JPH06114459A - ダムバーカット方法及びダムバーカット装置 - Google Patents

ダムバーカット方法及びダムバーカット装置

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JPH06114459A
JPH06114459A JP4061188A JP6118892A JPH06114459A JP H06114459 A JPH06114459 A JP H06114459A JP 4061188 A JP4061188 A JP 4061188A JP 6118892 A JP6118892 A JP 6118892A JP H06114459 A JPH06114459 A JP H06114459A
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JP
Japan
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dam bar
punch
dam
punching
bar
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JP4061188A
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English (en)
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Fumio Miyajima
文夫 宮島
Takashi Matsui
高志 松井
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Apic Yamada Corp
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Apic Yamada Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダムバーカットパンチの偏磨耗等を防止して
パンチの耐久性を効果的に向上させ、高密度にリードが
形成されたリードフレームのダムバーカットを容易に行
うこと。 【構成】 リード間のダムバー配置に合わせたくし刃2
0aを形成したダムバーカットパンチ20を用いて、樹
脂モールド後のリードフレーム10からダムバーを打ち
抜いて除去するダムバーカット方法において、前記ダム
バーを打ち抜き除去する際に、はじめにダムバーカット
パンチ20を用いてダムバーを半抜きする工程と、半抜
きしたダムバーを抜き落とす抜き落とし工程の2工程に
よって行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダムバーカット方法及び
ダムバーカット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂モールド後のリードフレームは樹脂
バリ落としおよびダムバー除去を行った後、アウターリ
ードをフォーミングして製品化される。ダムバーはモー
ルド樹脂の流れ止めとしてリード間を相互に連結する
が、ダムバーカット工程はこのダムバー部分を削除する
ことによってリードを各々独立させるものである。図5
は従来のダムバーカット方法を示す。図で10はリード
フレーム、12はダイ、14はパンチガイドである。1
6はダムバーを抜き落とすためのダムバーカットパンチ
で、ダムバーカットパンチ16の先端にはリード間の各
々のダムバー位置に合わせてくし刃16aが形成されて
いる。パンチガイド14およびダイ12には各々のくし
刃16aをガイドするガイド孔が形成され、ダムバーカ
ットパンチ16でダムバーを打ち抜くことによってリー
ド間のダムバーが除去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにダムバー
カットパンチはリード間のダムバー位置に合わせてくし
刃状に形成するが、最近のリードフレームはきわめて高
密度化しており、リード間隔が0.5mm 〜0.3mm 程度まで
狭まってきた。このためダムバーカットパンチに形成す
るくし刃の厚みが必然的に薄くなり、リードピッチが0.
3mm のものではくし刃の厚さが0.12mm程度となる。図5
に示すようにダムバーカットパンチ16はパンチガイド
14でくし刃16aをガイドして打ち抜き加工を施す
が、上記のようにくし刃16aの厚みが薄くなり厚さに
対する長さ比が大きくなることから座屈強度が低下し、
パンチに対する負荷が増大してパンチが破損しあるいは
磨耗しやすくなるという問題点が生じる。また、ダムバ
ーカットパンチの製作に微細な加工が必要となりその製
作が困難になるという問題点もある。
【0004】また、ダムバーカットパンチでダムバーを
打ち抜く際にモールド樹脂のシュリンク作用によってリ
ードに圧縮応力が作用し、ダムバーカットパンチに側圧
が加わってパンチが偏磨耗し寿命を短くするという問題
点があった。また、リードが高密度になりリード間隔が
狭くなることによってダムバーカットパンチの強度が低
下することを抑える方法として、ダムバーカットパンチ
に形成するくし刃をリードの1本おきとし、ダムバーカ
ットパンチで2回に分けてダムバーを打ち抜く方法もあ
る。しかし、この方法の場合もモールド樹脂のシュリン
ク作用によってダムバーカットパンチの偏磨耗が生じる
こと、1回目にダムバーカットパンチでダムバーを打ち
抜いた際にリード位置がシフトし2回目のダムバーカッ
トパンチの位置合わせが難しくなるといった問題点があ
った。そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなされ
たものであり、その目的とするところは、ダムバーカッ
トパンチの偏磨耗等を防止してパンチの耐久性を効果的
に向上させることができ、より高密度にリードが形成さ
れたリードフレームのダムバーカットに好適に適用する
ことのできるダムバーカット方法およびダムバーカット
装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、リード間のダム
バー配置に合わせたくし刃を形成したダムバーカットパ
ンチを用いて、樹脂モールド後のリードフレームからダ
ムバーを打ち抜いて除去するダムバーカット方法におい
て、前記ダムバーを打ち抜き除去する際に、はじめにダ
ムバーカットパンチを用いてダムバーを半抜きする工程
と、半抜きしたダムバーを抜き落とす抜き落とし工程の
2工程によって行うことを特徴とする。また、前記抜き
落とし工程において、ダムバーを抜き落とすくし刃を有
する抜き落としパンチを用いること、また前記抜き落と
し工程において、ウォータージェット方法によってダム
バーを抜き落とすことを特徴とする。また、リード間の
ダムバー配置に合わせたくし刃を形成したダムバーカッ
トパンチを用いて、樹脂モールド後のリードフレームか
らダムバーを打ち抜いて除去するダムバーカット装置に
おいて、前記ダムバーを打ち抜き除去する際に、はじめ
にダムバーを半抜きすべく、くし刃状に形成したダムバ
ーカットパンチ及び該ダムバーカットパンチとの間でダ
ムバーを半抜きするためのくし状の受け部を有するノッ
クアウトを設け、次いで、ダムバーを抜き落とすべくダ
ムバー配置に合わせてくし刃状に形成した抜き落としパ
ンチおよび該抜き落としパンチとの間でダムバーを抜き
落とすダイを設けたことを特徴とする。また。、前記ダ
ムバーを半抜きする際に用いるダムバーカットパンチの
くし刃長さをリードフレームの厚さの数倍に設定し、個
々のくし刃をガイド支持せず、ダムバーカットパンチの
外側面をパンチガイドでガイドすることを特徴とする。
【0006】
【作用】ダムバーを打ち抜いて除去する際に、ダムバー
の半抜き加工と抜き落とし加工の2工程に分けることに
よってダムバーカットパンチ等の各ツールの強度を向上
させることができ、パンチの磨耗等を防止して装置の耐
久性を向上させることができる。ダムバーカット装置で
はノックアウトでダムバー部を受けるとともにダムバー
カットパンチでダムバーを突いて半抜きし、ノックアウ
トでダイからリードフレームをストリップする。抜き落
とし加工で抜き落としパンチあるいはウォータージェッ
ト法を用いてダムバーを抜き落として除去する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。本発明に係るダムバーカット方
法は、従来方法ではダムバーカットパンチの1回の打ち
抜きでダムバーを除去するのに対し、はじめにダムバー
カットパンチを用いてダムバーを半抜きする工程と、半
抜きしたダムバーをリードフレームから抜き落とす抜き
落とし工程の2つの工程に分けてダムバーを除去するこ
とを特徴とする。
【0008】図1はダムバーカットパンチ20を用いて
リードフレーム10のダムバー部分を半抜きする加工装
置を示す。ダムバーカットパンチ20には従来例と同様
にダムバーの配置に合わせてくし刃20aを設ける。図
では説明上、ダムバーカットパンチの実施例として2種
類のダムバーカットパンチを示している。図で中心線か
ら右半部には従来のダムバーカットパンチと同様にパン
チガイド22に設けたガイド孔でガイドされるくし刃2
0aを有するダムバーカットパンチの例を示し、中心線
から左半部には切り刃の突出長さをリードフレーム10
の厚み分程度とした短いくし刃20bを有するダムバー
カットパンチの例を示す。この短いくし刃20bを形成
したダムバーカットパンチの実施例ではくし刃20bは
1本ずつガイドせずにダムバーカットパンチ20の外側
面をパンチガイド22でガイドする。
【0009】リードフレーム10を受けるダイ側にはく
し刃20a、20bの各々に対応するダイ孔を設けたダ
イ24と、各々のダイ孔内に摺入するくし状の受け部2
6aを有するノックアウト26を設置する。半抜き加工
する場合は、リードフレーム10はダイ24とパンチガ
イド22でクランプした後、リードフレーム10の板厚
の3分の1程度までダムバーカットパンチでダムバー部
分を突き、ダイ24にくい込んだリードフレーム10を
ノックアウト26で突き上げてダイからストリップす
る。
【0010】図2はくし刃20aを有するダムバーカッ
トパンチを用いてリードフレーム10を半抜き加工した
状態を示す説明図、図3は短いくし刃20bを有するダ
ムバーカットパンチを用いてリードフレーム10を半抜
き加工した状態を示す説明図である。いずれの場合も、
ダムバーカットパンチはリードフレーム10の板厚の中
途までくい込むだけで、ダイ24とダムバーカットパン
チとは直接噛み合わない。このようにダムバーカットパ
ンチのくい込み量が少ないこと、ダイと噛み合わないこ
とからストリップに要する力は小さく、半抜き加工での
ストリップは容易に行える。半抜き加工でのストリップ
力は従来方法の10% 程度になるものと考えられる。これ
によって、ダムバーカットパンチの側面摩擦が小さくな
りダムバーカットパンチの耐久性を向上させることがで
きる。また、図3の例のように短いくし刃20bを有す
るダムバーカットパンチを用いて、ストリッパーレスで
ストリップさせることも可能となる。
【0011】半抜き工程では上記のようにリードフレー
ム10の板厚の3分の1程度までダムバーカットパンチ
をくい込ませるが、この半抜き加工によってリードフレ
ームの切断の80% 程度まで完了する。このことは通常の
板材の打抜加工において一般的に知られている。なお、
この半抜き加工に要する打ち抜き力は従来の打ち抜き加
工での90% 程度で1回の打ち抜きでダムバーを除去する
従来方法に匹敵する。そして、これにより、半抜き加工
後にダムバーを抜き落とすに要する抜き落とし力は打ち
抜きの際の10% 程度で、きわめて小さい力ですますこと
が可能になる。このように半抜き加工では通常の打ち抜
き加工の場合と同程度の力が作用するが、図1に示すよ
うに本実施例の装置ではダイ孔内にくし刃を進入させる
必要がなく、したがってダムバーカットパンチのくし刃
の長さを従来の半分以下にできることからパンチの座屈
強度やたわみ変位を大幅に改善することが可能になると
いう利点がある。
【0012】図2に示す実施例のダムバーカットパンチ
の場合には、パンチガイド22でくし刃20aをガイド
するタイプで、くし刃の長さを従来の半分程度にできる
ことから、座屈強度の点からくし刃の断面積を従来の4
分の1程度にまででき、より細幅のダムバーカットパン
チを使用することが可能となる。また、図3に示す実施
例のダムバーカットパンチの場合には、くし刃20bの
突出長さを従来のくし刃の10% 程度にできるから、座屈
強度やたわみ変位を大幅に改善することができて、さら
に微細なくし刃形成が可能となる。なお、図3に示す短
いくし刃を有するタイプのダムバーカットパンチの場合
にはジルコニアあるいはSiC といったセラミクス材料を
加工して製作することが可能となり、耐磨耗性の高い材
料を使用することによってパンチ寿命をのばすことで経
済的になるという大きな効果がある。
【0013】上記のようにしてリードフレームを半抜き
加工した後、ダムバーの抜き落とし工程でダムバー部分
をリードフレームから抜き落とす。図4は打ち抜き金型
を用いてダムバーを抜き落とす様子を示す。この抜き落
とし工程においても、ダムバーカットパンチと同様にダ
ムバー配置に合わせてくし刃30aを形成した抜き落と
しパンチを用い、ダイ孔32aを形成したダイ32にリ
ードフレーム10をセットし、抜き落としパンチのくし
刃30aをパンチガイド34でガイドしながらダムバー
を突くことによってダムバーを抜き落とす。
【0014】このダムバーの抜き落としで用いる抜き落
としパンチは半抜き加工で用いるダムバーカットパンチ
にくらべて細幅のくし刃30aを用いる。これは細幅の
くし刃を用いることによって抜き落としパンチの位置合
わせを容易にし、ストリップ力を小さくするという目的
がある。実施例ではくし刃30aの片側でおよそリード
フレーム10の板厚の10% 程度細幅にしたものを用い
た。前述したように、抜き落とし加工ではダムバーの打
ち抜きの際の10% 程度の力でダムバーを抜き落としでき
るので、パンチ強度はさほど必要なくくし刃を細幅にし
ても強度上の問題は生じない。なお、抜き落としパンチ
のくし刃の長さは従来のダムバーカットパンチのくし刃
の80% 程度に短くできるから、この点からもパンチの強
度を向上できる。
【0015】図4ではダイ32に設けるダイ孔の従来の
形状を鎖線で示している。従来のダイ孔はかす落としの
ために下部を広幅にして逃げを形成しているが、上記の
ように細幅のくし刃30aを有する抜き落としパンチを
用いる場合には、ダイ孔に逃げ部を施す必要がなく、単
純な平面形状に形成してかす落としできる。これによっ
て、ダイ32の加工が容易になり製作コストを下げるこ
とが可能になる。また、かすがダイにくい付くところが
なくなり、かす詰まりがなくなり、かす上がりが起きに
くくなるという利点がある。また、抜きパンチとダイと
の直接的な接触を抑えることができるから、パンチの側
面磨耗を防止することができパンチの寿命をのばすこと
が可能となる。
【0016】なお、半抜き加工を施したダムバーをリー
ドフレームから除去する方法としては、上記のように金
型を用いる他、たとえばウォータージェットによる水圧
を利用して除去することも可能である。この場合にはく
し刃と同様にダムバー配置に合わせてスリット孔を形成
したツールを利用して各々のダムバーを除去するように
すると効果的である。このように金型を用いずにダムバ
ーを抜き落としできるのは、半抜き加工によってほとん
どダムバーの抜きが完了しており、打ち抜き加工の際の
10% 程度の力によって簡単にダムバーを抜き落として除
去できることによっている。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るダムバーカット方法および
ダムバーカット装置によれば、上述したように、ダムバ
ーを2工程に分けて抜き加工することによって、ダムバ
ーカットパンチ等のツールの強度および耐久性を向上さ
せることができ、ツールの磨耗等を抑えることによって
経済的な加工を行うことが可能になる。また、ダムバー
カットパンチあるいは抜き落としパンチに対してその強
度を落とさずに微細加工を施すことが可能となり、高密
度にリードが形成された微細パターンを有するリードフ
レームのダムバーカットにも好適に適用できる等の著効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダムバーに半抜き加工を施す装置の一実施例を
示す説明図である。
【図2】ダムバーカットパンチによる半抜き加工の例を
示す説明図である。
【図3】ダムバーカットパンチによる半抜き加工の他の
例を示す説明図である。
【図4】ダムバーを抜き落とし加工する様子を示す説明
図である。
【図5】ダムバーを打ち抜き加工する装置の従来例を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 リードフレーム 14、22 パンチガイド 16、20 ダムバーカットパンチ 16a、20a、20b くし刃 24 ダイ 26 ノックアウト 26a 受け部 30a くし刃 32 ダイ 32a ダイ孔 34 パンチガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、ダムバーカットパンチでダムバーを
打ち抜く際にモールド樹脂のシュリンク作用によってリ
ードに圧縮応力が作用し、ダムバーカットパンチに側圧
が加わってパンチが偏磨耗し寿命を短くするという問題
点があった。また、リードが高密度になりリード間隔が
狭くなることによってダムバーカットダイとパンチガイ
ドのくし刃の強度が低下することを抑える方法として、
ダムバーカットパンチに形成するくし刃をリードの1本
おきとし、ダムバーカットパンチで2回に分けてダムバ
ーを打ち抜く方法もある。しかし、この方法の場合もモ
ールド樹脂のシュリンク作用によってダムバーカットパ
ンチの偏磨耗が生じること、1回目にダムバーカットパ
ンチでダムバーを打ち抜いた際にリード位置がシフトし
2回目のダムバーカットパンチの位置合わせが難しくな
るといった問題点があった。そこで、本発明は上記問題
点を解消すべくなされたものであり、その目的とすると
ころは、ダムバーカットパンチの偏磨耗等を防止してパ
ンチの耐久性を効果的に向上させることができ、より高
密度にリードが形成されたリードフレームのダムバーカ
ットに好適に適用することのできるダムバーカット方法
およびダムバーカット装置を提供するにある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】このダムバーの抜き落としで用いる抜き落
としパンチは半抜き加工で用いるダムバーカットパンチ
にくらべて細幅のくし刃30aを用いる。これは細幅の
くし刃を用いることによって抜き落としパンチの位置合
わせを容易にし、ストリップ力を小さくするという目的
がある。実施例ではくし刃30aの片側でおよそリード
フレーム10の板厚の10% 程度細幅にしたものを用い
た。これによって、ダムバーカット型でのダイとパンチ
とのクリアランスの設定を容易にすることができる。き
わめて多ピンのリードフレームの製造では材厚が0.1mm
程度の薄厚材を使用するからダイとパンチのクリアラン
スはきわめて微小になりダムバーカット用の金型の製作
は非常に困難になるが、本実施例の方法によれば金型の
製作も容易に可能になる。前述したように、抜き落とし
加工ではダムバーの打ち抜きの際の10% 程度の力でダム
バーを抜き落としできるので、パンチ強度はさほど必要
なく上記のようにくし刃を細幅にしても強度上の問題は
生じない。なお、抜き落としパンチのくし刃の長さは従
来のダムバーカットパンチのくし刃の80% 程度に短くで
きるから、この点からもパンチの強度を向上できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の効果】本発明に係るダムバーカット方法および
ダムバーカット装置によれば、上述したように、ダムバ
ーを2工程に分けて抜き加工することによって、ダムバ
ーカットパンチ等のツールの強度および耐久性を向上さ
せることができ、ツールの磨耗等を抑えることによって
経済的な加工を行うことが可能になる。また、ダムバー
カットパンチあるいは抜き落としパンチに対してその強
度を落とさずに微細加工を施すことが可能となり、高密
度にリードが形成された微細パターンを有するリードフ
レームのダムバーカットにも好適に適用できる。また、
ダムバーカット金型でのダイとパンチとのクリアランス
の設定を容易にし、金型の製作を容易にすることができ
る等の著効を奏する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード間のダムバー配置に合わせたくし
    刃を形成したダムバーカットパンチを用いて、樹脂モー
    ルド後のリードフレームからダムバーを打ち抜いて除去
    するダムバーカット方法において、 前記ダムバーを打ち抜き除去する際に、はじめにダムバ
    ーカットパンチを用いてダムバーを半抜きする工程と、
    半抜きしたダムバーを抜き落とす抜き落とし工程の2工
    程によって行うことを特徴とするダムバーカット方法。
  2. 【請求項2】 抜き落とし工程において、ダムバーを抜
    き落とすくし刃を有する抜き落としパンチを用いること
    を特徴とする請求項1記載のダムバーカット方法。
  3. 【請求項3】 抜き落とし工程において、ウォータージ
    ェット方法によってダムバーを抜き落とすことを特徴と
    する請求項1記載のダムバーカット方法。
  4. 【請求項4】 リード間のダムバー配置に合わせたくし
    刃を形成したダムバーカットパンチを用いて、樹脂モー
    ルド後のリードフレームからダムバーを打ち抜いて除去
    するダムバーカット装置において、 前記ダムバーを打ち抜き除去する際に、はじめにダムバ
    ーを半抜きすべく、くし刃状に形成したダムバーカット
    パンチ及び該ダムバーカットパンチとの間でダムバーを
    半抜きするためのくし状の受け部を有するノックアウト
    を設け、 次いで、ダムバーを抜き落とすべくダムバー配置に合わ
    せてくし刃状に形成した抜き落としパンチおよび該抜き
    落としパンチとの間でダムバーを抜き落とすダイを設け
    たことを特徴とするダムバーカット装置。
  5. 【請求項5】 ダムバーを半抜きする際に用いるダムバ
    ーカットパンチのくし刃長さをリードフレームの厚さの
    数倍に設定し、個々のくし刃をガイド支持せず、ダムバ
    ーカットパンチの外側面をパンチガイドでガイドするこ
    とを特徴とする請求項4記載のダムバーカット装置。
JP4061188A 1992-02-17 1992-02-17 ダムバーカット方法及びダムバーカット装置 Pending JPH06114459A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990046901A (ko) * 1997-12-01 1999-07-05 윤종용 댐바 절단 장치
JP2001068585A (ja) * 1999-08-25 2001-03-16 Matsushita Electronics Industry Corp 樹脂封止型半導体装置の製造方法
JP2012089547A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Apic Yamada Corp リードフレーム、ledパッケージ用基板、ledパッケージ、及び、リードフレームの製造方法
JP2019216265A (ja) * 2019-08-27 2019-12-19 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法

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