JPH06114774A - ハンドリング装置 - Google Patents
ハンドリング装置Info
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- JPH06114774A JPH06114774A JP23741891A JP23741891A JPH06114774A JP H06114774 A JPH06114774 A JP H06114774A JP 23741891 A JP23741891 A JP 23741891A JP 23741891 A JP23741891 A JP 23741891A JP H06114774 A JPH06114774 A JP H06114774A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] タレットに設けた複数個のツーリングユニッ
トの全てにワ−クを保持し、被組付対象物にワ−クを短
いサイクルタイムで供給する。 [構成] Z軸(鉛直軸)方向に移動かつZ軸回りに回
転するZ,θ軸6の下端部にタレット9を固着する。タ
レット9に、タレット9の中心から同じ距離に複数のツ
ーリングユニット30を円状に配置する。ツーリングユ
ニット毎に吸着または非吸着状態とするスプール33を
タレット9に摺動自在に設ける。タレット9の上方で
Z,θ軸6にフランジ7を回転自在に設ける。フランジ
9に、回転規制部材12を固着し、Z,θ軸6の回転に
よる追従回転を防止する。また、フランジ9に、ツーリ
ングユニット30を下降するシリンダ16を設ける。
トの全てにワ−クを保持し、被組付対象物にワ−クを短
いサイクルタイムで供給する。 [構成] Z軸(鉛直軸)方向に移動かつZ軸回りに回
転するZ,θ軸6の下端部にタレット9を固着する。タ
レット9に、タレット9の中心から同じ距離に複数のツ
ーリングユニット30を円状に配置する。ツーリングユ
ニット毎に吸着または非吸着状態とするスプール33を
タレット9に摺動自在に設ける。タレット9の上方で
Z,θ軸6にフランジ7を回転自在に設ける。フランジ
9に、回転規制部材12を固着し、Z,θ軸6の回転に
よる追従回転を防止する。また、フランジ9に、ツーリ
ングユニット30を下降するシリンダ16を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットのハン
ドリング装置に関する。
ドリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数種類のワ−クを被組立対象物
に対し供給、組み付けを行う、ツーリングユニットの交
換の手間を省くため、複数のツーリングユニットを備え
たハンドリング装置が知られている。かかるハンドリン
グ装置としては、例えば特開昭61−100391号公
報に開示されている。
に対し供給、組み付けを行う、ツーリングユニットの交
換の手間を省くため、複数のツーリングユニットを備え
たハンドリング装置が知られている。かかるハンドリン
グ装置としては、例えば特開昭61−100391号公
報に開示されている。
【0003】上記ハンドリング装置は、組付け対象とな
るワ−クに合せてツーリングユニットを選択し使用する
場合、使用するツーリングユニット以外が他のワ−クま
たは他の組立装置等と干渉しないように、円錐状のタレ
ットに複数のツーリングユニットが配置されている。タ
レットは、ツール搭載軸の一端部に回転自在に設けられ
るとともに、ツール搭載軸の回転をギアを介して回転さ
せ、使用するツーリングユニットを選択する。そして、
使用されるツーリングユニットがワ−クに接近した位置
で、タレットがロックされると同時に、ツーリングユニ
ット毎に設けられたツーリングユニットを駆動するため
のエアー等のコネクタとロボット本体側から供給される
コネクタとが接続されることにより、目的のツーリング
ユニットに対してロボット本体側からワ−ク保持に必要
な真空圧が供給される。
るワ−クに合せてツーリングユニットを選択し使用する
場合、使用するツーリングユニット以外が他のワ−クま
たは他の組立装置等と干渉しないように、円錐状のタレ
ットに複数のツーリングユニットが配置されている。タ
レットは、ツール搭載軸の一端部に回転自在に設けられ
るとともに、ツール搭載軸の回転をギアを介して回転さ
せ、使用するツーリングユニットを選択する。そして、
使用されるツーリングユニットがワ−クに接近した位置
で、タレットがロックされると同時に、ツーリングユニ
ット毎に設けられたツーリングユニットを駆動するため
のエアー等のコネクタとロボット本体側から供給される
コネクタとが接続されることにより、目的のツーリング
ユニットに対してロボット本体側からワ−ク保持に必要
な真空圧が供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハンドリン
グ装置にあっては、タレツトが回転してツーリングユニ
ットを選択している瞬間はコネクタが接続されておら
ず、ツーリングユニットの先端を真空とするためのエア
ー回路が一時的に遮断されることになりツーリングユニ
ット先端の真空が破壊されてしまいワ−クを落としてし
まう問題点があった。よって被組立対象物に対して複数
の部品を組み付けるときには、一つの部品をワ−クパレ
ットから取り出して、被組立対象物に組付け、その後ま
た一つの部品をワ−クパレットから取り出して、組付け
るというような動作を繰り返す必要があった。そのため
に部品が多数となると、部品の数だけワ−クパレットと
被組立対象物の間をロボットが往復することになりサイ
クルタイムが多大となる問題点があった。
グ装置にあっては、タレツトが回転してツーリングユニ
ットを選択している瞬間はコネクタが接続されておら
ず、ツーリングユニットの先端を真空とするためのエア
ー回路が一時的に遮断されることになりツーリングユニ
ット先端の真空が破壊されてしまいワ−クを落としてし
まう問題点があった。よって被組立対象物に対して複数
の部品を組み付けるときには、一つの部品をワ−クパレ
ットから取り出して、被組立対象物に組付け、その後ま
た一つの部品をワ−クパレットから取り出して、組付け
るというような動作を繰り返す必要があった。そのため
に部品が多数となると、部品の数だけワ−クパレットと
被組立対象物の間をロボットが往復することになりサイ
クルタイムが多大となる問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、タレットに取り付けられたツーリングユニ
ットの数だけワ−クを同時に保持することが可能で、ワ
−クを被組立対象物に対して短いサイクルタイムで供給
することができるハンドリング装置を提供することを目
的とする。
れたもので、タレットに取り付けられたツーリングユニ
ットの数だけワ−クを同時に保持することが可能で、ワ
−クを被組立対象物に対して短いサイクルタイムで供給
することができるハンドリング装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハンドリング装置は、被組付対象物にワ−
クの供給、組付けを行うXYZθ軸を備えた直交座標型
のロボットに装着する複数のツーリングユニットを設け
たハンドリング装置において、Z軸(鉛直軸)方向に移
動かつZ軸回りに回転自在なZ,θ軸の下端部に取付け
られ複数のツーリングユニットをZ軸から略等距離に配
置しZ,θ軸とともに移動かつ回転するタレットと、タ
レットに設けられツーリングユニット毎にワ−クの真空
吸着状態および非吸着状態に切替える切替手段と、タレ
ットの上方でZ,θ軸に回転自在に取付けられZ,θ軸
とともに上下動するフランジと、前記ツーリングユニッ
トをワ−クに接近すべくフランジに設けたツーリングユ
ニット駆動手段と、フランジの回転を規制する規制手段
とから構成されている。
に、本発明のハンドリング装置は、被組付対象物にワ−
クの供給、組付けを行うXYZθ軸を備えた直交座標型
のロボットに装着する複数のツーリングユニットを設け
たハンドリング装置において、Z軸(鉛直軸)方向に移
動かつZ軸回りに回転自在なZ,θ軸の下端部に取付け
られ複数のツーリングユニットをZ軸から略等距離に配
置しZ,θ軸とともに移動かつ回転するタレットと、タ
レットに設けられツーリングユニット毎にワ−クの真空
吸着状態および非吸着状態に切替える切替手段と、タレ
ットの上方でZ,θ軸に回転自在に取付けられZ,θ軸
とともに上下動するフランジと、前記ツーリングユニッ
トをワ−クに接近すべくフランジに設けたツーリングユ
ニット駆動手段と、フランジの回転を規制する規制手段
とから構成されている。
【0007】また、本発明に係るハンドリング装置は、
被組付対象物にワ−クの供給、組付けを行うXYZθ軸
を備えた直交座標型のロボットに装着する複数のツーリ
ングユニットを設けたハンドリング装置において、Z軸
(鉛直軸)方向に移動かつZ軸回りに回転自在なZ,θ
軸の内部に挿入されZ,θ軸とともに移動する軸と、軸
の下端部に取付けられ複数のツーリングユニットをZ軸
から略等距離に配置したタレットと、ツーリングユニッ
ト毎にワ−クの真空吸着状態および非吸着状態に切替え
る切替手段と、タレットの上方でZ,θ軸に固定された
フランジと、前記ツーリングユニットをワ−クに接近す
べくフランジに設けたツーリングユニット駆動手段と、
タレットの回転を規制する回転規制手段とから構成され
ている。
被組付対象物にワ−クの供給、組付けを行うXYZθ軸
を備えた直交座標型のロボットに装着する複数のツーリ
ングユニットを設けたハンドリング装置において、Z軸
(鉛直軸)方向に移動かつZ軸回りに回転自在なZ,θ
軸の内部に挿入されZ,θ軸とともに移動する軸と、軸
の下端部に取付けられ複数のツーリングユニットをZ軸
から略等距離に配置したタレットと、ツーリングユニッ
ト毎にワ−クの真空吸着状態および非吸着状態に切替え
る切替手段と、タレットの上方でZ,θ軸に固定された
フランジと、前記ツーリングユニットをワ−クに接近す
べくフランジに設けたツーリングユニット駆動手段と、
タレットの回転を規制する回転規制手段とから構成され
ている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、Z,θ軸を回転してタレッ
トに配置したツーロングユニットを所要ワ−クの吸着位
置に回転する際、フランジの回転が回転規制手段によっ
て規制され、所要ツーリングユニットを正確にツーリン
グユニット駆動手段の下方に位置させることができる。
そして、ツーリングユニット駆動手段を駆動して、ツー
リングユニットをワ−クに接近させワ−クを吸着保持す
る際、当該ツーリングユニットを切替手段によって真空
吸着状態に切替え、他の部分を干渉することなくワ−ク
を吸着保持し取り出しを行うことができる。その後、同
様にツーリングユニットを選択しワ−クを吸着保持する
操作を繰り返し行い、すべてのツーリングユニットでワ
−クの吸着保持を行うことができる。そして、被組付対
象物まで移動させ、ツーリングユニット駆動手段によっ
て所要のツーリングユニットを被組付対象物に近付けて
ワ−クを装着した後、切替手段の駆動によりツーリング
ユニットの真空吸着状態を開放することにより他の部分
と干渉することなくワ−クの組み付けを行うことができ
る。
トに配置したツーロングユニットを所要ワ−クの吸着位
置に回転する際、フランジの回転が回転規制手段によっ
て規制され、所要ツーリングユニットを正確にツーリン
グユニット駆動手段の下方に位置させることができる。
そして、ツーリングユニット駆動手段を駆動して、ツー
リングユニットをワ−クに接近させワ−クを吸着保持す
る際、当該ツーリングユニットを切替手段によって真空
吸着状態に切替え、他の部分を干渉することなくワ−ク
を吸着保持し取り出しを行うことができる。その後、同
様にツーリングユニットを選択しワ−クを吸着保持する
操作を繰り返し行い、すべてのツーリングユニットでワ
−クの吸着保持を行うことができる。そして、被組付対
象物まで移動させ、ツーリングユニット駆動手段によっ
て所要のツーリングユニットを被組付対象物に近付けて
ワ−クを装着した後、切替手段の駆動によりツーリング
ユニットの真空吸着状態を開放することにより他の部分
と干渉することなくワ−クの組み付けを行うことができ
る。
【0009】また、タレットを回転することなく、Z,
θ軸を回転してフランジに設けたツーリングユニット駆
動手段を所要のツーリングユニットの上方に回転駆動し
てもよい。
θ軸を回転してフランジに設けたツーリングユニット駆
動手段を所要のツーリングユニットの上方に回転駆動し
てもよい。
【0010】
【実施例1】図1は、本発明に係るハンドリング装置の
実施例1を一部断面にして示す正面図、図2は、上記ハ
ンドリング装置を装着するロボットを概略的に示す斜視
図である。
実施例1を一部断面にして示す正面図、図2は、上記ハ
ンドリング装置を装着するロボットを概略的に示す斜視
図である。
【0011】図2において1で示すのは、ロボットのX
軸で、X軸1にはX軸1に対して摺動自在なY軸2が取
付けられている。Y軸2には、プレート3がY軸2に対
して摺動自在に取付けられている。プレート3には、図
1に示すように、鉛直軸(Z軸)方向に移動自在かつZ
軸回りに回転自在な軸(以下、Z,θ軸という)6を駆
動する駆動ユニット5が取付けられ、このZ,θ軸6は
駆動ユニット5を介してプレート3に支持されている。
軸で、X軸1にはX軸1に対して摺動自在なY軸2が取
付けられている。Y軸2には、プレート3がY軸2に対
して摺動自在に取付けられている。プレート3には、図
1に示すように、鉛直軸(Z軸)方向に移動自在かつZ
軸回りに回転自在な軸(以下、Z,θ軸という)6を駆
動する駆動ユニット5が取付けられ、このZ,θ軸6は
駆動ユニット5を介してプレート3に支持されている。
【0012】ハンドリング装置は、フランジ7がZ,θ
軸6の下端外側においてZ,θ軸6に対して回転自在に
設けられているとともに、ワ−ク(図示省略)を吸着保
持する複数のツーリングユニット30を配置したタレッ
ト9がZ,θ軸6の下端面に固着されて設けられてい
る。
軸6の下端外側においてZ,θ軸6に対して回転自在に
設けられているとともに、ワ−ク(図示省略)を吸着保
持する複数のツーリングユニット30を配置したタレッ
ト9がZ,θ軸6の下端面に固着されて設けられてい
る。
【0013】フランジ7は、Z,θ軸6の下端外側に固
着した軸ホルダ10の外側にラジアルベアリング11を
介して取られている。すなわち、軸ホルダ10の外側に
内輪押え11aをねじ込むことによりベアリング11b
を押え、フランジ7を外輪押え11cによってベアリン
グ11bを抱え込みながら固定することにより、フラン
ジ7はベアリング11bを介して軸ホルダ10(Z,θ
軸6)に対し回転自由に保持されている。
着した軸ホルダ10の外側にラジアルベアリング11を
介して取られている。すなわち、軸ホルダ10の外側に
内輪押え11aをねじ込むことによりベアリング11b
を押え、フランジ7を外輪押え11cによってベアリン
グ11bを抱え込みながら固定することにより、フラン
ジ7はベアリング11bを介して軸ホルダ10(Z,θ
軸6)に対し回転自由に保持されている。
【0014】フランジ7の上面には、フランジ7の回転
を規制する回転規制部材12がブッシュホルダ13を介
してZ,θ軸6と平行に立設固定されている。回転規制
部材12の上部は、リニアブッシュホルダ14によりプ
レート3に固定されたリニアブッシュ15によって上下
方向にスライド自在に保持されている。このため、Z,
θ軸6が回転かつ上下動した場合、フランジ7は、Z,
θ軸6との追従回転が規制されつつZ,θ軸6の上下の
移動量だけ上下に移動されるようになっている。
を規制する回転規制部材12がブッシュホルダ13を介
してZ,θ軸6と平行に立設固定されている。回転規制
部材12の上部は、リニアブッシュホルダ14によりプ
レート3に固定されたリニアブッシュ15によって上下
方向にスライド自在に保持されている。このため、Z,
θ軸6が回転かつ上下動した場合、フランジ7は、Z,
θ軸6との追従回転が規制されつつZ,θ軸6の上下の
移動量だけ上下に移動されるようになっている。
【0015】さらに、フランジ7の上面には、上記ツー
リングユニット30のワ−ク吸着部31を押し下げる押
し下げ用シリンダ16が取付けられている。シリンダ1
6のロッドは、フランジ7の下面に穿設され、ロッドの
先端はワ−ク吸着部31の軸32を押圧する押圧部17
が設けられている。さらに、フランジ7の下面には、上
記タレット9に設けたスプール33を上下動作してワ−
ク吸着部31を真空吸着状態と非真空吸着状態とに切替
えるためのスプール押し下げ用シリンダ18とスプール
引き上げ用シリンダ19がシリンダ取付板20を介して
取付けられている。
リングユニット30のワ−ク吸着部31を押し下げる押
し下げ用シリンダ16が取付けられている。シリンダ1
6のロッドは、フランジ7の下面に穿設され、ロッドの
先端はワ−ク吸着部31の軸32を押圧する押圧部17
が設けられている。さらに、フランジ7の下面には、上
記タレット9に設けたスプール33を上下動作してワ−
ク吸着部31を真空吸着状態と非真空吸着状態とに切替
えるためのスプール押し下げ用シリンダ18とスプール
引き上げ用シリンダ19がシリンダ取付板20を介して
取付けられている。
【0016】タレット9は、Z,θ軸6の軸線と同一軸
線上でZ,θ軸6に固定される軸部9aと上記ツーリン
グユニット30,スプール33等を取付ける円板状のフ
ランジ9bが形成され、この円板状のフランジ9bは、
軸部9aの先端に一体形成されている。フランジ9bに
は、図3および図4に示すように、外側にツーリングユ
ニット30のツーリングユニット本体34を取付ける取
付孔35と内側にスプール33を挿着する挿着孔36が
対をなして放射状に複数個(図においては8対)形成さ
れている。これらの取付孔35と挿着孔36は、Z,θ
軸6とともにタレット9が回転した時、すべての取付孔
35と挿着孔36とが上記フランジ7に取付けた押し下
げ用シリンダ16とスプール押し下げ用シリンダ18と
対応するように、それぞれ同一円上に形成されている。
タレット9の下面には、エアー継手37の取付穴38が
取付孔35と挿着孔36間にそれぞれ形成され、取付穴
38の先端にはエアー継手37を取付けるためのネジが
設けられている。さらに、タレット9内には、ワ−ク吸
着保持用のエアーの通気孔39が形成され、通気孔39
の一端は、軸9aの先端に開口されZ,θ軸6の中心に
形成した孔6aに連通されるとともに、フランジ9b部
でスプールの挿着孔36と同数に放射状に分岐されてい
る。分岐された通気孔39は、それぞれ挿着孔36を経
由して各エアー継手の取付穴38と連通している。
線上でZ,θ軸6に固定される軸部9aと上記ツーリン
グユニット30,スプール33等を取付ける円板状のフ
ランジ9bが形成され、この円板状のフランジ9bは、
軸部9aの先端に一体形成されている。フランジ9bに
は、図3および図4に示すように、外側にツーリングユ
ニット30のツーリングユニット本体34を取付ける取
付孔35と内側にスプール33を挿着する挿着孔36が
対をなして放射状に複数個(図においては8対)形成さ
れている。これらの取付孔35と挿着孔36は、Z,θ
軸6とともにタレット9が回転した時、すべての取付孔
35と挿着孔36とが上記フランジ7に取付けた押し下
げ用シリンダ16とスプール押し下げ用シリンダ18と
対応するように、それぞれ同一円上に形成されている。
タレット9の下面には、エアー継手37の取付穴38が
取付孔35と挿着孔36間にそれぞれ形成され、取付穴
38の先端にはエアー継手37を取付けるためのネジが
設けられている。さらに、タレット9内には、ワ−ク吸
着保持用のエアーの通気孔39が形成され、通気孔39
の一端は、軸9aの先端に開口されZ,θ軸6の中心に
形成した孔6aに連通されるとともに、フランジ9b部
でスプールの挿着孔36と同数に放射状に分岐されてい
る。分岐された通気孔39は、それぞれ挿着孔36を経
由して各エアー継手の取付穴38と連通している。
【0017】タレット9の各取付孔35には、ツーリン
グユニット本体34を介して、目的のワ−クに合わせて
各種のツーリングユニット30が取付けられている。各
ツーリングユニット本体34の中央部には、上記軸32
が上下動自在に貫通して設けられている。軸32に上端
には、上記押し下げ用シリンダ16の押圧部17により
押圧される頭部40が軸32より大径に形成され、常
時、軸32を上方に付勢するように頭部40とツーリン
グユニット本体34間にコイルバネ41が装着されてい
る。
グユニット本体34を介して、目的のワ−クに合わせて
各種のツーリングユニット30が取付けられている。各
ツーリングユニット本体34の中央部には、上記軸32
が上下動自在に貫通して設けられている。軸32に上端
には、上記押し下げ用シリンダ16の押圧部17により
押圧される頭部40が軸32より大径に形成され、常
時、軸32を上方に付勢するように頭部40とツーリン
グユニット本体34間にコイルバネ41が装着されてい
る。
【0018】各軸32の下端には、ワ−クを吸着保持す
る真空吸着部42がそれぞれ取付けられている。各真空
吸着部42内には、ワ−ク吸着部31と連通する通気孔
43が形成され、通気孔43の他端は真空吸着部42の
側面にそれぞれ開口されている(図5参照)。各開口に
はエアー継手44が螺着され、このエアー継手44は、
上記タレット9に設けたエアー継手37とエアーホース
45を介してそれぞれ接続されている。なお、エアーホ
ース45は、対をなすツーリングユニットの取付孔35
とスプールの挿着孔36間に形成した取付穴38に装着
されたエアー継手37と当該取付孔35に取付けられた
ツーリングユニット30のエアー継手44をそれぞれ接
続している。
る真空吸着部42がそれぞれ取付けられている。各真空
吸着部42内には、ワ−ク吸着部31と連通する通気孔
43が形成され、通気孔43の他端は真空吸着部42の
側面にそれぞれ開口されている(図5参照)。各開口に
はエアー継手44が螺着され、このエアー継手44は、
上記タレット9に設けたエアー継手37とエアーホース
45を介してそれぞれ接続されている。なお、エアーホ
ース45は、対をなすツーリングユニットの取付孔35
とスプールの挿着孔36間に形成した取付穴38に装着
されたエアー継手37と当該取付孔35に取付けられた
ツーリングユニット30のエアー継手44をそれぞれ接
続している。
【0019】スプール33は、タレット9のフランジに
形成した挿着孔36に上下方向へスライド自在に挿着さ
れている。スプール33のスライド方向の略中央部に
は、挿着孔36の内面において対抗する位置に開口され
た通気孔39の両開口と連通する貫通孔46が形成され
ており、この貫通孔46を介して通気孔39と真空吸着
部42の通気孔43とが連通されるようになっている。
さらに、スプール33には、逆L字形の排気孔47が貫
通孔46の下方に形成されている。排気孔47の一端
は、挿着孔36における取付穴38側の通気孔39の開
口と連通すべくスプール33の側面に開口されるととも
に、他端はスプール33の下端面に開口され、ワ−ク吸
着部31の真空を解除し得るようになっている。また、
スプール33の頭部には、スプール引き上げ用シリンダ
19のロッドの先端に取付けた爪19aと係止してスプ
ール33を引き上げるためのフランジ33aが形成され
ている(図7参照)。
形成した挿着孔36に上下方向へスライド自在に挿着さ
れている。スプール33のスライド方向の略中央部に
は、挿着孔36の内面において対抗する位置に開口され
た通気孔39の両開口と連通する貫通孔46が形成され
ており、この貫通孔46を介して通気孔39と真空吸着
部42の通気孔43とが連通されるようになっている。
さらに、スプール33には、逆L字形の排気孔47が貫
通孔46の下方に形成されている。排気孔47の一端
は、挿着孔36における取付穴38側の通気孔39の開
口と連通すべくスプール33の側面に開口されるととも
に、他端はスプール33の下端面に開口され、ワ−ク吸
着部31の真空を解除し得るようになっている。また、
スプール33の頭部には、スプール引き上げ用シリンダ
19のロッドの先端に取付けた爪19aと係止してスプ
ール33を引き上げるためのフランジ33aが形成され
ている(図7参照)。
【0020】次に、本実施例のハンドリング装置の作用
を説明すると、まず、目的のワ−クを吸着保持する所要
のツーリングユニット30をZ,θ軸6を回転して押し
下げ要シリンダ16の下に位置させる。次に押し下げ用
シリンダ16を作動させて軸32を押圧し真空吸着部4
2を下降する(図5参照)。その後、ワ−ク吸着部31
がワ−クを保持できる高さまでハンドリング装置を下げ
る。この時、タレット9の通気孔39は、不図示の真空
発生装置の作用により真空状態となっているが、スプー
ル33は、図7に示すようにスプール引き上げ用シリン
ダ19によって引き上げられており、スプール33の排
気孔47とワ−ク吸着部31側の通気孔39が連通し、
ワ−ク吸着部31は真空状態となっていない。
を説明すると、まず、目的のワ−クを吸着保持する所要
のツーリングユニット30をZ,θ軸6を回転して押し
下げ要シリンダ16の下に位置させる。次に押し下げ用
シリンダ16を作動させて軸32を押圧し真空吸着部4
2を下降する(図5参照)。その後、ワ−ク吸着部31
がワ−クを保持できる高さまでハンドリング装置を下げ
る。この時、タレット9の通気孔39は、不図示の真空
発生装置の作用により真空状態となっているが、スプー
ル33は、図7に示すようにスプール引き上げ用シリン
ダ19によって引き上げられており、スプール33の排
気孔47とワ−ク吸着部31側の通気孔39が連通し、
ワ−ク吸着部31は真空状態となっていない。
【0021】ここで、スプール押し下げ用シリンダ18
を作動させてスプール33を下降して貫通孔46と通気
孔39とを連通させると同時にスプール引き上げ用シリ
ンダ19を作動させて爪19aとスプール33のフラン
ジ33aとが係止しないように爪19aを下降する(図
6参照)。この通気孔39と貫通孔46との連通によっ
て、エアーホース45を介してワ−ク吸着部31が真空
となりワ−クの吸着が行われる。ワ−クを吸着した後、
押し下げ用シリンダ16を作動して押圧部17を上昇す
るとワ−ク吸着部31はワ−クを吸着保持した状態でバ
ネ41の作用により上昇する。そして、スプール押し下
げ用シリンダ18を作動させてロッドとスプール33と
の接触を解除する。このため、その後、Z,θ軸6を回
転した再、スプール引き上げ用シリンダ19は前の状態
に維持されているのでスプール33と上記両シリンダ1
8,19とは干渉しない状態でタレット9を回転するこ
とができる。そして、次の目的のワ−クを吸着するた
め、所要のツーリングユニット30を押し下げ用シリン
ダ16の下方に回転移動して前記と同様にワ−ク吸着部
31でワ−クを吸着保持する。この動作を繰り返すこと
により、タレット9に設けたツーリングユニット30の
数だけワ−クを順次吸着保持することができる。
を作動させてスプール33を下降して貫通孔46と通気
孔39とを連通させると同時にスプール引き上げ用シリ
ンダ19を作動させて爪19aとスプール33のフラン
ジ33aとが係止しないように爪19aを下降する(図
6参照)。この通気孔39と貫通孔46との連通によっ
て、エアーホース45を介してワ−ク吸着部31が真空
となりワ−クの吸着が行われる。ワ−クを吸着した後、
押し下げ用シリンダ16を作動して押圧部17を上昇す
るとワ−ク吸着部31はワ−クを吸着保持した状態でバ
ネ41の作用により上昇する。そして、スプール押し下
げ用シリンダ18を作動させてロッドとスプール33と
の接触を解除する。このため、その後、Z,θ軸6を回
転した再、スプール引き上げ用シリンダ19は前の状態
に維持されているのでスプール33と上記両シリンダ1
8,19とは干渉しない状態でタレット9を回転するこ
とができる。そして、次の目的のワ−クを吸着するた
め、所要のツーリングユニット30を押し下げ用シリン
ダ16の下方に回転移動して前記と同様にワ−ク吸着部
31でワ−クを吸着保持する。この動作を繰り返すこと
により、タレット9に設けたツーリングユニット30の
数だけワ−クを順次吸着保持することができる。
【0022】ワ−クを吸着保持した後、ハンドリング装
置4を被組付対象物のワ−ク組付け位置に移動し、タレ
ット9を回転して所要のワ−クを吸着保持しているツー
リングユニット30を選択し押し、下げ用シリンダ16
の下方に位置させる。次に、押し下げ用シリンダ16を
作動してワ−ク吸着部31を下降させ、ワ−クを被組付
対象物の所要のワ−ク組付け位置に組み付ける。そし
て、ワ−クの組み付けが完了した後、スプール引き上げ
用シリンダ19を作動させてスプール33を上昇させ、
排気孔47と通気孔39とを連通して(図7参照)、ワ
−ク吸着部31の真空状態を開放し、ワ−クの吸着保持
を解除するとともに、押し下げ用シリンダ16を上昇方
向に作動してワ−ク吸着部31をバネ41の作用により
上昇させる。
置4を被組付対象物のワ−ク組付け位置に移動し、タレ
ット9を回転して所要のワ−クを吸着保持しているツー
リングユニット30を選択し押し、下げ用シリンダ16
の下方に位置させる。次に、押し下げ用シリンダ16を
作動してワ−ク吸着部31を下降させ、ワ−クを被組付
対象物の所要のワ−ク組付け位置に組み付ける。そし
て、ワ−クの組み付けが完了した後、スプール引き上げ
用シリンダ19を作動させてスプール33を上昇させ、
排気孔47と通気孔39とを連通して(図7参照)、ワ
−ク吸着部31の真空状態を開放し、ワ−クの吸着保持
を解除するとともに、押し下げ用シリンダ16を上昇方
向に作動してワ−ク吸着部31をバネ41の作用により
上昇させる。
【0023】次に、スプール引き上げ用シリンダ19を
作動して爪19aをスプール33のフランジ33aより
下方に下げ、その後タレット9の回転を行う。そして、
組み付けるワ−クを吸着保持しているツーリングユニッ
ト30を選択しつつ押し下げ用シリンダ16の下方に位
置させ、前記と同様な動作を繰り返して被組立対象物に
順次組み付けを行い、タレット9のツーリングユニット
30に吸着保持させているワ−クのすべての組み付けを
行う。
作動して爪19aをスプール33のフランジ33aより
下方に下げ、その後タレット9の回転を行う。そして、
組み付けるワ−クを吸着保持しているツーリングユニッ
ト30を選択しつつ押し下げ用シリンダ16の下方に位
置させ、前記と同様な動作を繰り返して被組立対象物に
順次組み付けを行い、タレット9のツーリングユニット
30に吸着保持させているワ−クのすべての組み付けを
行う。
【0024】本実施例によれば、ワ−ク吸着部31の真
空状態およびその解除をワ−ク吸着部31毎に設けたス
プール33により行うことができ、同時に各ワ−ク吸着
部31でワ−クを吸着保持することができる。
空状態およびその解除をワ−ク吸着部31毎に設けたス
プール33により行うことができ、同時に各ワ−ク吸着
部31でワ−クを吸着保持することができる。
【0025】
【実施例2】図8は、本発明に係るハンドリング装置の
実施例2を示す正面図である。
実施例2を示す正面図である。
【0026】駆動ユニット5によりZ軸回りに回転かつ
Z軸方向に上下動されるZ,θ軸6の下部先端には、フ
ランジ50が固着されている。フランジ50には、前記
実施例1と同様にツーリングユニット30の軸32を押
し下げる押し下げ用シリンダ16が取付けられている。
Z軸方向に上下動されるZ,θ軸6の下部先端には、フ
ランジ50が固着されている。フランジ50には、前記
実施例1と同様にツーリングユニット30の軸32を押
し下げる押し下げ用シリンダ16が取付けられている。
【0027】Z,θ軸6内には、軸51が内装され、軸
51の上下端はZ,θ軸6から突出して設けられてい
る。軸51は、Z,θ軸6の上部先端において、Z,θ
軸6に取り付けたベアリングホルダ52によって保持さ
れているベアリング53を軸51に取付けたベアリング
押さえ54にて固定することによりZ,θ軸6に保持さ
れている。また、Z,θ軸6の下部先端において、フラ
ンジ50と軸51に取付けたベアリング押さえ55間に
ベアリング56を介在させることにより、軸51はZ,
θ軸の下端先端で保持されている。このため、軸51は
Z,θ軸6とともに上下方向に一緒に移動するが、Z,
θ軸6の回転に対して自由となっている。
51の上下端はZ,θ軸6から突出して設けられてい
る。軸51は、Z,θ軸6の上部先端において、Z,θ
軸6に取り付けたベアリングホルダ52によって保持さ
れているベアリング53を軸51に取付けたベアリング
押さえ54にて固定することによりZ,θ軸6に保持さ
れている。また、Z,θ軸6の下部先端において、フラ
ンジ50と軸51に取付けたベアリング押さえ55間に
ベアリング56を介在させることにより、軸51はZ,
θ軸の下端先端で保持されている。このため、軸51は
Z,θ軸6とともに上下方向に一緒に移動するが、Z,
θ軸6の回転に対して自由となっている。
【0028】軸51の上部先端面には、連結板57がナ
ット58によって固定されており、連結板57の下面に
は、軸51の回転を規制する回転規制部材59がシャフ
トホルダ60によってZ,θ軸6と平行に立設固定され
ている。回転規制部材59の下部には、ブッシュホルダ
61にてプレート3に固定されたリニアブッシュ62に
よって上下方向にスライド自在に保持されている。この
ため、Z,θ軸6が上下動かつ回転した場合、軸51は
Z,θ軸6の上下動に追従して上下動するが、Z,θ軸
6の回転に追従せず、プレート3に対しても回転しない
ようになっている。
ット58によって固定されており、連結板57の下面に
は、軸51の回転を規制する回転規制部材59がシャフ
トホルダ60によってZ,θ軸6と平行に立設固定され
ている。回転規制部材59の下部には、ブッシュホルダ
61にてプレート3に固定されたリニアブッシュ62に
よって上下方向にスライド自在に保持されている。この
ため、Z,θ軸6が上下動かつ回転した場合、軸51は
Z,θ軸6の上下動に追従して上下動するが、Z,θ軸
6の回転に追従せず、プレート3に対しても回転しない
ようになっている。
【0029】軸51の下部先端には、ツーリングユニッ
ト30を保持するタレット63が上記フランジ50と平
行に取付けられている。タレット63には、所要のワ−
クに合わせて2個以上複数のツーリングユニット30が
取付孔35を介して取付けられている。なお、ツーリン
グユニット30は実施例1のものと同様に構成されてい
る。
ト30を保持するタレット63が上記フランジ50と平
行に取付けられている。タレット63には、所要のワ−
クに合わせて2個以上複数のツーリングユニット30が
取付孔35を介して取付けられている。なお、ツーリン
グユニット30は実施例1のものと同様に構成されてい
る。
【0030】各ツーリングユニット30の真空吸着部4
2に取付けたエアー継手44には、それぞれエアーホー
ス64が接続されている。すなわち、エアーホース64
はツーリングユニット30の数と同数配置され、不図示
の電磁弁を介して不図示の真空ポンプにそれぞれ連結さ
れている。これらのエアーホース64は、フランジ50
が回転する際にフランジ50の回転を阻害しないよう
に、プレート3に取付けたガイド65によりまとめられ
て保持されている。
2に取付けたエアー継手44には、それぞれエアーホー
ス64が接続されている。すなわち、エアーホース64
はツーリングユニット30の数と同数配置され、不図示
の電磁弁を介して不図示の真空ポンプにそれぞれ連結さ
れている。これらのエアーホース64は、フランジ50
が回転する際にフランジ50の回転を阻害しないよう
に、プレート3に取付けたガイド65によりまとめられ
て保持されている。
【0031】次に、本実施例のハンドリング装置の作用
を説明すると、まず、Z,θ軸6を回転してフランジ5
0に取付けた押し下げ用シリンダ16を、所要のワ−ク
を吸着保持するツーリングユニット30の上方に選択し
つつ位置させる。次に、押し下げ用シリンダ16を作動
させて軸32を押圧し真空吸着部42を下降する。その
後、ワ−ク吸着部31がワ−クを吸着保持し得る位置ま
で下降した時、電磁弁を操作して真空ポンプとワ−ク吸
着部31とをエアーホース64を介して接続し、所要ワ
−クをワ−ク吸着部31で真空吸着する。ワ−クを吸着
した後、押し下げ用シリンダ16を作動して押圧部17
を上昇すると、ワ−ク吸着部31はワ−クを吸着保持し
たままバネ41の作用によって上昇する。
を説明すると、まず、Z,θ軸6を回転してフランジ5
0に取付けた押し下げ用シリンダ16を、所要のワ−ク
を吸着保持するツーリングユニット30の上方に選択し
つつ位置させる。次に、押し下げ用シリンダ16を作動
させて軸32を押圧し真空吸着部42を下降する。その
後、ワ−ク吸着部31がワ−クを吸着保持し得る位置ま
で下降した時、電磁弁を操作して真空ポンプとワ−ク吸
着部31とをエアーホース64を介して接続し、所要ワ
−クをワ−ク吸着部31で真空吸着する。ワ−クを吸着
した後、押し下げ用シリンダ16を作動して押圧部17
を上昇すると、ワ−ク吸着部31はワ−クを吸着保持し
たままバネ41の作用によって上昇する。
【0032】次に、ワ−クを吸着保持したまま、次の所
要のワ−クを保持するため、フランジ50を回転させ、
目的のツーリングユニット30の上方に押し下げ用シリ
ンダ16を位置させる。そして、上記と同様な動作を行
い所要のワ−クを吸着保持する。その後、かかる動作を
繰り返すことにより、タレット63に配置したツーリン
グユニット30の数だけ順次吸着保持することができ
る。
要のワ−クを保持するため、フランジ50を回転させ、
目的のツーリングユニット30の上方に押し下げ用シリ
ンダ16を位置させる。そして、上記と同様な動作を行
い所要のワ−クを吸着保持する。その後、かかる動作を
繰り返すことにより、タレット63に配置したツーリン
グユニット30の数だけ順次吸着保持することができ
る。
【0033】上記動作によりワ−クを吸着保持した後、
ハンドリング装置を被組付対象物に移動し、被組付対象
物のワ−ク装着位置に所要ワ−クを吸着保持したツーリ
ングユニット30を位置させる。そして、フランジ50
を回転して押し下げ用シリンダ16を上記ツーリングユ
ニット30の上方に位置させ、押し下げ用シリンダ16
を作動してワ−ク吸着部31を下降し、ワ−クを被組付
対象物に組み付けられる。組み付けが完了した後、電磁
弁を操作して組みけしたワ−クの吸着保持を解除してワ
−ク吸着部31を上昇させる。かかる組み付け操作を順
次行い、各ツーリングユニット30が吸着保持したワ−
クの組み付けを行う。
ハンドリング装置を被組付対象物に移動し、被組付対象
物のワ−ク装着位置に所要ワ−クを吸着保持したツーリ
ングユニット30を位置させる。そして、フランジ50
を回転して押し下げ用シリンダ16を上記ツーリングユ
ニット30の上方に位置させ、押し下げ用シリンダ16
を作動してワ−ク吸着部31を下降し、ワ−クを被組付
対象物に組み付けられる。組み付けが完了した後、電磁
弁を操作して組みけしたワ−クの吸着保持を解除してワ
−ク吸着部31を上昇させる。かかる組み付け操作を順
次行い、各ツーリングユニット30が吸着保持したワ−
クの組み付けを行う。
【0034】本実施例によれば、電磁弁の操作により、
各ツーリングユニット30毎にワ−クの吸着保持および
その解除を行うことができる。
各ツーリングユニット30毎にワ−クの吸着保持および
その解除を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ツーリングユニット毎
に真空吸着状態および非吸着状態へ切り替える切替手段
を設けたので、他のツーリングユニットとは別個に所要
のツーリングユニットでワ−クを吸着保持することがで
きる。よって、2個以上のワ−クを同時にハンドリング
装置で保持しつつ、被組付対象物に対しワ−クを供給す
ることができ、サイクルタイムの短いワ−ク組み付が可
能となる。
に真空吸着状態および非吸着状態へ切り替える切替手段
を設けたので、他のツーリングユニットとは別個に所要
のツーリングユニットでワ−クを吸着保持することがで
きる。よって、2個以上のワ−クを同時にハンドリング
装置で保持しつつ、被組付対象物に対しワ−クを供給す
ることができ、サイクルタイムの短いワ−ク組み付が可
能となる。
【図1】本発明に係るハンドリング装置の実施例1を一
部断面にして示す正面図である。
部断面にして示す正面図である。
【図2】ハンドリング装置を装着するロボットを概略的
に示す斜視図である。
に示す斜視図である。
【図3】タレットの一部切欠正面図である。
【図5】ツーリングユニットの吸着状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図6】ツーリングユニットの吸着状態時のスプールの
位置を示す断面図である。
位置を示す断面図である。
【図7】ツーリングユニットの開放時のスプールの位置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】本発明に係るハンドリング装置の実施例2を一
部断面にして示す正面図である。
部断面にして示す正面図である。
1 X軸 2 Y軸 6 Z,θ軸 7,50 フランジ 9,63 タレット 12,59 回転規制部材 16 ツーリングユニット押し下げ用シリンダ 18 スプール押し下げ用シリンダ 19 スプール引き上げ用シリンダ 30 ツーリングユニット 31 ワ−ク吸着部 33 スプール 39 通気孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンドリング装置の実施例1を一
部断面にして示す正面図である。
部断面にして示す正面図である。
【図2】ハンドリング装置を装着するロボットを概略的
に示す斜視図である。
に示す斜視図である。
【図3】タレットの一部切欠正面図である。
【図4】タレットの平面図である。
【図5】ツーリングユニットの吸着状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図6】ツーリングユニットの吸着状態時のスプールの
位置を示す断面図である。
位置を示す断面図である。
【図7】ツーリングユニットの開放時のスプールの位置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】本発明に係るハンドリング装置の実施例2を一
部断面にして示す正面図である。
部断面にして示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 被組付対象物にワ−クの供給、組付けを
行うXYZθ軸を備えた直交座標型のロボットに装着す
る複数のツーリングユニットを設けたハンドリング装置
において、Z軸(鉛直軸)方向に移動かつZ軸回りに回
転自在なZ,θ軸の下端部に取付けられ複数のツーリン
グユニットをZ軸から略等距離に配置しZ,θ軸ととも
に移動かつ回転するタレットと、タレットに設けられツ
ーリングユニット毎にワ−クの真空吸着状態および非吸
着状態に切替える切替手段と、タレットの上方でZ,θ
軸に回転自在に取付けられZ,θ軸とともに上下動する
フランジと、前記ツーリングユニットをワ−クに接近す
べくフランジに設けたツーリングユニット駆動手段と、
フランジの回転を規制する規制手段とからなることを特
徴とするハンドリング装置。 - 【請求項2】 被組付対象物にワ−クの供給、組付けを
行うXYZθ軸を備えた直交座標型のロボットに装着す
る複数のツーリングユニットを設けたハンドリング装置
において、Z軸(鉛直軸)方向に移動かつZ軸回りに回
転自在なZ,θ軸の内部に挿入されZ,θ軸とともに移
動する軸と、軸の下端部に取付けられ複数のツーリング
ユニットをZ軸から略等距離に配置したタレットと、ツ
ーリングユニット毎にワ−クの真空吸着状態および非吸
着状態に切替える切替手段と、タレットの上方でZ,θ
軸に固定されたフランジと、前記ツーリングユニットを
ワ−クに接近すべくフランジに設けたツーリングユニッ
ト駆動手段と、タレットの回転を規制する回転規制手段
とからなることを特徴とするハンドリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23741891A JPH06114774A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | ハンドリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23741891A JPH06114774A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | ハンドリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114774A true JPH06114774A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17015066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23741891A Withdrawn JPH06114774A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | ハンドリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114774A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019116528A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2019-06-20 | 株式会社Fuji | エンドエフェクタ,多関節ロボット及び作業実行装置 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP23741891A patent/JPH06114774A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019116528A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2019-06-20 | 株式会社Fuji | エンドエフェクタ,多関節ロボット及び作業実行装置 |
CN111405967A (zh) * | 2017-12-15 | 2020-07-10 | 株式会社富士 | 末端执行器、多关节机器人及作业执行装置 |
JPWO2019116528A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2020-11-19 | 株式会社Fuji | エンドエフェクタ,多関節ロボット及び作業実行装置 |
CN111405967B (zh) * | 2017-12-15 | 2023-02-24 | 株式会社富士 | 末端执行器、多关节机器人及作业执行装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |