に当たるだけ1回目の
副走査を行い、2回目の主走査を行った後、2回目の副
走査をノズル列長L4の長さにノズル孔間隔L1の3/
4の距離を加えた距離だけ副走査することにより、隙間
なくモノクロ印刷が高速にできる。図5の(A)に示す
ように、1回目の主走査では等間隔にBのみからなる純
黒の部分とC+M+Yからなる灰色の部分の画像が等間
隔に形成されて印刷領域を形成する。そのため、Bのみ
からなる純黒の部分とC+M+Yからなる灰色の部分は
接触することがなく、互いのインクが混じり合ったり、
インク量が多くなりすぎてたれを生じたりすることがな
い。そのため記録媒体に安定してインクが定着させるこ
とができる。
【0073】次にノズル孔間隔L1の1/4に当たる距
離だけ副走査をして、2回目の主走査をする。そうする
と、図5の(B)に示すように、1回目の主走査により
形成された画像の間隙を埋めるように画像が形成され
る。この場合、B+C+M+Yからなる黒色の印刷領域
とこの間隙に、そのおよそ3倍の幅を持つBのみからな
る純黒の印刷領域60と、同じくおよそ3倍の幅を持つ
C+M+Yからなる灰色の印刷領域が形成される。その
ため、第1の実施形態の印刷結果に比較すると、灰色部
分が多くなるため、灰色部分の色調が第1の実施形態の
場合よりも高い精度で純黒に近い色再現とする必要があ
る。
【0074】尚、第1の実施形態と同様、黒色ノズル列
42とカラーノズル列43との位置関係は、黒色ノズル
列42からカラーノズル列43が、副走査方向にノズル
孔間隔の1/2に当たる距離だけずらして配列されても
よいし、副走査方向と反対にずらして配置されていても
よい。
【0075】以上、2つの実施形態を用いて本発明を説
明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されること
なく、特許請求の範囲を逸脱しない限り種々の実施がで
きることは言うまでもない。
【0076】例えば、夫々のノズル列45を構成するノ
ズル孔47の数は、4つに限定されることなく、いくつ
であってもよい。
【0077】また、ノズル列45の数も、例えば各色を
2列ずつ設けて高速印字に対応させるようなものであっ
てもよく、さらに、カラーインクの色数も3原色に限定
せず、中間色を用いるものであってもよい。
【0078】即ち、4列4段の構成ばかりでなく、6列
3段にして、中間色用のノズル列を2列設けて、この中
間色用のノズル列は、カラー印刷の場合は用いるが、モ
ノクロ印刷の場合は、インクを吐出しないような構成で
あってもよい。
【0079】そして、ノズル孔間隔L1も、上記実施形
態のように、4ドット分の間隔でなくもっと広い間隔で
あってもよく、その場合は上記実施形態のように、2回
の主走査ではなくもっと多い回数の主走査で各ノズル孔
の間に画像形成が完了されるものであってもかまわな
い。この点については、インクジェットヘッドのインク
の吐出量や、求める画像のレベルによって種々変更され
て実施され得る。
【0080】また、本発明に係るインクジェットヘッド
は、キャリッジに10に備えられたインクカートリッジ
32を用いてインクが供給されるものばかりでなく、イ
ンクパックからチューブを介してインクが供給されるも
のや、熱溶融性のインクを用いるものなど各種の形態が
用いられる。
【0081】更に、インクジェットヘッドの構成も、ピ
エゾ式のものには限定されず、バブルジェット方式等他
のインクジェット方式のものであってもよい。
【0082】そして、本発明に係る画像形成装置は、携
帯用のプリンタでなくても、据え置き型のプリンタ、そ
の他ファクシミリや簡易コピー機の画像形成装置として
用いられるものであってもよい。
【0083】その他当業者が本発明を種々変形して実施
することが可能である。
【0084】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の画像形成装置では、記録媒体に対してインク
ジェットヘッドを移動させながらインクを吐出して主走
査をし、記録媒体を主走査方向と直交する副走査方向に
相対的に移動させて次の主走査をすることにより記録媒
体全面に対して印刷可能に構成された画像形成装置にお
いて、黒色のインクを吐出する複数個のノズル孔が副走
査方向について等間隔となるように1列に配列されてな
る黒色ノズル列と、前記黒色ノズル列のノズル孔と同じ
配列をされ、黒色以外の異なった単色のインクをそれぞ
れ吐出するのカラーノズル列を複数備え、前記複数のカ
ラーノズル列を、前記黒色ノズル列と平行で、かつ前記
黒色インクのノズル列と副走査方向又は副走査方向と反
対方向に所定距離ずらして配置してなるインクジェット
ヘッドを備えたことを特徴とするため、高密度のカラー
画像を形成するための画像形成装置で用いられるインク
ジェットヘッドを本来のカラーの画像形成装置としての
機能を損こなうことなしに、モノクロ印刷を黒色インク
ばかりでなくカラーインクをも利用することにより、モ
ノクロ印刷を、カラー印刷時に比較して高速に、かつカ
ラー印刷をする場合と同じ高密度に行うことができる。
という効果があるまた、純正の黒色インクを用いない
で、カラーインクのみを重ねて吐出し記録媒体上で調整
した代用の黒インクのみを用いた場合では、色彩的に灰
色がかった黒となり、さらに3色のバランスが微妙なた
めに赤味がかったり、青味がかったりすることもあり、
いわゆる締まらない黒になって色再現に問題があった
が、本発明では、印刷領域が、純正の黒インクと上記代
用の黒インクの細かい印刷領域に分かれて全体に分散し
て重なり合っているので、上記代用の黒インクによる印
刷領域が目立たず、全体として純正の黒色インクによる
印刷と色再現に遜色がない高品質の画像が形成できると
いう効果がある。
【0085】さらに、カラー用インクカートリッジに収
納される黒色インクは、他のカラーインクを収納してい
る分だけ収納スペースが少なくなり、黒色インク専用の
インクカートリッジに比較して数分の1の収容量しかな
いのであるが、モノクロ印刷にカラーインクを利用する
ことにより、黒色インクの使用量を減らし、インク切れ
を生じにくくなるという効果がある。
【0086】そして、従来のヘッドと大きさにおいては
同様であるため、ヘッドの大型化を招くことなくひいて
は画像形成装置の大型化を招かずに携帯用の小型の装置
とすることもできるという効果がある。
【0087】また、請求項2に記載の画像形成装置で
は、請求項1に記載の画像形成装置の構成に加え、前記
カラーノズル列は、吐出するインクがそれぞれイエロ
ー、マゼンタ、シアンである3列のノズル列であること
を特徴とするため、インクが色の3原色であるイエロ
ー、マゼンタ、シアンを用いているため、これらの3色
を用いることで、最も少ない色数でより純黒色に近い印
刷ができるという効果がある。
【0088】請求項3に記載の画像形成装置では、請求
項1または請求項2に記載の画像形成装置の構成に加
え、前記カラーノズル列の各ノズル孔のインク吐出量
は、黒色ノズル列のノズル孔のインク吐出量よりも少な
い量とすることを特徴とするため、黒色インクのみによ
り形成される画像領域と、他の色のインクの混合から形
成される画像領域のインクの量の格差が小さくでき、高
品質なモノクロ印刷が可能となるという効果がある。
【0089】請求項4に記載の画像形成装置では、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の構
成に加え、前記カラーノズル列の配置が、黒色ノズル列
の配置位置より、副走査方向又は副走査方向と反対方向
において各ノズル列におけるノズル孔の配列間隔の1/
4にあたる距離だけずらさせて配置され、第1の主走査
の完了後、ノズル孔の配列間隔の1/2にあたる距離だ
け副走査方向に記録媒体を相対的に移動させて第2の主
走査をし、第2の主走査の完了後、ノズル列の長さにノ
ズル孔の配列間隔の1/2にあたる距離を加えた距離だ
け副走査方向に記録媒体を相対的に移動させ、次の第1
の主走査を行い、前記第1の主走査と前記第2の主走査
を繰り返すように制御されることを特徴とするため、各
インク又は各インクの混合により形成される印刷領域が
バランス良く形成され、黒色インクを用いない印刷領域
が目立たず、高品質なモノクロ印刷が可能となるという
効果がある。特に、黒色インク、黒色インクとカラーイ
ンク、カラーインクのみの各印刷領域が均一に細かく分
散されるため、各印刷領域の色再現の差が目立たず、最
も望ましい印刷結果を得ることができるという効果があ
る。
【0090】請求項5に記載の画像形成装置では、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の構
成に加え、前記カラーノズル列の配置が、黒色ノズル列
の配置位置より、副走査方向において各ノズル列におけ
るノズル孔の配列間隔の1/2にあたる距離だけ副走査
方向又は副走査方向と反対方向にずらして配置され、第
1の主走査の完了後、ノズル孔の配列間隔の1/4にあ
たる距離だけ副走査方向に記録媒体を相対的に移動させ
て第2の主走査をし、第2の主走査の完了後、ノズル列
の長さにノズル孔の配列間隔の3/4にあたる距離を加
えた距離だけ副走査方向に記録媒体を相対的に移動さ
せ、次の第1の主走査を行い、該走査を繰り返すように
制御されることを特徴とするため、黒色インクからなる
印刷領域と、他の色の混合からなる印刷領域により隙間
なく画像形成をすることができるという効果がある。特
に、第1の主走査では、黒色ノズル列とカラーノズル列
の印刷領域が分離しているため、インクの不所望な混合
が生じず、インクの記録媒体への安定した定着ができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置の概略を示す
図である。
【図2】第1の実施の形態のインクジェットヘッド31
のノズル部の構成を示す図である。
【図3】第2の実施の形態のインクジェットヘッド33
のノズル部の構成を示す図である。
【図4】(A)第1の実施の形態の第1の主走査終了後
の印刷結果を示す図である。 (B)第1の実施の形態の第2の主走査終了後の印刷結
果を示す図である。
【図5】(A)第2の実施の形態の第1の主走査終了後
の印刷結果を示す図である。 (B)第2の実施の形態の第2の主走査終了後の印刷結
果を示す図である。
【図6】第1の実施の形態のノズル部構成の変形例を示
す図である。
【図7】ノズル部の断面を表わす図である。
【図8】従来のインクジェットヘッド30のノズル部の
構成を表わす図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 31 インクジェットヘッド 42 黒色ノズル列 43 カラーノズル列 47 ノズル孔 60 印刷領域B 65 印刷領域B+C+M+Y 66 印刷領域C+M+Y L1 ノズル孔間隔 L2 第1実施形態ノズルずれ距離 L3 第2実施形態ノズルずれ距離 L4 ノズル列長

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してインクジェットヘッド
    を移動させながらインクを吐出して主走査をし、記録媒
    体を主走査方向と直交する副走査方向に相対的に移動さ
    せて次の主走査をすることにより記録媒体全面に対して
    印刷可能に構成された画像形成装置において、 黒色のインクを吐出する複数個のノズル孔が副走査方向
    について等間隔となるように1列に配列されてなる黒色
    ノズル列と、 前記黒色ノズル列のノズル孔と同じ配列をされ、黒色以
    外の異なった単色のインクをそれぞれ吐出するのカラー
    ノズル列を複数備え、 前記複数のカラーノズル列を、前記黒色ノズル列と平行
    で、かつ前記黒色インクのノズル列と副走査方向又は副
    走査方向と反対方向に所定距離ずらして配置してなるイ
    ンクジェットヘッドを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記カラーノズル列は、吐出するインク
    がそれぞれイエロー、マゼンタ、シアンである3列のノ
    ズル列であることを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記カラーノズル列の各ノズル孔のイン
    ク吐出量は、黒色ノズル列のノズル孔のインク吐出量よ
    りも少ない量とすることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記カラーノズル列の配置が、黒色ノズ
    ル列の配置位置より、副走査方向又は副走査方向と反対
    方向において各ノズル列におけるノズル孔の配列間隔の
    1/4にあたる距離だけずらして配置され、 第1の主走査の完了後、ノズル孔の配列間隔の1/2に
    あたる距離だけ副走査方向に記録媒体を相対的に移動さ
    せて第2の主走査をし、 第2の主走査の完了後、ノズル列の長さにノズル孔の配
    列間隔の1/2にあたる距離を加えた距離だけ副走査方
    向に記録媒体を相対的に移動させ、次の第1の主走査を
    行い、 前記第1の主走査と前記第2の主走査を繰り返すように
    制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記カラーノズル列の配置が、黒色ノズ
    ル列の配置位置より、副走査方向又は副走査方向と反対
    方向において各ノズル列におけるノズル孔の配列間隔の
    1/2にあたる距離だけずらして配置され、 第1の主走査の完了後、ノズル孔の配列間隔の1/4に
    あたる距離だけ副走査方向に記録媒体を相対的に移動さ
    せて第2の主走査をし、 第2の主走査の完了後、ノズル列の長さにノズル孔の配
    列間隔の3/4にあたる距離を加えた距離だけ副走査方
    向に記録媒体を相対的に移動させ、次の第1の主走査を
    行い、 該走査を繰り返すように制御されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP10392998A 1998-03-30 1998-03-30 画像形成装置 Pending JPH11277772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10392998A JPH11277772A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10392998A JPH11277772A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11277772A true JPH11277772A (ja) 1999-10-12

Family

ID=14367131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10392998A Pending JPH11277772A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11277772A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185954A (ja) * 2005-12-14 2007-07-26 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置
JP2009061610A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、画像形成装置、画像形成システム、画像形成プログラム及び記録媒体
US8273066B2 (en) 2003-07-18 2012-09-25 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent article with high quality ink jet image produced at line speed
CN115476590A (zh) * 2021-05-31 2022-12-16 森大(深圳)技术有限公司 拼接喷嘴偏移时的图像打印方法、装置、设备及存储介质

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8273066B2 (en) 2003-07-18 2012-09-25 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent article with high quality ink jet image produced at line speed
US9006509B2 (en) 2003-07-18 2015-04-14 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent article with high quality ink jet image produced at line speed
US9901492B2 (en) 2003-07-18 2018-02-27 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent article with high quality ink jet image produced at line speed
JP2007185954A (ja) * 2005-12-14 2007-07-26 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置
JP2009061610A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、画像形成装置、画像形成システム、画像形成プログラム及び記録媒体
CN115476590A (zh) * 2021-05-31 2022-12-16 森大(深圳)技术有限公司 拼接喷嘴偏移时的图像打印方法、装置、设备及存储介质
CN115476590B (zh) * 2021-05-31 2024-04-23 森大(深圳)技术有限公司 拼接喷嘴偏移时的图像打印方法、装置、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5347300B2 (ja) 印刷装置
JP2007030198A (ja) 画像形成方法、画像形成方法を実行するためのプログラム及びインクジェット記録装置
US20070279454A1 (en) Printing apparatus, printing method, and print head
JPH024523A (ja) インクジェット記録方法及び該方法に用いる装置
JPS61255869A (ja) インクジエツトプリンタ
JP4078811B2 (ja) 画素ブロック単位で濃淡インクによる階調再現を行う印刷
US8434848B2 (en) Image forming device and image forming method
JP2006256009A (ja) インクジェット記録方法
JP2001253096A (ja) 色料の異なるインクを用いた印刷
JP2001130033A (ja) プリント装置及びプリント方法
JPH07195715A (ja) カラーインクジェットプリンタ
JP4581462B2 (ja) 印刷装置、印刷ヘッド、及び、印刷方法
JP4827674B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP2001096770A (ja) プリント装置及びプリント方法
JPH11277772A (ja) 画像形成装置
JP3291789B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP3170895B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP4957892B2 (ja) 液滴吐出装置
JPH1148503A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP2009131959A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP2002011865A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JPH09156131A (ja) インクジェットプリンタ
JP2000229424A (ja) インクジェット記録装置および記録方法
JP3911756B2 (ja) 画像形成装置
JP4182668B2 (ja) カートリッジの選択により特徴を変更できる印刷

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070201

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070918

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080304

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02