JPH06114560A - ワ−ク自動送りシ−ム溶接装置 - Google Patents
ワ−ク自動送りシ−ム溶接装置Info
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- JPH06114560A JPH06114560A JP29072692A JP29072692A JPH06114560A JP H06114560 A JPH06114560 A JP H06114560A JP 29072692 A JP29072692 A JP 29072692A JP 29072692 A JP29072692 A JP 29072692A JP H06114560 A JPH06114560 A JP H06114560A
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 abstract description 4
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
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- Manipulator (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガソリン燃料タンクの溶接軌道をロボットを
用いてシ−ム溶接する装置であって,,ロボット側と電
極輪側のワ−ク送り速度を同期させてシ−ム溶接する。 【構成】 ワ−クの溶接軌道を一対の電極輪で挟持し,
この電極輪を連続駆動しつつ,これに必要な加圧力と溶
接電流を与えて溶接を行うシ−ム溶接機と,前記ワ−ク
をワ−ク保持装置に搭載し,教示されたプログラムに従
ってワ−クの溶接軌道を前記電極間に誘導する産業用ロ
ボットとからなり,前記電極輪の駆動源として定出力特
性を有するエア−モ−タ又は電動モ−タを使用する。し
たがって,ロボット側のワ−ク送り速度と電極輪速度と
の間に速度差による無理が生じた時に,前記モ−タの出
力回転数が垂下特性により自動的に制御されてロボット
側の送り速度に同調して正規速度に復帰するため,溶接
速度が一定し,安定した溶接品質が得られる。
用いてシ−ム溶接する装置であって,,ロボット側と電
極輪側のワ−ク送り速度を同期させてシ−ム溶接する。 【構成】 ワ−クの溶接軌道を一対の電極輪で挟持し,
この電極輪を連続駆動しつつ,これに必要な加圧力と溶
接電流を与えて溶接を行うシ−ム溶接機と,前記ワ−ク
をワ−ク保持装置に搭載し,教示されたプログラムに従
ってワ−クの溶接軌道を前記電極間に誘導する産業用ロ
ボットとからなり,前記電極輪の駆動源として定出力特
性を有するエア−モ−タ又は電動モ−タを使用する。し
たがって,ロボット側のワ−ク送り速度と電極輪速度と
の間に速度差による無理が生じた時に,前記モ−タの出
力回転数が垂下特性により自動的に制御されてロボット
側の送り速度に同調して正規速度に復帰するため,溶接
速度が一定し,安定した溶接品質が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,たとえば自動車のガソ
リン燃料タンクのような容器類(以下 ワ−クという)
に二次元的又は三次元的に形成されたフランジを気密に
シ−ム溶接する場合に,産業用ロボットを使用してワ−
クのフランジを溶接するワ−ク自動送りシ−ム溶接装置
に関する。
リン燃料タンクのような容器類(以下 ワ−クという)
に二次元的又は三次元的に形成されたフランジを気密に
シ−ム溶接する場合に,産業用ロボットを使用してワ−
クのフランジを溶接するワ−ク自動送りシ−ム溶接装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットを使用してワ−クをシ−
ム溶接機の電極位置に誘導しながら溶接する装置には,
次のような発明装置が先に提案されている。たとえば,
特開平2−92471号公報「燃料タンクの自動シ−ム
溶接装置」及び特開昭61−276782号公報「シ−
ム溶接機におけるワ−ク誘導装置」に記載されたワ−ク
自動送り装置は,いずれも今までのような機械的なカム
倣い制御によって溶接軌道を誘導するのではなく,ロボ
ットシステムを応用し,二次元的又は三次元的な溶接軌
道を有するワ−クを数値的制御等によるロボットを使っ
て誘導するものである。これら従来の装置は,ワ−クの
モデルチエンジが頻繁に行われてもティ−チング或いは
デ−タのインプットを変更するだけであるから,従来装
置のようにカム倣い装置が要らなくなり,多品種のワ−
クを同一ラインで生産することができると言う大きな経
済的メリットを享受する。
ム溶接機の電極位置に誘導しながら溶接する装置には,
次のような発明装置が先に提案されている。たとえば,
特開平2−92471号公報「燃料タンクの自動シ−ム
溶接装置」及び特開昭61−276782号公報「シ−
ム溶接機におけるワ−ク誘導装置」に記載されたワ−ク
自動送り装置は,いずれも今までのような機械的なカム
倣い制御によって溶接軌道を誘導するのではなく,ロボ
ットシステムを応用し,二次元的又は三次元的な溶接軌
道を有するワ−クを数値的制御等によるロボットを使っ
て誘導するものである。これら従来の装置は,ワ−クの
モデルチエンジが頻繁に行われてもティ−チング或いは
デ−タのインプットを変更するだけであるから,従来装
置のようにカム倣い装置が要らなくなり,多品種のワ−
クを同一ラインで生産することができると言う大きな経
済的メリットを享受する。
【0003】これらの従来装置にはワ−クの送り動作と
電極輪の回転動作が同期するように設定される必要があ
るが,ワ−ク送りと電極輪の駆動が独立して行われてい
ると,電極輪とワ−クとの間に速度差による無理が生じ
た場合,ワ−クと電極輪との間に安定した動作が得られ
なくなる。このような場合の対策として,従来ではたと
えば特公平3−68791号公報「自動シ−ム溶接装置
における制御方法」に開示されているように,ワ−クを
支持するロボットの手首軸に作用する実際のトルクと,
電極輪によるワ−クの実際の送り量とロボットの動きに
よるワ−クの送り量とが合致しているときに手首軸に作
用する正規のトルクとの偏差を検出し,この偏差に応じ
て電極輪の回転速度を変化させるものが提案されてい
る。
電極輪の回転動作が同期するように設定される必要があ
るが,ワ−ク送りと電極輪の駆動が独立して行われてい
ると,電極輪とワ−クとの間に速度差による無理が生じ
た場合,ワ−クと電極輪との間に安定した動作が得られ
なくなる。このような場合の対策として,従来ではたと
えば特公平3−68791号公報「自動シ−ム溶接装置
における制御方法」に開示されているように,ワ−クを
支持するロボットの手首軸に作用する実際のトルクと,
電極輪によるワ−クの実際の送り量とロボットの動きに
よるワ−クの送り量とが合致しているときに手首軸に作
用する正規のトルクとの偏差を検出し,この偏差に応じ
て電極輪の回転速度を変化させるものが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,この方
法によるトルク偏差を検出するための検出器は,ロボッ
トの手首軸に作用する歪量を検出するものであるから,
実際には手首軸以外の,離れたア−ム部あるいはワ−ク
の保持装置(受け台)等またはシ−ム溶接機のア−ム側
にもひずみが発生し易く,回転電極とワ−クとの非同期
時の真の歪量を検出することは難しく,しかも,トルク
偏差に応じて電極輪の回転速度を制御するための制御器
が必要であった。
法によるトルク偏差を検出するための検出器は,ロボッ
トの手首軸に作用する歪量を検出するものであるから,
実際には手首軸以外の,離れたア−ム部あるいはワ−ク
の保持装置(受け台)等またはシ−ム溶接機のア−ム側
にもひずみが発生し易く,回転電極とワ−クとの非同期
時の真の歪量を検出することは難しく,しかも,トルク
偏差に応じて電極輪の回転速度を制御するための制御器
が必要であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,前記の問題を
解決するために開発されたものである。具体的には,ワ
−クの溶接軌道を一対の電極輪で挟持し,この電極輪を
連続駆動しつつ,これに溶接に必要な加圧力と溶接電流
を与えて溶接を行うシ−ム溶接機と,前記ワ−クをワ−
ク保持装置に搭載し,教示されたプログラムに従ってワ
−クの溶接軌道を前記電極間に誘導する産業用ロボット
とからなり,前記電極輪の駆動源として定出力特性を有
するエア−モ−タ又は電動モ−タを使用し,上記ロボッ
トと回転電極による送り速度を同期させるという,技術
的手段を講じたものである。
解決するために開発されたものである。具体的には,ワ
−クの溶接軌道を一対の電極輪で挟持し,この電極輪を
連続駆動しつつ,これに溶接に必要な加圧力と溶接電流
を与えて溶接を行うシ−ム溶接機と,前記ワ−クをワ−
ク保持装置に搭載し,教示されたプログラムに従ってワ
−クの溶接軌道を前記電極間に誘導する産業用ロボット
とからなり,前記電極輪の駆動源として定出力特性を有
するエア−モ−タ又は電動モ−タを使用し,上記ロボッ
トと回転電極による送り速度を同期させるという,技術
的手段を講じたものである。
【0006】
【作 用】本発明では,ワ−ク側の送り装置は,シ−ム
溶接機の電極輪の回転速度とワ−クの送り速度が同期す
るように,予めプログラム設定されたワ−クの溶接軌道
情報に従って動作する。ワ−クは多関節ロボットのア−
ム先端に設けた回転自在のワ−ク保持装置にクランプ保
持された後,シ−ム溶接機の電極輪の前面に送られる。
ワ−クが所定位置に送られると,開放した上下電極輪間
にワ−クのフランジが挿入される。次いで,上部電極が
下降し,溶接軌道の溶接スタ−ト位置が電極間で挟持さ
れる。電極輪間に所定の加圧力が与えられて溶接電流が
通電され,電極輪の回転駆動が開始されると,ワ−ク送
りは直線部とコ−ナR部とその他R部が電極輪の回転速
度と同期して駆動される。電極の回転駆動は,上下個々
に設けたモ−タによりナ−ルギャを介して行われる。
溶接機の電極輪の回転速度とワ−クの送り速度が同期す
るように,予めプログラム設定されたワ−クの溶接軌道
情報に従って動作する。ワ−クは多関節ロボットのア−
ム先端に設けた回転自在のワ−ク保持装置にクランプ保
持された後,シ−ム溶接機の電極輪の前面に送られる。
ワ−クが所定位置に送られると,開放した上下電極輪間
にワ−クのフランジが挿入される。次いで,上部電極が
下降し,溶接軌道の溶接スタ−ト位置が電極間で挟持さ
れる。電極輪間に所定の加圧力が与えられて溶接電流が
通電され,電極輪の回転駆動が開始されると,ワ−ク送
りは直線部とコ−ナR部とその他R部が電極輪の回転速
度と同期して駆動される。電極の回転駆動は,上下個々
に設けたモ−タによりナ−ルギャを介して行われる。
【0007】すなわち,ワ−ク送りはロボット側の主動
で行われ,また電極側の駆動は従動で行われる。つまり
ロボット側は一定速度で動き,これに従って同一速度で
電極輪が従動すべく,補助駆動のモ−タ出力回転数がロ
ボット側の駆動に同調してその速度が決められる。たと
えば,ロボット側の送り速度に電極輪速度が同調しなく
なり,たとえば遅くなったとすると,補助駆動のモ−タ
のトルクがモ−タ特性上から自動的に制御(トルクアッ
プ)されて正規速度に素早く復帰するようになる。これ
により,ロボットのワ−ク送りと,電極輪の回転速度と
が同期して,ワ−クの溶接軌道を正確に電極加圧位置に
誘導することができる。したがって,従来のように,電
極輪とワ−クとの非同期時の真の歪量を検出するような
設備がいらなくなる。
で行われ,また電極側の駆動は従動で行われる。つまり
ロボット側は一定速度で動き,これに従って同一速度で
電極輪が従動すべく,補助駆動のモ−タ出力回転数がロ
ボット側の駆動に同調してその速度が決められる。たと
えば,ロボット側の送り速度に電極輪速度が同調しなく
なり,たとえば遅くなったとすると,補助駆動のモ−タ
のトルクがモ−タ特性上から自動的に制御(トルクアッ
プ)されて正規速度に素早く復帰するようになる。これ
により,ロボットのワ−ク送りと,電極輪の回転速度と
が同期して,ワ−クの溶接軌道を正確に電極加圧位置に
誘導することができる。したがって,従来のように,電
極輪とワ−クとの非同期時の真の歪量を検出するような
設備がいらなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明装置の1実施例を概略的に記載
した図面に基づいて説明する。図1は,たとえばワ−ク
側の自動送り装置として多関節ロボットを用いた場合の
シ−ム溶接装置の概略説明図である。符号1はロボット
全体を示す。2はシ−ム溶接機である。3はロボット本
体,4は回転軸に連結されたア−ム,5はア−ムの手首
軸,6はア−ム先端の手首軸に連結されたワ−クWをワ
−ク保持装置である。このワ−ク保持装置はたとえばマ
グネット吸着式,又はエア−吸着式のほか,ワ−クWを
機械的に支持するクランプ方式などいろいろな保持手段
が考えられる。このワ−ク保持装置は手首軸5に内蔵の
モ−タ等により水平面内を回転駆動するように支持され
る。
した図面に基づいて説明する。図1は,たとえばワ−ク
側の自動送り装置として多関節ロボットを用いた場合の
シ−ム溶接装置の概略説明図である。符号1はロボット
全体を示す。2はシ−ム溶接機である。3はロボット本
体,4は回転軸に連結されたア−ム,5はア−ムの手首
軸,6はア−ム先端の手首軸に連結されたワ−クWをワ
−ク保持装置である。このワ−ク保持装置はたとえばマ
グネット吸着式,又はエア−吸着式のほか,ワ−クWを
機械的に支持するクランプ方式などいろいろな保持手段
が考えられる。このワ−ク保持装置は手首軸5に内蔵の
モ−タ等により水平面内を回転駆動するように支持され
る。
【0009】シ−ム溶接機2は上下一対のシ−ム溶接用
電極輪7及びシ−ム溶接用電極輪8を有するもので,こ
れら電極輪7及び8はモ−タM1及びモ−タM2の回転
力を出力軸10及び出力軸11を介してナ−ルギャ(図
省略)に伝達して回転駆動するものである。12は電極
輪7の加圧シリンダである。前記モ−タは定出力特性
(垂下特性)の形式を使用し,モ−タトルクがロボット
側の主動送りに対し自動的に制御されるものである。
電極輪7及びシ−ム溶接用電極輪8を有するもので,こ
れら電極輪7及び8はモ−タM1及びモ−タM2の回転
力を出力軸10及び出力軸11を介してナ−ルギャ(図
省略)に伝達して回転駆動するものである。12は電極
輪7の加圧シリンダである。前記モ−タは定出力特性
(垂下特性)の形式を使用し,モ−タトルクがロボット
側の主動送りに対し自動的に制御されるものである。
【0010】図2は本発明装置のモ−タトルクTと回転
数nとの定出力特性関係をグラフに表したものである。
ロボットはたとえばX軸,Y軸,Z軸,R軸,Θ軸の5
自由軸を移動する。この場合,ロボットの送り速度が遅
くなり,補助駆動の回転数a1がb1に遅くなったとす
ると,トルクはa2からb2にアップする。したがっ
て,電極輪7及び電極輪8を介してワ−クを駆動し,ロ
ボットに駆動力をアップさせてロボットの送り量を補っ
て正規速度に復帰せさる。この結果,ロボットと電極輪
の送り速度が同期し,溶接速度を安定させる。
数nとの定出力特性関係をグラフに表したものである。
ロボットはたとえばX軸,Y軸,Z軸,R軸,Θ軸の5
自由軸を移動する。この場合,ロボットの送り速度が遅
くなり,補助駆動の回転数a1がb1に遅くなったとす
ると,トルクはa2からb2にアップする。したがっ
て,電極輪7及び電極輪8を介してワ−クを駆動し,ロ
ボットに駆動力をアップさせてロボットの送り量を補っ
て正規速度に復帰せさる。この結果,ロボットと電極輪
の送り速度が同期し,溶接速度を安定させる。
【0011】次に,本発明装置によるシ−ム溶接動作を
説明する。予め,ロボット1にシ−ム溶接機2の電極輪
7及び8の回転速度とワ−クWの送り速度とを同期させ
るための必要なデ−タ及びワ−クの二次元的または三次
元的な軌跡誘導を数値制御等の駆動に必要なデ−タを記
憶させ,そのプログラム動作順でワ−クを移動させる準
備を行う。今,ワ−クWをワ−ク保持装置6にセットす
る。ワ−クが固定されると,ロボっトがプログラムに従
って移動し,シ−ム溶接機2の電極輪7及び電極輪8の
前面にワ−クを搬送し,開放した上下電極輪間にフラン
ジを挿入する。
説明する。予め,ロボット1にシ−ム溶接機2の電極輪
7及び8の回転速度とワ−クWの送り速度とを同期させ
るための必要なデ−タ及びワ−クの二次元的または三次
元的な軌跡誘導を数値制御等の駆動に必要なデ−タを記
憶させ,そのプログラム動作順でワ−クを移動させる準
備を行う。今,ワ−クWをワ−ク保持装置6にセットす
る。ワ−クが固定されると,ロボっトがプログラムに従
って移動し,シ−ム溶接機2の電極輪7及び電極輪8の
前面にワ−クを搬送し,開放した上下電極輪間にフラン
ジを挿入する。
【0012】次いで,電極輪7及び電極輪8が溶接軌道
の溶接スタ−ト位置をクランプする。両電極でクランプ
を完了し電極輪間に溶接に必要な加圧力が与えられ溶接
電流を通電しながら電極輪が回転すると,ワ−クWはロ
ボットによる記憶されたプログラムに従って誘導され
る。この間,溶接軌道が上記電極間を水平面的な空間を
電極輪の回転と同期して案内されるが,電極輪7及び電
極輪8の回転速度とロボット側のワ−ク送り速度とが何
らかの原因で速度差を生じたときに,結果として,補助
駆動のモ−タ出力回転数が変化するが,モ−タの定出力
特性で補助駆動力を加減してロボットに与えることによ
って,ロボットと電極輪の送り速度が同期する。こうし
て,ワ−ク送りを正規速度に復帰しながら溶接軌道部に
無理な力をかけないで正確に電極加圧位置に誘導するこ
とができる。
の溶接スタ−ト位置をクランプする。両電極でクランプ
を完了し電極輪間に溶接に必要な加圧力が与えられ溶接
電流を通電しながら電極輪が回転すると,ワ−クWはロ
ボットによる記憶されたプログラムに従って誘導され
る。この間,溶接軌道が上記電極間を水平面的な空間を
電極輪の回転と同期して案内されるが,電極輪7及び電
極輪8の回転速度とロボット側のワ−ク送り速度とが何
らかの原因で速度差を生じたときに,結果として,補助
駆動のモ−タ出力回転数が変化するが,モ−タの定出力
特性で補助駆動力を加減してロボットに与えることによ
って,ロボットと電極輪の送り速度が同期する。こうし
て,ワ−ク送りを正規速度に復帰しながら溶接軌道部に
無理な力をかけないで正確に電極加圧位置に誘導するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】以上で説明したように,本発明装置によ
ればたとえば自動車のガソリン燃料タンクのようなワ−
クに二次元的又は三次元的に形成されたフランジを気密
にシ−ム溶接する場合に,ロボットと電極輪のワ−ク送
り速度がモ−タの定出力特性(垂下特性)により素早く
同期するため,二次元的又は三次元的な溶接軌跡の溶接
速度が殆ど一定となり安定した溶接品質が得られる。す
なわち,ワ−クのコ−ナR部などでワ−クの回転送り速
度が下がった時に,電極側のトルクがアップしその遅れ
量を補ってロボット側の送り速度と同期するため,溶接
線軌跡が電極加圧位置から外れずに,しかも治具やワ−
クにもムリな力がかからずに歪が少なく,結果として溶
接品質向上が図れる。また,従来のように手首軸の歪を
電気的に検出してその歪に応じて電極輪の回転速度を修
正する方法と比べても,制御動作が複雑でなく構造が簡
単になる。
ればたとえば自動車のガソリン燃料タンクのようなワ−
クに二次元的又は三次元的に形成されたフランジを気密
にシ−ム溶接する場合に,ロボットと電極輪のワ−ク送
り速度がモ−タの定出力特性(垂下特性)により素早く
同期するため,二次元的又は三次元的な溶接軌跡の溶接
速度が殆ど一定となり安定した溶接品質が得られる。す
なわち,ワ−クのコ−ナR部などでワ−クの回転送り速
度が下がった時に,電極側のトルクがアップしその遅れ
量を補ってロボット側の送り速度と同期するため,溶接
線軌跡が電極加圧位置から外れずに,しかも治具やワ−
クにもムリな力がかからずに歪が少なく,結果として溶
接品質向上が図れる。また,従来のように手首軸の歪を
電気的に検出してその歪に応じて電極輪の回転速度を修
正する方法と比べても,制御動作が複雑でなく構造が簡
単になる。
【図1】本発明装置のワ−ク自動送りシ−ム溶接装置の
1実施例を示す概略説明図である。
1実施例を示す概略説明図である。
【図2】本発明装置におけるモ−タトルクと回転数の定
出力特性関係を表したグラフである。
出力特性関係を表したグラフである。
1 ロボット 10 駆動軸 2 シ−ム溶接機 11 駆動軸 3 ロボット本体 12 加圧シリ
ンダ 4 ア−ム 5 手首軸 6 ワ−ク保持装置 7 電極輪 8 電極輪 M1〜M2 駆動源(電動モ−タ) W ワ−ク
ンダ 4 ア−ム 5 手首軸 6 ワ−ク保持装置 7 電極輪 8 電極輪 M1〜M2 駆動源(電動モ−タ) W ワ−ク
Claims (1)
- 【請求項1】ワ−クの溶接軌道を一対の電極輪で挟持
し,この電極輪を連続駆動しつつ,これに必要な加圧力
と溶接電流を与えて溶接を行うシ−ム溶接機と,前記ワ
−クをワ−ク保持装置に搭載し,教示されたプログラム
に従ってワ−クの溶接軌道を前記電極間に誘導する産業
用ロボットとからなり,前記電極輪の駆動源として定出
力特性を有するエア−モ−タ又は電動モ−タを使用し,
上記ロボットと回転電極による送り速度を同期したこと
を特徴とするワ−ク自動送りシ−ム溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29072692A JPH06114560A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ワ−ク自動送りシ−ム溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29072692A JPH06114560A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ワ−ク自動送りシ−ム溶接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114560A true JPH06114560A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17759735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29072692A Pending JPH06114560A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ワ−ク自動送りシ−ム溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114560A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002331484A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-19 | Honda Motor Co Ltd | 作業用ロボットの治工具交換方法及びその治工具ストッカ |
WO2011034354A3 (ko) * | 2009-09-16 | 2011-07-07 | 주식회사 효성 | 이동식 심용접기 및 그 용접 제어방법 |
US8276804B2 (en) * | 2007-06-07 | 2012-10-02 | Nippon Steel Corporation | Manufacturing method of fuel tank, and fuel tank |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP29072692A patent/JPH06114560A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002331484A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-19 | Honda Motor Co Ltd | 作業用ロボットの治工具交換方法及びその治工具ストッカ |
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