JPH06113878A - 新規プラスミドの製造及びそれを含む菌株を培養してigf−1を製造する方法 - Google Patents

新規プラスミドの製造及びそれを含む菌株を培養してigf−1を製造する方法

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JPH06113878A
JPH06113878A JP3062434A JP6243491A JPH06113878A JP H06113878 A JPH06113878 A JP H06113878A JP 3062434 A JP3062434 A JP 3062434A JP 6243491 A JP6243491 A JP 6243491A JP H06113878 A JPH06113878 A JP H06113878A
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galactosidase
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Young Ik Lee
ヨウン・イク,リー
Ju Won Kwak
ジュ・ウォン,クァク
Heui Dong Park
ヘウイ・ドン,パーク
Young Im Suhn
スン・ヨン,イム
Hoon Kim Young
ヨウン・フーン,キム
Sun Yoon Mi
ミ・スン,ヨーン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インシュリンで治療できなかった糖尿病患者
の血糖量調節と骨疾患等の局部治療並びに先天性又は後
天性成長欠乏患者に利用できるIGF−1の新規な製造
法及びそれに用いる新規なプラスミドを提供する。 【構成】 ヒトの肝細胞から抽出、単離したmRNAか
らIGF−1をコードするcDNAを製造し、このcD
NAを他の遺伝子との融合遺伝子の形で挿入した発現ベ
クターで大腸菌を形質転換した後、得られた形質転換体
を、適切な培地で培養してIGF−1を製造する方法で
あって、(a)該発現ベクターがIGF−1遺伝子と上
記他の遺伝子の間にエンテロキナーゼ認識部位を有する
プラスミドであり、生成する融合蛋白質をエンテロキナ
ーゼによって切断し、次いで精製するIGF−1の製造
法、また(b)該発現ベクターがヒドロキシルアミンで
切断しうる、AAC GGAコドンを含むリンカーDN
Aを有するベクターであり、生成する融合蛋白質をヒド
ロキシルアミンで切断し、次いで精製するIGF−1の
製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】ヒト成長ホルモン(human growth hormo
ne)により肝において形成され、血液に放出されるIG
F−1(insulin like growth factor 1)は、分子量が
7,649で、70余個のアミノ酸により構成されてい
る。
【0002】IGF−1のアミノ酸組成は、インシュリ
ンのA−鎖と約43%の類似性を有し、自身の受容体は
勿論、インシュリン受容体とも結合する能力をもってお
り、生体内にてインシュリンと同様な作用をすると同時
に、細胞の成長を促進させる役割をすることが知られて
いる。
【0003】このようなIGF−1はソマトメジン(Som
atomedin) の一種として知られ、生体内には3種類のソ
マトメジン(A、B、C)が存在するが、この内ソマト
メジンCはIGF−1と命名された。
【0004】かかるIGF−1の受容体は、肝細胞の他
にも脂肪組織、リンパ球、骨、胎盤の膜等にも存在し、
実験の結果インシュリン受容体とは全く異なる受容体で
あることが明らかになった。
【0005】かかる受容体が、ソマトメジンCと結合す
ると、今まで明かでなかった2次メセンジャーを刺戟し
て体細胞分裂を促進させる結果をもたらすのである。実
際において肝から血液に分泌されたIGF−1は、血液
中で運搬蛋白質(carrier protein)と結合して不活性状
態で循環しているうちに、人体の栄養状態または生理的
変化により運搬蛋白質から分離した後、体細胞の受容体
と結合することにより、細胞分裂(mitogenic)効果を表
わすのである。
【0006】IGF−1による生物学的活性は、短期的
な効果と長期的な効果に分けることができる。
【0007】短期的な効果は、主にインシュリン作用組
織的な脂肪組織もしくは心臓筋細胞からインシュリンの
受容体に結合するとき現われる効果のような現象であ
り、IGF−1もインシュリンと同様に血液中でブドウ
糖の輸送及び吸収したブドウ糖を酸化させてブドウ糖か
らの脂肪合成を促進する。
【0008】このような効果が、IGF−1とインシュ
リン受容体とが結合して生じるとの証拠は、脂肪組織内
でインシュリン受容体をトリプシンで処理して除去した
場合、IGF−1の活性が無くなる実験により確認した
(King et al., J. ClinicalInvest. 66:130 (1980))
【0009】IGF−1による短期的な効果が、インシ
ュリンのような作用を表わすのに比べて、長期的な効果
は、インシュリン作用とは異なる人体内の多くの組織細
胞の増殖成長及び分化を促進する現象として表われる。
鶏またはラットにて軟骨組織細胞にIGF−1を処理す
ると、軟骨組織の成長に関与する硫酸基の吸収とリボ核
酸(RNA)の合成が急速に増加することが明らかにな
った(Steiner, Th etal. Calcified Tissue Internati
onal 35:578 (1983))。また鶏の胃において体細胞壁、
細胞においては筋肉細胞に存在するアセチルコリンエス
テラーゼとクレアチンキナーゼが増加する現状を示すた
め、これらの未分化細胞が筋肉細胞に分化するときIG
F−1が作用することが分っている。
【0010】これ以外にも、1982年Kurzz とBarner
はラットの肝から由来した赤血球細胞と骨髄細胞に、イ
ンシュリン及びIGF−1を処理してその結果を比較し
た結果、インシュリン処理に比べてIGF−1処理のと
き細胞増殖率が顕著に増加したと報告している。
【0011】IGF−1の長期的効果は、体外実験に比
べて生体実験結果により更に確実に立証された。即ち、
脳下垂体が除去されたマウスに成長ホルモン、IGF−
1及びインシュリンをそれぞれ注射した後、その効果を
調査した結果、成長ホルモン無しでIGF−1のみ注射
したマウスが、他のラットに比べ硬骨組織の直径が大き
くなり、軟骨組織の硫黄及びチミジンの吸収増加と体重
の増加が著しく現われた(Sconhoenle et al, Nature 2
96:252 (1982))。
【0012】このような強力な細胞分裂効果(mitogeni
c effect)を示すIGF−1は、成長促進剤としての利
用度を更に増加させることができる。
【0013】
【発明の構成】本発明は、IGF−1の遺伝子をヒトの
肝細胞から分離して、独特な発現ベクターに加えた後、
微生物を増殖させて多量生産を行う発明であり、かつ発
現精製したIGF−1を利用して、インシュリンで治療
できなかった糖尿病患者の血糖量調節と骨疾患者等の局
部治療並びに先天性または後天性成長欠乏患者に利用で
きうる発明である。
【0014】本研究により明らかになったIGF−1遺
伝子の発現及び精製方法は、先行の多くの技術的な問題
点を避けた、新たな方法により開発されたものである。
【0015】従来公知の発現方法は、遺伝子を直接発現
することが困難である場合、他の種類の蛋白質と融合蛋
白質状態で発現させた後、化学物質(CNBr)により
融合蛋白質を切り除く方法が用いられているが、この方
法により得られた物はCNBr自体の毒性により、精製
した後でも人体に用いるのは困難である。
【0016】本発明においては、従来用いられたCNB
r以外の酵素的な方法及びヒドロキシルアミンを用いて
正確に融合蛋白質を切断した後、目的の蛋白質を精製す
るより正確な方法を選んだのである。
【0017】この方法において選んだ酵素はエンテロキ
ナーゼ(enterokinase)であり、このエンテロキナーゼ
が作用する5個のアミノ酸(Asp−Asp−Asp−
Asp−Lys−)を認識するヌクレオチドを形成させ
て(CAT−CAT−CAT−CAT−AAA−)遺伝
子の切断部位に加えた後、この遺伝子を発現させ、次い
でエンテロキナーゼを利用して切断する方法を用いた。
この方法は従前使用されていなかった新規な方法であ
る。
【0018】かかる新規な方法を利用して発現された融
合蛋白質のインクルージョンボデイ(inclusion bodie
s)から望む部位を切断するために用いた蛋白質R−基
の置換法もまた、従前には用いられていなかった新しい
方法である。
【0019】即ち、大腸菌から発現された融合蛋白質は
インクルージョンボデイとして存在し、融合蛋白質内で
多数のシステイン残基等と無作為的に結合してジスルフ
ィド結合を維持している状態であり、これらをデナチュ
レーション(denaturation)して溶解させるためには、
DTTまたはβ−メルカプトエタノールのような強い還
元剤が必要である。しかし、融合蛋白質を切断するとき
強い還元剤を用いると、融合蛋白質を切断するエンテロ
キナーゼの活性が消失するのみならず、特にβ−メルカ
プトエタノールのような還元剤を用いてシステインのス
ルフヒドリル(−SH)基を還元すると、非常に不安定
になる。この際酸素存在下で結合されないβ−メルカプ
トエタノールを除去すると、容易に再酸化が起り、更に
ジスルフィド結合を形成しながらインクルージョンボデ
イ形態で再び沈澱を生じる。
【0020】前述した種々な問題点により、今までIG
F−1の生成は大腸菌内にて生成効率が非常に低い溶解
形態で生成させるしかなかったが、本発明においてはか
かる問題点を克服することができる次のような新規な方
法を利用した。
【0021】先ず、融合蛋白質中に存在するシステイン
のスルフヒドリル基と結合するが、常温では容易に酸化
されないジスルフィド化合物(ジエタノールジスルフィ
ド、ジチオビスニトロ安息香酸)と融合蛋白質とをβ−
メルカプトエタノール触媒の存在下で反応させて、融合
蛋白質中の−SH基間のジスルフィド結合形成を防止す
る。この場合酵素により切断される部位が十分露出する
ように溶解形態を維持した後、酵素エンテロキナーゼで
処理する。このようにエンテロキナーゼで融合蛋白質を
切断した後IGF−1を分離する。
【0022】システインのスルフヒドリル基にジスルフ
ィド化合物が結合されたIGF−1からジスルフィド化
合物の除去は、結合条件より低い濃度のβ−メルカプト
エタノールを触媒として徐々に透析反応させると、ジス
ルフィド化合物が除去されると同時にIGF−1の再活
性が起り、IGF−1を分離することができる。
【0023】このように本発明においては、融合遺伝子
を発現させるとき、特定酵素により切断できる新たな方
法を利用したものであり、多量発現後R−基置換法を利
用して溶解させ、次いで酵素で取り除く方法を利用した
のである。
【0024】前記のようにR−基を置換した後、酵素エ
ンテロキナーゼを利用した切断方法以外に、本発明にお
いては、ヒドロキシルアミンを利用して純粋なIGF−
1を生産する方法を利用した。ヒドロキシルアミンはpH
9にて蛋白質内のAsn−Gly残基間の結合を特異的
に切断することができる。この原理を利用してATGT
TAACGとTACAATTGCCTGを合成した後、
リンカーに用いると、β−ガラクトシダーゼとIGF−
1との間にAsn−GlyをコードするAACGGAコ
ドンを持つようになる。そこでβ−ガラクトシダーゼと
IGF−1融合蛋白質を得た後、ヒドロキシルアミンに
より切断するとAsn−Gly間が切断されて、初めの
アミノ酸はグリシンであるIGF−1を純粋に得ること
ができる。
【0025】本発明のかかる新たな方法によるIGF−
1の精製は従来の方法に比べて簡単な方法であり、かつ
非常に高収率で実施できる長所がある。
【0026】ある蛋白質を造るためには、先ず目的の蛋
白質を生産する細胞よりmRNAを得なければならな
い。このようにして得たmRNAを逆転写酵素を用いて
cDNAに転写させるか、造られたcDANに(dC)
nテール(tail)を付けた後、(dG)nテ−ルが付い
たベクター(pBR322)とアニーリングさせて適当
な菌株に加え、形質転換させるのである。
【0027】このように形質転換された菌株は多様なm
RNAに対応するcDNAを持っているが、このように
して造られた菌株の群をcDNAライブラリーと言う。
ここで形質転換して得た菌株の中から望みの遺伝子を保
有する菌株を選別するためにコロニー・ハイブリダイゼ
ーション(colony hybridizaiton)方法(Maniatis,T.,
et al. 1982, "Molecular Cloning", pp. 312-319)を
利用する。このときプローブ(probe)は既に公知のアミ
ノ酸配列で5個のアミノ酸に対応する塩基配列をDNA
合成機で合成した後、32Pで標識して使用する。このよ
うにして得たIGF−1をコーディングする遺伝子を発
現させるためには、効率的な発現ベクターを利用する。
大腸菌から高等生物の遺伝子を発現するベクターには種
々な種類があるが、本発明においては、tacプロモー
ターを有するベクターを使用した(図6参照)。
【0028】コロニー・ハイブリダイゼーションを行っ
て探し出したIGF−1 cDNA遺伝子を種々な制限
酵素で処理して、その遺伝子を確認した(図3参照)。
図5に示されている通り、IGF−1 cDNAにはp
BR322誘導体ベクターのPstI制限酵素位置間に
680bpの塩基対が入っており、括弧内に示された制限
酵素AvaIIとAluIとの間の部分を蛋白質翻訳後プ
ロセシング(Processing)過程を経て生成するIGF−
1の発現に利用した。
【0029】IGF−1と大腸菌にて発現する発現ベク
ターpYJM−I4を組み合せるために、次のような遺
伝子操作を行った(図6参照)。IGF−1 cDNA
をAvaII制限酵素で処理した後、AluI酵素で弱く
処理して206bpのAvaII−AluI DNAの断片
を電気泳動ゲルにて分離した。ここで四つの合成オリゴ
ヌクレオチド即ち、GATCTGGATGATTAAA
TGG(MG6)、GTCCCATTTAATCATC
CTCCAATG(MG−7)、CTTAGAG(MG
−8)、AATTCTCACTAAG(MG−9)を交
ぜて接合(ligation)した後、これをpUC8プラスミ
ドのBamH IとEcoR I認識部位との間に挿入
し、pYJM−I1プラスミド(図6(A)参照、Kore
an Collection for Type Cultures に寄託された国際寄
託番号KCTC0004BP)を製造した。このように
組み合されたpYJM−I1プラスミドには、蛋白質翻
訳過程後プロセシングされて生じるIGF−1の70ア
ミノ酸をコードする遺伝子が、二つの制限酵素BamH
IとEcoR I認識部位との間に存在する。従っ
て、これをβ−ガラクトシダーゼとの融合により発現さ
せるために、β−ガラクトシダーゼとの融合ベクターで
あるpCT10(図6(B)参照)に挿入する次のよう
な過程を経て、IGF−1を大腸菌にて発現させる発現
ベクターpYJM−I4を組み合せた。pYJM−I1
プラスミドを制限酵素BamH I及びEcoR Iで
二重処理してIGF−1 DNAを分離した後、大腸菌
のDANポリメラーゼクレノ−断片酵素を用いて両端を
埋めて、AvaII制限酵素で処理し、図6にて示されて
いる通り220bpのIGF−1 DAN断片を電気泳動
ゲルの中で分離した。ここで二つの合成オリゴヌクレオ
チドATGATGATGATAAAG(MG−24)と
GTCCTTTATCATCATCAT(MG−25)
とを交ぜて接合した後、接合された235bpDNA断片
をpCT10のクレノー酵素で処理したClaI位置に
挿入して、pYJM−I4プラスミド(図6(B)参
照、Korean Collection for Type Cultures に寄託され
た国際寄託番号KCTC0005BP)を製造した。
【0030】図6にて示す通り、pYJM−I4プラス
ミドには抗生剤アンピシリン耐性遺伝子(Apr)、Co
lEI複製点(ori.)ラックリプレッサー(lac re
pressor)を生成するlacI遺伝子(lacI)が含ま
れており、β−ガラクトシダーゼとIGF−1との融合
蛋白質を生成する遺伝子が、大腸菌の強力なプロモータ
ーであるtacプロモーターに連結されているため、多
量のβーガラクトシダーゼとIGF−1融合蛋白質を生
成することができる。このβーガラクトシダーゼとIG
F−1融合蛋白質との連結部位には酵素エンテロキナー
ゼが認識して作用するアミノ酸配列(Asp)4 −Ly
sに相応するDNA塩基配列が存在し、IGF−1がβ
−ガラクトシダーゼとIGF−1融合蛋白質からエンテ
ロキナーゼ処理により遊離されて、IGF−1蛋白質の
みを分離することができるのである。
【0031】発現ベクターであるpYJM−I4を有す
る大腸菌細胞JM109を、LB+Ap(100μg /
ml)培地にて一夜培養した種培養液5mlを100μg /
mlのアンピシリンが含まれているM9+CA最小培地1
00mlに接種して、37℃で3時間培養した後、IPT
G(イソ−プロ−ポリ−β−D−チオガラクトシド)を
2mM加えて、大腸菌のtacプロモーターによりβ−ガ
ラクトシダーゼとIGF−1融合蛋白質の生産を誘発し
た。このようにして得た培養液1.5mlづつを取り、そ
の一部をSDS−PAGEにより確認した。その結果、
誘発前に比べて誘発後、1時間、4時間、5時間経過す
ることにより、分子量約50,000ダルトンの位置に
濃い蛋白質バンドが観察され、これより大腸菌のtac
プロモーター支配下にβ−ガラクトシダーゼとIGF−
1融合蛋白質が発現されていることが分った(図9)。
【0032】また、このとき生成された蛋白質の量も大
腸菌の総蛋白質の20〜30%以上で効率的であること
が分った。生成されたIGF−1とβ−ガラクトシダー
ゼ融合蛋白質は、大腸菌細胞内にインクルージョンボデ
イーとして蓄積されていることが電子顕微鏡写真により
分った(図8)。
【0033】IGF−1とβ−ガラクトシダーゼ融合蛋
白質を分離して、エンテロキナーゼで加水分解した後、
SDS−PAGEにより確認した電気泳動写真は図11
の通りである。この結果、分子量8,000ダルトンの
分離されたIGF−1を得た。
【0034】二番目の方法ではヒドロキシルアミンを利
用する方法を用いた。IGF−1とβ−ガラクトシダー
ゼとの融合蛋白質をヒドロキシルアミンにより切断し
て、IGF−1を分離することができる発現ベクターp
YPM−I1(Korean Cllection for Type Culturesに
寄託された国際寄託番号KCTC0006BP)を次の
通り製造した。
【0035】pYPM−I1をBamH I及びEco
R Iで処理した後、IGF−1DNA断片を分離し
て、大腸菌クレノー断片酵素で処理した後、AvaIIで
処理して図12で示すような220bpのIGF−1 D
NA断片を分離した。これに合成オリゴヌクレオチドA
TGTTAACGとGTCCGTTAACATとを交ぜ
て連結した後、これをpCT10のクレノー酵素で処理
したClaI位置に挿入して、pYPM−I1プラスミ
ドを製造した。このプラスミドにより生産される融合蛋
白質は、β−ガラクトシダーゼとIGF−1との間にA
sn−Gly残基を有するため、ヒドロキシルアミン処
理によりIGF−1のみを分離することができる。
【0036】発現ベクターであるpYPM−I1を有す
る大腸菌細胞JM109にIPTGを加えてβ−ガラク
トシダーゼとIGF−1融合蛋白質の生産を誘発させた
後、SDS−PAGEにより確認した(図13)。その
結果、誘発する前に比べて誘発後約45,000ダルト
ンの位置に融合蛋白質が生産されていることを確認し
た。
【0037】この融合蛋白質を精製するために、前記の
培養液を遠心集菌したものを、リゾチーム処理と超音波
処理した後、遠心分離して得たインクルージョンボデイ
ーを8M 酵素−20mMβ−メルカプトエタノール溶液に
溶解させた。これをセパクリルS200カラムに通過さ
せた後、蛋白質ピーク部分の分画をSDS−PAGEに
より確認した結果、主に約45,000ダルトン附近の
融合蛋白質を含んでいることが分った(図14)。
【0038】水酸化リチウムでpHを9.0に調節した2
M ヒドロキシルアミン−6M 塩酸グアニジンに、前記の
融合蛋白質を最終濃度が1ml当り5mg以下になるように
添加してよく溶解させた。この溶液を45℃にて4時間
反応させてβ−ガラクトシダーゼとIGF−1の切断を
誘発した後、ギ酸をpHが2〜3になるように添加して反
応を中止させた。切断されたIGF−1を尿素−SDS
−PAGEにより確認した結果、図15に示す通り約
7,000ダルトンのIGF−1が生成されていること
がわかった。
【0039】ヒドロキシルアミンで加水分解した融合蛋
白質からIGF−1の分離は、IGF−1が強酸中に安
定に溶解する性質を利用して、ヒドロキシルアミンで切
断したIGF−1溶液に濃ギ酸を少量添加してpHを2〜
3程度に維持した後、0.5M の酢酸(pH2.88)−
0.075M NaClに対して透析し、SP−セファデ
ックスC−25イオン交換樹脂カラムに満たした後透析
緩衝溶液で洗浄し、次いでイオン交換樹脂に完全に吸着
させる。このとき大部分のβ−ガラクトシダーゼ断片は
透析のとき沈澱、除去されて、一部の断片のみこのイオ
ン交換樹脂と結合反応されるが、0.2M 酢酸アンモニ
ウムと0.2M NaClを含む抽出溶液(pH5.0)で
イオン交換樹脂を洗浄すると、IGF−1及びβ−ガラ
クトシダーゼの断片が等電点の差によりpH4.0にてイ
オン交換樹脂より分離され、IGF−1のみ抽出される
(図16)。
【0040】図17にて示されたピーク分画を取り、三
次蒸溜水で透析してHPLCにより確認し(図18)、
電気泳動した結果分離されたIGF−1の純度は95%
以上であり、その分子量は尿素−SDS−PAGEによ
り約7,000ダルトン程度であることが確認された
(図17)。
【0041】実施例1 IGF−1を生産する遺伝子を得るために、先ず肝組織
からc−DNAライブラリーを製造した(図2)、cD
NAライブラリーを製造するために先ず肝組織から全体
RNAを分離した。全体RNAを分離するためにはグア
ニジンイソチオシアネート方法を利用した(Maniatis e
t al. "Molecular cloning" pp. 194)。
【0042】このように得た全体RNAはオリゴ(d
T)−セルローズカラムを利用して、ポリA+ RNAの
み分離した(Maniatis et al. "Molecular cloning" p
p. 197)。
【0043】このとき得た全体RNAとポリA+ RNA
の精製効率を知るために、ホルムアルデヒドアガロース
ゲルを利用して全てのサイズのポリA+ RNAが残って
いるかを確認した。このようにして得たポリA+ RNA
を利用してcDNAライブラリーを製造する。
【0044】分離したポリA+ RNAはオリゴ(dT)
nプライマーと逆転写酵素の作用によりcDNAを造
る。cDNA−RNAハイブリッドを形成させた後、R
Nase Hにより加水分解させる。このように形成さ
れたSS−DNAはDNAポリメラーゼIのクレノー断
片を用いてds−cDNAを造り、ヘアーピン構造はS
1ヌクレアーゼを利用して切断した。形成されたds−
cDNAはdCTP及び末端転位酵素を用いて各ストラ
ンド(strand)の3′側にシチジンを付けるのである
(tailing)
【0045】両ストランドの3′側にシチジンが結合さ
れたds−cDNAはpstI制限酵素で切断した後、
末端転位酵素及びdGTPを用いてポリ(dG)nを造
ったpBR322に結合させる(Maniatis, Molecular
Cloning, pp. 215)。
【0046】前記の通り結合させた後、E. Coli HB1
01に形質転換させて多数の他のds−cDNAを有す
る形質転換菌株を得ることができた。このようにして得
たc−DNA群をc−DNAライブラリーと言う(図2
参照)。
【0047】実施例2 テトラサイクリンに抵抗性を示す約200,000個の
形質転換菌株中にて80,000個のコロニーを合成オ
リゴヌクレオチドを利用してIGF−1のcDNAが含
まれているかを調査した。IGF−1のアミノ酸配列中
でアミノ酸57〜61番目(Leu−Glu−Met−
Tyr−Cys)の5個のアミノ酸に対応するヌクレオ
チドの配列を合成した(5′−CTG−GAG−ATG
−TAT−TGC−3′)。
【0048】このように合成された15−merオリゴ
ヌクレオチドを32P−ATP及びT4 ポリヌクレオチド
キナーゼを利用して5′側に標識させた標識に続いて1
5−merを18%ポリアクリルアミドゲルを利用して
純粋に精製した後、プローブとして用いた。
【0049】このように5′側に32Pで標識させたプロ
ーブにより、cDNAライブラリーにおいてIGF−1
を含むcDNAが含有されているかの調査を行った。
【0050】コロニー・ハイブリダイゼーション方法に
より調査した80,000個のコロニーの中で、6個の
コロニーが強く結合(hybridize)されていることが分
り、図3はこの中2個のコロニーを示している。この結
合したコロニーを更にスクリーニングして合成オリゴヌ
クレオチドを結合しているかを確認した。
【0051】前記のコロニー中、一つのコロニーは68
0bpのDNA配列を含んでいた。このDNA配列が正に
IGF−1を含有しているか否かを確認するために、種
々の制限酵素で切り取って制限酵素地図を作成した(図
4)。
【0052】図4に示す通り、pBR322のPstI
切断部位に680bpのDNAが含まれていることがわか
る。これを更に細分するために680bp全体のDNA配
列を決定した。
【0053】図5はPst1切断部位内にある680bp
の配列を示したものである。下線が引かれた部分が成熟
したIGF−1をコードする配列であり、5′側に14
個のアミノ酸と3′側に100個のアミノ酸をコードす
る配列並びに240塩基対の3′−ノンコーディング部
位が存在する。3′−ノンコーディング部位に続いてポ
リ(A)配列が存在していることがわかる。
【0054】実施例3 このように分離されたcDNA配列を利用してIGF−
1の発現を試みた。
【0055】前述した通りグリシンよりアラニンまでの
70個のアミノ酸を発現させた(図6参照)。
【0056】IGF−1を大腸菌にて発現させる発現ベ
クターpYJM−I4を組み合せるために次のような遺
伝子操作を行った。
【0057】IGF−1 cDNAをAvaII制限酵素
で処理し、次いでAluI酵素で弱く処理して206bp
のAvaII−AluIDNA断片を電気泳動ゲルにて分
離した。これに4種の合成オリゴヌクレオチド即ち、G
ATCCATTGGAGGATGATTAAATGG
(MG−6)、GTCCCATTTAATCATCCT
CCAATG(MG−7)、CTTAGTGAG(MG
−8)、AATTCTCACTAAG(MG−9)を交
ぜて接合(ligation)した後、これをpUC8プラスミ
ドのBam HIとEco RI認識部位との間に挿入
して、pYJM−I1プラスミドを製造した。このよう
に組み合されたpYJM−I1プラスミドには、IGF
−1の70アミノ酸をコードする遺伝子は二つの制限酵
素BamHIとEco RI認識部位との間に存在して
いる。従って、これをβ−ガラクトシダーゼとの融合に
より発現させるために、β−ガラクトシダーゼ発現ベク
ターであるpCT10に挿入する次のような過程を経
て、IGF−1を大腸菌にて発現させるベクターpYJ
M−I4に組み合せた。
【0058】pYJM−I1プラスミドを制限酵素Ba
m HI及びEco RIにより二重処理してIGF−
1 DNAを分離した後、大腸菌のDNAポリメラーゼ
のクレノー断片酵素で両端を埋め、AvaII制限酵素で
処理して図6に示すような220bpのIGF−1 DN
A断片を電気泳動ゲルにて分離した。これに二つの合成
オリゴヌクレオチドATGATGATAAAG(MG−
24)、GTCCTTTATCATCATCAT(MG
−25)を交ぜて接合した後、接合された235bpDN
A断片をpCT10のクレノー酵素で処理したClaI
位置に挿入して、pYJM−I4プラスミドを製造した
(図6参照)。このpYJM−I4をDNA配列決定に
より確認した(図7)。
【0059】図6に示す通り、pYJM−I4プラスミ
ドには抗生剤アンピシリン耐性遺伝子(Apr)、Col
EI複製点(ori)、ラックリプレッサーを生成する
lacI遺伝子(lacI)を含み、β−ガラクトシダ
ーゼとIGF−1との融合蛋白質を生成する遺伝子が、
大腸菌の強力なプロモーターであるtacプロモーター
に連結されているため、多量のβ−ガラクトシダーゼと
IGF−1融合蛋白質を生成することができる。このβ
−ガラクトシダーゼとIGF−1融合蛋白質との連結部
位には、酵素エンテロキナーゼが認識して作用するアミ
ノ酸配列即ち、(Asp)4−Lysに相応するDNA塩
基配列が存在し、融合蛋白質からエンテロキナーゼ処理
によりIGF−1のみ分離することができるのである
(図6参照)。
【0060】実施例4 発現ベクターであるpYJM−I4を含む大腸菌細胞J
M109をLB+ Ap(100μg /ml)培地にて一夜
培養した種培養液5mlを、100μg /mlのアンピシリ
ンが含まれているM9+ CA培地100mlに接種して、
37℃で3時間培養した後、IPTGを2mM加えて大腸
菌のtacプロモーターに連結されたβガラクトシダー
ゼ−IGF−1遺伝子を誘発した。このようにして得た
サンプル1.5mlずつを取って、その一部をSDS−P
AGEで確認した。その結果、誘発前に比べて誘発後1
時間、4時間、5時間経ることにより、分子量約50,
000ダルトンの位置(図9矢印参照)に濃いバンドが
観察された。これより大腸菌のtacプロモーター支配
下にβ−ガラクトシダーゼとIGF−1との融合蛋白質
が発現されていることが分った(図9参照)。
【0061】又、このとき生成する蛋白質の量も大腸菌
全体の蛋白質の20〜30%以上で効率的であった。生
成したIGF−1とβ−ガラクトシダーゼとの融合蛋白
質が、大腸菌細胞内にインクルージョンボデイで蓄積さ
れていることが電子顕微鏡撮影結果より分った(図8参
照)。
【0062】実施例5 IPTGにより大腸菌内にてその発現が誘発されたIG
F−1の分離は、大腸菌内に形成されたβ−ガラクトシ
ダーゼとIGF−1融合蛋白質結晶体(inclusion bod
y)の分離から始まる。
【0063】融合蛋白質の分離は2mMのIPTGが添加
された培地に培養された大腸菌を遠心分離して得た後、
リゾチームが含まれているトリス−HCl緩衝液(pH
8.0)に懸濁させて37℃で10分間培養した後、超
音波磨砕機により15分間磨砕し、次いで1,000g
で15分間遠心分離して沈澱物を得た。
【0064】分離したβ−ガラクトシダーゼとIGF−
1融合蛋白質結晶体より純粋な融合蛋白質の分離につい
ては、結晶体が水溶液に溶解しないため、8M の尿素と
20mMβ−メルカプトエタノールとが含まれているトリ
ス−HCl緩衝液に溶解させた後、超遠心分離器を利用
して100,000G で90分間遠心分離し、上澄液を
セファクリル−S200カラムに通過させて分画する方
法を2回繰り返して分離した後、各分画をSDS−PA
GEにて電気泳動して確認した(図10参照)。
【0065】確認されたβ−ガラクトシダーゼとIGF
−1融合蛋白質分画を透析膜に入れて24時間透析を行
い、尿素とβ−メルカプトエタノールを除去した後、凍
結乾燥した。β−ガラクトシダーゼとIGF−1融合蛋
白質をエンテロキナーゼで処理し、IGF−1のみを分
離するためには、エンテロキナーゼ活性緩衝溶液(0.
1M トリス−酢酸緩衝液pH5.6)中に溶解しなければ
ならない。
【0066】しかし、β−ガラクトシダーゼとIGF−
1融合蛋白質は蛋白質ペプチド間のジスルフィド結合に
より、低いpHにて容易に結晶化するため、この結合を切
るためにはシステイン基置換過程が必要であり、融合蛋
白質の置換は0.1M ジエタノールジスルフィドを7mM
のβ−メルカプトエタノール存在下で凍結乾燥させた融
合蛋白質と37℃で3時間反応させ、その結果システイ
ンが置換された融合蛋白質はエンテロキナーゼ活性緩衝
溶液中に容易に溶解した。
【0067】溶解された融合蛋白質にエンテロキナーゼ
を加えて20℃で1時間反応させて、β−ガラクトシダ
ーゼとIGF−1を切断した結果、分子量38,000
のβ−ガラクトシダーゼ蛋白質と分子量7,000のI
GF−1蛋白質に分離されているのをSDS−PAGE
により確認した(図11参照)。
【0068】再生は図14に示す通り4mMのβ−メルカ
プトエタノールにて2時間反応させた後、透析でβ−メ
ルカプトエタノールの濃度を低下させる方法により、S
H基を置換したジエタノールジスルフィド基の除去と同
時に蛋白質内ペプチド間のジスルフィド結合を誘発し
た。
【0069】
【化1】
【0070】実施例6 IGF−1をヒドロキシルアミンで切断できうる形態の
融合蛋白質を生産するために、図12に示す通りpYJ
M−I1からIGF−1 DNAを含むBamHI、E
coRI断片を分離してクレノー酵素で処理した後、A
vaIIで処理して分離された220bpの断片に合成オリ
ゴヌクレオチド即ち、ATGTTAACGとGTCCG
TTAACATを交ぜて連結した後、pCT10のクレ
ノー酵素で処理したClaI位置に挿入して、発現ベク
ターpYPM−I1プラスミドを製造した。このプラス
ミドにより生産されるβ−ガラクトシダーゼとIGF−
1との融合蛋白質は、その間に合成オリゴヌクレオチド
由来のアスパラギン−グリシン残基があるため、ヒドロ
キシルアミンで切断する場合、アスパラギンとグリシン
の部位が切断されてIGF−1のみ分離することができ
る。
【0071】このpYPM−I1に含まれている大腸菌
細胞JM109を実施例4と同様に培養し、IPTGに
より誘発した後、β−ガラクトシダーゼとIGF−1融
合蛋白質の生産の可否をSDS−PAGEで確認した
(図13参照)。生産された融合蛋白質の分子量は約4
5,000ダルトンであった。
【0072】実施例7 pYPM−I1プラスミドにより生産されるIGF−1
の分離は、実施例4と同様な方法で培養した後、実施例
5の方法により先ずβ−ガラクトシダーゼとIGF−1
融合蛋白質を部分精製した(図14参照)。
【0073】この融合蛋白質分画を透析し、尿素とβ−
メルカプトエタノールを除去した後凍結乾燥した。この
乾燥された融合蛋白質をヒドロキシルアミンと共に45
℃で4時間反応させて、β−ガラクトシダーゼとIGF
−1を切断した。切断された融合蛋白質の電気泳動像は
図15に示す通り、約7,000ダルトンIGF−1バ
ンドを有していた。
【0074】ヒドロキシルアミンにより切断されたIG
F−1とβ−ガラクトシダーゼの分離は、IGF−1と
β−ガラクトシダーゼが混合した溶液に、ギ酸を加えて
pH2〜3程度に調整した後、0.5M の酢酸(pH2.8
8)−0.075M 塩化ナトリウムに透析させて、IG
F−1が溶解している状態でβ−ガラクトシダーゼ断片
の沈澱を誘導した。次いでこれを遠心分離して、図16
に示すようにIGF−1を含む上澄液をSP−セファデ
ックスC−25イオン交換樹脂カラムに透析溶液を吸着
させ洗浄した後、0.2M の酢酸アンモニウムと0.2
M 塩化ナトリウムとを含む抽出溶液(pH5.0)でイオ
ン交換樹脂から抽出された溶液の280nm紫外線吸光度
を調査した後、そのピークを尿素−SDS−PAGEで
確認し、IGF−1分画を決定、採取する。このときI
GF−1の分画ピークはpH4.0にて図17に示す通り
である。
【0075】図17においてのピーク分画を採集して凍
結乾燥させた後、尿素−SDS−PAGAにより確認し
た結果、約7,000ダルトンの位置にてIGF−1単
一バンドが現われた(図17)。
【0076】分離されたIGF−1を蒸溜水に溶解して
HPLCにより確認した結果、純粋な状態で精製されて
いることを確認した(図18)。
【図面の簡単な説明】
【図1】IGF−1をコードする遺伝子の塩基配列及び
それを解釈したアミノ酸配列
【図2】肝細胞からポリA+ −RNAを利用したc−D
NAライブラリーの製造
【図3】放射線同位元素で処理した15−merプロー
ブを利用し、IGF−1 cDNAを分離するためのコ
ロニー・ハイブリダイゼーションの写真
【図4】IGF−1遺伝子の制限酵素地図作成
【図5】IGF−1遺伝子及び周辺配列のDNA配列決
【図6】IGF−1の発現ベクターであるpYJM−I
4の製造過程を表わす系統図
【図7】IGF−1の発現ベクターであるpYJM−I
1のIGF−1遺伝子の5′側と3′側のDNA配列検
【図8】大腸菌から発現され、インクルージョンボデイ
に蓄積されたIGF−1とβ−ガラクトシダーゼ融合蛋
白質の電子顕微鏡写真
【図9】発現ベクターであるpYJM−I4を利用し
て、IGF−1を生産させた後、SDS−PAGEによ
り確認した電気泳動写真
【図10】インクルージョンボディーの精製 (A)初めのセファクリルS200を通したカラムのプ
ロフィールと電気泳動 (B)二番目のセファクリルS200を通したカラムの
プロフィールと電気泳動
【図11】IGF−1とβ−ガラクトシダーゼ融合蛋白
質をエンテロキナーゼで加水分解した後、SDS−PA
GEにより確認した電気泳動写真
【図12】IGF−1の発現ベクターであるpYPM−
I1の製造過程を表わす系統図
【図13】pYPM−I1を利用してIGF−1を生産
した後、SDS−PAGEにより確認した電気泳動写真
【図14】セファクリルS200を通してインクルージ
ョンボディーを精製した結果と電気泳動
【図15】IGF−1とβ−ガラクトシダーゼとの融合
蛋白質をヒドロキシルアミンで切断した後、尿素−SD
S−PAGEにより確認した写真
【図16】SP−セファデックスC−25イオン交換樹
脂カラムを利用したIGF−1の精製過程
【図17】IGF−1の精製結果を示す電気泳動
【図18】分離したIGF−1をHPLCにより純度を
測定した結果得たグラフ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】放射性同位元素で処理した15−merプロー
ブを利用し、IGF−1 cDNAを分離するためのコ
ロニー・ハイブリダイゼーションのX線写真
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】IGF−1とβ−ガラクトシダーゼ融合蛋白質
を発現し、インクルージョンボディに蓄積している大腸
菌の形態を示す電子顕微鏡写真
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】IGF−1とβ−ガラクトシダーゼとの融合
蛋白質をヒドロキシルアミンで切断した後、尿素−SD
S−PAGEにより確認した電気泳動写真
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/70 (72)発明者 ヘウイ・ドン,パーク 大韓民国、ダエク−シティ、ブク−ク、ブ クヒョン−ドン、360−11 (72)発明者 スン・ヨン,イム 大韓民国、ソウル、トボン−ク、サンムン −ドン、102・ドン・サミク・セラミッ ク・アパート、ナンバー・509 (72)発明者 ヨウン・フーン,キム 大韓民国、ソウル、クァナク−ク、ボンチ ェオン・6−ドン、148−9、マ・ドン、 ジャンミウォン・アパート、ナンバー・ 103 (72)発明者 ミ・スン,ヨーン 大韓民国、ソウル、ノウォン−ク、ハガエ −ドン、6・ドン、チェオンク・アパー ト、ナンバー・1407

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトの肝細胞から抽出、単離したmRN
    AからIGF−1をコードするcDNAを製造し、この
    cDNAを他の遺伝子との融合遺伝子の形で挿入した発
    現ベクターで大腸菌を形質転換した後、得られた形質転
    換体を適切な培地で培養してIGF−1を製造する方法
    であって、該発現ベクターが、IGF−1遺伝子と上記
    他の遺伝子の間にエンテロキナーゼ認識部位を有するプ
    ラスミドであり、生成する融合蛋白質をエンテロキナー
    ゼによって切断し、次いで精製することを特徴とするI
    GF−1の製造法。
  2. 【請求項2】 他の遺伝子としてβ−ガラクトシダーゼ
    遺伝子を有し、エンテロキナーゼ認識部位として(As
    p)4−LysをコードするDNA断片を有するベクター
    を発現ベクターとして用いる請求項1記載の製法。
  3. 【請求項3】 該発現ベクターがプラスミドpYJM−
    I4である請求項1記載の製法。
  4. 【請求項4】 融合蛋白質中に存在するシステインのス
    ルフヒドリル基と結合するが、常温では容易に酸化され
    ないジスルフィド化合物と融合蛋白質とを、β−メルカ
    プトエタノール触媒の存在下で反応させて、融合蛋白質
    中のスルフヒドリル基間のジスルフィド結合形成を防止
    し、それによって酵素認識部位を酵素に対して露出する
    ことを特徴とする所望の蛋白質を酵素で分離する製法。
  5. 【請求項5】 ジスルフィド化合物がジエタノールジス
    ルフィド又はジチオビスニトロ安息香酸である請求項4
    記載の製法。
  6. 【請求項6】 請求項4の方法でIGF−1を分離する
    請求項1記載の製法。
  7. 【請求項7】 エンテロキナーゼでβ−ガラクトシダー
    ゼとIGF−1融合蛋白質を切断することにより分離さ
    れた、分子量が7,000のIGF−1を、10mMトリ
    ス−HCl緩衝液に溶解して生成したIGF−1溶液を
    透析膜に入れ、4mMβ−メルカプトエタノールを含む1
    0mMトリス−HCl(pH7.2)緩衝液に対して徐々に
    透析させ、システインのスルフヒドリル基に結合したジ
    エタノールジスルフィド基を除去し、それによってIG
    F−1の再生を誘発し、かくして蛋白質を活性化する請
    求項6記載の製法。
  8. 【請求項8】 ヒトの肝細胞から抽出、単離したmRN
    AからIGF−1をコードするcDNAを製造し、この
    cDNAを他の遺伝子との融合遺伝子の形で挿入した発
    現ベクターで大腸菌を形質転換した後、得られた形質転
    換体を適切な培地で培養してIGF−1を製造する方法
    であって、該発現ベクターがヒドロキシルアミンで切断
    しうる、AAC GGAコドンを含むリンカーDNAを
    有するベクターであり、生成する融合蛋白質をヒドロキ
    シルアミンで切断し、次いで精製することを特徴とする
    IGF−1の製法。
  9. 【請求項9】 該発現ベクターがプラスミドpYPM−
    I1である請求項8記載の製法。
  10. 【請求項10】 ヒドロキシルアミンで切断しうるAs
    p−Val−Asn−Glyをコードする合成リンカー
    を、AAC GGAコドンを含むリンカーDNAとして
    用いてβ−ガラクトシダーゼとIGF−1融合蛋白質を
    製造した後、Asn−Gly残基間の部位を切断して、
    分子量7,000を有し、グリシンをその最初のアミノ
    酸として有する成熟したIGF−1を得る請求項8記載
    の製法。
  11. 【請求項11】 β−ガラクトシダーゼとIGF−1の
    間でヒドロキシルアミンで切断されうる、Asn−Gl
    y残基を有するβ−ガラクトシダーゼとIGF−1融合
    蛋白質を部分精製し、得られる蛋白質を、LiOHを用
    いてpH9.0に調整した2M ヒドロキシルアミン−6M
    塩酸グアニジン溶液と反応させ、β−ガラクトシダーゼ
    とIGF−1の間に存在するAsn−Gly残基間部位
    を切断する請求項8記載の製法。
  12. 【請求項12】 β−ガラクトシダーゼとIGF−1融
    合蛋白質をヒドロキシルアミンで切断し、該溶液のpHを
    ギ酸を添加することにより2〜3に調整してIGFを安
    定化し、得られた溶液を0.5M 酢酸(pH2.88)−
    0.075MNaClに対して透析して、β−ガラクト
    シダーゼ断片を析出せしめるようにし、次いで遠心分離
    して除去し、IGF−1を含む上清液をSP−セファデ
    ックスC−25カラムを通過させてIGF−1をそれに
    吸着させた後、0.5M 酢酸(pH2.88)−0.07
    5M NaClでカラムを洗浄し、次いで、0.2M 酢酸
    アンモニウム−0.2M NaCl(pH5.0)により溶
    出液から抽出してIGF−1を精製する請求項8記載の
    製法。
  13. 【請求項13】 精製したIGF−1をさらに蒸溜水に
    対し透析した後、得られたIGF−1を0.1%トリフ
    ルオロアセテートを含むアセトニトリル/再蒸溜水0〜
    60%直線濃度勾配法により、LKBウルトラパックT
    SK OPS−120Tの5μm カラムを用いて高速液
    体クロマトグラフィーにかける請求項12記載の製法。
  14. 【請求項14】 プラスミドpYJM−I1(KCTC
    0004BP)。
  15. 【請求項15】 プラスミドpYJM−I4(KCTC
    0005BP)。
  16. 【請求項16】 プラスミドpYPM−I1(KCTC
    0006BP)。
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